JP3186118B2 - 刺繍枠駆動装置 - Google Patents
刺繍枠駆動装置Info
- Publication number
- JP3186118B2 JP3186118B2 JP27407991A JP27407991A JP3186118B2 JP 3186118 B2 JP3186118 B2 JP 3186118B2 JP 27407991 A JP27407991 A JP 27407991A JP 27407991 A JP27407991 A JP 27407991A JP 3186118 B2 JP3186118 B2 JP 3186118B2
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- JP
- Japan
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- base frame
- embroidery
- holder
- frame
- rotating
- Prior art date
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Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D05—SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
- D05B—SEWING
- D05B21/00—Sewing machines with devices for automatically controlling movement of work-carrier relative to stitch-forming mechanism in order to obtain particular configuration of seam, e.g. programme-controlled for sewing collars, for attaching pockets
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D10—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBLASSES OF SECTION D, RELATING TO TEXTILES
- D10B—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBLASSES OF SECTION D, RELATING TO TEXTILES
- D10B2501/00—Wearing apparel
- D10B2501/04—Outerwear; Protective garments
- D10B2501/042—Headwear
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Sewing Machines And Sewing (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回動可能に配設される
刺繍枠を備えた刺繍枠駆動装置に関するものであり、例
えば帽子等の筒状面を備えた被刺繍物に刺繍を施すのに
利用されるものである。
刺繍枠を備えた刺繍枠駆動装置に関するものであり、例
えば帽子等の筒状面を備えた被刺繍物に刺繍を施すのに
利用されるものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、刺繍枠を周方向に回動可能、
且つ軸方向に移動可能に配設し、この刺繍枠に被刺繍物
を保持させて刺繍を行う刺繍機が知られている。例え
ば、特開昭62−206077号公報に開示される布地
移送装置では、押さえ枠とともに帽子を保持するベース
枠が、周方向に回動可能且つ軸方向に移動可能に配設さ
れるものが開示されている。
且つ軸方向に移動可能に配設し、この刺繍枠に被刺繍物
を保持させて刺繍を行う刺繍機が知られている。例え
ば、特開昭62−206077号公報に開示される布地
移送装置では、押さえ枠とともに帽子を保持するベース
枠が、周方向に回動可能且つ軸方向に移動可能に配設さ
れるものが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来例では刺
繍を始める前のベース枠の回動位置が一定ではなく、被
刺繍物の固定された後のベース枠は、使用者がマニュア
ル操作で中心位置などの所定位置まで回転させて合わせ
なければならなかった。このため、刺繍動作前に余分な
作業が必要となっていた。
繍を始める前のベース枠の回動位置が一定ではなく、被
刺繍物の固定された後のベース枠は、使用者がマニュア
ル操作で中心位置などの所定位置まで回転させて合わせ
なければならなかった。このため、刺繍動作前に余分な
作業が必要となっていた。
【0004】そこで本発明は、使用者のマニュアル操作
がなくても、刺繍開始時にはベース枠が所定位置に位置
されているような刺繍枠駆動装置を提供することを技術
的課題とする。
がなくても、刺繍開始時にはベース枠が所定位置に位置
されているような刺繍枠駆動装置を提供することを技術
的課題とする。
【0005】
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の請求項1において講じた技術的手段(以下、
第1の技術的手段と称する。)は、刺繍機に突設される
回動中心軸と、該回動中心軸に軸方向移動可能及び周方
向回動可能に配設され刺繍枠を保持するベース枠と、前
記回動中心軸に軸方向移動可能に配設されるホルダー
と、前記ベース枠を周方向回動可能に前記ホルダーと連
結する連結手段と、前記ホルダーに配設され前記ベース
枠を回動させる回動手段と、前記ホルダーに対する前記
ベース枠の相対回転角度を検出する検知手段と、該検知
手段の検出した角度に基づいて刺繍を開始する所定位置
に前記ベース枠を位置させるように前記回動手段の駆動
を制御する制御手段を備えたことを特徴とする刺繍枠駆
動装置である。上記課題を解決するために本発明の請求
項2において講じた技術的手段(以下、第2の技術的手
段と称する。)は、刺繍機に突設される回動中心軸と、
該回動中心軸に軸方向移動可能及び周方向回動可能に配
設され刺繍枠を保持するベース枠と、前記回動中心軸に
軸方向移動可能に配設されるホルダーと、前記ベース枠
を周方向回動可能に前記ホルダーと連結する連結手段
と、前記ホルダーに配設され前記ベース枠を摺動可能に
挟持する回転挟持体と、前記ホルダーに配設され前記ベ
ース枠を回動させる回動手段を備えたことを特徴とする
刺繍枠駆動装置である。
に本発明の請求項1において講じた技術的手段(以下、
第1の技術的手段と称する。)は、刺繍機に突設される
回動中心軸と、該回動中心軸に軸方向移動可能及び周方
向回動可能に配設され刺繍枠を保持するベース枠と、前
記回動中心軸に軸方向移動可能に配設されるホルダー
と、前記ベース枠を周方向回動可能に前記ホルダーと連
結する連結手段と、前記ホルダーに配設され前記ベース
枠を回動させる回動手段と、前記ホルダーに対する前記
ベース枠の相対回転角度を検出する検知手段と、該検知
手段の検出した角度に基づいて刺繍を開始する所定位置
に前記ベース枠を位置させるように前記回動手段の駆動
を制御する制御手段を備えたことを特徴とする刺繍枠駆
動装置である。上記課題を解決するために本発明の請求
項2において講じた技術的手段(以下、第2の技術的手
段と称する。)は、刺繍機に突設される回動中心軸と、
該回動中心軸に軸方向移動可能及び周方向回動可能に配
設され刺繍枠を保持するベース枠と、前記回動中心軸に
軸方向移動可能に配設されるホルダーと、前記ベース枠
を周方向回動可能に前記ホルダーと連結する連結手段
と、前記ホルダーに配設され前記ベース枠を摺動可能に
挟持する回転挟持体と、前記ホルダーに配設され前記ベ
ース枠を回動させる回動手段を備えたことを特徴とする
刺繍枠駆動装置である。
【0007】上記第1の技術的手段は次のように作用す
る。まず、検知手段がホルダーに対するベース枠の回動
位置を検出して制御手段に伝える。この回動位置がベー
ス枠の所定位置から離れていた場合には、制御手段がこ
れをずれとして認識し、回動手段に駆動指示を与えてベ
ース枠を回転させる。こうして、ずれの分だけベース枠
が回転することによって、刺繍開始時にベース枠を所定
位置に位置させることができる。上記第2の技術的手段
は次のように作用する。ホルダーはベース枠と共通の回
動中心軸に配設され、かつ回転挟持体で挟持されている
ので、ベース枠10の振動等を防ぎベース枠の運動を安
定させることができる。これにより、刺繍精度を向上さ
せることができる。
る。まず、検知手段がホルダーに対するベース枠の回動
位置を検出して制御手段に伝える。この回動位置がベー
ス枠の所定位置から離れていた場合には、制御手段がこ
れをずれとして認識し、回動手段に駆動指示を与えてベ
ース枠を回転させる。こうして、ずれの分だけベース枠
が回転することによって、刺繍開始時にベース枠を所定
位置に位置させることができる。上記第2の技術的手段
は次のように作用する。ホルダーはベース枠と共通の回
動中心軸に配設され、かつ回転挟持体で挟持されている
ので、ベース枠10の振動等を防ぎベース枠の運動を安
定させることができる。これにより、刺繍精度を向上さ
せることができる。
【0008】
【実施例】本発明の実施例について、図1乃至図3に基
づいて説明する。ベース枠10は、公知の刺繍機(図示
せず)に突設された回動中心軸50に、軸方向移動可能
且つ周方向回動可能に配設されている。またベース枠1
0には、帽子等の被刺繍物(図示せず)をしわにならな
い状態で保持する刺繍枠20が、着脱可能に取付けられ
るようになっている。
づいて説明する。ベース枠10は、公知の刺繍機(図示
せず)に突設された回動中心軸50に、軸方向移動可能
且つ周方向回動可能に配設されている。またベース枠1
0には、帽子等の被刺繍物(図示せず)をしわにならな
い状態で保持する刺繍枠20が、着脱可能に取付けられ
るようになっている。
【0009】回動中心軸50には、後述するホルダー3
0とベース枠10とを連結する連結部材40が、軸の外
周に配設されている。連結部材40は主に、内周に直線
運動用リニア軸受41の配設されたスリーブ42と、ス
リーブ42の外周に軸受け43を介して配設された軸受
けケーシング44と、回動中心軸50に対して摺動可能
に配設される摺動部材45より構成されている。ホルダ
ー30は、スリーブ42に固定されたモータ支工47に
ネジ48でネジ止めされることによって、固定されるよ
うになっている。またベース枠10は、ベース枠10の
ベース枠体11が枠回動ギヤ63とともに軸受けケーシ
ング44に固定されることにより、軸受けケーシング4
4と一体運動するようになっている。こうしてホルダー
30とベース枠10が連結部材40に固定され、ホルダ
ー30が回動中心軸50の軸方向に前後運動すると、連
結部材40を介してベース枠10も前後運動する。スリ
ーブ42と軸受けケーシング44の端部には、直線運動
用リニア軸受41の防塵対策として、それぞれ回動中心
軸50との間にオイルシール49a、49bが挿入され
ている。本実施例では、回動中心軸50のオイルシール
49a、49bの間の長さ(図2で符号Aにて図示)は
約70mmであり、従来の刺繍駆動装置より長くなって
いる。
0とベース枠10とを連結する連結部材40が、軸の外
周に配設されている。連結部材40は主に、内周に直線
運動用リニア軸受41の配設されたスリーブ42と、ス
リーブ42の外周に軸受け43を介して配設された軸受
けケーシング44と、回動中心軸50に対して摺動可能
に配設される摺動部材45より構成されている。ホルダ
ー30は、スリーブ42に固定されたモータ支工47に
ネジ48でネジ止めされることによって、固定されるよ
うになっている。またベース枠10は、ベース枠10の
ベース枠体11が枠回動ギヤ63とともに軸受けケーシ
ング44に固定されることにより、軸受けケーシング4
4と一体運動するようになっている。こうしてホルダー
30とベース枠10が連結部材40に固定され、ホルダ
ー30が回動中心軸50の軸方向に前後運動すると、連
結部材40を介してベース枠10も前後運動する。スリ
ーブ42と軸受けケーシング44の端部には、直線運動
用リニア軸受41の防塵対策として、それぞれ回動中心
軸50との間にオイルシール49a、49bが挿入され
ている。本実施例では、回動中心軸50のオイルシール
49a、49bの間の長さ(図2で符号Aにて図示)は
約70mmであり、従来の刺繍駆動装置より長くなって
いる。
【0010】モータ支工47の下方には、モータ60の
固定されたモータブラケット64がネジ65で固着され
ている。モータ60の軸61には、モータギヤ62がネ
ジ66で固定され軸61と一体回動するようになってい
る。モータギヤ62は枠回動ギヤ63と噛合しており、
モータ60の駆動によりモータギヤ62が回動すると枠
回動ギヤ63が回動し、ベース枠10を回動中心軸50
を中心として回動させる。
固定されたモータブラケット64がネジ65で固着され
ている。モータ60の軸61には、モータギヤ62がネ
ジ66で固定され軸61と一体回動するようになってい
る。モータギヤ62は枠回動ギヤ63と噛合しており、
モータ60の駆動によりモータギヤ62が回動すると枠
回動ギヤ63が回動し、ベース枠10を回動中心軸50
を中心として回動させる。
【0011】次に検知手段について説明する。ベース枠
板11の下端の中央部分には、L字状のマグネット固定
板71がモータ支工47側に向かって延在するように取
付けられている。このマグネット固定板71の先端には
マグネット70aがネジ72によって固着されている。
また、モータ支工47の中央部分には、マグネット70
aと対向する位置に磁気近接スイッチ70bがネジ73
によって固定されている。磁気近接スイッチ70bに接
続されたコード74は、モータ支工47に形成された穴
47aを通って、モータ60に接続されている電力供給
線60a、信号線60bとともに刺繍機内に引き込ま
れ、制御装置(図示せず)に接続される。
板11の下端の中央部分には、L字状のマグネット固定
板71がモータ支工47側に向かって延在するように取
付けられている。このマグネット固定板71の先端には
マグネット70aがネジ72によって固着されている。
また、モータ支工47の中央部分には、マグネット70
aと対向する位置に磁気近接スイッチ70bがネジ73
によって固定されている。磁気近接スイッチ70bに接
続されたコード74は、モータ支工47に形成された穴
47aを通って、モータ60に接続されている電力供給
線60a、信号線60bとともに刺繍機内に引き込ま
れ、制御装置(図示せず)に接続される。
【0012】ホルダー30の上面には、ネジ82によっ
て保持部材81が固定されている。
て保持部材81が固定されている。
【0013】保持部材81はベース枠10側に延在した
後、下方に屈曲したL字型をしており、屈曲した面に左
右2組のカムフォロア80(一方のみ図示)が固定され
ている。カムフォロア80はベース枠10の内外周を摺
動可能に挟持しており、ベース枠10が連結部材40だ
けでなくカムフォロア80でも支えられようにして、周
方向に回動し軸方向にも移動可能なベース枠10の安定
度を向上するようになっている。
後、下方に屈曲したL字型をしており、屈曲した面に左
右2組のカムフォロア80(一方のみ図示)が固定され
ている。カムフォロア80はベース枠10の内外周を摺
動可能に挟持しており、ベース枠10が連結部材40だ
けでなくカムフォロア80でも支えられようにして、周
方向に回動し軸方向にも移動可能なベース枠10の安定
度を向上するようになっている。
【0014】次に本実施例の作用について説明する。刺
繍機の電源がオンされると、磁気近接スイッチ70bは
マグネット70aと協業してベース枠10の所定位置か
らのずれを検知して制御手段に送る。制御手段は、磁気
近接スイッチ70bからの情報に基づいてずれ角度θを
算出すると同時に、このずれ角度θより次式によってパ
ルス数Pに換算する。
繍機の電源がオンされると、磁気近接スイッチ70bは
マグネット70aと協業してベース枠10の所定位置か
らのずれを検知して制御手段に送る。制御手段は、磁気
近接スイッチ70bからの情報に基づいてずれ角度θを
算出すると同時に、このずれ角度θより次式によってパ
ルス数Pに換算する。
【0015】
【数1】
【0016】ここで、Nはモータ一回転の基本分解数、
nはモータギヤ62と枠回動ギヤ63との減速比であ
る。制御装置は算出されたパルス数Pをモータ60に出
力し、モータギヤ62、枠回動ギヤ63を介してベース
枠10を所定位置まで回動させる。本実施例では、マグ
ネット70aがベース枠板11の中央部に配設されてい
るため、電源がオンされることによってベース枠10は
図1に示されるような中心位置まで回転して移動する。
nはモータギヤ62と枠回動ギヤ63との減速比であ
る。制御装置は算出されたパルス数Pをモータ60に出
力し、モータギヤ62、枠回動ギヤ63を介してベース
枠10を所定位置まで回動させる。本実施例では、マグ
ネット70aがベース枠板11の中央部に配設されてい
るため、電源がオンされることによってベース枠10は
図1に示されるような中心位置まで回転して移動する。
【0017】こうして、ベース枠10が所定位置にセッ
トされて刺繍が開始される。制御手段は予めインプット
されている刺繍模様のデータに基づいて、軸方向駆動手
段(図示せず)を駆動させて連結部材40とともにホル
ダー30を軸方向に移動させる。これによってベース枠
10も回動中心軸50を中心に軸方向に移動する。同時
に制御手段は刺繍模様のデータに基づいてモータ60を
駆動して軸61及びモータギヤ62を回転させ、これに
噛合している枠回動ギヤ63を回転させる。これにより
枠回動ギヤ63と一体回動するベース枠10は、回動中
心軸50を中心に左右に回動する。こうして、ベース枠
10が軸方向及び周方向に移動することによって、被刺
繍物上面に刺繍が施されていく。
トされて刺繍が開始される。制御手段は予めインプット
されている刺繍模様のデータに基づいて、軸方向駆動手
段(図示せず)を駆動させて連結部材40とともにホル
ダー30を軸方向に移動させる。これによってベース枠
10も回動中心軸50を中心に軸方向に移動する。同時
に制御手段は刺繍模様のデータに基づいてモータ60を
駆動して軸61及びモータギヤ62を回転させ、これに
噛合している枠回動ギヤ63を回転させる。これにより
枠回動ギヤ63と一体回動するベース枠10は、回動中
心軸50を中心に左右に回動する。こうして、ベース枠
10が軸方向及び周方向に移動することによって、被刺
繍物上面に刺繍が施されていく。
【0018】本実施例によれば、検知手段によってベー
ス枠10の回動位置を検知し、ずれていた場合にはベー
ス枠10を回転させて刺繍を開始する所定位置に位置さ
せることができるため、マニュアル操作でベース枠10
を所定位置に戻す必要がない。また、いつでもベース枠
10の刺繍をスタートさせるX、Y座標を同位置とする
ことができる。また、ベース枠10が回動中心軸50を
中心として回動しても、ベース枠10がホルダー30と
共通の回動中心軸50で保持されているとともに、ベー
ス枠10の内外周をカムフォロア80で挟持しているた
め、ベース枠10の振動等を防ぎ運動を安定させること
ができる。これにより、刺繍精度を向上させることがで
きる。さらに、回動中心軸50に配設される連結部材4
0を軸方向に長くとったため、駆動されるベース枠1
0、ホルダー30が安定し、従来では500rpmが限
界であった駆動モータの回転精度を、本実施例では70
0rpmまで上げることができ、刺繍精度を大幅に向上
させることができる。
ス枠10の回動位置を検知し、ずれていた場合にはベー
ス枠10を回転させて刺繍を開始する所定位置に位置さ
せることができるため、マニュアル操作でベース枠10
を所定位置に戻す必要がない。また、いつでもベース枠
10の刺繍をスタートさせるX、Y座標を同位置とする
ことができる。また、ベース枠10が回動中心軸50を
中心として回動しても、ベース枠10がホルダー30と
共通の回動中心軸50で保持されているとともに、ベー
ス枠10の内外周をカムフォロア80で挟持しているた
め、ベース枠10の振動等を防ぎ運動を安定させること
ができる。これにより、刺繍精度を向上させることがで
きる。さらに、回動中心軸50に配設される連結部材4
0を軸方向に長くとったため、駆動されるベース枠1
0、ホルダー30が安定し、従来では500rpmが限
界であった駆動モータの回転精度を、本実施例では70
0rpmまで上げることができ、刺繍精度を大幅に向上
させることができる。
【0019】尚、本実施例ではベース枠板11の中央部
にマグネット70aを固定して、ベース枠10が図1に
示される中心位置に戻るようにしたが、マグネット70
aの位置を移動させてベース枠10が所定角度傾いた位
置に戻るようにしてもよい。
にマグネット70aを固定して、ベース枠10が図1に
示される中心位置に戻るようにしたが、マグネット70
aの位置を移動させてベース枠10が所定角度傾いた位
置に戻るようにしてもよい。
【0020】このようにベース枠10の位置を予め所望
角度回転させた位置に戻るようにすれば、帽子等の被刺
繍物の中心位置より外れた位置に刺繍をしたい場合で
も、刺繍機が自動的に刺繍する位置にベース枠10を回
動させるため、刺繍位置を正確に定めることができる。
角度回転させた位置に戻るようにすれば、帽子等の被刺
繍物の中心位置より外れた位置に刺繍をしたい場合で
も、刺繍機が自動的に刺繍する位置にベース枠10を回
動させるため、刺繍位置を正確に定めることができる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、刺繍開始前にベース枠
が制御手段によって所定位置に戻されるため、マニュア
ル操作でベース枠を所定位置に戻す必要がない。また、
いつでも刺繍をスタートさせるX、Y座標を同座標とす
ることができる。
が制御手段によって所定位置に戻されるため、マニュア
ル操作でベース枠を所定位置に戻す必要がない。また、
いつでも刺繍をスタートさせるX、Y座標を同座標とす
ることができる。
【0022】更に、ホルダーに回転挟持体を配設した場
合には、ベース枠が回動中心軸を中心に回動しても、ベ
ース枠がホルダーと共通の回動中心軸で保持されている
とともに、ベース枠の内外周を回転挟持体で挟持してい
るためベース枠の振動等を防ぎ運動を安定させることが
できる。従って、刺繍精度を向上させることが可能とな
る。
合には、ベース枠が回動中心軸を中心に回動しても、ベ
ース枠がホルダーと共通の回動中心軸で保持されている
とともに、ベース枠の内外周を回転挟持体で挟持してい
るためベース枠の振動等を防ぎ運動を安定させることが
できる。従って、刺繍精度を向上させることが可能とな
る。
【図1】本発明の刺繍枠駆動装置の分解斜視図を示す。
【図2】本発明の刺繍枠駆動装置の断面図を示す。
【図3】図2のC−C線に沿う断面図を示す。
【図4】図2のD−D線に沿う断面図を示す。
10 ベース枠 20 刺繍枠 30 ホルダー 40 連結部材(連結手段) 50 回動中心軸 60 モータ(回動手段) 70a マグネット 70b 磁気近接スイッチ
Claims (2)
- 【請求項1】 刺繍機に突設される回動中心軸と、該回
動中心軸に軸方向移動可能及び周方向回動可能に配設さ
れ刺繍枠を保持するベース枠と、前記回動中心軸に軸方
向移動可能に配設されるホルダーと、前記ベース枠を周
方向回動可能に前記ホルダーと連結する連結手段と、前
記ホルダーに配設され前記ベース枠を回動させる回動手
段と、前記ホルダーに対する前記ベース枠の相対回転角
度を検出する検知手段と、該検知手段の検出した角度に
基づいて刺繍を開始する所定位置に前記ベース枠を位置
させるように前記回動手段の駆動を制御する制御手段を
備えたことを特徴とする刺繍枠駆動装置。 - 【請求項2】 刺繍機に突設される回動中心軸と、該回
動中心軸に軸方向移動可能及び周方向回動可能に配設さ
れ刺繍枠を保持するベース枠と、前記回動中心軸に軸方
向移動可能に配設されるホルダーと、前記ベース枠を周
方向回動可能に前記ホルダーと連結する連結手段と、前
記ホルダーに配設され前記ベース枠を摺動可能に挟持す
る回転挟持体と、前記ホルダーに配設され前記ベース枠
を回動させる回動手段を備えたことを特徴とする刺繍枠
駆動装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27407991A JP3186118B2 (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | 刺繍枠駆動装置 |
US07/964,031 US5277140A (en) | 1991-10-22 | 1992-10-21 | Base frame driving device of an embroidering machine |
DE4235495A DE4235495C2 (de) | 1991-10-22 | 1992-10-21 | Antriebsvorrichtung für einen Grundrahmen einer Stickmaschine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27407991A JP3186118B2 (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | 刺繍枠駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05117957A JPH05117957A (ja) | 1993-05-14 |
JP3186118B2 true JP3186118B2 (ja) | 2001-07-11 |
Family
ID=17536688
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27407991A Expired - Fee Related JP3186118B2 (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | 刺繍枠駆動装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5277140A (ja) |
JP (1) | JP3186118B2 (ja) |
DE (1) | DE4235495C2 (ja) |
Families Citing this family (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5505912A (en) * | 1992-02-18 | 1996-04-09 | Cryptonics Corporation | Lamp cooling for a UV lamp reactor assembly |
JP2958945B2 (ja) * | 1993-04-27 | 1999-10-06 | ブラザー工業株式会社 | 刺繍ミシン用帽子枠構造 |
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