JP2018060071A - 画像形成装置及び潤滑剤塗布装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】表面がトナーを保持する布部材からなる塗布部材を用いずに像保持体に潤滑剤を塗布する技術と比較して、像保持体に潤滑剤を均一に塗布することができる画像形成装置及び潤滑剤塗布装置を提供する。【解決手段】画像形成装置10は、感光体ドラム202と、感光体ドラム202が保持する潜像を現像してトナー像とする現像装置208と、固形潤滑剤310から潤滑剤を掻き取り、掻き取った潤滑剤を感光体ドラム202に塗布する塗布ロール330と、を有し、塗布ロール330は、表面がトナーを保持する布部材340からなる。【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置及び潤滑剤塗布装置に関する。
特許文献1には、固形潤滑剤は、同じ材質の固形潤滑剤の小片を複数組み合わせて一の固形潤滑剤を形成し、各々の小片に一又は複数の表面処理を施し、各々の小片の接触面に異なる表面処理を施して組み合わせた固形潤滑剤であって、固形潤滑剤が潤滑剤塗布手段と接触する面において、各々の小片を組み合わせた接触面である境界線が前記潤滑剤塗布手段の回転方向と一致しない構造にしたことを特徴とする固形潤滑剤が記載されている。
特許文献2には、潜像を担持する像担持体と、像担持体表面に均一に帯電を施す帯電手段と、帯電した像担持体の表面に画像データに基づいて露光し、潜像を書き込む露光手段と、像担持体表面に形成された潜像にトナーを供給し、可視像化する現像手段と、可視像の画像面積を計算する画像面積算出手段と、この画像面積の像担持体の走行時間に対する画像面積率算出手段と、像担持体表面の可視像を転写媒体に転写する転写手段と、ファーブラシを介して潤滑剤を像担持体表面に塗布する潤滑剤塗布手段と、転写後の像担持体表面をクリーニングするクリーニング手段とを備える画像形成装置において、前記画像面積率算出手段により算出された像担持体表面の可視像の画像面積率が所定の値より少ないときに、像担持体表面の非作像領域でトナーを入力させることを特徴とする画像形成装置が記載されている。
特許文献3には、潜像担持体上に潜像を形成し、該潜像を現像装置で現像してトナー像を形成し、該トナー像を転写媒体上に転写した後に、クリーニング装置で、潜像担持体上に残留した転写残トナーを潜像担持体上から除去する画像形成装置において、上記クリーニング装置を、潜像担持体表面に接触し該表面の移動に連れ回るように回転自在に設けた回転体と、該回転体と潜像担持体との間に所定の電位差を形成する電位差形成手段とを用いて構成したことを特徴とする画像形成装置が記載されている。
特許文献4には、潜像を担持する像担持体と、該像担持体表面を帯電する帯電手段と、帯電した該像担持体表面に画像データに基づいて露光し、静電潜像を書き込む露光手段と、該像担持体表面に形成された潜像にトナーを、可視像化する現像手段と、該像担持体表面の可視像を被転写体に転写する転写手段と、像担持体表面に接しており、回動するブラシ状ローラとブラシ状ローラの下流に設置されたクリーニングブレードによってトナー等をクリーニングするクリーニング手段と、潤滑剤成型体とブラシ状ローラとからなり、該ブラシ状ローラが回転しながら潤滑剤成型体を摺擦して掻き取り、像担持体表面に塗布する構成を有する潤滑剤塗布手段とを備える画像形成装置において、前記画像形成装置は、クリーニング手段にトナーを入力することを特徴とする画像形成装置が記載されている。
特開2006−235015号公報 特開2006−139111号公報 特開平8−314346号公報 特開2006−235563号公報
ブラシを用いて固形潤滑剤から潤滑剤を掻き取り、掻きとった潤滑剤を像保持体に塗布する場合に、ブラシの毛材に直接に潤滑剤を保持させると、毛材が低摩擦の潤滑剤で覆われてしまって固形潤滑剤から潤滑剤を掻き取りにくくなる。このため、ブラシにトナーを付着させ、トナーを付着させた毛材で固形潤滑剤から潤滑剤を掻き取ることが望ましい。
上述のようにブラシの毛材にトナーを付着させる際に、毛材の間にトナーが入り込み、例えば、フリッキングバー等のトナー除去部材を設けても毛材がトナーで目詰まりし、毛材に付着するトナーの量が不均一になり、これに伴い固形潤滑剤から毛材が掻き取る潤滑剤の量が不均一になり、像保持体に塗布される潤滑剤の量が不均一となる虞がある。
本発明は、表面がトナーを保持する布部材からなる塗布部材を用いずに、像保持体に潤滑剤を塗布する技術と比較して、像保持体に潤滑剤を均一に塗布することができる画像形成装置及び潤滑剤塗布装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る本発明は、像保持体と、前記像保持体が保持する潜像を現像してトナー像とする現像装置と、固形潤滑剤から潤滑剤を掻き取り、掻き取った潤滑剤を前記像保持体に塗布する塗布部材と、を有し、前記塗布部材は、表面がトナーを保持する布部材からなる画像形成装置である。
請求項2に係る本発明は、前記塗布部材は、前記布部材の内側に弾性層が配置されている請求項1記載の画像形成装置である。
請求項3に係る本発明は、前記布部材は、導電性を有し、前記塗布部材にトナーが付着する方向の電圧を印加する電圧印加装置をさらに有する請求項1又は2記載の画像形成装置である。
請求項4に係る本発明は、前記布部材は、導電性繊維からなる布からなる請求項3記載の画像形成装置である。
請求項5に係る本発明は、前記布部材に、トナーを供給するトナー供給手段をさらに有する請求項1乃至4記載の画像形成装置である。
請求項6に係る本発明は、前記像保持体は、架橋構造を有する樹脂層を表面に備える請求項1乃至5いずれか記載の画像形成装置である。
請求項7に係る本発明は、潤滑剤として、ステアリン酸亜鉛を用いる請求項1乃至6いずれか記載の画像形成装置である。
請求項8に係る本発明は、固形潤滑剤から潤滑剤を掻き取り、掻き取った潤滑剤をトナー像を保持する像保持体に塗布する塗布部材を有し、前記塗布部材は、表面がトナーを保持する布部材からなる潤滑剤塗布装置である。
請求項1に係る本発明によれば、表面がトナーを保持する布部材からなる塗布部材を用いずに像保持体に潤滑剤を塗布する技術と比較して、像保持体に潤滑剤を均一に塗布することができる画像形成装置を提供することができる。
請求項2に係る本発明によれば、弾性層を有しない技術と比較して、布部材を像保持体に対して均一に接触させることができる。
請求項3に係る本発明によれば、布部材に対してトナーを静電的に吸着させることができる。
請求項4に係る本発明によれば、導電性繊維を用いない技術と比較して、導電性を有する布部材を簡単に製造することができる。
請求項5に係る本発明によれば、トナー供給手段を有しない技術と比較して、布部材に対して、確実にトナー付着させることができる。
請求項6に係る本発明によれば、像保持体の材質を具体化することができる。
請求項7に係る本発明によれば、潤滑剤の材質を具体化することができる。
請求項8に係る本発明によれば、表面がトナーを保持する布部材からなる塗布部材を用いずに像保持体に潤滑剤を塗布する技術と比較して、像保持体に潤滑剤を均一に塗布することができる潤滑剤塗布装置を提供することができる。
本発明の実施形態で用いられる画像形成装置の構成を示す図である。 本発明の実施形態で用いられる画像形成部の構造を示す図である。 本発明の実施形態で用いられる塗布ローラの構造を示す図である。
次に、本発明を実施するための形態を、図面を参照して説明する。図1には、本発明の実施形態に係る画像形成装置10が示されている。画像形成装置10は、画像形成装置本体12を有し、画像形成装置本体12内に、画像形成部100と、転写装置400と、定着装置500と、給紙装置600とが配置されている。また、画像形成装置本体12内には、記録媒体である用紙Pを搬送するための搬送路650が形成されている。
画像形成部100は、電子写真方式が採用されていて、用紙Pに画像を形成する。画像形成部100は、例えば、4つの画像形成ユニット200Y、200M、200C、200Kを有する。画像形成ユニット200Yはイエローのトナー像を形成し、画像形成ユニット200Mはマゼンタのトナー像を形成し、画像形成ユニット200Cはシアンのトナー像を形成し、画像形成ユニット200Kは黒のトナー像を形成する。
画像形成ユニット200Y、200M、200C、200Kは、像保持体である感光体ドラム202Y、202M、202C、202Kをそれぞれに有し、それぞれの感光体ドラムの表面にトナー像が形成され、形成されたトナー像が後述する中間転写ベルト410に一次転写される。画像形成ユニット200Y、200M、200C、200Kの詳細は、後述する。
転写装置400は中間転写ベルト410を有する。中間転写ベルト410には、感光体ドラム202Y、202M、202C、202Kからそれぞれにトナー像が一次転写され、一次転写されたトナー像が記録媒体である用紙Pに二次転写される。
中間転写ベルト410は、複数の支持部材よって回転することができるように支持されていて、複数の支持部材の1つである駆動ロール412が中間転写ベルト410に駆動を伝達する。
転写装置400は、感光体ドラム202Y、202M、202C、202Kから中間転写ベルト410へとそれぞれにトナー像を転写する一次転写ロール414Y、414M、414C、414Kをさらに有し、中間転写ベルト410から用紙Pにトナー像を転写する二次転写ロール416をさらに有する。
定着装置500は、用紙Pに転写されたトナー像を、例えば熱と圧力とを用いて用紙Pに定着する。
給紙装置600は、積層された状態にある用紙Pを収納する収納部602と、収納部602に収納された用紙Pを搬送路650に向けて送り出す送出ロール604とを有する。
搬送路650は、給紙装置600から二次転写ニップNへと用紙Pを搬送し、定着装置500へとさらに用紙Pを搬送し、画像形成装置本体12の外へと排出されるようにさらに用紙Pを搬送する。
以上のように構成された画像形成装置10では、感光体ドラム202Y、202M、202C、202Kにそれぞれ形成されたトナー像が中間転写ベルト410へと一次転写され、中間転写ベルト410に一次転写されたトナー像が用紙Pに二次転写され、用紙Pに二次転写されたトナー像が定着装置500によって用紙Pに定着される。図1における矢印は、画像形成をする際における感光体ドラム202Y、202M、202C、202Kと、中間転写ベルト410との回転方向を示している。
上述の画像形成ユニット200Y、200M、200C、200Kの構成は同一である。このため、以下、画像形成ユニット200Y、200M、200C、200Kを画像形成ユニット200と総称して説明する。
図2には、画像形成ユニット200が示されている。画像形成ユニット200は、先述の感光体ドラム202を有し、感光体ドラム202の表面を帯電する帯電装置204と、帯電された感光体ドラム202の表面に潜像を形成する潜像形成装置206(図1を参照)と、感光体ドラム202が保持する潜像を現像してトナー像とする現像装置208と、一次転写ロール414によって中間転写ベルト410へとトナー像が転写された後に感光体ドラム202の表面に残留しているトナーを清掃する清掃装置230と、清掃装置230によって清掃された感光体ドラム202の表面を除電する除電装置212とをさらに有する。
現像装置208は、現像ロール210を有する。現像ロール210は、感光体ドラム202に接触するか、感光体ドラム202との間に僅かな隙間が形成されるように配置されていて、表面にトナーとキャリアとからなる現像剤を保持し、感光体ドラム202へとトナーを供給する。また、現像装置208は、後述する塗布ロール330にトナーを供給するトナー供給手段として用いられている。
清掃装置230は、清掃ブレード232を有する。清掃ブレード232は、一端部が感光体ドラム202に接触し、感光体ドラム202の表面からトナー、紙粉等を掻き落とすようにして、感光体ドラム202の表面を清掃する。
感光体ドラム202としては、例えば、有機感光体(OPC)からなる感光体層と、硬化膜層(OC(Over Coat)層)とを備えた感光体ドラムを用いることができる。ここで、硬化膜層は、感光体ドラム202の表面に設けられるとともに高硬度にて形成され、感光体ドラム202の摩耗を抑制し感光体ドラム202の長寿命化等に寄与する。硬化膜層は、例えば、架橋構造を有する樹脂層から形成することができる。より詳細には、架橋性樹脂と、架橋構造を作る少なくとも1つ以上の反応基とから形成することができる。架橋性樹脂としては、例えば、グアナミン系樹脂、シロキサン系樹脂、フェノール系樹脂、メラミン樹脂から選ばれた少なくとも一つを用いることができる。
以上のように構成された画像形成ユニット200においては、例えば、現像ロール210や、現像ロール210が保持するキャリや、清掃ブレード232が感光体ドラム202の表面に接触するため感光体ドラム202の表面が摩耗する。また、感光体ドラム202が接触しているため、清掃ブレード232が摩耗する。このため、この実施形態の画像形成装置10は潤滑剤塗布装置300を有し、潤滑剤塗布装置300で感光体ドラム202の表面に潤滑剤を供給し、感光体ドラム202と清掃ブレード232との摩耗を抑制し、感光体ドラム202の摩耗量を調整している。
ここで、感光体ドラム202は、摩耗しにくいことが耐久性からは望ましいものの、感光体ドラム202が過度に摩耗をしなくなると、感光体ドラム202に表面に放電生成物が堆積しやすくなり、放電生成物が感光体ドラム202の表面に堆積することで、形成される画像に白抜け等の不良が生じやすくなる。
潤滑剤塗布装置300は、固形潤滑剤310と、塗布ロール330とを有する。固形潤滑剤310は、例えば、ステアリン亜鉛等を用いることができる潤滑剤を固めて、例えばブロック形状としたものである。
塗布ロール330は、感光体ドラム202と固形潤滑剤310とに接触していて、図2に矢印で示すように感光体ドラム202と同方向に回転し、固形潤滑剤310から潤滑剤を掻き取り、掻き取った潤滑剤を感光体ドラム202に塗布する。塗布ロール330を感光体ドラム202と同方向に回転させるようにすることに替えて、塗布ロール330を感光体ドラム202と逆方向に回転させるようにしてもよい。塗布ロール330の構造の詳細は後述する。
塗布ロール330には、電圧印加装置370が装着されている。電圧印加装置370は、感光体ドラム202から塗布ロール330へとトナーが移動する方向の電圧を塗布ロール330に印加する。電圧印加装置370は、DC電圧を印加するものであってもよいし、交番電圧を含む電圧を印加するものであってもよいし、接地されたものであってもよい。
図3は、塗布ロール330の断面図である。図3に示すように、塗布ロール330は、軸部材332を有する。軸部材332は、導電性であって、例えば金属製であって、先述の電圧印加装置370が接続されている。
塗布ロール330は、弾性層336をさらに有する。弾性層336は、軸部材332を覆い、後述する布部材340の内側に位置するように配置されている。弾性層336としては、例えば、ゴムや発泡体等を用いることができる。弾性層336を有するため、塗布ロール330を感光体ドラム202に押し付けた際に弾性層336が弾性的に変形し、塗布ロール330と感光体ドラム202との密着性を向上させることができる。また、弾性層336は導電性であることが望ましい。
布部材340はトナーを保持する部材であり、例えば、不織布を用いることができる。ここで、不織布とは、繊維を織らずに繊維を絡み合わせることによりなる布である。不織布の材料となる繊維は、導電性であることが望ましく、例えばナイロンとポリエステルとの混紡材を用いることができる。導電性の繊維を材料として布部材340を製造すれば、布部材340を導電性とすることができる。
布部材340として不織布を用いることに替えて、布部材340として、繊維が編み込まれた布を用いることができる。また、布部材340として不織布を用いることに替えて、布部材340として、例えば平織等の繊維が織り込まれた布を用いることができる。布部材340として、編み込まれた布を用いる際にも、織り込まれた布を用いる際にも、材料となる繊維は、導電性であることの望ましく、例えばナイロンとポリエステルとの混紡材を用いることができる。
布部材340としては、不織布、繊維が編み込まれた布、繊維が織り込まれた布のいずれを用いる場合であっても、材料として、太さが1デニール以下であるマイクロファイバー(微細繊維)を用いることが望ましい。太さが1デニール以下の繊維を用いれば、トナーが互いに隣り合う繊維の間に入り込みにくくすることができる。
以上のように構成された画像形成装置10においては、例えば、画像を500枚形成した後毎等、用紙Pに対する画像形成がなされていないタイミングで(非画像形成時に)、現像装置208が感光体ドラム202の表面にトナーバンド(トナーから形成されたベタ画像)を形成することで、感光体ドラム202へとトナーを供給する。そして、この供給されたトナーは、一次転写ロール414により中間転写ベルト410に転写されることなく塗布ロール330へと到達し、トナーバンドを形成するトナーの少なくとも一部が塗布ロール330の布部材340に付着する。この際、塗布ロール330の表面にトナーが移動する向きの電圧を発生させるように、電圧印加装置370を駆動させてもよい。
布部材340にトナーが付着した状態にある塗布ロール330は、回転することにより固形潤滑剤310から潤滑剤を掻き取り、掻き取った潤滑剤を感光体ドラム202の表面に塗布する。この際、布部材340にトナーが付着していないと、布部材340の表面が潤滑剤で覆われてしまって、布部材340の表面における摩擦係数が低下して、固形潤滑剤310からの潤滑剤の掻き取りが良好になされない虞がある。
これに対して、この実施形態においては、布部材340の表面にトナーが付着させて、このトナーの表面に潤滑剤を付着させているため、布部材340の表面における摩擦係数が過度に低下することが予防され、固形潤滑剤310からの潤滑剤の掻き取りが良好になされる。
また、以上で説明をした塗布ロール330に替えて、ブラシを用いて固形潤滑剤310から潤滑剤を掻き取り、掻き取った潤滑剤を感光体ドラム202に対して塗布する技術においては、ブラシの複数の毛材の間にトナーが入り込み、毛材が目詰まりし、毛材が例えば不均一に固くなる。このため、ブラシの毛材に付着するトナーの量が位置毎に不均一になり、毛材が固形潤滑剤310から掻き取る潤滑剤の量が不均一になり、感光体ドラム202に塗布される潤滑剤の量が不均一になる虞がある。
これに対して、この実施形態においては、塗布ロール330の表面が布部材340であるため、ブラシのように毛材の間にトナーが目詰まりすることなく、その表面に、ブラシと比較して均一にトナーを保持することができる。このため、ブラシと比較して、固形潤滑剤310から均一に潤滑剤を掻き取ることができ、ブラシと比較して、感光体ドラム202に表面に均一に潤滑剤を塗布することができる。
以下、本発明の実施例と、実施例との比較対象である比較例とについて説明する。
[実施例1]
上述の実施形態において、布部材340として不織布が用いられた塗布ロール330を用いて、画像の形成500回毎に現像装置208で感光体ドラム202にトナーバンドを形成し、感光体ドラム202の軸方向においてトナー像が形成された画像部とトナー像が形成されていない非画像部とを有する画像を30万枚の用紙に形成した。この結果、30万枚の用紙への画像形成を行った後において、布部材340は、画像部、非画像部ともにトナーを保持していた。また、清掃ブレード232には、画像部、非画像部ともにエグレ等の破損は生じなかった。また、画像部、非画像部ともに白抜け等の不良が生じることがなかった。また、感光体ドラム202の軸方向における摩耗は、最大値が4nm/kcycであり、最小値が3.5nm/kcycであった。
[比較例1]
感光体ドラム202へのトナーバンドの形成をせずに、他の条件を実施例1と同じとして、30万枚の用紙への画像形成を試みた。この結果、1万枚の用紙への画像形成をした時点において、清掃ブレード232が破壊した。1万枚の用紙への画像形成を行った後において、布部材340は、画像部においてはトナーを保持しているものの、非画像部はトナーを保持してなかった。また、清掃ブレード232には、画像部においては破損が生じていなかったものの、非画像部に一部分にエグレ等の破損が生じた。また、画像部には白抜け等の不良が発生しなかったものの、非画像部には白抜け等の不良が生じた。また、感光体ドラム202の摩耗は、1万枚で清掃ブレードが破損したため、測定することができなかった。
[比較例2]
塗布ロール330に替えて、フリッカーバーを備えていないブラシを用いて、画像の形成500回毎に現像装置208で感光体ドラム202にトナーバンドを形成し、30万枚の用紙への画像形成を行った。この結果、30万枚の用紙への画像形成を行った後において、ブラシは、画像部、非画像部ともに毛材の間にトナーが付着し、毛材が固化してしまった。また、清掃ブレード232には、非画像部には破損が生じなかったものの、画像部にエグレ等の破損が生じた。また、非画像部には白抜け等の不良が発生しなかったものの、画像部には白抜け等の不良が生じた。また、感光体ドラム202の軸方向における摩耗は、最大値が6nm/kcycであり、最小値が2nm/kcycであった。
[比較例3]
塗布ロール330に替えて、フリッカーバーを備えているブラシを用いて、画像の形成500回毎に現像装置208で感光体ドラム202にトナーバンドを形成し、30万枚の用紙への画像形成を行った。この結果、30万枚の用紙への画像形成を行った後において、ブラシは、画像部はトナーを保持しているものの、非画像部はトナーをほとんど保持していなかった。また、清掃ブレード232には、画像部には破損が生じなかったものの、非画像部にエグレ等の破損が生じた。また、画像部には白抜け等の不良が発生しなかったものの、非画像部には白抜け等の不良が生じた。また、感光体ドラム202の軸方向における摩耗は、最大値が5nm/kcycであり、最小値が3.5nm/kcycであった。
[実施例2]
上述の実施形態において、布部材340として繊維が織り込まれた布が用いられている塗布ロール330を用いて、画像の形成500回毎に現像装置208で感光体ドラム202にトナーバンドを形成し、感光体ドラム202の軸方向においてトナー像が形成された画像部とトナー像が形成されていない非画像部とを有する画像を30万枚の用紙に形成した。この結果、30万枚の用紙への画像形成を行った後において、布部材340は、画像部、非画像部ともにトナーを保持していた。また、清掃ブレード232には、画像部、非画像部ともにエグレ等の破損は生じなかった。また、画像部、非画像部ともに白抜け等の不良が生じることがなかった。また、感光体ドラム202の軸方向における摩耗は、最大値が4nm/kcycであり、最小値が3.7nm/kcycであった。
[実施例3]
上述の実施形態において、布部材340として繊維が編み込まれた布が用いられている塗布ロール330を用いて、画像の形成500回毎に現像装置208で感光体ドラム202にトナーバンドを形成し、感光体ドラム202の軸方向においてトナー像が形成された画像部とトナー像が形成されていない非画像部とを有する画像を30万枚の用紙に形成した。この結果、30万枚の用紙への画像形成を行った後において、布部材340は、画像部、非画像部ともにトナーを保持していた。また、清掃ブレード232には、画像部、非画像部ともにエグレ等の破損は生じなかった。また、画像部、非画像部ともに白抜け等の不良が生じることがなかった。また、感光体ドラム202の軸方向における摩耗は、最大値が4.2nm/kcycであり、最小値が3.8nm/kcycであった。
10・・・画像形成装置
202・・・感光体ドラム
208・・・現像装置
210・・・現像ロール
212・・・除電装置
232・・・清掃ブレード
300・・・潤滑剤塗布装置
310・・・固形潤滑剤
330・・・塗布ロール
336・・・弾性層
340・・・布部材
370・・・電圧印加装置

Claims (8)

  1. 像保持体と、
    前記像保持体が保持する潜像を現像してトナー像とする現像装置と、
    固形潤滑剤から潤滑剤を掻き取り、掻き取った潤滑剤を前記像保持体に塗布する塗布部材と、
    を有し、
    前記塗布部材は、表面がトナーを保持する布部材からなる画像形成装置。
  2. 前記塗布部材は、前記布部材の内側に弾性層が配置されている請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記布部材は、導電性を有し、
    前記塗布部材にトナーが付着する方向の電圧を印加する電圧印加装置をさらに有する
    請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記布部材は、導電性繊維からなる布からなる請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記布部材にトナーを供給するトナー供給手段をさらに有する請求項1乃至4記載の画像形成装置。
  6. 前記像保持体は、架橋構造を有する樹脂層を表面に備える請求項1乃至5いずれか記載の画像形成装置。
  7. 潤滑剤として、ステアリン酸亜鉛を用いる請求項1乃至6いずれか記載の画像形成装置。
  8. 固形潤滑剤から潤滑剤を掻き取り、掻き取った潤滑剤をトナー像を保持する像保持体に塗布する塗布部材を有し、
    前記塗布部材は、表面がトナーを保持する布部材からなる潤滑剤塗布装置。
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