JP7362218B2 - 光学式変位センサ - Google Patents
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Description
例えば特許文献1に記載の2次元角度センサは、検出対象に光ビームを投光するための光源と、光ビームによる検出対象からの反射光の光路中に設けたレンズと、レンズの焦点付近に設けられたフォトダイオードによる検出素子(受光手段)と、を備える。2次元角度センサは、検出素子で検出した光電流を計算することで検出対象の角度を検出する。
具体的には、受光信号処理部は、2本のレーザビームの光路長の差により変化する干渉信号から位相の変化を検出し、この位相の変化に基づいて、例えば測定対象の回動による角度の変位量を検出している。干渉信号から検出される位相は、光源波長が基準となっている。このため、光源波長が変化すると、その変化にともない位相も変化してしまうこととなる。
したがって、レーザ干渉計(光学式変位センサ)は、環境の変化にともない光源波長が変化すると、2本のレーザビームにおける光路長の差の変化に基づく干渉信号の変化から角度の変化量を正確に検出することができず、検出誤差を生じてしまうことがある。
また、光源波長が変化すると、次のような問題も生じる。
光源波長が660nmのとき、光源300から照射され回折格子200にて分割された2本の光は、回折角度θで回折する。そして、2本の光は、2個のコーナーキューブ500を介し、再び回折格子200に照射され、回折格子200により回折されて2本の光がオーバーラップした1本の合成光として受光手段400に照射される。
具体的には、図10(B)に示すように、光源波長が630nmのとき、光源300から照射され回折格子200にて分割された2本の光は、図10(A)に示す光源波長が660nmのときの回折角度θと比較して小さい回折角度θ1で回折する。回折角度θ1で回折した2本の光は、2個のコーナーキューブ500を介し、互いにオフセットされ距離S1を有した状態で受光手段400に照射される。
また、図10(C)に示すように、光源波長が690nmのとき、光源300から照射され回折格子200にて分割された2本の光は、図10(A)に示す光源波長が660nmのときの回折角度θと比較して大きい回折角度θ2で回折する。回折角度θ2で回折した2本の光は、2個のコーナーキューブ500を介し、互いにオフセットされ距離S2を有した状態で受光手段400に照射される。
図11は、従来の光学式変位センサにおいて回折手段が所定の位置から移動したときの光の光路を示す概略図である。具体的には、図11(A)は、回折格子200が所定の位置に配置されているときに光学式変位センサ100にて観測される光の光路であり、図11(B)は、回折格子200が所定の位置から光源300とは離れる方向に移動したときに光学式変位センサ100にて観測される光の光路であり、図11(C)は、回折格子200が所定の位置から光源300に近づく方向に移動したときに光学式変位センサ100にて観測される光の光路である。なお、以下の説明では、既に説明した部分については、同一符号を付してその説明を省略し、図11では、光の光路および回折格子200の移動方向を実線矢印にて記載するとともに、図11(B),(C)では、移動する前の所定の位置に配置された回折格子200を破線にて記載する。
そして、回折格子200が所定の位置から測定方向と直交する方向である光源300から離れる方向、または、光源300に近づく方向に移動すると、図11(B),(C)に示すように、回折格子200にて分割された2本の光は、互いにオフセットされ距離S3,S4を有した状態で受光手段400に照射される。
したがって、光学式変位センサは、受光手段に照射される合成光のオーバーラップ量を安定させることができる。
しかし、光源として、例えばコヒーレント長が数cmと非常に短い半導体レーザを用いた場合、分割された2本のレーザビームの光路長の差が数cm以上であると、受光信号処理部の照射面に干渉光は生じない。したがって、レーザ干渉計は、光源に半導体レーザを用いた場合、非常に短いコヒーレント長であることによるコヒーレント性の制限によって、測定対象の測定ができないことがある。また、He-Neレーザは高価であるため、コストがかかる。
したがって、光学式変位センサは、光源のコヒーレント性による制限を回避しつつ、高価なHe-Neレーザの代わりに例えばHe-Neレーザと比較して低廉でコヒーレント性の制限が大きい半導体レーザなどを光源として用いることができ、コスト削減を図ることができる。
以下、本発明の第1実施形態を図1から図6に基づいて説明する。
図1は、第1実施形態に係る光学式変位センサ1を示す斜視図であり、図2は、光学式変位センサ1における光の光路を示す概略図である。具体的には、図2(A)は光学式変位センサ1において測定対象が測定方向に沿って移動する前の状態を示す図であり、図2(B),(C)は光学式変位センサ1において測定対象が測定方向に沿って移動した状態を示す図である。また、図3は、光学式変位センサ1における受光手段4を示す概略図である。
光学式変位センサ1は、測定方向に沿って移動する図示しない測定対象を測定する測定機器の内部に設けられている。本実施形態では、測定方向とは回折格子Mが並設されるX方向であり、測定対象はX方向に沿って移動する。
回折手段2は、測定対象に取付けられ、測定対象の測定方向であるX方向への移動にともなって同期して移動する。
回折格子Mは、本実施形態では、測定方向であるX方向に沿って所定の周期mで配置される。回折格子Mを介した光源3からの光は、複数の回折光となる。
複数の回折光は、光軸と同じ方向に進行する回折光を0次回折光とすると、0次回折光を基準として回折角度が大きくなる方向に向かって±1次回折光、±2次回折光と順序づけることができる。
受光手段4は、主に±1次回折光により生成される合成光から干渉信号を検出する。
なお、以下の図面では、受光手段4にて合成光を生成する光の光路を実線矢印で表し、以下の説明では、実線矢印で表された光の光路について説明する。
具体的には、分割ビームスプリッタ31は、合成光を第1分割光31aと第2分割光31bとに分割する。第2の1/4波長板12は、分割ビームスプリッタ31により分割された第1分割光31aと第2分割光31bとの光路上に配置され、第1分割光偏光ビームスプリッタ32は、第2の1/4波長板12を介した第1分割光31aを第1偏光32aと第2偏光32bとに分割する。また、第3の1/4波長板13は、第2の1/4波長板12を介した第2分割光31bの光路上に配置され、第2分割光偏光ビームスプリッタ33は、第3の1/4波長板13を介した第2分割光31bを第3偏光33aと第4偏光33bとに分割する。
また、第1受光部41は、第1偏光32aから位相が0度の光を受光し、第2受光部42は、第2偏光32bから位相が180度の光を受光する。第3受光部42は、第3偏光33aから位相が90度の光を受光し、第4受光部44は、第4偏光33bから位相が270度の光を受光する。
第1分割光偏光ビームスプリッタ32と第2分割光偏光ビームスプリッタ33とは、分割ビームスプリッタ31からの分割光31a,31bを、Sランダム偏光の光であるS偏光と、Pランダム偏光の光であるP偏光と、の2つの偏光成分に分離する光学部品である。
第1分割光偏光ビームスプリッタ32は、P偏光である第1偏光32aを透過し、S偏光である第2偏光32bを反射する。第2分割光偏光ビームスプリッタ33は、P偏光である第3偏光33aを透過し、S偏光である第4偏光33bを反射する。本実施形態では、S偏光を第2偏光32bと第4偏光33bとし、P偏光を第1偏光32aと第3偏光33aとして説明するが、どの偏光がS偏光かP偏光であるかは任意である。
第1分割光31aは、第2の1/4波長板12を介することで第1分割光31aとは90度位相がずれた光となり第1分割光偏光ビームスプリッタ32に照射される。第1分割光偏光ビームスプリッタ32に照射された第1分割光31aは、S偏光である第1偏光32aと、P偏光である第2偏光32bと、に偏光され分割される。そして、第1受光部41は、第1偏光32aを受光して位相が0度の光である干渉光を受光し、第2受光部42は、第2偏光32bを受光して位相が180度の光である干渉光を受光する。
これにより、光学式変位センサ1は、合成光から4相信号を検出することができ、高精度に測定対象の変位量を検出することができる。
第2反射手段52は、第1回折部21にて分割され回折された第2光を第2光が入射してきた方向と平行、かつ、逆方向に第2回折部22に向かって反射する。
第3反射手段53は、第2回折部22を介した第1光と第2光とを第2回折部22に向かって反射する。
第4反射手段54は、第2回折部22にて回折された第1光を第1光が入射してきた方向と平行、かつ、逆方向に第1回折部21に向かって反射する。
第5反射手段55は、第2回折部22にて回折された第2光を第2光が入射してきた方向と平行、かつ、逆方向に第1回折部21に向かって反射する。
なお、第3反射手段53a,53bは、ミラーであってもよい。第3反射手段53a,53b(第3反射手段53)がプリズムであることが好ましい理由は、後述する。
具体的には、本実施形態では、半導体レーザである光源3のコヒーレント長は数cmであるため、第1光の光路長と、第2光の光路長と、が同じ長さとなる位置に配置されている。
また、本実施形態では、第1反射手段51および第4反射手段54と第2反射手段52および第5反射手段55は、Y方向と、X方向およびY方向と直交するZ方向と、により成されるYZ平面に対して面対称となる位置に配置されている。YZ平面は、具体的には、回折手段2の回折格子Mが設けられる面と直交する平面である。なお、第1反射手段51および第4反射手段54と第2反射手段52および第5反射手段55は、互いにYZ平面と面対称となる位置に配置されていなくてもよい。
第2回折部22は、第1光と第2光とを第3反射手段53a,53bに向かって反射する。第3反射手段53a,53bに反射された第1光と第2光は、Y方向にオフセットされて再び第2回折部22に向かって反射される。続いて、第1光は、第2回折部22から第4反射手段54に向かって反射され、第2光は、第2回折部22から第5反射手段55に向かって反射される。そして、第4反射手段54に照射された第1光と第5反射手段55に照射された第2光は、第1回折部21に向かって再帰性反射され、第1回折部21の合成点P2にて合成光となる。
光学式変位センサ1は、図4に示すように、受光手段4が受光した光に基づき測定対象の変位量を演算する演算手段6をさらに備える。
演算手段6は、回折手段2の移動にともない、受光手段4が受光する合成光による干渉信号の変化に基づき測定対象の変位量を演算する。具体的には、演算手段6は、第1受光部41と第2受光部42と第3受光部43と第4受光部44とがそれぞれ受光する位相の異なる複数の光から4相信号を取得する。演算手段6は、取得した4相信号に基づいて測定対象の移動の方向および測定対象の変位量を演算する。
(1)光学式変位センサ1は、測定対象に取りつけられる回折格子Mを有する回折手段2を測定対象の変位にともなって同期して測定方向に沿って移動させ、複数の反射手段5を固定して備え、回折手段2を測定方向であるX方向に沿って移動させることで得られる回折格子Mの所定の周期mを基準とする干渉信号の変化を検出し、その変化から測定対象の変位量を検出している。回折格子Mの所定の周期mは、環境の変化があったとしても、光源波長のように大きく変動しない。したがって、光学式変位センサ1は、環境の変化により光源波長が変化したとしても、回折格子Mの所定の周期mを基準とする干渉信号の変化から測定対象の変位量を高精度に検出することができる。
したがって、光学式変位センサ1は、受光手段4に照射される合成光のオーバーラップ量を安定させることができる。
したがって、光学式変位センサ1は、光源3のコヒーレント性による制限を回避しつつ、高価なHe-Neレーザの代わりに例えばHe-Neレーザと比較して低廉でコヒーレント性の制限が大きい半導体レーザなどを光源として用いることができ、コスト削減を図ることができる。
(5)第3反射手段53a,53bにおける接続部73は、測定方向であるX方向と平行に略直線状に第1反射部71と第2反射部72とを接続することで、第1光と第2光とを測定方向であるX方向と直交する方向であるY方向にオフセットすることができる。これにより、光学式変位センサ1は、第1光と第2光との進行方向に新たな変動を生じさせることなく、測定方向であるX方向と直交方向であるY方向にオフセットして回折手段2に照射させることができる。したがって、光学式変位センサ1は、受光手段4にて受光される合成光を安定させ、高精度化を図ることができる。
(7)回折手段2が有する回折格子Mは、光源3および複数の反射手段5を介した光を反射する反射型であることで、光源3や複数の反射手段5を回折手段2における光の照射面の一方側にまとめて配置することができる。したがって、光学式変位センサ1は、小型化および省スペース化を図ることができる。
以下、本発明の第2実施形態を図7および図8に基づいて説明する。なお、以下の説明では、既に説明した部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
第2実施形態では、図7に示すように、光学式変位センサ1Aの備える回折手段2Aは、光源3および複数の反射手段5Aからの光を回折して透過する透過型であり、第3反射手段53Aは、1個のプリズムで構成されている点で前記第1実施形態と異なる。
回折手段2Aは、透光性を有するガラスを採用することができる。なお、回折手段2Aは、光源3および複数の反射手段5Aからの光を回折して透過することができれば、どのような素材を採用してもよい。
第6反射手段10は、2枚のミラーを組み合わせた一つの部材である。なお、第6反射手段10は、ミラーでなくてもよく、光源3からの光を第1回折部21Aに向かって反射し、合成光を受光手段4に向かって反射することができれば、ハーフミラーやビームスプリッタ等、任意の部材を用いてもよい。また、第6反射手段10は、一つの部材でなくてもよく、複数の部材であってもよい。
以下、光学式変位センサ1Aおける光の光路について図8に基づいて説明する。
第2回折部22Aにて回折された第1光と第2光は、第3反射手段53Aに向かって出射される。第3反射手段53Aに照射された第1光と第2光は、Y方向にオフセットされて第2回折部22Aに向かって反射され、再び第2回折部22Aにて回折される。続いて、第1光は、第2回折部22Aから第4反射手段54に照射され、第2光は、第2回折部22Aから第5反射手段55に照射される。そして、第4反射手段54に照射された第1光と第5反射手段55に照射された第2光は、第1回折部21Aに向かって反射し、第1回折部21Aの合成点P2にて回折し合成光となる。
(8)複数の反射手段5Aは、光源3からの光を第1回折部21Aに向かって反射し、合成光を受光手段4に向かって反射する第6反射手段10をさらに備えるため、光学式変位センサ1A内の光の光路を自由に設計することができる。また、第6反射手段10の配置によっては光学式変位センサ1Aの小型化を図ることができる。
(9)第3反射手段53Aは、単一の部材であるため、第1光と第2光とに対応して個別に複数の部材を設ける必要がない。したがって、光学式変位センサ1Aは、コスト削減を図るとともに、小型化を図ることができる。
なお、本発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、前記各実施形態では、光学式変位センサ1,1Aは測定機器に設けられていたが、測定機器ではなく、その他のものに設けられていてもよい。すなわち、光学式変位センサがどのようなものに設けられるかは特に限定されるものではない。
前記各実施形態では、受光手段4は、第2の1/4波長板12と、第3の1/4波長板13と、分割ビームスプリッタ31と、第1分割光偏光ビームスプリッタ32と、第2分割光偏光ビームスプリッタ33と、複数の受光部41~44と、を備えていた。
なお、図9において、第2実施形態における第6反射手段10は、本変形例における受光手段4Bを図示する便宜上、第6反射手段10A,10Bとし、一つの部材ではなく、二つの部材として図示している。
複数の偏光子91~94は、偏光レンズである。なお、複数の偏光子91~94は、入射した光を偏光することができればよく、どのようなものを用いて偏光してもよい。
受光手段4Bは、複数の偏光子91~94に対向して同一面上に設けられている。第2回折手段81および第3回折手段82により分割された複数の回折光は、複数の偏光子91~94を透過すると、それぞれ位相の異なる偏光となる。具体的には、第1受光部41Bは、第1偏光子91を介した位相が0度の光を受光する。第2受光部42Bは、第2偏光子92を介した位相が90度の光を受光する。第3受光部43Bは、第3偏光子93を介した位相が180度の光を受光する。第4受光部44Bは、第4偏光子94を介した位相が270度の光を受光する。
このような構成により、受光手段4Bは、複数の偏光子91~94に対向する同一面上に設けられているため、モジュール化することができる。また、前記第2実施形態のように光が照射される位置ごとに複数の受光部41~44を備える必要がないため、コスト削減を図るとともに省スペース化を図ることができる。
また、前記各実施形態では、光学式変位センサ1,1Aは、第1の1/4波長板11を備えていたが、受光手段4,4Bを採用しない等の場合には、光学式変位センサは、第1の1/4波長板を備えなくてよい。
2,2A 回折手段
21,21A 第1回折部
22,22A 第2回折部
3 光源
4 受光手段
5,5A 複数の反射手段
51 第1反射手段
52 第2反射手段
53,53A 第3反射手段
54 第4反射手段
55 第5反射手段
6 演算手段
M 回折格子
Claims (6)
- 測定方向に沿って所定の周期で配置される回折格子を有する回折手段と、前記回折手段に向かって光を照射する光源と、前記回折手段を介した光を受光する受光手段と、前記受光手段が受光した光に基づき測定対象の変位量を演算する演算手段と、を備える光学式変位センサであって、
前記光源から照射され、前記回折手段を介した光を前記回折手段に向かって反射する複数の反射手段を備え、
前記回折手段は、
前記測定対象に取付けられ、前記測定対象の変位にともなって同期して前記測定方向に沿って移動し、
前記光源からの光を第1光と前記第1光とは異なる第2光とに分割して回折し、前記複数の反射手段を介した前記第1光と前記第2光とを回折して合成し前記受光手段にて受光される合成光とする第1回折部と、
前記複数の反射手段を介した前記第1光と前記第2光とを前記複数の反射手段に回折して出射し、出射したときとは逆方向に入射する前記複数の反射手段を反射した前記第1光と前記第2光とを前記複数の反射手段に回折して出射する第2回折部と、を備え、
前記複数の反射手段は、
前記第1回折部にて分割され回折された第1光を該第1光が入射してきた方向と平行、かつ、逆方向に前記第2回折部に向かって反射する第1反射手段と、
前記第1回折部にて分割され回折された第2光を該第2光が入射してきた方向と平行、かつ、逆方向に前記第2回折部に向かって反射する第2反射手段と、
前記第2回折部を介した前記第1光と前記第2光とを前記第2回折部に向かって反射する第3反射手段と、
前記第2回折部にて回折された第1光を該第1光が入射してきた方向と平行、かつ、逆方向に前記第1回折部に向かって反射する第4反射手段と、
前記第2回折部にて回折された第2光を該第2光が入射してきた方向と平行、かつ、逆方向に前記第1回折部に向かって反射する第5反射手段と、を備え、
前記演算手段は、前記回折手段の移動にともない、前記受光手段が受光する前記合成光による干渉信号の変化に基づき前記測定対象の変位量を演算することを特徴とする光学式変位センサ。 - 請求項1に記載された光学式変位センサにおいて、
前記第3反射手段は、前記第2回折部を介した前記第1光と前記第2光とを反射する第1反射部と、前記第1反射部を反射した前記第1光と前記第2光とを前記第2回折部に向かって反射する第2反射部と、前記第1反射部と前記第2反射部とが互いに向かい合うように所定の角度で接続する接続部と、を備えるプリズムであり、
前記接続部は、前記測定方向と平行に略直線状に前記第1反射部と前記第2反射部とを接続することを特徴とする光学式変位センサ。 - 請求項1または請求項2に記載された光学式変位センサにおいて、
前記第1反射手段および前記第4反射手段と、前記第2反射手段および前記第5反射手段と、はそれぞれ同一部材であることを特徴とする光学式変位センサ。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載された光学式変位センサにおいて、
前記第1反射手段と前記第2反射手段とは、
前記第1回折部における前記光源からの光の分割点から前記第1反射手段と前記第3反射手段と前記第4反射手段とを介して前記第1回折部における前記合成光を生成する合成点に到達するまでの第1光の光路長と、前記第1回折部における前記光源からの光の分割点から前記第2反射手段と前記第3反射手段と前記第5反射手段とを介して前記第1回折部における前記合成光を生成する合成点に到達するまでの第2光の光路長との差が、光源におけるコヒーレント長の範囲内となる位置に配置されていることを特徴とする光学式変位センサ。 - 請求項1から請求項4のいずれかに記載された光学式変位センサにおいて、
前記回折手段は、前記光源および前記複数の反射手段を介した光を反射する反射型の回折手段であることを特徴とする光学式変位センサ。 - 請求項1から請求項5のいずれかに記載された光学式変位センサにおいて、
前記複数の反射手段は、
前記光源からの光を前記第1回折部に向かって反射し、前記合成光を前記受光手段に向かって反射する第6反射手段をさらに備えることを特徴とする光学式変位センサ。
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