JP5393074B2 - アンプル - Google Patents
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Description
また、オーバーキャップにより口部、破断部及び頭部が覆われているので、流通の過程でアンプルに不意の外力が加わったとしても、この外力をオーバーキャップで受けて破断部に外力が加わることを抑えることができる。
この発明では、いったん頭部を取り外してアンプルを開封した後であっても、筒部の天板部における開口部を閉栓できるため、内容物を一度で使い切らなくても内容物を保存できる。このため、容器本体に収容される内容物の種類が限定されることを防止できる。
この発明では、栓体がオーバーキャップと一体化されることで、栓体の開閉操作が容易になる。
本実施形態におけるアンプル1は、図1に示すように、例えば液体、粉体、顆粒体、ペーストなどの内容物Cを収容する容器本体11、頭部12及びオーバーキャップ13を備えている。
なお、容器本体11、頭部12及びオーバーキャップ13は、それぞれ円筒状に形成されており、それぞれの中心軸が共通軸上に位置している。以下、この共通軸を中心軸線(容器本体軸)Oと称する。また、本実施形態では、中心軸線Oに沿ってオーバーキャップ13側を「上側」とし、その反対側を「下側」とする。さらに、本実施形態では、中心軸線Oと直交する方向を「径方向」とする。
胴部21は、ほぼ円筒形をなしている。そして、胴部21の上端近傍における外周面には、オーバーキャップ13に形成された後述する係合凹部34と係合する係合凸部24が全周にわたって設けられている。
口部23内は、容器本体11の内部と連通している。以下、口部23の径方向内側を取出孔部25と称する。
破断部28は、その肉厚を口部23や頭部12よりも十分に薄くすることによって形成されている。そのため、破断部28は、容器本体11を把持した状態で頭部12を押し倒す、引っ張る、または捩るなどの操作により容易に破断される。
周壁部31は、ほぼ円筒形をなしており、内径が胴部21の外径とほぼ同等となっている。周壁部31の下部の内周面には、全周にわたって係合凸部24と係合する係合凹部34が設けられている。
筒部36は、外径が取出孔部25の内径とほぼ等しくなっており、取出孔部25内に挿入可能となっている。これによって、筒部36の外面と取出孔部25の内面との間が液密に圧接されている。また、筒部36の長さは、オーバーキャップ13の係合凹部34を容器本体11の係合凸部24と係合させた状態において筒部36の下端が頭部12の上端と接触せず、かつ口部23の肉厚よりも長い程度となっている。
ヒンジ部39の肉厚は、栓体33及び天板部32よりも十分に薄くなっている。このため、栓体33は、ヒンジ部39まわりに天板部32に対して上下方向で接近離間するように回動自在に配設されている。
そして、栓体33が閉栓するため、内容物Cを一度で使い切る必要がなくなり、容器本体11に収容される内容物Cの種類を多くすることができる。さらに、栓体33がオーバーキャップ13と一体化されることで、栓体33を紛失することがなくなり、栓体33の取り扱い性が向上する。
例えば、筒部の外径は、液密性がなくても対応可能であるような例えば錠剤などの場合、取出孔部の内径よりも小さくてもよい。
また、取出孔部内に筒部を挿入した状態において、筒部の下端を容器本体内に突出させているが、筒部の下端を容器本体内に突出させずに取出孔部内に位置させてもよい。
そして、オーバーキャップが胴部に沿って中心軸線方向で下方にスライド移動するように構成されているが、オーバーキャップの内周面に雌ネジ部を形成すると共に胴部の外周面に雄ネジ部を形成することによってオーバーキャップを胴部に対して螺入することによりオーバーキャップを中心軸線方向で下方に移動させてもよい。
そして、栓体は、ヒンジ部によって天板部に接続されているが、天板部に限らず、周壁部であってもよい。
さらに、栓体は、ヒンジ部によって天板部と一体に形成されているが、ヒンジ部により天板部と接続せずに別体であってもよい。
また、栓体として、ネジキャップや、ヒンジ部により連結されず、単に開口部に挿入されるだけの筒状あるいは棒状栓などを採用することも可能である。
そして、例えば内容物を一度に使い切る場合などでは、栓体を設けなくてもよい。
さらに、頭部は、中空に限らず、中実であってもよい。
Claims (3)
- 内容物を収容する有底筒状の容器本体と、
該容器本体の口部に破断可能な破断部を介して連設されて前記口部を密閉する頭部と、
前記容器本体に着脱自在に装着されて前記口部、前記破断部及び前記頭部を覆うオーバーキャップと、を備え、
前記オーバーキャップの天板部には、前記容器本体の軸方向に沿う内側に向けて延在して当該天板部に開口すると共に前記口部内に挿入可能な外径を有する筒部が設けられ、
前記オーバーキャップが、前記オーバーキャップを取り外して前記頭部を取り外した後に再び前記容器本体に装着された状態で、前記頭部が取り外される前の前記容器本体への装着位置よりも前記容器本体に対してその軸方向に沿う内側に向けて移動して前記筒部を前記口部内に挿入可能とされていることを特徴とするアンプル。 - 前記筒部の前記天板部における開口部を閉栓する栓体を備えることを特徴とする請求項1に記載のアンプル。
- 前記栓体が、ヒンジ部を介して前記オーバーキャップに連設されていることを特徴とする請求項2に記載のアンプル。
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JP2008197743A JP5393074B2 (ja) | 2008-07-31 | 2008-07-31 | アンプル |
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JP2008197743A JP5393074B2 (ja) | 2008-07-31 | 2008-07-31 | アンプル |
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JP2010029598A JP2010029598A (ja) | 2010-02-12 |
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Family Applications (1)
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- 2008-07-31 JP JP2008197743A patent/JP5393074B2/ja active Active
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