JP5990483B2 - 詰め替え容器 - Google Patents
詰め替え容器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5990483B2 JP5990483B2 JP2013074345A JP2013074345A JP5990483B2 JP 5990483 B2 JP5990483 B2 JP 5990483B2 JP 2013074345 A JP2013074345 A JP 2013074345A JP 2013074345 A JP2013074345 A JP 2013074345A JP 5990483 B2 JP5990483 B2 JP 5990483B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- main
- refill
- spout
- contents
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Closures For Containers (AREA)
Description
また、中栓の注出口を開封した後に、中栓に対して本容器の口部を螺着するため、その螺着作業中に誤って詰め替え容器を倒すと、詰め替え容器内の内容物がこぼれ出るおそれがあった。
さらに、中栓に本容器の口部を螺着する際には、本容器を倒立姿勢にするため、本容器内に内容物が残留していると、内容物がこぼれるおそれがある。したがって、本容器内の内容物を使い切った後でないと、詰め替え作業を行い難かった。
本発明に係る詰め替え容器は、本容器に詰め替える内容物が収容される容器本体と、前記容器本体の口部から容器軸方向に沿う前記容器本体の外側に向けて延在するとともに、前記本容器の注入口内に差し込み可能とされ、かつ容器軸方向に直交する径方向の外側に向けて開口する一対の注出口が形成された注出筒と、前記注出口を各別に閉塞するとともに、前記注出口の開口縁に破断可能な弱化部を介して連結された閉塞板と、前記閉塞板に各別に連結された一対の操作突片と、を備え、前記操作突片は、一端部が前記閉塞板に連結され、かつ他端部に前記本容器の前記注入口の開口端縁に係合するフック部が形成された突片本体を有し、前記一対の注出口は、容器軸回りの周方向に沿う開口幅が互いに異なっていることを特徴としている。
これにより、弱化部を破断しながら閉塞板を徐々に捲るように変形させることができ、閉塞していた注出口を開放することができる。その結果、注出口を通じて容器本体内の内容物を本容器内に注出することができ、本容器内への詰め替えを行うことができる。
また、一対の注出口は周方向に沿う開口幅が互いに異なっているため、注出口のうち、開口幅の大きい注出口から積極的に内容物が注出されることになる。そのため、注出口のうち、開口幅の小さい注出口には、開口縁と内容物との間に隙間が生じ易くなり、この隙間を通して本容器内と容器本体内との空気置換を効率良く行うことができる。したがって、容器本体内の内容物を本容器内にスムーズに注出することができ、詰め替え作業を効率良く行うことができる。
また、詰め替え作業中には、フランジ部における当接部以外の部分と、本容器における注入口の開口端縁と、の間の隙間を通して、本容器内と外部との空気置換を効率よく行うことができる。そのため、本容器内にスムーズに内容物を注出して、詰め替え作業を効率良く行うことができる。
図1〜図3に示すように、本実施形態の詰め替え容器1は、内容物が収容される有底筒状の容器本体2を備えており、この容器本体2から、別体の本容器100(図5以降参照)に内容物を詰め替えるものである。
筒本体11は、本容器100の注入口101の内径よりも小径とされ、容器本体2における口部2aの開口端縁から上方に向けて延在している。また、本実施形態の筒本体11は、図4に示すように、容器軸Oに直交する横断面視形状が一対の短辺部分11aと、一対の長辺部分11bと、を有する長方形状をなしている。図示の例において、短辺部分11aは、径方向の外側に向けて突の湾曲面とされ、長辺部分11bは平坦面とされている。なお、筒本体11は、円筒形状や角筒形状等、適宜設計変更が可能である。
装着筒13は、注出筒4の下端部から径方向の外側に向けて突設されるとともに、口部2aの開口端縁上に配置される環状のフランジ部14と、フランジ部14の外周縁から下方に向けて延設され、容器本体2の口部2aに例えば螺着された基筒部15と、フランジ部14のうち基筒部15よりも径方向の内側に形成され、容器本体2の口部2a内に嵌合するシール筒16と、を備えている。なお、図示の例では、基筒部15が容器本体2の口部2aに螺着されているが、この場合に限定されるものではなく、アンダーカット嵌合等によって装着させても構わない。いずれにしても、装着筒13が容器本体2の口部2aに装着されていれば構わない。
なお、図示の例において、当接部21は、周方向に薄肉のリブ状に形成されているが、これに限らず、周方向に厚肉のブロック状としたり、立ち上がり段部として形成したりする等、適宜設計変更が可能である。また、フランジ部14に上方に向けて開口する溝を形成し、フランジ部14のうち溝以外の部分を当接部21として機能させても構わない。
突片本体31の他端部31bは、閉塞板5と径方向で対向する位置に配され、容器軸O方向に沿って延びる帯状とされている。具体的に、突片本体31は、上方から下方に向かうに従い漸次径方向の外側に向けて延在しており、径方向に弾性変形可能とされている。
当接部37は、内筒部35の下端から径方向の外側に向けて突設されており、径方向の外側端部は本容器100の注入口101よりも径方向の外側に位置するように設定されている。
図5、図6に示すように、まず詰め替え容器1を倒立姿勢にするとともに本容器100を正立姿勢にした状態で、詰め替え容器1の口部2aと本容器100の注入口101とを対向させて配置する。ここで、詰め替え容器1を倒立姿勢とすることで、詰め替え容器1における上下が反転することとなり、倒立姿勢の詰め替え容器1において、容器軸O方向に沿った注出筒4側が下側、容器本体2側が上側となる。
さらに、詰め替え容器1の開封と同時に内容物を本容器100に詰め替えられるので、本容器100を倒立姿勢にすることなく詰め替え作業を行うことが可能になり、例えば本容器100内の内容物が残留している場合であっても、内容物の詰め替え作業を行うことができる。
また、詰め替え作業を行う前に、フック部32のがたつき等によって閉塞板5が捲れ、開封がなされてしまうことを未然に防止することができる。
また、一対の注出口3a,3bは開口幅が互いに異なっているため、注出口3a,3bのうち、開口幅Daの大きい注出口3aから積極的に内容物が注出されることになる。そのため、注出口3a,3bのうち、開口幅Dbの小さい注出口3bには、開口縁と内容物との間に隙間が生じ易くなり、この隙間を通して本容器100内と容器本体2内との空気置換を効率良く行うことができる(図7中矢印P1参照)。したがって、容器本体2内の内容物を本容器100内にスムーズに注出することができ、詰め替え作業を効率良く行うことができる。
しかも、本実施形態の閉塞板5は、筒本体11に比べて薄肉とされ、かつ上方に向かうに従い周方向に沿う幅が漸次縮小しているので、詰め替え容器1と本容器100とを容器軸O方向に相対的に接近移動させたときに、容器軸O方向に沿ってスムーズに開封することができる。
また、本実施形態の操作突片6は、全体として径方向の外側に向けて突の屈曲形状とされているため、突片本体31を介して閉塞板5に作用する引張力が突片31の他端部31bに沿って斜め上方(上方に向かうに従い径方向の外側)に作用することになる。そのため、弱化部22に効率良く力を加えることができ、優れた開封操作性を確実に具備させることができる。
また、詰め替え作業中には、フランジ部14における当接部21以外の部分と、本容器100における注入口101の開口端縁と、の間の隙間を通して、本容器100内と外部との空気置換を効率よく行うことができるようになっている(図8中矢印P2参照)。そのため、本容器100内にスムーズに内容物を注出して、詰め替え作業を効率良く行うことができる。
また、注出口3a,3bの大きさ等は適宜設計変更が可能である。
また、上述した実施形態では、筒本体11のうち径方向で対向する位置に注出口3a,3bを一対形成する構成としたが、これに限らず、筒本体11の任意の位置に形成することが可能である。
2…容器本体
2a…口部
3a,3b…注出口
4…注出筒
5…閉塞板
6…操作突片
14…フランジ部
21…当接部
22…弱化部
31…突片本体
31a…一端部
31b…他端部
32…フック部
100…本容器
101…注入口
O…容器軸
Claims (3)
- 本容器に詰め替える内容物が収容される容器本体と、
前記容器本体の口部から容器軸方向に沿う前記容器本体の外側に向けて延在するとともに、前記本容器の注入口内に差し込み可能とされ、かつ容器軸方向に直交する径方向の外側に向けて開口する一対の注出口が形成された注出筒と、
前記注出口を各別に閉塞するとともに、前記注出口の開口縁に破断可能な弱化部を介して連結された閉塞板と、
前記閉塞板に各別に連結された一対の操作突片と、を備え、
前記操作突片は、一端部が前記閉塞板に連結され、かつ他端部に前記本容器の前記注入口の開口端縁に係合するフック部が形成された突片本体を有し、
前記一対の注出口は、容器軸回りの周方向に沿う開口幅が互いに異なっていることを特徴とする詰め替え容器。 - 前記一対の注出口は、前記注出筒の先端部から、容器軸方向に沿う前記容器本体の内側に向けて延在していることを特徴とする請求項1記載の詰め替え容器。
- 前記注出筒の基端部には、径方向の外側に向けて突設されるとともに、前記口部の開口端縁上に配置されるフランジ部が形成され、
前記フランジ部のうち、周方向で前記操作突片と異なる位置には、前記注出筒が前記注入口内に挿入された状態で、前記詰め替え容器と前記本容器との容器軸方向に沿う相対的な接近移動に伴い、前記注入口の開口端縁に当接可能な当接部が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の詰め替え容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013074345A JP5990483B2 (ja) | 2013-03-29 | 2013-03-29 | 詰め替え容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013074345A JP5990483B2 (ja) | 2013-03-29 | 2013-03-29 | 詰め替え容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014198574A JP2014198574A (ja) | 2014-10-23 |
JP5990483B2 true JP5990483B2 (ja) | 2016-09-14 |
Family
ID=52355769
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013074345A Expired - Fee Related JP5990483B2 (ja) | 2013-03-29 | 2013-03-29 | 詰め替え容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5990483B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7355530B2 (ja) * | 2019-06-20 | 2023-10-03 | 藤森工業株式会社 | 注出用スパウト、注出用スパウト付き容器 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3049210U (ja) * | 1997-11-26 | 1998-06-09 | 株式会社セントラルユニ | 薬剤容器 |
JP2000159249A (ja) * | 1998-11-26 | 2000-06-13 | Altech Co Ltd | 詰め替えキャップ |
JP3904759B2 (ja) * | 1999-04-30 | 2007-04-11 | 株式会社吉野工業所 | 被詰め替え用容器体との連結構造を備えた詰め替え用ボトル |
JP5683356B2 (ja) * | 2011-03-31 | 2015-03-11 | 株式会社吉野工業所 | 詰め替え容器 |
JP5851158B2 (ja) * | 2011-08-30 | 2016-02-03 | 株式会社吉野工業所 | 注出キャップ |
JP5961547B2 (ja) * | 2012-11-28 | 2016-08-02 | 株式会社吉野工業所 | 詰め替え容器 |
-
2013
- 2013-03-29 JP JP2013074345A patent/JP5990483B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014198574A (ja) | 2014-10-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5819595B2 (ja) | 詰め替え容器 | |
JP5551646B2 (ja) | 詰め替え容器 | |
JP6335708B2 (ja) | キャップ | |
JP5990483B2 (ja) | 詰め替え容器 | |
JP6322496B2 (ja) | 詰め替え容器 | |
JP2012071882A (ja) | 注出容器 | |
CN113573987A (zh) | 栓系闭合装置 | |
JP6027944B2 (ja) | 詰め替え容器 | |
JP5961547B2 (ja) | 詰め替え容器 | |
JP5851347B2 (ja) | 詰め替え容器 | |
JP5978153B2 (ja) | 詰め替え容器 | |
JP5959339B2 (ja) | ヒンジキャップ | |
JP6051117B2 (ja) | 詰め替え容器 | |
JP6051118B2 (ja) | 詰め替え容器 | |
JP5489436B2 (ja) | キャップ | |
JP6410662B2 (ja) | 詰め替え容器 | |
JP6093661B2 (ja) | 詰め替え容器 | |
JP2014198585A (ja) | 詰め替え容器 | |
JP6145376B2 (ja) | 詰め替え容器 | |
JP5990484B2 (ja) | 詰め替え容器 | |
JP6052766B2 (ja) | 液注出容器のキャップ | |
JP2011073708A (ja) | 注出キャップ | |
JP6078439B2 (ja) | 詰め替え容器 | |
JP7019244B2 (ja) | 混合キャップ | |
JP6078440B2 (ja) | 詰め替え容器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20151008 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160707 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160719 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160815 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5990483 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |