JP3081901B2 - γ−ポリグルタミン酸の製造法 - Google Patents
γ−ポリグルタミン酸の製造法Info
- Publication number
- JP3081901B2 JP3081901B2 JP28306991A JP28306991A JP3081901B2 JP 3081901 B2 JP3081901 B2 JP 3081901B2 JP 28306991 A JP28306991 A JP 28306991A JP 28306991 A JP28306991 A JP 28306991A JP 3081901 B2 JP3081901 B2 JP 3081901B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polyglutamic acid
- acid
- levan
- producing
- polyglutamic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食品、化粧品、医薬等
の分野で、増粘剤、バインダー、保湿剤、担体、徐放性
材料等に利用が期待されるγ−ポリグルタミン酸の、ビ
オチン要求性株のバチルス(Bacillus)属微生
物を用いた発酵による製造法に関する。
の分野で、増粘剤、バインダー、保湿剤、担体、徐放性
材料等に利用が期待されるγ−ポリグルタミン酸の、ビ
オチン要求性株のバチルス(Bacillus)属微生
物を用いた発酵による製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】微生物を用いたγ−ポリグルタミン酸の
製造法として、特公昭43−24472号公報に記載の
方法等が知られている。
製造法として、特公昭43−24472号公報に記載の
方法等が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ビオチン要求性株のバ
チルス(Bacillus)属微生物を培養してγ−ポ
リグルタミン酸を製造する方法に関して、ビオチンの他
にグルタミン酸およびグルコースが必須因子であるとい
う報告がある[日本農芸化学会誌,36巻,1000頁
(1962)等]。しかし、発酵液中のγ−ポリグルタ
ミン酸の蓄積量が少ないこと(数g/l)、さらにレバ
ン(フルクトースの重合体)を生成する等の問題点があ
った。
チルス(Bacillus)属微生物を培養してγ−ポ
リグルタミン酸を製造する方法に関して、ビオチンの他
にグルタミン酸およびグルコースが必須因子であるとい
う報告がある[日本農芸化学会誌,36巻,1000頁
(1962)等]。しかし、発酵液中のγ−ポリグルタ
ミン酸の蓄積量が少ないこと(数g/l)、さらにレバ
ン(フルクトースの重合体)を生成する等の問題点があ
った。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、ビオチン
要求性株のバチルス属(Bacillus)微生物を培
養してγ−ポリグルタミン酸を発酵生産する際に、培地
中にグルタミン酸、クエン酸および硫酸アンモニウムを
含有させることによって、レバンの生成を抑え、高収率
でγ−ポリグルタミン酸を生産できることを見いだし
た。以下に本発明を詳細に説明する。なお、以下で示さ
れる%は、wt/v%のことである。
要求性株のバチルス属(Bacillus)微生物を培
養してγ−ポリグルタミン酸を発酵生産する際に、培地
中にグルタミン酸、クエン酸および硫酸アンモニウムを
含有させることによって、レバンの生成を抑え、高収率
でγ−ポリグルタミン酸を生産できることを見いだし
た。以下に本発明を詳細に説明する。なお、以下で示さ
れる%は、wt/v%のことである。
【0005】本発明に使用できる微生物は、ビオチン要
求性のバチルス属(Bacillus)微生物でγ−ポ
リグルタミン酸を発酵液中に蓄積する菌株であればいず
れも使用可能である。代表的なものとしてバチルス・ズ
ブチリス(Bacillussubtilis)が挙げ
られ、その具体例としてIFO3009株、同3013
株、同3335株、同3336株、同3936株、同1
3169株、ATCC15245株等が挙げられるがこ
れらに限定されない。
求性のバチルス属(Bacillus)微生物でγ−ポ
リグルタミン酸を発酵液中に蓄積する菌株であればいず
れも使用可能である。代表的なものとしてバチルス・ズ
ブチリス(Bacillussubtilis)が挙げ
られ、その具体例としてIFO3009株、同3013
株、同3335株、同3336株、同3936株、同1
3169株、ATCC15245株等が挙げられるがこ
れらに限定されない。
【0006】本発明に使用するグルタミン酸の含有量
は、好ましくは1〜10%、更に好ましくは2〜5%で
ある。含有量が少ないと、γ−ポリグルタミン酸の生産
量が少なかったり、あるいは全く生産しない。また、含
有量が多いと菌が増殖しない場合があり、増殖しても発
酵液中に多量のグルタミン酸が残存し効率が良くない。
用いられるグルタミン酸は、アルカリ金属塩(例えば、
ナトリウム塩)の形でも差し支えない。
は、好ましくは1〜10%、更に好ましくは2〜5%で
ある。含有量が少ないと、γ−ポリグルタミン酸の生産
量が少なかったり、あるいは全く生産しない。また、含
有量が多いと菌が増殖しない場合があり、増殖しても発
酵液中に多量のグルタミン酸が残存し効率が良くない。
用いられるグルタミン酸は、アルカリ金属塩(例えば、
ナトリウム塩)の形でも差し支えない。
【0007】本発明に使用するクエン酸の含有量は、好
ましくは1〜10%、更に好ましくは2〜5%である。
含有量が少ないと、γ−ポリグルタミン酸の生産量が少
ないばかりでなく、レバンの生成比率が高くなる。ま
た、含有量が多いと菌が増殖しない場合があり、増殖し
ても発酵液中に多量のクエン酸が残存し効率が良くな
い。用いられるクエン酸は、アルカリ金属塩(例えば、
ナトリウム塩)の形でも差し支えない。
ましくは1〜10%、更に好ましくは2〜5%である。
含有量が少ないと、γ−ポリグルタミン酸の生産量が少
ないばかりでなく、レバンの生成比率が高くなる。ま
た、含有量が多いと菌が増殖しない場合があり、増殖し
ても発酵液中に多量のクエン酸が残存し効率が良くな
い。用いられるクエン酸は、アルカリ金属塩(例えば、
ナトリウム塩)の形でも差し支えない。
【0008】本発明に使用する硫酸アンモニウムの含有
量は、好ましくは0.1〜2%、更に好ましくは0.2
〜1%である。硫酸アンモニウムを含有させなくともγ
−ポリグルタミン酸を生産するが、少量であり、レバン
の生成比率が高い。含有量が多いと、菌が増殖せずγ−
ポリグルタミン酸を生産しない。
量は、好ましくは0.1〜2%、更に好ましくは0.2
〜1%である。硫酸アンモニウムを含有させなくともγ
−ポリグルタミン酸を生産するが、少量であり、レバン
の生成比率が高い。含有量が多いと、菌が増殖せずγ−
ポリグルタミン酸を生産しない。
【0009】本発明に使用する培地には、上記のグルタ
ミン酸、クエン酸、硫酸アンモニウムの他に、適量のビ
オチンおよび無機物が用いられる。無機物としてはリン
酸イオン、ナトリウムイオン、カリウムイオン、マグネ
シウムイオン、カルシウムイオン、鉄イオン、マンガン
イオン等が挙げられ、これらは0.001〜1%の範囲
で含有される。
ミン酸、クエン酸、硫酸アンモニウムの他に、適量のビ
オチンおよび無機物が用いられる。無機物としてはリン
酸イオン、ナトリウムイオン、カリウムイオン、マグネ
シウムイオン、カルシウムイオン、鉄イオン、マンガン
イオン等が挙げられ、これらは0.001〜1%の範囲
で含有される。
【0010】培養は、好気的条件下で、振とう培養、攪
拌培養などで行う。培養温度は、25〜45℃が好まし
く、30〜40℃が更に好ましい。培養液は中性付近が
好ましく、pH6〜8が適当である。pHの調整には、
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、塩酸、硫酸などを
用いて行う。通常、1〜5日間の培養でγ−ポリグルタ
ミン酸は発酵液中に蓄積される。
拌培養などで行う。培養温度は、25〜45℃が好まし
く、30〜40℃が更に好ましい。培養液は中性付近が
好ましく、pH6〜8が適当である。pHの調整には、
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、塩酸、硫酸などを
用いて行う。通常、1〜5日間の培養でγ−ポリグルタ
ミン酸は発酵液中に蓄積される。
【0011】上記発酵液からのγ−ポリグルタミン酸の
単離は、公知の方法により行うことができる。すなわ
ち、遠心沈降、自然沈降、微細孔を有するフィルター濾
過等により菌体を除去した後、3〜4倍容のエタノー
ル、メタノール、アセトン等の親水性有機溶媒を添加し
て得た沈澱物を水に溶解し不溶物を除去し、低分子化合
物を透析、限外濾過等により除去して単離する方法や、
菌体を除去した発酵液をpH6.5付近に調整し、飽和
硫酸銅水溶液を添加して沈澱させる方法により行うこと
ができる。
単離は、公知の方法により行うことができる。すなわ
ち、遠心沈降、自然沈降、微細孔を有するフィルター濾
過等により菌体を除去した後、3〜4倍容のエタノー
ル、メタノール、アセトン等の親水性有機溶媒を添加し
て得た沈澱物を水に溶解し不溶物を除去し、低分子化合
物を透析、限外濾過等により除去して単離する方法や、
菌体を除去した発酵液をpH6.5付近に調整し、飽和
硫酸銅水溶液を添加して沈澱させる方法により行うこと
ができる。
【0012】
【実施例】次に、本発明を実施例により更に詳細に説明
する。
する。
【0013】実施例1 グルタミン酸3g、クエン酸2g、硫酸アンモニウム
0.5g、KH2 PO40.1g、Na2 HPO4 ・1
2H2 O0.1g、MgSO4 ・7H2 O0.05g、
MnSO4 ・nH2 O0.002g、FeCl3 ・6H
2 O0.005g、ビオチン50μgを蒸留水に溶かし
たpH7.5(水酸化ナトリウムで調整)の培地100
mlを調製し、500ml坂口フラスコに入れ、121℃、
15分間蒸気殺菌後、バチルス・ズブチリスIFO33
35株(Bacillus subtilis)を接種
し、37℃、72時間、120回/分で好気的振とう培
養を行った。
0.5g、KH2 PO40.1g、Na2 HPO4 ・1
2H2 O0.1g、MgSO4 ・7H2 O0.05g、
MnSO4 ・nH2 O0.002g、FeCl3 ・6H
2 O0.005g、ビオチン50μgを蒸留水に溶かし
たpH7.5(水酸化ナトリウムで調整)の培地100
mlを調製し、500ml坂口フラスコに入れ、121℃、
15分間蒸気殺菌後、バチルス・ズブチリスIFO33
35株(Bacillus subtilis)を接種
し、37℃、72時間、120回/分で好気的振とう培
養を行った。
【0014】発酵液を遠心沈降によって除菌した後、4
倍容のメタノールを加え、生じた沈澱物を回収した。こ
の沈澱物を蒸留水100mlに溶解し、不溶物を遠心分離
によって除いた後、透析を行い、凍結乾燥してγ−ポリ
グルタミン酸の白色粉末1.06gを得た。また、ゲル
濾過クロマトグラフィーにより、分子量は約110万、
γ−ポリグルタミン酸/レバン比は99/1(示差屈折
計で検出したピーク面積より算出した)であった。
倍容のメタノールを加え、生じた沈澱物を回収した。こ
の沈澱物を蒸留水100mlに溶解し、不溶物を遠心分離
によって除いた後、透析を行い、凍結乾燥してγ−ポリ
グルタミン酸の白色粉末1.06gを得た。また、ゲル
濾過クロマトグラフィーにより、分子量は約110万、
γ−ポリグルタミン酸/レバン比は99/1(示差屈折
計で検出したピーク面積より算出した)であった。
【0015】実施例2 グルタミン酸量を5gとしたこと以外は実施例1と同様
に培養を行い、γ−ポリグルタミン酸の白色粉末0.8
0gを得た。分子量は約80万、γ−ポリグルタミン酸
/レバン比は99/1であった。
に培養を行い、γ−ポリグルタミン酸の白色粉末0.8
0gを得た。分子量は約80万、γ−ポリグルタミン酸
/レバン比は99/1であった。
【0016】実施例3 グルタミン酸量を2gとしたこと以外は実施例1と同様
に培養を行い、γ−ポリグルタミン酸の白色粉末0.7
8gを得た。分子量は約105万、γ−ポリグルタミン
酸/レバン比は99/1であった。
に培養を行い、γ−ポリグルタミン酸の白色粉末0.7
8gを得た。分子量は約105万、γ−ポリグルタミン
酸/レバン比は99/1であった。
【0017】実施例4 クエン酸量を5gとしたこと以外は実施例1と同様に培
養を行い、γ−ポリグルタミン酸の白色粉末0.75g
を得た。分子量は約150万、γ−ポリグルタミン酸/
レバン比は99/1であった。
養を行い、γ−ポリグルタミン酸の白色粉末0.75g
を得た。分子量は約150万、γ−ポリグルタミン酸/
レバン比は99/1であった。
【0018】実施例5 硫酸アンモニウム量を0.2gとしたこと以外は実施例
1と同様に培養を行い、γ−ポリグルタミン酸の白色粉
末0.80gを得た。分子量は約30万、γ−ポリグル
タミン酸/レバン比は94/6であった。
1と同様に培養を行い、γ−ポリグルタミン酸の白色粉
末0.80gを得た。分子量は約30万、γ−ポリグル
タミン酸/レバン比は94/6であった。
【0019】実施例6 硫酸アンモニウム量を1gとしたこと以外は実施例1と
同様に培養を行い、γ−ポリグルタミン酸の白色粉末
1.12gを得た。分子量は約200万、γ−ポリグル
タミン酸/レバン比は100/0であった。
同様に培養を行い、γ−ポリグルタミン酸の白色粉末
1.12gを得た。分子量は約200万、γ−ポリグル
タミン酸/レバン比は100/0であった。
【0020】実施例7 バチルス・ズブチリスIFO3335株(Bacill
us subtilis)の代わりにバチルス・ズブチ
リスIFO13169株を用いたこと以外は実施例1と
同様に培養を行い、γ−ポリグルタミン酸の白色粉末
1.03gを得た。分子量は約120万、γ−ポリグル
タミン酸/レバン比は97/3であった。
us subtilis)の代わりにバチルス・ズブチ
リスIFO13169株を用いたこと以外は実施例1と
同様に培養を行い、γ−ポリグルタミン酸の白色粉末
1.03gを得た。分子量は約120万、γ−ポリグル
タミン酸/レバン比は97/3であった。
【0021】比較例1 グルタミン酸3g、硫酸アンモニウム0.5g、KH2
PO4 0.1g、Na 2 HPO4 ・12H2 O0.1
g、MgSO4 ・7H2 O0.05g、MnSO 4 ・n
H2 O0.002g、FeCl3 ・6H2 O0.005
g、ビオチン50μgを蒸留水に溶かしたpH7.5
(水酸化ナトリウムで調整)の溶液50mlを調製し、5
00ml坂口フラスコに入れ、121℃、15分間蒸気殺
菌を行った。さらにグルコース2gを蒸留水に溶かした
pH7.5(水酸化ナトリウムで調整)の液50mlを調
製し、ろ過滅菌を行ない、前記溶液に加え培地とした。
以下は実施例1と同様に培養を行い、γ−ポリグルタミ
ン酸の白色粉末0.15gを得た。分子量は約140
万、ポリグルタミン酸/レバン比は77/23であっ
た。
PO4 0.1g、Na 2 HPO4 ・12H2 O0.1
g、MgSO4 ・7H2 O0.05g、MnSO 4 ・n
H2 O0.002g、FeCl3 ・6H2 O0.005
g、ビオチン50μgを蒸留水に溶かしたpH7.5
(水酸化ナトリウムで調整)の溶液50mlを調製し、5
00ml坂口フラスコに入れ、121℃、15分間蒸気殺
菌を行った。さらにグルコース2gを蒸留水に溶かした
pH7.5(水酸化ナトリウムで調整)の液50mlを調
製し、ろ過滅菌を行ない、前記溶液に加え培地とした。
以下は実施例1と同様に培養を行い、γ−ポリグルタミ
ン酸の白色粉末0.15gを得た。分子量は約140
万、ポリグルタミン酸/レバン比は77/23であっ
た。
【0022】比較例2 グルタミン酸を添加しないこと以外は実施例1と同様に
培養を行ったが、γ−ポリグルタミン酸は得られなかっ
た。
培養を行ったが、γ−ポリグルタミン酸は得られなかっ
た。
【0023】比較例3 クエン酸を添加しないこと以外は実施例1と同様に培養
を行ったが、γ−ポリグルタミン酸は得られなかった。
を行ったが、γ−ポリグルタミン酸は得られなかった。
【0024】比較例4 硫酸アンモニウムを添加しないこと以外は実施例1と同
様に培養を行い、γ−ポリグルタミン酸の白色粉末0.
09gを得た。分子量は約10万、γ−ポリグルタミン
酸/レバン比は76/24であった。
様に培養を行い、γ−ポリグルタミン酸の白色粉末0.
09gを得た。分子量は約10万、γ−ポリグルタミン
酸/レバン比は76/24であった。
【0025】比較例5 バチルス・ズプチリスIFO3335株(Bacill
us subtilis)の代わりにバチルス・ズブチ
リスIFO13169株を用いたこと以外は比較例1と
同様に培養を行い、γ−ポリグルタミン酸の白色粉末
0.10gを得た。分子量は約110万、γ−ポリグル
タミン酸/レバン比は81/19であった。
us subtilis)の代わりにバチルス・ズブチ
リスIFO13169株を用いたこと以外は比較例1と
同様に培養を行い、γ−ポリグルタミン酸の白色粉末
0.10gを得た。分子量は約110万、γ−ポリグル
タミン酸/レバン比は81/19であった。
【0026】
【発明の効果】実施例から明らかなように、本発明の製
造法により、γ−ポリグルタミン酸の収率が向上し、さ
らにレバンの副生を大幅に抑制できた。
造法により、γ−ポリグルタミン酸の収率が向上し、さ
らにレバンの副生を大幅に抑制できた。
Claims (2)
- 【請求項1】 ビオチン要求性株のバチルス(Baci
llus)属微生物を培地に接種し、好気的培養を行
い、γ−ポリグルタミン酸を発酵生産する方法におい
て、該培地が、グルタミン酸、クエン酸および硫酸アン
モニウムを含有していることを特徴とするγ−ポリグル
タミン酸の製造法。 - 【請求項2】 グルタミン酸、クエン酸および硫酸アン
モニウムの培地中の含有量がそれぞれ1〜10wt/v
%、1〜10wt/v%および0.1〜2wt/v%で
あることを特徴とする請求項1記載のγ−ポリグルタミ
ン酸の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28306991A JP3081901B2 (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | γ−ポリグルタミン酸の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28306991A JP3081901B2 (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | γ−ポリグルタミン酸の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05304977A JPH05304977A (ja) | 1993-11-19 |
JP3081901B2 true JP3081901B2 (ja) | 2000-08-28 |
Family
ID=17660805
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28306991A Expired - Lifetime JP3081901B2 (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | γ−ポリグルタミン酸の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3081901B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009038194A1 (ja) | 2007-09-20 | 2009-03-26 | Kao Corporation | 組換え微生物及びポリ-ガンマ-グルタミン酸の製造方法 |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6656721B1 (en) * | 2000-08-08 | 2003-12-02 | Roche Vitamins, Inc. | Polynucleotide portions of the biotin operon from B. subtilis for use in enhanced fermentation |
EP1685845A4 (en) * | 2003-11-19 | 2009-02-11 | Meiji Seika Kaisha | SIALOGOGY AND COMPOSITION CONTAINING THE SAME, ORAL COMPOSITION AND FOOD COMPOSITION |
CN103820508A (zh) * | 2014-01-27 | 2014-05-28 | 广东省微生物研究所 | 稀土元素在地衣芽孢杆菌发酵产生γ-聚谷氨酸中的应用 |
CN110117625A (zh) * | 2019-05-15 | 2019-08-13 | 烟台东方蛋白科技有限公司 | 一种利用粉丝加工工艺废水发酵生产聚谷氨酸的工艺 |
CN113912464A (zh) * | 2021-11-18 | 2022-01-11 | 五家渠慧尔生物科技有限公司 | 一种聚谷氨酸颗粒的制备方法及应用 |
CN117186395B (zh) * | 2023-09-13 | 2024-07-23 | 南京轩凯生物科技股份有限公司 | 一种聚谷氨酸钙的制备方法及其应用 |
-
1991
- 1991-10-29 JP JP28306991A patent/JP3081901B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009038194A1 (ja) | 2007-09-20 | 2009-03-26 | Kao Corporation | 組換え微生物及びポリ-ガンマ-グルタミン酸の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05304977A (ja) | 1993-11-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN109609408B (zh) | 一株γ-聚谷氨酸高产菌株及利用该菌株进行液体发酵制备γ-聚谷氨酸的方法 | |
JP3081901B2 (ja) | γ−ポリグルタミン酸の製造法 | |
JPH03130084A (ja) | トレハロースの製造法 | |
JP4431766B2 (ja) | 多糖類の生産方法 | |
US5155030A (en) | Process for preparing optically active (R)-(-)-3-halo-1,2-propanediol from an epihalohydrin by a strain of corynebacterium or microbacterium | |
JP2654825B2 (ja) | 新規環状イヌロオリゴ糖およびその製造法 | |
JPH0427237B2 (ja) | ||
JP3915505B2 (ja) | ε−ポリ−L−リジンの製造法 | |
JPH0714355B2 (ja) | L−カルニチンの調製方法 | |
JP2019198296A (ja) | トロポロン類の製造方法 | |
JPS5923794B2 (ja) | ジヒドロキシアセトンの製造法 | |
JP3030916B2 (ja) | βーグルコオリゴ糖の製造方法 | |
JP2936663B2 (ja) | Fr901228物質の製造方法 | |
JP2002363279A (ja) | ポリ−γ−グルタミン酸の製造方法 | |
US4086138A (en) | Process for producing glucose isomerase | |
JP2698226B2 (ja) | 高粘性bs−1物質の製造法 | |
JP2797295B2 (ja) | 新規微生物および新規微生物を使用するメナキノン−4の製造法 | |
JP2868237B2 (ja) | 新規生理活性物質om―6519およびその製造法 | |
JPH07284395A (ja) | L−リンゴ酸重合物の製造法 | |
JP2690779B2 (ja) | L―アスコルビン酸誘導体及びその製造法 | |
JPS5857155B2 (ja) | 発酵法によるコエンチ−ムq↓1↓0の製造法 | |
JP2901458B2 (ja) | ゲンチアノースの製造方法 | |
JPS63188392A (ja) | 3−クロロ乳酸の製造法 | |
JP2002095492A (ja) | β−1,3;1,4−マンナンの製造方法 | |
JPH0144721B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |