JPH0459617B2 - - Google Patents

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JPH0459617B2
JPH0459617B2 JP23811589A JP23811589A JPH0459617B2 JP H0459617 B2 JPH0459617 B2 JP H0459617B2 JP 23811589 A JP23811589 A JP 23811589A JP 23811589 A JP23811589 A JP 23811589A JP H0459617 B2 JPH0459617 B2 JP H0459617B2
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JP
Japan
Prior art keywords
distance measurement
measurement signal
motor
adr
switch
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Application number
JP23811589A
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English (en)
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JPH02139530A (ja
Inventor
Minoru Matsuzaki
Akihiko Hashimoto
Takashi Inoe
Hitoshi Shirai
Akira Watanabe
Ikuo Tofukuji
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP23811589A priority Critical patent/JPH02139530A/ja
Publication of JPH02139530A publication Critical patent/JPH02139530A/ja
Publication of JPH0459617B2 publication Critical patent/JPH0459617B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、自動焦点調節装置、詳しくはカメ
ラ等において、測距信号に基づいて撮影レンズ駆
動用のモータを駆動し、撮影レンズを合焦位置に
向けて移動させて焦点調節を行う自動焦点調節装
置に関するものである。
焦点検出手段からの測距信号に基づいて撮影レ
ンズ駆動用のモータを駆動して撮影レンズを移動
させて合焦状態を得るようにした自動焦点調節装
置は、既に周知である。
ところで、このような従来の自動焦点調節装置
においては、ピントが合焦するまでは撮影レンズ
駆動用のモータを駆動し続けていた。このため、
被写体が移動していてピント合わせが困難な場合
でも、合焦動作が続けられ撮影レンズ駆動用のモ
ータも駆動し続けるので、電源電池が浪費され電
源電池の消耗が激しいという欠点があつた。
本発明の目的は、このような従来の欠点を除去
するためになされたものであつて、被写体が移動
していてピント合わせが困難な場合には撮影レン
ズの駆動を停止、もしくは警告することにより電
源電池の浪費を防止するようにした自動焦点調節
装置を提供するにある。
以下、本発明を図示の実施例に基いて説明す
る。
第1図〜第4図は、本発明の一実施例を示す自
動焦点調節装置を有するレンズ鏡筒の斜視図、背
面図、側面図および概略断面図である。
第1図〜第4図において、レンズ鏡筒の固定枠
1にズーム環2が回転自在に設けられ、ズーム環
2の回動によつてカム筒3のカム溝に係合したピ
ン4,5が光軸Oに沿つた方向に移動する。ピン
4は前群レンズ枠6とヘリコイドねじで螺合した
筒体7に植設され、ピン5は後群レンズ枠8に植
設されている。従つて、ズーム環2を回動させる
と、前群レンズ枠6および後群レンズ枠8は上記
カム溝の形状に従つて、光軸Oに沿つて広角から
望遠まで焦点距離が変化するように移動する。前
群レンズ枠6には距離環9がヘリコイドねじによ
り螺合していて、このため、距離環9を回動させ
ると前群レンズ枠6が回転しながら光軸Oに沿つ
て移動する。このとき、固定枠1の外筒1aに設
けられた指標窓18に距離環9の回動に応じて距
離が表示される。固定枠1の後端部付近には絞り
環10が設けられていて、同絞り環10の回動に
より絞り段数設定レバー11(第2図参照)が回
動して絞りの段数が決定される。後群レンズ枠8
に設けられた絞り羽根12の絞り込みは絞りレバ
ー13によつてカメラがわから行なわれる。
このレンズ鏡筒の本体下部には、ケース14が
上記固定枠1の外筒1aと一体的に設けられてい
る。このケース14の一方の外側面にはモード切
換スイツチ15が配設されていて、同スイツチ1
5の切換操作により、P.F.(パワーフオーカス)、
OFF(電源のオフ)、SIN.AF(シングルオートフ
オーカス)、SEQ.AF(シークエンスオートフオー
カス)およびBAT.C(バツテリーチエツク)の各
モードが選択できるようになつている。同じ外側
面のケース14と固定枠1の外筒1aの間、即
ち、このレンズ鏡筒で操作しやすい中程の高さ位
置に、上下2つの操作ボタン16A,16Bを有
する操作板17が設けられている。操作ボタン1
6A,16Bは、上記モード切換スイツチ15が
P.F.の位置にあるとき、これらのボタン16A,
16Bを押すと、それぞれモータによつて距離環
9を近距離側に回動させるP.F.UP用、遠距離側
に回動させるP.F.DN用の操作ボタンとなり、上
記モード切換スイツチ15がSIN.AF、SEQ.AF
の位置にあるときには、これらのボタン16A,
16Bはいずれを押しても距離環9を合焦位置ま
で回動させるAF STAT(合焦スタート)用の操
作ボタンとなるものであり、PFモードとAFモー
ドとの操作ボタンの共通化が図られていて、操作
性および外観がシンプルなものとなつている。
ケース14の反対側の側面にはインフオーカス
トリガソケツト19が設けられている。同トリガ
ソケツト19は距離環9の回動によつて前群レン
ズ枠6の撮影レンズ20が合焦位置に至つたとき
この合焦信号を外部に取り出すためのもので、同
ソケツト19にはコードによつてモータドライブ
装置やワインダーが接続され、上記合焦信号によ
りモータドライブ装置、ワインダー等をトリガー
できるようになつている。また、ケース14の背
面には、サウンドスイツチ21が設けられてい
て、同スイツチ21を上に切換えた場合には、同
スイツチがオンとなつて各種の警告が音によつて
行なわれ、警告音を消したい場合には下のサイレ
ント側へ切換え、同スイツチをオフとする。レン
ズ鏡筒の固定枠1のマウント面には専用のカメラ
に装着したときカメラがわからレリーズ信号を伝
えるための信号ピン22が設けられている。
上記ケース14の内部には、第4図に示すよう
に、モータ23およびICチツプ24,25等を
有したフレキシブル基板26が収納されている。
モータ23はギヤー列27によつて距離環9の外
周に噛合連結しており、同モータ23の回動によ
り距離環9を回動させて撮影レンズ20の駆動が
行なわれる。ケース14内の後部上方の所定位置
には上記フレキシブル基板26が載置されて
CCDからなる合焦センサ28が設けられている。
この合焦センサ28の受光面には、撮影レンズ2
0を通り、プリズム29のハーフミラー30で反
射したのち、同プリズム29内を経てさらに反射
ミラー31で反射した光が導かれるようになつて
おり、このセンサ28の受光面はフイルム面と共
役な位置になつている。従つて、TTL入射光に
より測距が行なわれるようになつている。
上記ケース14に囲まれた固定枠1には4個の
ブラシ状の接片32〜35が取り付けられてい
て、同接片は上記基板26に配線されている。上
記接片32〜35は第5図に示すように距離環9
の後部外周に摺接するようになつている。距離環
9の後部外周には導電パターン37が形成されて
いる。導電パターン37は図示のようにほゞ2つ
の帯状部37a,37bと、帯状部37bに連続
した櫛歯部37cとからなる。接片32〜35は
それぞれ、ゾーン1用、ゾーン2用、コモン用、
ADR(アドレス)用の各接片であり、従つて、接
片32と34,33と34はそれぞれ第1、第2
のゾーンスイツチ38,39を形成し、接片35
と34はADRスイツチ40を形成する。接片3
2〜34は距離環9がほゞ中間の距離ゾーンに応
じた回動位置にあるとき、上記各接片32〜35
は上記導電パターン37の例えば位置Poにおい
て、それぞれ帯状部37a、絶縁部9a、帯状部
37b、櫛歯部37cと対接する。接片34と3
5は距離環9の回動時、常に帯状部37bと櫛歯
部37cに接触するので距離環9の回動時は
ADRスイツチ40が1ADR毎にオン、オフする。
接片32と33は距離環9の回動位置によつて導
電パターン37との接触状態が異なり、距離環9
が最至近側に至つたときには、上記接片32,3
3は共に接片34と共通の導電パターン37上の
位置Pnにあり、このため同位置ではゾーンスイ
ツチ38,39が共にオン、また上記位置Poで
は第1のゾーンスイツチ38はオン、第2のゾー
ンスイツチ39はオフである。また、距離環9が
無限遠の位置に至る直前の位置に回動した状態で
は上記接片32〜35は位置Pfに対応するよう
になつていて、同位置には帯状部37aが形成さ
れていない。このため、同位置ではゾーンスイツ
チ38,39は共にオフである。さらに、距離環
9が無限遠の位置に回動した状態では上記接片3
2〜35は位置P∞に対応し、同位置には帯状部
37aが存在しないが、上記絶縁部9aの延長位
置に帯状部37bと一体の導電部37dが形成さ
れているので、同位置では第1のゾーンスイツチ
38はオフ、第2のゾーンスイツチ39はオンで
ある。結局、上記ゾーンスイツチ38,39によ
り、上記距離環9の回動位置をグレイコード化す
ることができ、上記ゾーンスイツチ38,39の
オンを0、オフを1とすると、ゾーン信号は上記
至近位置Pnのゾーンで(00)、位置Poのゾーンで
(01)、遠位置Pfのゾーンで(11)、無限遠位置P
∞のゾーンで(10)の4つのコード化信号に分別
されるので、これらの信号を読み取ることによつ
て上記距離環9の回動位置状態が判別される。こ
のレンズ鏡筒においては、ゾーンスイツチが上記
位置Poのゾーンにあるときはモータの回転を高
速状態に維持し、同状態から上記位置Pfのゾー
ンに至るとモータを低速にし、位置P∞のゾーン
に至つたときモータの回転を止めている。また、
上記位置Poのゾーンから上記位置Pnのゾーンに
至つたときもモータの回転が停止する。上記遠位
置Pfのゾーンでモータの回転を低速とすること
により、上記無限遠位置P∞ゾーンで円滑に距離
環9が停止し、ストツパに衝合する直前で停止す
ることになる。なお、上記遠位置Pfと同様に、
上記位置Poから至近位置Pnのゾーンに至る手前
でもモータを低速回転するようにしてもよいが、
特に無限遠位置P∞での使用頻度が高く、その効
果が大きい。
また、上記ケース14に囲まれた部分のズーム
環2の外周にブラシ状の接片41が設けられてい
て、同接片41は第6図に拡大して示すように、
ケース14に一体のズーム用基板44上に形成さ
れた導電パターン45と共にズーム情報検出器4
2が構成されている。導電パターン45は接片4
1とズーム環2の回動角に関係なく接触する一体
の導電部45aと、回動角に応じて位置がわかる
ように移動方向に多分割された導電部45bと、
これら各導電部45bに隣接する同士を低抗体で
接続した抵抗部45cとからなり、上記各導電部
45bは上記接片41と常にいずれかが接触でき
るように傾斜したパターンとなつている。このズ
ーム情報検出器42はズーム環2がどのような回
動位置にあつても距離調節が正常に行なわれるよ
うにするためのものであつて、焦点距離情報に応
じた信号が上記ズーム情報検出器42より得られ
る。
絞りレバー13に一体の絞りリング46には、
第7図A,Bに示すように導電パターン47を有
した基板48が一体的に固着されていて、絞りレ
バー13が絞り込まれないときは同図Aに示すよ
うに、同基板48に延びている固定接片49,5
0のうち、少なくとも一方の接片49が基板48
の絶縁部分に接触して同接片49,50間を非導
通状態にしているが、絞りレバー13がわずかで
も絞り込まれ、絞りリング46が第7図Bに示す
ように矢印方向に回動すると、上記基板48も上
記リング46と共に移動するので、接片49,5
0は共に導電パターン47に接触して導通状態に
なる。即ち、接片49と50とは絞り込み開始を
検出するための絞り連動スイツチ51を構成して
いて、同スイツチ51によりカメラにこのレンズ
鏡筒が装着されたとき撮影前であるか、撮影中で
あるかを検知することができる。この絞り連動ス
イツチ51が用いられるのは、レリーズ中に撮影
レンズを駆動させないためと、絞りが絞り込まれ
た状態では合焦センサ28に必要な光が入射しな
くなり誤動作の原因となるのでこれを防止するた
めである。
上記レンズ鏡筒は上述の構成の他、各種機能を
有するように構成されており、第8図以下の図面
と共にさらに詳細に説明する。
第8図は、上記レンズ鏡筒のケース14内に構
成されている電気回路の回路図である。この電気
回路は電源供給回路60と、CPU(中央処理装
置)61と、このCPU61に外付けされた発振
回路62と、CPU61とバスラインで結合され
るA/Dコンバータ63と、このA/Dコンバー
タ63にCCD出力を送出する上記合焦センサ2
8と、A/Dコンバータ63の入力端子I2に接続
された上記ズーム情報検出器42と、A/Dコン
バータ63の入力端子I1に接続されたバツテリ電
圧検出回路64と、CPU61の出力端子O7〜O10
に接続されたモータ駆動回路65と、CPU61
の入力端子I1〜I8に接続されたスイツチ回路66
と、CPU61の出力端子O1〜O3に接続された警
告表示回路67と、CPU61の出力端子O4に接
続された電源保持回路68と、CPU61の
(I/O)端子に接続されたインフオーカストリ
ガ回路69と、CPU61の出力端子O5に接続さ
れた発音回路70と、CPU61の入力端子I10
接続されたADRスイツチ回路71とにより主と
して構成されている。
上記電源供給回路60は、電源スイツチ74,
バツテリ75、トランジスタ76〜82、ホトト
ランジスタ83、DC/DCコンバータ84、ダイ
オード85,86、コンデンサ87〜89、チヨ
ークコイル90、抵抗92〜99およびスイツチ
100〜102により構成されている。端子10
3はカメラボデイよりリレーズ信号を導くための
もので、上記信号ピン22に該当する。端子10
4はCPU61およびこのCPU61に接続される
回路に−5Vの電源電圧を供給するための端子、
端子105はモータ駆動回路65、バツテリ電圧
検出回路64等に−3〜−4.5Vの電源電圧を供
給するための端子である。
この電源供給回路60の動作については、第9
図に示すフローチヤートのように作動する。電源
スイツチ74は、上記第1図に示したモード切換
スイツチ15に連動していて、同切換スイツチ1
5をOFF以外のモード位置に切換えたときこの
電源スイツチ74がオンになる。このあと、トラ
ンジスタ78、スイツチ100〜102のいずれ
かがオンになると、トランジタ79,80がオン
になり、DC/DCコンバータ84が作動し、上記
端子104,105に電源電圧を発生する。上記
トランジスタ78はカメラから端子103にレリ
ーズ信号が導かれることによつてオンになるもの
である。上記スイツチ100は上記モード切換ス
イツチ15をBAT.C(バツテリーチエツク)のモ
ード位置に設定したときオンとなるスイツチ、上
記スイツチ101,102は上記第1図に示した
操作ボタン16A,16Bとそれぞれ連動するス
イツチである。なお、カメラからのレリーズ信号
が端子103に導かれるときは、トランジスタ7
6がオンになることによつて上記トランジスタ7
8がオンになるが、このときトランジタ81,8
2がオンになり、CPU61の入力端子I3にREL
(レリーズ)信号が導かれる。
上記電源供給回路60よりCPU61に電源電
圧が供給されると、CPU61はリセツトされた
のち、プログラムスタートに入る。このとき、
CPU61は電源投入時のノイズによつて誤動作
するのを防止するため、一定のウエイト時間を経
たのち、電源保持回路68を作動させる。電源保
持回路68はCPU61の出力端子O4から抵抗1
06を通じて“L”信号が発せられることにより
トランジスタ107がオンになり、ホトカプラ1
08のLED(発光ダイオード)109が発光す
る。LED109が発光すると、この光を電源回
路60のホトトランジスタ83が受光して同ホト
トランジタ83がオンになり、これによりトラン
ジスタ77がオンになる。トランジスタ77がオ
ンになると、上記始めにオンしたトランジスタ7
8、スイツチ100〜102がオフになつてもト
ランジスタ79,80をオンに保ち、以降継続し
て電源の供給が行なわれる。なお、上記電源保持
回路68中の符号116は抵抗である。
上記発振回路62はクリスタル発振器110、
発振用コンデンサ111,112、パワーオンリ
セツト用コンデンサ113からなつている。また
上記A/Dコンバータ63はCPU61とI/O
端子間をバスラインで結合され、またCPU61
からのシステムクロツクによつて作動するように
なつている。このA/Dコンバータ63は上記ズ
ーム情報検出器42からの焦点距離情報に応じた
信号およびバツテリ電圧検出回路64からのバツ
テリモニタ電圧VBATをそれぞれ入力端子I1,I2
導きA/D変換する。バツテリ電圧検出回路64
は可変抵抗114,115によつて上記バツテリ
75に応じた電圧VBATとしている。またA/D
コンバータ63は上記合焦センサ28の出力を
A/D変換するが、この合焦ンサ28に対して
CCD駆動クロツクおよびCCD制御信号を送り、
同センサ28を駆動制御している。
上記モータ駆動回路65はモータ23、トラン
ジスタ117〜124、ダイオード125,12
6、抵抗127〜138とからなり、CPU61
の出力によつて駆動制御される。このモータ駆動
回路65の動作について述べると、CPU61の
出力端子O7,O9が“L”レベルになるときトラ
ンジスタ117,124がオンになるので、この
ときトランジスタ119,122がオンになりモ
ータ23は上記距離環9を近距離がわに回動させ
るように回転し、また、出力端子O8,O10
“L”レベルになると、トランジスタ118,1
23のオンによつてトランジスタ120,121
がオンになつて、モータ23は上記とは逆方向に
回転して距離環9を遠距離がわに回動させる。ま
た、モータ23が回転している状態から出力端子
O8,O9が共に“L”レベルになると、このとき
トランジスタ118,124のオンによつてトラ
ンジスタ120,122がオンになりモータ23
にブレーキがかかる。即ち、このとき、モータ2
3の両端子間にはトランジスタ120とダイオー
ド126、或いはトランジスタ122とダイオー
ド125によつて逆起電力が印加され、モータ2
3は急激に停止状態となる。
上記スイツチ回路66は上記CPU61の入力
端子I1,I2,I4〜I8にそれぞれ接続されたスイツ
チ141〜147群からなる。スイツチ141,
142は上記第1図に示したモード切換スイツチ
15のOFF以外の各モード状態を決定するため
のモードスイツチであり、スイツチ141,14
2のオン、オフによりP.F.、SIN.AF、SEQ、
AF.BAT.Cの各モード状態が判別される。スイ
ツチ143,144は第1図に示した操作ボタン
16A,16Bによつてそれぞれ閉成するスイツ
チである。またスイツチ145,146はそれぞ
れ上記第5図に示した第1、第2のゾーンスイツ
チ38,39である。さらにスイツチ147は上
記第7図A,Bに示した絞り連動スイツチ51で
ある。
上記警告表示回路67はトランジスタ151〜
153、LED154〜156および抵抗157
〜162からなる。各トランジスタ151〜15
3はCPU61の出力端子O1,O2,O3が“L”レ
ベルになるときそれぞれオンになり、このとき各
LED154〜156が発光によつて表示状態と
なる。第1のLED154は被写体移動の警告表
示を行なうものであり、被写体の移動速度が速く
て、合焦動作が被写体の移動に追従できない場合
にはこのLED154が発光してユーザにこれを
警告する。また第2のLED155は近距離リミ
ツトを警告表示するもので、撮影レンズが被写体
に近づきすぎ距離調節が不可能となるとき、その
極限位置で、このLED155が発光する。第3
のLED156はローコントラスト警告表示用の
もので、被写体のコントラストが極度に低下して
距離調節が困難になるときその極限のコントラス
ト状態でこのLED156が発光する。また、上
記第1、第2のLED154,155が同時にオ
ンになつたときはローライト警告を行なう。即
ち、背景が非常に暗くて合焦センサ28に充分な
光量が入射しないときは正確な合焦動作がなされ
ないので、このようなときは上記第1,第2の
LED154,155が共に発光してユーザにこ
れを警告する。このように、警告表示回路67は
上記3個のLED154〜156により4種の警
告表示を行なう。これらの警告表示はユーザがカ
メラのフアインダーを覗いているときに知ること
のできる内部表示である。
上記インフオーカストリガ回路69はCPU6
1の端子(I/O)に接続された切換スイツチ1
64、トランジスタ165、抵抗166〜168
および上記第3図に示したインフオーカストリガ
ソケツト19の接点19a,19bとからなる。
インフオーカストリガソケツト19の接点19
a,19bには同ソケツト19への差込みによつ
てインフオーカストリガコード170が接続され
ているので、同トリガコード170を介してワイ
ンダーのモータトリガ回路171が接続される。
上記切換スイツチ164は上記ソケツト19にト
リガコード170が差込まれていないときは接点
164a側に切換わつており、トリガコード17
0が差込まれると、トリガコード170のプラグ
の先端によつて切換スイツチ164は、接点16
4b側に切換わり、トランジスタ165が端子
(I/O)に接続される。この切換スイツチ16
4の切換状態はCPU61のがわで検出されるよ
うになつている。このため、上記トリガコード1
70によつてワインダーが連結された状態にあつ
ては、トランジスタ165は合焦状態でオンにな
り、このとき、上記トリガコード170のホトカ
プセル172のLED173が発光するとホトト
ランジスタ174がオンになり、続いてトランジ
スタ175,176がオンになりワインダーのモ
ータトリガ回路171が作動し、ワインダーによ
つてシヤツターレリーズおよび巻上げがなされ
る。なお、上記トリガコード170中の符号17
7は抵抗である。
上記発音回路70はトランジスタ180、
PCV(ピエゾセラミツクバイブレータ)181お
よび抵抗182,183からなつている。トラン
ジスタ180はCPU61の出力端子O5から“L”
レベルの信号が導かれるときオンになり、PCV
181が作動して警告音を発生する。この警告音
は上記第2図に示したサウンドスイツチ21によ
つて発音しないようにすることもできる。この場
合は、CPU61の入力端子I9に接続されたサウン
ドスイツチ21が開成することになる。
上記ADRスイツチ回路71は上記第5図に示
したADRスイツチ40と、抵抗185〜187、
チヤタリング防止用コンデンサ188および波形
整形用コンパレータ189からなり、同コンパレ
ータ189の出力端子はCPU61の入力端子I10
に接続されている。同入力端子I10はCPU61内
に構成されたADRカウンタ190の入力端子と
なつている。このため、距離環9が回動すると
き、前述した如く、ADRスイツチ40が1ADR
毎にオン、オフすると、距離環9の回動角に応じ
た数のパルス(ADR)がADRカウンタ190に
よつてカウントされ、距離環9の回動量が同カウ
ンタ190によつて検出される。
以上のように、レンズ鏡筒のケース14内の主
たる電気回路は構成されている。
次に、上記レンズ鏡筒の電気回路の、更に詳細
なる動作を、CPU61に組まれたプログラムに
従い、第10図以下のフローチヤートによつて説
明する。まずレンズ鏡筒のモード切換スイツチ1
5をOFF以外のモードにすると、前述したよう
に電源スイツチ74がオンになるので、このとき
CPU61は第10図に示すように電源が供給さ
れてパワーオンして回路がリセツト状態になり、
これによりCPU61はイニシヤライズされて全
てのフラグがクリヤされる。そして、電源が安定
するまでの誤動作防止のためにウエイトしたの
ち、電源保持状態となり、上記電源保持回路68
のLED109がオンする。このあと、CPU61
の出力端子O6からA/Dコンバータ63に入力
端子I4へシステムクロツクが供給される。このあ
と、モード切換スイツチ15によつてどのモード
が選択されたのか判別が行なわれる。上記スイツ
チ回路66のモードスイツチ141,142のオ
ン,オフにより、BAT.Cモードは(00)、P.F.モ
ードは(01)、SIN.AFモードは(10)、SEQ.AF
モードは(11)のコードに対応するようになつて
いるので、BAT.Cモードであればバツテリーチ
エツクのBCHK1、P.F.モードであればパワーフ
オーカス動作のPOWER、SIN.AFモードであれ
ばシングルAF1動作のAFSIN1、SEQ.AFモード
であればシークエンスAF動作のAFSEQの各ル
ーチンへ行く。以下、各モード別に動作を説明す
る。
(1) BAT.C(バツテリーチエツク)モードのと
き。
BAT.Cモードであるときは、第11図に示
すように、CPU61は、まずINBATTの動作
を行なう。即ち、バツテリ電圧検出回路64か
らのモニタ電圧VBATのA/D変換された結果
をCPU61の内部に取り込む。このあと、上
記電圧VBATと、ある一定電圧VH、VL(VH>VL
の比較が行なわれ、電圧VBATが充分に駆動で
きる電圧VHより高い場合には、発音回路70
によつて連続音を発し、電圧VBATが上記電圧
VHより低く駆動するに最低限の電圧VLより高
い場合は間欠音を発する。ユーザはこのときの
発音状態を聞き分けることによりバツテリ75
の電圧が充分であるか、バツテリ75の交換時
期であるかを知ることができる。上記モニタ電
圧VBATがVBAT<VLであるときには、誤動作の
虞れがあるので、このときはパワーオフとな
る。このパワーオフは、CPU61の出力端子
O4のレベルがHとなることにより電源保持回
路68が不作動状態となつてLED109が発
光停止することによりなされる。
(2) P.F.(パワーフオーカス)モードのとき。
P.F.モードであるときは、第10図から明ら
かなように、第12図に示すPOWERのルーチ
ンへ行くので、まず、第1にバツテリチエツク
BCHK2の動作が行なわれる。このバツテリ
チエツクBCHK2の動作は第16図に示すよ
うに、上記INBATTの動作ののち、上記モニ
タ電圧VBATと電圧VLの比較を行い、VBAT≦VL
であれば上記BAT.Cモードの場合と同じくパ
ワーオフ至り、VBAT>VLであれば、更に電圧
VBATとVHの比較を行ない、、VL>VBATであれ
ば、つまりVL<VBAT<VHであればDUTY(デ
ユーテイ)フラグを1にセツトし、VH≧VBAT
であれば、DUTYフラグをクリヤしてリター
ンする。
このあと、第12図に戻り、P.F.UPの操作
ボタン16A、P.F.DNの操作ボタン16Bが
押されたかどうかの判定が行なわれる。まず、
スイツチ143(P.F.UP)がオン、でスイツ
チ144(P.F.DN)がオフの場合は、距離環
9は近方向に回動するので第5図に示したよう
に至近距離の位置Pnに至つたかどうか、即ち、
近距離リミツト(以下、近リミツトという)で
あるか否かの判定が行なわれる。近リミツトに
至れば、第15図に示すリミツト警告
LMTALMが行なわれる。リミツト警告
LMTALMは第34図の発音PCV2のルーチ
ンに示すようにサウンドスイツチ21がオンに
なつていれば、発音回路70が作動し、PCV
181が“ピー、ピー”と発振2の発音態様で
警告発音したのちウエイトし、A1へ戻る。こ
のときは上記第8図中のLED155の発光に
よる警告表示も行なわれる。
近リミツトに至つていなければ、第33図に
示す発音PCV1のルーチンへ移行し、サウンド
スイツチ21がオンになつていれば、発音回路
70が作動し、PCV181が“ピツ”と発振
1の発音態様で発音する。サウンドスイツチ2
1がオフであれば発音せずにリターンする。こ
のあと、方向フラグがクリヤされ、モータ駆動
MDRIV1(第27図参照)のルーチンへ移行し
てここでモータが近距離がわに1ADRドライブ
され、このあとADRカウンタ190にカウン
ト数Nがセツトされたのち、再び上記スイツチ
14がオンかオフかの判別が行なわれる。オフ
であればA1へ戻りオンであればウエイトのの
ち、(N−1)のカウントが行なわれ、これが
N=0となるまで繰り返される。そしてN=0
となれば再び近リミツトであるか否かの判別が
行なわれる。即ち、N=0とならないうち、上
記スイツチ143がオフになればA1に戻り、
N=0に至つても上記スイツチ143がオンし
続けていれば、次の近リミツトの判別が行なわ
れる。このあと、近リミツトであれば、上記リ
ミツト警告LMTALMとなり、また近リミツト
に至つてなければ、モータ駆動MDRIV1のの
ち、ウエイトし、そして、P.F.UPが行なわれ
ている間、近リミツトに至るまでモータ駆動
MDRIV1の動作が行なわれる。
ここでモータ駆動MDRIV1の動作について
述べると、第27図に示すように、バツテリー
チエツクBCHK2が行なわれたのち、方向フラ
グが1(無限)であるか0(至近)であるか否か
の判定が行なわれ、方向フラグが1であれば後
述の遠方向駆動MD1のルーチン(第28図参
照)ヘ移行する。方向フラグが0であれば、
ADRスイツチ回路71の出力(以下ADR出力
とする)がHレベルであるか否か判別される。
ADR出力がLレベルであれば、このとき近リ
ミツトにあればモータブレーキがかかるが、近
リミツトに至つていなければ近方向1ADR駆動
MDS1(第29図参照)の動作後、A11に戻る。
ADR出力がHレベルであれば、このときは、
ADR出力がLレベルに至るまで上記MDS1の
動作が繰り返し行なわれる。ADR出力がLレ
ベルになるとモータブレーキがかかりウエイト
ののち、リータンする。
近方向1ADR駆動MDS1については、第29
図に示すように、まず、モータ駆動フラグが反
転され、モータ駆動フラグがHレベルか否かの
判別が行なわれる。モータ駆動フラグが、今、
例えばHレベルであるとすると、モータ23は
近方向に駆動されウエイトののち、オフになつ
てリターンする。そして、第27図において
ADR出力がLレベルに至るまでこのMDS1の
動作が繰り返されるので、2回目の動作ではモ
ータ駆動フラグがLレベルになりモータにブレ
ーキがかかる。そして、DUTYフラグが1か
0かを判別し、1であればこのときVH>VBAT
であるので2ウエイトののち、モータがオフに
なり、0であれば、VH≦VBATであるので、1
ウエイトののちモータがオフになる。即ち、バ
ツテリ75の電圧に応じてモータのオン、オフ
のデユーテイ比をかえてブレーキのかかる時間
を異ならしてめている。結局上記第12図にお
けるMDRIV1の動作ではモータは上記MDS1
における近方向へのオン、オフ動作を繰り返し
て1ADR分の駆動を行なう。
つまり、以上のような動作が行なわれること
により、上記第1図中、P.F.UPの押ボタン1
6Aを単発的に操作するときは距離環9は微小
角だけ近距離方向に回動し、その操作の都度、
発振1の態様で発音する。押ボタン16Aを連
続的に押しつづけるときには距離環9は連続的
に回動することになる。そして、近リミツトに
至つたときには、発振2の態様で発音し、ユー
ザに近リミツト警告を行なうと同時にモータに
ブレーキをかけて距離環9を回動停止させる。
次に、再び第12図に戻り、スイツチ14
3,144、即ちP.E.UP、P.F.DNが共にオフ
である時は、REL(レリーズ)信号が導かれて
いればA1に戻り、導かれていなければ、パワ
ーオフの状態になる。スイツチ143がオフで
スイツチ144がオンの場合には距離環9は遠
方向に回動するので第13図に示す無限リミツ
トチエツクFLCHK1のルーチンへ移行する。
第13図のFLCHK1ではまず遠距離リミツ
ト(以下遠リミツト)の判別が行なわれる。遠
リミツトに至れば上記リミツト警告LMTALM
が行なわれるが、遠リミツトに至つていない状
態では、上記PCV1の動作によつて発振1の態
様で発音し、方向フラグを無限方向(1)にセット
する。このあと、上記モータ駆動MDRIV1の
プログラム動作に移行する。このときの
MDRIV1の動作は第28図に示すように、遠
方向駆動MD1のプログラム動作となるので、
まずADR出力がLレベルであるか否かの判別
がなされる。ADR出力がHレベルで遠リミツ
トに至つていればブレーキ動作BRK1が行なわ
れるが、遠リミツトに至つていなければ遠方向
1ADR駆動MDS2(第30図参照)の動作のの
ち、A12に戻る。ADR出力がHレベルであると
きは、遠方向1ADR駆動MDS2ののち、ADR
出力がHレベルになると、このとき遠リミツト
が否か判別され遠リミツトであればブレーキ動
作BRK1に至るが、遠リミツトにないときは
ADR出力がLレベルに至るまで上記MDS2の
動作が行なわれ、ADR出力がLレベルになつ
たとき上記ブレーキ動作が行なわれる。
こうして上記MDRIV1の動作のあとウエイ
トし、ADRカウンタ190にカウント数Nが
セツトされる。このあと、スイツチ144がオ
フであればA1に戻り、スイツチ144がオン
であれば、ウエイトし、(N−1)のカウント
が行なわれ、これがN=0になるまで繰り返さ
れる。N=0となれば、第14図に示すよう
に、遠リミツトの判別が行なわれ、遠リミツト
であれば上記LMTALMの警告が行なわれ、遠
リミツトに至つてなければ、スイツチ144が
オンにある限り、遠リミツトに至るまで
MDRIV1ののちウエイトの動作に繰り返され
る。
従つて、第1図のP.F.DNの押ボタン16B
を操作する場合も、単発的に操作するときは距
離環9な微小角だけ遠距離方向に回動し、その
操作の都度、発振1の態様で発音する。押ボタ
ン16Bを押しつづけるときは、距離環9は連
続的に回動することになる。そして、遠リミツ
トに至ると発振2の態様で発音しユーザに遠リ
ミツト警告を行なうと同時にモータにブレーキ
をかけ距離環9を停止させる。
ここで、上記遠方向駆動MD1中の遠方向
1ADR駆動MDS2について述べると、第30図
に示すように、上記近方向1ADR駆動MDS1と
同様に、まず、モータ駆動プラグが反転された
のち、同フラグの判別が行なわれる。モータ駆
動フラグがHレベルのときモータ23が遠方向
に駆動され、ウエイトののちモータ23がオフ
になる。モータ駆動フラグがLレベルのとき
は、モータ23にブレーキがかかる。このとき
DUTYフラグが1であれば2ウエイトののち
モータ23がオフになり、0であれば1ウエイ
トののちモータ23がオフになる。即ち、この
遠方向駆動の場合も、バツテリモニタ電圧
VBATの状態に応じてブレーキのかかる時間が
異なつている。
(3) SIN.AF(シングルオートフオーカス)モー
ドのとき。
SIN.AFモードであるときには、第10図か
ら明らかなように第17図に示すAFSIN1のプ
ログラム動作が行なわれる。AFSIN1では、バ
ツテリチエツクBCHK2ののちREL信号がオン
かオフは判別され、オンである場合には、第1
8図に示すAFSIN2つの動作ののち、パワーオ
フし、REL信号がオフである場合には
AFSTAT用の押ボタン16A,16B、即
ち、スイツチ143,144がオフであれば、
パワーオフであり、AFSTAT用スイツチ14
3,144のいずれかがオンであれば、上記
AFSIN2 動作ののち、パワーオフに至る。
上記AFSIN2の動作は、第18図に示すよう
に、AFSIN3(第20図参照)の動作ののち、
LL(ローライト)フラグが1か0かの判別がな
され、ローライトであれば(=1)、警告表示
回路67の第1のLED154と第2のLED1
55が共にオンになりローライトの警告表示が
なされる。ローライトでなければ(=0)、AF
ステータスフラグが0であるか否かの判別が行
なわれる。AFステータスフラグが0でなけれ
ば、即ち、近距離フラグ、被写体移動フラグ、
ローコントラストフラグのいずれか1つでも1
であれば、PCV2の警告動作が行なわれて近距
離警告、被写体移動警告、ローコントラスト警
告が発音により行なわれてリターンする。これ
らの警告は前記警告表示回路67によつても行
なわれる。AFステータスフラグが0であれば、
PCV1の発音動作が行なわれて正常であること
をユーザに知らせたのち、WINDの動作のあ
とリターンする。WINDの動作は第19図に
示すように、ワインダー(或いはモータドライ
ブ装置)が接続されていればワインダーをオン
させる出力が発せられる。
ここで、上記第18図中のAFSIN3の動作に
ついて述べると、第20図に示すように
RETRYフラグがクリヤされたのち、AFルー
プにAFカウント数がセツトされる。このあと、
AFステータスフラグがクリヤされたのち、測
距のためのルーチンAFの動作が行なわれる。
このAFのプログラム動作は、第31図から明
らかなように合焦センサ28からのCCD出力
をA/D変換した結果をCPU61内に取り込
み(INCCD)、これをアルゴリズム化し、ロー
コントラストのテストを行なう。このあと第2
0図に戻り、ローコントラストであれば、AF
ループのカウント数から1を減じてA5に戻り、
これを繰り返してAFループのカウント数が0
になつたとき、ローコントラストの警告表示が
行なわれる。この警告表示は前記LED156
によつてなされる。ローコントラストでなけれ
ば、第32図に示すADRの動作が行なわれる。
このADRの動作は、第32図から明らかによ
うに、ズーム情報検出器42からのA/D変換
後の結果をCPU61内に取り込み
(INZOOM)、このズーム係数を考慮してモー
タ23(距離環9)を何ADR駆動させるべき
かを演算する。こうして算出されたADR値は
ある最大値MAXよりも小さければそのADR値
のままとされるが、ADR値>MAXであれば、
このADR値は強制的にADR値=MAXにセツ
トされる。このあと、ADR値とPCALL値との
比較がなされる。PCALL値は、オートフオー
カスが極めて精度の高い測距状態にあるか否か
を判断するスレシヨーユドであつて、ピント面
からの移動量をΔdとすると、このΔdの移動に
必要なパルス数である。ADR<PCALLであれ
ば第22図に示すMDRIV8によつてモータの
低速パルス駆動が行なわれる。ADR≧PCALL
であれば、初回の測距演算時はRETRYフラグ
が0であるので、このときRETRYフラグがセ
ツトされたのち第21図に示すA3に行き今回
ADR値が記憶され、第24図に示す後述の
MDRIV4によつてモータが高速駆動される。
そして、AFループのカウント数から1を減じ
てA4に戻り、再び測距AFに基づいてADR値
の算出が行なわれる。このあとはRETRYフラ
グは1になつているのでSIN32に行く。この
ような動作を繰り返してSIN32において、今
回ADR値と前回ADR値との比較がなされる。
今回ADR値≧前回ADR値であれば、このとき
撮影レンズの合焦動作が被写体移動速度に追従
できないことになるので、ここで被写体移動フ
ラグがセツトされて被写体移動の警告表示が行
なわれる。この被写体移動の警告表示は第8図
中の警告表示回路67においてLED154が
発光して行なわれる。今回ADR値<前回ADR
値であれば今回ADR値を記憶し、このあと
ADR<PCALLに至るまで、上記MDRIV4以
下の動作を繰り返す。なお、被写体移動の警告
表示の判別は、上記のように必ずしも今回
ADR値と前回ADR値とを比較するに限るもの
ではなく、例えば、前回ADR値×(1/2)と今
回ADR値とを比較し、今回ADR値が前回
ADR値の50%以内に入つていなければ上記警
告表示を行なうようにしてもよい。
ここで、上記AFSIN3のルーチンにおける上
記モータ低速パルス駆動MDRIV8について述
べると、第22図に示すように、バツテリチエ
ツクBCHK2を行なつたのち、上記ADR値が0
であるか否かの判別を行ない、ADR値=0で
あればAFステータスフラグをクリヤし、ADR
値=0でなければ、ADRカウンタ190に上
記ADR値をセツトする。このあと、方向フラ
グが0(至近方向)であればモータ23は近距
離方向に駆動され、方向フラグ1(無限方向)
であればFDRIV1のルーチンへ移行して遠方
向に駆動される。このモータ23の駆動によつ
て上記ADRカウンタ190にセツトされた
ADR値から、ADRスイツチ71からの1ADR
のパルスが入力毎にハード的に減算が行なわれ
る。方向フラグが0でかつ近リミツトに至れば
モータ23にブレーキがかかりウエイトのの
ち、ADR値=0になると、A7に戻りAFステ
ータスフラグがクリヤされる。このときADR
値≠0であれば、AFステータスフラグのうち
近距離フラグがセツトされ上記警告表示回路6
7のLED155により近距離警告表示が行な
われる。
上記方向フラグが1でFDRIV1(遠方向駆動)
に移動した場合、このFDRIV1は第23図に示
すように、遠リミツトである場合には、モータ
にブレーキがかかり、ウエイトののち、上記第
22図中のA7に戻りAFステータスフラグがク
リヤされる。遠リミツトに至つていなければ、
モータを遠方向に駆動し、ウエイトののち、残
りのADR値が5ADR以上あるときは第22図
中のA9に戻り、さらに遠方向に駆動され、残
り4ADRに至るとモータにブレーキがかかり、
ウエイトののちA8に至る。そして、カウント
が終了するまでモータが遠方向に駆動され、残
りのADR値が2ADR、1ADRに至つた場合も
その都度同様にブレーキがかかり、モータは低
速のパルス駆動となる。そして、ADRカウン
タ190にセツトされたADR値のカウントが
終了すると、モータブレーキが作動する。そし
て、ウエイトののち、所定の位置より行き過ぎ
ていれば、このオーバーシュートの量がADR
カウンタ190にセツトされ、方向フラグが反
転して再びMDRIV8のモータ駆動に移行す
る。
なお、上記MDRIV8の作動中、方向フラグ
が0でモータが近方向に駆動されたときも、第
23図中のA6に移行するので、上記遠方向駆
動の場合と同じく、残りのADR値が4ADRに
至るまで近方向に駆動され、残り4ADRに至る
と間欠的にモータにブレーキがかかつて減速さ
れ、カウント終了時で停止する。このときオー
バ量があれば同じく方向フラグを反転して上記
MDRIV8の動作が行なわれる。
また、第21図中のモータ駆動MDRIV4の
動作については、第24図に示すように、ま
ず、バツテリチエツクBCHK2が行なわれたの
ち、記憶されたADR値からPマイナス値を減
じた値がADRカウンタ190にセツトされる。
Pマイナス値とは、オーバシユートを考慮して
予測される値である。その結果ADRカウンタ
190のセツト値が0でなければ、方向フラグ
を判別し、方向フラグが0(至近方向)でモー
タを近方向に駆動する。モータが近方向に駆動
されADRカウンタ190のセツト値が0にな
ると、第26図に示すブレーキ動作BRK1が行
なわれ、モータ23にブレーキがかかりレンズ
駆動が停止する。カウンタ190のセツト値が
0にならなくとも近リミツトに至れば、このと
きもモータにブレーキがかかる。また、方向フ
ラグが1(無限方向)であるときは遠方向リミ
ツトチエツクDLELT1のプログラム動作に移
行する。
遠方向リミツトチエツクDLEFT1の動作は、
第25図に示すように、まず、遠リミツトにあ
るか否か判別され、遠リミツトであればブレー
キBRK1の動作が行なわれるが、遠リミツト
に至つていなければ、低速ゾーン(第5図中、
位置Pfのゾーン)にあるか否かが上記ゾーン
スイツチ38,145,39,146によるグ
レイコード化された信号によつて判別される。
低速ゾーンでなければモータ23は遠方向に向
けてさらに駆動されてA10へ戻る。低速ゾーン
に至れば、このとき上記MDRIV1の1ADRの
遠方向駆動に移つてモータ23にブレーキがか
かり、ウエイトののちA10に戻る。そして、カ
ウンタ190にセツトされた値が0になると、
上記BRK1の動作を行ないモータ23の回転が
停止する。従つて、撮影レンズが無限方向に向
つて駆動されて上記位置Pfのゾーンに至つた
ときには、レンズ駆動は高速状態から低速状態
に移行してブレーキがかかり、このため位置P
∞で円滑な停止状態となる。
(4) SEQ.AF(シークエンスオートフオーカス)
モードのとき。
SEQ.AFモードであるときは、第10図から
明らかなように、第35図に示すAFSEQのル
ーチンの動作が行なわれる。ALSEQでは、バ
ツテリチエツクBCHK2ののち、REL信号がオ
ンがオフか判別され、オンである場合には
AFSIN2(第18図参照)の動作に移行する。
即ち、このSEQ.AFモードにおいては、カメラ
からのレリーズ信号が入つた場合には、SIN.
AFモードの動作が行なわれる。REL信号がオ
フの場合、或いは、上記AFSIN2の動作が行な
われたのちは、AFステータスフラグがクリヤ
され、FASTAT用スイツチ143,144の
いずれかがオンになることによりAFSIN3(第
20図参照)の動作が行なわれる。このあと、
AFステータスフラグが全てクリヤされている
か否か、即ちローコントラスト、近距離、被写
体移動、ローコントラストの各フラグがクリヤ
されているかチエツクされ、クリヤされていれ
ば、合焦OKと判別されて、PCV1の動作、即
ち発振態様1の発音が行なわれてユーザに合焦
が行なわれたことを知らせると共に、WIND
の動作が行なわれる。このあとはA13に戻るの
で、上記スイツチ143,144のいずれかで
もオンにしている間、連続して合焦動作が行な
われ、合焦の都度上記発音が行なわれワインダ
ーが接続されている場合、ワインダーに対して
トリガ出力を順次送出する。
AFSTAT用スイツチ143,144のいず
れもオフになると、このときも上記合焦OKの
チエツクがなされ、合焦OKであればREL信号
のオン、オフ状態を判別し、同信号がオフであ
ればパワーオフに至る。上記スイツチ143,
144をオフしたあと、合焦OKでなければ、
PCV2の動作、即ち発振態様2の発音が行な
われてユーザに警告してパワーオフとなる。
以上述べたように、本発明によれば、次のよう
な優れた効果を発揮する。
オートフオーカス時、被写体の移動速度が大き
く、レンズ移動が追従できない場合、即ち初回の
撮影レンズの駆動量に対して、次回のレンズ駆動
量が所定量より大きい場合に、これを検出して被
写体移動の警告を発するか、またはモータ駆動を
停止してレンズ移動を停止するようにしたので、
電源電池を無駄に浪費することもなくなり、従来
の欠点を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は、本発明の一実施例を示す自
動焦点調節装置を有するレンズ鏡筒の、それぞ
れ、斜視図、背面図、側面図および概略断面図、
第5図は、上記第1図中の距離環の斜視図、第6
図は、上記第4図中のズーム情報検出器の斜視
図、第7図A,Bは、上記第4図中の絞り連動ス
イツチの、それぞれ、絞り動作前と絞り動作中に
おける正面図、第8図は、上記第1図に示すレン
ズ鏡筒の電気回路図、第9図は、上記第8図中の
電源供給回路の動作を示すフローチヤート、第1
0図〜第35図は、上記第8図中のCPUのプロ
グラム動作を示すフローチヤートである。 15,141,142……モード切換スイツチ
(モードスイツチ)、16A,16B,143,1
44……操作ボタン、38,39……ゾーンスイ
ツチ(ゾーン信号発生部材)、20……撮影レン
ズ、21……サウンドスイツチ、22,103…
…レリーズ用信号ピン、23……モータ、67…
…警告表示回路、71……発音回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 撮影レンズの焦点ずれ量を繰り返し検出し、
    測距信号を出力する焦点検出手段と、 この焦点検出手段からの上記測距信号に基づい
    て撮影レンズ駆動用モータを制御する駆動モータ
    制御手段と、 上記焦点検出手段から繰り返し出力される測距
    信号のうち、前回の測距動作に対応する測距信号
    を逐次更新して記憶する記憶手段と、 上記焦点検出手段から出力された今回の測距信
    号と、上記記憶手段に記憶された前回の測距信号
    とを比較する比較手段と、 この比較手段による比較の結果、今回の測距信
    号に対して前回の測距信号が所定値以上大きかつ
    た場合に、追従不能であると判断し、警告する警
    告手段と、 を具備したことを特徴とする自動焦点調節装置。 2 撮影レンズの焦点ずれ量を繰り返し検出し、
    測距信号を出力する焦点検出手段と、 この焦点検出手段からの上記測距信号に基づい
    て撮影レンズ駆動用モータを制御する駆動モータ
    制御手段と、 上記焦点検出手段から繰り返し出力される測距
    信号のうち、前回の測距動作に対応する測距信号
    を逐次更新して記憶する記憶手段と、 上記焦点検出手段から出力された今回の測距信
    号と、上記記憶手段に記憶された前回の測距信号
    とを比較する比較手段と、 この比較手段による比較の結果、今回の測距信
    号に対して前回の測距信号が所定値以上大きかつ
    た場合に、追従不能であると判断し、上記駆動モ
    ータ制御手段による上記モータの駆動を禁止する
    禁止手段と、 を具備したことを特徴とする自動焦点調節装置。
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