JP5321970B2 - 通信システム - Google Patents
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Description
はじめに、本発明の第1の実施形態による通信システムの説明を行う。
まず、本実施形態における通信システムの構成の説明を行う。図3は、本実施形態における通信システムの構成図である。本実施形態の通信システムは、上位レイヤノード11〜13と、下位レイヤノード21〜23とを備える。上位レイヤノード11〜13は、それぞれ、制御部31〜33を備える。制御部31〜33は、各上位レイヤノードと上位レイヤパスを制御する。また、下位レイヤノード21〜23は、それぞれ、制御部41〜43を備える。制御部41〜43は、各下位レイヤノードと下位レイヤパスを制御する。上位レイヤノード11と上位レイヤノード12とは、下位レイヤノード21と下位レイヤノード22を経由する下位レイヤパス51(上位レイヤリンク)で接続されている。また、上位レイヤノード12と上位レイヤノード13とは、下位レイヤノード22と下位レイヤノード23を経由する下位レイヤパス52(上位レイヤリンク)で接続されている。また、制御部31〜33、及び制御部41〜43は、IPネットワークである制御プレーンネットワーク10により、それぞれ接続されている。ここで、制御プレーネットワークとは、通信システムに含まれる上位レイヤネットワーク、および下位レイヤネットワークを制御するための制御データを伝送するためのネットワークである。上位レイヤノード11と13との間には、下位レイヤパス(上位レイヤリンク)51、52を経由する上位レイヤパス[経路:11−12−13]が一つ、または複数設定されている。ここで、下位レイヤパス51、52、および下位レイヤパス51、52上に設定されている複数の上位レイヤパスは、データプレーンネットワークに設定されたパスである。ここで、データプレーンネットワークとは、ユーザのトラフィックを伝送するためのネットワークである。
次に、図3と図6を用いて、上述のような構成による本実施形態の通信システムの動作方法の説明を行う。図6は、本実施形態における通信システムの動作フローである。なお、以下の説明では、上述と同様に、上位レイヤノード11を始点として、上位レイヤノード11と上位レイヤノード13との間に上位レイヤパスを設定する場合を説明する。
上位レイヤノード11は、上位レイヤパス設定要求を入力する。上位レイヤノード11は、ユーザあるいはネットワーク管理者から、上位レイヤノード11と上位レイヤノード13との間に上位レイヤパスを設定するように要求を入力される。
上位レイヤノード11のカットスルー判定部314は、設定されるべき上位レイヤパスの端点ノード間において、制御プレーンネットワークを使用した場合の遅延時間dCと、データプレーンネットワークを使用した場合の遅延時間dDとを測定する。
カットスルー判定部314は、測定された遅延時間dCと遅延時間dDとを規格化する。一般に、制御プレーンネットワーク10とデータプレーンネットワークとでは、ネットワークの帯域幅が大きく異なる。通常、データプレーンネットワークの帯域幅は、制御プレーンネットワーク10の帯域幅より大きい。そのため、それぞれのネットワークにおけるノード間の伝送遅延の差も大きい。また、カットスルー判定部314が遅延時間dCを測定した際の遅延測定メッセージの転送経路は、データプレーンネットワークに設定されるべきカットスルーパス53の経路と同様である。しかし、遅延測定メッセージ及び応答メッセージは、制御プレーンネットワーク10を転送されるIPパケットであるため、各下位レイヤノード21、22、23においてIPルーティング等の処理が行われる。そのため、遅延測定メッセージ及び応答メッセージは、カットスルーパス53を転送される通信データに比べて余計な処理が行われており、遅延時間が余計にかかることになる。これらを考慮して、カットスルー判定部314は、遅延時間dCと遅延時間dDに対する規格化を行って、遅延時間dCと遅延時間dDとを比較可能な状態に補正する。
カットスルー判定部314は、遅延時間dCと遅延時間dDとの比較を行う。カットスルー判定部314は、遅延時間dCと遅延時間dDとの比較結果に基づいて、既存下位レイヤパスを使用するか、あるいは新たにカットスルーパスを設定するかを判定する。カットスルー判定部314は、ステップS120で生成された規格後の遅延時間dDと遅延時間dCとを比較する。カットスルー判定部314は、遅延時間dCより遅延時間dDのほうが大きければ、新たにカットスルーパスを設定したほうが有効であると判定する。この場合、ステップS140へ進む。一方、カットスルー判定部314は、遅延時間dCより遅延時間dDのほうが小さければ、既存の下位レイヤパスを使用したほうが有効であると判定して、カットスルーパスの設定を行わない。この場合、ステップS150へ進む。
カットスルー判定部314は、遅延時間dCより遅延時間dDのほうが大きければ、カットスルーパスを設定と決定する。このような状況は、例えば、ネットワークにおいて、上位レイヤノード12で輻輳が発生しているような場合が該当する。カットスルー判定部314がカットスルーパスを設定することを決定すると、制御部31は、下位レイヤノード21の制御部41へカットスルーパス53を設定するように、シグナリングにより要求する。制御部41は、下位レイヤネットワークのトポロジ情報に基づいて経路計算を行って、シグナリングにより経路計算により決定された経路のカットスルーパス53を設定する。制御部41は、カットスルーパス53の設定が完了すると、制御部31へ設定完了を通知する。制御部31は、通知を受けてカットスルーパス53を、上位レイヤノード11と上位レイヤノード13との間の上位レイヤリンクとして、新たに制御部31の備える上位レイヤネットワークのトポロジ情報を更新する。
上位レイヤノード11の制御部31は、上位レイヤパスを設定する。制御部31は、カットスルーパスの設定が完了した後、あるいは、既存の下位レイヤパスを使用すると判定された後、上位レイヤネットワークのトポロジ情報に基づいて経路計算を行って、算出された経路に沿って上位レイヤパスを設定する。制御部31は、カットスルーパス53を設定した場合には、上位レイヤネットワーク上で1ホップの経路[上位レイヤノード11−上位レイヤノード13]を設定する。一方、制御部31は、既存の下位レイヤパスを使用する場合には、上位レイヤネットワーク上での経路[上位レイヤノード11−上位レイヤノード12−上位レイヤノード13]を設定する。
上位レイヤノード11は、上位レイヤパス設定要求を入力する。上位レイヤノード11は、ユーザあるいはネットワーク管理者から、上位レイヤノード11と上位レイヤノード13との間に上位レイヤパスを設定するように要求を入力される。
パス制御部311は、上位レイヤパスの設定要求を受けると、設定されるべき上位レイヤパスの経路計算を、経路計算部313へ依頼する。経路計算部313は、トポロジ情報DB315を検索して、設定されるべき上位レイヤパスの端点ノード間が下位レイヤリンクで接続されているかを判定する。すなわち、経路計算部313は、設定されるべき上位レイヤパスの端点間に、既に下位レイヤのカットスルーパスが設定されているかを判定する。既に端点間に下位レイヤのカットスルーパスが設定されている場合には、ステップS280進む。一方、端点間に下位レイヤのカットスルーパスが設定されていない場合には、ステップS220へ進む。
経路計算部313は、端点間に下位レイヤのカットスルーパスが設定されていない場合、カットスルー判定部314の遅延比較部3143へ遅延の測定及び比較を命令する。遅延比較部3143は、制御プレーンネットワーク遅延測定部3141へ制御プレーンネットワーク10における端点間の遅延時間dCの測定を、また、データプレーンネットワーク遅延測定部3142へデータプレーンネットワークにおける端点間の遅延時間dDの測定を、それぞれ命令する。制御プレーンネットワーク遅延測定部3141は、制御プレーンネットワーク通信部312を介して遅延測定メッセージを上位レイヤノード13の制御部33へ送信して、制御プレーンネットワーク10における端点間の遅延時間dCを測定する。また、データプレーンネットワーク遅延測定部3142は、スイッチ部316を介して、遅延測定メッセージを上位レイヤノード13へ送信して、データプレーンネットワークにおける端点間の遅延時間dDを測定する。なお、遅延測定メッセージによる遅延測定方法は、前述の通信システムの動作方法で説明を行ったので説明を省略する。
遅延比較部3143は、遅延時間dCと遅延時間dDとの規格化を行う。遅延比較部3143は、制御プレーンネットワーク遅延測定部3141により測定された遅延時間dCと、データプレーンネットワーク遅延測定部3142により測定された遅延時間dDとに対して、規格化を行う。なお、遅延時間dCと遅延時間dDとの規格化方法は、前述の通信システムの動作方法で説明を行ったので説明を省略する。
遅延比較部3143は、規格化後の遅延時間dCと遅延時間dDとの比較を行う。遅延比較部3143は、遅延時間dCより遅延時間dDが大きい場合、カットスルーパスを設定するべきと判定する。遅延比較部3143は、判定結果を経路計算部313へ返す。この場合、ステップS250へ進む。一方、遅延時間dCより遅延時間dDが小さい場合、既存の下位レイヤパスを使用するべきと判定する。遅延比較部3143は、判定結果を経路計算部313へ通知すると共に、設定するべき上位レイヤパスの経路計算を命令する。この場合、ステップS280へ進む。
経路計算部313は、カットスルーパスを設定するべきとの判定を受けると、パス制御部311へ、カットスルーパスを設定するよう依頼する。パス制御部311は、制御プレーンネットワーク通信部312を介して、設定するべき上位レイヤパスの端点間にカットスルーパスを設定するように、シグナリングを行って下位レイヤノードに要求する。
パス制御部311は、各下位レイヤノードにおいてカットスルーパスの設定が完了すると、各下位レイヤノードから制御プレーンネットワーク通信部312を介してカットスルーパスの設定完了を通知される。
パス制御部311は、下位レイヤに設定されたカットスルーパスを上位レイヤリンクとして、トポロジ情報DB315へ登録する。パス制御部311は、経路計算部313へ設定するべき上位レイヤパスの経路計算を命令する。
既存の下位レイヤパスを使用するべきと判定された場合、あるいは新たにされたカットスルーパスのトポロジ情報の登録が完了すると、経路計算部313は、トポロジ情報DB315に登録されているトポロジ情報に基づいて経路計算を行う。経路計算部313は、経路計算結果をパス制御部311へ通知する。
パス制御部311は、経路計算部313から入力した経路計算結果に基づいて、制御プレーンネットワーク通信部312を介して他のノードとのシグナリングを行い、また、スイッチ部316への転送設定を行って、上位レイヤパスの設定を完了する。
上位レイヤノード12の制御部32のパス制御部321は、他のノードからシグナリングによる上位レイヤパスの設定要求を受ける。
パス制御部321は、経路計算部323へ、設定されるべき上位レイヤパスの経路計算を行うように命令する。経路計算部323は、トポロジ情報DB325を参照して経路計算を行う。経路計算部323は、経路計算結果をパス制御部321へ通知する。
パス制御部321は、経路計算部323から入力した経路計算結果に基づいて、制御プレーンネットワーク通信部を介して、他のノードとシグナリングを行う。
パス制御部321は、他のノードとのシグナリングを行うと共に、スイッチ部326への転送設定を行って、上位レイヤパスの設定を完了する。
次に、本発明の第2の実施形態による通信システムの説明を行う。
はじめに、本実施形態における通信システムの構成の説明を行う。図9は、本実施形態における通信システムの構成を示す図である。なお、以下の説明において、第1の実施形態と同様の構成については同様の符号を付して説明を行う。
次に、図9、図12、及び図13を用いて、上述のような構成による本実施形態の通信システムの動作方法の説明を行う。図13は、本実施形態における通信システムの動作フローである。なお、以下の説明では、上述と同様に、上位レイヤノード11を始点として、上位レイヤノード11と上位レイヤノード12との間に上位レイヤパスを設定する場合を説明する。なお、以下の説明において、第1の実施形態における通信システムの動作方法と同様の部分については適宜説明を省略する。
上位レイヤノード11は、上位レイヤパス設定要求を入力する。上位レイヤノード11は、ユーザあるいはネットワーク管理者から、上位レイヤノード11と上位レイヤノード12との間に上位レイヤパスを設定するように要求を入力される。なお、本ステップは、第1の実施形態と同様である。
遅延測定メッセージ処理部318は、制御プレーンネットワークにおける遅延測定経路を決定する。上位レイヤノード11のカットスルー判定部314は、設定されるべき上位レイヤパスの端点のノード間において、制御プレーンネットワーク10を使用した場合の遅延時間dCを測定するために遅延測定メッセージを生成する。カットスルー判定部314は、遅延測定メッセージを遅延測定メッセージ処理部318へ出力する。遅延測定メッセージ処理部318は、入力された遅延測定メッセージの転送経路を決定するべく、NW情報集中管理装置81へ、遅延測定経路要求メッセージを送信する。遅延測定経路要求メッセージには、遅延を測定するべき始点ノード(上位レイヤノード11)と終点ノード(上位レイヤノード12)と、始点ノードと終点ノードとの間に既に設定されているデータプレーンネットワーク上の上位レイヤパスの経路情報を含んでいる。経路情報には、例えば、既に設定されている上位レイヤパスの経由するデータプレーンネットワーク上における各ノードのインターフェースの識別子の並びが含まれる。
遅延測定メッセージ処理部318は、遅延時間dCを測定する。上位レイヤノード11の制御部31の遅延測定メッセージ処理部318は、NW情報集中管理装置81から受信した遅延測定メッセージの転送経路情報を遅延測定メッセージへ格納する。また、遅延測定メッセージ処理部318は、遅延測定メッセージの転送履歴情報に制御部31の識別子を追加する。遅延測定メッセージ処理部318は、このように転送経路情報と、転送履歴情報とを含めた遅延測定メッセージを、遅延測定メッセージの転送経路における次ホップである下位レイヤノード21の制御部41へ送信する。
ステップS120からステップS150までは、第1の実施形態と同様であるので説明を省略する。すなわち、カットスルー判定部314は、測定された遅延時間dCと遅延時間dDとを規格化する(ステップS120)。カットスルー判定部314は、規格化後の遅延時間dC及び遅延時間dDを比較して、既存の下位レイヤパスを使用するか、あるいはカットスルーパスを設定するかを判定する(ステップS130)。遅延時間dCより遅延時間dDのほうが大きければ、ステップS140へ進む。一方、遅延時間dCより遅延時間dDのほうが小さければ、ステップS150へ進む。制御部31は、遅延時間dCより遅延時間dDのほうが大きく、カットスルーパスを設定すると決定されると、下位レイヤネットワークのトポロジ情報に基づいて経路計算を行って、他のノードの制御部とシグナリングを行い、カットスルーパスを設定する(ステップS140)。制御部31は、カットスルーパスの設定が完了すると、あるいは、遅延時間dCより遅延時間dDのほうが小さく、既存の下位レイヤパスを使用すると判定されると、上位レイヤネットワークのトポロジ情報に基づいて経路計算を行い、他のノードとシグナリングを行って、上位レイヤパスを設定する(ステップS150)。
ステップS200からステップS210は、第1の実施形態と同様であるので説明を省略する。すなわち、上位レイヤノード11は、上位レイヤパスの設定要求を入力する(ステップS200)。パス制御部311は、上位レイヤパスの設定要求を受けると、経路計算部313へ設定されるべき上位レイヤパスの経路計算を依頼する。経路計算部313は、設定されるべき上位レイヤパスの端点間に、既に下位レイヤのカットスルーパスが設定されているかを判定する(ステップS210)。既に端点間に下位レイヤのカットスルーパスが設定されている場合には、ステップS280進む。一方、端点間に下位レイヤのカットスルーパスが設定されていない場合には、ステップS211へ進む。
経路計算部313は、端点間に下位レイヤのカットスルーパスが設定されていない場合、カットスルー判定部314の遅延比較部3143へ、遅延の測定及び比較を命令する。遅延比較部3143は、制御プレーンネットワーク10における遅延時間dCの測定を制御プレーンネットワーク遅延測定部3141へ命令し、データプレーンネットワークにおける遅延時間dDの測定をデータプレーンネットワーク遅延測定部3142へ命令する。
遅延測定メッセージ処理部318は、遅延時間dCを測定する。遅延測定メッセージ処理部318は、取得した転送経路を転送経路情報として遅延測定メッセージへ格納し、また、転送履歴情報に制御部31の識別子を追加する。遅延測定メッセージ処理部318は、このようにして生成した遅延測定メッセージを、転送経路における次ホップのノードの制御部へ送信する。なお、このとき、遅延測定メッセージ処理部318は、遅延測定メッセージを送信したことを制御プレーンネットワーク遅延測定部3141へ通知する。
ステップS230〜ステップS290は、第1の実施形態と同様であるので説明を省略する。すなわち、遅延比較部3143は、遅延時間dCと遅延時間dDとの規格化を行う(ステップS230)。遅延比較部3143は、規格化後の遅延時間dCと遅延時間dDとの比較を行う(ステップS240)。遅延時間dCより遅延時間dDが大きい場合、ステップS250へ進む。一方、遅延時間dCより遅延時間dDが小さい場合、ステップS280へ進む。経路計算部313は、パス制御部311へ、カットスルーパスを設定するよう命令する。パス制御部311は、設定するべき上位レイヤパスの端点間にカットスルーパスを設定するように、シグナリングを行って下位レイヤノードに要求する(ステップS250)。パス制御部311は、各下位レイヤノードからカットスルーパスの設定完了を通知される(ステップS260)。パス制御部311は、下位レイヤに設定されたカットスルーパスを上位レイヤリンクとして、トポロジ情報DB315へ登録する(ステップS270)。経路計算部313は、トポロジ情報DB315に登録されているトポロジ情報に基づいて経路計算を行う(ステップS280)。パス制御部311は、経路計算結果に基づいてシグナリングを行い、また、スイッチ部316への転送設定を行って、上位レイヤパスの設定を完了する(ステップS290)。
遅延測定メッセージ処理部328は、制御プレーンネットワーク通信部322を介して他のノードからメッセージ(遅延測定メッセージあるいは応答メッセージ)を受信する。
遅延測定メッセージ処理部328は、受信されたメッセージが遅延測定メッセージであるか、応答メッセージであるかを判定する。この様な判定は、一般に、遅延測定メッセージや応答メッセージのパケットのヘッダ等に、いずれのメッセージであるかを識別するためのメッセージ番号あるいはフラグ(ビット)を設定するエリアが設けられており、このメッセージ番号あるいはフラグの値に基づいて判定を行う。受信したメッセージが、遅延測定メッセージである場合、ステップS520へ進む。一方、受信したメッセージが、応答メッセージである場合、ステップS560へ進む。
遅延測定メッセージ処理部328は、受信されたメッセージが遅延測定メッセージである場合、遅延測定メッセージに含まれる転送経路情報を参照して、転送経路情報における次の転送先が存在するか否かを判定する。転送経路情報に次の転送先が記録されている場合には、ステップS530進む。一方、転送経路情報に次の転送先が記録されていない場合には、ステップS550へ進む。
遅延測定メッセージ処理部328は、遅延測定メッセージの転送履歴情報に次の転送先が存在する場合、遅延測定メッセージの転送履歴情報に自ノードの制御部の識別子を追加する。
遅延測定メッセージ処理部328は、遅延測定メッセージの転送経路情報に基づいて、次の転送先へ遅延測定メッセージを送信する。これにより本動作方法は終了となる。
遅延測定メッセージ処理部328は、遅延測定メッセージの転送経路情報に次の転送先が存在しない場合、自ノードが終点ノードであることを検知して、応答メッセージを生成する。遅延測定処理メッセージ処理部328は、遅延測定メッセージに含まれている転送経路情報を応答メッセージに格納する。なお、応答メッセージには、転送履歴情報を追加する必要はない。
遅延測定メッセージ処理部328は、応答メッセージの転送経路情報に基づいて、次の転送先へ応答メッセージを送信する。以上で本動作方法は終了となる。
次に、本発明の第3の実施形態による通信システムの説明を行う。
はじめに、本実施形態における通信システムの構成の説明を行う。図16は、本実施形態における通信システムの構成を示す図である。なお、以下の説明において、第2の実施形態と同様の構成については同様の符号を付して説明を行う。
次に、図16から図19を用いて、上述のような構成による本実施形態の通信システムの動作方法の説明を行う。図19は、本実施形態における通信システムの動作フローである。なお、以下の説明では、第2の実施形態と同様に、上位レイヤノード11を始点として、上位レイヤノード11と上位レイヤノード12との間に上位レイヤパスを設定する場合を説明する。なお、以下の説明において、第2の実施形態における通信システムの動作方法と同様の部分については適宜説明を省略する。
上位レイヤノード11は、上位レイヤパスの設定要求を入力する。上位レイヤノード11は、ユーザあるいはネットワーク管理者から、上位レイヤノード11と上位レイヤノード12との間に上位レイヤパスを設定するように要求を入力される。なお、本ステップは、第1の実施形態と同様である。
上位レイヤノード11のカットスルー判定部314は、設定されるべき上位レイヤパスの端点のノード間において、制御プレーンネットワーク10を使用した場合の遅延時間dCを測定するための遅延測定メッセージを生成する。カットスルー判定部314は、遅延測定メッセージを遅延測定メッセージ処理部318へ出力する。遅延測定メッセージ処理部318は、遅延測定メッセージを入力すると、遅延測定メッセージの転送経路を決定するよう、遅延測定経路設定部319へ命令する。遅延測定経路設定部319は、遅延測定メッセージ処理部318からの命令を受けると、遅延測定経路を決定する。
ステップS111からステップS150までは、第2の実施形態における通信システムの動作方法と同様であるので説明を省略する。すなわち、上位レイヤノード11の制御部31の遅延測定メッセージ処理部318は、制御プレーンネットワークにおける遅延時間dCを測定し、カットスルー判定部314のデータプレーンネットワーク遅延測定部3142は、データプレーンネットワークにおける遅延時間dDと測定する(ステップS111)。なお、遅延時間dCの測定には、ステップS102で遅延測定経路設定部319から取得した転送経路情報が用いられる。カットスルー判定部314は、測定された遅延時間dCと遅延時間dDとを規格化する(ステップS120)。カットスルー判定部314は、規格化後の遅延時間dC及び遅延時間dDを比較して、既存パスを使用するか、あるいはカットスルーパスを設定するかを判定する(ステップS130)。遅延時間dCより遅延時間dDのほうが大きければ、ステップS140へ進む。一方、遅延時間dCより遅延時間dDのほうが小さければ、ステップS150へ進む。制御部31は、遅延時間dCより遅延時間dDのほうが大きく、カットスルーパスを設定すると決定されると、下位レイヤネットワークのトポロジ情報に基づいて経路計算を行って、他のノードの制御部とシグナリングを行い、カットスルーパスを設定する(ステップS140)。制御部31は、カットスルーパスの設定が完了すると、あるいは、遅延時間dCより遅延時間dDのほうが小さく、既存の下位レイヤパスを使用すると判定されると、上位レイヤネットワークのトポロジ情報に基づいて経路計算を行い、他のノードとシグナリングを行って、上位レイヤパスを設定する(ステップS150)。
ステップS200からステップS210は、第2の実施形態と同様であるので説明を省略する。すなわち、上位レイヤノード11は、上位レイヤパスの設定要求を入力する(ステップS200)。パス制御部311は、上位レイヤパスの設定要求を受けると、経路計算部313へ設定されるべき上位レイヤパスの経路計算を依頼する。経路計算部313は、設定されるべき上位レイヤパスの端点間に、既に下位レイヤのカットスルーパスが設定されているかを判定する(ステップS210)。既に端点間に下位レイヤのカットスルーパスが設定されている場合には、ステップS280進む。一方、端点間に下位レイヤのカットスルーパスが設定されていない場合には、ステップS212へ進む。
経路計算部313は、設定されるべき上位レイヤパスの端点ノード間に下位レイヤのカットスルーパスが設定されていない場合、カットスルー判定部314の遅延比較部3143へ、遅延の測定及び比較を命令する。遅延比較部3143は、制御プレーンネットワーク10における遅延時間dCの測定を制御プレーンネットワーク遅延測定部3141へ命令し、データプレーンネットワークにおける遅延時間dDの測定をデータプレーンネットワーク測定部3142へ命令する。
ステップS221〜ステップS290は、第2の実施形態における上位レイヤパスの始点ノードの動作方法と同様であるので説明を省略する。すなわち、遅延測定メッセージ処理部318は、制御プレーンネットワークにおける遅延時間dCを測定し、カットスルー判定部314のデータプレーンネットワーク遅延測定部3142は、データプレーンネットワークにおける遅延時間dDと測定する(ステップS221)遅延比較部3143は、遅延時間dCと遅延時間dDとの規格化を行う(ステップS230)。遅延比較部3143は、規格化後の遅延時間dCと遅延時間dDとの比較を行う(ステップS240)。遅延時間dCより遅延時間dDが大きい場合、ステップS250へ進む。一方、遅延時間dCより遅延時間dDが小さい場合、ステップS280へ進む。経路計算部313は、パス制御部311へ、カットスルーパスを設定するよう命令する。パス制御部311は、設定するべき上位レイヤパスの端点間にカットスルーパスを設定するように、シグナリングを行って下位レイヤノードに要求する(ステップS250)。パス制御部311は、各下位レイヤノードからカットスルーパスの設定完了を通知される(ステップS260)。パス制御部311は、下位レイヤに設定されたカットスルーパスを上位レイヤリンクとして、トポロジ情報DB315へ登録する(ステップS270)。経路計算部313は、トポロジ情報DB315に登録されているトポロジ情報に基づいて経路計算を行う(ステップS280)。パス制御部311は、経路計算結果に基づいてシグナリングを行い、また、スイッチ部316への転送設定を行って、上位レイヤパスの設定を完了する(ステップS290)。
遅延測定経路設定部329は、制御プレーンネットワーク通信部322を介して他のノードから遅延測定経路探索メッセージを受信する。
遅延測定経路設定部329は、遅延測定経路探索メッセージに格納された転送経路情報を参照して、自ノードが転送経路における終点であるか否かを判定する。自ノードが転送経路における終点である場合には、ステップS620進む。一方、自ノードが転送経路における終点でない場合には、ステップS640へ進む。
遅延測定経路設定部329は、自ノードが転送経路における終点である場合、遅延測定経路探索メッセージに格納された転送経路情報を取得して、当該転送経路情報を格納した遅延測定経路応答メッセージを生成する。
遅延測定経路設定部329は、遅延測定経路応答メッセージを、転送経路情報における始点ノードの制御部へ送信する。なお、このとき、遅延測定経路応答メッセージの転送経路を指定する必要はない。これにより、本動作方法は完了となる。
遅延測定経路設定部329は、自ノードが転送経路における終点でない場合、本実施形態の通信システムの動作方法で説明を行ったとおり、トポロジ情報DB325、パス情報DB3191、制御プレーンネットワーク情報DB3192を参照して、受信された遅延測定経路探索メッセージに格納された転送経路情報を、新たな転送経路情報へ更新する。遅延測定経路設定部329は、更新された転送経路情報を格納した遅延測定経路探索メッセージを生成する。
遅延測定経路設定部329は、更新された転送経路情報を格納した遅延測定経路探索メッセージを、転送経路における次の送信先のノードの制御部へ送信する。これにより本動作方法は完了となる。
次に、第4の実施形態における通信システムの説明を行う。
11 上位レイヤノード
12 上位レイヤノード
13 上位レイヤノード
21 下位レイヤノード
22 下位レイヤノード
23 下位レイヤノード
31 制御部
32 制御部
33 制御部
41 制御部
42 制御部
43 制御部
51 下位レイヤパス
52 下位レイヤパス
53 下位レイヤカットスルーパス
81 ネットワーク情報集中管理装置
311 パス制御部
312 制御プレーンネットワーク通信部
313 経路計算部
314 カットスルー判定部
315 トポロジ情報データベース
316 スイッチ部
317 ノード間物理インターフェース
318 遅延測定メッセージ処理部
319 遅延測定経路設定部
321 パス制御部
322 制御プレーンネットワーク通信部
323 経路計算部
325 トポロジ情報データベース
326 スイッチ部
327 ノード間物理インターフェース
328 遅延測定メッセージ処理部
329 遅延測定経路設定部
338 遅延測定メッセージ処理部
339 遅延測定経路設定部
418 遅延測定メッセージ処理部
419 遅延測定経路設定部
428 遅延測定メッセージ処理部
429 遅延測定経路設定部
438 遅延測定メッセージ処理部
439 遅延測定経路設定部
811 制御部
812 制御プレーンネットワーク通信部
813 ネットワーク情報管理部
814 データプレーンネットワーク情報部
815 制御プレーンネットワーク情報データベース
1000 制御プレーンネットワーク
1011 上位レイヤノード
1012 上位レイヤノード
1013 上位レイヤノード
1021 下位レイヤノード
1022 下位レイヤノード
1023 下位レイヤノード
1031 制御部
1032 制御部
1033 制御部
1041 制御部
1042 制御部
1043 制御部
1051 下位レイヤパス
1052 下位レイヤパス
1053 下位レイヤカットスルーパス
1061 トラフィック観測部
3141 制御プレーンネットワーク遅延測定部
3142 データプレーンネットワーク遅延測定部
3143 遅延比較部
3191 パス情報データベース
3192 制御プレーンネットワーク情報データベース
3193 上位レイヤネットワーク−下位レイヤネットワーク対応関係データベース
8141 上位レイヤネットワーク情報部
8142 下位レイヤネットワーク情報部
8143 上位レイヤネットワーク−下位レイヤネットワーク対応関係データベース
81411 上位レイヤトポロジ情報データベース
81412 上位レイヤパス情報データベース
81421 下位レイヤトポロジ情報データベース
81422 下位レイヤパス情報データベース
Claims (43)
- 複数のノードを備え、
前記複数のノードは、
前記各ノードを制御する制御データを伝送する制御プレーンネットワークと、前記各ノード間のユーザデータを伝送するデータプレーンネットワークとを構成し、前記制御プレーンネットワークと、前記データプレーンネットワークとは、同一の物理インターフェース上で論理的に分離されたインバンド方式で構成され、
前記データプレーンネットワークの第1のレイヤに、前記複数のノード間を接続する第1レイヤパスを設定する第1レイヤノードと、
前記データプレーンネットワークの前記第1のレイヤより上位レイヤである第2のレイヤに、前記第1レイヤパスを用いて前記複数のノード間を接続する第2レイヤパスを設定する第2レイヤノードと
を含み、
前記第2レイヤノードのうち新たな第2レイヤパスを設定するべき始点第2レイヤノードは、前記新たな第2レイヤパスを設定するときに、前記新たな第2レイヤパスの終点第2レイヤノードとの間において、既に前記データプレーンネットワークに設定されている第1レイヤパスを用いた第1の新たな第2レイヤパスを設定するか、前記終点第2レイヤノードと直接接続される新たな第1レイヤパスを前記第1のレイヤに設定して、前記新たな第1レイヤパスを用いた第2の新たな第2レイヤパスを設定するかを、前記終点第2レイヤノードとの間で測定される通信品質情報に基づいて決定するカットスルー判定部
を具備し、
前記通信品質情報は、前記データプレーンネットワークと前記制御プレーンネットワークとのそれぞれにおいて、前記始点第2レイヤノードと前記終点第2レイヤノードとの間に遅延測定メッセージを転送させて測定した遅延時間である
通信システム。 - 請求項1に記載の通信システムであって、
前記カットスルー判定部は、
前記データプレーンネットワークに設定されるべき前記第1の新たな第2レイヤパスの転送経路へ前記遅延測定メッセージを転送させて第1の遅延時間を測定するデータプレーンネットワーク遅延測定部と、
前記制御プレーンネットワークにおいて前記データプレーンネットワークに設定されるべき前記第2の新たな第2レイヤパスの転送経路と同一の転送経路へ前記遅延測定メッセージを転送させて第2の遅延時間を測定する制御プレーンネットワーク遅延測定部と、前記第1の遅延時間と前記第2の遅延時間の比較処理を行って、前記第1の遅延時間と前記第2の遅延時間のうちで値の小さい遅延時間に対応する転送経路を用いて、前記新たな第2レイヤパスを設定するべきと決定する遅延比較部と
を備える
通信システム。 - 請求項2に記載の通信システムであって、
前記データプレーンネットワーク遅延測定部は、前記遅延測定メッセージを送信してから前記遅延測定メッセージに対する応答メッセージを受信するまでの時間に基づいて前記第1の遅延時間を算出し、
前記制御プレーンネットワーク遅延測定部は、前記遅延測定メッセージを送信してから前記遅延測定メッセージに対する応答メッセージを受信するまでの時間に基づいて前記第2の遅延時間を算出する
通信システム。 - 請求項2又は3に記載の通信システムであって、
前記遅延比較部は、前記第1の遅延時間と前記第2の遅延時間とを入力すると、前記第1の遅延時間と前記第2の遅延時間とのいずれかに予め定められた時間の重み付け値を加算する
通信システム。 - 請求項2乃至4のいずれかに記載の通信システムであって、
前記遅延比較部は、前記第1の遅延時間と前記第2の遅延時間とに対して、測定された転送経路における通信条件の違いにより発生する時間の差を補正する規格化を行って、規格化後の前記第1の遅延時間と規格化後の前記第2の遅延時間を用いて比較処理を行う
通信システム。 - 請求項5に記載の通信システムであって、
前記遅延比較部は、前記第2の遅延時間の測定された前記遅延測定メッセージの転送経路に存在する前記第1レイヤノードの各々が行う処理に必要な時間の差と、当該転送経路に存在する前記第1レイヤノード間を前記遅延測定メッセージが伝送される時間の差とを補正する
通信システム。 - 請求項6に記載の通信システムであって、
前記遅延比較部は、前記第2の遅延時間をdC、遅延測定メッセージのサイズ(P)、制御プレーンネットワークの帯域幅(BWC)、データプレーンネットワークにおける設定されるべき下位レイヤパスの帯域幅(BWD)、遅延メッセージが転送経路において経由した下位レイヤノード数(N)とすると、規格化後のdCを、規格化後のdC=(dC−((P/BWC−P/BWD)×N−(Tp×N))に基づいて算出する
通信システム。 - 請求項2乃至7のいずれかに記載の通信システムであって、
第2の遅延時間を測定するための前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送経路を決定するネットワーク情報集中管理装置を更に備え、
前記複数のノードの各々は、前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送処理を行う遅延測定メッセージ処理部を更に備え、
前記始点第2レイヤノードの前記遅延測定メッセージ処理部は、前記カットスルー判定部から前記遅延測定メッセージを入力すると、前記ネットワーク情報集中管理装置から前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送経路を取得して、前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送経路を前記遅延測定メッセージへ格納して、前記遅延測定メッセージを送信し、
前記始点第2レイヤノード以外の前記複数のノードの備える前記遅延測定メッセージ処理部は、前記遅延測定メッセージを入力すると、前記遅延測定メッセージに格納された前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送経路に基づいて前記遅延測定メッセージを転送する
通信システム。 - 請求項8に記載の通信システムであって、
前記ネットワーク情報集中管理装置は、
前記始点第2レイヤノードと前記終点第2レイヤノードとの間に既に設定されている第2レイヤパスと第1レイヤパスとの対応関係に基づいて、前記始点第2レイヤノードと前記終点第2レイヤノードとの間に既に設定されている前記下位レイヤパスを特定し、前記始点第2レイヤノードと前記終点第2レイヤノードとの間に既に設定されている前記下位レイヤパスの経由する第1レイヤノードを特定し、前記始点第2レイヤノードと前記終点第2レイヤノードとの間に設定された前記下位レイヤパスの経由する第1レイヤノードの識別子を特定し、前記始点第2レイヤノードを最初に配置し、前記終点第2レイヤノードを最後に配置して、特定された前記始点第2レイヤノードと前記終点第2レイヤノードとの間に設定された前記下位レイヤパスの経由する第1レイヤノードの識別子を、前記始点第2レイヤノードから前記終点第2レイヤノードまでの間で経由する順に並べて前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送経路を決定する
通信システム。 - 請求項2乃至7のいずれかに記載の通信システムであって、
前記複数のノードの各々は、
前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送処理を行う遅延測定メッセージ処理部と、
第2の遅延時間を測定するための前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送経路を決定する遅延測定経路設定部と
を更に備え、
前記始点第2レイヤノードの備える前記遅延測定メッセージ処理部は、前記カットスルー判定部から前記遅延測定メッセージを入力すると、遅延測定経路設定部から前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送経路を取得して、前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送経路を前記遅延測定メッセージへ格納して、前記遅延測定メッセージを送信し、
前記始点第2レイヤノード以外の前記複数のノードの備える前記遅延測定メッセージ処理部は、前記遅延測定メッセージを入力すると、前記遅延測定メッセージに格納された前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送経路に基づいて前記遅延測定メッセージを転送する
通信システム。 - 請求項10に記載の通信システムであって、
前記始点第2レイヤノードの遅延測定経路設定部は、前記始点第2レイヤノードと前記終点第2レイヤノードとの間を接続可能とする既に設定されている第2レイヤパスに基づいて、当該第2レイヤパスの経由する前記第2レイヤノードを特定して、前記始点第2レイヤノードと前記終点第2レイヤノードの識別子と、当該第2レイヤパスの経由する前記第2レイヤノード間を接続する第1レイヤパスとを遅延測定経路情報として格納した前記遅延測定経路探索メッセージを生成し、
前記各ノードの遅延測定経路設定部は、前記遅延測定経路探索メッセージを受信すると、前記遅延測定経路探索メッセージに格納された遅延測定経路情報に含まれる前記第1レイヤパスのうちで、自ノードを始点とする前記第1レイヤパスが含まれているかを判定し、前記第1レイヤパスを前記第1レイヤパスの経由する前記第1レイヤノードの識別子へ置き換えた遅延測定経路探索メッセージを生成して、置き換え後の遅延測定経路探索メッセージを転送する
通信システム。 - 複数のノードを備え、
前記複数のノードは、
前記各ノードを制御する制御データを伝送する制御プレーンネットワークと、前記各ノード間のユーザデータを伝送するデータプレーンネットワークとを構成し、
前記制御プレーンネットワークと、前記データプレーンネットワークとは、同一の物理インターフェース上で論理的に分離されたインバンド方式で構成され、
前記データプレーンネットワークの第1のレイヤに、前記複数のノード間を接続する第1レイヤパスを設定する第1レイヤノードと、
前記データプレーンネットワークの前記第1のレイヤより上位レイヤである第2のレイヤに、前記第1レイヤパスを用いて前記複数のノード間を接続する第2レイヤパスを設定する第2レイヤノードと
を含む
通信システムにおいて、
前記新たな第2レイヤパスを設定するときに、前記新たな第2レイヤパスの終点第2レイヤノードとの間において、既に前記データプレーンネットワークに設定されている第1レイヤパスを用いた第1の新たな第2レイヤパスを設定するか、前記終点第2レイヤノードと直接接続される新たな第1レイヤパスを前記第1のレイヤに設定して、前記新たな第1レイヤパスを用いた第2の新たな第2レイヤパスを設定するかを、前記終点第2レイヤノードとの間で測定される通信品質情報に基づいて決定するカットスルー判定部
を具備し、
前記通信品質情報は、前記データプレーンネットワークと前記制御プレーンネットワークとのそれぞれにおいて、前記始点第2レイヤノードと前記終点第2レイヤノードとの間に遅延測定メッセージを転送させて測定した遅延時間である
ネットワークノード。 - 請求項12に記載のネットワークノードであって、
前記カットスルー判定部は、
前記データプレーンネットワークに設定されるべき前記第1の新たな第2レイヤパスの転送経路へ前記遅延測定メッセージを転送させて第1の遅延時間を測定するデータプレーンネットワーク遅延測定部と、
前記制御プレーンネットワークにおいて前記データプレーンネットワークに設定されるべき前記第2の新たな第2レイヤパスの転送経路と同一の転送経路へ前記遅延測定メッセージを転送させて第2の遅延時間を測定する制御プレーンネットワーク遅延測定部と、前記第1の遅延時間と前記第2の遅延時間の比較処理を行って、前記第1の遅延時間と前記第2の遅延時間のうちで値の小さい遅延時間に対応する転送経路を用いて、前記新たな第2レイヤパスを設定するべきと決定する遅延比較部と
を備える
ネットワークノード。 - 請求項13に記載のネットワークノードであって、
前記データプレーンネットワーク遅延測定部は、前記遅延測定メッセージを送信してから前記遅延測定メッセージに対する応答メッセージを受信するまでの時間に基づいて前記第1の遅延時間を算出し、
前記制御プレーンネットワーク遅延測定部は、前記遅延測定メッセージを送信してから前記遅延測定メッセージに対する応答メッセージを受信するまでの時間に基づいて前記第2の遅延時間を算出する
ネットワークノード。 - 請求項13又は14に記載のネットワークノードであって、
前記遅延比較部は、前記第1の遅延時間と前記第2の遅延時間とを入力すると、前記第1の遅延時間と前記第2の遅延時間とのいずれかに予め定められた時間の重み付け値を加算する
ネットワークノード。 - 請求項13乃至15のいずれかに記載のネットワークノードであって、
前記遅延比較部は、前記第1の遅延時間と前記第2の遅延時間とに対して、測定された転送経路における通信条件の違いにより発生する時間の差を補正する規格化を行って、規格化後の前記第1の遅延時間と規格化後の前記第2の遅延時間を用いて比較処理を行う
ネットワークノード。 - 請求項16に記載のネットワークノードであって、
前記遅延比較部は、前記第2の遅延時間の測定された前記遅延測定メッセージの転送経路に存在する前記第1レイヤノードの各々が行う処理に必要な時間の差と、当該転送経路に存在する前記第1レイヤノード間を前記遅延測定メッセージが伝送される時間の差とを補正する
ネットワークノード。 - 請求項17に記載のネットワークノードであって、
前記遅延比較部は、前記第2の遅延時間をdC、遅延測定メッセージのサイズ(P)、制御プレーンネットワークの帯域幅(BWC)、データプレーンネットワークにおける設定されるべき下位レイヤパスの帯域幅(BWD)、遅延メッセージが転送経路において経由した下位レイヤノード数(N)とすると、規格化後のdCを、規格化後のdC=(dC−((P/BWC−P/BWD)×N−(Tp×N))に基づいて算出する
ネットワークノード。 - 請求項13乃至18のいずれかに記載のネットワークノードであって、
前期通信システムは、第2の遅延時間を測定するための前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送経路を決定するネットワーク情報集中管理装置を更に備え、
前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送処理を行う遅延測定メッセージ処理部を更に備え、
前記遅延測定メッセージ処理部は、前記カットスルー判定部から前記遅延測定メッセージを入力すると、前記ネットワーク情報集中管理装置から前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送経路を取得して、前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送経路を前記遅延測定メッセージへ格納して、前記遅延測定メッセージを送信し、
他のノードから前記遅延測定メッセージを入力すると、前記遅延測定メッセージに格納された前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送経路に基づいて前記遅延測定メッセージを転送する
ネットワークノード。 - 請求項13乃至18のいずれかに記載のネットワークノードであって、
前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送処理を行う遅延測定メッセージ処理部と、
第2の遅延時間を測定するための前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送経路を決定する遅延測定経路設定部と
を備え、
前記遅延測定メッセージ処理部は、前記カットスルー判定部から前記遅延測定メッセージを入力すると、遅延測定経路設定部から前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送経路を取得して、前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送経路を前記遅延測定メッセージへ格納して、前記遅延測定メッセージを送信する
ネットワークノード。 - 請求項20に記載のネットワークノードであって、
前記遅延測定経路設定部は、
前記始点第2レイヤノードと前記終点第2レイヤノードとの間を接続可能とする既に設定されている第2レイヤパスに基づいて、当該第2レイヤパスの経由する前記第2レイヤノードを特定して、前記始点第2レイヤノードと前記終点第2レイヤノードの識別子と、当該第2レイヤパスの経由する前記第2レイヤノード間を接続する第1レイヤパスとを遅延測定経路情報として格納した前記遅延測定経路探索メッセージを生成し、他のノードから前記遅延測定経路探索メッセージを受信すると、前記遅延測定経路探索メッセージに格納された遅延測定経路情報に含まれる前記第1レイヤパスのうちで、自ノードを始点とする前記第1レイヤパスが含まれているかを判定し、前記第1レイヤパスを前記第1レイヤパスの経由する前記第1レイヤノードの識別子へ置き換えた遅延測定経路探索メッセージを生成して、置き換え後の遅延測定経路探索メッセージを転送する
ネットワークノード。 - 複数のノードを備え、前記複数のノードは、前記各ノードを制御する制御データを伝送する制御プレーンネットワークと、前記各ノード間のユーザデータを伝送するデータプレーンネットワークとを構成し、前記制御プレーンネットワークと、前記データプレーンネットワークとは、同一の物理インターフェース上で論理的に分離されたインバンド方式で構成される通信システムにおいて、
前記データプレーンネットワークの第1のレイヤに、前記複数のノード間を接続する第1レイヤパスを設定するステップと、
前記データプレーンネットワークの前記第1のレイヤより上位レイヤである第2のレイヤに、前記第1レイヤパスを用いて前記複数のノード間を接続する第2レイヤパスを設定するステップと
前記新たな第2レイヤパスを設定するときに、前記新たな第2レイヤパスの終点第2レイヤノードとの間において、既に前記データプレーンネットワークに設定されている第1レイヤパスを用いた第1の新たな第2レイヤパスを設定するか、前記終点第2レイヤノードと直接接続される新たな第1レイヤパスを前記第1のレイヤに設定して、前記新たな第1レイヤパスを用いた第2の新たな第2レイヤパスを設定するかを、前記終点第2レイヤノードとの間で測定される通信品質情報に基づいて決定するステップと
を具備し、
前記通信品質情報は、前記データプレーンネットワークと前記制御プレーンネットワークとのそれぞれにおいて、前記始点第2レイヤノードと前記終点第2レイヤノードとの間に遅延測定メッセージを転送させて測定した遅延時間である
通信システム制御方法。 - 請求項22に記載の通信システム制御方法であって、
前記決定するステップは、
前記データプレーンネットワークに設定されるべき前記第1の新たな第2レイヤパスの転送経路へ前記遅延測定メッセージを転送させて第1の遅延時間を測定するステップと、
前記制御プレーンネットワークにおいて前記データプレーンネットワークに設定されるべき前記第2の新たな第2レイヤパスの転送経路と同一の転送経路へ前記遅延測定メッセージを転送させて第2の遅延時間を測定するステップと、
前記第1の遅延時間と前記第2の遅延時間の比較処理を行って、前記第1の遅延時間と前記第2の遅延時間のうちで値の小さい遅延時間に対応する転送経路を用いて、前記新たな第2レイヤパスを設定するべきと決定するステップと
を含む
通信システム制御方法。 - 請求項23に記載の通信システム制御方法であって、
前記決定するステップは、
前記遅延測定メッセージを送信してから前記遅延測定メッセージに対する応答メッセージを受信するまでの時間に基づいて前記第1の遅延時間を算出するステップと、前記遅延測定メッセージを送信してから前記遅延測定メッセージに対する応答メッセージを受信するまでの時間に基づいて前記第2の遅延時間を算出するステップと
を含む
通信システム制御方法。 - 請求項23又は24に記載の通信システム制御方法であって、
前記決定するステップは、
前記第1の遅延時間と前記第2の遅延時間とを入力すると、前記第1の遅延時間と前記第2の遅延時間とのいずれかに予め定められた時間の重み付け値を加算するステップ
を含む
通信システム制御方法。 - 請求項23乃至25のいずれかに記載の通信システム制御方法であって、
前記決定するステップは、
前記第1の遅延時間と前記第2の遅延時間とに対して、測定された転送経路における通信条件の違いにより発生する時間の差を補正する規格化を行うステップと、
規格化後の前記第1の遅延時間と規格化後の前記第2の遅延時間を用いて前期比較処理を行うステップと
を含む
通信システム制御方法。 - 請求項26に記載の通信システム制御方法であって、
前記規格化を行うステップは、
前記第2の遅延時間の測定された前記遅延測定メッセージの転送経路に存在する前記第1レイヤノードの各々が行う処理に必要な時間の差と、当該転送経路に存在する前記第1レイヤノード間を前記遅延測定メッセージが伝送される時間の差とを補正するステップ
を含む
通信システム制御方法。 - 請求項27に記載の通信システム制御方法であって、
前記補正するステップは、
前記第2の遅延時間をdC、遅延測定メッセージのサイズ(P)、制御プレーンネットワークの帯域幅(BWC)、データプレーンネットワークにおける設定されるべき下位レイヤパスの帯域幅(BWD)、遅延メッセージが転送経路において経由した下位レイヤノード数(N)とすると、規格化後のdCを、規格化後のdC=(dC−((P/BWC−P/BWD)×N−(Tp×N))に基づいて算出するステップ
を含む
通信システム制御方法。 - 請求項23乃至28のいずれかに記載の通信システム制御方法であって、
前記通信システムは、ネットワーク情報集中管理装置を更に備え、
前記決定するステップは、
第2の遅延時間を測定するための前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送経路を決定するステップと、
前記カットスルー判定部から前記遅延測定メッセージを入力すると、前記ネットワーク情報集中管理装置から前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送経路を取得するステップと、
前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送経路を前記遅延測定メッセージへ格納した前記遅延測定メッセージを送信するステップと、
前記遅延測定メッセージを入力すると、前記遅延測定メッセージに格納された前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送経路に基づいて前記遅延測定メッセージを転送するステップと
を備える
通信システム制御方法。 - 請求項29に記載の通信システム制御方法であって、
前記転送経路を決定するステップは、
前記始点第2レイヤノードと前記終点第2レイヤノードとの間に既に設定されている第2レイヤパスと第1レイヤパスとの対応関係に基づいて、前記始点第2レイヤノードと前記終点第2レイヤノードとの間に既に設定されている前記下位レイヤパスを特定するステップと、
前記始点第2レイヤノードと前記終点第2レイヤノードとの間に既に設定されている前記下位レイヤパスの経由する第1レイヤノードを特定するステップと、前記始点第2レイヤノードと前記終点第2レイヤノードとの間に設定された前記下位レイヤパスの経由する第1レイヤノードの識別子を特定するステップと、
前記始点第2レイヤノードを最初に配置し、前記終点第2レイヤノードを最後に配置して、特定された前記始点第2レイヤノードと前記終点第2レイヤノードとの間に設定された前記下位レイヤパスの経由する第1レイヤノードの識別子を、前記始点第2レイヤノードから前記終点第2レイヤノードまでの間で経由する順に並べて前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送経路を決定するステップと
を含む
通信システム制御方法。 - 請求項23乃至28のいずれかに記載の通信システム制御方法であって、
前記決定するステップは、
前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送処理を行うステップと、
第2の遅延時間を測定するための前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送経路を決定するステップと、
前記カットスルー判定部から前記遅延測定メッセージを入力すると、遅延測定経路設定部から前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送経路を取得するステップと、
前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送経路を前記遅延測定メッセージへ格納した前記遅延測定メッセージを送信するステップと、
前記遅延測定メッセージを入力すると、前記遅延測定メッセージに格納された前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送経路に基づいて前記遅延測定メッセージを転送するステップと
を含む
通信システム制御方法。 - 請求項31に記載の通信システム制御方法であって、
前記転送経路を決定するステップは、
前記始点第2レイヤノードと前記終点第2レイヤノードとの間を接続可能とする既に設定されている第2レイヤパスに基づいて、当該第2レイヤパスの経由する前記第2レイヤノードを特定するステップと、
前記始点第2レイヤノードと前記終点第2レイヤノードの識別子と、当該第2レイヤパスの経由する前記第2レイヤノード間を接続する第1レイヤパスとを遅延測定経路情報として格納した前記遅延測定経路探索メッセージを生成するステップと、
前記遅延測定経路探索メッセージを受信すると、前記遅延測定経路探索メッセージに格納された遅延測定経路情報に含まれる前記第1レイヤパスのうちで、自ノードを始点とする前記第1レイヤパスが含まれているかを判定するステップと、
前記第1レイヤパスを前記第1レイヤパスの経由する前記第1レイヤノードの識別子へ置き換えた遅延測定経路探索メッセージを生成するステップと、
置き換え後の遅延測定経路探索メッセージを転送するステップと
を含む
通信システム制御方法。 - 複数のノードを備え、前記複数のノードは、前記各ノードを制御する制御データを伝送する制御プレーンネットワークと、前記各ノード間のユーザデータを伝送するデータプレーンネットワークとを構成し、前記制御プレーンネットワークと、前記データプレーンネットワークとは、同一の物理インターフェース上で論理的に分離されたインバンド方式で構成される通信システムにおいて、
前記データプレーンネットワークの第1のレイヤに、前記複数のノード間を接続する第1レイヤパスを設定するステップと、
前記データプレーンネットワークの前記第1のレイヤより上位レイヤである第2のレイヤに、前記第1レイヤパスを用いて前記複数のノード間を接続する第2レイヤパスを設定するステップと
前記新たな第2レイヤパスを設定するときに、前記新たな第2レイヤパスの終点第2レイヤノードとの間において、既に前記データプレーンネットワークに設定されている第1レイヤパスを用いた第1の新たな第2レイヤパスを設定するか、前記終点第2レイヤノードと直接接続される新たな第1レイヤパスを前記第1のレイヤに設定して、前記新たな第1レイヤパスを用いた第2の新たな第2レイヤパスを設定するかを、前記終点第2レイヤノードとの間で測定される通信品質情報に基づいて決定するステップと
を具備し、
前記通信品質情報は、前記データプレーンネットワークと前記制御プレーンネットワークとのそれぞれにおいて、前記始点第2レイヤノードと前記終点第2レイヤノードとの間に遅延測定メッセージを転送させて測定した遅延時間である
ネットワークノード制御方法。 - 請求項33に記載のネットワークノード制御方法であって、
前記決定するステップは、
前記データプレーンネットワークに設定されるべき前記第1の新たな第2レイヤパスの転送経路へ前記遅延測定メッセージを転送させて第1の遅延時間を測定するステップと、
前記制御プレーンネットワークにおいて前記データプレーンネットワークに設定されるべき前記第2の新たな第2レイヤパスの転送経路と同一の転送経路へ前記遅延測定メッセージを転送させて第2の遅延時間を測定するステップと、
前記第1の遅延時間と前記第2の遅延時間の比較処理を行って、前記第1の遅延時間と前記第2の遅延時間のうちで値の小さい遅延時間に対応する転送経路を用いて、前記新たな第2レイヤパスを設定するべきと決定するステップと
を含む
ネットワークノード制御方法。 - 請求項34に記載のネットワークノード制御方法であって、
前記決定するステップは、
前記遅延測定メッセージを送信してから前記遅延測定メッセージに対する応答メッセージを受信するまでの時間に基づいて前記第1の遅延時間を算出するステップと、
前記遅延測定メッセージを送信してから前記遅延測定メッセージに対する応答メッセージを受信するまでの時間に基づいて前記第2の遅延時間を算出するステップと
を含む
ネットワークノード制御方法。 - 請求項34又は35に記載のネットワークノード制御方法であって、
前記決定するステップは、
前記第1の遅延時間と前記第2の遅延時間とを入力すると、前記第1の遅延時間と前記第2の遅延時間とのいずれかに予め定められた時間の重み付け値を加算するステップ
を含む
ネットワークノード制御方法。 - 請求項34乃至36のいずれかに記載のネットワークノード制御方法であって、
前記決定するステップは、
前記第1の遅延時間と前記第2の遅延時間とに対して、測定された転送経路における通信条件の違いにより発生する時間の差を補正する規格化を行うステップと、
規格化後の前記第1の遅延時間と規格化後の前記第2の遅延時間を用いて前期比較処理を行うステップと
を含む
ネットワークノード制御方法。 - 請求項37に記載のネットワークノード制御方法であって、
前記規格化を行うステップは、
前記第2の遅延時間の測定された前記遅延測定メッセージの転送経路に存在する前記第1レイヤノードの各々が行う処理に必要な時間の差と、当該転送経路に存在する前記第1レイヤノード間を前記遅延測定メッセージが伝送される時間の差とを補正するステップ
を含む
ネットワークノード制御方法。 - 請求項38に記載のネットワークノード制御方法であって、
前記補正するステップは、
前記第2の遅延時間をdC、遅延測定メッセージのサイズ(P)、制御プレーンネットワークの帯域幅(BWC)、データプレーンネットワークにおける設定されるべき下位レイヤパスの帯域幅(BWD)、遅延メッセージが転送経路において経由した下位レイヤノード数(N)とすると、規格化後のdCを、規格化後のdC=(dC−((P/BWC−P/BWD)×N+(Tp×N)))に基づいて算出するステップ
を含む
ネットワークノード制御方法。 - 請求項34乃至39のいずれかに記載のネットワークノード制御方法であって、
前記通信システムは、ネットワーク情報集中管理装置を更に備え、
前記決定するステップは、
第2の遅延時間を測定するための前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送経路を決定するステップと、
前記カットスルー判定部から前記遅延測定メッセージを入力すると、前記ネットワーク情報集中管理装置から前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送経路を取得するステップと、
前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送経路を前記遅延測定メッセージへ格納した前記遅延測定メッセージを送信するステップと、
前記遅延測定メッセージを入力すると、前記遅延測定メッセージに格納された前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送経路に基づいて前記遅延測定メッセージを転送するステップと
を備える
ネットワークノード制御方法。 - 請求項34乃至39のいずれかに記載のネットワークノード制御方法であって、
前記決定するステップは、
前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送処理を行うステップと、
第2の遅延時間を測定するための前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送経路を決定するステップと、
前記カットスルー判定部から前記遅延測定メッセージを入力すると、遅延測定経路設定部から前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送経路を取得するステップと、
前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送経路を前記遅延測定メッセージへ格納した前記遅延測定メッセージを送信するステップと、
前記遅延測定メッセージを入力すると、前記遅延測定メッセージに格納された前記制御プレーンネットワークにおける前記遅延測定メッセージの転送経路に基づいて前記遅延測定メッセージを転送するステップと
を含む
ネットワークノード制御方法。 - 請求項41に記載のネットワークノード制御方法であって、
前記転送経路を決定するステップは、
前記始点第2レイヤノードと前記終点第2レイヤノードとの間を接続可能とする既に設定されている第2レイヤパスに基づいて、当該第2レイヤパスの経由する前記第2レイヤノードを特定するステップと、
前記始点第2レイヤノードと前記終点第2レイヤノードの識別子と、当該第2レイヤパスの経由する前記第2レイヤノード間を接続する第1レイヤパスとを遅延測定経路情報として格納した前記遅延測定経路探索メッセージを生成するステップと、
前記遅延測定経路探索メッセージを受信すると、前記遅延測定経路探索メッセージに格納された遅延測定経路情報に含まれる前記第1レイヤパスのうちで、自ノードを始点とする前記第1レイヤパスが含まれているかを判定するステップと、
前記第1レイヤパスを前記第1レイヤパスの経由する前記第1レイヤノードの識別子へ置き換えた遅延測定経路探索メッセージを生成するステップと、
置き換え後の遅延測定経路探索メッセージを転送するステップと
を含む
ネットワークノード制御方法。 - 請求項33乃至42のいずれかに記載のネットワークノード制御方法をコンピュータに実行させるネットワークノード制御プログラム。
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