JP2017226459A - キャップ構造体及びこれを用いた包装容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】オーバーキャップを開方向に回転させる動作だけで開封することができ、かつ、開封時に切断した部材の脱落を防止できるキャップ構造体を提供する。
【解決手段】インナーキャップ2の注出部10の内部には、ブリッジ部13を介して注出部10の内周面に接続される分離部12が設けられる。分離部12の内周面には雌ネジが設けられており、オーバーキャップ3に設けられた軸体18の雄ネジと螺合する。軸体18及び分離部12で構成される螺合構造は、インナーキャップ2のネジ部8とオーバーキャップ3のネジ部16とで構成される螺合構造とは逆ネジの関係となっており、オーバーキャップ3を開方向に回転させると、軸体18及び分離部12の螺合が締結方向に進行して分離部12を引き上げ、ブリッジ部13が破断する。ブリッジ部13の破断前に、軸体18の先端が分離部12の底部を貫通した状態で分離部12をロックする。
【選択図】図4

Description

本発明は、ボトル等の開口部を有する容器を密閉状態に封止し、開封後は再封を可能とするキャップ構造体及びこれを用いた包装容器に関する。
特許文献1には、ボトル状の容器本体の口部に装着される中栓と、容器本体の口部に螺合するオーバーキャップとを備えるキャップが記載されている。特許文献1に記載のキャップにおいては、中栓に設けた開口予定部とオーバーキャップに設けた連結部とで螺合部を構成し、この螺合部の螺合を容器本体の口部とオーバーキャップとで構成される螺合部と逆ネジの関係としている。この構成により、オーバーキャップを開ける方向に回すと、中栓に設けた開口予定部とオーバーキャップに設けた連結部との螺合が締結方向に進行し、開口予定部が上方に引っ張られて中栓から切り取られる。これにより、容器本体が中栓で密閉された状態から、オーバーキャップを開く方向に回転させるだけで、中栓を開封することができる。
特許第5856319号公報
特許文献1に記載のキャップでは、中栓を開封した後は、中栓から切り取られた開口予定部はオーバーキャップの連結部に螺合により保持されている。
しかしながら、切り取られた開口予定部はオーバーキャップの連結部に固定されていないため、オーバーキャップの開閉を繰り返すうちに、開口予定部と中栓との接触等によって、切り取られた開口予定部とオーバーキャップの連結部との螺合が緩み、切り取られた開口予定部が容器本体内に脱落する虞がある。
それ故に、本発明は、オーバーキャップを開方向に回転させる動作だけで開封することができ、かつ、開封時に切断した部材の脱落を防止できるキャップ構造体を提供することを目的とする。
本発明は、開口部を有する容器を封止するキャップ構造体に関するものであり、開口部に取り付けられるインナーキャップと、所定の回転軸を中心として回転させることによりインナーキャップの外周面に螺合するオーバーキャップとを備える。インナーキャップは、容器に取り付けられる取付部と、オーバーキャップが螺合するネジ部とを有するベース部と、回転軸を中心軸とする筒形状を有し、一方端がベース部に接続されると共に、他方端が開放された注出部と、注出部の内部に設けられる分離部と、分離部の外周面と注出部の内周面とを全周に渡って接続し、分離部の外周面と注出部の内周面との間を封止するブリッジ部とを有する。オーバーキャップは、ベース部に螺合するネジ部と、オーバーキャップの頂部の内側部分から回転軸に沿って突出する軸体とを有する。分離部は、注出部の他方端側に開口を有し、かつ、開口とは反対側に底部を有する有底筒形状の雌ネジ部材であり、底部に設けられた薄肉部を有する。軸体は、尖った先端部と先端部に隣接するくびれ部とを有する雄ネジ部材であり、先端部の最外径は薄肉部の最外径よりも大きい。軸体と分離部とは、回転軸を中心に互いに螺合可能であって、インナーキャップとオーバーキャップの螺合構造とは逆ネジの螺合構造を構成する。オーバーキャップをインナーキャップに螺合させた状態からオーバーキャップを開方向に回転させるのに伴って軸体と分離部との螺合が進行し、分離部がオーバーキャップの頂部側へと相対移動することによって、ブリッジ部が全周に渡って破断し、オーバーキャップをインナーキャップに螺合させて完全に締め込んだ状態から、オーバーキャップとインナーキャップとの螺合が解除されるまでの間に、インナーキャップを開方向に回転させるのに伴って軸体と分離部との螺合が進行し、軸体の先端部が分離部の薄肉部を突き刺して破断させ、先端部の最外径部分が底部を貫通した状態で分離部が軸体にロックされる。
また、本発明に係る包装容器は、開口部を有する容器と、上記のキャップ構造体とを備え、インナーキャップのベース部に設けられた取付部が容器の開口部に取り付けられるものである。
本発明によれば、オーバーキャップを開方向に回転させる動作だけで開封することができ、かつ、開封時に切断した部材の脱落を防止できるキャップ構造体を提供できる。
実施の形態に係るキャップ構造体を用いた包装容器の正面図 図1に示したII−IIラインに沿う断面図 図2に示したX部分の拡大図 実施形態に係るキャップ構造体の開封過程を説明する図 軸体が分離部の底部を貫通する前後の状態を示す図 実施形態に係るキャップ構造体の製造工程の一部を説明する図
図1は、実施の形態に係るキャップ構造体を用いた包装容器の正面図である。
包装容器5は、開口部(図示せず)を有するボトル状の容器4と、容器4の開口部を封止するキャップ構造体1とを備える。キャップ構造体1は、容器4の開口部に取り付けられるインナーキャップ2と、インナーキャップ2に螺合するオーバーキャップ3とから構成されている。
図2は、図1に示したII−IIラインに沿う断面図であり、図3は、図2に示したX部分の拡大図である。尚、図面に示す軸AXは、オーバーキャップ3をインナーキャップ2に螺合させる際の回転軸である。本実施形態では、軸AXと、インナーキャップ2の中心軸と、オーバーキャップ3の中心軸と、容器4の中心軸とが一致している。
<インナーキャップの構成>
インナーキャップ2は、樹脂の一体成形品であり、ベース部9と、注出部10と、分離部12と、ブリッジ部13とを備える。開封時におけるインナーキャップ2の伸びや変形を抑制するために、インナーキャップ2を構成する樹脂としては、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)またはこれらの混合物を用いることが好ましい。
ベース部9は、容器4の開口部6に取り付けられる取付部7と、ネジ部8とから構成される。
取付部7は、ほぼ円筒形状を有し、容器4の開口部6を挟み込んだ状態で開口部6に嵌合することにより、容器4に固定されている。取付部7のうち、容器4の開口部6の上端面に対向する部分には、周方向の全周に亘ってコンタクトリング(図示せず)が設けられており、このコンタクトリングの全周が容器4の開口部6の上端面に密着することにより、容器4とインナーキャップ2との間が封止されている。尚、本実施形態では、取付部7は嵌合により容器4の開口部6に取り付けられているが、取付部7及び容器4の開口部6に螺合可能なネジ山を設け、取付部7を開口部6に螺合させても良い。
ネジ部8は、ほぼ円筒形状を有し、取付部7に接続されている。ネジ部8の外周面には、オーバーキャップ3に螺合可能な雄ネジが設けられている。
注出部10は、軸AXを中心軸とする筒形状(管形状)を有する。注出部10の一方の端部11aは、ベース部9のネジ部8に接続されている。注出部10の他方の端部11bは、開放端となっている。
分離部12は、軸AXを中心軸とする有底筒形状の部材であり、注出部10の内部に設けられている。より詳細には、分離部12は、注出部10の端部11b側に開口を有し、この開口とは反対側(すなわち、注出部10の端部11a側)に底部14を有する。分離部12は、後述するオーバーキャップ3の軸体18と螺合する部材であり、内周面には雌ねじが設けられている。また、図3に示すように、底部14の中央部分には、底部14の周縁部と比べて厚みの薄い薄肉部15が設けられている。
ブリッジ部13は、図3に示すように、分離部12の底部14の外周面と注出部10の端部11aの内周面とを全周に亘って接続しており、分離部12(底部14)の外周面と注出部10(端部11a)の内周面との間を封止する。ブリッジ部13は、包装容器5の開封時にオーバーキャップ3を開栓するのに伴って破断される破断予定箇所であり、オーバーキャップ3に加えられる力で破断可能な程度に薄肉に形成されている。
<オーバーキャップの構成>
オーバーキャップ3は、樹脂の一体成形品であり、ベース部9のネジ部8に螺合するネジ部16と、頂部17の内側から軸AXに沿って突出する棒状の軸体18とを備える。オーバーキャップ3を構成する樹脂としては、ポリプロピレン(PP)や高密度ポリエチレン(HDPE)等の樹脂を用いる。剛性を持たせるために、曲げ弾性率が高めの材料を用いて厚肉形成することが好ましく、トルク(荷重)の掛かるネジ部を他の部分より厚肉にすることが特に好ましい。
軸体18の外面には、上述した分離部12の内周面に設けられた雌ネジと螺合可能な雄ネジが設けられている。包装容器5の開封前の状態において、軸体18の先端から所定範囲の部分が分離部12の内部に収容され、軸体18の外面の雄ネジと分離部12の内部の雌ネジとが部分的に螺合している。軸体18と分離部12とは、軸AXを回転軸として螺合可能な螺合構造を形成している。ただし、軸体18と分離部12とで構成される螺合構造は、インナーキャップ2とオーバーキャップ3とで構成される螺合構造とは逆ネジの関係となっている。また、軸体18の先端(図2における下端)には、鋭く尖った先端部20と、先端部20に隣接するくびれ部21とが設けられている。
更に、オーバーキャップ3の頂部17の内側には、軸体18を取り囲む円筒形状のインナーリング19が設けられている。インナーリング19の外径は、インナーキャップ2の注出部10の端部11b近傍の内径と同じか僅かに大きい寸法に設定されており、包装容器5の開封後にオーバーキャップ3で再封した際に、インナーリング19が注出部10に嵌合して注出部10を密閉する。
<包装容器の開封過程>
図4は、実施形態に係るキャップ構造体の開封過程を説明する図であり、図5は、軸体が分離部の底部を貫通する前後の状態を示す図である。
まず、図4(a)は、包装容器5の未開封状態を示す。
未開封状態では、上述したように、インナーキャップ2と容器4との間は、インナーキャップ2に設けられたコンタクトリング(図示せず)が容器4の開口部6の上端面に接触することにより封止されている。また、未開封状態では、インナーキャップ2の注出部10と分離部12とを接続するブリッジ部13と、底部14の薄肉部15のいずれも破断しておらず、インナーキャップ2の内側は密閉状態となっている。
次に、図4(b)は、オーバーキャップ3を軸AXを中心に開方向(オーバーキャップ3の上方から見て反時計回り方向)に所定量回転させた状態であって、オーバーキャップ3のネジ部16とインナーキャップ2のネジ部8との螺合が解除される前の状態を示す。
上述したように、オーバーキャップ3の軸体18とインナーキャップ2の分離部12との螺合構造は、オーバーキャップ3のネジ部16とインナーキャップ2のネジ部8との螺合構造とは逆ネジとなっている。したがって、図4(a)の状態から、オーバーキャップ3を開方向に回転させると、軸体18と分離部12との螺合は更に締まる方向(軸体18の先端を分離部12の底部14に近づける回転方向)に進行する。
軸体18及び分離部12の螺合の進行に伴い、図5(a)に示すように、軸体18の先端部20が分離部12の底部14に近づき、軸体18及び分離部12の螺合が更に進行すると、分離部12の底部14に設けられた薄肉部15を突き刺して貫通する。ここで、薄肉部15の直径dは、先端部20の最外径Dよりも小さく設定されている。したがって、先端部20は薄肉部15を破断させながら、また、薄肉部15の周辺の部分を押し広げながら底部14を貫通する。そして、先端部20が薄肉部15を完全に貫通した後は、図5(b)に示すように、薄肉部15が破断することで形成された開口部分がくびれ部21に保持され、先端部20の最外径部分が抜け止めとして機能する。この結果、分離部12が軸体18にロック(係合)される。
軸体18及び分離部12の螺合が進行する過程においては、分離部12がオーバーキャップ3の頂部17側に相対移動する。分離部12の頂部17側への移動量が一定以上になると、薄肉に形成されたブリッジ部13が全周に渡って破断する。
分離部12が軸体18にロックされる前にブリッジ部13の全周が破断してしまうと、分離部12と軸体18との螺合が進行しなくなるため、分離部12と軸体18とのロックは、ブリッジ部13の全周が破断するのと同時または破断より前に完了する必要がある。分離部12と軸体18とがロックするタイミングと、ブリッジ部13の全周が破断するタイミングは、例えば、ブリッジ部13の破断強度や、分離部12及び軸体18で構成される螺合構造のピッチ、未開封状態(オーバーキャップ3をインナーキャップ2に完全に締め込んだ状態)における先端部20と薄肉部15との距離等によって調節することができる。
尚、薄肉部15には、底部14の周縁部における薄肉部15よりも厚い部分と比べて破断しやすいようにハーフカット等を設けても良い。ハーフカットは、例えば、薄肉部15の中心から放射状に設けても良い。
図4(c)は、オーバーキャップ3のネジ部16とインナーキャップ2のネジ部8との螺合が解除された状態を示す。
図4(c)に示すように、オーバーキャップ3を取り外して、軸体18にロックされた分離部12を注出部10から引き出すことによって、容器4の内容物を注出部10から注ぎ出すことができる。また、軸体18にロックされた分離部12を注出部10内に挿入し、オーバーキャップ3を軸AXを中心に閉方向(オーバーキャップ3の上方から見て時計回り方向)に回転させることによって、容器4を再封することができる。
尚、分離部12の外径と注出部10との内径との差がなるべく小さくなるようにブリッジ部13を設けることが好ましい。分離部12の外径と注出部10との内径とを略一致させることによって、注出部10から内容物を注出した後に、注出部10の内周面に付着した固形物等を分離部12によって容器4の内部へと掻き戻すことができる。このような構成は、みじん切りの野菜やハーブ類、スパイス等の固形物を含んだ内容物、あるいは、ゲル状の内容物を包装する包装容器に好適である。
図6は、実施形態に係るキャップ構造体の製造工程の一部を説明する図である。
キャップ構造体1は、インナーキャップ2及びオーバーキャップ3をそれぞれ別工程において樹脂で一体成形した後、インナーキャップ2にオーバーキャップ3を打栓により嵌合させることによって製造される。インナーキャップ2にオーバーキャップ3を嵌合させる際には、ブリッジ部13の破断を防止するために、インナーキャップ2の内部形状とほぼ同じ外形を有する受け治具23をインナーキャップ2の内部に挿入してインナーキャップ2を支持する。また、オーバーキャップ3の外面の損傷を防止するために、オーバーキャップ3の外径とほぼ同じ内部形状を有する抑え治具24にオーバーキャップ3を収納する。次に、図6(a)に示すように、受け治具23で支持したインナーキャップ2の中心軸と、抑え治具24で保持したオーバーキャップ3の中心軸とを一致させ、オーバーキャップ3及びインナーキャップ2を互いに近づく方向に押圧する。押圧力によって雌ネジが雄ネジを乗り越え、図6(b)に示すように、オーバーキャップ3のネジ部16がインナーキャップ2のネジ部8に嵌合し、軸体18の雄ネジが分離部12の雌ネジに嵌合する。その後、受け治具23及び抑え治具24を取り外すことによって、キャップ構造体1が完成する。完成したキャップ構造体1は、内容物を充填した容器の開口部に嵌合または螺合によって取り付けられ、図1に示した包装容器5が完成する。
そして、インナーキャップ2とオーバーキャップ3との打栓による嵌合を容易に行えるようにするため、インナーキャップ2のネジ部8及びオーバーキャップ3のネジ部16の条数は、3〜4条とすることが好ましい。尚、インナーキャップ2のネジ部8及びオーバーキャップ3のネジ部16の条数は、容器の口径に応じて適宜設定することが
できる。
以上説明したように、本実施形態に係るキャップ構造体1によれば、オーバーキャップ3を完全に締め込んだ状態から所定量開方向に回転させるだけで、インナーキャップ2の分離部12を注出部10から分離させて開封することができると共に、分離させた分離部12をオーバーキャップ3の軸体18にしっかりとロック(係合)することができる。したがって、本実施形態によれば、開封を容易に行うことができ、オーバーキャップ3の開閉を繰り返しても分離部12の脱落を防止できるキャップ構造体1を実現することができる。そして、使用後、注出部10内に内容物が付着したとしても、再封する際、軸体18に嵌合された分離部12により容器4内に押し戻されることで、密封性や液切れ性を確保することができる。
本発明は、内容物を密封することができ、開封後に再封を可能とした包装容器に利用できる。
1 キャップ構造体
2 インナーキャップ
3 オーバーキャップ
4 容器
5 包装容器
6 開口部
7 取付部
8 ネジ部
9 ベース部
10 注出部
11a、11b 端部
12 分離部
13 ブリッジ部
14 底部
15 薄肉部
16 ネジ部
17 頂部
18 軸体
20 先端部

Claims (2)

  1. 開口部を有する容器を封止するキャップ構造体であって、
    前記開口部に取り付けられるインナーキャップと、
    所定の回転軸を中心として回転させることにより前記インナーキャップの外周面に螺合するオーバーキャップとを備え、
    前記インナーキャップは、
    前記容器に取り付けられる取付部と、前記オーバーキャップが螺合するネジ部とを有するベース部と、
    前記回転軸を中心軸とする筒形状を有し、一方端が前記ベース部に接続されると共に、他方端が開放された注出部と、
    前記注出部の内部に設けられる分離部と、
    前記分離部の外周面と前記注出部の内周面とを全周に渡って接続し、前記分離部の外周面と前記注出部の内周面との間を封止するブリッジ部とを有し、
    前記オーバーキャップは、
    前記ベース部に螺合するネジ部と、
    前記オーバーキャップの頂部の内側部分から前記回転軸に沿って突出する軸体とを有し、
    前記分離部は、前記注出部の前記他方端側に開口を有し、かつ、前記開口とは反対側に底部を有する有底筒形状の雌ネジ部材であり、前記底部に設けられた薄肉部を有し、
    前記軸体は、尖った先端部と前記先端部に隣接するくびれ部とを有する雄ネジ部材であり、前記先端部の最外径は前記薄肉部の最外径よりも大きく、
    前記軸体と前記分離部とは、前記回転軸を中心に互いに螺合可能であって、前記インナーキャップと前記オーバーキャップの螺合構造とは逆ネジの螺合構造を構成しており、
    前記オーバーキャップを前記インナーキャップに螺合させた状態から前記オーバーキャップを開方向に回転させるのに伴って前記軸体と前記分離部との螺合が進行し、前記分離部が前記オーバーキャップの頂部側へと相対移動することによって、前記ブリッジ部が全周に渡って破断し、
    前記インナーキャップを開方向に回転させるのに伴って前記軸体と前記分離部との螺合が進行し、前記軸体の前記先端部が前記分離部の前記薄肉部を突き刺して破断させ、前記ブリッジ部の全周が破断する前に、前記先端部の前記最外径部分が底部を貫通した状態で前記分離部が前記軸体にロックされる、キャップ構造体。
  2. 包装容器であって、
    開口部を有する容器と、
    前記容器の前記開口部を封止する請求項1に記載のキャップ構造体とを備え、
    前記インナーキャップの前記ベース部に設けられた取付部が前記容器の前記開口部に取り付けられる、包装容器。
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