JPH06504192A - ポリペプチドおよびその使用 - Google Patents

ポリペプチドおよびその使用

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JPH06504192A
JPH06504192A JP3516906A JP51690691A JPH06504192A JP H06504192 A JPH06504192 A JP H06504192A JP 3516906 A JP3516906 A JP 3516906A JP 51690691 A JP51690691 A JP 51690691A JP H06504192 A JPH06504192 A JP H06504192A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ポリペプチドおよびその使用 本発明は、組換え蛋白質およびそれらの使用に関するものである。
腫瘍壊死因子−α(TNFα)は、生物学的応答の広いスペクトラムを引出す育 力なサイトカインである。TNNαは、インビトロにおいて多くの腫瘍細胞系の 細胞崩壊または細胞性塞栓を引起こし、また多形核好中球の食菌作用および細胞 毒性を増強し、ならびに、リポ蛋白リパーゼ、主要組織適合性複合体のクラス■ 抗原、およびインターロイキン1あるいはインターロイキン6等のサイトカイン 類を含む多くの蛋白質の発現を調節する。
TNFαは、正常な免疫応答に必要なものと考えられるが、大量であると劇的な 病原効果を生じる。TNFαは、それが新形成疾患および寄生虫血症に伴うるい そう症候群(悪液質)について原因となる主要な因子であることから、“カケク チン”と称されてきた。またTNFは、それに対する抗体が感染動物を保護し得 ることから、グラム陰性菌敗血症の毒性に対する主要な寄与因子でもある。
TNFαの多くの活性は、細胞表面レセプタに対する結合によって媒介される。
ラジオリガンド結合の研究は、広範囲の種類の細胞車上にTNFレセプタが存在 することを確かなものとした。これらのレセプタ類は、制限された数をもって( 1,000−10,000レセプタ/細胞)発現されるが、それらは高い親和性 (4℃にてKa=IO1M−1)をもってTNFαと結合する。リンホトキシン (LT、TNFRとも称される)は、同等ではないにせよTNFαに類似する生 物学的活性を有し、多分、それは両者が同じレセプタに認識されるからであろう 。
最近、いくつかの研究室は、TNFレセプタ調製物中に異種性を検出し7た。T NFαおよびTNFRを結合する2種類の異なる細胞表面レセプタが、最近、分 子レベルで特徴付けされている。55kDのMrを有するレセプタの1つの形態 についてcDNAが、該レセプタの可溶性形態のペプチド配列から設計されたプ ローブを使用して単離された(1.2)。Mr75kDの第2のレセプタは、C O3細胞発現方法によりクローン化された(3)。
両レセプタは、神経成長因子レセプタ、B細胞抗原CD40、ラットT細胞抗原 MRC0X40を含むサイトカインレセブタの大きい集団の一員である。加つる に、これらのレセプタは、分泌蛋白質を生じると考えられるショーブ線維腫ウィ ルスの転写的に活性な開放された読粋の予想される生成物に対して相同的である 。
細胞表面レセプタ類のこの群の内の最も保存的な特徴は、システィン富有細胞外 リガンド結合領域であり、これは約40個のアミノ酸からなる4つの反復モチー フに分割され得る。我々は、ここに55kD TNFαレセプタ(TNFR)の 4種の可溶性レセプタ誘導体を創製した。各誘導体は、細胞外結合領域からなる が、1個のシスティン富有部分領域を含まない。我々は、膜−近接第4部分領域 を欠失する誘導体が、高い親和性をもってTNFαを結合する能力を維持するこ とを見出した。この知見は、一般的応用性を有している。
しかして本発明は、ヒトTNFαに結合可能であって、基本的に: (a)ヒトTNFαに対する55kDまたは75kDレセプタの細胞外結合領域 の第4のシスティン富有部分領域を除く最初の3つのシスティン富有部分領域二 または(b)前記配列(a)に対して90%以上の相同性を有するアミノ酸配列 からなるポリペプチドを提供する。
また、本発明は、 −かかるポリペプチドをコードするDNA配列ニ一本発明のDNA配列が組込ま れ、形質転換宿主中に与えられた場合に該DNA配列によりコードされる本発明 のポリペプチドを発現可能なベクター;および、このようなベクターにより形質 転換された宿主をも提供する。
添付される図面において: 図1は、ヒトTNFα cDNAのヌクレオチド配列およびコードされるアミノ 酸配列を示す。予想されるシグナル配列残基には、−40〜−1の番号を付しで ある。
膜内外領域を枠で囲み、可能性のあるN−結合グリコシル化には上線を付しであ る。設計したオリゴヌクレオチドプローブと相同的な配列は、ヌクレオチド位置 477−533に見出される。
図2は、TNFレセプタc D N A (Smal −EcoR[断片)とハ イブリダイズさせたヒトの293個の細胞(線維芽細胞系(レーンl)、胎盤( レーン2)、および膵臓(レーン3))由来のオリゴ−dT選択RNA10℃g のノーサンプロット(レーン1−3)である。サザンプロット(レーン4−6) は、同じプローブとハイブリダイズさせた。ヒトゲノムDNA (レーンあたり 5μg)は、Pst 1 (レーン4 ) 、Hind III (レーン5) およびEcoRI (レーン6)によって消化されている。
図3は、CO3−7細胞中で発現された組換えヒトTNFレセプタの結合特性を 示す。組換え”’I−TNFαの、prTNFRによりトランスフェクトされた CO3−7細胞に対する直接結合は、パネル八に示されている。
挿入は、このデータから誘導された5catchard分析を含む。パネル已に 示されるように、TNFRcDNAによりトランスフェクトされたCO3−7細 胞の単層は、種々の濃度の非標識TNFαまたはTNFRの存在下においてIn M ”’I−TNFと共にインキュベートされた。
図4は、TNFα結合および生物学的活性に対する可溶性TNFRの効果を示す 。パネルAは、TNFレセプタの可溶形態をコードするc D N A (pT NFRecd、閉環)によりトランスフェクトされるか、またはモックトランス フェクト(開環)されたC08−7細胞からの上澄の、”’I−TNFのU93 7細胞に対する結合への効果を示している。パネルBは、これらの上澄のWEH I 164(クローン13)系のTNF媒介殺細胞に対する効果を示している。
アッセイは、材料および方法に記述されているように行なわれた。
図5は、pTNFRecdのDNA配列のダイアグラムであり、かつポリメラー ゼ連鎖反応(PCR)に基づく領域削除の方策図であって、ここにおいて5’U TRは、5′−非翻訳領域であり、■〜nは、4つのシスティン富有部分領域で ある。例においてPCRに使用したオリゴヌクレオチドおよび関連する制限部位 も示されている。
図6は、55kD(TNFR−55)および75kD(TNFR−75)レセプ タ類、ならびにラット神経成長因子レセプタ(NGFR) 、ヒトCD40およ びラット0X40の4つのシスティン富有部分領域のアミノ酸配列を並べて示す ものである。相同性を、枠を付して示した。
図7〜llは、pTNFRecdSりΔhpΔtrSpΔIIIおよびpΔnの ヌクレオチド配列ならびにコードされるポリペプチドの予想されるアミノ酸配列 を示す。
図12は、例1に記述されるアッセイの結果を示す。
図13は、75kDレセプタをコードするDNAを図形的に示すもので、ここに おいてl−4Vは、4つのシステイン富有部分領域である。PCR−領域削除に 使用されたオリゴヌクレオチドも示されている。
本発明によるポリペプチドは、ヒトTNFαと結合可能である。典型的には、該 ポリペプチドは、107M−’以上、例えばIO’M−’以上のヒトTNFαに 対する結合アフィニティを有する。該アフィニティは、107〜1010M−1 、例えば10’〜lO’M−’であってよい。
好ましいポリペプチドは、基本的にはヒトTNFαの55kDレセプタの細胞外 結合領域の最初の3つのシスティン富有部分領域からなる。これらの3つの部分 領域の配列(al)は: cpga K!11)Q)IllICCτ]CCllX0?YLVWDePGP@Qり?D C)ElICIgGavrhszwraLx箆crascs*c鳳xXMOQV XZ!!5C?VfllD?VeGC1x舅QYIITV!i!舅LFQCF) icsL CL 11 G ? V HL S CQ ! K Q B T V  C。
である。
青用なポリペプチドはアミノ酸配列(C):MGLI s TVPDL’LL  p T、ILL ! L L vG工Y!”8GVXGLV!’)iLGDll !KID8VC!’QGXYZHPQ)i)IS XCCTxcIIxctyz yxocpapaao〒DC111CXIJamlTklJXWMLRHCLS CBKCRILZNGQVEZ8ftCTVDRD?VCGCRK)lQYl翼 Y冒szwr。
rQcIMcMLcLMGTVHシBCQE)CQlf 丁 v C丁。
を育する。
別の実施態様において、ポリペプチドは、基本的に75kDレセプタの細胞外結 合領域の最初の3つのシスティン富有部分領域からなるものでよい。
アミノ酸配列(a)とは別に、代わりにポリペプチドは基本的に、配列(a)に 対して90%以上の相同性を有するアミノ酸配列(b)からなるものであっても よい。相同性の程度は、95%以上、または98%以上であってもよい。従って 、アミノ酸配列(a)は、1個またはそれ以上のアミノ酸の置換、挿入および/ または削除、ならびに/あるいはいずれか、またはそれぞれの端部の伸長によっ て修飾されてもよい。しかしながら、システィン残基の修飾はあってはならない 。配列(b)を含んでなるポリペプチドは、当然であるが、ヒトTNFαに結合 可能でなくてはならない。
例えば、配列(a)のシスティン残基以外の1個またはそれ以上のアミノ酸残基 を、置換または削除してよく、あるいは1個以上の付加的なアミノ酸残基が挿入 されてもよく、但し、元の配列の物理化学的性質、すなわち電価密度、疎水性/ 親水性、大きさおよび配置については保存される。保存的置換が行なわれてもよ い。置換の候補は、−文字コード(Eur、 J、 Biochem、 138 .9−37.1984)に基いて: GをAに、およびその逆、 VをA、LまたはGにより; KをRにより; SをTにより、およびその逆; DをEに、およびその逆:ならびに QをNにより、およびその逆、 である。
該ポリペプチドのN−末端および/またはC−末端から、15個までの残基、例 えば11個までまたは5個までの残基を除去してもよい。
本発明のポリペプチドは、基本的に配列(a)または(b)からなる。それらは 、第4のシスティン富有部分領域を含まない。しかしながら、該ポリペプチドは 、配列(a)または(b)が一部分であるより長いポリペプチドであってもよい 。50個までのアミノ酸残基である短い配列は、配列(a)または(+1)のい ずれかもしくはそれぞれの末端に与えられてもよい。該配列は、30個まで、例 えば20個まであるいは10個までのアミノ酸残基を有していてもよい。
別法として、例えば100または200個までのアミノ酸残基のより長い伸長が 、配列(a)または(b)のいずれかもしくはそれぞれの末端に存在してもよい 。より長いアミノ酸配列は、いずれかまたはそれぞれの末端に融合されてもよい 。キメラ蛋白質は、そのまたはそれぞれの伸長が異種的アミノ酸配列、すなわち 上記アミノ酸配列に天然には連結されない配列をもって与えられてもよい。した かってこのようなキメラ蛋白質は、ヒトTNFαに特異的に結合する能力とその 他の機能とを組合せたものであってもよい。
本発明のポリペプチド類は、場合により55kDまたは75kDレセプタの第4 のシスティン富有部分領域を欠失している。特に、それらは第4の部分領域のシ スティン残基を欠失している。従って、それらは、第3のシスティン富有部分領 域の直後には、関連するレセプタの第4のシスティン富有部分領域の最後のシス ティン残基までのいずれのアミノ酸配列も、その配列の第1のアミノ酸残基を多 分除いて含まない。該ポリペプチドは、上述したように他のアミノ酸配列によっ てではあるが、第1のアミノ酸残基を越えて伸長してもよい。
該ポリペプチドは、典型的には組換えポリペプチドであるが、それらは自動ペプ チド合成装置が使用され得る固相または液相ポリペプチド合成等の合成方法によ り調製されてもよい。従ってそれらは、N−末端残基Mから開始されてもよい。
それらは組換えDNA技術により調製される。従って、該ポリペプチドの調製は 、該ポリペプチドをコードしているDNA配列の規定に依存する。
55kDレセプタの細胞外結合領域の最初の3つのシスティン富有部分領域をコ ードする好ましい配列は:−気8αχCAA急 JLAA TAT ATCCACCt’r CAA 轟^T^^丁 丁Ca ^ !テ!GCテG!入CCjJ15 TGCaC為入入GGA ^CC’ffi入 Cテ!G 丁^C為ATCλCτC〒CC^ 05e Cce (5e^G−α 鯨工儲C六を鯨tω4面ロー麿a如堂ガ℃kCαゴ賀講mmeaxc’tでAm  c&e ’tGc c’re 鯨tTGCTCI: AAA ’FXi eQ  AAG01薊℃απ口り釧℃υ1^π買ゴ寞ゴ賀に鯨1釧℃aC(2)儲CA CIC(iTG ’W! G11CヘtAGG AM AM: G4)襲CGG  CACTAT nG hDTGJA hhcCT’! ’Pm CACTGC n℃W %CJ& l:?c: ’g 4%: AA’r GGGace a’ rc ac c’+’e ’rcc TGCCAW QG AAA ax W  ACCGTO’rcc。
を含む。
DNA配列は、該コード配列の5′末端に融合されるシグナル配列をコードする DNA配列を更に含んでもよい。任意のシグナル配列でも適当であろう。該シグ ナル配列は、本発明のポリペプチドの、該ポリペプチドが発現される細胞からの 分泌を支配するものであるべきである。該シグナル配列は、55kD TNFα レセプタの天然シグナル配列であってもよい。55kDレセプタの細胞外結合領 域の最初の3つのシスティン富有部分領域、およびそのようなシグナル配列をコ ードする適当なりNA配列は、したがって: A?Gαta℃にC虞がηαπ儲Cロ耀ロC閃α石r%G?G C’!’e C TG GAG CTG m 1mαn^シ’mc ccc ’m QG5 sテ ム豐m c’s GTOaテロca1α4ωC鯨tω4M−紀徨儲τ纜csmデ Cce cu am u^テ^iム!cc^(: CC? c^為^^T AA T ?1m A?1’!l$e’mムeeムムG TGCCACAAA GQ  Accデx’rmテムcA轟TGムc’mニ慎に幅弼eAl: QT A偶ωぽ tt繍■鵡紮παAGCGGC?CC雷虞Cへ■紘AAe伽α鳩伽=rac口υ ■4弱?CCAA&πを一鵬ω1^爬αぼロ1−■−ム■賀ゴ爾堂AQ m G M:cw GE ACCG’!’G T(πGGI: 覧AHAAG JIAC ロー四cwAα■鯉溜鯨π賜鮎C雷士α諒番πυぼ覧λtera ’+’cc  cy W GGG hcc (:鶏(JC(?C’w ’!’GW QG QG  m CAGA&1: m c’s ’rac Acc。
である。
本発明のポリペプチドをコードするDNA配列は、合成されてもよい。別法とし て、それは、遺伝子ライブラリから55kDまたは75kDL/セブタをコード するDNA配列を単離し、該レセプタの細胞外結合領域の最初の3つのシスティ ン富有部分領域のフード配列の下流のDNAを除去することによって構築するこ ともできる。これは、いずれのレセプタの最初の3つの部分領域をコードするD NAを与える。中間段階として、細胞外結合領域の全体またはほぼ全体をコード するDNAを単離し、最初の3つの部分領域をコードする配列の下流側DNAを 除去すべく消化することもできる。
例えばアミノ酸配列(b)をコードする修飾ヌクレオチド配列は、エンドヌクレ アーゼを用いる制限、リンカ−類の挿入、エキソヌクレアーゼおよび/またはポ リメラーゼの使用、ならびに部位指向性変異生成等を含む任意の適当な技術を使 用して得ることができる。修飾DNA配列が、本発明のポリペプチドをコードす るか否かは、容易に確認され得る。該配列によりコードされるポリペプチドは、 適当な宿主内で発現され得、ヒトTNFαに特異的に結合する能力について試験 され得る。
本発明のポリペプチドの発現のためには、発現ベクターが構築される。発現ベク ターは、本発明のポリペプチドをコードするDNA配列を含み、かつ適当な宿主 内に与えられた場合に該ポリペプチドの発現が可能であるように調製される。D NA配列のためのプロモータ、転写停止部位、ならびに翻訳開始および停止コド ンを含む適切な転写および翻訳調節要素が与えられる。該DNA配列は、ベクタ ーに適合する宿主内で起こる該ポリペプチドの発現が可能となるように正しい枠 をもって与えられる。
次いで、発現ベクターは、適切な宿主中に与えられる。
該ベクターを保有する細胞は、発現が可能となるように育生される。該ベクター は、プラスミドまたはウィルスベクターであってよい。任意の適切な宿主−ベク ター系が使用されてもよい。
形質転換される宿主は、原核性または真核性宿主であってよい。細菌または酵母 宿主、例えばE、 coliまたはS、 cervesiaeが使用され得る。
別法として、昆虫細胞を使用することができ、その場合、バキュロウィルス(b aculovirus )発現系が適当であろう。更に別の方法として、モルモ ット卵巣(CHO)細胞等の哺乳動物細胞系の細胞が形質転換されてもよい。宿 主細胞培養の適切な選択によって、図1に示す部位の1個所、2個所または3個 所でグリコジル化されたポリペプチドを得ることができる。
本発明のポリペプチドは、単離および精製され得る。
該ポリペプチドのN−末端は、細胞内における翻訳生成物の処理により、あるい は生成物が細胞から分泌されることによって異種混合となってもよい。しかして 、異なるN−末端を有する本発明によるポリペプチドの混合物が得られる。該ポ リペプチドは可溶性である。
本発明のポリペプチドは、ヒトTNFαに対して結合活性を有する。この活性は 、TNFαに結合し、隔離することによって、例えば肺疾患、敗血症ショック、 H[V感染、マラリア、ウィルス性髄膜炎、移植片対宿主反応およびリューマチ 性関節炎等の自己免疫疾患等の処置において可能性のある用途等、TNFα−媒 介応答の#御における該ポリペプチドの可能性ある用途を示している。
この目的のため、本発明のポリペプチドは、医薬組成物として製剤化されてもよ い。該医薬組成物は、医薬的に許容される担体または希釈剤を含んでもよい。
本発明のポリペプチドは、任意の慣用的経路により患者に投与されてもよい。経 口的経路を採用するか、または皮下的、静脈内的もしくは筋肉内的投与等、非経 口的経路を採用するか;また投与量;および投与頻度等の選択は、種々の因子に 依存するものである。これらの因子は、投与の目的、治療を受ける患者の年令お よび体重、ならびに患者の症状等を含む。しかしながら、典型的には該ポリペプ チドは、投与経路のそれぞれにおいてl投与あたり1〜1000μgの量、より 好ましくは、1投与あたり10〜100μgである。
以下の例は、本発明を例示するものである。参考例が示される。
組換えヒトTNFαおよびTNFβは、E、 coliから誘導された高度に精 製された蛋白質として供給された。
これらの調製物の比活性は、ネズミL929細胞での細胞毒性アッセイ(4)に て測定して約107単位/mgであった。合成オリゴヌクレオチドは、Oswe l DNA5ervice (University of Edinburr gh)によって調製さTNF結合蛋白質のペプチド断片の配列(EMGQVE  I 5STVDRDTVCG)を、合成オリゴヌクレオチドプローブ(5’ A AG GAG ATG GGCCAG GTT GAG ATCTCT TCT  ACT GTT GACAAT GACACT GTG TGT GGC−3 ′)の設計に使用した。57−量体DNAプローブを、32Pおよびポリヌクレ オチドキナーゼ(New EnglandBiolab、 Beverly 、  MA)で標識し、gtlO(5,6)中の胎盤cDNAライブラリのスクリー ニングに使用した。約soo、ooo個のファージをニトロセルロースフィルタ に移し、低下させた厳密性をもってスクリーニングした(7)。フィルタを、0 .05Mリン酸カリウム、pH6,5,20%ホルムアミド、0.75M塩化ナ トリウム、0.075Mクエン酸ナトリウム、1%ポリビニルピロリドン(Si gma 、 St、 Louis 、 MO) 、1%フィコール、1%ウシ血 清アルブミン(Sigma ) 、および50ng/ml超音波処理サケ精子D NA (Sigma )中で、42°Cにて2時間インキュベートした。次いで 、放射標識プローブをフィルタに加え(最終濃度10 ” cpm /ml)  、これを16時間ハイブリッドさせた。フィルタを0.06M塩化ナトリウム、 0.006Mクエン酸ナトリウム、1%SOSにより37℃にて充分に洗浄し、 オートラジオグラフィによって正のクローンを同定した。ハイブリッドした10 個のクローンをプラーク精製(5)し、cDNA挿入物の大きさをEcoR[消 化ファージDNAのポリアクリルアミドゲル電気泳動によって決定した。2個の cDNAクローンの挿入物を、ジデオキシ鎖停止法(8)を用いて配列決定した 。
サザンおよびノーサンプロット分析 DNAを、B11nおよび5taffordの方法(9)によってヒトリンパ球 から単離し、サザンプロット分析(10)のために使用した。DNAを制限エン ドヌクレアーゼ(New England Biolabs )を用いて消化し 、1%アガロースゲルで分画し、ニトロセルロースに移した。ハイブリダイゼー ションおよび洗浄を、TNFレセプタc DNAの600bp断片の32P−標 識調製物を用いて厳密条件(6)下で行なった。ノーサンプロット分析(11) を、ヒト胎盤、膵臓(Cooperative Human Ti5sue N etwork。
Birmingham、 A Lから贈与を受けた)および線維芽細胞系(29 3細胞)から単離されたオリゴ−dT選択RNA上で行なった。ホルムアルデヒ ド1.2%アガロースゲル上での電気泳動に続いて、該RNAをニトロセルロー スに移し、TNFαレセプタDNAプローブを用いて厳密な条件下でハイブリッ ドさせた。
ヒトTNFα55kDレセプタおよび誘導体の哺乳動物細胞発現 ヒトTNFα55kDレセプタの大部分のコード領域をEcoR[断片として単 離し、哺乳動物細胞発現ベクター(12)中にクローン化してプラスミドprT  N F Rを得た。該EcoRI断片は、TNFレセプタの374個のアミノ 酸をコードしており、細胞質領域の81個のカルボキシ末端残基は、このプラス ミド構築物では欠けている。
TNFαレセプタの誘導体は、膜内外領域の直前の停止コドンを操作することに よって生成された。5′末端にBgl 11部位を含み3′末端のTAG停止コ ドンに先行して旧nd [II部位を有する300bpの制限断片を創製するた めに、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)技術(I3)を使用した。PCRプライ マは、5’ GCTGCTCCAAATGCCGAAAGおよび5’ AGTT CAAGCTTTTACAGTGCCCTTAACATTCTAAであった。
PCR生成物をゲル精製し、Bgl Ifおよび旧nd III消化されたTN Fレセプタ発現プラスミド(上述)中にクローン化した。DNA配列決定で得ら れたプラスミド(pTNFRecd)が、設計したDNA配列を含むことを確認 した。pTNFRecdを保有するE、 coliは、1990年9月11日付 で、the National Co11ection of Industr ialand Marine Bacteria 、 Aberdeen、 C Bに受託番号NCIMB 40315のもとに寄託されている。
該TNFαレセプタ発現プラスミドは、製造者の指示書に従ってLipofec tin (Gibco B RL、 Bethesda、 MD)を使用してサ ルCO5−7細胞中にトランスフェクトされた。細胞を10%のウシ胎仔血清を 含むDul−beccoの修飾Eagle培地中で培養した。
組換えTNFα55kDレセプタ誘導体の分析TNFaを、Iodogen法( Pierce)を用い、製造者の指示書に従って放射性ヨウ素化した。 ”J− TNFαの比活性は、I O−30μCu/μgであった。TNFαレセプタc DNA (prTNFR,1300bp EcoR1断片)でトランスフェクト したCO8細胞を、24時間インキユベートシ、次いで6ウエルの組織培養プレ ート(Nunc)にウェルあたり4.5X10”個細胞となるようにまいた。該 細胞を更に48時間インキュベートし、次いて1/セブタの発現を放射性リガン ド結合により4°Cにて2時間で定量した。 ”’I−TNFαの非特異的結合 を、1000倍モル過剰量の非標識TNFαの存在下で測定した。結合データを 、5cateharaの方法(14)によって分析した。
該TNFαレセプタ誘導体を、ヒ1−U937細胞上の天然レセプタに対する  ”’I−TNFα結合の阻害について分析した。CO8細胞が、pTNFRec dによりトランスフェクトされた後、72時間後に培養物上澄を採取した。
U937細胞(200μl中2X10”個の細胞)を、10M ”’I−TNF αおよびCO3細胞培地の希釈物と共に4 ’Cにて2時間インキュベートした 。次いて、細胞を20%ショ糖を通して遠心分離し、非結合TNFαを除去した 。非特異的結合を、lμM非標識TNFαの存在下で測定した。
該TNFαレセプタ誘導体を、インビトロにおけるTNFα細胞毒性効果の阻害 についても分析した。該細胞毒性アッセイを、TNF感受性細胞系WEHI 1 64クローン13(15)について、記述されているように行なった。pTNF RecdにてトランスフェクトされたCO3細胞の上澄の連続希釈物またはモッ クトランスフエクトされた対照を、アッセイに添加する前に一定量のTNFα( 1ng/ml)と共に27℃にて1時間インキュベートした。
2、結果 TNF結合蛋白質の部分アミノ酸配列を、合成オリゴヌクレオチドプローブの設 計に使用した。放射標識プローブを、ラムダgtlO中のヒト胎盤cDNAライ ブラリをスクリーニングするために使用し、ハイブリッドした10個のファージ を単離した。最長のcDNAクローンのヌクレオチドおよび演鐸されるアミノ酸 配列を図1に掲げである。第3の可能性のあるATG開始コドンは、ヌクレオチ ド配列の156位に現れており;最初の2個のATGコドンは、近接して停止コ ドンに続き;また、第3のATGでは最良の翻訳開始共通ヌクレオチドが先行し ている(16)。該cDNAは、455残基のポリペプチドをコードする136 5塩基の開放された読み枠をコードしている。アミノ酸配列決定により決められ たペプチド配列の両者は、コードされるcDNA中にて同定された(19個中の 17個、および19個中の18個の合致する残基)。TNF結合蛋白質について 同定されたアミノ末端は、残基41から始まるcDNAコード配列に対応する。
最初の35個のアミノ酸は、全体にかなり疎水性であって、多分シグナル配列を 表している。残基35−40は、高度に荷電を有しており(DREKR)、この ような配列は分泌シグナル配列中に典型的に見出されるものではなく(17); おそらく天然のレセプタは、2塩基性切断部位(KR)を含む残基40のあとで 蛋白分解的に処理されるであろう。蛋白質配列の水療法的(hydropath y)分析は、23個のアミノ酸の単一の膜内外領域を予言している。この疎水性 配列は、蛋白質を171残基の細胞外領域と221残基の細胞質領域とに分割し ている。TNF結合蛋白質について決定されたアミノ酸組成は、cDNAにより コードされる細胞外領域の予想される組成とよく一致した(結果は示していない )。
予測されるし・セブタの大きさく40.000ドルトン)および5DS−ポリア クリルアミドゲル電気泳動によって決定される大きさの不一致は、多分、グリコ ジル化によるものであろう。配列中には4個所の可能なN−結合グリコシル化部 位があり、それらのうちの3個は、細胞外領域にある。該配列は、多くのシステ ィン残基を含み(17)、それらのうちの24個は細胞外領域にある。
これらのシスティン残基の配置は、数種の他の細胞表面蛋白質のものと類似して おり、このことはTNFレセプタがレセプタ類の集合に構造的に関連することを 示唆している。
ノーサンプロット分析は、図2に示されている。″P−標識cDNAは、ヒト胎 盤または膵臓由来のオリゴdT選択RNAの単一の主要バンドに対してハイブリ ッドした。少数のより大きい転写物も線維芽細胞系由来のRNA中に観察された 。ハイブリッドした種の大きさは、2400塩基であって、単離されたcDNA の大きさによく一致する。図2に示されるものは、cDNA由来の600bpプ ローブとハイブリッドするヒトゲノムDNAのサザンプロットである。3種の異 なる制限消化物のそれぞれにおいて、単一のハイブリッドシグナルが観察された 。従って、我々か単離したTNFレセプタは、単一の遺伝子によりコートされて いるものと思われる。
組換えTNFレセプタ配列の哺乳動物細胞中での発現図1に示されるcDNAが 実際にTNFレセプタをコードしていることを確認すべく、該cDNAを哺乳動 物細胞中で発現するように操作した。該cDNAは、図1の1270位にEco R[部位を含む。該レセプタコード配列を、1300 bp EcoRI断片( 細胞質領域の最後の81個のコドンを除いてすべてを含む)として単離し、サイ トメガロウィルスのプロモータおよびSV40転写停止配列(12)を含む哺乳 動物細胞発現ベクター中に挿入した。得られたプラスミドをCoS細胞にトラン スフェクトし、これを3日後にTNFレセプタの発現について分析した。図3に 示されるように、トランスフェクトされた細胞は、飽和可能性を有し、かつ投与 量依存的に放射性ヨウ素化TNFαを結合した。CO8細胞の母集団は、細胞あ たりに約lXl0”個のレセプタを発現した。組換えレセプタの測定された結合 親和性は、4℃にて2.5xlO”M−’であり、これはヒト細胞上の天然レセ プタとよく一致する(19.20)。12″I−TNFα(1nM)のこれらの 細胞への結合は、非標識TNFαまたはリンホトキシンの添加により阻害された (図3b)。単に発現ベクターによりトランスフェクトされたCO8細胞は、  ”’I−TNFαを有意には結合しなかった(cDNAトランスフェクションの 2%未満の結合が見られた)。
TNFレセプタの細胞外領域は、天然には細胞から脱離する。類似する組換え誘 導体を生成させるために、膜内外領域に先行する停止コドンを、PCR変異生成 によりcDNA中に組込操作した。該修飾DNAを発現プラスミドに挿入し、次 いでCO8細胞にトランスフェクトした。3日後に、CO8細胞培地をヒトU9 37細胞へのTNFαの結合に対する阻害について試験した。図4aに示される ように、トランスフェクトされた細胞の培地は、TNFαの結合を70%まで阻 害した。次に、組換えTNFレセプタ誘導体を、TNFαの生物学的活性の阻害 について試験した。TNFαに対して感受性であるバイオアッセイは、マウスW EHI 164(クローン13)細胞の細胞溶解の測定である。トランスフェク トされた細胞培地は、この細胞系に対するTNFαの細胞毒性を60%阻害した (図4b)。モックトランスフェクトされたCO8細胞由来の培地は、TNFα 誘導細胞毒性または結合を阻害しなかった。これらの実験は、TNFレセプタの 組換え細胞外領域か、TNFに結合可能であり、かつその生物学的活性を阻害可 能であることを示している。
例155kDレセプタの細胞外結合領域の最初の3個の□ システィン富有部分領域から基本的になるポリペプチドE、coli誘導組換え ヒトTNFαは、L929細胞毒性アッセイにおいて、比活性2xlO”U/m gを存していた。オリゴヌクレオチドは、Oswel DNA 5ervice (University of Edinburgh )から購入1.た。
組換え可溶性TNFR誘導体の創製 組換え可溶性TNFRにおける部分領域の各々の削除は、PCR断片結合および PCR変異生成によって行なった。これらの実験に使用したオリガノ?しオチド 配列を表1に示し、また4つのシスティン富有部分領域に対するそれらの位置を 図5に示しである。4つの部分領域を図6中に相互に整列させて示す。
プラスミドpTNFRecd (参考例)を、図7に示す。pTNFReedを 、オリゴ5’C1aおよびIII Aを使用するPCR生成物のC1a I/B gl II消化物をC1a I/Bgl II消化pTNFRecd中にクロー ニングすることによって5′非翻訳配列を除去して更に修飾し、5′−ΔC1a を創製した。
5′−ΔC1aのpst −1による消化、および再連結は、pΔUを生成し、 これは第2のシスティン富有部分領域を欠失している(図9)。第4のシスティ ン富有部分領域を、オリゴヌクレオチド5Aおよび4Dを使用するPCR生成物 の8g1目/Hind III消化物をBgl [[/Hind[[[5’−Δ C1a中にクローニングすることによって除去し、これは停止コドンをアミノ酸 167(最初のメチオニンから計数して)のあとに導入してpΔ[Vを創製した (図11)。それぞれ第1および第3のシスティン富有部分領域を欠失する構築 物pi(図8)およびpΔ111(図10)は、PCRに使用するプライマ中に 重複を導入することによってPCR断片を結合して生成された。5 ’ C1a およびIAならびにIBおよび5Dを使用する PCRのゲル精製生成物を混合し、更に5’C1aおよび5Dをプライマとして 使用して増幅した。得られた断片をC1a IおよびBgl IIで消化し、C 1a I/Bgl 11消化pTNFRecd中にクローン化してpΔ■を生成 させた。
同様にして、5’C1aおよび[lIAならびに[IIBおよび5Dを使用する PCRのゲル精製生成物を混合し、更に5’C1aおよび5Dをプライマとして 使用して増幅した。この生成物をBgl [[および旧nd IIIで消化し、 Bgl II/Hind III切断5’−C1a中にクローン化してpΔI[ Iを生成させた。すべての場合において、クローン化誘導体を、制限酵素分析お よびシークエナーゼ(Sequenase、United 5tates Bi ochemical Corporation)を使用するDNA配列決定によ って分析した。
表I:変異生成オリゴヌクレオチドの構造5A 516C’Tea!−31 8D Se−ルミテロ五G=テコにλ1℃CC(−テ入入0にτσλ入−31組 換え可溶性TNFR誘導体の分析 CO8細胞を、5%ウシ胎仔血清を含むDulbeccoの修飾Eagle培地 中で維持した。可溶性TNFRαレセプタ誘導体を、製造者のプロトコールに従 ってリボフエクチン(GIBCO−BRL 、 Bethesda、 MD)に よりサルCO8細胞中にトランスフェクトし、細胞非含有上澄をトランスフェク トから72時間後に採取した。
TNFα活性の阻害 可溶性TNFαレセプタ誘導体を、インビトロにおけるTNFα細胞毒性活性の 阻害について分析した。細胞毒性アッセイは、TNFα感受性細胞系WEH11 64クローン13について記述されているようにして行なった。変異レセプタに よりトランスフェクトされたCO8細胞由来の上澄の連続希釈物またはモックト ランスフエクトされた対照を、アッセイに添加する前に、一定量のTNF (l og/ml)と共に37°Cにて1時間インキュベートシた。
55kD TNFレセプタの可溶形態によるTNFαの結合に対する各々のシス ティン富有部分領域の寄与について更に理解するために、我々は、各部分領域を PCR変異生成によって除去した(図5)。CoS細胞を、これらの構築物のそ れぞれによってトランスフェクトし、上澄をTNFαの細胞毒性活性に対する阻 害能力についてアッセイした。図12パネルAは、PTNFRecdにてトラン スフェクトされたCO3細胞由来の条件培地が、前述したようにTNFαを阻害 することを示している。第4のシスティン富有部分領域の除去は、TNFRec dと同様な可能性あるTNFα阻害剤である蛋白質を生成した(図12、パネル B)。第1、第2および第3の部分領域を欠く変異体は、TNFα細胞毒性アッ セイにおいて、何らの阻害活性も示さなかった。
例2ニア5kDレセプタの細胞外領域の最初の3個のシスティン富有部分領域か ら基本的に構成されるポリペプチドの発現 ヒト75kD TNFαレセプタのコード領域を、文献記載の配列に基づくプロ ーブ(3)を使用して、T細胞ラムダZAPライブラリから単離し、哺乳動物細 胞発現ベクター(12)のEcoR[部位にクローン化してプラスミドp75T NFRを生成させた。より詳細には、75kDレセプタを発現する細胞系からR NAを抽出し、逆転写した。Smi thら(3)により記述されたもの等、こ のレセプタを発現する任意の細胞系が使用され得る。逆転写生成物を下記のプラ イマを用いて25サイクルのPCHに付した: 5 ’ CGCAGA ATT  CCCCGCAGCCAT GGCGCCCGT CGCC3’および5 ’  GTA AGG ATCCTA TCG CCAGTG CTCCCT TC A GCT 3 ’これらのプライマは、75kDレセプタの細胞外結合領域に 対して指向するものであり、Sa+ithら(3)から採用したものである。増 幅生成物をゲル精製し、TNFRをコードしていることを示した。これを、引続 いてライブラリのスクリーニングに使用した。プラーク精製を、プローブがラン ダムブライミング(21)により標識されている点を除いて基本的には参考例に 記述されているようにして行ない、50%ホルムアミド中でハイブリッドさせた 。フィルタを、0.2XSSC(標準クエン酸塩溶液)中で60℃にて2回洗浄 した。
75kD TNFαレセプタの誘導体を、膜内外領域の直前に停止コドン導入操 作することによって生成させた。
図13を参照しつつ、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)技術を使用して、5′末 端にBgl 11部位、および3′末端にTAG停止コドンに先行してXba  I部位を含む274bp制限断片を創製した。PCRプライマは、5 ’ AC ACGACTTCATCCACGGATAおよび5 ’ ACGTTCTAGA CTAGACTAGTCGCCAGTGCTCCCTTCAGCTGであった。
該PCR生成物をBgl【IおよびXba Iにて消化し、ゲル精製し、そして Bgl IIおよびXba Iにて消化したTNFレセプタ発現プラスミド(上 述)中にクローン化した。DNA配列決定により、得られたプラスミドが設計し たDNA配列を含むことを確認した。
同様の方法を、75kD TNFαレセプタの第4のシスティン富有部分領域を 欠く構築物を創製するために使用した。75kD TNFRのEsp I部位の 上流のプライマ、ならびにTAG停止コドンおよびXba 1部位を導入するプ ライマを使用してPCRを行なった。プライマの配列は、それぞれ、5 ’ C AG AACCGCATCTGCACCTGCおよび5 ’ ACGTTCTA GACTTGCACACCACGTCTGATGTTTCであった。PCR生成 物を、Esp IおよびXba Iにより消化し、ゲル精製した110bpDN A断片を、Esp I Xba 1消化p75TNFR中にクローン化した。
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を届べるセ訃3ゴt43 Q aるi訃p TNF−RECO %CM づ゛)し? p cleLta IV 十祝予…止瞥(自発) 1、事件の表示 ポリペプチドおよびその使用 4、代理人 6−補正により増力口する請求項の数 7、補正の対象 明細書、請求の範囲及び要約書翻訳文 8、補正の内容 別紙のとおり 明細書、請求の範囲及び要約書翻訳文の浄書(内容に変更な5PCT/G8 9 1101826 フロントページの続き (51) lot、 C1,5識別記号 庁内整理番号C12N S/10 (72)発明者 グレイ パトリック ウィリアムアメリカ合衆国98021  ワシントン州ポセル、トウエンティース アベニュー サウス イースト 22 021 アイシーオーエスコーポレイション I (72)発明者 ターナ−、マーチン ジョン チャールズアメリカ合衆国48 109 ミシガン州アンアーバー、ウェスト メディカル キャンパス ドライ ブ 1150.ユニバーシティオブ ミシガン メディカル センター。
ハワード ヒユーズ メディカル インスチチュート (72)発明者 ブレナン、フィオヌラ メリーイギリス国ダブリュ68エルダ ブリュ ロンドン、ハマースミス、ラーガン アベニュー 1.ザ チャーリング クロ スサンリイ リサーチ センター

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.ヒトTNFaに結合可能であって、基本的に:(a)ヒトTNFaに対する 55kDまたは75kDレセプタの細胞外結合領域の第4のシステイン富有部分 領域を除く最初の3つのシステイン富有部分領域;または(b)前記配列(a) に対して90%以上の相同性を有するアミノ酸配列 からなるポリペプチド。
  2. 2.基本的に、ヒトTNFaに対する55kDレセプタの細胞外結合領域の最初 の3つのシステイン富有部分領域からなる請求の範囲第1項に記載のポリペプチ ド。
  3. 3.アミノ酸配列: 【配列があります】 を有する請求の範囲第2項に記載のポリペプチド。
  4. 4.上記請求の範囲のいずれか1項に定義されるポリペプチドをコードするDN A配列。
  5. 5.配列: 【配列があります】 を含む請求の範囲第4項に記載のDNA配列。
  6. 6.ジクナルアミノ酸配列をコードする5′配列を更に含む請求の範囲第4項ま たは第5項に記載のDNA配列。
  7. 7.配列: 【配列があります】 である請求の範囲第4項に記載のDNA配列。
  8. 8.請求の範囲第4項〜第7項のいずれか1項に記載のDNA配列が組込まれ、 かつ適当な宿主中に与えられた場合に前記ポリペプチドを発現可能とするベクタ ー。
  9. 9.プラスミドである請求の範囲第8項に記載のベクター。
  10. 10.請求の範囲第8項または第9項に記載のベクターにより形質転換された宿 主。
  11. 11.哺乳動物細胞系である請求の範囲第10項に記載の宿主。
  12. 12.請求の範囲第10項または第11項に記載の形質転換宿主を、前記ポリペ プチドが発現される条件下で培養することを含んでなる、請求の範囲第1項に定 義されるポリペプチドの製造方法。
  13. 13.医薬的に許容される担体または希釈剤、および活性成分として請求の範囲 第1項に記載のポリペプチドを含んでなる医薬組成物。
  14. 14.リューマチ性関節炎の処置において使用するための請求の範囲第1項に定 義されるポリペプチド。
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