JP2011186270A - 表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】構造色による発色機構を利用した色調変化シート材を透明板側へ押圧し、色調変化シート材を厚さ方向に変形させることにより基材を弾性変形させる押圧部材と、色調変化シート材と押圧部材の間に設けられた第1変形許容部材と、透明板と色調変化シート材の間に設けられた透光性を有する第2変形許容部材とを備えた表示装置であって、第1変形許容部材および第2変形許容部材は、押圧部材によって色調変化シート材が押圧されたとき、色調変化シート材の自由な変形を許容する。
【選択図】 図2
Description
構造色とは、特定の周期構造を有する材料において、ブラッグの法則に基づき特定の波長の光を干渉反射することにより得られるものである。
特許文献2には、単分散微粒子としてポリスチレン粒子によるコロイド結晶と当該粒子間に位置する弾性体とからなる弾性体材料が開示されており、弾性体材料を弾性変形させることでコロイド結晶を変形させて特定の構造色を発色させることと、弾性体材料をシート状に作製して弾性シートを得ることが記載されている。
ちなみに、前記単位構成(画素)の間に空隙や溝を設けないと、単位構成の変形が隣合う単位構成によって阻害されるため、個々の単位構成を自由に変形させることができなくなり、良好な発色が得られない。
そして、前記弾性シートの略全面を十分に変形させるには大きな押圧力が必要になるため、押圧する装置に高い機械的剛性が要求されることから製造コストが増大することに加え、当該装置の駆動エネルギーも増大するという問題がある。
(1)構造色による発色機構を利用した色調変化シート材を備えた表示装置であって、画素を密にすることが可能な表示装置を低コストに提供する。
(2)構造色による発色機構を利用した色調変化シート材を備えた表示装置であって、色調変化シートの略全面を変形させて良好な構造色を得るのに小さな押圧力で済む表示装置を低コストに提供する。
第1の局面は、規則的な間隔で配列された粒子と、その粒子の間に介在して弾性変形可能な基材とを有し、基材を弾性変形させて粒子の間隔を変更し、粒子の間隔に応じた特定の波長の可視光を反射することにより、色調が変化する色調変化シート材と、
表示側に設けられた透明板と、
前記色調変化シート材を前記透明板側へ押圧し、前記色調変化シート材を厚さ方向に変形させることにより前記基材を弾性変形させる押圧部材と、
前記色調変化シート材と前記押圧部材の間に設けられた第1変形許容部材と、
前記透明板と前記色調変化シート材の間に設けられた透光性を有する第2変形許容部材とを備えた表示装置であって、
前記第1変形許容部材および第2変形許容部材は、前記押圧部材によって前記色調変化シート材が押圧されたとき、前記色調変化シート材の自由な変形を許容する表示装置である。
従って、第1の局面によれば、第1変形許容部材および第2変形許容部材を設けるだけの簡易な構成により、色調変化シート材の略全面を変形させて良好な構造色を得るのに小さな押圧力で済む表示装置を低コストに提供できる。
第2の局面は、規則的な間隔で配列された粒子と、その粒子の間に介在して弾性変形可能な基材とを有し、基材を弾性変形させて粒子の間隔を変更し、粒子の間隔に応じた特定の波長の可視光を反射することにより、色調が変化する色調変化シート材と、
表示側に設けられた透明板と、
前記色調変化シート材を前記透明板側へ押圧し、前記色調変化シート材を厚さ方向に変形させることにより前記基材を弾性変形させる押圧部材と、
前記色調変化シート材と前記押圧部材の間に設けられた第1変形許容部材とを備えた表示装置であって、
前記第1変形許容部材は、前記押圧部材によって前記色調変化シート材が押圧されたとき、前記色調変化シート材の自由な変形を許容する表示装置である。
第3の局面は、規則的な間隔で配列された粒子と、その粒子の間に介在して弾性変形可能な基材とを有し、基材を弾性変形させて粒子の間隔を変更し、粒子の間隔に応じた特定の波長の可視光を反射することにより、色調が変化する色調変化シート材と、
表示側に設けられた透明板と、
前記色調変化シート材を前記透明板側へ押圧し、前記色調変化シート材を厚さ方向に変形させることにより前記基材を弾性変形させる押圧部材と、
前記透明板と前記色調変化シート材の間に設けられた透光性を有する第2変形許容部材とを備えた表示装置であって、
前記第2変形許容部材は、前記押圧部材によって前記色調変化シート材が押圧されたとき、前記色調変化シート材の自由な変形を許容する表示装置である。
第4の局面は、第1または第2の局面において、
前記第1変形許容部材が黒色の表示装置である。
従って、第4の局面によれば、黒色の部材を特別に設けることなく。簡易な構成で黒色表示が可能な表示装置を低コストに提供できる。
第5の局面は、第1〜第4の局面において、
前記押圧部材は画素毎に設けられており、
個々の押圧部材に押圧される前記色調変化シート材の部分により前記画素が構成されている表示装置である。
従って、第5の局面によれば、変形許容部材を設けるだけの簡易な構成により、画素を密にすることが可能な表示装置を低コストに提供できる。
第6の局面は、第5の局面において、
前記変形許容部材は前記画素毎に分割され、分割された個々の前記変形許容部材の間に空隙が設けられている表示装置である。
第7の局面は、第1〜第6の局面において、
前記変形許容部材が弾性体の表示装置である。
第7の局面によれば、第1〜第6の局面の前記作用・効果が確実に得られる。
図1は、各実施形態の表示装置10,100,110,120,130,140の斜視図である。
第1実施形態の表示装置10は収納ケース(ハウジング)11を備え、収納ケース11は上面側が額縁状に開口した略平板状を成している。
収納ケース11の上面側開口から透明板12の表面12aが露出し、その露出した表面12aが表示装置10の表示部Rになる。つまり、透明板12は、表示装置10,100,110,120,130,140の表示側に設けられている。
表示装置10は、収納ケース11、透明板12、弾性シート材(弾性フィルム材)20,21、押圧部材30、黒色シート材40、色調変化シート材(色調変化フィルム材)50などから構成されている。
押圧部材30は、表面が平坦な押圧面30aを備え、その押圧面30aを当該面に対する垂直方向に任意の移動量(変位量)だけ移動させ、その移動させた位置(変位)を保持させることができる。
尚、押圧部材30の押圧面30aを移動させるための機構は、どのような構成によって具体化してもよく、例えば、ばね機構、エアプレッシャー機構、電動モータなどを用いればよい。
黒色シート材40は、弾性変形可能な黒色のシート材であり、例えば、クロロプレンゴム製の薄膜によって形成されている。
尚、押圧部材30の押圧面30aを黒色に着色しておくことにより、黒色シート材40を省いてもよい。
色調変化シート材50の表面50a側には、表面50aの略全面に接触して覆うように弾性シート材20(第2変形許容部材)が張り渡されている。
色調変化シート材50の裏面50b側には、裏面50bの略全面に接触して覆うように弾性シート材21(第1変形許容部材)が張り渡されている。
各弾性シート材20,21は、平坦で均一な厚さであり、弾性変形可能で透光性を有する無色透明な材料によって形成されている。
弾性シート材21において、色調変化シート材50の裏面50bと接触する面(表面)の反対側の面(裏面)は、黒色シート材40の略全面に接触している。
つまり、各シート材40,21,50,20は、この順番で下側から積層され、積層された各シート材40,21,50,20は、押圧部材30の押圧面30aと透明板12の裏面12bとの間に挟設されている。
尚、各シート材40,21,50,20はそれぞれ接着固定されておらず接触しているだけである。
そして、色調変化シート材50において、個々の押圧面30aに押圧される部分により、表示装置10の画素(ピクセル)Pが構成されている。つまり、押圧部材30は表示装置10の画素P毎に設けられている。
色調変化シート材50は構造色による発色機構を利用する。
すなわち、色調変化シート材50は、規則的な間隔で配列された粒子と、その粒子の間に介在して弾性変形可能(可逆的に変形可能)で無色透明の基材(充填材)とを有し、基材を弾性変形させて粒子の間隔を変更し、粒子の間隔(色調変化シート材50の厚さ方向の変形量)に応じた特定の波長の可視光を反射することにより、色調を変化させることができる。
基材の材料としては、例えば、スチレン系軟質樹脂、軟質ポリ塩化ビニル、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ハイドロエチルメタクリレート(HEMA)、アクリル系モノマーをポリマー化したアクリル系エラストマーなどの有機系高分子材料がある。
さらに、押圧状態と非押圧状態とを繰り返しても、色調変化シート材50の非押圧状態(定常状態)の形状は変化し難い。
フォトニック結晶構造によれば、粒子配列の周期と同程度の波長の光をブラッグ反射し、それに起因して特定の波長の光が増幅されて、その特定の波長の光(いわゆる構造色)を発することができる。
このようなブラッグ反射による構造色の色調は、フォトニック結晶構造を形成する粒子配列の周期に依存するため、粒子配列の周期を適宜設定することで所望の色調の構造色が得られる。さらに、粒子配列の周期を変化させることにより、構造色の色調も変化させることができる。
尚、表示装置10を夜間や暗所で使用するためには、発光表示用の光源やバックライト装置を使用してもよい。
コロイド粒子の材料には、粒径が約1nm〜約1000nmであり、可視光が透過可能で、略球形になる材料であれば、どのような材料を用いてもよく、例えば、二酸化珪素、ホウ珪酸ガラス、アルミン酸カルシウム、ニオブ酸リチウム、カルサイト、二酸化チタン、チタン酸ストロンチウム、酸化アルミニウム、フッ化リチウム、フッ化マグネシウム、酸化イットリウム、フッ化カルシウム、フッ化バリウム、セレン化亜鉛、臭ヨウ化タリウム、ダイアモンド、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタル酸、塩化ビニル、アクリル、酸化ビニル、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリメタクリル酸メチルなど、珪素、ゲルマニウム、各種強誘電体(チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)、チタン酸ジルコン酸ランタン鉛(PLZT)など)などを用いればよい。
また、コロイド粒子の材料には、ポリスチレン,ポリメタクリル酸メチル,二酸化珪素,二酸化チタンの内のいずれか2種以上の混合体や、これらの内の1種をコアとして他の1種以上によりコアを被覆したコアシェル構造なども用いることができる。
基板引き上げ法では、コロイド粒子が懸濁した基材溶液を基板上に塗布して乾燥させた後に基板から引き剥がすことにより、色調変化シート材50を作製できる。
基板引き上げ法によれば、基材中にコロイド粒子が自己組織的にコロイド結晶構造を形成するため、色調変化シート材50の作製が容易である。
ブロック共重合体には、例えば、ポリ(スチレン−co−イソプレン)ブロック共重合体、ポリ(スチレン−co−ブタジエン)ブロック共重合体、ポリ(スチレン−co−ビニルピリジン)ブロック共重合体、ポリ(スチレン−co−エチレンプロピレン)ブロック共重合体などがある。
尚、ブロック共重合体は、複数の繰り返し単位を有していてもよい。
薄膜の間には透明性を有する有機あるいは無機高分子材料からなる中間体を介在させることにより、積層する薄膜を所定の間隔に維持することができる。
薄膜には、例えば、各種単体金属(金、銀、銅、アルミなど)や各種合金による金属薄膜や、各種誘電体(酸化チタン、シリカなど)の薄膜を用いればよい。
例えば、色調変化シート材50の厚さの範囲は、約0.001mm〜約10mm、好ましくは約0.01mm〜約1.00mmにすればよい。
例えば、色調変化シート材50にコロイド結晶構造を用いた場合には、色調変化シート材50が変形すると、その変形量に応じてコロイド結晶構造が変化し、構造色が変化する。
また、色調変化シート材50と弾性シート材20の間に色変換層を設けてもよい。
初期状態では、押圧部材30の押圧面30aが最も退縮した初期位置にあり、色調変化シート材50が非押圧状態(定常状態)であるため、色調変化シート材50を構成するコロイド粒子の配列は実質的に変化せず、色調変化シート材50の構造色は非押圧状態の赤色になることから、表示部Rに赤色表示を行うことができる。
その結果、押圧部材30の押圧面30aの移動量に応じて、表示部Rに赤色,緑色,青色の各色表示を行うことができる。
従って、表示装置10によれば、各画素Pの色調を任意に設定することが可能であり、複数の画素Pから成る所望の画像を表示部Rにフルカラーで表示できる。
第1実施形態の表示装置10では、色調変化シート材50において、個々の押圧部材30の押圧面30aに押圧される部分により、表示装置10の画素Pが構成されている。
そして、色調変化シート材50において画素Pを構成する隣合う各部分50α,50β,50γは連続して一体化されている。
そのため、色調変化シート材50の部分(画素)50βだけを押圧部材30の押圧面30aによって押圧して変形させようとしても、部分50βの変形が隣り合う各部分50α,50γによって阻害されるため、部分50βだけを自由に変形させることが難しく、部分50βの良好な発色が得られないという問題があった。
しかし、色調変化シート材50の各部分50α,50β,50γの間に空隙や溝を設けると、その空隙や溝の分だけ画素Pを密にすることができないという問題があった。
そのため、色調変化シート材50の各部分(画素)50α,50β,50γの自由な変形が各弾性シート材20,21によって許容され、部分50βだけを押圧部材30の押圧面30aによって押圧して変形させる際にも、部分50βの変形が隣り合う各部分50α,50γによって阻害されることがなく、部分50βだけを自由に変形させることが可能になることから、部分50βの良好な発色が得られる。
尚、各弾性シート材20,21の特性(例えば、厚さ、硬さ、表面の摩擦係数、弾性力など)については、前記作用・効果が確実に得られるように、色調変化シート材50に応じて最適化する必要がある。
しかし、初期状態において、各シート材21,50,20をそれぞれ離間させて配置してもよく、その場合でも、押圧部材30と透明板12の間で各シート材21,50,20が押圧されれば、各シート材21,50,20の略全面が接触して積層状態になるため、前記作用・効果が得られる。
図3は、図1(A)におけるX−X線断面図であり、第2実施形態の表示装置100の要部縦断面構造を説明するための概略断面図である。
表示装置100は、収納ケース11、透明板12、弾性シート材20,21、押圧部材101、黒色シート材40、色調変化シート材50などから構成されている。
そのため、第2実施形態では、第1実施形態のような画素Pが設けられておらず、表示部Rの全面が単色を表示する。
そのため、色調変化シート材50の略全面の自由な変形が各弾性シート材20,21によって許容され、色調変化シート材50の面積が比較的大きい場合でも、色調変化シート材50の略全面を十分に変形させることが容易であることから、構造色の制御を良好に行うことができる。
図4は、図1(A)におけるX−X線断面図であり、第3実施形態の表示装置110の要部縦断面構造を説明するための概略断面図である。
表示装置110は、収納ケース11、透明板12、弾性シート材21、押圧部材101、黒色シート材40、色調変化シート材50などから構成されている。
そのため、第3実施形態によれば、弾性シート材20の機能が得られないことから、第1実施形態に比べれば劣るものの、第1実施形態と同様の作用・効果が得られる。
図5は、図1(A)におけるX−X線断面図であり、第4実施形態の表示装置120の要部縦断面構造を説明するための概略断面図である。
表示装置120は、収納ケース11、透明板12、弾性シート材20、押圧部材101、黒色シート材40、色調変化シート材50などから構成されている。
そのため、第4実施形態によれば、弾性シート21の機能が得られないことから、第1実施形態に比べれば劣るものの、第1実施形態と同様の作用・効果が得られる。
図6は、図1(A)におけるX−X線断面図であり、第5実施形態の表示装置130の要部縦断面構造を説明するための概略断面図である。
表示装置130は、収納ケース11、透明板12、弾性シート材20,21、押圧部材101、色調変化シート材50などから構成されている。
そのため、第5実施形態によれば、第1実施形態と同様の作用・効果が得られる。
尚、弾性シート材21を黒色に着色するには、例えば、弾性シート材21の形成材料に黒色の染料や顔料を含ませればよい。
図7は、図1(A)におけるX−X線断面図であり、第6実施形態の表示装置140の要部縦断面構造を説明するための概略断面図である。
表示装置140は、収納ケース11、透明板12、弾性シート材20,21、押圧部材101、色調変化シート材50などから構成されている。
[1]第6実施形態の表示装置140(図7参照)では、弾性シート材21を画素P毎に分割して空隙Sを設けている。
しかし、弾性シート材20を画素P毎に分割して空隙Sを設けるようにしてもよく、その場合でも第6実施形態と同様の作用・効果が得られる。
尚、弾性シート材20に相当する変形許容部材は、透光性を有する必要がある。
11…収納ケース
12…透明板
12a…透明板12の表面
12b…透明板12の裏面
20…弾性シート材(第2変形許容部材)
21…弾性シート材(第1変形許容部材)
30,101…押圧部材
30a,101a…押圧面
40…黒色シート材
50…色調変化シート材
50a…色調変化シート材50の表面
50b…色調変化シート材50の裏面
50α〜50γ…色調変化シート材50における個々の画素Pを構成する部分
P…画素
S…弾性シート材21の空隙
Claims (7)
- 規則的な間隔で配列された粒子と、その粒子の間に介在して弾性変形可能な基材とを有し、基材を弾性変形させて粒子の間隔を変更し、粒子の間隔に応じた特定の波長の可視光を反射することにより、色調が変化する色調変化シート材と、
表示側に設けられた透明板と、
前記色調変化シート材を前記透明板側へ押圧し、前記色調変化シート材を厚さ方向に変形させることにより前記基材を弾性変形させる押圧部材と、
前記色調変化シート材と前記押圧部材の間に設けられた第1変形許容部材と、
前記透明板と前記色調変化シート材の間に設けられた透光性を有する第2変形許容部材と
を備えた表示装置であって、
前記第1変形許容部材および第2変形許容部材は、前記押圧部材によって前記色調変化シート材が押圧されたとき、前記色調変化シート材の自由な変形を許容することを特徴とする表示装置。 - 規則的な間隔で配列された粒子と、その粒子の間に介在して弾性変形可能な基材とを有し、基材を弾性変形させて粒子の間隔を変更し、粒子の間隔に応じた特定の波長の可視光を反射することにより、色調が変化する色調変化シート材と、
表示側に設けられた透明板と、
前記色調変化シート材を前記透明板側へ押圧し、前記色調変化シート材を厚さ方向に変形させることにより前記基材を弾性変形させる押圧部材と、
前記色調変化シート材と前記押圧部材の間に設けられた第1変形許容部材と
を備えた表示装置であって、
前記第1変形許容部材は、前記押圧部材によって前記色調変化シート材が押圧されたとき、前記色調変化シート材の自由な変形を許容することを特徴とする表示装置。 - 規則的な間隔で配列された粒子と、その粒子の間に介在して弾性変形可能な基材とを有し、基材を弾性変形させて粒子の間隔を変更し、粒子の間隔に応じた特定の波長の可視光を反射することにより、色調が変化する色調変化シート材と、
表示側に設けられた透明板と、
前記色調変化シート材を前記透明板側へ押圧し、前記色調変化シート材を厚さ方向に変形させることにより前記基材を弾性変形させる押圧部材と、
前記透明板と前記色調変化シート材の間に設けられた透光性を有する第2変形許容部材と
を備えた表示装置であって、
前記第2変形許容部材は、前記押圧部材によって前記色調変化シート材が押圧されたとき、前記色調変化シート材の自由な変形を許容することを特徴とする表示装置。 - 請求項1または請求項2に記載の表示装置において、
前記第1変形許容部材は黒色であることを特徴とする表示装置。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の表示装置において、
前記押圧部材は画素毎に設けられており、
個々の押圧部材に押圧される前記色調変化シート材の部分により前記画素が構成されていることを特徴とする表示装置。 - 請求項5に記載の表示装置において、
前記変形許容部材は前記画素毎に分割され、分割された個々の前記変形許容部材の間に空隙が設けられていることを特徴とする表示装置。 - 請求項1〜6のいずれか一項に記載の表示装置において、
前記変形許容部材は弾性体であることを特徴とする表示装置。
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