JP6335708B2 - キャップ - Google Patents
キャップ Download PDFInfo
- Publication number
- JP6335708B2 JP6335708B2 JP2014157130A JP2014157130A JP6335708B2 JP 6335708 B2 JP6335708 B2 JP 6335708B2 JP 2014157130 A JP2014157130 A JP 2014157130A JP 2014157130 A JP2014157130 A JP 2014157130A JP 6335708 B2 JP6335708 B2 JP 6335708B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cap
- cylinder
- hinge
- extraction
- valve body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Closures For Containers (AREA)
Description
このような構成において、キャップを使用する場合には、まずキャップ本体に対して注出部材を開位置とし、連通口に配設されたプルリングを除去し、キャップを開封する。その後、キャップ本体に対して注出部材またはオーバーキャップを開位置とすることで、キャップ本体の連通口または注出部材の注出口を通して容器内の内容物が注出される。
本発明に係るキャップは、容器の口部に装着されるとともに、前記口部に連通する連通口を有するキャップ本体と、前記キャップ本体に第1ヒンジ部を介して回動可能に連設されるとともに、注出口が形成された注出部材と、前記注出部材に第2ヒンジ部を介して回動可能に連設され、前記注出口を閉塞する有頂筒状のオーバーキャップと、を備え、キャップ軸方向から見た平面視において、前記第1ヒンジ部及び前記第2ヒンジ部は、キャップ軸を挟んで互いに反対となる位置に配置され、前記オーバーキャップのうち、キャップ軸方向で前記第1ヒンジ部と対向する位置には、キャップ軸方向に直交する径方向において、前記第1ヒンジ部よりも外側に向けて突出する操作部が配設され、前記第2ヒンジ部には、径方向の外側に向けて突出する指掛け部が形成され、前記指掛け部は、径方向の外側への突出量が前記第1ヒンジ部よりも大きくなっていることを特徴としている。
また、第2ヒンジ部に、径方向の外側に向けて突出する指掛け部が形成されているため、開封操作時や注出時等の操作部として第2ヒンジ部を利用することで、キャップ本体に対する注出部材の開操作の操作性を向上させることができる。特に、第2ヒンジ部に指掛け部を形成することで、操作部を別途配設する場合に比べて構成の簡素化や見映えの向上を図ることができる。
この場合、指掛け部がキャップ軸に直交する面内に沿って延びる平坦面とされているため、指掛け部に指等を掛けやすくなり、操作性の更なる向上を図ることができる。
この場合、注出部材がキャップ本体にアンダーカット嵌合されているため、キャップ本体が不意に開放されるのを抑制できる。また、シール筒が嵌合突部に対して径方向の内側で第1注出筒内に嵌合しているため、仮に容器を倒しても、連通口を通って第1注出筒内に流入した内容物が外部に漏出するのを確実に抑制することができる。
この場合、弁体の外周縁と、注出口の内周縁とが弾性ヒンジ部を介して連結されているため、第1弱化部を破断した後に注出操作を行うと、容器内の内容物が弁体と注出口との間の隙間を通って注出される。一方、注出部材が開放された状態で、容器を倒しても、内容物が注出口から漏出するのを抑制することができる。しかも、弁体の外周縁と注出口の内周縁とが、弾性ヒンジ部との接続部分を除いた全域に亘って第1弱化部を介して連結されているので、第1弱化部を破断した後に、弁体の外周縁が、例えば第1弱化部の破断時に形成されたバリ部分上に載ったり、バリ部分に引っ掛かったりすることとなる。そのため、弁体の、注出口に対する容器の外側に向けた移動は許容される一方、容器の内側に向けた移動は抑えることが可能になる。これにより、第1弱化部の破断後に、弁体の外周縁が、上述したようにバリ部分上に載る等することから、弁体と注出口との間に径方向の隙間が形成されるのを抑制し、上述した作用効果がより奏功される。また、弁体を容器の内側から支持する弁座を注出部材に設けなくても、容器の内側に向けた弁体の移動を抑制することができ、部品点数を削減して低コスト化を図ることができる。
図1に示すように、本実施形態のキャップ1は、内容物を大量に注出する第1注出モードと、内容物を少量で注出する第2注出モードと、に内容物の注出量を切替可能とされている。具体的に、キャップ1は、内容物が収容された容器2の口部2aに装着されるとともに、口部2aに連通する連通口3を有するキャップ本体4と、キャップ本体4に第1ヒンジ部5を介して回動可能に連設されるとともに、注出口6が形成された注出部材7と、注出部材7に第2ヒンジ部8を介して回動可能に連設され、注出口6を閉塞するオーバーキャップ9と、を備えている。また、図2に示すように、本実施形態のキャップ1において、後述する中栓部材51以外の部分は一体成形されている。そして、キャップ本体4、注出部材7、及びオーバーキャップ9は、ヒンジ部5,8の折り曲げを解除して展開させた際、ヒンジ部5,8を介して一直線上に配列される。
装着筒11は、キャップ軸O1方向に沿って延びるとともに、その上端部が口部2aの上端縁上に配置された連結環15を介して第1注出筒12の上部に連結されている。連結環15には、上方に向けて突出する筒状の嵌合突部16が全周に亘って形成されている。
第1注出筒12は、装着筒11よりも上方に向けて突出するとともに、その上端部が上方に向かうに従い漸次拡径している。
上筒部43は、内フランジ部44の内周縁から上方に向けて立設されている。上筒部43の上端部は、上方に向かうに従い漸次拡径している。なお、本実施形態において、上筒部43の内径は、上述した第1注出筒12の内径に比べて小さくなっている。したがって、第2注出筒41は、第1注出筒12に比べて少量の内容物を注出可能とされている。
装着筒52には、下方に向けて延びる脚部52aが、注出筒周方向に間隔をあけて複数配設されている。
一方、図1に示すように、弁本体62には、上方に向けて窪む凹部66が形成されている。凹部66は、上方に向けて突の凹曲面状に形成されている。なお、弁本体62の下面において、凹部66の開口周縁部は、下方に向けて突の曲面状に形成されている。
したがって、弁体54の、注出口6に対する上方(容器2の外側)に向けた移動は許容される一方、下方(容器2の内側)に向けた移動は抑えられる。
天壁部75には、下方に向けて栓筒82が突設され、この栓筒82が第2注出筒41(上筒部43)内に液密に嵌合されることにより、第2注出筒41が閉塞される。
指掛け片86は、その径方向の内側端部が注出部材7側の周壁部31に回動可能に連結され、径方向の外側端部が上述したように傾斜片85に連結されている。指掛け片86は、径方向の外側への突出量が上述した第1ヒンジ部5よりも大きく、かつ操作部81と同等以上となっており、その下面が指掛け操作可能な指掛け部86aとなっている。なお、図示の例において、指掛け部86aは、キャップ軸O1に直交する面内に延びる平坦面とされている。
各突出部87,88のうち、オーバーキャップ9側の突出部87は、周方向から見た側面視で三角形状を呈し、その上面が径方向の外側に向かうに従い下方に向けて傾斜する傾斜面とされている。また、各突出部87,88のうち、注出部材7側の突出部88は、周方向から見た側面視で矩形状を呈し、その下面が指掛け操作可能な指掛け部88aとなっている。なお、指掛け部88aは、キャップ軸O1に直交する面内に延びる平坦面とされている。
まず、図4に示すように、キャップ1を開封する場合には、注出部材7を開位置とする。具体的には、第2ヒンジ部8の指掛け部86a,88aに指等を掛け、第2ヒンジ部8を引き上げる。すると、注出部材7がオーバーキャップ9とともに、第1ヒンジ部5周りに回動することで、注出部材7が開位置となる。この状態でプルリング22に指等を掛け、プルリング22を引き上げる。すると、薄肉部17が破断されることで、封止板21が隔壁部14から離脱する。これにより、連通口3が開放される。
また、第2ヒンジ部8に、径方向の外側に向けて突出する指掛け部86a,88aが形成されているため、開封操作時や注出時等の操作部として第2ヒンジ部8を利用することで、キャップ本体4に対する注出部材7の開操作の操作性を向上させることができる。特に、本実施形態では、第2ヒンジ部8に指掛け部86a,88aを形成することで、注出部材7に操作部を別途配設する場合に比べて構成の簡素化や見映えの向上を図ることができる。
また、上述した実施形態では、第2ヒンジ部8が主ヒンジ部83及び副ヒンジ部84を備える構成について説明したが、これに限らず、指掛け部が形成されていれば、適宜設計変更が可能である。
さらに、指掛け部は、平坦面に限らず、傾斜面等であっても構わない。
2…容器
2a…口部
3…連通口
4…キャップ本体
5…第1ヒンジ部
6…注出口
7…注出部材
8…第2ヒンジ部
9…オーバーキャップ
54…弁体
56…弾性ヒンジ部
61…第1弱化部
81…操作部
86a,88a…指掛け部
O1…キャップ軸
Claims (4)
- 容器の口部に装着されるとともに、前記口部に連通する連通口を有するキャップ本体と、
前記キャップ本体に第1ヒンジ部を介して回動可能に連設されるとともに、注出口が形成された注出部材と、
前記注出部材に第2ヒンジ部を介して回動可能に連設され、前記注出口を閉塞する有頂筒状のオーバーキャップと、を備え、
キャップ軸方向から見た平面視において、前記第1ヒンジ部及び前記第2ヒンジ部は、キャップ軸を挟んで互いに反対となる位置に配置され、
前記オーバーキャップのうち、キャップ軸方向で前記第1ヒンジ部と対向する位置には、キャップ軸方向に直交する径方向において、前記第1ヒンジ部よりも外側に向けて突出する操作部が配設され、
前記第2ヒンジ部には、径方向の外側に向けて突出する指掛け部が形成され、
前記指掛け部は、径方向の外側への突出量が前記第1ヒンジ部よりも大きくなっていることを特徴とするキャップ。 - 前記指掛け部は、キャップ軸に直交する面内に沿って延びる平坦面とされていることを特徴とする請求項1記載のキャップ。
- 前記注出部材は、キャップ軸方向に延びる筒状とされて前記キャップ本体に径方向の外側からアンダーカット嵌合される嵌合突部と、
前記嵌合突部に対して径方向の内側に位置し、前記キャップ本体に形成された第1注出筒内に嵌合するシール筒と、を有していることを特徴とする請求項1または請求項2記載のキャップ。 - 前記注出部材は、前記注出口を開閉する弁体を備え、
前記弁体の外周縁と前記注出口の内周縁とが弾性ヒンジ部を介して連結され、前記弾性ヒンジ部が弾性変形することで、前記弁体が前記注出口を開閉し、
前記弁体の外周縁のうち、前記弾性ヒンジ部との接続部分を除いた部分が全域に亘って破断可能な第1弱化部を介して、前記注出口の内周縁に連結されていることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載のキャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014157130A JP6335708B2 (ja) | 2014-07-31 | 2014-07-31 | キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014157130A JP6335708B2 (ja) | 2014-07-31 | 2014-07-31 | キャップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016033047A JP2016033047A (ja) | 2016-03-10 |
JP6335708B2 true JP6335708B2 (ja) | 2018-05-30 |
Family
ID=55452150
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014157130A Active JP6335708B2 (ja) | 2014-07-31 | 2014-07-31 | キャップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6335708B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020055539A (ja) * | 2018-09-28 | 2020-04-09 | 株式会社吉野工業所 | キャップ |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6783114B2 (ja) * | 2016-10-31 | 2020-11-11 | 株式会社吉野工業所 | 注出キャップ |
JP6684196B2 (ja) * | 2016-10-31 | 2020-04-22 | 株式会社吉野工業所 | 注出キャップ |
JP6858451B2 (ja) * | 2017-05-31 | 2021-04-14 | 株式会社吉野工業所 | 吐出容器 |
JP2019119525A (ja) * | 2017-12-27 | 2019-07-22 | 株式会社吉野工業所 | スクイズ容器 |
JP7239384B2 (ja) * | 2019-04-26 | 2023-03-14 | 株式会社吉野工業所 | キャップ |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4361244A (en) * | 1981-03-11 | 1982-11-30 | The Continental Group, Inc. | Pilferproof closure |
JP5190728B2 (ja) * | 2007-05-30 | 2013-04-24 | 森永製菓株式会社 | 吐出キャップ |
JP5186285B2 (ja) * | 2008-05-30 | 2013-04-17 | 株式会社吉野工業所 | キャップ |
JP5362434B2 (ja) * | 2009-04-30 | 2013-12-11 | 株式会社吉野工業所 | ヒンジ式注出栓 |
JP2013241197A (ja) * | 2012-05-21 | 2013-12-05 | Daiwa Can Co Ltd | キャップ |
-
2014
- 2014-07-31 JP JP2014157130A patent/JP6335708B2/ja active Active
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020055539A (ja) * | 2018-09-28 | 2020-04-09 | 株式会社吉野工業所 | キャップ |
JP7094189B2 (ja) | 2018-09-28 | 2022-07-01 | 株式会社吉野工業所 | キャップ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016033047A (ja) | 2016-03-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6335708B2 (ja) | キャップ | |
JP5551646B2 (ja) | 詰め替え容器 | |
JP5719542B2 (ja) | 注出キャップ | |
JP6406643B2 (ja) | 液吐出容器 | |
WO2018190314A1 (ja) | ヒンジキャップ | |
JP6322496B2 (ja) | 詰め替え容器 | |
JP5961547B2 (ja) | 詰め替え容器 | |
JP2018070236A (ja) | ヒンジキャップ | |
JP6027944B2 (ja) | 詰め替え容器 | |
JP6086743B2 (ja) | 詰め替え容器 | |
JP5415021B2 (ja) | ヒンジキャップ | |
JP6510825B2 (ja) | キャップ | |
JP5150398B2 (ja) | キャップ | |
JP6051117B2 (ja) | 詰め替え容器 | |
JP6051118B2 (ja) | 詰め替え容器 | |
JP5611543B2 (ja) | 液だまり防止キャップ | |
JP2020179915A (ja) | キャップ | |
JP5990483B2 (ja) | 詰め替え容器 | |
JP6093661B2 (ja) | 詰め替え容器 | |
JP2020055539A (ja) | キャップ | |
JP2012188128A (ja) | 液体容器用キャップおよび液体用容器 | |
JP5978153B2 (ja) | 詰め替え容器 | |
JP6078440B2 (ja) | 詰め替え容器 | |
JP5489783B2 (ja) | キャップ | |
JP5995531B2 (ja) | 抜栓式キャップ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170201 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20171120 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20171128 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180129 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180403 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180501 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6335708 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |