JP2011062905A - 印刷装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】画像におけるムラの発生を抑制する。
【解決手段】インターレース印刷を行う印刷装置では、ヘッドユニットの1回の主走査により紫外線が照射される単位照射領域92が、1回の主走査によりインクが吐出される単位吐出領域91よりも副走査方向におけるインク付与前側に位置する先行照射領域921、および、インターレース印刷の副走査方向における先端よりもインク付与済み側に位置する後続照射領域922を含む。これにより、印刷媒体9上に付与されたインクを硬化させるとともに、先行照射領域921を予熱してインクの拡散特性に対する温度差の影響を抑制し、画像におけるムラの発生を抑制することができる。また、照射制御部により、先行照射領域921の副走査方向における範囲が変更可能とされることにより、印刷媒体9の予熱に必要な範囲を必要最小限に抑えることができる。
【選択図】図6
【解決手段】インターレース印刷を行う印刷装置では、ヘッドユニットの1回の主走査により紫外線が照射される単位照射領域92が、1回の主走査によりインクが吐出される単位吐出領域91よりも副走査方向におけるインク付与前側に位置する先行照射領域921、および、インターレース印刷の副走査方向における先端よりもインク付与済み側に位置する後続照射領域922を含む。これにより、印刷媒体9上に付与されたインクを硬化させるとともに、先行照射領域921を予熱してインクの拡散特性に対する温度差の影響を抑制し、画像におけるムラの発生を抑制することができる。また、照射制御部により、先行照射領域921の副走査方向における範囲が変更可能とされることにより、印刷媒体9の予熱に必要な範囲を必要最小限に抑えることができる。
【選択図】図6
Description
本発明は、インクジェット方式の印刷装置に関する。
従来より、インクの微小な液滴を吐出する多数の吐出口が配列されたヘッドを、印刷媒体に対して相対的に走査することにより印刷を行うインクジェット方式の印刷装置が用いられており、近年では、紫外線硬化性のインクを用いて撥液性の印刷媒体等に画像を印刷することも行われている。
例えば、特許文献1では、包装機に組み込まれたインクジェットプリントシステムにおいて、包材上に吐出された紫外線硬化性インクに発光ダイオードから紫外線を照射することにより、インクを迅速に乾燥させる技術が開示されている。当該インクジェットプリントシステムでは、複数の発光ダイオードを複数のブロックにグループ分けし、低速にて印字が行われる場合には、高速にて印字が行われる場合に点灯されるブロック数よりも少ない個数のブロックが点灯されることにより、包材上のインクに対する紫外線の累積照射量が印字速度に関わらず一定とされる。
特許文献2のインクジェット記録装置では、記録媒体に向けて光硬化性のインクを吐出する記録ヘッドと記録媒体に光を照射する照射部とが隣接して設けられており、記録ヘッドからのインクの吐出範囲に照射部からの光が照射される。当該インクジェット記録装置では、記録ヘッドの複数の吐出口と照射部の複数の照射体とがそれぞれ対応づけられ、複数の照射体のうち、インクを吐出していない吐出口に対応する照射体を点灯させないように制御することにより、照射部の消費電力を抑制することが図られている。
ところで、インクジェット方式の印刷装置において行われる印刷方法の1つとして、インクを吐出するヘッドを主走査方向に往復移動しつつ、ヘッドの1回の主走査が完了する毎に、印刷媒体を主走査方向に垂直な副走査方向にヘッドの幅よりも小さい所定距離だけ移動することにより、印刷媒体上の各位置に対して複数回のヘッドの主走査が行われるインターレース印刷が知られている。
光の照射によりインクを硬化させる印刷装置においてインターレース印刷が行われる場合、印刷媒体上において主走査方向に伸びる一の領域に注目すると、印刷媒体に光を照射する光照射部が、当該領域上をインクヘッドと共に複数回通過することになるため、当該領域の温度は光照射部の通過により次第に上昇する。当該領域には複数回のヘッドの主走査により形成されたドットが混在しており、印刷媒体上におけるインクの微小液滴の拡散速度は、通常、印刷媒体の温度が高くなるに従って大きくなるため、複数回の主走査のうち最初の主走査時に形成されたドットよりも、2回目以降の主走査時に形成されたドットの印刷媒体上における拡散の程度が大きくなる。そして、印刷媒体上の各領域において、このような拡散の程度の差が生じることにより、印刷媒体上に印刷された画像にムラが生じてしまう。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、画像におけるムラの発生を抑制することを主な目的としている。
請求項1に記載の発明は、インクジェット方式の印刷装置であって、所定の配列方向に配列された複数の吐出口からインクの微小液滴を印刷媒体に向けて吐出する吐出部と、前記吐出部に対して位置が固定され、前記吐出部から前記印刷媒体上に付与されたインクに放射線を照射することにより前記インクを硬化させる硬化部と、前記吐出部および前記硬化部を前記配列方向と交差する主走査方向に前記印刷媒体に対して相対的に移動する主走査機構と、前記吐出部および前記硬化部の前記主走査方向への移動が行われる毎に、前記印刷媒体を前記吐出部および前記硬化部に対して前記主走査方向に垂直な副走査方向に相対的に移動する副走査機構と、前記吐出部、前記主走査機構および前記副走査機構を制御することにより、インターレース印刷を行う印刷制御部と、 前記吐出部および前記硬化部の前記主走査方向への1回の移動により前記印刷媒体上に放射線が照射される領域である単位照射領域を制御する照射制御部とを備え、前記単位照射領域が、前記1回の移動によりインクが吐出される単位吐出領域よりも前記副走査方向におけるインク付与前側の領域である先行照射領域と、インターレース印刷の前記副走査方向における先端よりもインク付与済み側に位置する後続照射領域とを含み、前記照射制御部により、前記先行照射領域の前記副走査方向における範囲が変更可能とされる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の印刷装置であって、前記照射制御部により、前記後続照射領域の前記副走査方向における範囲が変更可能とされる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の印刷装置であって、前記後続照射領域の少なくとも一部が前記単位吐出領域と重なる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の印刷装置であって、前記後続照射領域が、前記単位吐出領域全体と重なる。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の印刷装置であって、インターレース印刷の前記副走査方向における前記先端と前記後続照射領域とが前記副走査方向において離間している。
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の印刷装置であって、前記後続照射領域が、前記単位吐出領域よりも前記インク付与済み側まで広がる。
請求項7に記載の発明は、請求項1ないし6のいずれかに記載の印刷装置であって、前記硬化部が、前記複数の吐出口の配列に沿って配列されるとともに前記印刷媒体上に付与されたインクに前記放射線を照射する複数の発光素子を備え、前記照射制御部が、前記複数の発光素子の点灯および消灯を個別に制御することにより、前記先行照射領域の前記副走査方向における範囲を変更する。
請求項8に記載の発明は、請求項5に記載の印刷装置であって、前記硬化部が、前記複数の吐出口の配列に沿って2次元配列されるとともに前記印刷媒体上に付与されたインクに前記放射線を照射する複数の発光素子を備え、前記照射制御部が、前記複数の発光素子の点灯領域の前記主走査方向における範囲を変更する。
請求項9に記載の発明は、請求項1ないし8のいずれかに記載の印刷装置であって、前記先行照射領域の前記副走査方向の幅が、前記単位吐出領域の前記副走査方向の幅の0.1倍以上2倍以下である。
本発明では、インクの硬化と並行して単位吐出領域よりもインク付与前側の領域を予熱することにより、インクの微小液滴の印刷媒体上における拡散特性が、印刷媒体上の温度差の影響を受けることを抑制し、画像におけるムラの発生を抑制することができる。また、先行照射領域を変更可能とすることにより、印刷媒体の予熱に必要な範囲を印刷媒体の種類に応じて必要最小限に抑えることができる。
図1は、本発明の一の実施の形態に係る印刷装置1の構成を示す正面図である。印刷装置1は、プラスチックにて形成されるフィルム状の印刷媒体9上にインクジェット方式にてカラー印刷を行う装置であり、本実施の形態では、画像が印刷された印刷媒体9は広告等を目的とする展示、あるいは、自動車や電車等の車体のラッピングに用いられる。
印刷装置1の本体12は、インクの微小液滴を印刷媒体9に向けて吐出するヘッドユニット21、ヘッドユニット21を図1中のX方向へと印刷媒体9に沿って移動するヘッド移動機構22、ヘッドユニット21の下方((−Z)側)にてX方向に垂直かつ水平なY方向へと印刷媒体9を移動する送り機構3、並びに、ヘッドユニット21、ヘッド移動機構22および送り機構3に接続される本体制御部6を備え、本体制御部6には、各種演算処理を行うCPUや各種情報を記憶するメモリ等を有するコンピュータ11が接続される。印刷装置1では、本体12がコンピュータ11からの信号を受けて印刷媒体9上に画像を印刷する。
送り機構3は、図示省略のモータに接続された2つのベルトローラ31、および、2つのベルトローラ31の間に掛けられたベルト32を有する。また、送り機構3の(−Y)側かつ(−Z)側には、ロール状の印刷媒体9(供給ロール)を保持する供給部51が設けられ、送り機構3の(+Y)側かつ(−Z)側にはロール状の印刷媒体9(巻取ロール)を保持する巻取部52が設けられる。供給部51から引き出された印刷媒体9は、保持部であるベルト32上にて保持され、ベルト32と共にヘッドユニット21の下方を通過して(+Y)側へと移動し、巻取部52にて巻き取られる。以下の説明では、単に印刷媒体9という場合は搬送途上の部位(すなわち、ベルト32上の印刷媒体9の部位)を指すものとする。
なお、印刷装置1における印刷媒体(印刷対象)は、紙や布等のロール材や、プラスチック、ガラス、金属等にて形成される板材、あるいは、枚葉紙等であってもよく、板材や枚葉紙等の印刷の際には、印刷媒体は、供給部51および巻取部52を利用することなく、ベルト32上に載置される。
ヘッド移動機構22には、X方向に細長い環状に設けられたタイミングベルト222が設けられ、モータ221がタイミングベルト222を往復移動することにより、印刷媒体9の幅に対応するX方向にヘッドユニット21が滑らかに移動する。
図2は、図1中の(+Y)側から(−Y)方向を向いて見た場合のヘッドユニット21、および、ヘッドユニット21の周囲の構成を示す側面図である。図2に示すように、ヘッドユニット21では、互いに同様の構造とされる複数のヘッド211がX方向に配列されており、複数のヘッド211では、紫外線硬化性を有する複数の色のインクがそれぞれ吐出可能とされる。各ヘッド211には、インクを貯溜するインクボトル(図示省略)が接続される。本実施の形態では、ヘッドユニット21とベルト32上の印刷媒体9との間のZ方向の距離は2〜3mmである。
ヘッドユニット21は4個のヘッド211を有し、ブラック、シアン、マゼンタおよびイエローのインクを吐出するが、もちろん、ヘッドユニット21はライトシアン、ライトマゼンタ、ホワイト等の他の色のインクを吐出してもよい。
図3は、ヘッドユニット21の底面図である。インクを吐出する吐出部であるヘッド211には、それぞれがインクの微小液滴を印刷媒体9に向けて(図2中の(−Z)方向に)吐出する複数の吐出口212が形成され、複数の吐出口212は印刷媒体9に平行なXY平面上において所定の配列方向(本実施の形態では、Y方向)に一定のピッチにて配列される。各ヘッド211では、一列に並ぶ複数の吐出口212を吐出口列として、X方向に複数の吐出口列が配列されており、Y方向に関して、一の吐出口列にて互いに隣接する2つの吐出口212の間に、他の吐出口列の1つの吐出口212が配置され、印刷媒体9上において各吐出口列における吐出口212のピッチ以下のピッチにてY方向に一列に並ぶ複数のドットの形成が可能とされる。
図2および図3に示すヘッドユニット21では、複数のヘッド211の(−X)側および(+X)側のそれぞれに、印刷媒体9に対して放射線の1つである紫外線を照射する放射線照射部4が設けられる。各放射線照射部4は、複数のヘッド211に対して位置が固定されており、ヘッド211から印刷媒体9上に付与されたインクに紫外線を照射することにより、当該インクを硬化させる硬化部である。
図3に示すように、各放射線照射部4は、X方向およびY方向に沿って配列される(すなわち、ヘッド211における複数の吐出口212の配列方向に沿って2次元配列される)複数の発光素子411を備え、各発光素子411により、複数のヘッド211から印刷媒体9上に付与されたインクに紫外線が照射される。本実施の形態では、発光素子411として紫外線を出射する発光ダイオードが利用され、X方向およびY方向における発光素子411のピッチは約5mmとされる。なお、放射線照射部4では、図3中の各発光素子411に代えて、複数の微小な発光素子がX方向およびY方向に沿って配列されたものが設けられてもよい。
以下の説明では、図3中の縦方向であるX方向に沿って1列に配列される複数の発光素子411を「縦発光素子列」と呼び、Y方向に沿って1列に配列される複数の発光素子411を「横発光素子列」と呼ぶ。放射線照射部4では、各横発光素子列のY方向の長さは、各ヘッド211における複数の吐出口212の配列のY方向の長さよりも長く、各横発光素子列は、複数の吐出口212の配列の両端部よりも外側(すなわち、(+Y)側および(−Y)側)まで伸びている。なお、図3では、図示の都合上、縦発光素子列に含まれる発光素子411の個数、および、横発光素子列に含まれる発光素子411の個数を実際よりも少なく描いている。
図4は、本体制御部6の機能構成を示すブロック図である。図4に示すように、本体制御部6は、複数のヘッド211、ヘッド移動機構22および送り機構3に接続される印刷制御部61、複数の放射線照射部4に接続される照射制御部62、並びに、入力受付部63を備える。図4では、複数のヘッド211のうち1つのヘッド211、および、複数の放射線照射部4のうち1つの放射線照射部4のみを示している。
印刷制御部61では、コンピュータ11から入力される元画像のデータが、印刷データ生成部611により印刷データに変換される。入力受付部63では、本体制御部6に接続されたキーボードやマウス、あるいは、バーコードリーダ等である入力部13からの入力信号が受け付けられる。入力受付部63にて受け付けられる入力信号には、印刷媒体9(図2参照)の種類を示す情報やヘッド211から吐出されるインクの種類を示す情報、印刷される画像の質感(例えば、グロス調またはマット調)を示す情報等の印刷情報が含まれる。照射制御部62は、参照テーブル622を記憶する記憶部621を有し、入力受付部63にて受け付けられた入力信号に従って参照テーブル622が示す放射線照射部4の制御に係る条件が特定される。そして、当該条件に従って放射線照射部4の複数の発光素子411(図3参照)の点灯および消灯が個別に制御されることにより、放射線照射部4から出射される紫外線の印刷媒体9上における照射領域が制御される。
印刷媒体9に印刷が行われる際には、印刷制御部61により複数のヘッド211、ヘッド移動機構22および送り機構3が制御され、図2に示すヘッドユニット21がインクを吐出しつつ、ヘッド211の吐出口212の配列方向(Y方向)に交差する(+X)方向に連続的に移動し、印刷媒体9の(+X)側へと到達した後に、印刷媒体9が(+Y)方向に所定距離だけ移動する。以下の説明では、X方向を主走査方向と呼び、Y方向を副走査方向と呼ぶ。印刷装置1では、ヘッド移動機構22が、ヘッドユニット21を印刷媒体9に対して主走査方向に相対的に移動する主走査機構となっており、送り機構3が、印刷媒体9をヘッドユニット21に対して副走査方向に相対的に移動する副走査機構となっている。
本実施の形態では、印刷媒体9の(+Y)方向への1回の移動距離は、ヘッドユニット21のX方向(すなわち、主走査方向)への1回の移動により印刷媒体9上にインクが吐出される領域(以下、「単位吐出領域」という。)のY方向の幅の1/4とされる。以下の説明では、印刷媒体9の1回の移動距離を「単位移動距離」という。本実施の形態では、単位移動距離は約1mmである。
印刷装置1では、印刷媒体9が(+Y)方向へ単位移動距離だけ移動すると、ヘッドユニット21がインクを吐出しつつ(−X)方向に連続的に移動し、印刷媒体9の(−X)側へと到達した後に、印刷媒体9が(+Y)方向に単位移動距離だけ移動する。ヘッドユニット21の(−X)方向への移動時における単位吐出領域の(−Y)側の一部は、ヘッドユニット21の前回の移動時における単位吐出領域の(+Y)側の一部と重なっている。このように、印刷装置1では、ヘッドユニット21が印刷媒体9に対してX方向に相対的に主走査されるとともに、1回の主走査が完了する毎に(すなわち、X方向への1回の移動が行われる毎に)Y方向に相対的に副走査され、印刷媒体9上の各位置に対してヘッドユニット21の主走査が複数回(本実施の形態では、4回)行われることにより、インターレース印刷が行われる。
図5は、印刷途上の印刷媒体9の一部を示す平面図である。図5では、印刷媒体9上に吐出されたインクのドットを円にて示しており、また、ヘッドユニット21(図2参照)の最新の主走査(以下、「n回目の主走査」という。)によりインクが吐出された単位吐出領域91を太い二点鎖線にて囲んで示す(図6、並びに、図9ないし図13においても同様)。
上述のように、印刷装置1では、印刷媒体9上の各位置に対して複数回の印刷が行われるため、単位吐出領域91中のドットはn回目の主走査のみにて形成されたものではなく、(n−3)回目〜n回目の主走査により形成されたものである。なお、図5(および図6、並びに、図9ないし図13)では、図の理解を容易にするために、最新の主走査であるn回目の主走査により形成されたドットを他のドットよりも太い線にて示す。また、一の色(例えば、ブラック)のインクのドットのみを図示しており、ドットの大きさや隣接するドット間の距離を実際よりも大きく描いている。さらに、単位吐出領域91に含まれるドットのX方向およびY方向の個数を実際よりも少なく描いている。
図5に示すように、単位吐出領域91を、Y方向に配列された4つの同形状の帯状の領域911〜914に分けると、最も(+Y)側の領域911は、(n−3)回目〜n回目の主走査によりドットが形成されて印刷が完了した領域である。領域911の(−Y)側に隣接する領域912では、(n−2)回目〜n回目の主走査によりドットが形成されており、次の主走査((n+1)回目の主走査)にてドットが形成されることにより印刷が完了する。領域912の(−Y)側に隣接する領域913では、(n−1)回目およびn回目の主走査によりドットが形成されており、続く2回の主走査((n+1)回目および(n+2)回目の主走査)にてドットが順次形成されることにより印刷が完了する。最も(−Y)側の領域914では、n回目の主走査により形成されたドットのみが配置されており、続くの3回の主走査((n+1)回目〜(n+3)回目の主走査)にてドットが順次形成されることにより印刷が完了する。
次に、印刷媒体9に対するインクの吐出と並行して行われる照射制御部62(図4参照)による放射線照射部4の制御について説明する。印刷装置1では、入力受付部63(図4参照)にて受け付けられる入力信号に含まれる上述の印刷情報に基づいて放射線照射部4の複数の発光素子411(図3参照)が個別に制御され、ヘッドユニット21(図2参照)の1回の主走査(すなわち、X方向への1回の移動)により印刷媒体9上に紫外線が照射される領域(以下、「単位照射領域」という。)の形状が制御される。
図6は、印刷途上の印刷媒体9の一部を示す平面図である。図6では、図の理解を容易にするために、単位照射領域92を二点鎖線にて囲んだ上で平行斜線を付す(図9ないし図13においても同様)。また、図6では、印刷媒体9の(−X)側に放射線照射部4の複数の発光素子411を図示しており、放射線照射部4が(+X)方向に主走査される際に単位照射領域92に紫外線を照射する発光素子411に平行斜線を付す(図9ないし図13においても同様)。実際には、発光素子411のY方向のピッチに比べて、印刷媒体9上のドットのY方向のピッチは非常に小さい。
印刷装置1では、入力受付部63にて受け付けられる入力信号に含まれる印刷情報が変更されることにより、単位照射領域92の形状も様々に変更される。図6に示す単位照射領域92の形状は、比較的短時間の紫外線の照射により硬化するインクにてマット調の印刷が行われる場合の印刷情報に対応するものである。
図6に示すように、単位照射領域92は、単位吐出領域91よりも(−Y)側(すなわち、副走査方向におけるインク付与前側であり、印刷の進行方向前側ともいえる。)の領域である先行照射領域921、および、単位吐出領域91の(−Y)側のエッジよりも(+Y)側(すなわち、インターレース印刷の副走査方向における先端よりもインク付与済み側(印刷の進行方向後側))に位置する後続照射領域922を含む。
印刷装置1では、照射制御部62(図4参照)により放射線照射部4の複数の発光素子411が個別に制御されることにより、先行照射領域921および後続照射領域922のそれぞれの副走査方向における範囲が個別に変更可能とされており、図6に示す例では、後続照射領域922全体が単位吐出領域91全体と重なる。換言すれば、後続照射領域922と単位吐出領域91とが一致し、後続照射領域922の(+Y)側のエッジおよび(−Y)側のエッジが、単位吐出領域91の(+Y)側のエッジおよび(−Y)側のエッジとそれぞれおよそ重なる。また、先行照射領域921の(+Y)側のエッジは、後続照射領域922の(−Y)側のエッジ、および、単位吐出領域91の(−Y)側のエッジと重なる。先行照射領域921のY方向の幅は、インクや印刷媒体9の種類等により決定される印刷媒体9上におけるインクの拡散特性に基づいて決定され、好ましくは、単位吐出領域91の副走査方向の幅の0.1倍以上2倍以下とされる。
ここで、比較例として、図7に示すように、各放射線照射部84にY方向に沿って1列に配列される複数の発光素子8411が設けられ、発光素子8411の配列のY方向の長さが、各ヘッド8211の複数の吐出口8212の配列のY方向の長さにほぼ等しい印刷装置を想定すると、比較例の印刷装置におけるインターレース印刷では、図8に示すように、印刷媒体89上の単位照射領域892が単位吐出領域891に一致し、ヘッドユニット821の1回の主走査において、単位吐出領域891よりも(−Y)側(すなわち、副走査方向におけるインク付与前側)には放射線照射部84からの光は照射されない。
図8中の単位吐出領域891および単位照射領域892を、ヘッドユニット821のn回目の主走査に対応するものとすると、単位吐出領域891をY方向に関して4等分した最も(−Y)側の領域8914では、n回目の主走査により形成されたドットのみが配置されており、続くの3回の主走査((n+1)回目〜(n+3)回目の主走査)にてドットが順次形成される。領域8914には1回の主走査による紫外線の照射が行われているため、領域8914の温度は、紫外線の照射が行われる前の温度(すなわち、領域8914内のドットが形成される際の温度)よりも高くなっている。
比較例の印刷装置や本実施の形態に係る印刷装置1において利用されるインクの粘度は、インク温度の上昇に従って漸次減少し、インク温度が所定の温度帯まで到達するとおよそ一定になる。したがって、印刷媒体上に付与されたインクの拡散速度は、印刷媒体の温度上昇に従って増大し、印刷媒体の温度が所定の温度帯まで到達するとおよそ一定となる。以下の説明では、印刷媒体上におけるインクの拡散速度がおよそ一定となる印刷媒体の温度帯を「静定温度帯」という。
比較例の印刷装置では、ヘッドユニット21の(n+1)回目の主走査の際に、n回目の主走査によるドットの形成時よりも温度が高い印刷媒体89に向けてインクが吐出されるため、(n+1)回目の主走査により領域8914に形成されるドットは、n回目の主走査により領域8914に形成されたドットよりも大きく拡がった状態で硬化する。同様に、(n+2)回目の主走査により領域8914に形成されるドットは、n回目および(n+1)回目の主走査により領域8914に形成されたドットよりも大きく拡がった状態で硬化し、(n+3)回目の主走査により領域8914に形成されるドットは、n回目〜(n+1)回目の主走査により領域8914に形成されたドットよりも大きく拡がった状態で硬化する。このように、形成されるタイミングによって拡散状態が異なるドットが1つの領域8914に混在することにより、比較例の印刷装置により印刷された画像にムラが生じてしまう。
これに対し、本実施の形態に係る印刷装置1では、図6に示すように、単位照射領域92が、単位吐出領域91よりも(−Y)側に位置する先行照射領域921、および、単位吐出領域91の(−Y)側のエッジよりも(+Y)側に位置する後続照射領域922を含むため、印刷媒体9上に付与されたインクに後続照射領域922にて紫外線を照射して硬化させるとともに、先行照射領域921における紫外線の照射により、印刷媒体9上のインクが付与される前の領域(以下、「インク付与前領域」という。)の一部が予め加熱される(すなわち、予熱される)。
そして、印刷媒体9上のインク付与前領域において、先行照射領域921における予熱により温度が静定温度帯まで到達した領域に対して、ヘッド211の主走査が行われてインクドットが形成される。その結果、インクの微小液滴の印刷媒体9上における拡散速度等の拡散特性が、インクの吐出タイミングのずれ(すなわち、何回目の主走査において吐出されたか)による印刷媒体9上の温度差の影響を受けることを抑制し、印刷装置1において印刷される画像においてムラの発生を抑制することができる。
また、照射制御部62により、先行照射領域921のY方向における範囲が変更可能とされることにより、印刷媒体9の予熱に必要な範囲を、印刷媒体9の種類やインクの種類に応じて必要最小限に抑えることができる。これにより、印刷媒体9の全体を予熱する場合に比べて、予熱に係るコストを低減することができるとともに、加熱により印刷媒体9にあまり好ましくない影響が生じる場合に当該影響を低減することができる。なお、一の領域に対する予熱は、当該領域にインクが初めて吐出される回の主走査よりも前の複数回の主走査に亘って行われてもよく、1回前の主走査のみにて行われてもよい。
印刷装置1では、先行照射領域921の(+Y)側のエッジが単位吐出領域91の(−Y)側のエッジに重なることにより(すなわち、先行照射領域921がインターレース印刷の副走査方向における先端に接することにより)、印刷媒体9上のインク付与前領域において、予熱が完了した領域に対し、予熱が行われた最後の主走査に続く次の主走査にてインクが吐出される。これにより、予熱が完了した領域の温度が静定温度帯にて維持された状態で当該領域にインクのドットを形成することができ、印刷される画像におけるムラの発生をさらに抑制することができる。
印刷装置1では、印刷媒体9の予熱前の温度と静定温度帯との差が比較的大きい場合や、印刷媒体9の比熱が大きい場合等には、インク付与前領域の各位置に対する予熱を多数回繰り返すことが必要になるため、先行照射領域921のY方向の幅を比較的大きくする必要がある。また、印刷媒体9の温度が僅かな加熱にて静定温度帯に到達する場合や、インクが迅速に硬化するためインクの拡散特性に対する温度差の影響が現れにくい場合等には、先行照射領域921のY方向の幅は小さい方が好ましい。上述のように、印刷装置1では、先行照射領域921のY方向の幅が、単位吐出領域91のY方向の幅の0.1倍以上2倍以下とされるため、様々な種類の印刷媒体やインクに対して、インクの硬化と並行した印刷媒体の予熱制御を適切に行うことができる。
図6に示す例では、単位照射領域92の後続照射領域922が単位吐出領域91全体と重なるため、1回の主走査により印刷媒体9上に形成された全てのドットに対して、当該主走査において紫外線が照射される。これにより、印刷媒体9上に吐出されたインクを速やかに硬化させることができ、印刷される画像のマット性を高めることができる。
図6に示す例では、後続照射領域922全体が単位吐出領域91全体と重なっているが、後続照射領域922が、図9に示すように、単位吐出領域91全体と重なるとともに単位吐出領域91よりも(+Y)側(すなわち、インク付与済み側であり、印刷の進行方向後側でもある。)まで広がるように、照射制御部62(図4参照)により放射線照射部4が制御されてもよい。後続照射領域922が単位吐出領域91よりも(+Y)側まで広がることにより、印刷媒体9上に付与されたインクに対する紫外線の累積照射時間を長くすることができ、印刷媒体9に対するインクの定着度を向上することができる。その結果、印刷媒体9の曲げ等に対する画像の耐久性が向上される。
また、後続照射領域922が、図10に示すように、単位吐出領域91の(−Y)側のエッジ(すなわち、インターレース印刷の副走査方向における先端)から離間するように、照射制御部62により放射線照射部4が制御されてもよい。このように、後続照射領域922を単位吐出領域91の(+Y)側の部位に重ねるとともに単位吐出領域91の(−Y)側の部位と重ねないようにすることにより、1回の主走査により印刷媒体9上に形成された複数のドットの一部を当該主走査において硬化させずに周囲に拡散させ、印刷される画像のグロス性を高めることができる。
図10に示す例では、後続照射領域922の(+Y)側のエッジが単位吐出領域91の(+Y)側のエッジに重なっているが、図11に示すように、後続照射領域922が、単位吐出領域91の(−Y)側のエッジから離間するとともに単位吐出領域91よりも(+Y)側まで広がるように、放射線照射部4が制御されてもよい。これにより、印刷される画像のグロス性を高めつつ印刷媒体9に対するインクの定着度を向上することもできる。
印刷装置1では、照射制御部62による放射線照射部4の制御により、単位吐出領域91の(−Y)側のエッジと後続照射領域922の(−Y)側のエッジとの間の距離が様々に変更されることにより、印刷される画像の質感(マット性、グロス性)を様々に変更することができる。画像のグロス性をより高くしたい場合には、例えば、図12に示すように、後続照射領域922全体を単位吐出領域91の(+Y)側のエッジよりも(+Y)側に配置してもよい。
図6、図9、図10および図11に示す例のように、後続照射領域922の少なくとも一部が単位吐出領域91と重なることにより、1回の主走査により印刷媒体9上に形成された複数のドットの少なくとも一部に対して、当該主走査において紫外線が照射される。これにより、印刷媒体9上に吐出されたインクを比較的速やかに硬化させることができる。印刷装置1では、後続照射領域922のY方向における範囲が変更可能とされることにより、上述のように、印刷された画像の質感や印刷媒体9に対するインクの定着度等の印刷状態を容易に変更することができる。
なお、単位照射領域92の形状と印刷状態との関係は、単位照射領域92の形状やインクの種類、印刷媒体9の種類等を様々に変更して印刷を行うことにより予め取得され、放射線照射部4の制御に係る条件として記憶部621(図4参照)に記憶される。当該関係を取得する際には、単位照射領域92の形状以外にも、放射線照射部4の各発光素子411からの出力や点灯される発光素子411の個数を変更することにより、ヘッドユニット21の1回の主走査により単位照射領域92に照射される紫外線の累積光量が様々に変更されてもよい。また、印刷の解像度(すなわち、インターレースの数)を様々に変更して印刷が行われ、各解像度に対応する制御条件が記憶部621に記憶されてもよい。
印刷装置1では、放射線照射部4がY方向に沿って配列される複数の発光素子411を備え、これら複数の発光素子411の点灯および消灯を個別に制御することにより、単位照射領域92の先行照射領域921および後続照射領域922の副走査方向における範囲を容易に変更することができる。
図10に示す例のように、印刷される画像のグロス性を高める場合には、照射制御部62により、放射線照射部4において複数の発光素子411の点灯領域のX方向における範囲が変更され、図13に示すように、後続照射領域922上を通過する複数の発光素子411のうち(−X)側の例えば2列の発光素子411のみ(すなわち、主走査方向においてヘッド211から離れている一部の発光素子411のみ)が点灯されてもよい。これにより、ヘッド211(図2参照)による印刷媒体9上へのインクのドット形成から、放射線照射部4によるドットへの紫外線の照射までの経過時間が増大され、インクの拡散の程度を大きくして画像のグロス性をより高めることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
放射線照射部4では、必ずしもX方向およびY方向に2次元配列される複数の発光素子411が設けられる必要はなく、例えば、Y方向に沿って1列に配列される複数の発光素子411が設けられてもよい。また、放射線照射部4では、必ずしも複数の発光素子411が設けられる必要はなく、例えば、複数の光源のそれぞれに複数の光ファイバが接続され、複数の光ファイバの先端がY方向に沿って配列されてもよい。
放射線照射部4から印刷媒体9に照射される放射線は、必ずしも紫外線には限定されず、例えば、可視光や電子ビームであってもよい。この場合、ヘッド211から吐出されるインクは、放射線照射部4から照射される放射線の種類に合わせて、当該放射線の照射により硬化する性質を有するものに変更される。
印刷装置1では、ヘッド移動機構22(主走査機構)によるヘッドユニット21の主走査方向への移動に代えて、例えば、ヘッドユニット21が固定されて印刷媒体9が主走査方向に移動されてもよい。また、送り機構3(副走査機構)による印刷媒体9の副走査方向への移動に代えて、例えば、印刷媒体9が固定されてヘッドユニット21が副走査方向に移動されてもよい。換言すれば、主走査機構によりヘッドユニット21が印刷媒体9に対して相対的に主走査方向に移動され、副走査機構により印刷媒体9がヘッドユニット21に対して相対的に副走査方向に移動されていればよい。
1 印刷装置
3 送り機構
4 放射線照射部
9 印刷媒体
22 ヘッド移動機構
61 印刷制御部
62 照射制御部
91 単位吐出領域
92 単位照射領域
211 ヘッド
212 吐出口
411 発光素子
921 先行照射領域
922 後続照射領域
3 送り機構
4 放射線照射部
9 印刷媒体
22 ヘッド移動機構
61 印刷制御部
62 照射制御部
91 単位吐出領域
92 単位照射領域
211 ヘッド
212 吐出口
411 発光素子
921 先行照射領域
922 後続照射領域
Claims (9)
- インクジェット方式の印刷装置であって、
所定の配列方向に配列された複数の吐出口からインクの微小液滴を印刷媒体に向けて吐出する吐出部と、
前記吐出部に対して位置が固定され、前記吐出部から前記印刷媒体上に付与されたインクに放射線を照射することにより前記インクを硬化させる硬化部と、
前記吐出部および前記硬化部を前記配列方向と交差する主走査方向に前記印刷媒体に対して相対的に移動する主走査機構と、
前記吐出部および前記硬化部の前記主走査方向への移動が行われる毎に、前記印刷媒体を前記吐出部および前記硬化部に対して前記主走査方向に垂直な副走査方向に相対的に移動する副走査機構と、
前記吐出部、前記主走査機構および前記副走査機構を制御することにより、インターレース印刷を行う印刷制御部と、
前記吐出部および前記硬化部の前記主走査方向への1回の移動により前記印刷媒体上に放射線が照射される領域である単位照射領域を制御する照射制御部と、
を備え、
前記単位照射領域が、
前記1回の移動によりインクが吐出される単位吐出領域よりも前記副走査方向におけるインク付与前側の領域である先行照射領域と、
インターレース印刷の前記副走査方向における先端よりもインク付与済み側に位置する後続照射領域と、
を含み、
前記照射制御部により、前記先行照射領域の前記副走査方向における範囲が変更可能とされることを特徴とする印刷装置。 - 請求項1に記載の印刷装置であって、
前記照射制御部により、前記後続照射領域の前記副走査方向における範囲が変更可能とされることを特徴とする印刷装置。 - 請求項1または2に記載の印刷装置であって、
前記後続照射領域の少なくとも一部が前記単位吐出領域と重なることを特徴とする印刷装置。 - 請求項3に記載の印刷装置であって、
前記後続照射領域が、前記単位吐出領域全体と重なることを特徴とする印刷装置。 - 請求項1ないし3のいずれかに記載の印刷装置であって、
インターレース印刷の前記副走査方向における前記先端と前記後続照射領域とが前記副走査方向において離間していることを特徴とする印刷装置。 - 請求項1ないし5のいずれかに記載の印刷装置であって、
前記後続照射領域が、前記単位吐出領域よりも前記インク付与済み側まで広がることを特徴とする印刷装置。 - 請求項1ないし6のいずれかに記載の印刷装置であって、
前記硬化部が、前記複数の吐出口の配列に沿って配列されるとともに前記印刷媒体上に付与されたインクに前記放射線を照射する複数の発光素子を備え、
前記照射制御部が、前記複数の発光素子の点灯および消灯を個別に制御することにより、前記先行照射領域の前記副走査方向における範囲を変更することを特徴とする印刷装置。 - 請求項5に記載の印刷装置であって、
前記硬化部が、前記複数の吐出口の配列に沿って2次元配列されるとともに前記印刷媒体上に付与されたインクに前記放射線を照射する複数の発光素子を備え、
前記照射制御部が、前記複数の発光素子の点灯領域の前記主走査方向における範囲を変更することを特徴とする印刷装置。 - 請求項1ないし8のいずれかに記載の印刷装置であって、
前記先行照射領域の前記副走査方向の幅が、前記単位吐出領域の前記副走査方向の幅の0.1倍以上2倍以下であることを特徴とする印刷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009215151A JP2011062905A (ja) | 2009-09-17 | 2009-09-17 | 印刷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009215151A JP2011062905A (ja) | 2009-09-17 | 2009-09-17 | 印刷装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2011062905A true JP2011062905A (ja) | 2011-03-31 |
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ID=43949682
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2009215151A Pending JP2011062905A (ja) | 2009-09-17 | 2009-09-17 | 印刷装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2011062905A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015530294A (ja) * | 2012-09-26 | 2015-10-15 | オセ−テクノロジーズ ビーブイ | 硬化性液の適用方法及びその方法を行うための装置 |
JP2021008056A (ja) * | 2019-06-28 | 2021-01-28 | セイコーエプソン株式会社 | インクジェットプリンター |
-
2009
- 2009-09-17 JP JP2009215151A patent/JP2011062905A/ja active Pending
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JP7314657B2 (ja) | 2019-06-28 | 2023-07-26 | セイコーエプソン株式会社 | インクジェットプリンター |
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