JP2840043B2 - Inkjet recording method - Google Patents
Inkjet recording methodInfo
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- JP2840043B2 JP2840043B2 JP7130690A JP13069095A JP2840043B2 JP 2840043 B2 JP2840043 B2 JP 2840043B2 JP 7130690 A JP7130690 A JP 7130690A JP 13069095 A JP13069095 A JP 13069095A JP 2840043 B2 JP2840043 B2 JP 2840043B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェット記録
法、とりわけ、多色インクジェット記録の改良方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録法は、種々のインク
吐出方式(例えば、静電吸引方式、圧電素子を用いてイ
ンクに機械的振動又は変位を与える方式、インクを加熱
して発泡させその圧力を利用する方式等)により、イン
クの小滴を発生させこれを飛翔させ、それらの一部若し
くは全部を、紙などの被記録材に付着させて記録を行う
ものであるが、騒音の発生が少なく、高速印字、多色印
字が行える記録法として注目されている。
【0003】インクジェット記録用のインクとしては、
安全性、印刷適性の面から主に水系のものが使用されて
おり、一方、被記録材としては、従来通常の紙が一般的
に使用されてきた。液状のインクを用いて記録を行う場
合には、一般にインクが記録用紙上で滲んで印字がぼけ
たりしないことが必要であり、またインクが記録後可及
的速やかに乾燥して不意に紙面を汚染しないことが望ま
しい。
【0004】そして、とりわけ二色以上の異色のインク
を用いる多色インクジェット記録方式においては、
1)インクの被記録材への吸収が速やかであって異色の
インクドットの重複があった場合でも、後で付着したイ
ンクが前に付着したインクと混合したり、インクドット
を乱したり、流れ出したりしないこと、
2)インク滴が被記録材上で拡散し,インクドットの径
が必要以上に大きくならないこと、
3)インクドットの形状が真円に近く、またその周辺が
滑らかであること、
4)インクドットの濃度が高く、ドット周辺がぼけない
こと、
5)被記録材の色が白く、インクドットとのコントラス
トが大きいこと、
6)インクの色が、被記録材のいかんにより変化しない
こと、
7)被記録材の寸法変動(例えば、しわ、のび)が記録
前後で少ないこと、
等の諸要求を満足させる必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
これらの要求を満足させるには、用いる被記録材の特性
に負うところが非常に大きいことは理解されているが、
現実には、いわゆるサイジングした普通紙やコート紙の
いずれにおいても、叙上の諸要求に応える程度の被記録
材は未だ見当たらない状況にある。
【0006】すなわち、サイジングした普通紙では、イ
ンクは紙面方向に拡散して、いわゆる滲みを生ずること
は抑えられるが、逆にインクの吸収性が悪化してインク
定着所用時間が長くなるとともに、インク同志の重複が
あったときに異色のインクの混合が起きたり、インクド
ットの不要な拡大や乱れが生ずる等の不都合がある。
【0007】また、このような不都合に鑑み、親水性樹
脂塗料を基紙表面に塗布したコート紙が提案されている
が、このようなコート紙によればインク中の染料の浸透
度合が大きくなり過ぎてかえってドットの径が大きくな
りやすく、ドットの周辺がぼけやすいし、また吸湿の度
合いかんによって用紙の形状変化や寸法変化が大きい。
加えて、このコート紙においては基紙からのコート材の
剥離により記録品位が低下したり、更には基紙表面に一
様な物性のコート層を設けること自体が技術的に非常に
困難である等の不都合が見られる。
【0008】本発明の目的は、叙上の技術分野において
従来技術が解決し得なかった諸課題を全て満足させるこ
とにある。とりわけ、本発明ではインクジェット記録方
式による複数のカラーインクを用いたフルカラー画像の
記録における上記諸要求を満足させることにある。上記
及び他の目的は、以下の本発明によって達成される。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明のイン
クジェット記録方法は、異色のインクを使用して、イン
クの液滴を形成し、この液滴を、被覆層を支持体上に設
けて成る被記録材の該被覆層表面に付着させて記録を行
うインクジェット記録方法において、前記被覆層が、前
記支持体表面に水溶性高分子を主体とする結着剤によっ
て固着された無機顔料粒子を主体として含有し、かつ該
無機顔料粒子が前記支持体全面を被覆してなるものであ
り、前記無機顔料粒子の粒子径dと前記液滴の径Dとの
比が0.03≦d/D≦0.3であり、前記液滴の径D
が20μm〜1000μmの範囲内にあることを特徴と
する。
【0010】本発明のインクジェット記録方法に用いる
被記録材は、少なくとも、イエロー、マゼンタ、シアン
の3色のインクを用いた場合において、これらの少なく
とも3色分のインク液滴を受容可能なインク吸収性を有
するものであることが好ましい。また、この被記録材
は、その被覆層に付着した液滴の滲み度が、2.4〜
2.7の範囲にあるのが好ましい。
【0011】本発明において用いられる被記録材の被覆
層は、そこに付与されたインクの液滴を吸収する被記録
層としての機能を有する。この被覆層は、上述のとお
り、無機顔料粒子を主体として構成され、この主成分と
しての無機顔料粒子は、支持体表面の全面を被覆するよ
うに結着剤により固着される。このような構成の被覆層
は、例えば後述の塗工液組成や塗工量によって得ること
ができる。
【0012】該被記録材の支持体としては、紙を使用す
るのが適当であるが、布、多孔性樹脂、木材等の多孔質
材料や、樹脂、金属、ガラス等の非多孔質材料も使用で
き、これらのいずれを選定するかは記録目的や用途によ
り異なる。
【0013】一方、該被覆層の主成分である無機顔料粒
子としては、例えばシリカ、クレー、タルク、ケイソウ
土、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、
酸化チタン、酸化亜鉛、サチンホワイト、ケイ酸アルミ
ニウム、リトポン、アルミナ、ゼオライト等の白色系無
機顔料からなる粒子が挙げられる。
【0014】これら無機顔料粒子は記録に用いられるイ
ンクの液滴の径に応じて適当なものを選択する必要があ
る。すなわち、液滴の径が大きくなると、被記録材に付
着するインクの量が多くなり、被記録材としてはインク
吸収性の大きいものを使用することが望ましく、インク
吸収性が不足した場合には付着したインクが流れてしま
う。被記録材のインク吸収性は被覆層に添加される無機
顔料粒子の粒径によって調節することが可能であり、一
般に無機顔料粒子の粒径が大きい方がインク吸収性が大
きい。しかし、無機顔料粒子の粒径がインクに液滴の径
に比例して余りにも大きければ、印字ドットの真円性が
低下し、また被記録材表面の平滑性も低下する。
【0015】インクジェット記録法におけるインクの液
滴の径は、一般に20μm及至1,000μmの範囲内
にあるが、インク吸収性が良く、印字ドットの真円性を
損なわない範囲として、前記無機顔料粒子の粒子径dは
前記液滴の径Dに対して0.03≦d/D≦0.3であ
るべきことが解明された。d/Dが0.03未満の場合
には、必要なインク吸収性を得るためには無機顔料粒子
に対する結着剤の使用量を極端に少なくしなければなら
ず、この場合には被覆層が脱離しやすく実用性はない。
逆にd/Dが0.3を越えると、印字ドットの真円性が
損なわれ、良好な画像がえられない。
【0016】また、被覆層に含有される無機顔料粒子は
色素吸着性の高いもの程好ましく、更には多孔性構造を
有するものであることが好ましい。これは、インク中の
色素がインク吸収層としての被覆層の最表層に補足され
た方が呈色性が良好となるためである。
【0017】他方、該結着剤としては、デンプン、ゼラ
チン、カゼイン、アラビアゴム、アルギン酸ソーダ、カ
ルボキシルメチルセルロース、ポリビニルアルコール、
ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸ソーダ、ポリア
クリルアミド等の水溶性高分子;合成ゴムラテックス等
の合成樹脂ラテックス、ポリビニルブチラール、ポリビ
ニルクロライド、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリロニトリ
ル、ポリメチルメタクリレート、ポリビニルホルマー
ル、メラミン樹脂、ポリアミド樹脂、フェノール樹脂、
ポリウレタン樹脂、アルキッド樹脂等の有機溶剤可溶性
樹脂などが挙げられ、これらの1種以上が用いられる
が、該結着剤は水溶性高分子を主体として構成される。
また、被覆層には、分散剤、蛍光染料、pH調整剤、消
泡剤、潤滑剤、防腐剤、界面活性剤等の各種添加剤を混
合させることもできる。
【0018】本発明の方法に使用するのが適当な被記録
材は、これらの無機顔料粒子を主体とする被覆層形成用
の各種成分を水等の媒体中に分散させて調製した塗工液
をロールコーティング法、ロッドバーコーティング法、
スプレーコーティング法、エアナイフコーティング法等
により支持体上に塗工し、その後可及的速やかに乾燥さ
せて作製される。塗工液中の無機顔料粒子と結着剤の混
合比としては、一般に無機顔料粒子100重量部に対し
て結着剤が10及至100重量部が適当であり、無機顔
料粒子の平均粒径が大きいときには、できるだけ結着剤
の量を少なく用いることが好結果をもたらす。支持体上
の被覆層の量は乾燥塗工量で、通常1〜50g/m2程
度、好ましくは2〜30g/m2程度の量とするのがよ
い。
【0019】第1図は、このようにして作成された本発
明の記録方法に使用するのが適当な被記録材の被覆層表
面の約1000倍の走査電顕写真から得られた拡大平面
図であり、その独特な表面状態がよく示されている。す
なわち、被覆層の主成分である比較的大きな粒径の不定
形の無機顔料粒子が支持体全面にわたって無作為に載置
されたままの状態で被覆層の表面に現われ、それら粒子
の間にインク吸収孔として機能する大きな空隙が多数散
在し、いわば大小様々な瓦礫を散在させたとでも表現す
べき表面構造をとっている。もちろん、これら表面に現
れた無機顔料粒子も結着剤により被覆層内に固定される
ものであり、被覆層から容易には脱離しない。
【0020】このような支持体上に無機顔料粒子を含有
する被覆層を設けてなる被記録材を用いてインクジェッ
ト記録を行うにあたって、被覆層中の無機顔料粒子の粒
子径とインク液滴の径を先に述べた特定の関係に保ちつ
つ記録を行う本発明の方法によれば、異色のインクが短
時間内に同一箇所に重複して付着した場合にもインクの
流れ出しや滲み出し現象がなく、高解像度の鮮明な画像
が得られる。しかも、発色性においても優れた特性を発
揮させることができ、フルカラーの記録を行う場合のイ
ンクジェット記録法として優れたものである。
【0021】
【実施例】以下実施例に従って、本発明の方法を更に詳
細に説明する。
実施例1〜15、比較例1〜9
無機顔料粒子を種々変更し(使用した無機顔料粒子の内
訳は表1に示す)、下記組成に基づき8種の塗工用組成
物を作成した。
【0022】
無機顔料粒子 100重量部
ポリビニルアルコール 25重量部
SBRラテックス 5重量部
水 500重量部
【0023】
【表1】
一方、支持体として65g/m2の一般上質紙を使用
し、この支持体上に上記8種の塗工用組成物を各々乾燥
塗工量20g/m2の割合でブレードコーター法により
塗工し、常法により乾燥させて被記録材を得た。なお、
実施例7〜8で使用したこの被記録材の被覆層表面の約
1000倍の走査型電顕写真は第1図に示すようなもの
であった。
【0024】この被記録材を使用し、インクの液滴の径
を種々変更しつつインクジェット記録を行った。記録結
果の評価は下記の方法に基づき行った。
[ドット濃度]さくらマイクロデンシドメーターPMD
−5(小西六写真工業(株)製)を用いて測定した。
[ドット形状]印字ドットを実体顕微鏡で観察して、ほ
ぼ円形のものを○、円形が多少くずれたものを△、不定
形のものを×とした。
[滲み度]印字ドットの直径を実体顕微鏡で測定し、イ
ンクドロップレットの何倍になったかで示した。
[色彩性]シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4
色のインクを使用して記録した画像につきその色の鮮明
さを肉眼で観察評価した。
[インク吸収性]シアン、マゼンタ、イエローの3色の
インクを重ね打ちし、1秒後に指でこすり、指にインク
の付かないものを○、付くものを×とした。
【0025】この評価結果を表2に示す。
【0026】
【表2】【0027】
【発明の効果】本発明の方法によれば、支持体を全面被
覆する無機顔料粒子を主体として含有してなる被覆層を
有する被記録材に対してインクジェット記録を行う際
に、被記録材の有する被覆層中の無機顔料粒子の粒子径
とインクの液滴の径を特定の関係に保ちつつ記録を行う
ので、異色のインクが短時間内に同一箇所に重複して付
着した場合にもインクの流れ出しや滲み出し現象がな
く、高解像度の鮮明な画像が得られる。更に、本発明の
方法は、発色性においても優れた特性を発揮させること
ができ、フルカラーの記録を行う場合のインクジェット
記録法として優れたものである。Description: BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to an ink jet recording method, and more particularly to an improved method for multicolor ink jet recording. 2. Description of the Related Art Ink jet recording methods include various ink discharge methods (for example, an electrostatic suction method, a method in which mechanical vibration or displacement is applied to ink using a piezoelectric element, and a method in which ink is foamed by heating the ink. Pressure, etc.) to generate small ink droplets and fly them, and to attach a part or all of them to a recording material such as paper for recording. It has attracted attention as a recording method capable of performing high-speed printing and multicolor printing. As inks for ink jet recording,
A water-based material is mainly used from the viewpoint of safety and printability. On the other hand, as a recording material, ordinary paper has conventionally been generally used. When recording is performed using liquid ink, it is generally necessary that the ink does not bleed on the recording paper so that the print is not blurred, and that the ink dries as quickly as possible after recording and suddenly strikes the paper surface. It is desirable not to contaminate. [0004] In particular, in a multi-color ink jet recording system using two or more different color inks, 1) Even if the ink is rapidly absorbed by the recording material and the different color ink dots overlap, The ink that has adhered later does not mix with the ink that has adhered earlier, disturbs the ink dots, or does not flow out. 2) The ink droplets diffuse on the recording material, and the diameter of the ink dots becomes larger than necessary. 3) The shape of the ink dot is close to a perfect circle and its periphery is smooth. 4) The density of the ink dot is high and the periphery of the dot is not blurred. 5) The color of the recording material is white. 6) that the color of the ink does not change depending on the recording material, and 7) the dimensional change (for example, wrinkles, growth) of the recording material before recording. It is necessary to satisfy various requirements, such as being less later. [0005] However, conventionally,
It is understood that satisfying these requirements greatly depends on the characteristics of the recording material used.
In reality, no recording material has yet been found to meet the above-mentioned requirements, even on so-called sized plain paper or coated paper. That is, in the case of sized plain paper, the ink is prevented from diffusing in the direction of the paper surface, thereby preventing the occurrence of so-called bleeding. There are inconveniences such as mixing of different color inks when unnecessary overlap occurs, and unnecessary enlargement or disturbance of ink dots. In view of such inconvenience, a coated paper in which a hydrophilic resin paint is applied to the base paper surface has been proposed. However, such a coated paper increases the degree of penetration of the dye in the ink. On the contrary, the diameter of the dot tends to be large, the periphery of the dot is easily blurred, and the shape change and dimensional change of the paper are large depending on the degree of moisture absorption.
In addition, in this coated paper, the recording quality is degraded due to the peeling of the coating material from the base paper, and it is technically very difficult to provide a coating layer having uniform physical properties on the surface of the base paper. And other inconveniences. It is an object of the present invention to satisfy all the problems that the prior art could not solve in the above technical field. In particular, it is an object of the present invention to satisfy the above-mentioned various requirements in recording a full-color image using a plurality of color inks by an ink jet recording method. The above and other objects are achieved by the present invention described below. [0009] That is, in the ink jet recording method of the present invention, ink droplets are formed by using inks of different colors, and the ink droplets are formed on a support with a coating layer. in the ink jet recording method is adhered to the coating layer surface of the recording material for recording by comprising providing said coating layer, before
The surface of the support is covered with a binder mainly composed of a water-soluble polymer.
The inorganic pigment particles mainly contain the inorganic pigment particles fixed thereto, and the inorganic pigment particles cover the entire surface of the support, and the ratio of the particle diameter d of the inorganic pigment particles to the diameter D of the droplets Is 0.03 ≦ d / D ≦ 0.3, and the diameter D of the droplet is
Is in the range of 20 μm to 1000 μm . When the recording material used in the ink jet recording method of the present invention uses at least three color inks of yellow, magenta and cyan, an ink absorbing material capable of accepting ink droplets of at least these three colors. It is preferable to have the property. In this recording material, the degree of bleeding of the droplets attached to the coating layer is 2.4 to 2.4.
It is preferably in the range of 2.7. The recording material coating layer used in the present invention has a function as a recording layer that absorbs ink droplets applied thereto. As described above, this coating layer is mainly composed of inorganic pigment particles, and the inorganic pigment particles as the main component are fixed by a binder so as to cover the entire surface of the support. The coating layer having such a configuration can be obtained, for example, by a coating liquid composition and a coating amount described below. As the support for the recording material, paper is suitably used, but porous materials such as cloth, porous resin and wood, and non-porous materials such as resin, metal and glass can also be used. They can be used, and which one to select depends on the purpose of recording and the application. On the other hand, the inorganic pigment particles which are the main components of the coating layer include, for example, silica, clay, talc, diatomaceous earth, calcium carbonate, calcium sulfate, barium sulfate,
Examples include particles made of a white inorganic pigment such as titanium oxide, zinc oxide, satin white, aluminum silicate, lithopone, alumina, and zeolite. It is necessary to select an appropriate inorganic pigment particle according to the diameter of the ink droplet used for recording. That is, when the diameter of the droplet increases, the amount of ink adhering to the recording material increases, and it is desirable to use a recording material having a large ink absorbency. The attached ink flows. The ink absorbency of the recording material can be adjusted by the particle size of the inorganic pigment particles added to the coating layer. In general, the larger the particle size of the inorganic pigment particles, the greater the ink absorbency. However, if the particle size of the inorganic pigment particles is too large in proportion to the diameter of the droplet in the ink, the roundness of the printed dots is reduced, and the smoothness of the surface of the recording material is also reduced. The diameter of the ink droplets in the ink jet recording method is generally in the range of 20 μm to 1,000 μm, and the inorganic pigment particles should have good ink absorbency and not impair the roundness of the printed dots. It was clarified that the particle diameter d should be 0.03 ≦ d / D ≦ 0.3 with respect to the diameter D of the droplet. When d / D is less than 0.03, the amount of the binder used for the inorganic pigment particles must be extremely reduced in order to obtain the required ink absorbency. It is easily detached and is not practical.
Conversely, if d / D exceeds 0.3, the roundness of the printed dots is impaired, and a good image cannot be obtained. [0016] The inorganic pigment particles contained in the coating layer preferably have a higher dye-adsorbing property, and more preferably have a porous structure. This is because the coloring property becomes better when the dye in the ink is supplemented to the outermost layer of the coating layer as the ink absorbing layer. On the other hand, as the binder, starch, gelatin, casein, gum arabic, sodium alginate, carboxymethylcellulose, polyvinyl alcohol,
Water-soluble polymers such as polyvinylpyrrolidone, sodium polyacrylate and polyacrylamide; synthetic resin latex such as synthetic rubber latex, polyvinyl butyral, polyvinyl chloride, polyvinyl acetate, polyacrylonitrile, polymethyl methacrylate, polyvinyl formal, melamine resin, polyamide Resin, phenolic resin,
Examples thereof include organic solvent-soluble resins such as polyurethane resins and alkyd resins, and one or more of these are used.
However, the binder is mainly composed of a water-soluble polymer.
Further, various additives such as a dispersant, a fluorescent dye, a pH adjuster, an antifoaming agent, a lubricant, a preservative, and a surfactant can be mixed in the coating layer. A recording material suitable for use in the method of the present invention is a coating liquid prepared by dispersing various components for forming a coating layer mainly composed of these inorganic pigment particles in a medium such as water. The roll coating method, rod bar coating method,
It is produced by coating on a support by a spray coating method, an air knife coating method or the like, and then drying as quickly as possible. The mixing ratio of the inorganic pigment particles and the binder in the coating liquid is generally appropriate for the binder to be 10 to 100 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the inorganic pigment particles. When large, using as little binder as possible yields good results. The amount of the coating layer on the support is a dry coating amount, and is usually about 1 to 50 g / m 2 , preferably about 2 to 30 g / m 2 . FIG. 1 is an enlarged plan view of a coating layer surface of a recording material suitable for use in the recording method of the present invention prepared in this manner, which is obtained from a scanning electron microscope photograph of about 1000 times. And its unique surface condition is well illustrated. That is, amorphous inorganic pigment particles having a relatively large particle size, which are the main components of the coating layer, appear on the surface of the coating layer in a state of being randomly placed over the entire surface of the support, and ink is interposed between the particles. Many large voids functioning as absorption holes are scattered, and it has a surface structure that can be described as scattered large and small rubble. Of course, the inorganic pigment particles appearing on these surfaces are also fixed in the coating layer by the binder, and are not easily separated from the coating layer. When ink-jet recording is performed using a recording material in which a coating layer containing inorganic pigment particles is provided on such a support, the particle diameter of the inorganic pigment particles in the coating layer and the diameter of ink droplets According to the method of the present invention in which recording is performed while maintaining the above-described specific relationship, even when different colors of ink are repeatedly attached to the same location within a short time, there is no ink flowing out or bleeding phenomenon. And a high-resolution clear image can be obtained. In addition, it is possible to exhibit excellent characteristics in terms of color development, and it is excellent as an ink jet recording method when performing full-color recording. The method of the present invention will be described in more detail with reference to the following examples. Examples 1 to 15 and Comparative Examples 1 to 9 The inorganic pigment particles were variously changed (the breakdown of the used inorganic pigment particles is shown in Table 1), and eight kinds of coating compositions were prepared based on the following compositions. 100 parts by weight of inorganic pigment particles 25 parts by weight of polyvinyl alcohol 5 parts by weight of SBR latex 500 parts by weight of water On the other hand, a general high-quality paper of 65 g / m 2 was used as a support, and the above eight coating compositions were coated on the support by a blade coater method at a dry coating amount of 20 g / m 2. Then, the recording material was dried by a conventional method to obtain a recording material. In addition,
The scanning electron microscope photograph of about 1000 times the surface of the coating layer of the recording material used in Examples 7 and 8 was as shown in FIG. Using this recording material, ink jet recording was performed while changing the diameter of ink droplets in various ways. The evaluation of the recording result was performed based on the following method. [Dot Concentration] Sakura Micro Densidometer PMD
-5 (manufactured by Konishi Roku Photo Industry Co., Ltd.). [Dot Shape] The printed dots were observed with a stereoscopic microscope, and were evaluated as ほ ぼ when the dots were substantially circular, Δ when the dots were slightly distorted, and × when the dots were irregular. [Degree of bleeding] The diameter of a printed dot was measured with a stereoscopic microscope, and the result was shown by the number of times that of the ink droplet. [Color] 4 colors of cyan, magenta, yellow and black
The sharpness of the color of the image recorded using the color ink was visually observed and evaluated. [Ink Absorbency] Inks of three colors of cyan, magenta and yellow were overprinted and rubbed with a finger after 1 second. Table 2 shows the evaluation results. [Table 2] According to the method of the present invention, when ink-jet recording is performed on a recording material having a coating layer mainly containing inorganic pigment particles which cover the entire surface of the support, the recording is performed. Since the recording is performed while maintaining the specific relationship between the particle diameter of the inorganic pigment particles in the coating layer of the recording material and the diameter of the ink droplets, when different color inks adhere to the same spot in a short time. Also, there is no ink flowing or bleeding phenomenon, and a high-resolution clear image can be obtained. Further, the method of the present invention can exhibit excellent properties in terms of color developability, and is excellent as an ink jet recording method for performing full-color recording.
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法で使用した被記録材の被覆層表面
に現れた充填材の粒子構造を表す走査型電子顕微鏡によ
る約1000倍の図面代用写真である。BRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS FIG. 1 is a photograph substituted for a drawing of about 1000 times by a scanning electron microscope showing a particle structure of a filler appearing on a coating layer surface of a recording material used in the method of the present invention.
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−144172(JP,A) 特開 昭56−99692(JP,A) 特開 昭55−51583(JP,A) 特開 昭56−148584(JP,A) 日経エレクトロニクス1981年8月3日 号、第78頁〜第82頁 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41M 5/00──────────────────────────────────────────────────続 き Continuation of the front page (56) References JP-A-55-144172 (JP, A) JP-A-56-99692 (JP, A) JP-A-55-51583 (JP, A) 148584 (JP, A) Nikkei Electronics August 3, 1981, pages 78 to 82 (58) Fields investigated (Int. Cl. 6 , DB name) B41M 5/00
Claims (1)
この液滴を、被覆層を支持体上に設けて成る被記録材の
該被覆層表面に付着させて記録を行うインクジェット記
録方法において、 前記被覆層が、前記支持体表面に水溶性高分子を主体と
する結着剤によって固着された無機顔料粒子を主体とし
て含有し、かつ該無機顔料粒子が前記支持体全面を被覆
してなるものであり、 前記無機顔料粒子の粒子径dと前記液滴の径Dとの比が
0.03≦d/D≦0.3であり、前記液滴の径Dが2
0μm〜1000μmの範囲内にあることを特徴とする
インクジェット記録方法。 2.前記インクとして、少なくとも、イエロー、マゼン
タ、シアンの3色のインクを用い、各色のインクの液滴
を前記被記録材の被覆層表面に付着させて記録を行うも
のであり、該被記録材が、少なくとも前記3色分のイン
クを受容し得るインク吸収性を有するものである請求項
1に記載のインクジェット記録方法。 3.前記液滴の前記被記録材上での滲み度が、2.4〜
2.7の範囲にある請求項1または2に記載のインクジ
ェット記録方法。 4.前記結着剤がポリビニルアルコールである請求項1
〜3のいずれかに記載のインクジェット記録方法。 5.前記被覆層において、前記無機顔料粒子100重量
部に対して前記結着剤が10乃至100重量部含まれる
請求項1〜4のいずれかに記載のインクジェット記録方
法。 6.前記被覆層の乾燥塗工量が2〜30g/m2 の範囲
にある請求項1〜5のいずれかに記載のインクジェット
記録方法。 7.前記無機顔料粒子が、シリカ、炭酸カルシウムまた
はタルクである請求項1〜6のいずれかに記載のインク
ジェット記録方法。 8.前記被記録材が、前記3色分のインクを重ね打ちし
たときに1秒以内に吸収する請求項2に記載のインクジ
ェット記録方法。(57) [Claims] Using inks of different colors to form ink droplets,
In the ink jet recording method of performing recording by attaching the droplets to a surface of the recording layer on a recording material having a coating layer provided on a support, the coating layer includes a water-soluble polymer on the support surface. With the subject
The inorganic pigment particles mainly contain inorganic pigment particles fixed by a binder , and the inorganic pigment particles cover the entire surface of the support, and the particle diameter d of the inorganic pigment particles and the diameter of the droplets D is 0.03 ≦ d / D ≦ 0.3, and the diameter D of the droplet is 2
An ink jet recording method characterized by being in the range of 0 μm to 1000 μm . 2. As the ink, at least three color inks of yellow, magenta, and cyan are used, and recording is performed by attaching ink droplets of each color to the surface of the coating layer of the recording material. 2. The ink-jet recording method according to claim 1, wherein the ink-jet recording method has an ink-absorbing property capable of receiving at least the inks of the three colors. 3. The bleeding degree of the droplet on the recording material is 2.4 to
3. The inkjet recording method according to claim 1, wherein the value is in the range of 2.7. 4. 2. The method according to claim 1 , wherein the binder is polyvinyl alcohol.
4. The ink jet recording method according to any one of items 1 to 3 . 5. In the coating layer, the binder is included in an amount of 10 to 100 parts by weight based on 100 parts by weight of the inorganic pigment particles.
The inkjet recording method according to claim 1 . 6. The inkjet recording method according to claim 1, wherein a dry coating amount of the coating layer is in a range of 2 to 30 g / m 2 . 7. The ink jet recording method according to any one of claims 1 to 6 , wherein the inorganic pigment particles are silica, calcium carbonate, or talc. 8. 3. The ink jet recording method according to claim 2, wherein the recording material absorbs the ink for the three colors within one second when the inks are overprinted.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7130690A JP2840043B2 (en) | 1995-05-29 | 1995-05-29 | Inkjet recording method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP7130690A JP2840043B2 (en) | 1995-05-29 | 1995-05-29 | Inkjet recording method |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP57152806A Division JPS5942991A (en) | 1982-09-03 | 1982-09-03 | Recording method |
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Family Applications (1)
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JPS5551583A (en) * | 1978-10-09 | 1980-04-15 | Ricoh Co Ltd | Ink-jet recording paper |
JPS56148584A (en) * | 1980-04-21 | 1981-11-18 | Canon Inc | Recording material |
-
1995
- 1995-05-29 JP JP7130690A patent/JP2840043B2/en not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
日経エレクトロニクス1981年8月3日号、第78頁〜第82頁 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0858228A (en) | 1996-03-05 |
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