JP5321970B2 - Communications system - Google Patents
Communications system Download PDFInfo
- Publication number
- JP5321970B2 JP5321970B2 JP2009189441A JP2009189441A JP5321970B2 JP 5321970 B2 JP5321970 B2 JP 5321970B2 JP 2009189441 A JP2009189441 A JP 2009189441A JP 2009189441 A JP2009189441 A JP 2009189441A JP 5321970 B2 JP5321970 B2 JP 5321970B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- path
- layer
- delay measurement
- node
- delay
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
Abstract
Description
本発明は、マルチレイヤネットワークにおいて設定されるべきパスの通信経路を適切に選択する通信システムに関する。 The present invention relates to a communication system that appropriately selects a communication path of a path to be set in a multilayer network.
光通信ネットワークをベースとしたパケットネットワークは、下位レイヤネットワークと、上位レイヤネットワークとを備える。下位レイヤネットワークは、波長単位で通信回線の切り替えを行うWDM(Wavelength Division Multiplexing)装置などの光伝送装置で構成される。上位レイヤネットワークは、下位レイヤネットワークの装置間に設定された通信回線(パス)をリンクとして利用して、レイヤ2におけるフレーム単位で切り替えを行うレイヤ2スイッチや、レイヤ3におけるパケット単位で切り替えを行うIP(Internet Protocol)/MPLS(Multi−Protocol Label Switching)ルータといったパケットレイヤスイッチで構成される。また、WDM装置で構成されたWDMネットワーク上に、SONET/SDH(Synchronous Optical Network/Synchronaus Digital Hierarchy)装置によるTDM(Time Division Multiplexing)ネットワークを構成し、さらにTDMネットワーク上にIP/MPLSルータによるIP/MPLSネットワークを構成するというような、3レイヤ以上で構成されるマルチレイヤネットワークも知られている。 A packet network based on an optical communication network includes a lower layer network and an upper layer network. The lower layer network is configured by an optical transmission device such as a WDM (Wavelength Division Multiplexing) device that switches communication lines in units of wavelengths. The upper layer network uses a communication line (path) set between devices in the lower layer network as a link, and performs switching in a layer 2 switch that switches in units of frames in layer 2 or in units of packets in layer 3 It is composed of packet layer switches such as IP (Internet Protocol) / MPLS (Multi-Protocol Label Switching) routers. In addition, a TDM (Time Division Multiplexing) network by a SONET / SDH (Synchronous Optical Network / Synchronous Digital Hierarchy) device is configured on the WDM network configured by the WDM device, and an IP / IP by the MPL network on the SDM network. A multilayer network composed of three or more layers, such as an MPLS network, is also known.
以下では、説明の簡易のため、WDM装置等の光伝送装置で構成される下位レイヤネットワークと、IP/MPLSレイヤ等のパケットスイッチで構成される上位レイヤネットワークとの2レイヤで構成されるマルチレイヤネットワークについて説明する。3レイヤ以上で構成されるマルチレイヤネットワークでは、パケットスイッチで構成されるネットワークのうち最も上位のレイヤのネットワークと、そのすぐ下位のレイヤのネットワークとが、各説明文における上位レイヤネットワークと下位レイヤネットワークとに該当する。 In the following, for simplicity of explanation, a multi-layer composed of two layers of a lower layer network composed of an optical transmission device such as a WDM device and an upper layer network composed of a packet switch such as an IP / MPLS layer. The network will be described. In a multi-layer network composed of three or more layers, the network of the highest layer among the networks composed of packet switches and the network of the layer immediately below it are the upper layer network and the lower layer network in each description. It corresponds to.
このようなネットワークにおけるトラフィックエンジニアリング技術として、MPLSやGMPLS(Generalized Multi−Protocol Label Switching)が知られている。MPLSネットワークやGMPLSネットワークでは、制御プレーンネットワークとデータプレーンネットワークとが物理的、あるいは論理的に分離されて構成される。制御プレーンネットワークは、ノード間において、ルーティング情報やパス設定のためのシグナリングメッセージ等を伝送する。データプレーンネットワークは、ノード間において、ユーザのデータトラフィックを伝送する。制御プレーンネットワークとデータプレーンネットワークとが論理的には分離されているが、光ファイバ等の物理的なインターフェースを共有する方式をインバンド方式、論理的にも物理的に分離されている方式をアウトオブバンド方式という。なお、制御プレーンネットワークは、通常、IPネットワークで構成される。 As a traffic engineering technique in such a network, MPLS and GMPLS (Generalized Multi-Protocol Label Switching) are known. In the MPLS network and the GMPLS network, the control plane network and the data plane network are configured to be physically or logically separated. The control plane network transmits routing information, signaling messages for path setting, and the like between nodes. The data plane network carries user data traffic between nodes. The control plane network and data plane network are logically separated, but the method of sharing the physical interface such as optical fiber is the in-band method, and the method of logically physically separating is out. This is called an out-of-band method. Note that the control plane network is usually configured by an IP network.
このようなマルチレイヤネットワークにおいて、上位レイヤネットワークのノード間通信のために上位レイヤネットワークにパスを設定する方法は二通りある。一つは、既存の上位レイヤリンクを利用して上位レイヤパスを設定する方法である。もう一つは、下位レイヤネットワークに新たなカットスルーパス(下位レイヤカットスルーパス)を設定して上位レイヤネットワークのノード間を直接リンクで接続して、そこに上位レイヤパスを設定する方法である。 In such a multi-layer network, there are two methods for setting a path in the upper layer network for inter-node communication of the upper layer network. One is a method of setting an upper layer path using an existing upper layer link. The other is a method in which a new cut-through path (lower layer cut-through path) is set in the lower layer network, the nodes of the upper layer network are directly connected by a link, and the upper layer path is set there.
これら二通りの方法を、図面を参照して説明を行う。図1は、マルチレイヤネットワークによる従来の通信システムの構成を示す図である。図1の通信システムは、上位レイヤノード1011〜1013と、下位レイヤノード1021〜1023とを備える。上位レイヤノード1011〜1013は、それぞれ、各ノード及び上位レイヤパスを制御する制御部1031〜1033を備える。また、下位レイヤノード1021〜1023は、それぞれ、各ノード及び下位レイヤパスを制御する制御部1041〜1043を備える。上位レイヤノード1011〜1013、及び下位レイヤノード1021〜1023は、上位レイヤリンクとなる、下位レイヤパス1051〜1052により接続されている。下位レイヤパス1051〜1052は、データプレーンネットワークに設定されたパスである。ここで、データプレーンネットワークとは、ユーザのトラフィックを伝送するためのネットワークである。また、制御部1031〜1033、及び制御部1041〜1043とは、IPネットワークである制御プレーンネットワーク1000により、それぞれ接続されている。ここで、制御プレーネットワークとは、通信システムに含まれる上位レイヤネットワーク、および下位レイヤネットワークを制御するための制御データを伝送するためのネットワークである。以下の説明では、データプレーンネットワークと制御プレーンネットワークは、同一の物理回線上に論理的に分離されたインバンド方式で構成されているとして説明を行う。
These two methods will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a diagram illustrating a configuration of a conventional communication system using a multilayer network. The communication system in FIG. 1 includes
制御部1031〜1033は、上位レイヤネットワークのトポロジ情報を、また、制御部1041〜1043は、下位レイヤネットワークのトポロジ情報を、それぞれ、制御プレーンネットワーク1000を介して、OSPF−TE(Open Shortest Path First−Traffic Engineering)等のルーティングプロトコルにより収集する。また、制御部1031〜1033、及び制御部1041〜1043は、制御プレーンネットワーク1000を介して、RSVP−TE(Resource reSerVation Plotocol−Traffic Engineering)等のシグナリングプロトコルを用いたパス制御メッセージを制御部間で送受信して、パスの設定、削除といったパス制御を行う。
The
このような通信システムにおいて、上位レイヤノード1011と上位レイヤノード1013との間に上位レイヤパスを設定する場合を考える。まず、前述の一つ目の方法である既存の上位レイヤリンクを利用して上位レイヤパスを設定する場合を説明する。まず、上位レイヤパスの始点ノードの制御部1031が、上位レイヤノード1011と1013との間に設定されるべき上位レイヤパスの経路を、上位レイヤネットワークのトポロジ情報に基づいて計算する。このとき、既に、下位レイヤパス(上位レイヤリンク)1051〜1052があるため、上位レイヤパスを設定することのできる経路[1011−1012−1013]が存在する。よって、制御部1031を始点として経路[1011−1012−1013]に沿って各ノードの制御部間でシグナリングメッセージをリレーして、各制御部が自ノードに対するパス設定を行う(以下、これらパス設定のための処理をシグナリングと呼ぶ。)ことにより、上位レイヤノード1011と1013との間に上位レイヤパスが設定される。
Consider a case where an upper layer path is set between the
次に、前述の二つ目の方法である下位レイヤネットワークに新たに下位レイヤカットスルーパス(以下、カットスルーパス)を設定する場合を説明する。まず、上位レイヤパスの始点ノードの制御部1031が、上位レイヤノード1011と上位レイヤノード1013との間を直接接続する上位レイヤリンクを設定するために、カットスルーパス1053を設定するように下位レイヤの制御部1041へ要求する。制御部1041は、制御部1031からの要求を受けて、下位レイヤネットワークのトポロジ情報に基づいて、経路計算を行って経路[1021−1022−1023]を検出する。制御部1041は、シグナリングを行ってカットスルーパス1053を設定する。これにより、上位レイヤノード1011と上位レイヤノード1013との間に上位レイヤリンクが設定されたことになる。制御部1031は、保持されている上位レイヤネットワークのトポロジ情報にこの上位レイヤリンクを新たに追加して、上位レイヤパスの経路計算を行う。これにより、制御部1031は、上位レイヤネットワークにおいて1ホップで到達できる経路[1011−1013]を検出し、シグナリングによって上位レイヤノード1011と1013との間に上位レイヤパスが設定される。
Next, a case where a lower layer cut-through path (hereinafter, cut-through path) is newly set in the lower layer network, which is the second method described above, will be described. First, the
これら二つの上位レイヤパスの設定方法において、前者の既存の上位レイヤリンクを用いて上位レイヤパスを設定する方法を用いると、新たなパス設定の必要が無いため、ネットワークリソースの利用効率を高めることができる。しかし、設定された上位レイヤパスは、複数の上位レイヤノードを経由するため、経由ノードのうちいずれか1つにおいて輻輳が起きる等の理由で通信データパケットの遅延が増大してしまう危険がある。 In these two upper layer path setting methods, if the former method of setting an upper layer path using the existing upper layer link is used, there is no need for a new path setting, so that the use efficiency of network resources can be improved. . However, since the set upper layer path passes through a plurality of upper layer nodes, there is a risk that the delay of the communication data packet increases due to congestion occurring in any one of the passing nodes.
一方、後者の下位レイヤにカットスルーパスを設定する方法を用いると、上位レイヤの始点ノードと終点ノードとの間を直接接続するリンクが作成される。カットスルーパス上に設定される上位レイヤパスは、他の上位レイヤノードを経由しないため、他の上位レイヤノードにおける輻輳などの影響を受けにくい。しかし、他に利用することが可能な下位レイヤパスが存在する場合であっても、新たに下位レイヤパスを設定してしまうため、ネットワークリソースの利用効率が低下する。したがって、実際には、これら二つの方法を状況に応じて使い分けることが求められる。 On the other hand, if the method of setting a cut-through path in the latter lower layer is used, a link that directly connects the start point node and the end point node of the upper layer is created. Since the upper layer path set on the cut-through path does not pass through other upper layer nodes, it is not easily affected by congestion in other upper layer nodes. However, even when there are other lower layer paths that can be used, since a lower layer path is newly set, the use efficiency of the network resource is lowered. Therefore, in practice, it is required to use these two methods depending on the situation.
特許文献1は、上位レイヤパスを設定する際に、上述のいずれの方法を用いるかを判断するパケット通信網を開示している。特許文献1のパケット通信網によれば、上位レイヤパスの始点ノードが、既存パスの通信データパケットのトラフィック情報を観測するトラフィック観測部を備え、上位レイヤパスを設定する際には、トラフィック観測部の観測したトラフィック情報と、予め設けられた閾値とに基づいて、既存パスを利用するか、それともカットスルーパスを設定するかを判定する。ここで、トラフィック情報とは、例えば、ノード内で行われるパケット転送処理の処理遅延時間である。始点ノードである上位レイヤノード1011の制御部1031は、処理遅延時間が閾値を超えていなければ既存パスを利用し、処理遅延時間が閾値を超えていればカットスルーパスを設定する。
図2は、図1の通信システムに特許文献1の開示する技術を適用した場合の構成図である。図2の通信システムは、図1の通信システムの構成に加えて、上位レイヤノード1011がトラフィック観測部1061を備えている。トラフィック観測部1061は、上位レイヤノード1011に設定されたパスのトラフィック情報を観測する。図2の上位レイヤノード1011の制御部1031は、上位レイヤノード1011と1013との間に上位レイヤパスを設定しようとする場合、トラフィック観測部1061の観測したトラフィック情報と、予め設定された閾値とを比較して、既存パスを利用して経路[1011−1012−1013]に沿った上位レイヤパスを設定するか、あるいは、カットスルーパス1053を設定し経路[1011−1013]に沿った上位レイヤパスを決定するかを判断する。
FIG. 2 is a configuration diagram when the technique disclosed in
また、特許文献2、特許文献3には、マルチレイヤネットワークにおける、パス設定に関する技術が開示されている。 Further, Patent Documents 2 and 3 disclose techniques related to path setting in a multilayer network.
しかし、特許文献1のパケット通信網では、上位レイヤパスの設定に際して、既存の下位レイヤパスを利用するか、あるいはカットスルーパスを設定するかを、設定されるべき上位レイヤパスに即した細やかな判定を行うことができないという課題がある。
However, in the packet communication network of
その理由は、特許文献1のパケット通信網では、パケット通信網の各ノード単位で観測したトラフィック情報のみを判断に使用しているためである。設定されるべき上位レイヤパスに即した情報を用いないため、例えば、既存の下位レイヤパスを利用する場合と、カットスルーパスを設定する場合とで、設定されるべき上位レイヤパスに生じる通信品質の差を考慮して判定することができない。
This is because the packet communication network of
また、他の理由は、特許文献1のパケット通信網では、固定的な閾値を判定基準に使用しているためである。事前に設定された固定的な閾値を判定基準とすることで、当該閾値が、設定されるべき上位レイヤパスを設定する時点において適切な値であることが補償されない。
Another reason is that the packet communication network of
そこで、本発明の目的は、上位レイヤパスの設定に際して、既存の下位レイヤパスを利用するか、あるいは新たにカットスルーパスを設定するかを、設定されるべき上位レイヤパスに即した細やかな判定を行うことが可能な通信システムを提供することである。 Accordingly, an object of the present invention is to make a detailed determination in accordance with the upper layer path to be set, whether to use an existing lower layer path or to newly set a cut-through path when setting an upper layer path. It is to provide a possible communication system.
本発明の通信システムは、複数のノードを備え、複数のノードは、各ノードを制御する制御データを伝送する制御プレーンネットワークと、各ノード間のユーザデータを伝送するデータプレーンネットワークとを構成し、制御プレーンネットワークと、データプレーンネットワークとは、同一の物理インターフェース上で論理的に分離されたインバンド方式で構成され、データプレーンネットワークの第1のレイヤに、複数のノード間を接続する第1レイヤパスを設定する第1レイヤノードと、データプレーンネットワークの第1のレイヤより上位レイヤである第2のレイヤに、第1レイヤパスを用いて複数のノード間を接続する第2レイヤパスを設定する第2レイヤノードとを含み、第2レイヤノードのうち新たな第2レイヤパスを設定するべき始点第2レイヤノードは、新たな第2レイヤパスを設定するときに、新たな第2レイヤパスの終点第2レイヤノードとの間において、既にデータプレーンネットワークに設定されている第1レイヤパスを用いた第1の新たな第2レイヤパスを設定するか、終点第2レイヤノードと直接接続される新たな第1レイヤパスを第1のレイヤに設定して、新たな第1レイヤパスを用いた第2の新たな第2レイヤパスを設定するかを、終点第2レイヤノードとの間で測定される通信品質情報に基づいて決定するカットスルー判定部を具備する。 The communication system of the present invention includes a plurality of nodes, and the plurality of nodes constitutes a control plane network that transmits control data for controlling each node and a data plane network that transmits user data between the nodes, The control plane network and the data plane network are configured by an in-band method that is logically separated on the same physical interface, and a first layer path that connects a plurality of nodes to the first layer of the data plane network A second layer that sets a second layer path that connects a plurality of nodes using a first layer path to a first layer node that sets the first layer node and a second layer that is a higher layer than the first layer of the data plane network A new second layer path among the second layer nodes is set. The power source second layer node uses the first layer path already set in the data plane network with the second layer node at the end of the new second layer path when setting a new second layer path. A first new second layer path is set, or a new first layer path directly connected to the end point second layer node is set as the first layer, and a second new one using the new first layer path is set. A cut-through determination unit that determines whether to set a second layer path based on communication quality information measured with the end-point second layer node.
本発明によれば、上位レイヤパスの設定に際して、既存の下位レイヤパスを利用するか、あるいは新たにカットスルーパスを設定するかを、設定されるべき上位レイヤパスに即した細やかな判定を行うことが可能な通信システムを提供することができる。 According to the present invention, when setting an upper layer path, it is possible to make a detailed determination in accordance with the upper layer path to be set, whether to use an existing lower layer path or to newly set a cut-through path. A communication system can be provided.
添付図面を参照して、本発明の実施形態による通信システムを以下に説明する。 A communication system according to an embodiment of the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings.
(第1の実施形態)
はじめに、本発明の第1の実施形態による通信システムの説明を行う。
(First embodiment)
First, the communication system according to the first embodiment of the present invention will be described.
本実施形態の通信システムでは、新たな上位レイヤパスを設定するときに、新たな上位レイヤパスの始点となる上位レイヤノードが、既存の下位レイヤパスを用いて新たな上位レイヤパスを設定するか、あるいは、新たな上位レイヤパスの始点および終点の上位レイヤノード間を直接接続する下位レイヤパスであるカットスルーパスを設定して新たな上位レイヤパスを設定するかを、新たな上位レイヤパスの始点および終点の上位レイヤノード間に遅延測定メッセージを転送させて測定した遅延時間に基づいて決定する。このとき、カットスルーパスを設定して新たな上位レイヤパスを設定する場合の転送経路の遅延は、各ノード間に構成された制御プレーンネットワークを用いて実際にカットスルーパスを設定した場合と同じ転送経路により測定される。これによって、新たな上位レイヤパスの始点および終点の上位レイヤノード間における通信品質を反映させた柔軟な経路選択を可能としている。 In the communication system of the present embodiment, when a new upper layer path is set, the upper layer node that is the starting point of the new upper layer path uses the existing lower layer path to set a new upper layer path, or a new upper layer path. Whether to set a new upper layer path by setting a cut-through path, which is a lower layer path that directly connects the upper layer node at the start point and the end point of the higher upper layer path, between the upper layer node at the start point and the end point of the new upper layer path This is determined based on the delay time measured by transferring the delay measurement message. At this time, the delay of the transfer route when a cut-through path is set and a new upper layer path is set is the same transfer route as when the cut-through path is actually set using the control plane network configured between the nodes. Measured. This enables flexible route selection that reflects the communication quality between the upper layer nodes at the start point and end point of the new upper layer path.
[構成の説明]
まず、本実施形態における通信システムの構成の説明を行う。図3は、本実施形態における通信システムの構成図である。本実施形態の通信システムは、上位レイヤノード11〜13と、下位レイヤノード21〜23とを備える。上位レイヤノード11〜13は、それぞれ、制御部31〜33を備える。制御部31〜33は、各上位レイヤノードと上位レイヤパスを制御する。また、下位レイヤノード21〜23は、それぞれ、制御部41〜43を備える。制御部41〜43は、各下位レイヤノードと下位レイヤパスを制御する。上位レイヤノード11と上位レイヤノード12とは、下位レイヤノード21と下位レイヤノード22を経由する下位レイヤパス51(上位レイヤリンク)で接続されている。また、上位レイヤノード12と上位レイヤノード13とは、下位レイヤノード22と下位レイヤノード23を経由する下位レイヤパス52(上位レイヤリンク)で接続されている。また、制御部31〜33、及び制御部41〜43は、IPネットワークである制御プレーンネットワーク10により、それぞれ接続されている。ここで、制御プレーネットワークとは、通信システムに含まれる上位レイヤネットワーク、および下位レイヤネットワークを制御するための制御データを伝送するためのネットワークである。上位レイヤノード11と13との間には、下位レイヤパス(上位レイヤリンク)51、52を経由する上位レイヤパス[経路:11−12−13]が一つ、または複数設定されている。ここで、下位レイヤパス51、52、および下位レイヤパス51、52上に設定されている複数の上位レイヤパスは、データプレーンネットワークに設定されたパスである。ここで、データプレーンネットワークとは、ユーザのトラフィックを伝送するためのネットワークである。
[Description of configuration]
First, the configuration of the communication system in the present embodiment will be described. FIG. 3 is a configuration diagram of the communication system in the present embodiment. The communication system of this embodiment includes
制御部31〜33は、上位レイヤネットワークのトポロジ情報を、また、制御部41〜43は、下位レイヤネットワークのトポロジ情報を、それぞれ、制御プレーンネットワーク10を介して、OSPF−TE(Open Shortest Path First−Traffic Engineering)等のルーティングプロトコルにより収集する。また、制御部31〜33、及び制御部41〜43は、制御プレーンネットワーク1000を介して、RSVP−TE(Resource reSerVation Plotocol−Traffic Engineering)等のシグナリングプロトコルを用いたパス制御メッセージを各制御部間で送受信して、パスの設定や削除といったパス制御を行う。なお、図3の通信システムは、制御プレーンネットワーク10の通信と、データプレーンネットワークの通信とが、同じ物理インターフェースを用いて行われるインバンド方式により構成されている。
The
本実施形態の通信システムは、上位レイヤノード11の制御部31が、カットスルー判定部314を備える点に特徴がある。カットスルー判定部314は、設定されるべき上位レイヤパスの始点に位置するノード(以下、始点ノードと呼ぶ場合がある。)に備えられる。カットスルー判定部314は、設定されるべき上位レイヤパスにおける端点(始点及び終点)となる上位レイヤノード間において、通信品質情報の測定を行う。本実施形態において、通信品質情報は、新たに設定するべき上位レイヤパスの端点の上位レイヤノード間における遅延時間である。カットスルー判定部314は、新たに設定するべき上位レイヤパスの端点の上位レイヤノード間の、制御プレーンネットワーク10における遅延時間と、データプレーンネットワークにおける遅延時間とを測定する。カットスルー判定部314は、制御プレーンネットワーク10における遅延時間と、データプレーンネットワークにおける遅延時間との比較処理を行って、既存の下位レイヤパスを使用して上位レイヤパスを設定するか、新たに下位レイヤカットスルーパスを設定して上位レイヤパスを設定するかを判定する。なお、図1では、制御部31のみがカットスルー判定部314を備えているが、例えば、上位レイヤノード13や、その他の上位レイヤノードが設定されるべき上位レイヤパスの始点ノードとなり得る場合には、制御部33や他の制御部もカットスルー判定部を備える。これは、制御部32についても同様である。
The communication system of this embodiment is characterized in that the
次に、図4は、本実施形態における上位レイヤパスの始点ノードの構成を示す図である。本説明では、上位レイヤノード11が、設定されるべき上位レイヤパスの始点ノードであるとして説明を行う。上位レイヤノード11は、制御部31と、スイッチ部316と、ノード間物理インターフェース317とを備える。また、制御部31は、パス制御部311と、制御プレーンネットワーク通信部312と、経路計算部313と、カットスルー判定部314と、トポロジ情報DB315とを備える。
Next, FIG. 4 is a diagram showing the configuration of the starting point node of the upper layer path in the present embodiment. In this description, the
スイッチ部316は、他のノードとデータプレーンネットワークの通信トラフィックの送受信処理を行う。ノード間物理インターフェース部317は、制御プレーンネットワークとデータプレーンネットワークの双方において、他のノードとの間で送受信されるデータを送受信する物理インターフェースである。
The
パス制御部311は、ルーティング情報の送受信や、シグナリング処理を行う。ここで、シグナリングとは、通信システムに存在するノード間で制御データの送受信を行ってパス設定を行う処理をさす。制御プレーンネットワーク通信部312は、他のノードの制御部と制御プレーンネットワークを介して通信を行う。トポロジ情報データベース315は、制御プレーンネットワークを介して収集されたトポロジ情報を格納する。経路計算部313は、トポロジ情報データベース315に格納されたトポロジ情報に基づいて経路計算を行う。
The path control
カットスルー判定部314は、制御プレーンネットワーク遅延測定部3141と、データプレーンネットワーク遅延測定部3142と、遅延比較部3143とを備える。
The cut-through
制御プレーンネットワーク遅延測定部3141は、設定されるべき上位レイヤパスの端点のノード間の制御プレーンネットワークにおける遅延時間を測定する。データプレーンネットワーク遅延測定部3142は、設定されるべき上位レイヤパスの端点のノード間に、上位レイヤノード11を始点として既に設定されている既存下位レイヤパスのデータプレーンネットワークにおける遅延時間を測定する。遅延比較部3143は、制御プレーンネットワーク遅延測定部3141の測定した遅延時間の値と、データプレーンネットワーク遅延測定部3142の測定した遅延時間の値とを比較して、既存下位レイヤパスを使用するか、あるいは新たに下位レイヤカットスルーパス(以下、カットスルーパス)を設定するか否かを判定する。
The control plane network
なお、図4の上位レイヤノード11は、物理的なインターフェースであるノード間物理インターフェース317を1つ備えているが、ノード間物理インターフェース317は、複数備えられても良い。
4 includes one inter-node
次に、図5は、本実施形態における上位レイヤパスの始点以外のノードの構成を示す図である。本説明では、上位レイヤノード12、13、及び下位レイヤノード21〜23が、上位レイヤパスの始点以外のノードである。なお、上位レイヤノード12と上位レイヤノード13、及び下位レイヤノード21〜23は同様の構成であるので、重ねての説明を省略して、上位レイヤノード12の説明を行う。
Next, FIG. 5 is a diagram illustrating a configuration of a node other than the start point of the upper layer path in the present embodiment. In this description, the
上位レイヤノード12は、制御部32と、スイッチ部326と、ノード間物理インターフェース327とを備える。制御部32は、パス制御部321と、制御プレーンネットワーク通信部322と、経路計算部323と、トポロジ情報データベース325とを備える。
The
上位レイヤノード12の各構成は、上位レイヤノード11の対応する構成と同様である。すなわち、スイッチ部326は、他のノードとデータプレーンネットワークの通信トラフィックの送受信を行う。ノード間物理インターフェース部327は、制御プレーンネットワークとデータプレーンネットワークの双方において、他のノードとの間で送受信されるデータを送受信する物理インターフェースである。
Each configuration of the
また、パス制御部321は、ルーティング情報の送受信や、シグナリング処理を行う。制御プレーンネットワーク通信部322は、他のノードの制御部と制御プレーンネットワークを介して通信を行う。トポロジ情報データベース325は、制御プレーンネットワークを介して収集されたトポロジ情報を格納する。経路計算部323は、トポロジ情報データベース315に格納されたトポロジ情報に基づいて経路計算を行う。
The path control
なお、図5の上位レイヤノード12は、物理的なインターフェースであるノード間物理インターフェース327を1つ備えているが、ノード間物理インターフェース327は、複数備えられても良い。これは上位レイヤノード13、及びか下位レイヤノード21〜23においても同様である。また、以下の説明において、上位レイヤノード12以外の備える各構成は、上位レイヤノード12の各構成に付された符号の上位二桁を、各制御部の符号に対応させて表記する。
5 includes one inter-node
以上が、本実施形態における通信システムの構成の説明である。 The above is the description of the configuration of the communication system in the present embodiment.
[動作方法の説明]
次に、図3と図6を用いて、上述のような構成による本実施形態の通信システムの動作方法の説明を行う。図6は、本実施形態における通信システムの動作フローである。なお、以下の説明では、上述と同様に、上位レイヤノード11を始点として、上位レイヤノード11と上位レイヤノード13との間に上位レイヤパスを設定する場合を説明する。
[Description of operation method]
Next, the operation method of the communication system according to the present embodiment having the above-described configuration will be described with reference to FIGS. FIG. 6 is an operation flow of the communication system in the present embodiment. In the following description, a case where an upper layer path is set between the
(ステップS100)
上位レイヤノード11は、上位レイヤパス設定要求を入力する。上位レイヤノード11は、ユーザあるいはネットワーク管理者から、上位レイヤノード11と上位レイヤノード13との間に上位レイヤパスを設定するように要求を入力される。
(Step S100)
The
(ステップS110)
上位レイヤノード11のカットスルー判定部314は、設定されるべき上位レイヤパスの端点ノード間において、制御プレーンネットワークを使用した場合の遅延時間dCと、データプレーンネットワークを使用した場合の遅延時間dDとを測定する。
(Step S110)
The cut-through
具体的には、カットスルー判定部314は、遅延時間dCを測定するために、制御プレーンネットワーク10に上位レイヤノード13の制御部33宛ての遅延測定メッセージを送信する。ここで、遅延測定メッセージには、例えば、IPネットワークでのPingメッセージ、イーサネット(登録商標)であれば、イーサネットOAM(Operation Administration and Maintenance)を用いたループバック試験メッセージ等を用いる。遅延測定メッセージは、制御プレーンネットワーク10の各ノードの制御部においてIPフォワ−ディングが行われて制御部33へ到達する。このとき、遅延測定メッセージが転送される経路は、「制御部31−制御部41−制御部42−制御部43−制御部33」となる。この経路は、仮に下位レイヤカットスルーパス(以下、カットスルーパス)53を設定して、下位レイヤカットスルーパス上に上位レイヤパスを設定する場合に、当該上位レイヤパスの通信データが転送される経路と同一である。このため、制御プレーンネットワーク10に遅延測定メッセージを転送させて測定した遅延時間dCが、カットスルーパスを設定した場合に見込まれる遅延量と考えることができる。
Specifically, the cut-through
上位レイヤノード13の制御部33は、遅延測定メッセージを受信すると、遅延測定メッセージに対する応答メッセージを生成して、応答メッセージを上位レイヤノード11の制御部31へ送信する。応答メッセージは、遅延測定メッセージと同様の経路を逆向きに転送される。すなわち、応答メッセージの転送される経路は、[制御部33−制御部43−制御部42−制御部41−制御部31]となる。このようにして、制御部31のカットスルー判定部314は、遅延測定メッセージに対する応答メッセージを受信する。カットスルー判定部314が遅延測定メッセージを送信してから応答メッセージを受信するまでの時間が、制御プレーンネットワークにおける制御部31と制御部33との間の往復の遅延時間dCである。そのため、カットスルー判定部314は、制御部31と制御部33との間の往復の遅延時間の半分の時間を、制御プレーンネットワークにおける制御部31と制御部33の間の片道の遅延時間dCとする。
When receiving the delay measurement message, the
また、カットスルー判定部314は、遅延時間dDを測定するために、上位レイヤノード13へ向けて遅延測定メッセージをデータプレーンネットワークへ送信する。遅延測定メッセージは、既存の上位レイヤパスを経路[上位レイヤノード11−上位レイヤノード12−上位レイヤノード13]を経由して上位レイヤノード13へ転送される。この転送経路は、下位レイヤノードを含めて示すのであれば、経路[上位レイヤノード11−下位レイヤノード21−下位レイヤノード22−上位レイヤノード12−下位レイヤノード22−下位レイヤノード23−上位レイヤノード13]となる。
Further, cut-through
上位レイヤノード13は、遅延測定メッセージを受信すると、遅延測定メッセージに対する応答メッセージを生成して、応答メッセージを上位レイヤノード11へ送信する。応答メッセージは、遅延測定メッセージと同様の経路により転送される。すなわち、応答メッセージの転送される経路は、[上位レイヤノード13−下位レイヤノード23−下位レイヤノード22−上位レイヤノード12−下位レイヤノード22−下位レイヤノード21−上位レイヤノード11]となる。このようにして、カットスルー判定部314は、遅延測定メッセージに対する応答メッセージを受信する。カットスルー判定部314が遅延測定メッセージを送信してから応答メッセージを受信するまでの時間が、データプレーンネットワークにおける上位レイヤノード11と上位レイヤノード13との間の往復の遅延時間dDである。そのため、カットスルー判定部314は、上位レイヤノード11と上位レイヤノード13との間の往復の遅延時間の半分の時間を、データプレーンネットワークにおける上位レイヤノード11と上位レイヤノード13との間の片道の遅延時間dDとする。
Upon receiving the delay measurement message, the upper layer node 13 generates a response message for the delay measurement message and transmits the response message to the
(ステップS120)
カットスルー判定部314は、測定された遅延時間dCと遅延時間dDとを規格化する。一般に、制御プレーンネットワーク10とデータプレーンネットワークとでは、ネットワークの帯域幅が大きく異なる。通常、データプレーンネットワークの帯域幅は、制御プレーンネットワーク10の帯域幅より大きい。そのため、それぞれのネットワークにおけるノード間の伝送遅延の差も大きい。また、カットスルー判定部314が遅延時間dCを測定した際の遅延測定メッセージの転送経路は、データプレーンネットワークに設定されるべきカットスルーパス53の経路と同様である。しかし、遅延測定メッセージ及び応答メッセージは、制御プレーンネットワーク10を転送されるIPパケットであるため、各下位レイヤノード21、22、23においてIPルーティング等の処理が行われる。そのため、遅延測定メッセージ及び応答メッセージは、カットスルーパス53を転送される通信データに比べて余計な処理が行われており、遅延時間が余計にかかることになる。これらを考慮して、カットスルー判定部314は、遅延時間dCと遅延時間dDに対する規格化を行って、遅延時間dCと遅延時間dDとを比較可能な状態に補正する。
(Step S120)
The cut-through
規格化の方法は、制御プレーンネットワーク10と、設定されるべきカットスルーパスとの通信条件の違いを補正することができれば任意である。具体的な規格化の方法として、次のような方法がある。前述したように、遅延時間dCと、実際に設定されるカットスルーパスとの遅延時間の差は、制御プレーンネットワーク10において経由する下位レイヤノードでのパケット処理に必要な時間の差と、各下位レイヤノード間を伝送される伝送遅延時間の差とを合わせた時間である。これら、通信条件の違いにより発生する時間の差を補正する処理となる。 The standardization method is arbitrary as long as the difference in communication conditions between the control plane network 10 and the cut-through path to be set can be corrected. As specific standardization methods, there are the following methods. As described above, the difference in delay time between the delay time d C and the actually set cut-through path is the difference between the time required for packet processing in the lower layer node via the control plane network 10 and This is the total time of transmission delay times transmitted between layer nodes. These are processes for correcting the difference in time generated due to the difference in communication conditions.
例えば、遅延測定メッセージの制御プレーンネットワーク10における伝送遅延時間は、遅延測定メッセージのサイズ(P)を、制御プレーンネットワーク10の帯域幅(BWC)で割った値(P/BWC)で示すことができる。また、遅延測定メッセージを仮にカットスルーパス経由で送信した場合の伝送遅延時間は、遅延測定メッセージのサイズ(P)を、データプレーンネットワークに設定されるべき下位レイヤパスの帯域幅(BWD)で割った値(P/BWD)で示すことができる。よって、これらの伝送遅延時間の差である(P/BWC−P/BWD)と遅延メッセージが転送経路において経由した下位レイヤノード数(N)との積((P/BWC−P/BWD)×N)を算出する。この値は、制御プレーンネットワーク10を用いて測定したことにより余計に係った伝送遅延時間(T1)である。そのため、この値を制御プレーンネットワーク10における遅延時間dCから減算することで伝送遅延の補正を行うことができる。 For example, the transmission delay time of the delay measurement message in the control plane network 10 is represented by a value (P / BW C ) obtained by dividing the size (P) of the delay measurement message by the bandwidth (BW C ) of the control plane network 10. Can do. The transmission delay time in the case of transmission by temporarily via cut-through path delay measurement message, the size of the delay measurement message (P), divided by the bandwidth of the lower layer path to be set in the data plane network (BW D) it can be indicated by a value (P / BW D). Thus, the product of the which is the difference between these transmission delay time (P / BW C -P / BW D) and the delay message number lower layer nodes via the transfer path (N) ((P / BW C -P / BW D ) × N) is calculated. This value is a transmission delay time (T 1 ) that is excessive due to the measurement using the control plane network 10. Therefore, the transmission delay can be corrected by subtracting this value from the delay time d C in the control plane network 10.
一方、下位レイヤノード21〜23の制御部41〜43におけるパケット処理時間についての補正は、例えば、下位レイヤノード11の制御部31におけるパケット処理時間の平均値を1ノードあたりのパケット処理時間(Tp)として設定しておき、この1ノードあたりのパケット処理時間と遅延測定メッセージの経由した下位レイヤノードの数(N)との積(Tp×N)を算出する。この値は、各下位レイヤノードで行われた総パケット処理時間(T2)である。そのため、この値を遅延時間dCから減算減産することでパケット処理時間の補正を行うことができる。
On the other hand, the correction of the packet processing time in the
このように、以上の2つの方法によって、算出された伝送遅延時間(T1)と総パケット処理時間(T2)とを遅延時間dCから減算する補正をおこなって、規格化後の遅延時間dCを算出する。すなわち、(dC−((P/BWC−P/BWD)×N+(Tp×N)))によって規格化後のdCを算出する。なお、遅延時間dDは、測定された値をそのまま使用する。遅延時間dDは、データプレーンネットワークに設定された既存の下位レイヤパスを用いて測定された値であるためである。このようにして、カットスルー判定部314は、遅延時間dCと遅延時間dDの規格化を行う。なお、上述した規格化における算出方法は、一例であって、この方法には限定しない。
As described above, the normalized delay time is corrected by subtracting the calculated transmission delay time (T 1 ) and the total packet processing time (T 2 ) from the delay time d C by the above two methods. d C is calculated. That is, - to calculate the (d C ((P / BW C -P / BW D) × N + (Tp × N))) by after normalization of d C. The delay time d D is directly using the measured values. This is because the delay time d D is a value measured using an existing lower layer path set in the data plane network. In this way, the cut-through
また、上位レイヤノード11の制御部31は、遅延測定メッセージの転送経路を知ることができない。そのため、制御部31は、遅延測定メッセージが制御プレーンネットワーク10において経由した下位レイヤノードの数を直接知ることができない。そこで、遅延測定メッセージとは別に、制御プレーンネットワーク10における通信パケットの転送経路を調べる必要がある。この転送経路の調査には、IPネットワークであればトレースルート機能を用いることができ、また、イーサネット(登録商標)であればイーサネットOAMのリンクトレース機能を用いることができる。
Further, the
(ステップS130)
カットスルー判定部314は、遅延時間dCと遅延時間dDとの比較を行う。カットスルー判定部314は、遅延時間dCと遅延時間dDとの比較結果に基づいて、既存下位レイヤパスを使用するか、あるいは新たにカットスルーパスを設定するかを判定する。カットスルー判定部314は、ステップS120で生成された規格後の遅延時間dDと遅延時間dCとを比較する。カットスルー判定部314は、遅延時間dCより遅延時間dDのほうが大きければ、新たにカットスルーパスを設定したほうが有効であると判定する。この場合、ステップS140へ進む。一方、カットスルー判定部314は、遅延時間dCより遅延時間dDのほうが小さければ、既存の下位レイヤパスを使用したほうが有効であると判定して、カットスルーパスの設定を行わない。この場合、ステップS150へ進む。
(Step S130)
Cut through
(ステップS140)
カットスルー判定部314は、遅延時間dCより遅延時間dDのほうが大きければ、カットスルーパスを設定と決定する。このような状況は、例えば、ネットワークにおいて、上位レイヤノード12で輻輳が発生しているような場合が該当する。カットスルー判定部314がカットスルーパスを設定することを決定すると、制御部31は、下位レイヤノード21の制御部41へカットスルーパス53を設定するように、シグナリングにより要求する。制御部41は、下位レイヤネットワークのトポロジ情報に基づいて経路計算を行って、シグナリングにより経路計算により決定された経路のカットスルーパス53を設定する。制御部41は、カットスルーパス53の設定が完了すると、制御部31へ設定完了を通知する。制御部31は、通知を受けてカットスルーパス53を、上位レイヤノード11と上位レイヤノード13との間の上位レイヤリンクとして、新たに制御部31の備える上位レイヤネットワークのトポロジ情報を更新する。
(Step S140)
Cut through
(ステップS150)
上位レイヤノード11の制御部31は、上位レイヤパスを設定する。制御部31は、カットスルーパスの設定が完了した後、あるいは、既存の下位レイヤパスを使用すると判定された後、上位レイヤネットワークのトポロジ情報に基づいて経路計算を行って、算出された経路に沿って上位レイヤパスを設定する。制御部31は、カットスルーパス53を設定した場合には、上位レイヤネットワーク上で1ホップの経路[上位レイヤノード11−上位レイヤノード13]を設定する。一方、制御部31は、既存の下位レイヤパスを使用する場合には、上位レイヤネットワーク上での経路[上位レイヤノード11−上位レイヤノード12−上位レイヤノード13]を設定する。
(Step S150)
The
以上が、本実施形態の通信システムの動作方法の説明である。このようにして、本実施形態の通信システムは、上位レイヤノード11と上位レイヤノード13との間に上位レイヤパスを設定する。
The above is the description of the operation method of the communication system of the present embodiment. In this way, the communication system of this embodiment sets an upper layer path between the
次に、図4と図7を用いて、本実施形態における上位レイヤパスの始点ノードの動作方法を説明する。図7は、本実施形態における上位レイヤパスの始点ノードの動作フローである。なお、以下の説明では、前述と同様に、上位レイヤノード11と上位レイヤノード13との間に上位レイヤパスを設定する場合で、上位レイヤパスの始点ノードが上位レイヤノード11である場合を説明する。
Next, using FIG. 4 and FIG. 7, the operation method of the starting point node of the upper layer path in this embodiment will be described. FIG. 7 is an operation flow of the starting point node of the upper layer path in the present embodiment. In the following description, a case where an upper layer path is set between the
(ステップS200)
上位レイヤノード11は、上位レイヤパス設定要求を入力する。上位レイヤノード11は、ユーザあるいはネットワーク管理者から、上位レイヤノード11と上位レイヤノード13との間に上位レイヤパスを設定するように要求を入力される。
(Step S200)
The
(ステップS210)
パス制御部311は、上位レイヤパスの設定要求を受けると、設定されるべき上位レイヤパスの経路計算を、経路計算部313へ依頼する。経路計算部313は、トポロジ情報DB315を検索して、設定されるべき上位レイヤパスの端点ノード間が下位レイヤリンクで接続されているかを判定する。すなわち、経路計算部313は、設定されるべき上位レイヤパスの端点間に、既に下位レイヤのカットスルーパスが設定されているかを判定する。既に端点間に下位レイヤのカットスルーパスが設定されている場合には、ステップS280進む。一方、端点間に下位レイヤのカットスルーパスが設定されていない場合には、ステップS220へ進む。
(Step S210)
Upon receiving the upper layer path setting request, the
(ステップS220)
経路計算部313は、端点間に下位レイヤのカットスルーパスが設定されていない場合、カットスルー判定部314の遅延比較部3143へ遅延の測定及び比較を命令する。遅延比較部3143は、制御プレーンネットワーク遅延測定部3141へ制御プレーンネットワーク10における端点間の遅延時間dCの測定を、また、データプレーンネットワーク遅延測定部3142へデータプレーンネットワークにおける端点間の遅延時間dDの測定を、それぞれ命令する。制御プレーンネットワーク遅延測定部3141は、制御プレーンネットワーク通信部312を介して遅延測定メッセージを上位レイヤノード13の制御部33へ送信して、制御プレーンネットワーク10における端点間の遅延時間dCを測定する。また、データプレーンネットワーク遅延測定部3142は、スイッチ部316を介して、遅延測定メッセージを上位レイヤノード13へ送信して、データプレーンネットワークにおける端点間の遅延時間dDを測定する。なお、遅延測定メッセージによる遅延測定方法は、前述の通信システムの動作方法で説明を行ったので説明を省略する。
(Step S220)
The
(ステップS230)
遅延比較部3143は、遅延時間dCと遅延時間dDとの規格化を行う。遅延比較部3143は、制御プレーンネットワーク遅延測定部3141により測定された遅延時間dCと、データプレーンネットワーク遅延測定部3142により測定された遅延時間dDとに対して、規格化を行う。なお、遅延時間dCと遅延時間dDとの規格化方法は、前述の通信システムの動作方法で説明を行ったので説明を省略する。
(Step S230)
The
(ステップS240)
遅延比較部3143は、規格化後の遅延時間dCと遅延時間dDとの比較を行う。遅延比較部3143は、遅延時間dCより遅延時間dDが大きい場合、カットスルーパスを設定するべきと判定する。遅延比較部3143は、判定結果を経路計算部313へ返す。この場合、ステップS250へ進む。一方、遅延時間dCより遅延時間dDが小さい場合、既存の下位レイヤパスを使用するべきと判定する。遅延比較部3143は、判定結果を経路計算部313へ通知すると共に、設定するべき上位レイヤパスの経路計算を命令する。この場合、ステップS280へ進む。
(Step S240)
The
(ステップS250)
経路計算部313は、カットスルーパスを設定するべきとの判定を受けると、パス制御部311へ、カットスルーパスを設定するよう依頼する。パス制御部311は、制御プレーンネットワーク通信部312を介して、設定するべき上位レイヤパスの端点間にカットスルーパスを設定するように、シグナリングを行って下位レイヤノードに要求する。
(Step S250)
When receiving the determination that the cut-through path should be set, the
(ステップS260)
パス制御部311は、各下位レイヤノードにおいてカットスルーパスの設定が完了すると、各下位レイヤノードから制御プレーンネットワーク通信部312を介してカットスルーパスの設定完了を通知される。
(Step S260)
When the setting of the cut-through path is completed in each lower layer node, the
(ステップS270)
パス制御部311は、下位レイヤに設定されたカットスルーパスを上位レイヤリンクとして、トポロジ情報DB315へ登録する。パス制御部311は、経路計算部313へ設定するべき上位レイヤパスの経路計算を命令する。
(Step S270)
The path control
(ステップS280)
既存の下位レイヤパスを使用するべきと判定された場合、あるいは新たにされたカットスルーパスのトポロジ情報の登録が完了すると、経路計算部313は、トポロジ情報DB315に登録されているトポロジ情報に基づいて経路計算を行う。経路計算部313は、経路計算結果をパス制御部311へ通知する。
(Step S280)
When it is determined that the existing lower layer path should be used, or when the registration of the topology information of the new cut-through path is completed, the
(ステップS290)
パス制御部311は、経路計算部313から入力した経路計算結果に基づいて、制御プレーンネットワーク通信部312を介して他のノードとのシグナリングを行い、また、スイッチ部316への転送設定を行って、上位レイヤパスの設定を完了する。
(Step S290)
The path control
以上が、本実施形態における上位レイヤパスの始点ノードの動作方法の説明である。 The above is the description of the operation method of the starting point node of the upper layer path in the present embodiment.
次に、図5と図8を用いて、本実施形態における上位レイヤパスの始点以外のノードの動作方法を説明する。図8は、本実施形態における上位レイヤパスの始点以外のノードの動作フローである。なお、以下の説明では、前述と同様に、上位レイヤノード11と上位レイヤノード13との間に上位レイヤパスを設定する場合で、上位レイヤパスの始点以外のノードが上位レイヤノード12である場合を説明する。
Next, using FIG. 5 and FIG. 8, the operation method of the nodes other than the start point of the upper layer path in the present embodiment will be described. FIG. 8 is an operation flow of a node other than the start point of the upper layer path in the present embodiment. In the following description, similarly to the above description, a case where an upper layer path is set between the
(ステップS400)
上位レイヤノード12の制御部32のパス制御部321は、他のノードからシグナリングによる上位レイヤパスの設定要求を受ける。
(Step S400)
The path control
(ステップS410)
パス制御部321は、経路計算部323へ、設定されるべき上位レイヤパスの経路計算を行うように命令する。経路計算部323は、トポロジ情報DB325を参照して経路計算を行う。経路計算部323は、経路計算結果をパス制御部321へ通知する。
(Step S410)
The path control
(ステップS420)
パス制御部321は、経路計算部323から入力した経路計算結果に基づいて、制御プレーンネットワーク通信部を介して、他のノードとシグナリングを行う。
(Step S420)
The path control
(ステップS430)
パス制御部321は、他のノードとのシグナリングを行うと共に、スイッチ部326への転送設定を行って、上位レイヤパスの設定を完了する。
(Step S430)
The path control
以上が、上位レイヤパスの始点以外のノードの動作方法を説明である。本説明では、上位レイヤノード12の説明を行ったが、下位レイヤノード21〜23も同様の動作方法となる。
The above is the description of the operation method of the nodes other than the starting point of the upper layer path. In this description, the
なお、上述した3つの動作方法の説明において、各ノードが設定するべきパスの経路計算を行う場合を説明した。しかし、集中的に経路計算を行う図示されない経路計算サーバが、設定されるべきパスの始点ノードに代わって経路計算を行っても良い。この場合には、始点ノードの制御部は、自ノード内で経路計算を行わずに、経路計算サーバへ設定されるべきパスの経路計算要求メッセージを送信する。経路計算サーバは、設定されるべきパスの経路計算を行って、経路計算結果を始点ノードへ返す。これによって、始点ノードは、設定されるべきパスの経路を得る。始点ノードは、経路計算サーバから受信した経路計算結果に基づいて、他のノードとシグナリングを行ってパスを設定するという動作方法となる。このような経路計算サーバの例は、例えば、IETF(Internet Engineering Task Force)で標準化が行われているPCE(Path Computation Element)がある。 In the above description of the three operation methods, the case where the path calculation of the path to be set by each node has been described. However, a route calculation server (not shown) that performs route calculation in a concentrated manner may perform route calculation instead of the start node of the path to be set. In this case, the control unit of the start node transmits a route calculation request message for a path to be set to the route calculation server without performing route calculation within the node itself. The route calculation server performs route calculation of the path to be set, and returns the route calculation result to the start node. As a result, the start point node obtains the path of the path to be set. Based on the route calculation result received from the route calculation server, the starting point node performs an operation method in which a path is set by performing signaling with another node. An example of such a route calculation server is, for example, a PCE (Path Computation Element) that is standardized by the IETF (Internet Engineering Task Force).
以上が、本実施形態の説明である。本実施形態の通信システムでは、新たな上位レイヤパスを設定するときに、新たな上位レイヤパスの始点となる上位レイヤノードが、既存の下位レイヤパスを用いて新たな上位レイヤパスを設定するか、あるいは、新たな上位レイヤパスの始点および終点の上位レイヤノード間を直接接続する下位レイヤパスであるカットスルーパスを設定して新たな上位レイヤパスを設定するかを、新たな上位レイヤパスの始点および終点の上位レイヤノード間に遅延測定メッセージを転送させて測定した通信品質情報である遅延時間に基づいて判定する。 The above is the description of the present embodiment. In the communication system of the present embodiment, when a new upper layer path is set, the upper layer node that is the starting point of the new upper layer path uses the existing lower layer path to set a new upper layer path, or a new upper layer path. Whether to set a new upper layer path by setting a cut-through path, which is a lower layer path that directly connects the upper layer node at the start point and the end point of the higher upper layer path, between the upper layer node at the start point and the end point of the new upper layer path The determination is made based on the delay time which is communication quality information measured by transferring the delay measurement message.
遅延時間は、既存の下位レイヤパスを用いて新たな上位レイヤパスを設定する場合の転送経路における遅延時間dDがデータプレーンネットワークを用いて測定され、また、新たな上位レイヤパスの始点および終点の上位レイヤノード間を直接接続する下位レイヤパスであるカットスルーパスを設定して新たな上位レイヤパスを設定する場合の転送経路における遅延時間dCが制御プレーンネットワークを用いて測定される。ここで、遅延時間dCは、制御プレーンネットワークを用いて測定が行われるために、実際にデータプレーンネットワークに上位レイヤパスを設定した場合の遅延時間との時間差が発生する。そこで、遅延時間dCに対して、この時間差を補正する規格化が行われる。これによって、遅延時間dDと遅延時間dCを用いた適切な比較処理が可能となり、適切な経路選択が可能となる。このように、本実施形態では、新たに設定されるべき上位レイヤパスの始点終点間に遅延測定メッセージを転送させて測定した遅延時間に基づいて設定するべき転送経路決定するため、より実際の通信条件に即した柔軟な経路選択を行うことができる。 The delay time is measured by using the data plane network to measure the delay time d D in the transfer path when a new upper layer path is set using the existing lower layer path, and the upper layer of the start point and end point of the new upper layer path. The delay time d C in the transfer path when a cut-through path that is a lower layer path that directly connects nodes is set and a new upper layer path is set is measured using the control plane network. Here, since the delay time d C is measured using the control plane network, a time difference from the delay time when an upper layer path is actually set in the data plane network occurs. Therefore, the delay time d C, standardization is carried out to correct this time difference. This enables the appropriate comparison processing using the delay time d D and the delay time d C, it is possible to correct routing. As described above, in the present embodiment, the transfer path to be set is determined based on the delay time measured by transferring the delay measurement message between the start point and end point of the upper layer path to be newly set. It is possible to perform flexible route selection in accordance with.
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態による通信システムの説明を行う。
(Second Embodiment)
Next, a communication system according to the second embodiment of the present invention will be described.
本実施形態では、第1の実施形態と同様に、新たに設定されるべき上位レイヤパスの始点終点間に遅延測定メッセージを転送させて測定した遅延時間に基づいて設定するべき転送経路決定する。本実施形態では、制御プレーンネットワークを転送させる遅延測定メッセージの転送経路を決定するネットワーク情報集中管理装置を備える。新たな上位レイヤパスの始点となる上位レイヤノードは、ネットワーク情報集中管理装置へ問い合わせを行って取得した転送経路を格納した遅延測定メッセージを制御プレーンネットワークへ送信する。遅延測定メッセージを受信した各ノードは、遅延測定メッセージに格納された転送経路に基づいて転送を行うため、遅延測定メッセージが転送される往復の転送経路を同一にすることができる。これによって、複雑なネットワークトポロジである場合にも適切な遅延時間dCの測定を行うことができる。 In the present embodiment, as in the first embodiment, a transfer route to be set is determined based on a delay time measured by transferring a delay measurement message between the start point and end point of a higher layer path to be newly set. In this embodiment, a network information centralized management apparatus that determines a transfer path of a delay measurement message for transferring a control plane network is provided. The upper layer node which is the starting point of the new upper layer path sends a delay measurement message storing the transfer path acquired by making an inquiry to the network information central management apparatus to the control plane network. Since each node that has received the delay measurement message performs transfer based on the transfer path stored in the delay measurement message, the round-trip transfer path through which the delay measurement message is transferred can be made the same. Accordingly, it is possible to measure an appropriate delay time d C even in a complicated network topology.
[構成の説明]
はじめに、本実施形態における通信システムの構成の説明を行う。図9は、本実施形態における通信システムの構成を示す図である。なお、以下の説明において、第1の実施形態と同様の構成については同様の符号を付して説明を行う。
[Description of configuration]
First, the configuration of the communication system in the present embodiment will be described. FIG. 9 is a diagram showing a configuration of a communication system in the present embodiment. In the following description, the same components as those in the first embodiment will be described with the same reference numerals.
本実施形態の通信システムは、上位レイヤノード11〜13と、下位レイヤノード21〜23と、ネットワーク情報集中管理装置(以下NW情報集中管理装置)81とを備える。上位レイヤノード11〜13は、それぞれ制御部31〜33を備える。制御部31〜33は、各上位レイヤノード11〜13の制御と、上位レイヤパスの制御を行う。また、下位レイヤノード21〜23は、それぞれ制御部41〜43を備える。制御部41〜43は、各下位レイヤノード21〜23の制御と、下位レイヤパスの制御を行う。NW情報集中管理装置81は、ネットワークの情報を集中的に管理する。
The communication system according to this embodiment includes
また、上位レイヤノード11と上位レイヤノード13との間は、下位レイヤノード21と下位レイヤノード23とを介した下位レイヤパス(上位レイヤリンク)51で接続されている。上位レイヤノード12と上位レイヤノード13との間は、下位レイヤノード22と下位レイヤノード23とを介した下位レイヤパス(上位レイヤリンク)52で接続されている。制御部31〜33と、制御部41〜43とは、それぞれIPネットワークである制御プレーンネットワーク10で接続されている。また、上位レイヤノード11と12との間には、下位レイヤパス(上位レイヤリンク)51と52とを利用した上位レイヤパスが一つまたは複数設定されている。これらの上位レイヤパスの経路は[上位レイヤ11−上位レイヤ13−上位レイヤ12]である。なお、本説明において、下位レイヤノード21と下位レイヤノード22との間の下位レイヤリンクは、既に下位レイヤパス54が占有している。そのため、下位レイヤノード21と下位レイヤノード22との間のリンクを通る下位レイヤパスを新たに設定することはできない。また、下位レイヤパス51、52、54は、データプレーンネットワークに設定されたパスである。
Further, the
また、第1の実施形態と同様に、制御部31〜33は、制御プレーンネットワーク10を介して、上位レイヤネットワークのトポロジ情報を、また、制御部41〜43は、制御プレーンネットワークを介して、下位レイヤネットワークのトポロジ情報を、OSPF−TEなどのルーティングプロトコルにより収集する。制御部31〜33、及び制御部41〜43は、制御プレーンネットワーク10を介して、RSVP−TEなどのシグナリングプロトコルを用いたパス制御メッセージを各制御部間で送受信することで、パスの設定・削除等のパス制御を行う。なお、図9の通信システムは、制御プレーンネットワークの通信と、データプレーンネットワークの通信とが、同一の物理インターフェースを用いて行われるインバンド方式によって構成されている。
Similarly to the first embodiment, the
本実施形態の通信システムは、第1の実施形態の構成に加えて、制御部31〜33、及び制御部41〜43が、遅延測定メッセージ処理部318、328、338、418、428、438(以下、これらをまとめて、318〜438と記載する場合がある。)を備える。遅延測定メッセージ処理部318〜438は、制御プレーンネットワーク10を転送される遅延測定メッセージに対して、転送経路を指定した転送経路情報と、実際に転送された経路の履歴を示す転送履歴情報を付与する処理を行う。また、遅延測定メッセージ処理部318〜438は、制御プレーンネットワークの遅延測定における始点となる場合に、送信するべき遅延測定メッセージの転送経路を決定するために、NW情報集中管理装置81との間で、遅延測定経路要求と遅延測定経路応答を送受信する。なお、第1の実施形態と同様に、設定されるべき上位レイヤパスの始点ノードとなり得る上位レイヤノード(本実施形態では上位レイヤノード11とする。)は、カットスルー判定部314を備える。
In the communication system of the present embodiment, in addition to the configuration of the first embodiment, the
ここで、転送履歴情報は、例えば、IPアドレスである。転送履歴情報は、遅延測定メッセージと遅延測定メッセージに対する応答メッセージとの転送される転送経路が確実に同じ経路となるよう、設定されるべき上位レイヤパスの終点ノードの制御部が応答メッセージの転送経路を指定するために用いられる。これは、遅延測定メッセージと応答メッセージとで始点ノードの制御部から終点ノードの制御部まで転送されるIPアドレスの並びが異なる場合があるためである。制御プレーンネットワークでは、隣接する制御部同士をGRE(Generic Routing Encapsulation)プロトコルにより1対1のトンネルで接続するなど、IPネットワーク上に論理的なコネクションを設定している場合がある。そのような場合に、各制御部はトンネル毎に受信用IPアドレスを有するため、同じノードの制御部であっても、遅延測定メッセージと応答メッセージとで送信先となるIPアドレスを変更する必要が発生する。このような状況でも、各制御部が、応答メッセージの転送経路で指定するべきIPアドレスを転送履歴情報として遅延測定メッセージに追加することで、終点ノードの制御部は応答メッセージの転送先を適切に設定することができ、応答メッセージを正しく始点ノードまで転送することができる。 Here, the transfer history information is, for example, an IP address. The transfer history information indicates that the control unit of the destination node of the upper layer path to be set determines the transfer path of the response message so that the transfer path of the delay measurement message and the response message to the delay measurement message is surely the same path. Used to specify. This is because the sequence of IP addresses transferred from the control unit of the start node to the control unit of the end node may be different between the delay measurement message and the response message. In the control plane network, there is a case where a logical connection is set on the IP network such that adjacent control units are connected by a one-to-one tunnel using a GRE (Generic Routing Encapsulation) protocol. In such a case, since each control unit has a receiving IP address for each tunnel, it is necessary to change the destination IP address between the delay measurement message and the response message even in the control unit of the same node. Occur. Even in such a situation, each control unit adds the IP address to be specified in the transfer path of the response message to the delay measurement message as transfer history information, so that the control unit of the end node appropriately sets the transfer destination of the response message. The response message can be correctly transferred to the start point node.
次に、図10は、本実施形態における上位レイヤパスの始点ノードの構成を示す図である。本説明では、上位レイヤノード11が、上位レイヤパスの始点ノードであるとして説明を行う。
Next, FIG. 10 is a diagram showing the configuration of the starting point node of the upper layer path in the present embodiment. In this description, the
上位レイヤノード11は、第1の実施形態と同様に、制御部31と、スイッチ部316と、ノード間物理インターフェース317とを備える。また、制御部31は、第1の実施形態と同様に、パス制御部311と、制御プレーンネットワーク通信部312と、経路計算部313と、カットスルー判定部314と、トポロジ情報DB315とを備え、本実施形態では、さらに、遅延測定メッセージ処理部318を備える。
The
遅延測定メッセージ処理部318は、制御プレーンネットワーク10における遅延測定メッセージの転送処理を行う。なお、スイッチ部316と、ノード間物理インターフェース317とは第1の実施形態と同様であり、また、制御部31のパス制御部311と、制御プレーンネットワーク通信部312と、経路計算部313と、カットスルー判定部314と、トポロジ情報DB315とは第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。
The delay measurement
次に、図11は、本実施形態における上位レイヤパスの始点以外のノードの構成を示す図である。本説明では、上位レイヤノード12、13、及び下位レイヤノード21〜23が、上位レイヤパスの始点以外のノードであるとして説明を行う。なお、上位レイヤノード12、13、及び下位レイヤノード21〜23は同様の構成であるので、重ねての説明を省略して、上位レイヤノード12の説明を行う。
Next, FIG. 11 is a diagram illustrating a configuration of a node other than the start point of the upper layer path in the present embodiment. In this description, the
上位レイヤノード12は、第1の実施形態と同様に、制御部32と、スイッチ部326と、ノード間物理インターフェース327とを備える。また、制御部32は、第1の実施形態と同様に、パス制御部321と、制御プレーンネットワーク通信部322と、経路計算部323と、トポロジ情報DB325とを備え、本実施形態では、さらに、遅延測定メッセージ処理部328を備える。
Similar to the first embodiment, the
遅延測定メッセージ処理部328は、制御プレーンネットワークにおける遅延測定メッセージの転送処理を行う。なお、スイッチ部326と、ノード間物理インターフェース327とは第1の実施形態と同様であり、また、制御部32のパス制御部321と、制御プレーンネットワーク通信部322と、経路計算部323と、トポロジ情報DB325とは第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。
The delay measurement
なお、図10の上位レイヤノード11、及び図11の上位レイヤノード12は、物理的なインターフェースであるノード間物理インターフェース317、327をそれぞれ1つ備えているが、ノード間物理インターフェース317、327は、複数備えられても良い。これは上位レイヤノード13においても同様である。また、以下の説明において、上位レイヤノード12以外の備える各構成は、上位レイヤノード12の各構成に付された符号の上位二桁を、各制御部の符号に対応させて表記する。
Note that the
次に、図12は、本実施形態におけるNW情報集中管理装置81の構成を示す図である。NW情報集中管理装置81は、制御部811と、制御プレーンネットワーク通信部812と、ネットワーク情報管理部813とを備える。制御プレーンネットワーク通信部812は、他のノードの制御部と制御プレーンネットワーク10を介して通信を行う。制御部811は、ネットワークのルーティング情報や、設定されたパスの経路情報などの収集や、他のノードからの遅延測定経路要求及び遅延測定経路応答のメッセージ処理を、制御プレーンネットワーク通信部812を介して行う。ネットワーク情報管理部813は、制御部811から入力される情報に基づいてデータベースの更新処理を行う。
Next, FIG. 12 is a diagram showing a configuration of the NW information
ネットワーク情報管理部813は、データプレーンネットワーク情報部(以下、データプレーンNW情報部)814と、制御プレーンネットワーク情報データベース(以下、制御プレーンNW情報DB)815とを備える。データプレーンNW情報部814は、上位レイヤネットワーク情報部(以下、上位レイヤNW情報部)8141と、下位レイヤネットワーク情報部(以下、下位レイヤNW情報部)8142と、上位レイヤネットワーク−下位レイヤネットワーク対応関係データベース(以下、対応関係DB)8143とを備える。さらに、上位レイヤNW情報部8141は、上位レイヤトポロジ情報DB81411と、上位レイヤパス情報DB81412とを備える。下位レイヤNW情報部8142は、下位レイヤトポロジ情報DB81421と、下位レイヤパス情報DB81422と、を備える。
The network
上位レイヤトポロジ情報DB81411は、上位レイヤネットワークにおけるトポロジ情報を記録している。上位レイヤパス情報DBは、上位レイヤネットワークにおける経路情報を含めた上位レイヤパス情報を記録している。下位レイヤトポロジ情報DB81421は、下位レイヤネットワークにおけるトポロジ情報を記録している。下位レイヤパス情報DB81422は、下位レイヤネットワークにおける経路情報を含めた下位レイヤパス情報を記録している。対応関係DB8143は、上位レイヤリンクと下位レイヤパスとの対応関係を記憶している。制御プレーンNW情報DB815は、制御プレーンネットワークにおけるルーティング情報を保持する。
The upper layer topology information DB 81411 records topology information in the upper layer network. The upper layer path information DB records higher layer path information including route information in the upper layer network. The lower layer topology information DB 81421 records topology information in the lower layer network. The lower layer path information DB 81422 records lower layer path information including route information in the lower layer network. The
以上が、本実施形態における通信システムの構成の説明である。 The above is the description of the configuration of the communication system in the present embodiment.
[動作方法の説明]
次に、図9、図12、及び図13を用いて、上述のような構成による本実施形態の通信システムの動作方法の説明を行う。図13は、本実施形態における通信システムの動作フローである。なお、以下の説明では、上述と同様に、上位レイヤノード11を始点として、上位レイヤノード11と上位レイヤノード12との間に上位レイヤパスを設定する場合を説明する。なお、以下の説明において、第1の実施形態における通信システムの動作方法と同様の部分については適宜説明を省略する。
[Description of operation method]
Next, an operation method of the communication system according to the present embodiment having the above-described configuration will be described with reference to FIGS. 9, 12, and 13. FIG. 13 is an operation flow of the communication system in the present embodiment. In the following description, a case where an upper layer path is set between the
(ステップS100)
上位レイヤノード11は、上位レイヤパス設定要求を入力する。上位レイヤノード11は、ユーザあるいはネットワーク管理者から、上位レイヤノード11と上位レイヤノード12との間に上位レイヤパスを設定するように要求を入力される。なお、本ステップは、第1の実施形態と同様である。
(Step S100)
The
(ステップS101)
遅延測定メッセージ処理部318は、制御プレーンネットワークにおける遅延測定経路を決定する。上位レイヤノード11のカットスルー判定部314は、設定されるべき上位レイヤパスの端点のノード間において、制御プレーンネットワーク10を使用した場合の遅延時間dCを測定するために遅延測定メッセージを生成する。カットスルー判定部314は、遅延測定メッセージを遅延測定メッセージ処理部318へ出力する。遅延測定メッセージ処理部318は、入力された遅延測定メッセージの転送経路を決定するべく、NW情報集中管理装置81へ、遅延測定経路要求メッセージを送信する。遅延測定経路要求メッセージには、遅延を測定するべき始点ノード(上位レイヤノード11)と終点ノード(上位レイヤノード12)と、始点ノードと終点ノードとの間に既に設定されているデータプレーンネットワーク上の上位レイヤパスの経路情報を含んでいる。経路情報には、例えば、既に設定されている上位レイヤパスの経由するデータプレーンネットワーク上における各ノードのインターフェースの識別子の並びが含まれる。
(Step S101)
The delay measurement
NW情報集中管理装置81は、遅延測定経路要求メッセージを受信すると、遅延測定経路要求メッセージに含まれる上位レイヤパスの経路情報に基づいて、遅延を測定するべき制御プレーンネットワーク10上の経路を決定する。まず、NW情報集中管理装置81は、対応関係データベース8143に記録されている上位レイヤリンクと下位レイヤパスとの対応関係を参照して、遅延測定経路要求メッセージに含まれた上位レイヤパスの経由する下位レイヤパスを特定する。次に、NW情報集中管理装置81は、下位レイヤパス情報DB81422に記録されている下位レイヤネットワークにおけるパス情報を参照して、遅延測定経路要求メッセージに含まれた上位レイヤパスの経由する下位レイヤノードを特定する。そして、NW情報集中管理装置81は、下位レイヤトポロジ情報DB81421と、制御プレーンNW情報DB815とを参照して、上位レイヤパスが経由すると特定されたそれぞれ下位レイヤノードの制御部の識別子を特定する。NW情報集中管理装置81は、設定されるべき上位レイヤパスの始点(上位レイヤノード11)を最初に、終点(上位レイヤノード12)を最後に配置して、特定された下位レイヤノードの制御部の識別子を、始点から終点まで間で経由する順に並べた経路を遅延測定メッセージの転送経路として決定する。図9の通信システムにおいて、遅延測定メッセージの転送経路は、経路[上位レイヤノード31−下位レイヤノード41−下位レイヤノード43−下位レイヤノード42−上位レイヤノード12]と決定される。
Upon receiving the delay measurement route request message, the NW information
NW情報集中管理装置81は、このようにして決定した遅延測定メッセージの転送経路を、遅延測定経路応答メッセージへ転送経路情報として含めて上位レイヤノード11の制御部31の遅延測定メッセージ処理部318へ送信する。遅延測定メッセージ処理部318は、NW情報集中管理装置81から遅延測定経路応答メッセージを受信すると、遅延測定経路応答メッセージに含まれた遅延測定メッセージの転送経路情報を取得する。遅延測定メッセージ処理部318は、転送経路情報に含まれる転送経路情報を、遅延測定メッセージの転送経路として決定する。
The NW information
(ステップS111)
遅延測定メッセージ処理部318は、遅延時間dCを測定する。上位レイヤノード11の制御部31の遅延測定メッセージ処理部318は、NW情報集中管理装置81から受信した遅延測定メッセージの転送経路情報を遅延測定メッセージへ格納する。また、遅延測定メッセージ処理部318は、遅延測定メッセージの転送履歴情報に制御部31の識別子を追加する。遅延測定メッセージ処理部318は、このように転送経路情報と、転送履歴情報とを含めた遅延測定メッセージを、遅延測定メッセージの転送経路における次ホップである下位レイヤノード21の制御部41へ送信する。
(Step S111)
Delay measurement
下位レイヤノード21の制御部41の遅延測定メッセージ処理部418は、遅延測定メッセージを受信する。遅延測定メッセージ処理部418は、遅延測定メッセージに含まれる転送経路情報に基づいて、次に遅延測定メッセージを転送するべきノード(下位レイヤノード43)を特定する。遅延測定メッセージ処理部418は、遅延測定メッセージの転送履歴情報に制御部41の識別子を追加する。遅延測定メッセージ処理部418は、遅延測定メッセージの転送経路における次ホップである下位レイヤノード23の制御部43へ、遅延測定メッセージを送信する。
The delay measurement
遅延測定メッセージは、下位レイヤノード23の制御部43の遅延測定メッセージ処理部438と、下位レイヤノード22の制御部42の遅延測定メッセージ428とにおいても、同様に、各制御部の識別子が転送履歴情報に追加され、遅延測定メッセージに含まれた次の転送先へ送信される。このようにして、遅延測定メッセージは、設定するべき上位レイヤパスの終点である上位レイヤノード12の制御部32へ到達する。
Similarly, in the delay measurement message, the delay measurement
制御部32の遅延測定メッセージ処理部328は、遅延測定メッセージを受信する。遅延測定メッセージ処理部328は、遅延測定メッセージに含まれる転送経路情報に基づいて、自ノードが転送経路の終点であることを検知する。遅延測定メッセージ処理部328は、転送経路情報に含まれる転送経路(往路)と同様の経路を転送経路(復路)とする。なお、往路の転送経路は、[上位レイヤノード31−下位レイヤノード41−下位レイヤノード43−下位レイヤノード42−上位レイヤノード12]であるため、復路の転送経路は、この逆の[上位レイヤノード12−下位レイヤノード42−下位レイヤノード43−下位レイヤノード41−上位レイヤノード11]となる。遅延測定メッセージ処理部328は、転送経路情報に基づいて転送経路(復路)における次ホップである下位レイヤノード22の制御部42へ、遅延測定メッセージに対する応答メッセージを送信する。この応答メッセージには、遅延測定メッセージに含まれた転送経路情報を格納する。各ノードの制御部は、応答メッセージに含まれた転送経路情報に基づいて、応答メッセージの転送先を決定する。なお、応答メッセージには、転送履歴情報を追加されない。
The delay measurement
応答メッセージは、転送経路情報に基づいて各ノードの制御部を転送されて、上位レイヤノード11の制御部31へ到達する。制御部31のカットスルー判定部314は、第1の実施形態と同様に、遅延測定メッセージを送信してから応答メッセージを受信するまでの時間を測定する。この時間は、転送経路における往復の時間である。そのため、カットスルー判定部314は、遅延測定メッセージを送信してから応答メッセージを受信するまでの時間の半分の時間を、制御部31から制御部32までの片道の遅延時間dCと決定する。このようにして、制御プレーンネットワークの遅延時間dCの測定が完了する。なお、データプレーンネットワーク遅延測定部3142によるデータプレーンネットワークの遅延時間dDの測定は、第1の実施形態と同様であるので、説明を省略する。
The response message is transferred to the control unit of each node based on the transfer path information, and reaches the
(ステップS120〜ステップS150)
ステップS120からステップS150までは、第1の実施形態と同様であるので説明を省略する。すなわち、カットスルー判定部314は、測定された遅延時間dCと遅延時間dDとを規格化する(ステップS120)。カットスルー判定部314は、規格化後の遅延時間dC及び遅延時間dDを比較して、既存の下位レイヤパスを使用するか、あるいはカットスルーパスを設定するかを判定する(ステップS130)。遅延時間dCより遅延時間dDのほうが大きければ、ステップS140へ進む。一方、遅延時間dCより遅延時間dDのほうが小さければ、ステップS150へ進む。制御部31は、遅延時間dCより遅延時間dDのほうが大きく、カットスルーパスを設定すると決定されると、下位レイヤネットワークのトポロジ情報に基づいて経路計算を行って、他のノードの制御部とシグナリングを行い、カットスルーパスを設定する(ステップS140)。制御部31は、カットスルーパスの設定が完了すると、あるいは、遅延時間dCより遅延時間dDのほうが小さく、既存の下位レイヤパスを使用すると判定されると、上位レイヤネットワークのトポロジ情報に基づいて経路計算を行い、他のノードとシグナリングを行って、上位レイヤパスを設定する(ステップS150)。
(Step S120 to Step S150)
Steps S120 to S150 are the same as those in the first embodiment, and a description thereof will be omitted. That is, the cut-through
以上が、本実施形態の通信システムの動作方法の説明である。このようにして、本実施形態の通信システムは、上位レイヤノード11と上位レイヤノード12との間に上位レイヤパスを設定する。
The above is the description of the operation method of the communication system of the present embodiment. In this way, the communication system of the present embodiment sets an upper layer path between the
次に図10、図14A、および図14Bを用いて、本実施形態における上位レイヤパスの始点ノードの動作方法を説明する。図14Aおよび図14Bは、本実施形態における上位レイヤパスの始点ノードの動作フローである。なお、以下の説明では、前述と同様に、上位レイヤノード11と上位レイヤノード12との間に上位レイヤパスを設定する場合で、上位レイヤパスの始点ノードが上位レイヤノード11である場合を説明する。また、第1の実施形態における上位レイヤパスの始点ノードの動作方法と同様の部分については適宜説明を省略する。
Next, using FIG. 10, FIG. 14A, and FIG. 14B, the operation method of the starting point node of the upper layer path in this embodiment will be described. FIG. 14A and FIG. 14B are operation flows of the starting point node of the upper layer path in this embodiment. In the following description, a case where an upper layer path is set between the
(ステップS200〜ステップS210)
ステップS200からステップS210は、第1の実施形態と同様であるので説明を省略する。すなわち、上位レイヤノード11は、上位レイヤパスの設定要求を入力する(ステップS200)。パス制御部311は、上位レイヤパスの設定要求を受けると、経路計算部313へ設定されるべき上位レイヤパスの経路計算を依頼する。経路計算部313は、設定されるべき上位レイヤパスの端点間に、既に下位レイヤのカットスルーパスが設定されているかを判定する(ステップS210)。既に端点間に下位レイヤのカットスルーパスが設定されている場合には、ステップS280進む。一方、端点間に下位レイヤのカットスルーパスが設定されていない場合には、ステップS211へ進む。
(Step S200 to Step S210)
Steps S200 to S210 are the same as those in the first embodiment, and a description thereof will be omitted. That is, the
(ステップS211)
経路計算部313は、端点間に下位レイヤのカットスルーパスが設定されていない場合、カットスルー判定部314の遅延比較部3143へ、遅延の測定及び比較を命令する。遅延比較部3143は、制御プレーンネットワーク10における遅延時間dCの測定を制御プレーンネットワーク遅延測定部3141へ命令し、データプレーンネットワークにおける遅延時間dDの測定をデータプレーンネットワーク遅延測定部3142へ命令する。
(Step S211)
The
制御プレーンネットワーク遅延測定部3141は、遅延時間dCを測定するために、遅延測定メッセージを遅延測定メッセージ処理部318へ出力する。遅延測定メッセージ処理部318は、本実施形態の通信システムの動作方法の説明で述べた動作方法により、NW情報集中管理装置81と遅延測定経路要求と遅延測定経路応答を送受信することで、遅延測定メッセージの転送経路を取得する。
The control plane network
(ステップS221)
遅延測定メッセージ処理部318は、遅延時間dCを測定する。遅延測定メッセージ処理部318は、取得した転送経路を転送経路情報として遅延測定メッセージへ格納し、また、転送履歴情報に制御部31の識別子を追加する。遅延測定メッセージ処理部318は、このようにして生成した遅延測定メッセージを、転送経路における次ホップのノードの制御部へ送信する。なお、このとき、遅延測定メッセージ処理部318は、遅延測定メッセージを送信したことを制御プレーンネットワーク遅延測定部3141へ通知する。
(Step S221)
Delay measurement
この後、遅延測定メッセージは、本実施形態の通信システムの動作方法の説明で述べたように、転送経路の各ノードを転送されて、設定されるべき上位レイヤパスの終点のノードへ到達する。遅延測定メッセージ処理部318は、終点のノードから送信された遅延測定メッセージに対する応答メッセージを受信する。遅延測定メッセージ処理部318は、応答メッセージを受信すると、応答メッセージを受信したことを制御プレーンネットワーク遅延測定部3141へ通知する。制御プレーンネットワーク3141は、遅延測定メッセージ処理部318からの通知に基づいて、遅延測定メッセージを送信してから応答メッセージを受信するまでの時間を測定して、当該時間の半分の時間を端点のノード間の制御プレーンネットワーク10における遅延時間dCとする。制御プレーンネットワーク遅延測定部3141は、遅延時間dCを遅延比較部3143へ通知して、遅延時間の測定を完了する。なお、データプレーンネットワーク遅延測定部3142によるデータプレーンネットワークにおける遅延時間dDの測定は、第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。
Thereafter, as described in the explanation of the operation method of the communication system of the present embodiment, the delay measurement message is transferred through each node of the transfer path and reaches the end node of the upper layer path to be set. The delay measurement
(ステップS230〜ステップS290)
ステップS230〜ステップS290は、第1の実施形態と同様であるので説明を省略する。すなわち、遅延比較部3143は、遅延時間dCと遅延時間dDとの規格化を行う(ステップS230)。遅延比較部3143は、規格化後の遅延時間dCと遅延時間dDとの比較を行う(ステップS240)。遅延時間dCより遅延時間dDが大きい場合、ステップS250へ進む。一方、遅延時間dCより遅延時間dDが小さい場合、ステップS280へ進む。経路計算部313は、パス制御部311へ、カットスルーパスを設定するよう命令する。パス制御部311は、設定するべき上位レイヤパスの端点間にカットスルーパスを設定するように、シグナリングを行って下位レイヤノードに要求する(ステップS250)。パス制御部311は、各下位レイヤノードからカットスルーパスの設定完了を通知される(ステップS260)。パス制御部311は、下位レイヤに設定されたカットスルーパスを上位レイヤリンクとして、トポロジ情報DB315へ登録する(ステップS270)。経路計算部313は、トポロジ情報DB315に登録されているトポロジ情報に基づいて経路計算を行う(ステップS280)。パス制御部311は、経路計算結果に基づいてシグナリングを行い、また、スイッチ部316への転送設定を行って、上位レイヤパスの設定を完了する(ステップS290)。
(Step S230 to Step S290)
Steps S230 to S290 are the same as those in the first embodiment, and a description thereof will be omitted. That is, the
以上が、本実施形態における上位レイヤパスの始点ノードの動作方法の説明である。 The above is the description of the operation method of the starting point node of the upper layer path in the present embodiment.
次に、図11と図15とを用いて、本実施形態における上位レイヤパスの始点以外のノードの動作方法を説明する。図15は、本実施形態における上位レイヤパスの始点以外のノードの動作フローである。なお、以下の説明では、上位レイヤパスの始点以外のノードとして上位レイヤノード12を例に説明を行う。また、第1の実施形態における上位レイヤパスの始点以外のノードの動作方法と同様の部分については適宜説明を省略する。すなわち、図8を用いて説明を行った、始点ノードからのパス設定要求を受信した場合の動作方法は、第1実施形態と同様であるので説明を省略する。本説明では、遅延測定メッセージ、又は応答メッセージを受信した場合の動作方法の説明を行う。
Next, using FIG. 11 and FIG. 15, an operation method of nodes other than the start point of the upper layer path in the present embodiment will be described. FIG. 15 is an operation flow of nodes other than the start point of the upper layer path in the present embodiment. In the following description, the
(ステップS500)
遅延測定メッセージ処理部328は、制御プレーンネットワーク通信部322を介して他のノードからメッセージ(遅延測定メッセージあるいは応答メッセージ)を受信する。
(Step S500)
The delay measurement
(ステップS510)
遅延測定メッセージ処理部328は、受信されたメッセージが遅延測定メッセージであるか、応答メッセージであるかを判定する。この様な判定は、一般に、遅延測定メッセージや応答メッセージのパケットのヘッダ等に、いずれのメッセージであるかを識別するためのメッセージ番号あるいはフラグ(ビット)を設定するエリアが設けられており、このメッセージ番号あるいはフラグの値に基づいて判定を行う。受信したメッセージが、遅延測定メッセージである場合、ステップS520へ進む。一方、受信したメッセージが、応答メッセージである場合、ステップS560へ進む。
(Step S510)
The delay measurement
(ステップS520)
遅延測定メッセージ処理部328は、受信されたメッセージが遅延測定メッセージである場合、遅延測定メッセージに含まれる転送経路情報を参照して、転送経路情報における次の転送先が存在するか否かを判定する。転送経路情報に次の転送先が記録されている場合には、ステップS530進む。一方、転送経路情報に次の転送先が記録されていない場合には、ステップS550へ進む。
(Step S520)
If the received message is a delay measurement message, the delay measurement
(ステップS530)
遅延測定メッセージ処理部328は、遅延測定メッセージの転送履歴情報に次の転送先が存在する場合、遅延測定メッセージの転送履歴情報に自ノードの制御部の識別子を追加する。
(Step S530)
When the next transfer destination exists in the transfer history information of the delay measurement message, the delay measurement
(ステップS540)
遅延測定メッセージ処理部328は、遅延測定メッセージの転送経路情報に基づいて、次の転送先へ遅延測定メッセージを送信する。これにより本動作方法は終了となる。
(Step S540)
The delay measurement
(ステップS550)
遅延測定メッセージ処理部328は、遅延測定メッセージの転送経路情報に次の転送先が存在しない場合、自ノードが終点ノードであることを検知して、応答メッセージを生成する。遅延測定処理メッセージ処理部328は、遅延測定メッセージに含まれている転送経路情報を応答メッセージに格納する。なお、応答メッセージには、転送履歴情報を追加する必要はない。
(Step S550)
When there is no next transfer destination in the transfer path information of the delay measurement message, the delay measurement
(ステップS560)
遅延測定メッセージ処理部328は、応答メッセージの転送経路情報に基づいて、次の転送先へ応答メッセージを送信する。以上で本動作方法は終了となる。
(Step S560)
The delay measurement
以上が、本実施形態における上位レイヤパスの始点以外のノードの動作方法を説明である。本実施形態では、制御プレーンネットワークを転送させる遅延測定メッセージの転送経路を決定するネットワーク情報集中管理装置を備える。新たな上位レイヤパスの始点となる上位レイヤノードは、ネットワーク情報集中管理装置へ問い合わせを行って取得した転送経路を格納した遅延測定メッセージを制御プレーンネットワークへ送信して遅延時間dCの測定を行う。遅延測定メッセージを受信した各ノードは、遅延測定メッセージに格納された転送経路に基づいて転送を行うため、遅延測定メッセージが転送される往復の転送経路を同一にすることができる。これによって、複雑なネットワークトポロジである場合にも適切な遅延時間dCの測定を行うことができる。 The above is the description of the operation method of the nodes other than the starting point of the upper layer path in the present embodiment. In this embodiment, a network information centralized management apparatus that determines a transfer path of a delay measurement message for transferring a control plane network is provided. The upper layer node serving as the starting point of the new upper layer path sends a delay measurement message storing the transfer path obtained by making an inquiry to the network information central management apparatus to measure the delay time d C. Since each node that has received the delay measurement message performs transfer based on the transfer path stored in the delay measurement message, the round-trip transfer path through which the delay measurement message is transferred can be made the same. Accordingly, it is possible to measure an appropriate delay time d C even in a complicated network topology.
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態による通信システムの説明を行う。
(Third embodiment)
Next, a communication system according to the third embodiment of the present invention will be described.
本実施形態では、第2の実施形態におけるネットワーク情報集中管理装置に替わり、各ノードが、制御プレーンネットワークを転送させる遅延測定メッセージの転送経路を決定する遅延測定経路設定部と、転送経路決定するために必要なデータを記録したデータベースとを備える。新たな上位レイヤパスの始点となる上位レイヤノードは、遅延測定経路設定部で決定した転送経路を格納した遅延測定メッセージを制御プレーンネットワークへ送信する。遅延測定メッセージを受信した各ノードは、遅延測定メッセージに格納された転送経路に基づいて転送を行うため、遅延測定メッセージが転送される往復の転送経路を同一にすることができる。これによって、ネットワーク情報集中管理装置のような構成を備える必要がなくなるためネットワーク構成がシンプルとなり、ネットワーク情報集中管理装置とノード間で送受信される遅延測定経路取得のためのメッセージのトラフィックを削減することができる。 In this embodiment, instead of the network information centralized management apparatus in the second embodiment, each node determines a transfer path and a delay measurement path setting unit that determines a transfer path of a delay measurement message for transferring the control plane network. And a database in which data necessary for recording is recorded. The upper layer node serving as the starting point of the new upper layer path transmits a delay measurement message storing the transfer path determined by the delay measurement path setting unit to the control plane network. Since each node that has received the delay measurement message performs transfer based on the transfer path stored in the delay measurement message, the round-trip transfer path through which the delay measurement message is transferred can be made the same. This eliminates the need for a network information centralized management device and simplifies the network configuration and reduces message traffic for acquiring delay measurement paths transmitted and received between the network information centralized management device and nodes. Can do.
[構成の説明]
はじめに、本実施形態における通信システムの構成の説明を行う。図16は、本実施形態における通信システムの構成を示す図である。なお、以下の説明において、第2の実施形態と同様の構成については同様の符号を付して説明を行う。
[Description of configuration]
First, the configuration of the communication system in the present embodiment will be described. FIG. 16 is a diagram showing a configuration of a communication system in the present embodiment. In the following description, the same components as those in the second embodiment will be described with the same reference numerals.
本実施形態の通信システムは、第2の実施形態とほぼ同様の構成である。すなわち、本実施形態の通信システムは、上位レイヤノード11〜13と、下位レイヤノード21〜23とを備える。上位レイヤノード11〜13は、それぞれ制御部31〜33を備える。また、下位レイヤノード21〜23は、それぞれ制御部41〜43を備える。なお、本実施形態の通信システムは、情報集中管理装置81を備えていない。
The communication system of the present embodiment has a configuration that is substantially the same as that of the second embodiment. That is, the communication system of this embodiment includes
また、上位レイヤノード11〜13、及び下位レイヤノード21〜23は、第2実施形態と同様に、下位レイヤパス(上位レイヤリンク)51、下位レイヤパス52で接続されており、制御部31〜33、及び制御部41〜43は、それぞれ、IPネットワークである制御プレーンネットワーク10で接続されている。また、上位レイヤノード11と12との間には、下位レイヤパス(上位レイヤリンク)51と52とを利用した上位レイヤパスが一つまたは複数設定されている。これらの上位レイヤパスの経路は[上位レイヤ11−上位レイヤ12−上位レイヤ13]である。なお、本説明において、下位レイヤノード21と下位レイヤノード22との間の下位レイヤリンクは、既に下位レイヤパス54が占有している。そのため、下位レイヤノード21と下位レイヤノード22との間のリンクを通る下位レイヤパスを新たに設定することはできない。また、下位レイヤパス51、52、54は、データプレーンネットワークに設定されたパスである。
Similarly to the second embodiment, the
さらに、第2の実施形態と同様に、制御部31〜33は、制御プレーンネットワーク10を介して、上位レイヤネットワークのトポロジ情報を、また、制御部41〜43は、制御プレーンネットワークを介して、下位レイヤネットワークのトポロジ情報を、OSPF−TEなどのルーティングプロトコルにより収集する。また、制御部31〜33、及び制御部41〜43は、制御プレーンネットワーク10を介して、RSVP−TEなどのシグナリングプロトコルを用いたパス制御メッセージを各制御部間で送受信することで、パスの設定・削除等のパス制御を行う。なお、図16の通信システムは、制御プレーンネットワークの通信と、データプレーンネットワークの通信とが、同一の物理インターフェースを用いて行われるインバンド方式によって構成されている。
Further, as in the second embodiment, the
本実施形態の通信システムは、第2の実施形態の構成に加えて、制御部31〜33、及び制御部41〜43が、遅延測定経路設定部319、329、339、419、429、439(以下、これらをまとめて、319〜439と記載する場合がある。)を備える。遅延測定経路設定部319〜439は、遅延測定経路探索メッセージ、及び遅延測定経路応答メッセージを、他のノードの遅延測定経路設定部319〜439との間で送受信することにより、遅延測定メッセージ転送経路を決定する。なお、第2の実施形態と同様に、設定されるべき上位レイヤパスの始点ノードとなり得る上位レイヤノード(本実施形態では上位レイヤノード11とする。)は、カットスルー判定部314を備える。
In the communication system of the present embodiment, in addition to the configuration of the second embodiment, the
次に、図17は、本実施形態における上位レイヤパスの始点ノードの構成を示す図である。本説明では、上位レイヤノード11が、上位レイヤパスの始点ノードであるとして説明を行う。上位レイヤノード11は、第2の実施形態と同様に、制御部31と、スイッチ部316と、ノード間物理インターフェース317とを備える。また、制御部31は、第2の実施形態と同様に、パス制御部311と、制御プレーンネットワーク通信部312と、経路計算部313と、カットスルー判定部314と、トポロジ情報DB315と、遅延測定メッセージ処理部318を備え、さらに、本実施形態では、遅延測定経路設定部319と、パス情報データベース(以下、パス情報DB)3191と、制御プレーンネットワーク情報データベース(以下、制御プレーンネットワーク情報DB)3192と、上位レイヤネットワーク−下位レイヤネットワーク対応関係データベース(以下、対応関係DB)3193と、を備える。
Next, FIG. 17 is a diagram showing the configuration of the starting point node of the upper layer path in the present embodiment. In this description, the
遅延測定経路設定部319は、他のノードの遅延測定経路設定部との間で、遅延測定経路探索メッセージ及び遅延測定経路応答メッセージを送受信することで、遅延測定メッセージの転送経路を決定する。パス情報DB3191は、自ノードが始点となるパスの、上位レイヤネットワークにおける経路情報を記録している。制御プレーンネットワーク情報DB3192は、制御プレーンネットワークのルーティング情報を記録している。対応関係DB3193は、自ノードに接続されている上位レイヤリンクと、下位レイヤパスとの対応関係を記録している。
The delay measurement
次に、図18は、本実施形態における上位レイヤパスの始点以外のノードの構成を示す図である。本説明では、上位レイヤノード12、13、及び下位レイヤノード21〜23が、上位レイヤパスの始点以外のノードであるとして説明を行う。なお、上位レイヤノード12、13、及び下位レイヤノード21〜23は同様の構成であるので、重ねての説明を省略して、上位レイヤノード12の説明を行う。
Next, FIG. 18 is a diagram illustrating a configuration of a node other than the start point of the upper layer path in the present embodiment. In this description, the
上位レイヤノード12は、第2の実施形態と同様に、制御部32と、スイッチ部326と、ノード間物理インターフェース327とを備える。また、制御部32は、第2の実施形態と同様に、パス制御部321と、制御プレーンネットワーク通信部322と、経路計算部323と、トポロジ情報DB325と、遅延測定メッセージ処理部328とを備え、さらに、本実施形態では、遅延測定経路設定部329と、パス情報DB3191と、制御プレーンネットワーク情報DB3192と、を備える。
The
前述の通り、遅延測定経路設定部319は、他のノードの遅延測定経路設定部との間で、遅延測定経路探索メッセージ及び遅延測定経路応答メッセージを送受信することで、遅延測定メッセージの転送経路を決定する。パス情報DB3191は、自ノードが始点となるパスの、上位レイヤネットワークにおける経路情報を記録している。制御プレーンネットワーク情報DB3192は、制御プレーンネットワークのルーティング情報を記録している。
As described above, the delay measurement
なお、図10の上位レイヤノード11、及び図11の上位レイヤノード12は、物理的なインターフェースであるノード間物理インターフェース317、327をそれぞれ1つ備えているが、ノード間物理インターフェース317、327は、複数備えられても良い。これは上位レイヤノード13においても同様である。また、以下の説明において、上位レイヤノード12以外の備える各構成は、上位レイヤノード12の各構成に付された符号の上位二桁を、各制御部の符号に対応させて表記する。
Note that the
以上が、本実施形態における通信システムの構成の説明である。 The above is the description of the configuration of the communication system in the present embodiment.
[動作方法の説明]
次に、図16から図19を用いて、上述のような構成による本実施形態の通信システムの動作方法の説明を行う。図19は、本実施形態における通信システムの動作フローである。なお、以下の説明では、第2の実施形態と同様に、上位レイヤノード11を始点として、上位レイヤノード11と上位レイヤノード12との間に上位レイヤパスを設定する場合を説明する。なお、以下の説明において、第2の実施形態における通信システムの動作方法と同様の部分については適宜説明を省略する。
[Description of operation method]
Next, an operation method of the communication system according to the present embodiment having the above-described configuration will be described with reference to FIGS. FIG. 19 is an operation flow of the communication system in the present embodiment. In the following description, as in the second embodiment, a case where an upper layer path is set between the
(ステップS100)
上位レイヤノード11は、上位レイヤパスの設定要求を入力する。上位レイヤノード11は、ユーザあるいはネットワーク管理者から、上位レイヤノード11と上位レイヤノード12との間に上位レイヤパスを設定するように要求を入力される。なお、本ステップは、第1の実施形態と同様である。
(Step S100)
The
(ステップS102)
上位レイヤノード11のカットスルー判定部314は、設定されるべき上位レイヤパスの端点のノード間において、制御プレーンネットワーク10を使用した場合の遅延時間dCを測定するための遅延測定メッセージを生成する。カットスルー判定部314は、遅延測定メッセージを遅延測定メッセージ処理部318へ出力する。遅延測定メッセージ処理部318は、遅延測定メッセージを入力すると、遅延測定メッセージの転送経路を決定するよう、遅延測定経路設定部319へ命令する。遅延測定経路設定部319は、遅延測定メッセージ処理部318からの命令を受けると、遅延測定経路を決定する。
(Step S102)
The cut-through
具体的には、遅延測定経路設定部319は、まず、パス情報DB3191を参照して、上位レイヤノード11と上位レイヤノード12との間に既に設定されている上位レイヤパスの経路を特定する。本説明では、上位レイヤリンクである下位レイヤパス51と52とを経由する経路が既に設定されている。そのため、上位レイヤパスの経路は、下位レイヤパス51と52を経由する[上位レイヤノード11−上位レイヤノード13−上位レイヤノード12]と特定される。次に、トポロジ情報DB315と制御プレーンネットワーク情報DB3192とを参照して、上位レイヤパスの転送経路上に存在する上位レイヤノードの制御部を特定する。本説明では、[制御部31−制御部33−制御部32]となる。一方で、トポロジ情報DB315と対応関係DB3193を参照して、上位レイヤパスの経路[上位レイヤノード11−上位レイヤノード13−上位レイヤノード12]の経由する下位レイヤパスの識別子の並びを特定する。本説明では、[下位レイヤパス51−下位レイヤパス52]である。この識別子を、先に求めた制御部の始点の制御部と終点の制御部との間に並べる。このようにして、遅延測定経路情報[制御部31−下位レイヤパス51−下位レイヤパス52−制御部32]が生成される。
Specifically, the delay measurement
遅延測定経路設定部319は、このようにして生成した遅延測定経路情報を遅延測定経路探索メッセージへ格納して、隣接する下位レイヤノード21の制御部41へ送信する。
The delay measurement
下位レイヤノード21の制御部41の遅延測定経路設定部419は、遅延測定経路探索メッセージを受信する。遅延測定経路設定部419は、遅延測定経路探索メッセージに格納された遅延測定経路情報を参照して、遅延測定経路において自ノードが終点であるか否かを判定する。ここでは、制御部41が終点ではない。そのため、遅延測定経路設定部419は、遅延測定経路情報に基づいて、次の転送先のノードの制御部へ送信するべき遅延測定経路探索メッセージを作成する。
The delay measurement
具体的には、まず、遅延測定経路設定部419は、パス情報DB4191を参照して、遅延測定経路情報に、自ノードを始点とする下位レイヤパスが含まれているかを判定する。ここでは、下位レイヤパス51が該当する。遅延測定経路設定部419は、パス情報DB4191を参照して、下位レイヤパス51の下位レイヤネットワーク上の経路[下位レイヤノード21−下位レイヤノード23]を特定する。遅延測定経路設定部419は、この経路[下位レイヤノード21−下位レイヤノード23]とトポロジ情報DB415に記録された下位レイヤネットワークのトポロジ情報に基づいて、下位レイヤパス51の経由するノードの識別子の並びを特定する。遅延測定経路設定部419は、制御プレーンネットワーク情報DB4192を参照して、下位レイヤパス51の経由するノードの制御部の識別子の並びを特定する。ここでは、制御部の識別子の並びは、[制御部41−制御部43]となる。遅延測定経路設定部419は、受信された遅延測定経路探索メッセージに格納された遅延測定経路情報において、下位レイヤパス51を、下位レイヤパス51の経由するノードの制御部の識別子の並びである[制御部41−制御部43]へ置き換える。このようにして、遅延測定経路設定部419は、新たに遅延測定経路情報[制御部31−制御部41−制御部43−下位レイヤパス52−制御部32]を生成する。
Specifically, first, the delay measurement
遅延測定経路設定部419は、新たな遅延測定経路情報を遅延測定経路探索メッセージへ格納して、新たな遅延測定経路情報における次の転送先である下位レイヤノード23の制御部43へ、遅延測定経路探索メッセージを送信する。
The delay measurement
下位レイヤノード23の制御部43の遅延測定経路設定部439は、遅延測定経路探索メッセージを受信する。遅延測定経路設定部439は、遅延測定経路探索メッセージに格納された遅延測定経路情報を参照して、遅延測定経路において自ノードが終点であるか否かを判定する。ここでは、制御部43が終点ではない。遅延測定経路設定部439は、前述の遅延測定経路設定部429と同様の動作により、遅延測定経路情報[制御部31−制御部41−制御部43−下位レイヤパス52−制御部32]の下位レイヤパス52をノードの制御部の並び[制御部43−制御部42]へ置き換える。このようにして、遅延測定経路設定部439は、更新された遅延測定経路情報[制御部31−制御部41−制御部43−制御部42−制御部32]を生成する。遅延測定経路設定部439は、更新された遅延測定経路情報を遅延測定経路探索メッセージへ格納して、更新された遅延測定情報における次の転送先である下位レイヤノード22の制御部42へ、遅延測定経路探索メッセージを送信する。
The delay measurement
下位レイヤノード22の制御部42の遅延測定経路設定部429は、遅延測定経路探索メッセージを受信する。遅延測定経路設定部429は、遅延測定経路探索メッセージに格納された遅延測定経路情報を参照して、遅延測定経路において自ノードが終点であるか否かを判定する。ここでは、制御部42が終点ではない。そのため、遅延測定経路設定部419は、遅延測定経路情報に基づいて、次の転送先のノードの制御部へ送信するべき遅延測定経路探索メッセージを作成する。
The delay measurement
具体的には、これまでと同様に、まず、遅延測定経路設定部419は、パス情報DB4291を参照して、遅延測定経路情報に、自ノードを始点とする下位レイヤパスが含まれているかを判定する。しかし、転送経路情報[制御部31−制御部41−制御部43−制御部42−制御部32]には、パス情報DB4291に一致する下位レイヤパスが含まれない。そのため、遅延測定経路設定部419は、受信した遅延測定経路情報を更新することなく、同じ遅延測定経路情報を遅延測定経路探索メッセージへ確認して、転送経路情報における次の転送先である上位レイヤノード12の制御部32へ、遅延測定経路探索メッセージを送信する。
Specifically, as in the past, first, the delay measurement
上位レイヤノード12の制御部32の遅延測定経路設定部329は、遅延測定経路探索メッセージを受信する。遅延測定経路設定部329は、遅延測定経路探索メッセージに格納された遅延測定経路情報を参照して、遅延測定経路において自ノードが終点であるか否かを判定する。遅延測定経路設定部329は、自ノードが、転送経路情報[制御部31−制御部41−制御部43−制御部42−制御部32]の終点であることを検知する。遅延測定経路設定部329は、受信された遅延測定経路探索メッセージに格納された遅延測定経路情報に対する更新処理を行わずに、当該遅延測定経路情報を遅延測定経路応答メッセージに格納して、遅延測定経路における始点である上位レイヤノード11の制御部31へ送信する。なお、ここで、遅延測定経路応答メッセージは、遅延測定メッセージに対する応答メッセージのように復路の転送経路を指定する必要はない。
The delay measurement
上位レイヤノード11の制御部31の遅延測定経路設定部319は、遅延測定経路応答メッセージを受信する。遅延測定経路設定部319は、遅延測定経路応答メッセージに格納された転送経路情報を取得する。遅延測定経路設定部319は、転送経路情報[制御部31−制御部41−制御部43−制御部42−制御部32]を、遅延測定メッセージの転送経路として決定する。遅延測定経路設定部319は、転送経路[制御部31−制御部41−制御部43−制御部42−制御部32]を、遅延測定メッセージの転送経路として、遅延測定メッセージ処理部318へ通知する。このようにして、遅延測定メッセージ処理部318は、遅延測定メッセージの転送経路を取得する。
The delay measurement
(ステップS111〜ステップS150)
ステップS111からステップS150までは、第2の実施形態における通信システムの動作方法と同様であるので説明を省略する。すなわち、上位レイヤノード11の制御部31の遅延測定メッセージ処理部318は、制御プレーンネットワークにおける遅延時間dCを測定し、カットスルー判定部314のデータプレーンネットワーク遅延測定部3142は、データプレーンネットワークにおける遅延時間dDと測定する(ステップS111)。なお、遅延時間dCの測定には、ステップS102で遅延測定経路設定部319から取得した転送経路情報が用いられる。カットスルー判定部314は、測定された遅延時間dCと遅延時間dDとを規格化する(ステップS120)。カットスルー判定部314は、規格化後の遅延時間dC及び遅延時間dDを比較して、既存パスを使用するか、あるいはカットスルーパスを設定するかを判定する(ステップS130)。遅延時間dCより遅延時間dDのほうが大きければ、ステップS140へ進む。一方、遅延時間dCより遅延時間dDのほうが小さければ、ステップS150へ進む。制御部31は、遅延時間dCより遅延時間dDのほうが大きく、カットスルーパスを設定すると決定されると、下位レイヤネットワークのトポロジ情報に基づいて経路計算を行って、他のノードの制御部とシグナリングを行い、カットスルーパスを設定する(ステップS140)。制御部31は、カットスルーパスの設定が完了すると、あるいは、遅延時間dCより遅延時間dDのほうが小さく、既存の下位レイヤパスを使用すると判定されると、上位レイヤネットワークのトポロジ情報に基づいて経路計算を行い、他のノードとシグナリングを行って、上位レイヤパスを設定する(ステップS150)。
(Step S111 to Step S150)
Steps S111 to S150 are the same as the operation method of the communication system in the second embodiment, and thus description thereof is omitted. That is, the delay measurement
以上が、本実施形態の通信システムの動作方法の説明である。このようにして、本実施形態の通信システムは、上位レイヤノード11と上位レイヤノード12との間に上位レイヤパスを設定する。
The above is the description of the operation method of the communication system of the present embodiment. In this way, the communication system of the present embodiment sets an upper layer path between the
次に、図17、図20A、および図20Bとを用いて、本実施形態における上位レイヤパスの始点ノードの動作方法を説明する。図20Aおよび図20Bは、本実施形態における上位レイヤパスの始点ノードの動作フローである。なお、以下の説明では、前述と同様に、上位レイヤノード11と上位レイヤノード12との間に上位レイヤパスを設定する場合で、上位レイヤパスの始点ノードが上位レイヤノード11である場合を説明する。また、第2の実施形態における上位レイヤパスの始点ノードの動作方法と同様の部分については適宜説明を省略する。
Next, using FIG. 17, FIG. 20A, and FIG. 20B, the operation method of the starting point node of the upper layer path in this embodiment will be described. 20A and 20B are operation flows of the starting point node of the upper layer path in the present embodiment. In the following description, a case where an upper layer path is set between the
(ステップS200〜ステップS210)
ステップS200からステップS210は、第2の実施形態と同様であるので説明を省略する。すなわち、上位レイヤノード11は、上位レイヤパスの設定要求を入力する(ステップS200)。パス制御部311は、上位レイヤパスの設定要求を受けると、経路計算部313へ設定されるべき上位レイヤパスの経路計算を依頼する。経路計算部313は、設定されるべき上位レイヤパスの端点間に、既に下位レイヤのカットスルーパスが設定されているかを判定する(ステップS210)。既に端点間に下位レイヤのカットスルーパスが設定されている場合には、ステップS280進む。一方、端点間に下位レイヤのカットスルーパスが設定されていない場合には、ステップS212へ進む。
(Step S200 to Step S210)
Steps S200 to S210 are the same as those in the second embodiment, and a description thereof will be omitted. That is, the
(ステップS212)
経路計算部313は、設定されるべき上位レイヤパスの端点ノード間に下位レイヤのカットスルーパスが設定されていない場合、カットスルー判定部314の遅延比較部3143へ、遅延の測定及び比較を命令する。遅延比較部3143は、制御プレーンネットワーク10における遅延時間dCの測定を制御プレーンネットワーク遅延測定部3141へ命令し、データプレーンネットワークにおける遅延時間dDの測定をデータプレーンネットワーク測定部3142へ命令する。
(Step S212)
The
制御プレーンネットワーク遅延測定部3141は、遅延時間dCを測定するために、遅延測定メッセージを遅延測定メッセージ処理部318へ出力する。遅延測定メッセージ処理部318は、遅延測定経路設定部319に遅延測定メッセージの転送経路を決定するように命令する。遅延測定経路設定部319は、本実施形態の通信システムの動作方法の説明で述べた動作方法により、トポロジ情報DB315、パス情報DB3191、制御プレーンネットワーク情報DB3192、及び対応関係DB3193を参照して、遅延測定経路情報を生成する。遅延測定経路設定部319は、遅延測定経路情報を格納した遅延測定経路探索メッセージを、制御プレーンNW通信部312を介して、隣接するノードの制御部へ送信する。
The control plane network
その後、遅延測定経路設定部319は、転送経路情報における終点のノードから遅延測定経路応答メッセージを受信する。遅延測定経路設定部319は、遅延測定経路応答メッセージに格納された転送経路情報を取得して、遅延測定メッセージの転送経路として決定する。遅延測定経路設定部319は、遅延測定経路応答メッセージに格納された転送経路情報を遅延測定メッセージ処理部318へ通知する。このようにして、遅延測定メッセージ処理部318は、遅延測定メッセージの転送経路を取得する。
Thereafter, the delay measurement
(ステップS221〜ステップS290)
ステップS221〜ステップS290は、第2の実施形態における上位レイヤパスの始点ノードの動作方法と同様であるので説明を省略する。すなわち、遅延測定メッセージ処理部318は、制御プレーンネットワークにおける遅延時間dCを測定し、カットスルー判定部314のデータプレーンネットワーク遅延測定部3142は、データプレーンネットワークにおける遅延時間dDと測定する(ステップS221)遅延比較部3143は、遅延時間dCと遅延時間dDとの規格化を行う(ステップS230)。遅延比較部3143は、規格化後の遅延時間dCと遅延時間dDとの比較を行う(ステップS240)。遅延時間dCより遅延時間dDが大きい場合、ステップS250へ進む。一方、遅延時間dCより遅延時間dDが小さい場合、ステップS280へ進む。経路計算部313は、パス制御部311へ、カットスルーパスを設定するよう命令する。パス制御部311は、設定するべき上位レイヤパスの端点間にカットスルーパスを設定するように、シグナリングを行って下位レイヤノードに要求する(ステップS250)。パス制御部311は、各下位レイヤノードからカットスルーパスの設定完了を通知される(ステップS260)。パス制御部311は、下位レイヤに設定されたカットスルーパスを上位レイヤリンクとして、トポロジ情報DB315へ登録する(ステップS270)。経路計算部313は、トポロジ情報DB315に登録されているトポロジ情報に基づいて経路計算を行う(ステップS280)。パス制御部311は、経路計算結果に基づいてシグナリングを行い、また、スイッチ部316への転送設定を行って、上位レイヤパスの設定を完了する(ステップS290)。
(Step S221 to Step S290)
Steps S221 to S290 are the same as the operation method of the starting point node of the upper layer path in the second embodiment, and thus description thereof is omitted. That is, the delay measurement
以上が、本実施形態における上位レイヤパスの始点ノードの動作方法の説明である。 The above is the description of the operation method of the starting point node of the upper layer path in the present embodiment.
次に、図18と図21とを用いて、本実施形態における上位レイヤパスの始点以外のノードの動作方法を説明する。図21は、本実施形態における上位レイヤパスの始点以外のノードの動作フローである。なお、以下の説明では、上位レイヤパスの始点以外のノードとして上位レイヤノード12を例に説明を行う。また、第2の実施形態における上位レイヤパスの始点以外のノードの動作方法と同様の部分については適宜説明を省略する。すなわち、図8を用いて説明を行った、始点ノードからのパス設定要求を受信した場合の動作方法、及び、図15を用いて説明を行った、遅延測定メッセージ、又は応答メッセージを受信した場合の動作方法は、第1、第2の実施形態と同様であるので説明を省略する。本説明では、遅延測定経路探索メッセージを受信した場合の動作方法の説明を行う。
Next, using FIG. 18 and FIG. 21, an operation method of nodes other than the start point of the upper layer path in the present embodiment will be described. FIG. 21 is an operation flow of a node other than the start point of the upper layer path in the present embodiment. In the following description, the
(ステップS600)
遅延測定経路設定部329は、制御プレーンネットワーク通信部322を介して他のノードから遅延測定経路探索メッセージを受信する。
(Step S600)
The delay measurement
(ステップS610)
遅延測定経路設定部329は、遅延測定経路探索メッセージに格納された転送経路情報を参照して、自ノードが転送経路における終点であるか否かを判定する。自ノードが転送経路における終点である場合には、ステップS620進む。一方、自ノードが転送経路における終点でない場合には、ステップS640へ進む。
(Step S610)
The delay measurement
(ステップS620)
遅延測定経路設定部329は、自ノードが転送経路における終点である場合、遅延測定経路探索メッセージに格納された転送経路情報を取得して、当該転送経路情報を格納した遅延測定経路応答メッセージを生成する。
(Step S620)
The delay measurement
(ステップS630)
遅延測定経路設定部329は、遅延測定経路応答メッセージを、転送経路情報における始点ノードの制御部へ送信する。なお、このとき、遅延測定経路応答メッセージの転送経路を指定する必要はない。これにより、本動作方法は完了となる。
(Step S630)
The delay measurement
(ステップS640)
遅延測定経路設定部329は、自ノードが転送経路における終点でない場合、本実施形態の通信システムの動作方法で説明を行ったとおり、トポロジ情報DB325、パス情報DB3191、制御プレーンネットワーク情報DB3192を参照して、受信された遅延測定経路探索メッセージに格納された転送経路情報を、新たな転送経路情報へ更新する。遅延測定経路設定部329は、更新された転送経路情報を格納した遅延測定経路探索メッセージを生成する。
(Step S640)
When the own node is not the end point in the transfer path, the delay measurement
(ステップS650)
遅延測定経路設定部329は、更新された転送経路情報を格納した遅延測定経路探索メッセージを、転送経路における次の送信先のノードの制御部へ送信する。これにより本動作方法は完了となる。
(Step S650)
The delay measurement
以上が、本実施形態における上位レイヤパスの始点以外のノードの動作方法の説明である。本実施形態では、各ノードが、制御プレーンネットワークを転送させる遅延測定メッセージの転送経路を決定する遅延測定経路設定部と、転送経路決定するために必要なデータを記録したデータベースとを備える。新たな上位レイヤパスの始点となる上位レイヤノードは、遅延測定経路設定部で決定した転送経路を格納した遅延測定メッセージを制御プレーンネットワークへ送信する。遅延測定メッセージを受信した各ノードは、遅延測定メッセージに格納された転送経路に基づいて転送を行うため、遅延測定メッセージが転送される往復の転送経路を同一にすることができる。これによって、ネットワーク情報集中管理装置のような構成を備える必要がなくなるためネットワーク構成がシンプルとなり、ネットワーク情報集中管理装置とノード間で送受信される遅延測定経路取得のためのメッセージのトラフィックを削減することができる。 The above is the description of the operation method of the nodes other than the starting point of the upper layer path in the present embodiment. In this embodiment, each node includes a delay measurement path setting unit that determines a transfer path of a delay measurement message for transferring a control plane network, and a database that records data necessary for determining the transfer path. The upper layer node serving as the starting point of the new upper layer path transmits a delay measurement message storing the transfer path determined by the delay measurement path setting unit to the control plane network. Since each node that has received the delay measurement message performs transfer based on the transfer path stored in the delay measurement message, the round-trip transfer path through which the delay measurement message is transferred can be made the same. This eliminates the need for a network information centralized management device and simplifies the network configuration and reduces message traffic for acquiring delay measurement paths transmitted and received between the network information centralized management device and nodes. Can do.
なお、第2、第3の実施形態に特有の効果は、下位レイヤネットワークのネットワークトポロジが、リング型やスター型であるなど、制御プレーンネットワークのIPルーティングによる経路と、制御プレーンネットワークにおいて遅延を測定した経路とが異なる場合にも適用できることである。その理由は、制御プレーンネットワークにおいて遅延を測定するための遅延測定メッセージの転送経路を指定することが可能なためである。 In addition, the effect peculiar to the second and third embodiments is that the network topology of the lower layer network is a ring type or a star type, such as a route by IP routing of the control plane network, and a delay is measured in the control plane network. This is applicable even when the route is different. The reason is that it is possible to specify a transfer path of a delay measurement message for measuring the delay in the control plane network.
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態における通信システムの説明を行う。
(Fourth embodiment)
Next, a communication system according to the fourth embodiment will be described.
本実施形態の通信システムは、第1、第2、第3の実施形態における通信システムの構成に適用することが可能である。本実施形態の通信システムでは、設定するべき上位レイヤパスの始点ノードである上位レイヤノード11の制御部31のカットスルー判定部314の遅延比較部3143における、遅延時間dCと遅延時間dDとの比較動作が異なる。
The communication system of the present embodiment can be applied to the configuration of the communication system in the first, second, and third embodiments. In the communication system of the present embodiment, the delay time d C and the delay time d D in the
本実施形態の遅延比較部3143は、遅延時間dCと遅延時間dDとの比較時の判定に、「dC<dC+α」を用いて行う点が異なる。ここで重み付け値「α」は、任意の実数であり、「α=0」の場合は、第1、第2、第3の実施形態と同一となる。カットスルーパスを設定するか否かの判定は、第1、第2、第3の実施形態同様に、右辺が大きい場合にカットスルーパスを設定し、左辺が大きければ、既存の下位レイヤパスを使用する。
The
本実施形態では、「遅延時間dD」に重み付け値「α」を加えることで、αの値をネットワーク管理者が任意に設定することにより、カットスルーパスの設定に対して管理者のポリシーを反映することが可能となる。例えば、重み付け値「α」の値を正の値に設定すれば、カットスルーパスの設定を優先して設定することができる。これは、ネットワークリソースの効率利用により上位レイヤパスの通信品質を優先したネットワーク制御を行うことができる。一方、重み付け値「α」の値を不の値に設定すれば、既存の下位レイヤパスの使用を優先することができる。これは、ネットワークリソースの効率的な利用を優先したネットワーク制御を行うことができる。 In this embodiment, by adding a weighting value “α” to “delay time d D ”, the network administrator arbitrarily sets the value of α, thereby reflecting the administrator's policy to the cut-through path setting. It becomes possible to do. For example, if the weighting value “α” is set to a positive value, the cut-through path can be set with priority. This makes it possible to perform network control giving priority to the communication quality of the upper layer path by efficiently using network resources. On the other hand, if the value of the weighting value “α” is set to a non-value, the use of the existing lower layer path can be prioritized. This makes it possible to perform network control giving priority to efficient use of network resources.
以上が、第4の実施形態における通信システムの説明である。本実施形態の通信システムに特有の効果は、ネットワーク管理者のポリシーを反映させたパス制御が行えるようになる点である。その理由は、遅延時間dDへ加算される重み付け値「α」の値任意に設定することができるためである。 The above is the description of the communication system in the fourth embodiment. An effect peculiar to the communication system of the present embodiment is that path control reflecting the policy of the network administrator can be performed. The reason is that the value of the weighting value “α” added to the delay time d D can be set arbitrarily.
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明の範囲内で当業者が理解しえる様々な変更を行うことができる。また、各実施形態は、独立してのみ実現可能なものではない。各実施形態の構成を組み合わせて本発明を実施することも可能である。 While the present invention has been described with reference to the embodiments, the present invention is not limited to the above embodiments. Various changes that can be understood by those skilled in the art can be made to the configuration and details of the present invention within the scope of the present invention. Moreover, each embodiment is not realizable only independently. It is also possible to implement the present invention by combining the configurations of the respective embodiments.
10 制御プレーンネットワーク
11 上位レイヤノード
12 上位レイヤノード
13 上位レイヤノード
21 下位レイヤノード
22 下位レイヤノード
23 下位レイヤノード
31 制御部
32 制御部
33 制御部
41 制御部
42 制御部
43 制御部
51 下位レイヤパス
52 下位レイヤパス
53 下位レイヤカットスルーパス
81 ネットワーク情報集中管理装置
311 パス制御部
312 制御プレーンネットワーク通信部
313 経路計算部
314 カットスルー判定部
315 トポロジ情報データベース
316 スイッチ部
317 ノード間物理インターフェース
318 遅延測定メッセージ処理部
319 遅延測定経路設定部
321 パス制御部
322 制御プレーンネットワーク通信部
323 経路計算部
325 トポロジ情報データベース
326 スイッチ部
327 ノード間物理インターフェース
328 遅延測定メッセージ処理部
329 遅延測定経路設定部
338 遅延測定メッセージ処理部
339 遅延測定経路設定部
418 遅延測定メッセージ処理部
419 遅延測定経路設定部
428 遅延測定メッセージ処理部
429 遅延測定経路設定部
438 遅延測定メッセージ処理部
439 遅延測定経路設定部
811 制御部
812 制御プレーンネットワーク通信部
813 ネットワーク情報管理部
814 データプレーンネットワーク情報部
815 制御プレーンネットワーク情報データベース
1000 制御プレーンネットワーク
1011 上位レイヤノード
1012 上位レイヤノード
1013 上位レイヤノード
1021 下位レイヤノード
1022 下位レイヤノード
1023 下位レイヤノード
1031 制御部
1032 制御部
1033 制御部
1041 制御部
1042 制御部
1043 制御部
1051 下位レイヤパス
1052 下位レイヤパス
1053 下位レイヤカットスルーパス
1061 トラフィック観測部
3141 制御プレーンネットワーク遅延測定部
3142 データプレーンネットワーク遅延測定部
3143 遅延比較部
3191 パス情報データベース
3192 制御プレーンネットワーク情報データベース
3193 上位レイヤネットワーク−下位レイヤネットワーク対応関係データベース
8141 上位レイヤネットワーク情報部
8142 下位レイヤネットワーク情報部
8143 上位レイヤネットワーク−下位レイヤネットワーク対応関係データベース
81411 上位レイヤトポロジ情報データベース
81412 上位レイヤパス情報データベース
81421 下位レイヤトポロジ情報データベース
81422 下位レイヤパス情報データベース
10 control plane network 11 upper layer node 12 upper layer node 13 upper layer node 21 lower layer node 22 lower layer node 23 lower layer node 31 control unit 32 control unit 33 control unit 41 control unit 42 control unit 43 control unit 51 lower layer path 52 Lower layer path 53 Lower layer cut-through path 81 Network information central management device 311 Path control unit 312 Control plane network communication unit 313 Route calculation unit 314 Cut-through determination unit 315 Topology information database 316 Switch unit 317 Inter-node physical interface 318 Delay measurement message processing unit 319 Delay measurement path setting unit 321 Path control unit 322 Control plane network communication unit 323 Path calculation unit 325 Topology information database 326 Switch unit 327 Internode physical interface 328 Delay measurement message processing unit 329 Delay measurement path setting unit 338 Delay measurement message processing unit 339 Delay measurement path setting unit 418 Delay measurement message processing unit 419 Delay measurement path setting unit 428 Delay measurement message processing unit 429 Delay measurement Path setting unit 438 Delay measurement message processing unit 439 Delay measurement path setting unit 811 Control unit 812 Control plane network communication unit 813 Network information management unit 814 Data plane network information unit 815 Control plane network information database 1000 Control plane network 1011 Upper layer node 1012 Upper layer node 1013 Upper layer node 1021 Lower layer node 1022 Lower layer node 1023 Lower layer node 1031 Unit 1032 control unit 1033 control unit 1041 control unit 1042 control unit 1043 control unit 1051 lower layer path 1052 lower layer path 1053 lower layer cut-through path 1061 traffic observation unit 3141 control plane network delay measurement unit 3142 data plane network delay measurement unit 3143 delay comparison unit 3191 Path information database 3192 Control plane network information database 3193 Upper layer network-lower layer network correspondence database 8141 Upper layer network information unit 8142 Lower layer network information unit 8143 Upper layer network-lower layer network correspondence database 81411 Upper layer topology information database 81212 Upper layer path information data Database 81421 Lower layer topology information database 81422 Lower layer path information database
Claims (43)
前記複数のノードは、
前記各ノードを制御する制御データを伝送する制御プレーンネットワークと、前記各ノード間のユーザデータを伝送するデータプレーンネットワークとを構成し、前記制御プレーンネットワークと、前記データプレーンネットワークとは、同一の物理インターフェース上で論理的に分離されたインバンド方式で構成され、
前記データプレーンネットワークの第1のレイヤに、前記複数のノード間を接続する第1レイヤパスを設定する第1レイヤノードと、
前記データプレーンネットワークの前記第1のレイヤより上位レイヤである第2のレイヤに、前記第1レイヤパスを用いて前記複数のノード間を接続する第2レイヤパスを設定する第2レイヤノードと
を含み、
前記第2レイヤノードのうち新たな第2レイヤパスを設定するべき始点第2レイヤノードは、前記新たな第2レイヤパスを設定するときに、前記新たな第2レイヤパスの終点第2レイヤノードとの間において、既に前記データプレーンネットワークに設定されている第1レイヤパスを用いた第1の新たな第2レイヤパスを設定するか、前記終点第2レイヤノードと直接接続される新たな第1レイヤパスを前記第1のレイヤに設定して、前記新たな第1レイヤパスを用いた第2の新たな第2レイヤパスを設定するかを、前記終点第2レイヤノードとの間で測定される通信品質情報に基づいて決定するカットスルー判定部
を具備し、
前記通信品質情報は、前記データプレーンネットワークと前記制御プレーンネットワークとのそれぞれにおいて、前記始点第2レイヤノードと前記終点第2レイヤノードとの間に遅延測定メッセージを転送させて測定した遅延時間である
通信システム。 With multiple nodes,
The plurality of nodes are:
A control plane network that transmits control data for controlling each node and a data plane network that transmits user data between the nodes are configured, and the control plane network and the data plane network have the same physical Consists of an in-band method that is logically separated on the interface,
A first layer node for setting a first layer path connecting the plurality of nodes to a first layer of the data plane network;
A second layer node that sets a second layer path that connects the plurality of nodes using the first layer path to a second layer that is an upper layer than the first layer of the data plane network;
Among the second layer nodes, a starting second layer node that should set a new second layer path is located between an end point second layer node of the new second layer path when setting the new second layer path. A first new second layer path using a first layer path already set in the data plane network is set, or a new first layer path directly connected to the end point second layer node is set in the first Whether to set a second new second layer path using the new first layer path based on communication quality information measured with the end point second layer node. It has a cut-through determination unit to determine ,
The communication quality information is a delay time measured by transferring a delay measurement message between the start point second layer node and the end point second layer node in each of the data plane network and the control plane network. Communications system.
前記カットスルー判定部は、
前記データプレーンネットワークに設定されるべき前記第1の新たな第2レイヤパスの転送経路へ前記遅延測定メッセージを転送させて第1の遅延時間を測定するデータプレーンネットワーク遅延測定部と、
前記制御プレーンネットワークにおいて前記データプレーンネットワークに設定されるべき前記第2の新たな第2レイヤパスの転送経路と同一の転送経路へ前記遅延測定メッセージを転送させて第2の遅延時間を測定する制御プレーンネットワーク遅延測定部と、前記第1の遅延時間と前記第2の遅延時間の比較処理を行って、前記第1の遅延時間と前記第2の遅延時間のうちで値の小さい遅延時間に対応する転送経路を用いて、前記新たな第2レイヤパスを設定するべきと決定する遅延比較部と
を備える
通信システム。 The communication system according to claim 1 ,
The cut-through determination unit
A data plane network delay measurement unit for measuring the first delay time by transferring the delay measurement message to the transfer path of the first new second layer path to be set in the data plane network;
A control plane for measuring the second delay time by transferring the delay measurement message to the same transfer path as the transfer path of the second new second layer path to be set in the data plane network in the control plane network A network delay measurement unit compares the first delay time with the second delay time, and copes with a delay time having a smaller value among the first delay time and the second delay time. A communication system comprising: a delay comparing unit that determines that the new second layer path should be set using a transfer path
前記データプレーンネットワーク遅延測定部は、前記遅延測定メッセージを送信してから前記遅延測定メッセージに対する応答メッセージを受信するまでの時間に基づいて前記第1の遅延時間を算出し、
前記制御プレーンネットワーク遅延測定部は、前記遅延測定メッセージを送信してから前記遅延測定メッセージに対する応答メッセージを受信するまでの時間に基づいて前記第2の遅延時間を算出する
通信システム。 A communication system according to claim 2 ,
The data plane network delay measurement unit calculates the first delay time based on a time from when the delay measurement message is transmitted until a response message to the delay measurement message is received;
The control plane network delay measurement unit calculates the second delay time based on a time from when the delay measurement message is transmitted to when a response message to the delay measurement message is received.
前記遅延比較部は、前記第1の遅延時間と前記第2の遅延時間とを入力すると、前記第1の遅延時間と前記第2の遅延時間とのいずれかに予め定められた時間の重み付け値を加算する
通信システム。 The communication system according to claim 2 or 3 ,
When the delay comparison unit inputs the first delay time and the second delay time, a weighting value of a predetermined time for either the first delay time or the second delay time Add communication system.
前記遅延比較部は、前記第1の遅延時間と前記第2の遅延時間とに対して、測定された転送経路における通信条件の違いにより発生する時間の差を補正する規格化を行って、規格化後の前記第1の遅延時間と規格化後の前記第2の遅延時間を用いて比較処理を行う
通信システム。 A communication system according to any one of claims 2 to 4 ,
The delay comparison unit performs normalization for correcting a difference in time generated due to a difference in communication conditions in the measured transfer path, with respect to the first delay time and the second delay time. A communication system that performs comparison processing using the first delay time after normalization and the second delay time after normalization.
前記遅延比較部は、前記第2の遅延時間の測定された前記遅延測定メッセージの転送経路に存在する前記第1レイヤノードの各々が行う処理に必要な時間の差と、当該転送経路に存在する前記第1レイヤノード間を前記遅延測定メッセージが伝送される時間の差とを補正する
通信システム。 The communication system according to claim 5 , wherein
The delay comparison unit is present in the transfer path between a difference in time necessary for processing performed by each of the first layer nodes existing in the transfer path of the delay measurement message measured in the second delay time. A communication system for correcting a difference in time during which the delay measurement message is transmitted between the first layer nodes.
前記遅延比較部は、前記第2の遅延時間をdC、遅延測定メッセージのサイズ(P)、制御プレーンネットワークの帯域幅(BWC)、データプレーンネットワークにおける設定されるべき下位レイヤパスの帯域幅(BWD)、遅延メッセージが転送経路において経由した下位レイヤノード数(N)とすると、規格化後のdCを、規格化後のdC=(dC−((P/BWC−P/BWD)×N−(Tp×N))に基づいて算出する
通信システム。 The communication system according to claim 6 ,
The delay comparator unit, the second delay time d C, the size of the delay measurement message (P), the bandwidth of the control plane network (BW C), the band of the lower layer paths to be set on the data plane network the width (BW D), the delay message to the lower layer node number (N) passed through the transfer path, a d C after normalization, after normalization d C = (d C - ( (P / BW C - P / BW D) × N- ( Tp × N)) communication system is calculated based on.
第2の遅延時間を測定するための前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送経路を決定するネットワーク情報集中管理装置を更に備え、
前記複数のノードの各々は、前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送処理を行う遅延測定メッセージ処理部を更に備え、
前記始点第2レイヤノードの前記遅延測定メッセージ処理部は、前記カットスルー判定部から前記遅延測定メッセージを入力すると、前記ネットワーク情報集中管理装置から前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送経路を取得して、前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送経路を前記遅延測定メッセージへ格納して、前記遅延測定メッセージを送信し、
前記始点第2レイヤノード以外の前記複数のノードの備える前記遅延測定メッセージ処理部は、前記遅延測定メッセージを入力すると、前記遅延測定メッセージに格納された前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送経路に基づいて前記遅延測定メッセージを転送する
通信システム。 A communication system according to any one of claims 2 to 7 ,
A network information centralized management device for determining a transfer path of the delay measurement message in the control plane network for measuring a second delay time;
Each of the plurality of nodes further includes a delay measurement message processing unit that performs transfer processing of the delay measurement message in the control plane network,
When the delay measurement message processing unit of the starting second layer node receives the delay measurement message from the cut-through determination unit, the delay measurement message processing unit acquires a transfer path of the delay measurement message in the control plane network from the network information central management device. Storing the transfer path of the delay measurement message in the control plane network in the delay measurement message, and transmitting the delay measurement message,
When the delay measurement message processing unit included in the plurality of nodes other than the starting second layer node inputs the delay measurement message, the delay measurement message transfer path in the control plane network stored in the delay measurement message A communication system for transferring the delay measurement message based on the communication system.
前記ネットワーク情報集中管理装置は、
前記始点第2レイヤノードと前記終点第2レイヤノードとの間に既に設定されている第2レイヤパスと第1レイヤパスとの対応関係に基づいて、前記始点第2レイヤノードと前記終点第2レイヤノードとの間に既に設定されている前記下位レイヤパスを特定し、前記始点第2レイヤノードと前記終点第2レイヤノードとの間に既に設定されている前記下位レイヤパスの経由する第1レイヤノードを特定し、前記始点第2レイヤノードと前記終点第2レイヤノードとの間に設定された前記下位レイヤパスの経由する第1レイヤノードの識別子を特定し、前記始点第2レイヤノードを最初に配置し、前記終点第2レイヤノードを最後に配置して、特定された前記始点第2レイヤノードと前記終点第2レイヤノードとの間に設定された前記下位レイヤパスの経由する第1レイヤノードの識別子を、前記始点第2レイヤノードから前記終点第2レイヤノードまでの間で経由する順に並べて前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送経路を決定する
通信システム。 A communication system according to claim 8 ,
The network information centralized management device includes:
Based on the correspondence between the second layer path and the first layer path that have already been set between the start point second layer node and the end point second layer node, the start point second layer node and the end point second layer node The lower layer path already set between the lower layer path and the first layer node via the lower layer path already set between the start second layer node and the end second layer node is specified. And identifying an identifier of the first layer node through which the lower layer path set between the start point second layer node and the end point second layer node passes, and placing the start point second layer node first, The lower layer layer set between the specified start second layer node and the end point second layer node, with the end point second layer node placed last. The identifier of the first layer node through which the path passes is arranged in the order of passing through from the start second layer node to the end point second layer node, and the transfer path of the delay measurement message in the control plane network is determined. .
前記複数のノードの各々は、
前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送処理を行う遅延測定メッセージ処理部と、
第2の遅延時間を測定するための前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送経路を決定する遅延測定経路設定部と
を更に備え、
前記始点第2レイヤノードの備える前記遅延測定メッセージ処理部は、前記カットスルー判定部から前記遅延測定メッセージを入力すると、遅延測定経路設定部から前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送経路を取得して、前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送経路を前記遅延測定メッセージへ格納して、前記遅延測定メッセージを送信し、
前記始点第2レイヤノード以外の前記複数のノードの備える前記遅延測定メッセージ処理部は、前記遅延測定メッセージを入力すると、前記遅延測定メッセージに格納された前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送経路に基づいて前記遅延測定メッセージを転送する
通信システム。 A communication system according to any one of claims 2 to 7 ,
Each of the plurality of nodes is
A delay measurement message processing unit for transferring the delay measurement message in the control plane network;
A delay measurement path setting unit for determining a transfer path of the delay measurement message in the control plane network for measuring a second delay time;
When the delay measurement message processing unit included in the starting second layer node receives the delay measurement message from the cut-through determination unit, the delay measurement message processing unit obtains a transfer path of the delay measurement message in the control plane network from the delay measurement path setting unit. Storing the transfer path of the delay measurement message in the control plane network in the delay measurement message, and transmitting the delay measurement message,
When the delay measurement message processing unit included in the plurality of nodes other than the starting second layer node inputs the delay measurement message, the delay measurement message transfer path in the control plane network stored in the delay measurement message A communication system for transferring the delay measurement message based on the communication system.
前記始点第2レイヤノードの遅延測定経路設定部は、前記始点第2レイヤノードと前記終点第2レイヤノードとの間を接続可能とする既に設定されている第2レイヤパスに基づいて、当該第2レイヤパスの経由する前記第2レイヤノードを特定して、前記始点第2レイヤノードと前記終点第2レイヤノードの識別子と、当該第2レイヤパスの経由する前記第2レイヤノード間を接続する第1レイヤパスとを遅延測定経路情報として格納した前記遅延測定経路探索メッセージを生成し、
前記各ノードの遅延測定経路設定部は、前記遅延測定経路探索メッセージを受信すると、前記遅延測定経路探索メッセージに格納された遅延測定経路情報に含まれる前記第1レイヤパスのうちで、自ノードを始点とする前記第1レイヤパスが含まれているかを判定し、前記第1レイヤパスを前記第1レイヤパスの経由する前記第1レイヤノードの識別子へ置き換えた遅延測定経路探索メッセージを生成して、置き換え後の遅延測定経路探索メッセージを転送する
通信システム。 The communication system according to claim 10 , wherein
The delay measurement path setting unit of the start point second layer node is configured based on the already set second layer path that enables connection between the start point second layer node and the end point second layer node. A first layer path that identifies the second layer node through which the layer path passes and connects between the start second layer node and the end point second layer node, and the second layer node through the second layer path Is generated as the delay measurement path information and the delay measurement path search message is generated,
When the delay measurement route setting unit of each node receives the delay measurement route search message, the delay measurement route setting unit starts from its own node among the first layer paths included in the delay measurement route information stored in the delay measurement route search message. To determine whether the first layer path is included, and generate a delay measurement route search message in which the first layer path is replaced with the identifier of the first layer node passing through the first layer path, and A communication system for transferring delay measurement route search messages.
前記複数のノードは、
前記各ノードを制御する制御データを伝送する制御プレーンネットワークと、前記各ノード間のユーザデータを伝送するデータプレーンネットワークとを構成し、
前記制御プレーンネットワークと、前記データプレーンネットワークとは、同一の物理インターフェース上で論理的に分離されたインバンド方式で構成され、
前記データプレーンネットワークの第1のレイヤに、前記複数のノード間を接続する第1レイヤパスを設定する第1レイヤノードと、
前記データプレーンネットワークの前記第1のレイヤより上位レイヤである第2のレイヤに、前記第1レイヤパスを用いて前記複数のノード間を接続する第2レイヤパスを設定する第2レイヤノードと
を含む
通信システムにおいて、
前記新たな第2レイヤパスを設定するときに、前記新たな第2レイヤパスの終点第2レイヤノードとの間において、既に前記データプレーンネットワークに設定されている第1レイヤパスを用いた第1の新たな第2レイヤパスを設定するか、前記終点第2レイヤノードと直接接続される新たな第1レイヤパスを前記第1のレイヤに設定して、前記新たな第1レイヤパスを用いた第2の新たな第2レイヤパスを設定するかを、前記終点第2レイヤノードとの間で測定される通信品質情報に基づいて決定するカットスルー判定部
を具備し、
前記通信品質情報は、前記データプレーンネットワークと前記制御プレーンネットワークとのそれぞれにおいて、前記始点第2レイヤノードと前記終点第2レイヤノードとの間に遅延測定メッセージを転送させて測定した遅延時間である
ネットワークノード。 With multiple nodes,
The plurality of nodes are:
A control plane network that transmits control data for controlling each node and a data plane network that transmits user data between the nodes are configured.
The control plane network and the data plane network are configured in an in-band method logically separated on the same physical interface,
A first layer node for setting a first layer path connecting the plurality of nodes to a first layer of the data plane network;
A second layer node that sets a second layer path that connects the plurality of nodes to the second layer, which is an upper layer than the first layer of the data plane network, using the first layer path. In the system,
When setting the new second layer path, a first new path using the first layer path that is already set in the data plane network with the end point second layer node of the new second layer path. A second layer path is set, or a new first layer path directly connected to the end point second layer node is set in the first layer, and a second new second path using the new first layer path is set. A cut-through determination unit for determining whether to set a two-layer path based on communication quality information measured with the end-point second layer node ;
The communication quality information is a delay time measured by transferring a delay measurement message between the start point second layer node and the end point second layer node in each of the data plane network and the control plane network. Network node.
前記カットスルー判定部は、
前記データプレーンネットワークに設定されるべき前記第1の新たな第2レイヤパスの転送経路へ前記遅延測定メッセージを転送させて第1の遅延時間を測定するデータプレーンネットワーク遅延測定部と、
前記制御プレーンネットワークにおいて前記データプレーンネットワークに設定されるべき前記第2の新たな第2レイヤパスの転送経路と同一の転送経路へ前記遅延測定メッセージを転送させて第2の遅延時間を測定する制御プレーンネットワーク遅延測定部と、前記第1の遅延時間と前記第2の遅延時間の比較処理を行って、前記第1の遅延時間と前記第2の遅延時間のうちで値の小さい遅延時間に対応する転送経路を用いて、前記新たな第2レイヤパスを設定するべきと決定する遅延比較部と
を備える
ネットワークノード。 A network node according to claim 12 , comprising:
The cut-through determination unit
A data plane network delay measurement unit for measuring the first delay time by transferring the delay measurement message to the transfer path of the first new second layer path to be set in the data plane network;
A control plane for measuring the second delay time by transferring the delay measurement message to the same transfer path as the transfer path of the second new second layer path to be set in the data plane network in the control plane network A network delay measurement unit compares the first delay time with the second delay time, and copes with a delay time having a smaller value among the first delay time and the second delay time. A network node comprising: a delay comparison unit that determines that the new second layer path should be set using a transfer route.
前記データプレーンネットワーク遅延測定部は、前記遅延測定メッセージを送信してから前記遅延測定メッセージに対する応答メッセージを受信するまでの時間に基づいて前記第1の遅延時間を算出し、
前記制御プレーンネットワーク遅延測定部は、前記遅延測定メッセージを送信してから前記遅延測定メッセージに対する応答メッセージを受信するまでの時間に基づいて前記第2の遅延時間を算出する
ネットワークノード。 A network node according to claim 13 , comprising:
The data plane network delay measurement unit calculates the first delay time based on a time from when the delay measurement message is transmitted until a response message to the delay measurement message is received;
The control plane network delay measurement unit calculates the second delay time based on a time from when the delay measurement message is transmitted to when a response message to the delay measurement message is received.
前記遅延比較部は、前記第1の遅延時間と前記第2の遅延時間とを入力すると、前記第1の遅延時間と前記第2の遅延時間とのいずれかに予め定められた時間の重み付け値を加算する
ネットワークノード。 The network node according to claim 13 or 14 ,
When the delay comparison unit inputs the first delay time and the second delay time, a weighting value of a predetermined time for either the first delay time or the second delay time Add network node.
前記遅延比較部は、前記第1の遅延時間と前記第2の遅延時間とに対して、測定された転送経路における通信条件の違いにより発生する時間の差を補正する規格化を行って、規格化後の前記第1の遅延時間と規格化後の前記第2の遅延時間を用いて比較処理を行う
ネットワークノード。 The network node according to any one of claims 13 to 15 ,
The delay comparison unit performs normalization for correcting a difference in time generated due to a difference in communication conditions in the measured transfer path, with respect to the first delay time and the second delay time. A network node that performs a comparison process using the first delay time after normalization and the second delay time after normalization.
前記遅延比較部は、前記第2の遅延時間の測定された前記遅延測定メッセージの転送経路に存在する前記第1レイヤノードの各々が行う処理に必要な時間の差と、当該転送経路に存在する前記第1レイヤノード間を前記遅延測定メッセージが伝送される時間の差とを補正する
ネットワークノード。 The network node according to claim 16 , comprising:
The delay comparison unit is present in the transfer path between a difference in time necessary for processing performed by each of the first layer nodes existing in the transfer path of the delay measurement message measured in the second delay time. A network node that corrects a difference in time during which the delay measurement message is transmitted between the first layer nodes.
前記遅延比較部は、前記第2の遅延時間をdC、遅延測定メッセージのサイズ(P)、制御プレーンネットワークの帯域幅(BWC)、データプレーンネットワークにおける設定されるべき下位レイヤパスの帯域幅(BWD)、遅延メッセージが転送経路において経由した下位レイヤノード数(N)とすると、規格化後のdCを、規格化後のdC=(dC−((P/BWC−P/BWD)×N−(Tp×N))に基づいて算出する
ネットワークノード。 The network node according to claim 17 , wherein
The delay comparator unit, the second delay time d C, the size of the delay measurement message (P), the bandwidth of the control plane network (BW C), the band of the lower layer paths to be set on the data plane network the width (BW D), the delay message to the lower layer node number (N) passed through the transfer path, a d C after normalization, after normalization d C = (d C - ( (P / BW C - P / BW D) × N- ( Tp × N) network node be calculated based on).
前期通信システムは、第2の遅延時間を測定するための前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送経路を決定するネットワーク情報集中管理装置を更に備え、
前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送処理を行う遅延測定メッセージ処理部を更に備え、
前記遅延測定メッセージ処理部は、前記カットスルー判定部から前記遅延測定メッセージを入力すると、前記ネットワーク情報集中管理装置から前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送経路を取得して、前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送経路を前記遅延測定メッセージへ格納して、前記遅延測定メッセージを送信し、
他のノードから前記遅延測定メッセージを入力すると、前記遅延測定メッセージに格納された前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送経路に基づいて前記遅延測定メッセージを転送する
ネットワークノード。 A network node according to any of claims 13 to 18 , comprising:
The previous period communication system further comprises a network information centralized management device for determining a transfer path of the delay measurement message in the control plane network for measuring a second delay time,
A delay measurement message processing unit for performing a transfer process of the delay measurement message in the control plane network;
When the delay measurement message processing unit inputs the delay measurement message from the cut-through determination unit, the delay measurement message processing unit acquires a transfer path of the delay measurement message in the control plane network from the network information central management device, and the control plane network Storing the delay measurement message transfer path in the delay measurement message, and transmitting the delay measurement message,
A network node that, when receiving the delay measurement message from another node, transfers the delay measurement message based on a transfer path of the delay measurement message in the control plane network stored in the delay measurement message.
前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送処理を行う遅延測定メッセージ処理部と、
第2の遅延時間を測定するための前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送経路を決定する遅延測定経路設定部と
を備え、
前記遅延測定メッセージ処理部は、前記カットスルー判定部から前記遅延測定メッセージを入力すると、遅延測定経路設定部から前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送経路を取得して、前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送経路を前記遅延測定メッセージへ格納して、前記遅延測定メッセージを送信する
ネットワークノード。 A network node according to any of claims 13 to 18 , comprising:
A delay measurement message processing unit for transferring the delay measurement message in the control plane network;
A delay measurement path setting unit for determining a transfer path of the delay measurement message in the control plane network for measuring a second delay time;
When the delay measurement message processing unit inputs the delay measurement message from the cut-through determination unit, the delay measurement message processing unit obtains a transfer path of the delay measurement message in the control plane network from the delay measurement path setting unit, and in the control plane network A network node that stores a transfer path of the delay measurement message in the delay measurement message and transmits the delay measurement message.
前記遅延測定経路設定部は、
前記始点第2レイヤノードと前記終点第2レイヤノードとの間を接続可能とする既に設定されている第2レイヤパスに基づいて、当該第2レイヤパスの経由する前記第2レイヤノードを特定して、前記始点第2レイヤノードと前記終点第2レイヤノードの識別子と、当該第2レイヤパスの経由する前記第2レイヤノード間を接続する第1レイヤパスとを遅延測定経路情報として格納した前記遅延測定経路探索メッセージを生成し、他のノードから前記遅延測定経路探索メッセージを受信すると、前記遅延測定経路探索メッセージに格納された遅延測定経路情報に含まれる前記第1レイヤパスのうちで、自ノードを始点とする前記第1レイヤパスが含まれているかを判定し、前記第1レイヤパスを前記第1レイヤパスの経由する前記第1レイヤノードの識別子へ置き換えた遅延測定経路探索メッセージを生成して、置き換え後の遅延測定経路探索メッセージを転送する
ネットワークノード。 The network node according to claim 20 , wherein
The delay measurement path setting unit includes:
Based on the already set second layer path that enables connection between the start point second layer node and the end point second layer node, specify the second layer node that passes through the second layer path, The delay measurement route search in which the identifier of the start second layer node and the end point second layer node and the first layer path connecting the second layer nodes via the second layer path are stored as delay measurement route information When a message is generated and the delay measurement route search message is received from another node, the node starts from the first layer path included in the delay measurement route information stored in the delay measurement route search message. It is determined whether the first layer path is included, and the first layer passes through the first layer path through the first layer path. Generates a delay measurement routing message by replacing the over de identifier, the network node to forward delay measurement routing message after the replacement.
前記データプレーンネットワークの第1のレイヤに、前記複数のノード間を接続する第1レイヤパスを設定するステップと、
前記データプレーンネットワークの前記第1のレイヤより上位レイヤである第2のレイヤに、前記第1レイヤパスを用いて前記複数のノード間を接続する第2レイヤパスを設定するステップと
前記新たな第2レイヤパスを設定するときに、前記新たな第2レイヤパスの終点第2レイヤノードとの間において、既に前記データプレーンネットワークに設定されている第1レイヤパスを用いた第1の新たな第2レイヤパスを設定するか、前記終点第2レイヤノードと直接接続される新たな第1レイヤパスを前記第1のレイヤに設定して、前記新たな第1レイヤパスを用いた第2の新たな第2レイヤパスを設定するかを、前記終点第2レイヤノードとの間で測定される通信品質情報に基づいて決定するステップと
を具備し、
前記通信品質情報は、前記データプレーンネットワークと前記制御プレーンネットワークとのそれぞれにおいて、前記始点第2レイヤノードと前記終点第2レイヤノードとの間に遅延測定メッセージを転送させて測定した遅延時間である
通信システム制御方法。 A plurality of nodes, wherein the plurality of nodes constitute a control plane network that transmits control data for controlling the nodes, and a data plane network that transmits user data between the nodes, and the control plane network And the data plane network is a communication system configured in an in-band system logically separated on the same physical interface,
Setting a first layer path connecting the plurality of nodes to a first layer of the data plane network;
Setting a second layer path connecting the plurality of nodes using the first layer path in a second layer that is higher than the first layer of the data plane network; and the new second layer path Is set, a first new second layer path using the first layer path already set in the data plane network is set with the end point second layer node of the new second layer path. Or a new first layer path that is directly connected to the end-point second layer node is set in the first layer, and a second new second layer path using the new first layer path is set. Determining based on communication quality information measured with the end-point second layer node ,
The communication quality information is a delay time measured by transferring a delay measurement message between the start point second layer node and the end point second layer node in each of the data plane network and the control plane network. Communication system control method.
前記決定するステップは、
前記データプレーンネットワークに設定されるべき前記第1の新たな第2レイヤパスの転送経路へ前記遅延測定メッセージを転送させて第1の遅延時間を測定するステップと、
前記制御プレーンネットワークにおいて前記データプレーンネットワークに設定されるべき前記第2の新たな第2レイヤパスの転送経路と同一の転送経路へ前記遅延測定メッセージを転送させて第2の遅延時間を測定するステップと、
前記第1の遅延時間と前記第2の遅延時間の比較処理を行って、前記第1の遅延時間と前記第2の遅延時間のうちで値の小さい遅延時間に対応する転送経路を用いて、前記新たな第2レイヤパスを設定するべきと決定するステップと
を含む
通信システム制御方法。 The communication system control method according to claim 22 ,
The determining step includes:
Measuring the first delay time by transferring the delay measurement message to the transfer path of the first new second layer path to be set in the data plane network;
Measuring the second delay time by transferring the delay measurement message to the same transfer path as the transfer path of the second new second layer path to be set in the data plane network in the control plane network; ,
A comparison process between the first delay time and the second delay time is performed, and a transfer path corresponding to a delay time having a small value among the first delay time and the second delay time is used. And determining that the new second layer path should be set.
前記決定するステップは、
前記遅延測定メッセージを送信してから前記遅延測定メッセージに対する応答メッセージを受信するまでの時間に基づいて前記第1の遅延時間を算出するステップと、前記遅延測定メッセージを送信してから前記遅延測定メッセージに対する応答メッセージを受信するまでの時間に基づいて前記第2の遅延時間を算出するステップと
を含む
通信システム制御方法。 A communication system control method according to claim 23 , wherein
The determining step includes:
Calculating the first delay time based on a time from when the delay measurement message is transmitted to when a response message to the delay measurement message is received; and after the delay measurement message is transmitted, the delay measurement message Calculating the second delay time based on a time until receiving a response message to the communication system control method.
前記決定するステップは、
前記第1の遅延時間と前記第2の遅延時間とを入力すると、前記第1の遅延時間と前記第2の遅延時間とのいずれかに予め定められた時間の重み付け値を加算するステップ
を含む
通信システム制御方法。 A communication system control method according to claim 23 or 24 ,
The determining step includes:
When the first delay time and the second delay time are input, a step of adding a weight value of a predetermined time to either the first delay time or the second delay time is included. Communication system control method.
前記決定するステップは、
前記第1の遅延時間と前記第2の遅延時間とに対して、測定された転送経路における通信条件の違いにより発生する時間の差を補正する規格化を行うステップと、
規格化後の前記第1の遅延時間と規格化後の前記第2の遅延時間を用いて前期比較処理を行うステップと
を含む
通信システム制御方法。 A communication system control method according to any one of claims 23 to 25 , wherein
The determining step includes:
Normalizing the first delay time and the second delay time to correct a time difference caused by a difference in communication conditions in the measured transfer path;
A communication system control method including a step of performing comparison processing in the previous period using the first delay time after normalization and the second delay time after normalization.
前記規格化を行うステップは、
前記第2の遅延時間の測定された前記遅延測定メッセージの転送経路に存在する前記第1レイヤノードの各々が行う処理に必要な時間の差と、当該転送経路に存在する前記第1レイヤノード間を前記遅延測定メッセージが伝送される時間の差とを補正するステップ
を含む
通信システム制御方法。 The communication system control method according to claim 26 , wherein
The step of performing the normalization includes
The difference in time required for processing performed by each of the first layer nodes existing in the transfer path of the delay measurement message measured in the second delay time, and between the first layer nodes existing in the transfer path A communication system control method including a step of correcting a difference in time during which the delay measurement message is transmitted.
前記補正するステップは、
前記第2の遅延時間をdC、遅延測定メッセージのサイズ(P)、制御プレーンネットワークの帯域幅(BWC)、データプレーンネットワークにおける設定されるべき下位レイヤパスの帯域幅(BWD)、遅延メッセージが転送経路において経由した下位レイヤノード数(N)とすると、規格化後のdCを、規格化後のdC=(dC−((P/BWC−P/BWD)×N−(Tp×N))に基づいて算出するステップ
を含む
通信システム制御方法。 A communication system control method according to claim 27 , comprising:
The correcting step includes
Said second delay time d C, the size of the delay measurement message (P), the bandwidth of the control plane network (BW C), the bandwidth of the lower layer path to be set on the data plane network (BW D), When the delay message lower layer node number (N) and passing through the transfer path, a d C after normalization, after normalization d C = (d C - ( (P / BW C -P / BW D) × A communication system control method including a step of calculating based on N− (Tp × N)).
前記通信システムは、ネットワーク情報集中管理装置を更に備え、
前記決定するステップは、
第2の遅延時間を測定するための前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送経路を決定するステップと、
前記カットスルー判定部から前記遅延測定メッセージを入力すると、前記ネットワーク情報集中管理装置から前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送経路を取得するステップと、
前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送経路を前記遅延測定メッセージへ格納した前記遅延測定メッセージを送信するステップと、
前記遅延測定メッセージを入力すると、前記遅延測定メッセージに格納された前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送経路に基づいて前記遅延測定メッセージを転送するステップと
を備える
通信システム制御方法。 A communication system control method according to any one of claims 23 to 28 , wherein
The communication system further comprises a network information central management device,
The determining step includes:
Determining a transfer path for the delay measurement message in the control plane network for measuring a second delay time;
When the delay measurement message is input from the cut-through determination unit, obtaining a transfer path of the delay measurement message in the control plane network from the network information central management device;
Transmitting the delay measurement message storing the transfer path of the delay measurement message in the control plane network in the delay measurement message;
And a step of transferring the delay measurement message based on a transfer path of the delay measurement message in the control plane network stored in the delay measurement message when the delay measurement message is input.
前記転送経路を決定するステップは、
前記始点第2レイヤノードと前記終点第2レイヤノードとの間に既に設定されている第2レイヤパスと第1レイヤパスとの対応関係に基づいて、前記始点第2レイヤノードと前記終点第2レイヤノードとの間に既に設定されている前記下位レイヤパスを特定するステップと、
前記始点第2レイヤノードと前記終点第2レイヤノードとの間に既に設定されている前記下位レイヤパスの経由する第1レイヤノードを特定するステップと、前記始点第2レイヤノードと前記終点第2レイヤノードとの間に設定された前記下位レイヤパスの経由する第1レイヤノードの識別子を特定するステップと、
前記始点第2レイヤノードを最初に配置し、前記終点第2レイヤノードを最後に配置して、特定された前記始点第2レイヤノードと前記終点第2レイヤノードとの間に設定された前記下位レイヤパスの経由する第1レイヤノードの識別子を、前記始点第2レイヤノードから前記終点第2レイヤノードまでの間で経由する順に並べて前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送経路を決定するステップと
を含む
通信システム制御方法。 A communication system control method according to claim 29 , comprising:
The step of determining the transfer route includes:
Based on the correspondence between the second layer path and the first layer path that have already been set between the start point second layer node and the end point second layer node, the start point second layer node and the end point second layer node Identifying the lower layer path already set between
Identifying a first layer node through which the lower layer path already set between the start point second layer node and the end point second layer node; and the start point second layer node and the end point second layer Identifying an identifier of a first layer node through which the lower layer path set with the node passes;
The lower layer set between the specified start-point second layer node and the end-point second layer node by arranging the start-point second layer node first and the end-point second layer node last. Arranging the identifiers of the first layer nodes that pass through the layer path in the order that they pass through from the starting second layer node to the ending second layer node, and determining the transfer path of the delay measurement message in the control plane network; A communication system control method.
前記決定するステップは、
前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送処理を行うステップと、
第2の遅延時間を測定するための前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送経路を決定するステップと、
前記カットスルー判定部から前記遅延測定メッセージを入力すると、遅延測定経路設定部から前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送経路を取得するステップと、
前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送経路を前記遅延測定メッセージへ格納した前記遅延測定メッセージを送信するステップと、
前記遅延測定メッセージを入力すると、前記遅延測定メッセージに格納された前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送経路に基づいて前記遅延測定メッセージを転送するステップと
を含む
通信システム制御方法。 A communication system control method according to any one of claims 23 to 28 , wherein
The determining step includes:
Performing a transfer process of the delay measurement message in the control plane network;
Determining a transfer path for the delay measurement message in the control plane network for measuring a second delay time;
When the delay measurement message is input from the cut-through determination unit, obtaining a transfer path of the delay measurement message in the control plane network from a delay measurement path setting unit;
Transmitting the delay measurement message storing the transfer path of the delay measurement message in the control plane network in the delay measurement message;
And a step of transferring the delay measurement message based on a transfer path of the delay measurement message in the control plane network stored in the delay measurement message when the delay measurement message is input.
前記転送経路を決定するステップは、
前記始点第2レイヤノードと前記終点第2レイヤノードとの間を接続可能とする既に設定されている第2レイヤパスに基づいて、当該第2レイヤパスの経由する前記第2レイヤノードを特定するステップと、
前記始点第2レイヤノードと前記終点第2レイヤノードの識別子と、当該第2レイヤパスの経由する前記第2レイヤノード間を接続する第1レイヤパスとを遅延測定経路情報として格納した前記遅延測定経路探索メッセージを生成するステップと、
前記遅延測定経路探索メッセージを受信すると、前記遅延測定経路探索メッセージに格納された遅延測定経路情報に含まれる前記第1レイヤパスのうちで、自ノードを始点とする前記第1レイヤパスが含まれているかを判定するステップと、
前記第1レイヤパスを前記第1レイヤパスの経由する前記第1レイヤノードの識別子へ置き換えた遅延測定経路探索メッセージを生成するステップと、
置き換え後の遅延測定経路探索メッセージを転送するステップと
を含む
通信システム制御方法。 A communication system control method according to claim 31 , comprising:
The step of determining the transfer route includes:
Identifying the second layer node through which the second layer path passes based on the already set second layer path enabling connection between the start point second layer node and the end point second layer node; ,
The delay measurement route search in which the identifier of the start second layer node and the end point second layer node and the first layer path connecting the second layer nodes via the second layer path are stored as delay measurement route information Generating a message;
When the delay measurement route search message is received, is the first layer path starting from the own node included in the first layer path included in the delay measurement route information stored in the delay measurement route search message? Determining
Generating a delay measurement route search message in which the first layer path is replaced with an identifier of the first layer node passing through the first layer path;
And a step of transferring the delay measurement route search message after replacement.
前記データプレーンネットワークの第1のレイヤに、前記複数のノード間を接続する第1レイヤパスを設定するステップと、
前記データプレーンネットワークの前記第1のレイヤより上位レイヤである第2のレイヤに、前記第1レイヤパスを用いて前記複数のノード間を接続する第2レイヤパスを設定するステップと
前記新たな第2レイヤパスを設定するときに、前記新たな第2レイヤパスの終点第2レイヤノードとの間において、既に前記データプレーンネットワークに設定されている第1レイヤパスを用いた第1の新たな第2レイヤパスを設定するか、前記終点第2レイヤノードと直接接続される新たな第1レイヤパスを前記第1のレイヤに設定して、前記新たな第1レイヤパスを用いた第2の新たな第2レイヤパスを設定するかを、前記終点第2レイヤノードとの間で測定される通信品質情報に基づいて決定するステップと
を具備し、
前記通信品質情報は、前記データプレーンネットワークと前記制御プレーンネットワークとのそれぞれにおいて、前記始点第2レイヤノードと前記終点第2レイヤノードとの間に遅延測定メッセージを転送させて測定した遅延時間である
ネットワークノード制御方法。 A plurality of nodes, wherein the plurality of nodes constitute a control plane network that transmits control data for controlling the nodes, and a data plane network that transmits user data between the nodes, and the control plane network And the data plane network is a communication system configured in an in-band system logically separated on the same physical interface,
Setting a first layer path connecting the plurality of nodes to a first layer of the data plane network;
Setting a second layer path connecting the plurality of nodes using the first layer path in a second layer that is higher than the first layer of the data plane network; and the new second layer path Is set, a first new second layer path using the first layer path already set in the data plane network is set with the end point second layer node of the new second layer path. Or a new first layer path that is directly connected to the end-point second layer node is set in the first layer, and a second new second layer path using the new first layer path is set. Determining based on communication quality information measured with the end-point second layer node ,
The communication quality information is a delay time measured by transferring a delay measurement message between the start point second layer node and the end point second layer node in each of the data plane network and the control plane network. Network node control method.
前記決定するステップは、
前記データプレーンネットワークに設定されるべき前記第1の新たな第2レイヤパスの転送経路へ前記遅延測定メッセージを転送させて第1の遅延時間を測定するステップと、
前記制御プレーンネットワークにおいて前記データプレーンネットワークに設定されるべき前記第2の新たな第2レイヤパスの転送経路と同一の転送経路へ前記遅延測定メッセージを転送させて第2の遅延時間を測定するステップと、
前記第1の遅延時間と前記第2の遅延時間の比較処理を行って、前記第1の遅延時間と前記第2の遅延時間のうちで値の小さい遅延時間に対応する転送経路を用いて、前記新たな第2レイヤパスを設定するべきと決定するステップと
を含む
ネットワークノード制御方法。 A network node control method according to claim 33 , comprising:
The determining step includes:
Measuring the first delay time by transferring the delay measurement message to the transfer path of the first new second layer path to be set in the data plane network;
Measuring the second delay time by transferring the delay measurement message to the same transfer path as the transfer path of the second new second layer path to be set in the data plane network in the control plane network; ,
A comparison process between the first delay time and the second delay time is performed, and a transfer path corresponding to a delay time having a small value among the first delay time and the second delay time is used. And determining that the new second layer path should be set.
前記決定するステップは、
前記遅延測定メッセージを送信してから前記遅延測定メッセージに対する応答メッセージを受信するまでの時間に基づいて前記第1の遅延時間を算出するステップと、
前記遅延測定メッセージを送信してから前記遅延測定メッセージに対する応答メッセージを受信するまでの時間に基づいて前記第2の遅延時間を算出するステップと
を含む
ネットワークノード制御方法。 A network node control method according to claim 34 , comprising:
The determining step includes:
Calculating the first delay time based on a time from when the delay measurement message is transmitted to when a response message to the delay measurement message is received;
Calculating the second delay time based on a time from when the delay measurement message is transmitted to when a response message to the delay measurement message is received.
前記決定するステップは、
前記第1の遅延時間と前記第2の遅延時間とを入力すると、前記第1の遅延時間と前記第2の遅延時間とのいずれかに予め定められた時間の重み付け値を加算するステップ
を含む
ネットワークノード制御方法。 36. The network node control method according to claim 34 or 35 , comprising:
The determining step includes:
When the first delay time and the second delay time are input, a step of adding a weight value of a predetermined time to either the first delay time or the second delay time is included. Network node control method.
前記決定するステップは、
前記第1の遅延時間と前記第2の遅延時間とに対して、測定された転送経路における通信条件の違いにより発生する時間の差を補正する規格化を行うステップと、
規格化後の前記第1の遅延時間と規格化後の前記第2の遅延時間を用いて前期比較処理を行うステップと
を含む
ネットワークノード制御方法。 A network node control method according to any one of claims 34 to 36 , comprising:
The determining step includes:
Normalizing the first delay time and the second delay time to correct a time difference caused by a difference in communication conditions in the measured transfer path;
A network node control method including a step of performing comparison processing in the previous period using the first delay time after normalization and the second delay time after normalization.
前記規格化を行うステップは、
前記第2の遅延時間の測定された前記遅延測定メッセージの転送経路に存在する前記第1レイヤノードの各々が行う処理に必要な時間の差と、当該転送経路に存在する前記第1レイヤノード間を前記遅延測定メッセージが伝送される時間の差とを補正するステップ
を含む
ネットワークノード制御方法。 A network node control method according to claim 37 , wherein
The step of performing the normalization includes
The difference in time required for processing performed by each of the first layer nodes existing in the transfer path of the delay measurement message measured in the second delay time, and between the first layer nodes existing in the transfer path A network node control method including a step of correcting a difference in time at which the delay measurement message is transmitted.
前記補正するステップは、
前記第2の遅延時間をdC、遅延測定メッセージのサイズ(P)、制御プレーンネットワークの帯域幅(BWC)、データプレーンネットワークにおける設定されるべき下位レイヤパスの帯域幅(BWD)、遅延メッセージが転送経路において経由した下位レイヤノード数(N)とすると、規格化後のdCを、規格化後のdC=(dC−((P/BWC−P/BWD)×N+(Tp×N)))に基づいて算出するステップ
を含む
ネットワークノード制御方法。 The network node control method according to claim 38 , comprising:
The correcting step includes
Said second delay time d C, the size of the delay measurement message (P), the bandwidth of the control plane network (BW C), the bandwidth of the lower layer path to be set on the data plane network (BW D), When the delay message lower layer node number (N) and passing through the transfer path, a d C after normalization, after normalization d C = (d C - ( (P / BW C -P / BW D) × N + (Tp × N))).
前記通信システムは、ネットワーク情報集中管理装置を更に備え、
前記決定するステップは、
第2の遅延時間を測定するための前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送経路を決定するステップと、
前記カットスルー判定部から前記遅延測定メッセージを入力すると、前記ネットワーク情報集中管理装置から前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送経路を取得するステップと、
前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送経路を前記遅延測定メッセージへ格納した前記遅延測定メッセージを送信するステップと、
前記遅延測定メッセージを入力すると、前記遅延測定メッセージに格納された前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送経路に基づいて前記遅延測定メッセージを転送するステップと
を備える
ネットワークノード制御方法。 40. The network node control method according to any one of claims 34 to 39 , wherein:
The communication system further comprises a network information central management device,
The determining step includes:
Determining a transfer path for the delay measurement message in the control plane network for measuring a second delay time;
When the delay measurement message is input from the cut-through determination unit, obtaining a transfer path of the delay measurement message in the control plane network from the network information central management device;
Transmitting the delay measurement message storing the transfer path of the delay measurement message in the control plane network in the delay measurement message;
And a step of transferring the delay measurement message based on a transfer path of the delay measurement message in the control plane network stored in the delay measurement message when the delay measurement message is input.
前記決定するステップは、
前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送処理を行うステップと、
第2の遅延時間を測定するための前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送経路を決定するステップと、
前記カットスルー判定部から前記遅延測定メッセージを入力すると、遅延測定経路設定部から前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送経路を取得するステップと、
前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送経路を前記遅延測定メッセージへ格納した前記遅延測定メッセージを送信するステップと、
前記遅延測定メッセージを入力すると、前記遅延測定メッセージに格納された前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送経路に基づいて前記遅延測定メッセージを転送するステップと
を含む
ネットワークノード制御方法。 40. The network node control method according to any one of claims 34 to 39 , wherein:
The determining step includes:
Performing a transfer process of the delay measurement message in the control plane network;
Determining a transfer path for the delay measurement message in the control plane network for measuring a second delay time;
When the delay measurement message is input from the cut-through determination unit, obtaining a transfer path of the delay measurement message in the control plane network from a delay measurement path setting unit;
Transmitting the delay measurement message storing the transfer path of the delay measurement message in the control plane network in the delay measurement message;
And a step of transferring the delay measurement message based on a transfer path of the delay measurement message in the control plane network stored in the delay measurement message when the delay measurement message is input.
前記転送経路を決定するステップは、
前記始点第2レイヤノードと前記終点第2レイヤノードとの間を接続可能とする既に設定されている第2レイヤパスに基づいて、当該第2レイヤパスの経由する前記第2レイヤノードを特定するステップと、
前記始点第2レイヤノードと前記終点第2レイヤノードの識別子と、当該第2レイヤパスの経由する前記第2レイヤノード間を接続する第1レイヤパスとを遅延測定経路情報として格納した前記遅延測定経路探索メッセージを生成するステップと、
前記遅延測定経路探索メッセージを受信すると、前記遅延測定経路探索メッセージに格納された遅延測定経路情報に含まれる前記第1レイヤパスのうちで、自ノードを始点とする前記第1レイヤパスが含まれているかを判定するステップと、
前記第1レイヤパスを前記第1レイヤパスの経由する前記第1レイヤノードの識別子へ置き換えた遅延測定経路探索メッセージを生成するステップと、
置き換え後の遅延測定経路探索メッセージを転送するステップと
を含む
ネットワークノード制御方法。 A network node control method according to claim 41 , wherein
The step of determining the transfer route includes:
Identifying the second layer node through which the second layer path passes based on the already set second layer path enabling connection between the start point second layer node and the end point second layer node; ,
The delay measurement route search in which the identifier of the start second layer node and the end point second layer node and the first layer path connecting the second layer nodes via the second layer path are stored as delay measurement route information Generating a message;
When the delay measurement route search message is received, is the first layer path starting from the own node included in the first layer path included in the delay measurement route information stored in the delay measurement route search message? Determining
Generating a delay measurement route search message in which the first layer path is replaced with an identifier of the first layer node passing through the first layer path;
Transferring the delay measurement route search message after replacement.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009189441A JP5321970B2 (en) | 2009-08-18 | 2009-08-18 | Communications system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009189441A JP5321970B2 (en) | 2009-08-18 | 2009-08-18 | Communications system |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011041213A JP2011041213A (en) | 2011-02-24 |
JP5321970B2 true JP5321970B2 (en) | 2013-10-23 |
Family
ID=43768472
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009189441A Expired - Fee Related JP5321970B2 (en) | 2009-08-18 | 2009-08-18 | Communications system |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5321970B2 (en) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5639550B2 (en) * | 2011-09-12 | 2014-12-10 | 日本電信電話株式会社 | Path rearrangement method and apparatus |
JP5611999B2 (en) * | 2012-02-15 | 2014-10-22 | 日本電信電話株式会社 | Network design method and network design apparatus for realizing cut-through configuration |
EP3422636B1 (en) * | 2016-05-11 | 2022-08-03 | Guangdong Oppo Mobile Telecommunications Corp., Ltd. | Communication method and communication device |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11196101A (en) * | 1997-12-26 | 1999-07-21 | Toshiba Corp | Packet transfer condition monitoring device |
JP3626130B2 (en) * | 2001-11-02 | 2005-03-02 | 日本電信電話株式会社 | Optical communication network and node, program and recording medium |
JP2003209564A (en) * | 2002-01-15 | 2003-07-25 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | Packet communication network, node, packet communication method, program, and recording medium |
JP2004282572A (en) * | 2003-03-18 | 2004-10-07 | Hitachi Ltd | Packet communication method and communication system |
-
2009
- 2009-08-18 JP JP2009189441A patent/JP5321970B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011041213A (en) | 2011-02-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR102397232B1 (en) | Methods and nodes for sending packets in a network | |
US8670302B2 (en) | Activation signaling in transport networks | |
US7852758B2 (en) | Route control method of label switch path | |
US7710860B2 (en) | Data relay apparatus and data relay method | |
US8233487B2 (en) | Communication network system that establishes communication path by transferring control signal | |
JP5163479B2 (en) | Path switching method | |
US8520685B2 (en) | Signal relay apparatus, node apparatus, network system, virtual-link generating method, path calculating method, and computer product | |
US8898335B2 (en) | Apparatus and method for calculating communication paths | |
US20070211623A1 (en) | Failure recovery method, network device, and program | |
JP2008199311A (en) | Switch device and path monitoring setting method | |
US20080075008A1 (en) | Transmission apparatus and path establishing method | |
JP2005252368A (en) | Path calculation system and method, and communication node | |
CN107888490B (en) | Message forwarding method, routing delay calculation and scheduling device and system | |
JP2009060673A (en) | Route calculation system, route calculation method, and communication node | |
CN115086218A (en) | Message processing method, network equipment and controller | |
JP5321970B2 (en) | Communications system | |
JP6042838B2 (en) | Management system, management server, and management method | |
US20060221816A1 (en) | Transmission device and label allocation method | |
US7702810B1 (en) | Detecting a label-switched path outage using adjacency information | |
US11490178B2 (en) | Method for establishing service path, network device, and system | |
CN112055954B (en) | Resource reservation and maintenance of preferred path routes in a network | |
JP4028557B2 (en) | Optical network, node device, and optical cut-through link setting method | |
EP2030379B1 (en) | Efficient restoration of connections in communication networks having an ip-based control plane | |
JP2004349881A (en) | Flooding quantity reducing method, and communication device | |
JP4817143B2 (en) | Path setting method and communication apparatus |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120705 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130403 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130408 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130604 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130621 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130704 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5321970 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |