JP4182081B2 - 放電灯駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、2つの電極を有する放電灯の点灯を制御する放電灯駆動装置に関する。
近年、コンピュータ用の液晶ディスプレイや、液晶テレビのバックライトとして、冷陰極蛍光ランプ(cold cathode fluorescent lamp: CCFL)が用いられている。これらに用いられている放電灯の輝度を調整する場合、放電灯が点灯する点灯期間と放電灯が消灯している消灯期間とが交互に現れるバースト調光が行われている。
バースト調光では、点灯期間の全体に亘り、放電灯を流れる管電流を輝度に対応した目標値に調整することが求められている。しかしながら、点灯期間において、管電流を目標値にするまでに時間を要したり、或いは、点灯期間の開始直後にオーバーシュートが起きるなど、短時間のうちに目標値にすることが困難であった。
本発明は、上記問題点に鑑み、放電灯をバースト調光で点灯する際、管電流をオーバーシュートを起こさずに短時間のうちに目標値に制御する放電灯駆動装置を提供することを目的とする。
本発明は、放電灯を駆動する放電灯駆動装置であって、放電灯に高周波数の交流電力を供給する駆動回路と、駆動回路を駆動する駆動パルスを生成して、放電灯が点灯している点灯期間と前記放電灯が消灯している消灯期間とが交互に現れるバースト調光にて放電灯を点灯させる制御回路とを有する。制御回路は、放電灯を流れる管電流の値を検出する電流検出手段と、検出された管電流の値と基準値との差を求める減算手段と、減算手段の出力信号を演算する積分器としてのデジタルフィルタと、デジタルフィルタの出力から駆動パルスを生成するパルス生成手段とを有する。デジタルフィルタは、減算手段の出力信号を駆動パルスよりも高い周波数の基準クロックで積算し、基準クロックの入力が停止すると、次の基準クロックが入力されるまで直前の基準クロックで積算した値を保持する機能を有する。点灯期間は、点灯期間の開始直後の第1期間と、第1期間に続く第1期間よりも長期の第2期間とを含む。制御回路は、第2期間では、基準値を目標の電流値に設定し、第1期間では、基準値を、第1期間の終了時に目標の電流値となるように時間の経過に伴い増加する値とする。基準クロックは、前記点灯期間は生成されるが前記消灯期間では停止される。デジタルフィルタは、点灯期間の終了時に有する値を次の点灯期間の開始時まで保持する。制御回路は、点灯期間において管電流を目標の電流値に調整する。
上記構成により、駆動回路は、制御回路から出力される駆動パルスによって駆動されて、点灯期間に交流電力を放電灯に供給する。従って、放電灯は、点灯期間において交流電力により管電流が流れて点灯され、消灯期間において消灯され、点灯及び消灯を繰り返して、目標の輝度で発光する。
点灯期間において、放電灯が点灯している間、制御回路は、電流検出手段によって管電流を検出し、減算手段によって検出された管電流の値と基準値との差を求める。さらに、デジタルフィルタは、基準クロックによって減算手段の出力を積分し、パルス生成手段によって駆動パルスを生成して、放電灯に供給する交流電力を調整して、放電灯に目標の管電流を流して所定の輝度で発光させる。
制御回路においては、消灯期間に入ると、デジタルフィルタは、基準クロックの入力が停止するので、直前の基準クロックによって積算した値、すなわち、直前の点灯期間の終了時の値の保持を開始し、パルス生成手段は、駆動パルスの出力を停止する。この消灯期間が終わり次の点灯期間に入ると、第1の期間では、減算手段にて用いられる基準値は、目標の電流値よりも小さい。また、放電灯は、点灯開始直後なので、電流検出手段によって検出される管電流は、比較的少量である。よって、基準値から検出された管電流を引いて得られる減算手段の出力も小さくなる。次に、デジタルフィルタにて、減算手段の出力が直前の点灯期間の終了時の値に加算されるが、減算手段の出力が小さいために、デジタルフィルタの出力の値の変化も、小さくなる。従って、デジタルフィルタの出力に応じて生成される駆動パルスのデューティの変化を小さく抑制でき、管電流が短期間のうちに大量に増加することを防止する。このようにして、管電流のオーバーシュートの発生が抑制できる。
また、デジタルフィルタが、前の点灯期間の終了時の値を保持しているので、消灯期間にデジタルフィルタの値を初期化する場合に比較して、点灯期間開始直後の駆動パルスのデューティを、目標の電流値が流れる場合の駆動パルスのデューティに近い値にできる。従って、放電灯の点灯開始直後の第1の期間であっても、駆動パルスのデューティが目標の電流値を流す場合に近い値を取っているために、短期間のうちに管電流を目標の電流値までに増やすことができ、管電流を目標の電流値に制御できる。
第1の期間に続く第2の期間では、減算手段にて用いられる基準値は、目標の電流値に設定して、減算手段、デジタルフィルタ、及びパルス生成手段により、第1及び第2の交流電力を調整して、放電灯に目標の電流量を流して放電灯を発光させる。
さらに、本発明は、2つの電極を有する放電灯を駆動する放電灯駆動装置であって、第1の駆動回路と、第2の駆動回路と、制御回路とを有する。第1の駆動回路は、2つの電極のうちの一方の電極に接続されて放電灯に高周波数の第1の交流電力を供給する。第2の駆動回路は、他方の電極に接続されて放電灯に第1の交流電力と同一の高周波数の第2の交流電力を供給する。制御回路は、第1及び第2の駆動回路の各々を駆動する駆動パルスを生成して、放電灯を、放電灯を点灯させる点灯期間と放電灯が消灯している消灯期間とが交互に現れるバースト調光にて点灯させる。さらに、制御回路は、放電灯を流れる管電流の値を検出する電流検出手段と、検出された管電流の値と基準値との差を求める減算手段と、減算手段の出力信号を演算する積分器としてのデジタルフィルタと、デジタルフィルタの出力から駆動パルスを生成するパルス生成手段とを有する。デジタルフィルタは、減算手段の出力信号を駆動パルスよりも高い周波数の基準クロックで積算し、基準クロックの入力が停止すると、次の基準クロックが入力されるまで直前の基準クロックで積算した値を保持する機能を有する。点灯期間は、点灯期間の開始直後の第1期間と、第1期間に続く第1期間よりも長期の第2期間とを含む。制御回路は、第2期間では、基準値を目標の電流値に設定し、第1期間では、基準値を、第1期間の終了時に目標の電流値となるように時間の経過に伴い増加する値とする。基準クロックは、前記点灯期間は生成されるが前記消灯期間では停止される。デジタルフィルタは、点灯期間の終了時に有する値を次の点灯期間の開始時まで保持する。制御回路は、点灯期間において管電流を目標の電流値に調整する。
上記構成により、第1の駆動回路は、制御回路から出力される駆動パルスによって駆動されて、点灯期間に第1の交流電力を放電灯に供給する。一方、第2の駆動回路は、制御回路から出力される駆動パルスによって駆動されて、点灯期間に第2の交流電力を放電灯に供給する。従って、放電灯は、点灯期間において第1及び第2の交流電力により管電流が流れて点灯され、消灯期間において消灯され、点灯及び消灯を繰り返して、目標の輝度で発光する。
点灯期間において、放電灯が点灯している間、制御回路は、電流検出手段によって管電流を検出し、減算手段によって検出された管電流の値と基準値との差を求める。さらに、デジタルフィルタは、基準クロックによって減算手段の出力を積分し、パルス生成手段によって駆動パルスを生成して、放電灯に供給される第1及び第2の交流電力を調整して、放電灯に目標の管電流を流して所定の輝度で発光させる。
制御回路においては、消灯期間に入ると、デジタルフィルタは、基準クロックの入力が停止するので、直前の基準クロックによって積算した値、すなわち、直前の点灯期間の終了時の値の保持を開始し、パルス生成手段は、駆動パルスの出力を停止する。この消灯期間が終わり次の点灯期間に入ると、第1の期間では、減算手段にて用いられる基準値は、目標の電流値よりも小さい。また、放電灯は、点灯開始直後なので、電流検出手段によって検出される管電流は、比較的少量である。よって、基準値から検出された管電流を引いて得られる減算手段の出力も小さくなる。次に、デジタルフィルタにて、減算手段の出力が直前の点灯期間の終了時の値に加算されるが、減算手段の出力が小さいために、デジタルフィルタの出力の値の変化も、小さくなる。従って、デジタルフィルタの出力に応じて生成される駆動パルスのデューティの変化を小さく抑制でき、管電流が短期間のうちに大量に増加することを防止する。このようにして、管電流のオーバーシュートの発生が抑制できる。
また、デジタルフィルタが、前の点灯期間の終了時の値を保持しているので、消灯期間にデジタルフィルタの値を初期化する場合に比較して、点灯期間開始直後の駆動パルスのデューティを、目標の電流値が流れる場合の駆動パルスのデューティに近い値にできる。従って、放電灯の点灯開始直後の第1の期間であっても、駆動パルスのデューティが目標の電流値を流す場合に近い値を取っているために、短期間のうちに管電流を目標の電流値までに増やすことができ、管電流を目標の電流値に制御できる。
第1の期間に続く第2の期間では、減算手段にて用いられる基準値は、目標の電流値に設定して、減算手段、デジタルフィルタ、及びパルス生成手段により、第1及び第2の交流電力を調整して、放電灯に目標の電流量を流して放電灯を発光させる。
本発明の放電灯駆動装置によれば、放電灯をバースト調光にて点灯する際、管電流をオーバーシュートさせずに短時間のうちに目標の電流量にすることができる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図1に、本発明の第1の実施の形態である放電灯駆動装置10を示す。放電灯駆動装置10は、電源からの給電により放電灯Lの点灯を制御するものであり、第1の駆動回路としてのマスタ回路20Aと、第2の駆動回路としてのスレーブ回路20Bと、制御回路30と、からなる。放電灯駆動装置10によって点灯が制御される放電灯Lは、両端にそれぞれ電極E,Eを有する冷陰極管である。
マスタ回路20Aは、第1のインバータ回路22Aと、第1の変圧器24Aと、第1の共振コンデンサC1とからなる。第1のインバータ回路22Aの入力端子A,Bには、直流電源26Aが接続され、電源26Aから直流電圧Vinが第1のインバータ回路22Aに入力される。なお、端子Bは、端子Aよりも低電位側に位置する。
第1のインバータ回路22Aは、フルブリッジタイプのインバータ回路である。入力端子A,B間に、スイッチSH1m及びスイッチSL1mが直列に接続され、スイッチSH1mが高電位側に位置している。さらに、入力端子A,B間に、スイッチSH2m及びスイッチSL2mが直列に接続され、スイッチSH2mが高電位側に位置している。スイッチSH1mとスイッチSL1mとの間のノードN11と、スイッチSH2mとスイッチSL2mとの間のノードN12とは、第1のインバータ回路22Aの出力端子となっている。スイッチング素子SH1m、SL1m、SH2m、SL2mは、例えばMOS−FET等の半導体スイッチング素子からなり、それぞれ制御回路30から出力される駆動パルスとしての4つの制御信号H1m、H2m、L1m、L2mによって制御されて、出力端子N11、N12の間に、高周波数の交流電流が流れるようにオン・オフのスイッチング動作を行う。各スイッチング素子は、例えば、制御信号のレベルがHIGHになるとオンとなり、LOWになるとオフとなる。
第1の変圧器24Aは、1次コイルL11と2次コイルL12とからなり、互いに逆極性となるように巻回されている。1次コイルL11の両端は、第1のインバータ回路22Aの出力端子N11,N12に接続されている。2次コイルL12の一端は、直列に接続されたダイオードD11、ノードN13及び抵抗Rを介して基準電位Gに接続される。ダイオードD11は、アノードが2次コイルL12の一端に接続され、カソードがノードN13に接続され、2次コイルL12の一端からダイオードD11及び抵抗Rを経由して基準電位Gに向けて電流が流れるようになっている。抵抗Rの高電位端子は、制御回路の電流検出端子Dに接続され、抵抗Rは、電流検出手段となっている。さらに、2次コイルL12の一端と基準電位Gとの間に、ダイオードD12が接続されている。ダイオードD12は、アノードが基準電位Gに接続され、カソードが2次コイルL12の一端に接続されている。
第1の共振コンデンサC1は、2次コイルL12と並列に接続されている。第1の共振コンデンサC1の一端は、基準電位Gに接続されている。第1の共振コンデンサC1の他端は、2次コイルL12の他端に接続されている。第1の共振コンデンサC1の他端と2次コイルL12の他端との間に位置するノードは、マスタ回路20Aの出力端子Fとなっている。マスタ回路20Aの出力端子Fには、放電灯Lの一方の電極EがバラストコンデンサC1Bを介して電気的に接続されている。マスタ回路20Aは、出力端子Fから、放電灯Lに対して高周波数の第1の交流電流Iを供給する。
スレーブ回路20Bは、第2のインバータ回路22Bと、第2の変圧器24Bと、第2の共振コンデンサC2とからなる。第2のインバータ回路22Bの入力端子A,Bには、直流電源26Bが接続され、電源26Bから直流電圧Vinが第2のインバータ回路22Aに入力される。なお、端子Bは、端子Aよりも低電位側に位置する。
第2のインバータ回路22Bは、フルブリッジタイプのインバータ回路である。入力端子A,B間に、スイッチSH1S及びスイッチSL1Sが直列に接続され、スイッチSH1Sが高電位側に位置している。さらに、入力端子A,B間に、スイッチSH2S及びスイッチSL2Sが直列に接続され、スイッチSH2Sが高電位側に位置している。スイッチSH1SとスイッチSL1Sとの間のノードN21と、スイッチSH2SとスイッチSL2Sとの間のノードN22とは、第2のインバータ回路22Bの出力端子となっている。スイッチング素子SH1S、SL1S、SH2S、SL2Sは、例えばMOS−FET等の半導体スイッチング素子からなり、それぞれ制御回路30から出力される駆動パルスとしての4つの制御信号H1S、H2S、L1S、L2Sによって制御されて、出力端子ノードN21、N22の間に、マスタ回路20の出力周波数と同じ高周波数の交流電流が流れるようにオン・オフのスイッチング動作を行う。各スイッチング素子は、例えば、制御信号のレベルがHIGHになるとオンとなり、LOWになるとオフとなる。
第2の変圧器24Bは、1次コイルL21と2次コイルL22とからなり、互いに同極性となるように巻回されている。1次コイルL21の両端は、第2のインバータ回路22Bの出力端子N21,N22に接続されている。2次コイルL22の一端は、直列に接続されたダイオードD21、ノードN23及び抵抗Rを介して基準電位Gに接続される。ダイオードD21は、アノードが2次コイルL22の一端に接続され、カソードがノードN23に接続され、2次コイルL22の一端からノードN23及び抵抗Rを経由して基準電位Gに向けて電流が流れるようになっている。抵抗Rの高電位端子は、制御回路の電流検出端子Dに接続され、抵抗Rは、電流検出手段となっている。さらに、2次コイルL22の一端と基準電位Gとの間に、ダイオードD22が接続されている。ダイオードD22は、アノードが基準電位Gに接続され、カソードが2次コイルL22の一端に接続されている。なお、マスタ回路20Aの抵抗Rと、スレーブ回路20Bの抵抗Rとは、同じ抵抗値を有する。
第2の共振コンデンサC2は、2次コイルL22と並列に接続されている。第2の共振コンデンサC2の一端は、基準電位Gに接続されている。第2の共振コンデンサC2の他端は、2次コイルL22の他端に接続されている。第2の共振コンデンサC2の他端と2次コイルL22の他端との間に位置するノードは、スレーブ回路20Bの出力端子Fとなっている。スレーブ回路20Bの出力端子Fには、放電灯の他方の電極EがバラストコンデンサC2Bを介して電気的に接続されている。スレーブ回路20Bは、出力端子Fから、放電灯Lに対して第2の交流電流Iを供給する。
制御回路30は、デジタル回路からなり、図2に示すように、放電灯Lの点灯期間Tonと消灯期間Toffとからなる期間を1周期として交互に繰り返すバースト調光にて放電灯Lを点灯させる。なお、点灯期間Tonと消灯期間Toffとの割合は、放電灯Lの目標の輝度に応じて設定される。また、制御回路30は、放電灯Lを流れる第1及び第2の交流電流I,Iを管電流Iとして電流検出端子Dを介して検出して、放電灯Lが目標の輝度で発光するように管電流Iのフィードバック制御を行う。すなわち、検出した管電流値Iに基づいて、制御回路30は、マスタ回路20A及びスレーブ回路20Bのスイッチング動作を制御して、第1及び第2の交流電流I,Iを調整する。
図3に、制御回路30の構成を詳細に示す。図3を参照すると、制御回路30は、発振器100と、A/Dコンバータ110と、減算器120と、デジタルフィルタ130と、コンパレータ140と、制御信号生成回路150とからなる。
発振器100は、制御信号H1m、H2m、L1m、L2m、H1S、H2S、L1S、L2Sを生成するための基準となる三角波を生成して、コンパレータ140の反転入力端子に向けて出力する。A/Dコンバータ110は、電流検出端子Dに接続されている。A/Dコンバータ110は、電流検出端子Dを介して入力される管電流値Iを、対応するレベルを有するディジタル信号に変換して減算器120へ出力する。
減算器120は、減算手段として、A/Dコンバータ110の出力を基準値REFから減算して出力する。
デジタルフィルタ120は、積分器からなり、減算器120の出力信号を、基準クロックCLが入力される毎に積算し、その値をコンパレータ140の非反転入力端子に向けて出力する。なお、基準クロックCLの周波数は、スイッチング動作の周波数よりも相当高く設定されている。また、デジタルフィルタ120は、基準クロックの入力が停止すると、次の基準クロックが入力されるまで、積算した値を保持する。
コンパレータ140は、非反転入力端子にデジタルフィルタ130の出力が入力され、反転入力端子に発振器100にて生成された三角波が入力され、出力端子は、制御信号生成回路150に接続されている。
制御信号生成回路150は、コンパレータ140からの出力が入力され、コンパレータ140からの出力と、発振器100から出力される三角波との大小関係から、制御信号H1m、H2m、L1m、L2m、H1S、H2S、L1S、L2Sのデューティを設定する。また、制御信号生成回路150は、各インバータ回路22A,22Bへの制御信号によるスイッチング動作のタイミングを設定する。そして、これらの設定を制御信号H1m、H2m、L1m、L2m、H1S、H2S、L1S、L2Sとして対応するスイッチング素子へ向けて出力し、各インバータ回路22A,22Bに所定のスイッチング動作を行わせる。また、制御信号生成回路150には、リセット信号生成回路160が接続されている。制御信号生成回路150は、リセット信号生成回路160からリセット信号Sが入力されると、上記制御信号の各インバータ回路22A,22Bへの出力を停止し、点灯期間Tonに入ると制御信号の出力を再開する。する。なお、コンパレータ140及び制御信号生成回路150は、ともにパルス生成手段として機能する。
次に、上記構成の放電灯駆動装置10の動作について、図1乃至図3を参照しながら説明する。制御回路30は、放電灯Lをバースト調光により点灯させる。バースト調光は、放電灯Lが点灯される点灯期間Tonと放電灯Lが消灯している消灯期間Toffとを1周期Tとして、例えば100〜300Hzの周波数で放電灯Lの点灯及び消灯を繰り返す(図2(a)参照)。制御回路30は、点灯期間Tonにおいては、インバータ回路22A,22Bから管電流Iを放電灯Lに供給して放電灯Lを点灯する。一方、消灯期間Toffにおいては、リセット信号Sにより、インバータ回路22A,22Bから放電灯Lへの管電流Iの供給を停止して放電灯Lを消灯させる(図2(b)参照)。
さらに、制御回路30は、点灯期間Tonを、点灯開始直後の第1の期間Tと、第1の期間Tに続く第2の期間Tとに分けて放電灯Lの点灯を制御する。第1の期間Tは、1周期のおよそ1.0%程度の長さに設定され、例えば0.4ms程度である。制御回路30は、第1の期間Tの開始時では、基準値REFを、放電灯Lの目標の輝度に対応する目標の管電流値Iよりも小さい値Iに設定し、第1の期間Tの終了時にIとなるように徐々に増加させる。そして、基準値REFは、第2の期間Tでは、目標の管電流値Iに設定する(図2(c)参照)。
時刻tで、点灯期間Ton、すなわち第1の期間Tに移行すると、制御信号生成回路150からマスタ回路20A及びスレーブ回路20Bへの制御信号H1m、H2m、L1m、L2m、H1S、H2S、L1S、L2Sの印加が開始されて、マスタ回路20A及びスレーブ回路20Bから放電灯Lへの電流供給が開始される。従って、管電流Iが放電灯Lを流れ始める。管電流Iは、電流検出端子Dを介してA/Dコンバータ110に入力されてディジタル信号に変換される。次に、管電流Iは、減算器120にて、目標の電流値Iより小さい値に相当する基準値REFから減算されて出力される。また、第1の期間Tにおいて、基準値REFは、IからIに向けて徐々に増加する(図2(c)参照)。減算器120の出力は、デジタルフィルタ130にて基準クロック毎に積算され、コンパレータ140を経て、制御信号生成回路150にて、管電流Iを目標の電流値とするようなデューティや位相差を有する制御信号H1m、H2m、L1m、L2m、H1S、H2S、L1S、L2Sを生成する(図2(e),(f)参照)。
次に、時刻tにて第1の期間Tから第2の期間Tに移行すると、基準値REFは、目標の管電流値Iに相当する値Iに固定され(図2(c)参照)、制御回路30は、管電流Iのフィードバック制御を行う。
次に、時刻tにて、第2の期間T、すなわち点灯期間Tonが終了すると、リセット信号Sが制御信号生成回路150に入力され、制御信号生成回路150は、マスタ及びスレーブ回路20A,20Bへの制御信号の印加を停止する。同時に、デジタルフィルタ130への基準クロックの入力も停止され、デジタルフィルタ130は、時刻tにおける積分値の保持を開始する。
次に、時刻tにて消灯期間Toffが終了して、点灯期間Tonに移行すると、マスタ回路20A及びスレーブ回路20Bから放電灯Lへの電流供給が再開され、管電流Iが放電灯Lを流れ始める。同時に、デジタルフィルタ130への基準クロックの入力も再開される。デジタルフィルタ130は、前の点灯期間Tonの終了時点tでの積分値を保持している(図2(d)参照)。従って、デジタルフィルタ130が出力する積分値に基づいて生成される制御信号H1m、H2m、L1m、L2m、H1S、H2S、L1S、L2Sのデューティや位相差を、放電灯Lが目標の輝度で発光している点灯期間Tonの第2の期間Tに近い値に設定することができ、管電流Iを比較的短時間のうちに、目標の管電流値Iに増やすことができる(図2(g)参照)。
このように、時刻t以降、点灯期間Ton及び消灯期間Toffを繰り返すことによって、バースト調光によって放電灯Lを点灯させる。また、上記のように、バースト調光における点灯期間Tonの開始直後、すなわち、第1の期間Tにおいて、フィードバック制御の目標値となる目標の管電流値Iに相当する基準値REFを、Iより小さな値Iから徐々に増やすことによって、点灯期間Tonの開始直後の管電流Iのオーバーシュートの発生を抑制できる。この理由は、点灯期間Tonの開始直後から基準値REFとしてIを使用すると、減算器120の出力レベルが大きいために、管電流Iに対するフィードバック制御の作用が大きくなり、管電流Iのオーバーシュートにつながる恐れが大きいからである。
また、基準値REFを、点灯期間Tonにおいて、Iより小さな値Iから徐々に増やすと、実際に放電灯Lを流れる電流値を、目標の電流値Iに到達させるために、点灯開始直後から目標の電流値Iに相当する基準値REFを使用する場合に比較して、管電流Iの立ち上がりが遅くなり、時間を要する傾向がある。なぜなら、従来行われていたように、デジタルフィルタ130を点灯期間Tonの開始時にリセットすると、デジタルフィルタ130の積分値が一定のレベルに達するまで時間を要して、マスタ回路20A及びスレーブ回路20Bへ印加される制御信号のデューティを拡大して管電流Iを目標電流値に増加するまでの時間をかなり要するからである。しかし、本実施の形態では、デジタルフィルタ130は、点灯期間Tonへの移行にあたり、積分値をリセットせずに、前の点灯期間Tonの終了における値を保持して、かかる値からデジタルフィルタ130による積分を再開している。従って、デジタルフィルタ130をリセットする場合に比較して、制御信号のデューティが点灯開始直後から大きく設定されているので、短時間で管電流値Iを目標の電流値Iにすることができる。
このように、消灯期間Toffにおいて、デジタルフィルタ130への基準クロックの入力を停止して積分値を保持し、且つ、点灯期間Tonの開始直後に、フィードバック制御に用いる電流値を目標の電流値Iより小さな値で開始してIに向けて増加させることによって、点灯期間Tonにおいて、管電流Iを、オーバーシュートさせずに、且つ立ち上がりに要する時間を短縮して、目標の電流値に制御できる。
次に、本発明の第2の実施の形態である放電灯駆動装置200を、図4を参照して説明する。放電灯駆動装置200は、電源からの給電により放電灯Lの点灯を制御するものであり、駆動回路としてのドライバ回路220と、制御回路230と、からなる。
ドライバ回路220は、インバータ回路222と、変圧器224と、共振コンデンサC11とからなる。インバータ回路222の入力端子A,Bには、直流電源226が接続され、電源226から直流電圧Vinがインバータ回路222に入力される。なお、端子Bは、端子Aよりも低電位側に位置する。
インバータ回路222は、フルブリッジタイプのインバータ回路である。入力端子A,B間に、スイッチSH及びスイッチSLが直列に接続され、スイッチSHが高電位側に位置している。さらに、入力端子A,B間に、スイッチSH及びスイッチSLが直列に接続され、スイッチSHが高電位側に位置している。スイッチSHとスイッチSLとの間のノードNと、スイッチSHとスイッチSLとの間のノードNとは、インバータ回路222の出力端子となっている。スイッチング素子SH、SL、SH、SLは、例えばMOS−FET等の半導体スイッチング素子からなり、それぞれ制御回路230から出力される駆動パルスとしての4つの制御信号H、H、L、Lによって制御されて、出力端子N、Nの間に、高周波数の交流電流が流れるようにオン・オフのスイッチング動作を行う。各スイッチング素子は、例えば、制御信号のレベルがHIGHになるとオンとなり、LOWになるとオフとなる。
変圧器224は、1次コイルLと2次コイルLとからなり、互いに逆極性となるように巻回されている。1次コイルLの両端は、インバータ回路222の出力端子N,Nに接続されている。2次コイルLの一端は、直列に接続されたダイオードD、ノードN及び抵抗Rを介して基準電位Gに接続される。ダイオードDは、アノードが2次コイルLの一端に接続され、カソードがノードNに接続され、2次コイルLの一端からダイオードD及び抵抗Rを経由して基準電位Gに向けて電流が流れるようになっている。抵抗Rの高電位端子は、制御回路の電流検出端子Dに接続され、抵抗Rは、電流検出手段となっている。さらに、2次コイルLの一端と基準電位Gとの間に、ダイオードDが接続されている。ダイオードDは、アノードが基準電位Gに接続され、カソードが2次コイルLの一端に接続されている。
共振コンデンサC11は、2次コイルLと並列に接続されている。共振コンデンサC11の一端は、基準電位Gに接続されている。共振コンデンサC11の他端は、2次コイルLの他端に接続されている。共振コンデンサC11の他端と2次コイルLの他端との間に位置するノードは、ドライバ回路220の出力端子Fとなっている。ドライバ回路220の出力端子Fには、放電灯Lの一方の電極EがバラストコンデンサCを介して電気的に接続されている。ドライバ回路220は、出力端子Fから、放電灯Lに対して高周波数の交流電流Iを供給する。一方、放電灯Lの他方の電極Eは、基準電位Gに接続されている。
制御回路230は、デジタル回路からなり、図5に示すように、放電灯Lの点灯期間Tonと消灯期間Toffとからなる期間を1周期として交互に繰り返すバースト調光にて放電灯Lを点灯させる。なお、点灯期間Tonと消灯期間Toffとの割合は、放電灯Lの目標の輝度に応じて設定される。また、制御回路230は、放電灯Lを流れる管電流Iを電流検出端子Dを介して検出して、放電灯Lが目標の輝度で発光するように管電流Iのフィードバック制御を行う。すなわち、検出した管電流値Iに基づいて、制御回路230は、ドライバ回路220のスイッチング動作を制御して、交流電流Iを調整する。
図6に、制御回路230の構成を詳細に示す。図6を参照すると、制御回路230は、発振器300と、A/Dコンバータ310と、減算器320と、デジタルフィルタ330と、コンパレータ340と、制御信号生成回路350とからなる。
発振器300は、制御信号H、H、L、Lを生成するための基準となる三角波を生成して、コンパレータ340の反転入力端子に向けて出力する。A/Dコンバータ310は、電流検出端子Dに接続されている。A/Dコンバータ310は、電流検出端子Dを介して入力される管電流値Iを、対応するレベルを有するディジタル信号に変換して減算器320へ出力する。
減算器320は、減算手段として、A/Dコンバータ310の出力を基準値REFから減算して出力する。
デジタルフィルタ320は、積分器からなり、減算器320の出力信号を、基準クロックCLが入力される毎に積算し、その値をコンパレータ340の非反転入力端子に向けて出力する。なお、基準クロックCLの周波数は、スイッチング動作の周波数よりも相当高く設定されている。また、デジタルフィルタ120は、基準クロックの入力が停止すると、次の基準クロックが入力されるまで、積算した値を保持する。
コンパレータ340は、非反転入力端子にデジタルフィルタ330の出力が入力され、反転入力端子に発振器300にて生成された三角波が入力され、出力端子は、制御信号生成回路350に接続されている。
制御信号生成回路350は、コンパレータ340からの出力が入力され、コンパレータ340からの出力と、発振器300から出力される三角波との大小関係から、制御信号H、H、L、Lのデューティを設定する。また、制御信号生成回路350は、ドライバ回路222への制御信号によるスイッチング動作のタイミングを設定する。そして、これらの設定を制御信号H、H、L、Lとして対応するスイッチング素子へ向けて出力し、ドライバ回路222に所定のスイッチング動作を行わせる。また、制御信号生成回路350には、リセット信号生成回路360が接続されている。制御信号生成回路350は、リセット信号生成回路360からリセット信号Sが入力されると、上記制御信号のドライバ回路222への出力を停止し、点灯期間Tonに入ると制御信号の出力を再開する。する。なお、コンパレータ340及び制御信号生成回路350は、ともにパルス生成手段として機能する。
次に、上記構成の放電灯駆動装置200の動作について、図4乃至図6を参照しながら説明する。制御回路230は、放電灯Lをバースト調光により点灯させる。バースト調光は、放電灯Lが点灯される点灯期間Tonと放電灯Lが消灯している消灯期間Toffとを1周期Tとして、例えば100〜300Hzの周波数で放電灯Lの点灯及び消灯を繰り返す(図5(a)参照)。制御回路230は、点灯期間Tonにおいては、ドライバ回路222から管電流Iを放電灯Lに供給して放電灯Lを点灯する。一方、消灯期間Toffにおいては、リセット信号Sにより、ドライバ回路222から放電灯Lへの管電流Iの供給を停止して放電灯Lを消灯させる(図5(b)参照)。
さらに、制御回路230は、点灯期間Tonを、点灯開始直後の第1の期間Tと、第1の期間Tに続く第2の期間Tとに分けて放電灯Lの点灯を制御する。第1の期間Tは、1周期のおよそ1.0%程度の長さに設定され、例えば0.4ms程度である。制御回路230は、第1の期間Tの開始時では、基準値REFを、放電灯Lの目標の輝度に対応する目標の管電流値Iよりも小さい値Iに設定し、第1の期間Tの終了時にIとなるように徐々に増加させる。そして、基準値REFは、第2の期間Tでは、目標の管電流値Iに設定する(図5(c)参照)。
時刻tで、点灯期間Ton、すなわち第1の期間Tに移行すると、制御信号生成回路350からドライバ回路220への制御信号H、H、L、Lの印加が開始されて、ドライバ回路220から放電灯Lへの電流供給が開始される。従って、管電流Iが放電灯Lを流れ始める。管電流Iは、電流検出端子Dを介してA/Dコンバータ310に入力されてディジタル信号に変換される。次に、管電流Iは、減算器320にて、目標の電流値Iより小さい値に相当する基準値REFから減算されて出力される。また、第1の期間Tにおいて、基準値REFは、IからIに向けて徐々に増加する(図5(c)参照)。減算器320の出力は、デジタルフィルタ330にて基準クロック毎に積算され、コンパレータ340を経て、制御信号生成回路350にて、管電流Iを目標の電流値とするようなデューティや位相差を有する制御信号H、H、L、Lを生成する(図5(e)参照)。
次に、時刻tにて第1の期間Tから第2の期間Tに移行すると、基準値REFは、目標の管電流値Iに相当する値Iに固定され(図5(c)参照)、制御回路230は、管電流Iのフィードバック制御を行う。
次に、時刻tにて、第2の期間T、すなわち点灯期間Tonが終了すると、リセット信号Sが制御信号生成回路350に入力され、制御信号生成回路350は、ドライバ回路220への制御信号の印加を停止する。同時に、デジタルフィルタ330への基準クロックの入力も停止され、デジタルフィルタ330は、時刻tにおける積分値の保持を開始する。
次に、時刻tにて消灯期間Toffが終了して、点灯期間Tonに移行すると、ドライバ回路220から放電灯Lへの電流供給が再開され、管電流Iが放電灯Lを流れ始める。同時に、デジタルフィルタ330への基準クロックの入力も再開される。デジタルフィルタ330は、前の点灯期間Tonの終了時点tでの積分値を保持している(図5(d)参照)。従って、デジタルフィルタ330が出力する積分値に基づいて生成される制御信号H、H、L、Lのデューティや位相差を、放電灯Lが目標の輝度で発光している点灯期間Tonの第2の期間Tに近い値に設定することができ、管電流Iを比較的短時間のうちに、目標の管電流値Iに増やすことができる(図5(f)参照)。
このように、時刻t以降、点灯期間Ton及び消灯期間Toffを繰り返すことによって、バースト調光によって放電灯Lを点灯させる。また、上記のように、バースト調光における点灯期間Tonの開始直後、すなわち、第1の期間Tにおいて、フィードバック制御の目標値となる目標の管電流値Iに相当する基準値REFを、Iより小さな値Iから徐々に増やすことによって、点灯期間Tonの開始直後の管電流Iのオーバーシュートの発生を抑制できる。この理由は、点灯期間Tonの開始直後から基準値REFとしてIを使用すると、減算器120の出力レベルが大きいために、管電流Iに対するフィードバック制御の作用が大きくなり、管電流Iのオーバーシュートにつながる恐れが大きいからである。
また、基準値REFを、点灯期間Tonにおいて、Iより小さな値Iから徐々に増やすと、実際に放電灯Lを流れる電流値を、目標の電流値Iに到達させるために、点灯開始直後から目標の電流値Iに相当する基準値REFを使用する場合に比較して、管電流Iの立ち上がりが遅くなり、時間を要する傾向がある。なぜなら、従来行われていたように、デジタルフィルタ130を点灯期間Tonの開始時にリセットすると、デジタルフィルタ130の積分値が一定のレベルに達するまで時間を要して、ドライバ回路220へ印加される制御信号のデューティを拡大して管電流Iを目標電流値に増加するまでの時間をかなり要するからである。しかし、本実施の形態では、デジタルフィルタ330は、点灯期間Tonへの移行にあたり、積分値をリセットせずに、前の点灯期間Tonの終了における値を保持して、かかる値からデジタルフィルタ330による積分を再開している。従って、デジタルフィルタ330をリセットする場合に比較して、制御信号のデューティが点灯開始直後から大きく設定されているので、短時間で管電流値Iを目標の電流値Iにすることができる。
このように、消灯期間Toffにおいて、デジタルフィルタ330への基準クロックの入力を停止して積分値を保持し、且つ、点灯期間Tonの開始直後に、フィードバック制御に用いる電流値を目標の電流値Iより小さな値で開始してIに向けて増加させることによって、点灯期間Tonにおいて、管電流Iを、オーバーシュートさせずに、且つ立ち上がりに要する時間を短縮して、目標の電流値に制御できる。
なお、上記のいずれの実施の形態において、第1の期間Tonは、バースト調光の周期に対しておよそ1.0%の長さが好ましいとした。しかし、第1の期間Tonの長さは、放電灯Lの特性や、バースト調光の周波数、放電灯Lの目標の輝度に応じて、適宜変更して良い。
本発明の放電灯駆動装置は、大画面テレビを始めとする各種ディスプレイパネルのバックライトの制御など、適宜の放電灯の駆動制御に適用可能である。
本発明の第1の実施の形態による放電灯駆動装置を示す構成図である。 制御回路30が生成する各種制御信号、また、その内部で使用される基準値REF、管電流の各々を示す波形図である。 制御回路の詳細を示す構成図である。 本発明の第2の実施の形態による放電灯駆動装置を示す構成図である。 制御回路230が生成する各種制御信号、また、その内部で使用される基準値REF、管電流の各々を示す波形図である。 制御回路の詳細を示す構成図である。
符号の説明
10、200 放電灯駆動装置
20A 第1の駆動回路
20B 第2の駆動回路
30、230 制御回路
、110、310 電流検出手段
120、320 減算手段
130、330 デジタルフィルタ
100,140,150、300、340、350 パルス生成手段
L 放電灯

Claims (2)

  1. 放電灯を駆動する放電灯駆動装置であって、
    前記放電灯に高周波数の交流電力を供給する駆動回路と、
    前記駆動回路を駆動する駆動パルスを生成して、前記放電灯を、前記放電灯が点灯している点灯期間と前記放電灯が消灯している消灯期間とが交互に現れるバースト調光にて点灯させる制御回路と、
    を有し、
    前記制御回路は、
    前記放電灯を流れる管電流の値を検出する電流検出手段と、
    検出された管電流の値と基準値との差を求める減算手段と、
    前記減算手段の出力信号を演算する積分器としてのデジタルフィルタと、
    前記デジタルフィルタの出力から前記駆動パルスを生成するパルス生成手段と、
    を有し、
    前記デジタルフィルタは、前記減算手段の出力信号を前記駆動パルスよりも高い周波数の基準クロックで積算し、前記基準クロックの入力が停止すると次の基準クロックが入力されるまで直前の基準クロックで積算した値を保持する機能を有し、
    前記点灯期間は、前記点灯期間の開始直後の第1期間と、前記第1期間に続く前記第1期間よりも長期の第2期間とを含み、
    前記制御回路は、前記第2期間では、前記基準値を目標の電流値に設定し、前記第1期間では、前記基準値を、前記第1期間の終了時に前記目標の電流値となるように時間の経過に伴い増加する値とし、
    前記基準クロックは、前記点灯期間は生成されるが前記消灯期間では停止され、
    前記デジタルフィルタは、前記点灯期間の終了時に有する値を次の点灯期間の開始時まで保持し、
    前記制御回路は、前記点灯期間において前記管電流を前記目標の電流値に調整することを特徴とする放電灯駆動装置。
  2. 2つの電極を有する放電灯を駆動する放電灯駆動装置であって、
    前記2つの電極のうちの一方の電極に接続されて前記放電灯に高周波数の第1の交流電力を供給する第1の駆動回路と、
    他方の電極に接続されて前記放電灯に前記第1の交流電力と同一の高周波数の第2の交流電力を供給する第2の駆動回路と、
    前記第1及び第2の駆動回路の各々を駆動する駆動パルスを生成して、前記放電灯を、前記放電灯が点灯している点灯期間と前記放電灯が消灯している消灯期間とが交互に現れるバースト調光にて点灯させる制御回路と、
    を有し、
    前記制御回路は、
    前記放電灯を流れる管電流の値を検出する電流検出手段と、
    前記検出された管電流の値と基準値との差を求める減算手段と、
    前記減算手段の出力信号を演算する積分器としてのデジタルフィルタと、
    前記デジタルフィルタの出力から前記駆動パルスを生成するパルス生成手段と、
    を有し、
    前記デジタルフィルタは、前記減算手段の出力信号を前記駆動パルスよりも高い周波数の基準クロックで積算し、前記基準クロックの入力が停止すると次の基準クロックが入力されるまで直前の基準クロックで積算した値を保持する機能を有し、
    前記点灯期間は、前記点灯期間の開始直後の第1期間と、前記第1期間に続く前記第1期間よりも長期の第2期間とを含み、
    前記制御回路は、前記第2期間では、前記基準値を目標の電流値に設定し、前記第1期間では、前記基準値を、前記第1期間の終了時に前記目標の電流値となるように時間の経過に伴い増加する値とし、
    前記基準クロックは、前記点灯期間は生成されるが前記消灯期間では停止され、
    前記デジタルフィルタは、前記点灯期間の終了時に有する値を次の点灯期間の開始時まで保持し、
    前記制御回路は、前記点灯期間において前記管電流を前記目標の電流値に調整することを特徴とする放電灯駆動装置。
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