JP6006925B2 - 自動車用モール及びその取付構造 - Google Patents
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Description
また、ルーフモールとの一体化にも適する。
また、ウインドモールとルーフモールとを一体的に形成したウインドルーフモールも公知である。
ウインドモールは、自動車のフロントガラス又はリアガラスの左右のピラー部に沿って取り付けられるモールであり、フロントガラス、リアガラスのルーフ側からフェンダー側に向けて徐々にピラー部との段差が大きくなるように設定されたものもある。
ルーフモールは、ルーフパネルとサイドパネルとの接合部に沿って凹部溝(ルーフドリップ溝)を形成し、この凹部溝をふさぐように取り付けられている。
ウインドルーフモールは上記ウインドモールとルーフモールが連続的に一体又は別体として形成されたものである。
しかし、同公報に開示するウインドモールにおいてフロントガラスとピラー部との一般部は、断面U示形状のクランプ部材の係止溝にモールの車外側の側縁部に設けた脚部の係止部のみで係着するものであって、車幅方向のモールの取付安定性に欠ける問題があった。
ここで、モールを車体に取り付けた状態で車幅方向の中央側になる方向をIN側と表現し、車幅方向外側になる方向をOUT側と表現する。
なお、IN側係合片とOUT側係合片とが概ね平行に垂下させてあればモール本体部の裏面からやや斜めに垂下させてもよい。
また、前記IN側係合片の長さがウインドガラスの高さに合せて徐変させることもできる。
さらに、クリップの上部にOUT側係合片をボディ側から支える支持片を設けてもよい。
なお、フロントウインドモールに採用した場合にモール本体部の裏面からIN側係合部までの長さが、このモール本体部の裏面からOUT側係合部までの長さよりも短くなるように設定すると、OUT側係合部を先にクリップに係止し、IN側係合片の下端部に設けたシールリップをガラス表面に押し付けるようにしてIN側係合部をクリップの被係合部に係止することができ、組み付けやすく且つ組付け安定性が向上する。
また、本発明に係る自動車用モールは2つの係合片の長さを調整することでウインドモールのみならず、ルーフモールやウインドモールとルーフモールを一体化したウインドルーフモールとしても採用できる。
図6に示したピラー部のルーフ側のA−A線断面図を図1(a)に示し、フェンダー側のB−B線断面図を図1(b)に示す。
モール10は表面に意匠部14を有するモール本体部11の裏面から車幅方向内側のIN側係合片12と車幅方向外側のOUT側係合片13を相互に概ね平行になるように垂下してある。
このIN側係合片12とOU側係合片13とで内側に係合凹部Sを形成し、IN側係合片12の係合凹部Sの内側に突出した爪状のIN側係合部12aを有し、OUT側係合片13は下端部が係合凹部Sの内側に折り曲げ突出した爪状のOUT側係合部13aを有する。
本実施例は、モール本体部の裏面からIN側係合部12aまでの長さの方がモール本体部の裏面からOUT側係合部13aまでの長さよりも短くなるように設定した例となっている。
IN側係合片12の下端部付近から斜め下方に延出し、先端部がガラス2の表面に当接するシールリップ12bを有し、このIN側係合片12の長さは図1(a)、(b)に示すようにフェンダー側に向けて長くなるように徐変している。
モール本体部11の側縁からボディ(ピラー部P)1側に向けてもシールリップ15を有する例となっている。
モール本体部11と2つのIN側、OUT側係合片12,13とは樹脂製で一体的に成形してあり必要に応じて金属製の芯材16をインサートしてある。
クリップ20のピラー部P側に設けたTスタッドに係合するための略ダルマ形状の係止孔を有し、この係止孔はTスタッドの頭部径よりも内径が大きい挿入孔26と頭部径よりも小さくスライド係止する係止孔25を有する。
クリップ20の上部にはモールの係合凹部Sに嵌入可能に上方に向けて突出し、IN側係合部12aに係止する爪状のIN側被係合部22とOUT側係合部13aに係止するOUT側被係合部23を有する。
また、OUT側被係合部23に係止したOUT側係止片をピラー部側から支持するための支持片24を立設してある。
また、IN側係合片12がピラー部P側に倒れ込まないように支持部24aを設けるとともにTスタッドとの係止部にガタが生じないようにクリップ20の前後方向側部から反発片27a、27bを有する。
第二の実施例は第一の実施例とは逆にOUT側被係止部23を1ヶ所でIN側被係合部22を2ヶ所に形成した例であり、上方向の反発片28a、28bを有する例である。
このクリップ20の上方からモール10をかぶせるように押圧する。
この際にOUT側係合片13をIN側係合片12よりも先に支持片24に沿って挿入し、OUT側係合部13aをOUT側被係合部23に係止し、次にIN側係合片の12のIN側係合部12aをIN側被係合部22に係止する。
1a Tスタッド
2 ウインドガラス
10 モール
11 モール本体
12 IN側係合片
12a IN側係合部
12b シールリップ
13 OUT側係合片
13a OUT側係合部
14 意匠部
15 シールリップ
20 クリップ
21 クリップ本体
22 IN側被係合部
23 OUT側被係合部
24 支持片
S 係合凹部
Claims (2)
- 表面に意匠部を有するモール本体部の裏面から概ね平行に垂下したIN側係合片とOUT側係合片とを有し、前記IN側係合片とOUT側係合片とは相互に内側に向けて突出したIN側係合部とOUT側係合部とを有する、ウインドモールの車体への取付構造であって、
前記車体のピラー部に取り付けるクリップを有し、前記クリップは前記IN側係合片とOUT側係合片とで形成した係合凹部の内側に入り込み、前記モール側のIN側係合部と係止するIN側被係合部及びモール側のOUT側係合部と係止するOUT側被係合部を有するとともに前記モール本体部のOUT側係止片をピラー部側から支持するための支持片を有し、且つ、前記クリップは、前記IN側係合片が前記ピラー部に倒れ込むのを抑えるための支持部を有することを特徴とするモールのピラー部取付構造。 - 前記IN側係合片の長さが前記車体側のウインドガラスの高さに合せて徐変していることを特徴とする請求項1記載のモールのピラー部取付構造。
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