JP2011029161A - 立体表示装置 - Google Patents

立体表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011029161A
JP2011029161A JP2010138044A JP2010138044A JP2011029161A JP 2011029161 A JP2011029161 A JP 2011029161A JP 2010138044 A JP2010138044 A JP 2010138044A JP 2010138044 A JP2010138044 A JP 2010138044A JP 2011029161 A JP2011029161 A JP 2011029161A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
organic
eye
control plate
polarization control
display device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010138044A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshifumi Yoshida
義史 吉田
Nobuo Mikami
信夫 三上
Koshiro Ochiai
鋼志郎 落合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Chemical Co Ltd filed Critical Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority to JP2010138044A priority Critical patent/JP2011029161A/ja
Publication of JP2011029161A publication Critical patent/JP2011029161A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K50/00Organic light-emitting devices
    • H10K50/80Constructional details
    • H10K50/868Arrangements for polarized light emission
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/30Polarising elements
    • G02B5/3025Polarisers, i.e. arrangements capable of producing a definite output polarisation state from an unpolarised input state
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K50/00Organic light-emitting devices
    • H10K50/80Constructional details
    • H10K50/86Arrangements for improving contrast, e.g. preventing reflection of ambient light

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Electroluminescent Light Sources (AREA)
  • Stereoscopic And Panoramic Photography (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Polarising Elements (AREA)
  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)

Abstract

【課題】表示特性に優れた立体画像表示装置を提供するものである。
【解決手段】有機エレクトロルミネッセンス素子を備えた基板と、前記有機エレクトロルミネッセンス素子を駆動する回路と、偏光制御板とを備えた立体表示装置であって、前記有機エレクトロルミネッセンス素子は、基板と偏光制御板との間に設けられ、偏光制御板に向けて光を出射する素子であり、且つ、右目により視認されるべき画像情報を表示する右目用有機エレクトロルミネッセンス素子と、左目により視認されるべき画像情報を表示する左目用有機エレクトロルミネッセンス素子とを含み、前記偏光制御板は、右目用有機エレクトロルミネッセンス素子から入射して透過する光の偏光状態と、左目用有機エレクトロルミネッセンス素子から入射して透過する光の偏光状態とがを異なるように、入射する光の偏光状態を制御することが可能な偏光制御板である立体表示装置。
【選択図】図1

Description

本発明は立体表示装置に関するものである。
立体表示装置において、右目用画像が左目に入り、また逆に左目用画像が右目に入ると、画像が2重に見える現象(クロストーク)が発生し、表示特性が低下する。
立体表示装置としては、発光源としてバックライトを含む液晶表示方式のものが知られている。
特開2008−191399号公報
表示特性に優れた立体表示装置が求められている。
本発明は、1.〜4.を提供するものである。
1. 有機エレクトロルミネッセンス素子を備えた基板と、前記有機エレクトロルミネッセンス素子を駆動する回路と、偏光制御板とを備えた立体表示装置であって、
前記有機エレクトロルミネッセンス素子は、基板と偏光制御板との間に設けられ、偏光制御板に向けて光を出射する素子であり、且つ、右目により視認されるべき画像情報を表示する右目用有機エレクトロルミネッセンス素子と、左目により視認されるべき画像情報を表示する左目用有機エレクトロルミネッセンス素子とを含み、
前記偏光制御板は、右目用有機エレクトロルミネッセンス素子から入射して透過する光の偏光状態と、左目用有機エレクトロルミネッセンス素子から入射して透過する光の偏光状態とがを異なるように、入射する光の偏光状態を制御することが可能な偏光制御板である立体表示装置。
2. 偏光制御板が、液晶性化合物の硬化膜を含む偏光制御板である1.記載の立体表示装置。
3. 偏光制御板が、右目用有機エレクトロルミネッセンス素子から入射して透過する光の偏光状態を変換する右目用領域と、左目用有機エレクトロルミネッセンス素子から入射して透過する光の偏光状態を変換する左目用領域とを有し、右目用領域と左目用領域とが、ストライプ状に、交互に配置されている1.又は2.記載の立体表示装置。
4. 有機エレクトロルミネッセンス素子を駆動する回路が基板に形成されている請求項1.〜3.のいずれか記載の立体表示装置。
本発明によれば、クロストークを小さくすることで、表示特性に優れた立体表示装置を得ることができる。
本発明の立体表示装置1を示す概略図である。 本発明の立体表示装置11Aを示す概略図である。 本発明の立体表示装置11Bを示す概略図である。 本発明の立体表示装置11Cを示す概略図である。 本発明の立体表示装置11Dを示す概略図である。 本発明の立体表示装置に含まれる偏光制御板5Aを示す概略図である。 本発明の立体表示装置に含まれる偏光制御板5Bを示す概略図である。 本発明の立体表示装置に含まれる偏光制御板5Cを示す概略図である。 本発明の立体表示装置による効果を説明する概略図である。 本発明の立体表示装置11Eを示す概略図である。 本発明の立体表示装置11Fを示す概略図である。 本発明の立体表示装置11Gを示す概略図である。 本発明の立体表示装置11Hを示す概略図である。 実施例で用いたマスクを示す概略図である。 図14のマスクを用いた時に得られるパターン化位相差板を示す概略図である。
本発明の立体表示装置は、有機エレクトロルミネッセンス素子(以下「有機EL素子」という場合がある。)を備えた基板と、前記有機EL素子を駆動する回路と、偏光制御板とを備えた立体表示装置であって、前記有機EL素子は、基板と偏光制御板との間に設けられ、偏光制御板に向けて光を出射する素子であり、且つ、右目により視認されるべき画像情報を表示する右目用有機EL素子と、左目により視認されるべき画像情報を表示する左目用有機EL素子とを含み、前記偏光制御板は、右目用有機EL素子から入射して透過する光の偏光状態と、左目用有機EL素子から入射して透過する光の偏光状態とが異なるように、入射する光の偏光状態を制御することが可能な偏光制御板である立体表示装置である。
図1は、本発明の立体表示装置1を示す概略図である。
立体表示装置1は、有機EL素子4と、偏光制御板5とを備え、有機EL素子4を駆動する回路2が基板3上に形成されている、アクティブマトリックス方式の立体表示装置である。有機EL素子4は、基板3と偏光制御板5との間に設けられ、偏光制御板5に向けて、つまり、基板3とは反対側に、光を出射する素子である。立体表示装置1は、通常、複数の有機EL素子4を有している。有機EL素子4は、右目により視認されるべき画像情報(以下「右目用画像情報」という場合がある。)を表示する右目用有機EL素子と、左目により視認されるべき画像情報(以下「左目用画像情報」という場合がある。)を表示する左目用有機EL素子とを含む。偏光制御板5とは、右目用有機EL素子から入射して透過する光の偏光状態と、左目用の有機EL素子から入射して透過する光の偏光状態とが異なるように、入射する光の偏光状態を制御する部材である。
図2は、本発明の立体表示装置11Aを示す概略図である。図1で説明した立体表示装置1をより詳細に説明した図である。
立体表示装置11Aは、有機EL素子を駆動する回路2が形成された基板3上に、有機EL素子4と、薄膜封止膜17と、偏光制御板5とを備える立体表示装置である。有機EL素子4は、基板3と偏光制御板5との間に設けられ、さらに、有機EL素子4と偏光制御板5との間に、薄膜封止膜17が設けられている。有機EL素子4は、画素電極14、発光層15、透明電極16から構成され、発光層15が、画素電極14と透明電極16の間に設けられており、画素電極14が、基板3側になるよう配置されている。透明電極16は、複数の有機EL素子にまたがって形成されている。
図3は、本発明の立体表示装置11Bを示す概略図である。かかる立体表示装置11Bもアクティブマトリックス方式の表示装置である。
立体表示装置11Bは、有機EL素子を駆動する回路2が形成された基板3上に、有機EL素子4と、偏光制御板5と、薄膜封止膜17とを備える立体表示装置である。有機EL素子4は、基板3と偏光制御板5との間に設けられ、さらに、有機EL素子4と薄膜封止膜17との間に、偏光制御板5が設けられている。有機EL素子4は、画素電極14、発光層15、透明電極16から構成され、発光層15が、画素電極14と透明電極16の間に設けられており、画素電極14が、基板3側になるよう配置されている。透明電極16は、複数の有機EL素子にまたがって形成されている。
本発明の立体表示装置では、一対の電極(画素電極14及び透明電極16)のうちの一方は、陽極として機能し、他方は陰極として機能する。一対の電極に電圧を加えると、陽極から正孔が注入されるとともに、陰極から電子が注入され、これら正孔と電子とが発光層15において再結合することによって発光する。発光層15から放射される光は、透明電極16から出射する。すなわち基板3とは反対側へ光が出射する。発光層15は、必要に応じて電子注入層、電子輸送層、正孔輸送層及び正孔注入層などを一対の電極の間に備えることができる。
図4は、本発明の立体表示装置11Cを示す概略図である。かかる立体表示装置11Cもアクティブマトリックス方式の表示装置である。
立体表示装置11Bは、有機EL素子を駆動する回路2が形成された基板3上に、有機EL素子4と、偏光制御板5と、ガラス基板18とを備える立体表示装置である。有機EL素子4は、基板3と偏光制御板5との間に設けられ、さらに、ガラス基板18が、偏光制御板5の、有機EL4とは反対側に設けられている。有機EL素子4は、画素電極14、発光層15および透明電極16から構成され、発光層15が、画素電極14と透明電極16の間に設けられており、画素電極14が、基板3側になるよう配置されている。
図5は、本発明の立体表示装置11Dを示す概略図である。かかる立体表示装置11Dもアクティブマトリックス方式の表示装置である。
立体表示装置11Dは、有機EL素子4と、有機EL素子を駆動する回路2が形成された基板3と、偏光制御板5と、薄膜封止膜17と、透明基板19とを備える立体表示装置である。
図10は、本発明の立体表示装置11Eを示す概略図である。
立体表示装置11Eは、有機EL素子4を駆動する回路2(図示しない)が、基板3外に設けられ、有機EL素子4と、薄膜封止膜17と、偏光制御板5を備える、パッシブマトリックス方式の表示装置である。有機EL素子4は、基板3と偏光制御板5との間に設けられ、さらに、有機EL素子4と偏光制御板5との間に、薄膜封止膜17が設けられている。有機EL素子4は、画素電極14、発光層15および透明電極16から構成され、発光層15が、画素電極14と透明電極16の間に設けられており、画素電極14が、基板3側になるよう配置されている。画素電極14および透明電極16は、通常、複数の有機EL素子4にまたがって形成され、透明電極16側からみて、画素電極14と透明電極16とが直交するよう配置されている。
図11は、本発明の立体表示装置11Fを示す概略図である。かかる立体表示装置11Fもパッシブマトリックス方式の表示装置である。
立体表示装置11Fは、有機EL素子4を駆動する回路2(図示しない)が、基板3外に設けられ、有機EL素子4と、薄膜封止膜17と、偏光制御板5を備える立体表示装置である。有機EL素子4は、基板3と偏光制御板5との間に設けられ、さらに、偏光制御板5の、有機EL素子4とは反対側に、薄膜封止膜17が設けられている。有機EL素子4は、画素電極14、発光層15および透明電極16から構成され、発光層15が、画素電極14と透明電極16の間に設けられており、画素電極14が、基板3側になるよう配置されている。画素電極14および透明電極16は、通常、複数の有機EL素子4にまたがって形成され、透明電極16側からみて、画素電極14と透明電極16とが直交するよう配置されている。
図12は、本発明の立体表示装置11Gを示す概略図である。かかる立体表示装置11Gもパッシブマトリックス方式の表示装置である。
立体表示装置11Gは、有機EL素子4を駆動する回路2(図示しない)が、基板3外に設けられ、有機EL素子4と、ガラス基板18と、偏光制御板5を備える立体表示装置である。有機EL素子4は、基板3と偏光制御板5との間に設けられ、さらに、偏光制御板5の、有機EL素子4とは反対側に、ガラス基板18が設けられている。有機EL素子4は、画素電極14、発光層15および透明電極16から構成され、発光層15が、画素電極14と透明電極16の間に設けられており、画素電極14が、基板3側になるよう配置されている。画素電極14および透明電極16は、通常、複数の有機EL素子4にまたがって形成され、透明電極16側からみて、画素電極14と透明電極16とが直交するよう配置されている。
図13は、本発明の立体表示装置11Hを示す概略図である。かかる立体表示装置11Hもパッシブマトリックス方式の表示装置である。
立体表示装置11Hは、有機EL素子4を駆動する回路2(図示しない)が、基板3外に設けられ、有機EL素子4と、透明基板19と、偏光制御板5を備える立体表示装置である。有機EL素子4は、基板3と偏光制御板5との間に設けられ、さらに、偏光制御板5の、有機EL素子4とは反対側に、透明基板19が設けられている。有機EL素子4は、画素電極14、発光層15および透明電極16から構成され、発光層15が、画素電極14と透明電極16の間に設けられており、画素電極14が、基板3側になるよう配置されている。画素電極14および透明電極16は、通常、複数の有機EL素子4にまたがって形成され、透明電極16側からみて、画素電極14と透明電極16とが直交するよう配置されている。
有機EL素子4の駆動方式としては、上述のように、アクティブマトリクス方式でもよいし、、パッシブマトリクス方式でもよい。アクティブマトリクス方式が好ましい。有機EL素子を駆動する回路2としては、これら所定の駆動方式を実現する回路であればよい。例えば、薄膜トランジスタ(TFT)を形成することによりアクティブマトリクス方式を実現する回路を構成してもよいし、例えば、ストライプ状の配線を形成することによりパッシブマトリクス方式を実現する回路を構成してもよい。薄膜トランジスタとしては通常の多結晶シリコントランジスタが挙げられる。アクティブマトリックス方式における有機EL素子を駆動する回路2は、画素電極14の端部に設けられ、その大きさは10〜30μm程度である。なお、画素電極14の大きさは20μm×20μm〜300μm×300μm程度(縦×横)である。
有機EL素子4は、画素電極14、発光層15および透明電極16から構成され、発光層15が、画素電極14と透明電極16の間に設けられており、画素電極14が、基板3側になるよう配置されている。
画素電極14は、反射型電極である。画素電極14としては、例えば、ITO(錫ドープ酸化インジウム)、IZO(亜鉛ドープ酸化インジウム)、ZnO、SnO、Inまたは、K、Li、Na、Mg、La、Ce、Ca、Sr、Ba、Al、Ag、In、Sn、Zn、Zr等の金属元素単体、または安定性を向上させるためにそれらを含む2成分又は3成分の合金を用いることが好ましい。該合金としては、例えばAg・Mg(Ag:1〜20at%)、Al・Li(Li:0.3〜14at%)、In・Mg(Mg:50〜80at%)及びAl・Ca(Ca:5〜20at%)が好ましい。
画素電極14は、ホール注入を十分行える一定以上の厚さを有すればよく、10〜500nm程度とすることが好ましい。
画素電極14は、蒸着法等によっても形成できるが、スパッタ法により形成することが好ましい。スパッタガスとしては、特に制限するものではなく、Ar、He、Ne、Kr、Xe等の不活性ガス、あるいはこれら不活性ガスの混合ガスを用いればよい。
透明電極16は、ITO(錫ドープ酸化インジウム)、IZO(亜鉛ドープ酸化インジウム)、ZnO、SnO、In等が挙げられるが、特にITO、IZOが好ましい。
透明電極16は、蒸着法によって形成してもよいし、スパッタ法によって形成してもよいが、好ましくは蒸着法により形成される。透明電極16の厚さは、0.1nm以上、好ましくは1〜500nm以上であることが好ましい。
発光層15は、一対の電極(画素電極14と透明電極16)間に、それぞれ少なくとも1層の発光層を有し、例えば、発光層に加えて、電子注入層、電子輸送層、正孔輸送層及び正孔注入層を有する。
正孔注入層は、画素電極14からの正孔の注入を容易にする機能を有し、正孔輸送層は、正孔を輸送する機能および電子を妨げる機能を有し、電荷注入層、電荷輸送層とも称される。
一対の電極間に設けられる発光層などの厚さは特に限定されず、形成方法によっても異なるが、通常、5〜100nm程度とすることが好ましい。正孔注入層・正孔輸送層には、各種有機化合物を用いることができる。正孔注入輸送層、発光層、電子注入層、および電子輸送層の形成には、工程の簡易さや特性などを勘案して所定の成膜方法が用いられ、例えば塗布法や真空蒸着法が用いられる。
発光層15としては、1重項励起子からの発光(蛍光)を利用するもの、3重項励起子からの発光(燐光)を利用するもの、1重項励起子からの発光(蛍光)を利用するものと3重項励起子からの発光(燐光)を利用するものとを含むもの、有機物によって形成されたもの、無機物によって形成されたもの、有機物によって形成されたものと無機物によって形成されたものとを含むもの、高分子の材料、低分子の材料、高分子の材料と低分子の材料とを含むものなどを用いることができる。
基板3としては、サファイアガラス基板、石英ガラス基板、ソーダガラス基板、アルミナ基板等のセラミック基板、銅等の金属基板、プラスチック基板等が挙げられる。基板3上に熱伝導性膜を形成してもよい。熱伝導性膜としては、ダイヤモンド薄膜(DLC等)が挙げられる。上記のような透明材料だけでなく、ステンレス鋼等の光非透過材料を用いることもできる。基板3は一つの基板で形成されていてもよいし、複数の基板を接着剤で貼り合わせた積層基板であってもよい。これら基板は、板状であってもよいし、フィルム状であってもよい。
アクティブマトリックス方式の立体表示装置では、通常、有機EL素子4を駆動する回路2と画素電極14との間に、層間絶縁膜(図示しない)が平坦化膜として設けられる。層間絶縁膜は、SiO等の酸化ケイ素、窒化ケイ素等の無機材料をスパッタ法や真空蒸着法で成膜したもの、スピン・オン・グラス(SOG)で形成した酸化ケイ素層、フォトレジスト、ポリイミド、アクリル樹脂等の樹脂材料の塗膜等、絶縁性を有するものであればよい。層間絶縁膜上には、通常リブ(図示しない)が形成される。リブは、画素電極14の周辺部(隣接画素間)に配置される。リブの材料としては、アクリル樹脂およびポリイミド樹脂が挙げられる。リブの厚みは、好ましくは1.0μm以上3.5μmであり、より好ましくは1.5μm以上2.5μm以下である。
本発明の立体表示装置の製造方法を、立体表示装置11Aを例にして、説明する。まず、基板3上に、有機EL素子4を駆動する回路2を所望の形状に形成する。続いて、層間絶縁膜(図示せず)を、回路2上に成膜し、さらに、画素電極14をスパッタ法で成膜し、パターニングすることにより形成する。その後、その上に発光層15などを積層する。
薄膜封止膜17としては電解コンデンサのフィルムにダイヤモンドライクカーボン(DLC)を蒸着したDLC膜や、SiO等の酸化ケイ素、窒化ケイ素等の無機材料をスパッタ法や真空蒸着法で成膜したもの、SOGで形成した酸化ケイ素層を用いることができる。DLC膜は水分浸透性が極めて低く防湿性能が高い。また、DLC膜などを透明電極16の表面に直接蒸着して形成してもよい。また、樹脂薄膜と金属薄膜とを多層に積層して、薄膜封止膜17を形成してもよい。薄膜封止膜17の厚みとしては、1〜1000nm、好ましくは5〜500nm、より好ましくは10〜300nmである。
偏光制御板5は、右目用有機EL素子から入射して透過する光の偏光状態と、左目用有機EL素子から入射して透過する光の偏光状態とが異なるように、入射する光の偏光状態を制御することが可能な部材である。かかる部材は、板状部材であってもよいし、フィルム状部材であってもよい。偏光制御板5は、右目用有機EL素子から入射して透過する光の偏光状態を変換する領域と、左目用有機EL素子から入射して透過する光の偏光状態を変換する領域とを有する。右目用領域と左目用領域とが、ストライプ状に配置されていることが好ましい。ここで、”偏光状態が異なる”とは、直交する2つの直線偏光であってもよいし、回転方向が異なる円偏光であってもよい。
右目用有機EL素子から入射して透過する光の偏光状態を変換する右目用領域と、左目用の有機EL素子から入射して透過する光の偏光状態を変換する左目用領域とは、直線偏光の場合には透過軸方向が直交する複数の偏光領域の組合せが挙げられる。円偏光の場合には、左右の回転方向が異なる円偏光板の組合せが例示される。偏光制御板は1枚のフィルム状部材であってもよいし、複数のフィルム状部材を組み合わせたものであってもよい。
偏光制御板5は、液晶性化合物の硬化膜を含む偏光制御板であることが好ましく、左右の回転方向が異なる円偏光を出力するものであることがより好ましい。液晶性化合物の硬化膜としては、一つ以上の重合性液晶性化合物を重合して得られる硬化膜が挙げられる。重合性液晶性化合物としては、重合性棒状液晶化合物が好ましく、具体的には、液晶便覧(液晶便覧編集委員会編、丸善(株)平成12年10月30日発行)の3章「分子構造と液晶性」の、「3.2 ノンキラル棒状液晶分子」および「3.3 キラル棒状液晶分子」に記載の側鎖に重合性基を有する化合物が挙げられる。重合性液晶性化合物の重合は、熱重合、光重合等の通常の重合方法により実施され、通常、重合開始剤の存在下に行われる。また、カイラル剤、重合禁止剤、光増感剤およびレベリング剤などの添加剤の共存下に重合を行ってもよい。
図1、図3〜図5、図11〜図13に示す立体表示装置では、偏光制御板5は、直接または粘着剤層もしくは接着剤層を介して、有機EL素子4に積層されている。図2および図10に示す立体表示装置では、有機EL素子4上に、直接薄膜封止膜17が積層され、さらに、薄膜封止膜上に、直接または粘着剤層もしくは接着剤層を介して、偏光制御板5が積層されている。
偏光制御板5は、粘着剤または接着剤を介して、薄膜封止膜17と貼合することができる。
図6〜図8に、本発明の立体表示装置に用いられる偏光制御板5の例を示した。図6に示した偏光制御板5Aは、右目用有機EL素子から入射して透過する光の偏光状態を変換する領域20と、左目用有機EL素子から入射して透過する光の偏光状態を変換する領域21とを有する。領域20と領域21は、交互に、ストライプ状に形成されている。
偏光制御板5Aは、たとえば、トリアセチルセルロースフィルムとヨウ素処理又は二色性色素処理した延伸PVAフィルムとを積層した偏光フィルムに、フォトレジスト組成物を塗布して、領域20に相当する部分を露光後、水酸化カリウム溶液で処理して延伸PVAフィルムが有する特定の波長域の光の振動方向を直線偏光状態のまま回転し得る性質(位相差機能)を消失させるという方法が挙げられる(米国特許5,327,285号のFig2参照)。また、液晶化合物と二色性色素とを含む組成物を配向軸方向が直交した配向膜上に塗布して形成する方法が挙げられる(特表2008−519047参照)。
図7に示した偏光制御板5Bは、パターン化偏光板22及び位相差板23からなる。パターン化偏光板22は、透過軸の方向が直交する複数の領域24と領域25とを、複数有しており、該領域24と領域25とが、交互に、ストライプ状に形成されている。領域24は、右目用有機EL素子から入射して透過する光の偏光状態を変換する領域であり、領域25は、左目用有機EL素子から入射して透過する光の偏光状態を変換する領域である。偏光制御板5Bは、左円偏光と右円偏光を交互に出力する。位相差板23は、λ/4位相差板であることが好ましい。パターン化偏光板22及び位相差板23を、位相差板23の遅相軸が、パターン化偏光板22の領域24及び領域25それぞれの透過軸方向に対して45°の角度を形成するように積層することにより、偏光制御板5Bが得られる。偏光制御板5Bはパターン化偏光板22が有機EL素子4側になるよう配置される。これにより、右目用有機EL素子から入射して透過する光の回転方向と、左目用有機EL素子から入射して透過する光の回転方向とが異なることになる。
パターン化偏光板22は、偏光制御板5Aの製造方法と同様の方法により製造することができる。
偏光制御板5Bの製造方法としては、パターン化偏光板22に、粘着剤や接着剤を介して位相差板23を貼合する方法が挙げられる。位相差板23としてはλ/4の位相差を有するものであれば特に限定されず、トリアセチルセルロース、シクロオレフィンポリマー、シクロオレフィンコポリマー、ポリオレフィン、ポリカーボネート等のポリマーフィルムを延伸処理したものや、液晶化合物を重合して得られるフィルム等が挙げられる。
図8はに示す偏光制御板5Cは、パターン化位相差板26及び偏光板27からなる。パターン化位相差板26は、遅相軸の方向が直交する複数の領域28及び領域29を有する。領域28は、右目用有機EL素子から入射して透過する光の偏光状態を変換する領域であり、領域29は、左目用有機EL素子から入射して透過する光の偏光状態を変換する領域である。偏光制御板5Cは、左円偏光と右円偏光を交互に出力することができる。パターン化位相差板26及び偏光板27を、公知の偏光板27の透過軸に対して、パターン化位相差板26の領域28及び領域29それぞれの遅相軸が45°の角度を形成するように積層することにより、偏光制御板5Cが得られる。
パターン化位相差板26の製造方法としては、たとえば、フォトレジスト組成物を使用する方法(米国特許5,327,285号参照)、位相差板を部分的に加熱処理して部分的に位相差を0にした位相差板を貼り合わせる方法(特開2001−188127号公報参照)、パターン化された配向膜上に液晶モノマーを配列させて固定化する方法(特開2005−49865号参照)等が挙げられる。
また、配向膜に、ラビング処理または偏光UV照射を行うことにより、配向方向が異なる領域を複数有するよう配向能を付与し、配向能が付与された配向膜上に、重合性液晶性化合物を含む組成物を塗布した後、重合させることにより、パターン化位相差板26を製造することもできる。配向膜をラビング処理する方法としては、例えばラビング布が巻きつけられ、回転しているラビングロールを、ステージに載せられ、搬送されている配向膜に接触させる方法を用いることができる。ラビング処理で配向方向が異なる領域を複数、配向膜上に形成するためには、まず、配向膜にマスクを介さないで、第1のラビング処理を施す。その後に、配向膜上に、所定のパターンを有するマスクを積層し、第1のラビング処理の方向とは異なる方向に第2のラビング処理を施す。すると、マスクで覆われた部分は、第1のラビング処理により形成された配向方向を有する領域となり、マスクで覆われていない部分は、第2のラビング処理により形成された配向方向を有する領域となる。また、配向膜上に、所定のパターンを有する第1のマスクを積層した後、第1のラビング処理を施し、次いで、第1のマスクとは配向膜を覆う部分と覆わない部分とが逆のパターンを有する第2のマスクを配向膜上に積層し、第2のラビング処理を行うことにより、配向方向が異なる領域を複数作成することができる。さらに、第2のラビング処理の後、第3のマスクを介して第3のラビング処理を行うことによって、配向方向が異なる領域を3つ有する配向膜を作成することもできる。このように、ラビング処理を繰り返し行うことによって、配向方向が異なる領域を複数有する配向膜を形成することができる。また、複雑な配向方向が異なる領域パターンを有する配向膜を形成することもできる。
本発明の立体表示装置では、偏光制御板5を有機EL素子4上に配置される。より良好な立体画像を得るために、有機EL素子4と偏光制御板5の間隔はできるだけ小さいことが好ましく、有機EL素子4と偏光制御板5とが直接または接着剤層もしくは粘着剤層を介して貼合されていることが好ましい。偏光制御板5の上にさらに封止膜を配置することもできる。その際には必ずしも薄膜である必要はなく、水蒸気透過性の低い材料であれば特に限定されないが、たとえばガラス基板を使用することができる。この場合には薄膜封止膜17はあってもなくてもよいが、薄膜封止膜17がない場合には周辺部を水蒸気透過性の低いエポキシ樹脂等の材料で封止することが好ましい。
なかでも、偏光制御板5Cが特に好ましい。
立体表示装置11Bは、基板3上に有機EL素子を駆動する回路2、画素電極14、発光層15、透明電極16を、立体表示装置11Aの製造方法と同様の方法に従って積層した後、さらに偏光制御板5及び薄膜封止膜17をこの順で積層することにより、製造することができる。
立体表示装置11Cは、基板3上に有機EL素子を駆動する回路2、画素電極14、発光層15、透明電極16を、立体表示装置11Aの製造方法と同様の方法に従って積層した後、さらに偏光制御板5及びガラス基板18をこの順で積層することにより、製造することができる。また、ガラス基板18上に偏光制御板5を積層したものを作製した後、偏光制御板5側で透明電極16に積層することにより、製造することもできる。製造が容易であるという点で、後者であることが好ましい。
基板3からガラス基板18までの層については、その周辺部を水蒸気透過性の低いエポキシ樹脂等の材料で封止することが好ましい。封止することにより、有機EL素子の劣化を抑制することができる。
立体表示装置11Dは、立体表示装置11Bを製造した後、薄膜封止膜17の上に透明基板19を積層することにより、製造することができる。
また、本発明の立体表示装置11Dは、透明基板19上に薄膜封止膜17、偏光制御板5をこの順で積層したものを作製し、偏光制御板5側で透明電極16に積層することにより、製造することもできる。製造が容易であるという点で、後者であることが好ましい。
透明基板としては、ガラス基板のほかにポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリカーボネート、セルロース系ポリマー、エポキシ樹脂、ポリアクリレート、ポリアリレート、ポリエーテルスルホン等のプラスチック基板を用いることができる。
図9は、本発明の立体表示装置による効果を説明する概略図である。
立体画像の観察方法としては、偏光めがねを用いて互いに異なった偏光状態に基づく視差画像を観察する方法を説明する。
図1に示した立体表示装置1では、有機EL素子4の光の出射方向の面に偏光制御板5Aが配置されている。有機EL素子4には、左目用画像情報を表示する左目用有機EL素子L、及び右目用画像情報を表示する右目用有機EL素子Rとが、交互に、水平ストライプ状に形成されている。偏光制御板5Aに形成された水平ストライプ状の領域20及び21のうち、領域20は左目用の有機EL素子Lに対応して配置され、領域21は右目用の有機EL素子Rに対応して配置される。「領域20が、左目用有機EL素子Lに対応する位置に配置される」とは、領域20側から、立体表示装置1をみたときに、領域20と左目用有機EL素子Lとが、最も良く重なり合う配置にあることを意味する。”領域21が、右目用有機EL素子Rに対応する位置に配置される”とは、領域21側から、立体表示装置1をみたときに、領域21と右目用有機EL素子Rとが、最も良く重なり合う配置にあることを意味する。
観察者は、偏光方向が互いに直交する偏光板を左右眼に配置した偏光めがねをかけて立体視を行う。観察者は、領域20から出射した光を、めがねの左眼に配置した偏光板を通して左目で観察し、かつ領域21から出射した光をめがねの右眼に右目で観察することで立体視を行うことができる。
有機EL素子4と偏光制御板5との間の厚みdによってクロストークが発生する。クロストークとは、右目用画像が左目に入り、また逆に左目用画像が右目に入ることにより、画像が2重に見える現象のことである。観察者の位置により、左目用有機EL素子Lと偏光制御板5Aの領域20との対応関係、および、右目用有機EL素子Rと偏光制御板5の領域21との対応関係にずれが生じ、左右の画像が分離されにくくなくなる。クロストークが発生すると、画像が2重に見えるため、うまく立体視が出来なくなり、表示特性は低下する。
観察者の目が上下方向(V方向)の位置aにあるときは、偏光制御板5Aの領域20と左目用有機EL素子Lとが、領域21と右目用有機EL素子Rとが、完全に重なって見え、左目用画像情報と右目用画像情報とは分離して、正立体視の状態で正常な立体視が得られる。
観察者の目が上下方向(V方向)に位置bにずれた場合、左目用有機EL素子Lと右目用有機EL素子Rと、観察者の目を結ぶ直線は、偏光制御板5Aの上の隣接する領域20及び21にまたがってしまい、同じ左目用有機EL素子Lまたは右目用有機EL素子Rから出射された光に互いに直交する偏光成分が混ざってくることになる。すなわち、左目用有機EL素子Lから出射して領域20を通過し左目で観察されるべき光の一部が、左目用有機EL素子Lから出射後に領域21を通過し右目で観察されることにより、観察される左右の画像の分離不良(すなわちクロストーク)が発生する。
クロストークは左目用有機EL素子Lまたは右目用有機EL素子Rの大きさ(通常数十から数百μm)に対して、左目用有機EL素子Lまたは右目用有機EL素子R、すなわち有機EL素子4と偏光制御板5Aとの距離dを小さくすることにより、その発生を抑えることができる。
本発明の立体表示装置は、有機EL素子4と偏光制御板5とを直接または接着剤層もしくは粘着剤層を介して貼合することができ、dを小さくすることが容易であるため、クロストークを抑制し、良好な表示特性の立体画像を得ることができる。
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明する。例中の「%」及び「部」は、特記ない限り、質量%及び質量部である。
化合物を以下のスキームで合成した。原料のモノテトラヒドロピラニル保護ヒドロキノン(化合物(a))は特許文献(特開2004−262884)に記載されている方法により合成した。
(第一経路)
Figure 2011029161
(化合物(b)の合成例)
化合物(a)50.1g(258mmol)、炭酸カリウム97.1g(703mmol)、6−ブロモヘキサノール46.7g(258mmol)及びジメチルアセトアミド177gを混合した。得られた混合液を、窒素雰囲気下、90℃で、その後100℃で撹拌し、その後室温まで冷却した。混合液に、純水及びメチルイソブチルケトンを加え、分離した有機層を回収した。回収した有機層を水酸化ナトリウム水溶液及び純水で洗浄後に脱水し、濾過後に減圧濃縮した。残渣にメタノールを加えて、生成した沈殿を濾過後、真空乾燥させて、化合物(b)47g(159mmol)を得た。収率は6−ブロモヘキサノール基準で62%であった。
(化合物(c)の合成例)
化合物(b)126g(428mmol)、3、5−ジターシャリーブチル−4−ヒドロキシトルエン(以下BHTという)1.40g(6.42mmol)、N、N−ジメチルアニリン116.7g(963mmol)、1、3−ジメチル−2−イミダゾリジノン1.00g及びクロロホルム600gを混合した。窒素雰囲気、氷冷下で、得られた混合液に、アクリロイルクロリド58.1g(642mmol)を滴下し、さらに純水を加えて攪拌した後、分離した有機層を回収した。回収した有機層を塩酸水、飽和炭酸ナトリウム水溶液及び純水で洗浄した。有機層を乾燥し、濾過後、有機層にBHT1gを加えて減圧濃縮して、化合物(c)を得た。
(化合物(d)の合成例)
化合物(c)及びテトラヒドロフラン(以下THFという)200mlを混合後、得られた混合液にTHF200mlを加えた。さらに塩酸水及び濃塩酸水を加えて、窒素雰囲気、60℃の条件下で攪拌した。得られた混合溶液に飽和食塩水500mlを加えてさらに攪拌し、分離した有機層を回収した。回収した有機層を脱水し、濾過後減圧濃縮した。
さらに有機層にヘキサンを加えて氷冷下で攪拌し、析出した粉末を濾過後真空乾燥して、化合物(d)を90g(339mmol)得た。収率は化合物(c)基準で79%であった。
(化合物(e)の合成)
化合物(e)は以下に示す経路で合成した。
Figure 2011029161
トランス1,4−シクロヘキサンジカルボン酸モノエトキシメチルエステル(式(h)で表される化合物)を下記のスキームで合成した。
Figure 2011029161
トランス−1、4−シクロヘキサンジカルボン酸200g(1.1616mol)及びジメチルアセトアミド1000mLを混合した。窒素雰囲気下、攪拌しながら80℃まで昇温して、得られた溶液に炭酸カリウム96.3g(0.6969mol)を加えた後、ベンジルクロリド139.7g(1.1035mol)を加え、溶液を120℃で6時間攪拌して反応させた。溶液を室温まで放冷後、氷1500gに注ぎ攪拌した。得られた結晶を濾取して、これを水/メタノール3:2(v/v)、次いで水で洗浄した。真空乾燥により溶媒を除去し、化合物(f)を含む粉末251gを得た。
前工程で得られた化合物(f)を含む粉末251gをクロロホルム600mLを混合した。得られた溶液を氷冷し、窒素雰囲気下、得られた溶液にエトキシクロロメタン93.5g(0.7600mol)及びトリエチルアミン146.8g(1.4515mol)を滴下した。反応溶液を室温、窒素雰囲気下で3時間攪拌して反応させた。反応溶液にトルエン600mLを加え、析出したトリエチルアミン塩酸塩を濾別し、濾液を回収し、水で洗浄した。有機層を回収し、無水硫酸ナトリウムで乾燥、濾過後、溶媒を除去した。得られた粗生成物を真空乾燥して、化合物(g)を含む液体242gを得た。
前工程で得られた化合物(g)を含む液体242g及びTHF250mlを混合した。
窒素雰囲気下で、得られた溶液に10%パラジウム−炭素(50%含水)10.0gを加えた。減圧後、水素置換し、室温、常圧、水素雰囲気下で得られた溶液を6時間攪拌して反応させた。窒素置換後、得られた溶液を濾過し、触媒及び溶媒を除去した。残渣をクロロホルムに溶解した。得られた溶液をシリカゲル濾過した。シリカゲル上の不溶物を、シリカゲルからさらにクロロホルムにて抽出した。クロロホルム溶液を回収し、これを減圧濃縮し、これにヘプタンを加えて結晶化させた。得られた結晶を濾別、真空乾燥することにより化合物(h)106gを得た。収率は化合物トランス−1、4−シクロヘキサンジカルボン酸基準で39%であった。
化合物(d)56.8g(215mmol)、ジメチルアミノピリジン2.65g(22mmol)、トランス1,4−シクロヘキサンジカルボン酸モノエトキシメチルエステル50g(217mmol)及びクロロホルム300mLを混合した。得られた混合液を窒素雰囲気下、氷冷して攪拌し、ジシクロヘキシルカルボジイミド48.79g(237mol)及びクロロホルム50mLからなる溶液を滴下した。滴下終了後、得られた反応溶液を室温にて攪拌し、クロロホルム200mL及びヘプタン200mLを加えて沈殿を濾過した。濾液を回収して、2N−塩酸水溶液で洗浄した。分離した有機層を回収し、不溶成分を濾過により除去後、無水硫酸ナトリウムを加え、濾過後、溶媒を除去して得られた固体を、真空乾燥して、化合物(e’)100gを得た。
化合物(e’)100g、純水3.64g(202mmol)、パラトルエンスルホン酸一水和物3.84g(20.2mmol)及びTHF200mLを混合した。得られた混合液を窒素雰囲気下、50℃に加温し、攪拌した。混合液を室温まで放冷後、THFを減圧除去し、残渣にヘプタン200mLを加えた。析出した沈殿を濾取し、純水で洗浄後、真空乾燥した。得られた粉末をクロロホルムに溶解し、シリカゲルを通してから濾過した。濾液を回収しクロロホルム400mLに溶解して、得られた溶液を濃縮し、トルエンを加えた。溶液を減圧濃縮したのち、ヘプタンを加えて結晶化させ、得られた粉末を濾取、真空乾燥して、化合物(e)64.1gを得た。収率は化合物(d)基準、二工程で76%であった。
<化合物(A11−1)の合成例>
化合物(A11−1)は下記のスキームに従って合成した。
Figure 2011029161
[4,6−ジメチルベンゾフランの合成例]
3,5−ジメチルフェノール25g(205mmol)をN、N’−ジメチルアセトアミド150.0gに溶解させた。溶液を氷浴により冷却した後に、水酸化ナトリウム9.82(246mmol)を加えた。室温で1時間攪拌し、クロロアセトアルデヒドジメチルアセタール25.49g(266mmol)を滴下した。100℃で15時間攪拌し、反応液を水1000mL、メチルイソブチルケトン400mLに加えて分液した。有機層を回収し、2回500mLの1N−水酸化ナトリウム水溶液で、さらに2回800mLの純水で有機層を洗浄した。有機層を回収後、無水硫酸ナトリウムで脱水し、エバポレータにて減圧濃縮させ淡赤色粘長液体を得た。一方で、400gのトルエンと、オルトリン酸3.01gを混合し110℃に加熱した。該溶液に淡赤色粘長液体をトルエン100mLに溶解させた溶液を滴下した。3時間110℃で攪拌した後、室温まで冷却した。反応液を1N−炭酸水素ナトリウム水溶液で二回洗浄し、最後に純水500mLで洗浄した。有機層を回収し、無水硫酸ナトリウムで脱水後、エバポレータにて減圧濃縮、真空乾燥させて、4,6−ジメチルベンゾフランを16.5g淡赤色粘長液体として得た。収率は3,5−ジメチルフェノール基準で55%であった。
[2−ホルミル−4,6−ジメチルベンゾフランの合成例]
4,6−ジメチルベンゾフラン21.62g(148mmol)をN、N’−ジメチルホルムアミド28.4g(389mmol)に溶解させた。溶液を水浴により冷却した後に、オキシ塩化リン25g(163mmol)を滴下した。ピンク色溶液を室温で1時間攪拌した後、100℃で10時間攪拌した。反応液を室温まで放冷し、純水100mLを加えて一時間攪拌後、1N炭酸水素ナトリウムで中和した。pHを8に調節後、トルエンと分液した。有機層を回収し、活性炭を2.6g加えて濾過した。エバポレータにて減圧濃縮し、残渣をクロロホルムに溶解させ、ヘプタンにて結晶化させた。結晶を濾取、真空乾燥して、2−ホルミル−4,6−ジメチルベンゾフランを19.5g淡黄色粉末として得た。収率は4,6−ジメチルベンゾフラン基準で76%であった。
[4,6−ジメチルベンゾフラン−2−カルボン酸の合成例−1]
2−ホルミル−4,6−ジメチルベンゾフラン19.50g(112mmol)、アミド硫酸13.04g(134mmol)を100mLの純水と混合した。氷浴で冷却し、亜塩素酸ナトリウム12.15g(134mmol)の水100mL溶液を滴下した。水浴で36時間反応させた。反応溶液にトルエン100mL、水酸化カリウム25gを加えてpHを12に調整した。分液し、水層を回収し水層をさらに200mLのトルエンで洗浄した。水層を回収し、2N−塩酸にてpHを2にした後、トルエン400mLを加えて分液した。有機層を回収し、無水硫酸ナトリウムで脱水後、エバポレータにて減圧濃縮、真空乾燥して、4,6−ジメチルベンゾフラン−2−カルボン酸を14.27g黄色粉末として得た。収率は2−ホルミル−4,6−ジメチルベンゾフラン基準で67%であった。
4,6−ジメチルベンゾフラン−2−カルボン酸は下記のスキームによっても合成できた。
[4,6−ジメチルベンゾフラン−2−カルボン酸の合成例−2]
Figure 2011029161
3,5−ジメチルフェノール150g(1227mmol)、パラホルムアルデヒド230.1g(7674mmol)、無水塩化マグネシウム175.4g(1842mmol)をアセトニトリル900mLに分散させた。氷浴で30分攪拌した後、トリエチルアミン474g(4681mmol)を二時間かけて滴下した。混合液を水浴で8時間、室温で14時間反応させた。反応液に冷5N−塩酸1500mLを加えて、酸性にした後、400mLの酢酸エチルで分液し、有機層を回収した。さらに水層を400mLの酢酸エチルで分液した。有機層を回収し、先の有機層と集めて、無水硫酸ナトリウムで脱水後、エバポレータにて減圧濃縮した。残渣を400mLトルエンに溶解し、活性炭3g、シリカゲル20g加えて30分室温で攪拌し、濾過した。濾液を回収し、エバポレータにて減圧濃縮、真空乾燥させることにより、4,6−ジメチルサリチルアルデヒドを170g橙色粘長液体として得た。収率は3,5−ジメチルフェノール基準で92%であった。
4,6−ジメチルサリチルアルデヒド45.0g(300mmol)、炭酸カリウム101.g(300mmol)、をN、N’―ジメチルアセトアミド360mLに分散させた。80℃に加温した後、ブロモ酢酸エチル50.0g(300mmol)を1時間かけて滴下した。混合液を80℃で4時間反応させた。反応液を室温まで冷却後、メチルイソブチルケトン400mLを加えて、冷1N−塩酸1000mLで酸性にした後、分液した。有機層を3回1000mLの純水で洗浄し、有機層を回収した。無水硫酸ナトリウムで脱水後、エバポレータにて溶媒を留去した。残渣に水酸化カリウム40g、エタノール400mLを加えて、80℃で1時間攪拌した。室温まで放冷後、エバポレータにて溶媒を留去し、純水1000mLを加えた。pHが12以上であることを確認後、水層をトルエンにて二回、ヘプタンで一回洗浄した。水層を回収し、4N−硫酸にて中和、pHを3に調節した。析出した黄色沈殿を濾取し、純水で懸洗後、真空乾燥させることにより、4,6−ジメチルベンゾフラン−2−カルボン酸を48.1g黄色粉末として得た。収率は4,6−ジメチルサリチルアルデヒド基準で83%であった。
[化合物(11−a)の合成例]
2,5−ジメトキシアニリン11.49g(75.0mmol)、4,6−ジメチルベンゾフラン−2−カルボン酸14.27g(75.7mmol)、トリエチルアミン7.59g(75.0mmol)、N、N’−ジメチルアミノピリジン1.83g(15.0mmol)及び脱水N、N’−ジメチルアセトアミド100.0gを混合した。得られた溶液を氷浴にて冷却した後、BOP試薬34.85g(82.5mmol)を加えて室温で24時間反応させた。得られた混合液に水、メタノールの混合溶液(水2体積部、メタノール1体積部)を加えて晶析させた。得られた沈殿を濾取し水−メタノールの混合溶液(水3体積部、メタノール2体積部)で洗浄、真空乾燥して、淡黄色粉末として化合物(11−a)を16.2g得た。収率は2,5−ジメトキシアニリン基準で66%であった。
[化合物(11−b)の合成例]
化合物(11−a)16.0g(49mmol)、2,4−ビス(4−メトキシフェニル)−1,3−ジチア−2,4−ジホスフェタン−2,4−ジスルフィド(ローソン試薬)9.2g(30.0mmol)及びトルエン100gを混合し、得られた混合液を80℃に昇温して12時間反応させた。冷却後濃縮し、化合物(11−b)とローソン試薬の分解物とを主成分とする赤色粘長固体を得た。
[化合物(11−c)の合成例]
前項で得られた化合物(11−b)を含む混合物、水酸化ナトリウム11.8g(262mmol)及び水250gを混合し、得られた混合液を氷冷下で反応させた。続いてフェリシアン化カリウム44.17g(134mmol)を含む水溶液を、氷冷下で加え、反応させた。60℃で12時間反応させて、析出した黄色沈殿を濾取した。濾取した沈殿を水、次いでヘキサンで洗浄し、トルエンで結晶化させた。得られた黄色を真空乾燥して、化合物(11−c)を主成分とする黄土色固体4.1gを得た。収率は化合物(11−a)基準で25%であった。
[化合物(11−d)の合成例]
化合物(11−c)4.0g(12.0mmol)及び塩化ピリジニウム40.0g(10倍質量)を混合し、180℃に昇温して3時間反応させた。得られた混合液を氷に加え、得られた沈殿を濾取した。水で懸洗後、トルエンで洗浄、真空乾燥させて、化合物(11−d)を主成分とする黄土色固体3.4gを得た。収率は化合物(11−c)基準で93%であった。
[化合物(A11−1)の合成例]
化合物(11−d)3.00g(9.64mmol)、化合物(e)8.47g(20.23mmol)、ジメチルアミノピリジン0.12g(0.96mmol)及びクロロホルム40mLを混合した。得られた混合液にN、N’−ジイソプロピルカルボジイミド2.92g(23.12mmol)を氷冷下で加えた。得られた反応溶液を室温で終夜反応させ、シリカゲル濾過したのち、減圧濃縮した。残渣にメタノールを加えて結晶化させた。結晶を濾取し、クロロホルムに再溶解させ0.3gの活性炭を加えて、室温で一時間攪拌した。溶液を濾過して濾液をエバポレータにて1/3まで減圧濃縮後、攪拌しながらメタノールを加えて、生成した白色沈殿を濾取し、ヘプタンで洗浄、真空乾燥して化合物(A11−1)を白色粉末として7.60g得た。収率は化合物(11−d)基準で71%であった。
化合物(A11−1)のH−NMR(CDCl):δ(ppm)1.45〜1.85(m、24H)、2.36〜2.87(m、18H)、3.93〜3.97(t、4H)、4.15〜4.20(t、4H)、5.79〜5.84(dd、2H)、6.07〜6.17(m、2H)、6.37〜6.45(m、2H)、6.87〜7.01(m、9H)、7.20(s,1H)、7.23(s、2H)、7.53(s,1H)
得られた化合物(A11−1)の相転移温度を偏光顕微鏡によるテクスチャー観察によって確認した。化合物(A11−1)は、昇温時において、105℃から137℃まで粘性の高い中間相を示した。液晶相の判別は困難であったが、137℃以上で明確なネマチック液晶相を呈した。ネマチック液晶相は180℃以上まであり、降温時においては、61℃までネマチック相を呈し結晶化した。
(化合物(x−a)の製造例)
化合物(x−a)は以下のスキームで合成した。は、J.Chem.Soc.,Perkin Trans.1誌、205−210頁(2000年)に記載されている方法と同等の方法で合成した。つまり、上記に記載されている合成法のベンゾイルクロライドを2-チオフェンカルボニルクロリドに変える以外は同様の方法で、合成した。
さらに、化合物(x−a)は、化合物(x−d)20.0g(72.1mmol)と塩化ピリジニウム100.0g(5倍質量)とを混合し、得られた混合液を220℃に昇温して攪拌した。混合液を冷却後、水を加え、得られた沈殿を濾別し、水及びノルマルヘプタンで洗浄して、化合物(x−a)を主成分とする固体17.4gを得た。収率は化合物(x−d)基準で97%であった。
Figure 2011029161
<化合物(x−1)の合成例>
化合物(A11−1)の合成例と同様の方法で、化合物(11−d)を化合物(x−a)に変える以外は同様の方法にて、化合物(x−1)を得た。収率は化合物(x−a)基準で84%であった。
化合物(x−1)のH−NMR(CDCl):δ(ppm)1.43〜1.83(m、24H)、2.29〜2.82(m、12H)、3.92〜3.97(t、4H)、4.15〜4.20(t、4H)、5.80〜5.84(dd、2H)、6.07〜6.18(m、2H)、6.37〜6.44(m、2H)、6.86〜7.02(m、8H)、7.12(dt、1H)、7.18(s、2H)、7.51(dd、1H)、7.63(dd、1H)
得られた化合物(x−1)の相転移温度を偏光顕微鏡によるテクスチャー観察によって行った。化合物(x−1)は、昇温時において、101℃から106℃までスメクチック相を呈し、106℃から180℃以上までネマチック相を呈し、降温時において、81℃までネマチック相を呈し結晶化した。
<パターン化位相差板の作製>
(実施例1)
ガラス基板に、ポリビニルアルコール(ポリビニルアルコール1000完全ケン化型、和光純薬工業株式会社製)の2重量%水溶液を塗布し、乾燥後、厚さ89nmの膜を形成した。続いて、得られた膜の表面に第1のラビング処理を施した。第1のラビング処理は、半自動ラビング装置(商品名:LQ−008型、常陽工学株式会社製)を用いて、布(商品名:YA−20−RW、吉川化工株式会社製)によって、押し込み量0.15mm、回転数500rpm、16.7mm/sの条件で行った。第1のラビング処理を施した面にSUS製の280ミクロンの線幅のパターンが刻まれた図14に示すマスクを置き、第1のラビング処理の方向に対して90°の方向に、第2のラビング処理を施した。第2のラビング処理は、半自動ラビング装置(商品名:LQ−008型、常陽工学株式会社製)を用いて、布(商品名:YA−20−RW、吉川化工株式会社製)によって、押し込み量0.10mm、回転数500rpm、16.7mm/sの条件で行った。マスクを外したあと、ラビング処理を施した面に、表1の組成の組成物をスピンコート法により塗布し、140℃に加熱し、モノドメインを得た。その後、90℃に冷却した状態で紫外線を照射した。これにより、ガラス基板上に、パターン化位相差板を作製した。パターン化位相差板の概略図を図15に示す。
(実施例2)
第2のラビング処理の条件を、押し込み量0.10mm、回転数500rpm、8.35mm/sに変更したこと以外は、実施例1と同様にして、ガラス基板上に、パターン化位相差板を作成した。
(実施例3)
組成物(A)を組成物(B)に変更したこと以外は、実施例1と同様にして、ガラス基板上に、パターン化位相差板を作成した。
(実施例4)
組成物(A)を組成物(B)に変更したこと以外は、実施例2と同様にして、ガラス基板上に、パターン化位相差板を作成した。
Figure 2011029161
表1は、組成物を構成する各成分と、組成物全体に対する各成分の含有率(質量%)を表す。
重合性開始剤:イルガキュア819(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)
重合性開始剤:イルガキュア907(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製)
レベリング剤:BYK361N(ビックケミージャパン製)
溶剤:シクロペンタノン
LC−242:Poliocolor(BASF社登録商標)LC242
構造式は下記式
Figure 2011029161
<光学特性の測定>
位相差値(nm)の測定は、ガラス基板上に作成したパターン化位相差板を剥離することなく、測定機で計測した。基材に使用したガラス基板には、ほとんど複屈折性が無いため、剥離せずに測定しても、ガラス基板上に作製したパターン化位相差板の位相差値を得ることができる。
位相差の測定の結果、図15に示す領域20と領域21は、異なる遅相軸の方向を有する領域であることがわかった。領域20の遅相軸と領域21の遅相軸とがなす角度は、略90°である。また、波長451nm、549nm、及び628nmにおける位相差値を表3に示す。また、その位相差値の値から、[Re(451)/Re(549)](αとする)および[Re(628)/Re(549)](βとする)を算出した。
Figure 2011029161

この結果から、得られたパターン化位相差板は、偏光板に貼合することにより、右目用有機EL素子から入射して透過する光の偏光状態と、左目用有機EL素子から入射して透過する光の偏光状態とがを異なるように、入射する光の偏光状態を制御することが可能な偏光制御板を作製することができることが分かる。
<膜厚と線幅の測定>
膜厚(nm)と線幅(μm)の測定は、オリンパス社製レーザー顕微鏡(LEXT3000)を用いて測定した。線幅は、ガラス基板上に作成したパターン化位相差板を剥離することなく、測定機で計測した。膜厚は、基材からパターン化位相差板を一部剥離し、段差計測を行うことで計測した。
Figure 2011029161
<偏光制御板の作製>
沃素をポリビニルアルコールに吸着配向させ、上下よりトリアセチルセルロースで被覆した厚み120μmの偏光板の上面に、厚さ10μmで粘着剤を塗布し、実施例1〜4で作製されたパターン化位相差板を、該偏光板の透過軸に対して、パターン化位相差板の遅相軸がそれぞれ45度の角度をなすように貼着し、偏光制御板を作製した。
右目用画像情報を表示する右目用有機EL素子と、左目用画像情報を表示する左目用有機EL素子とを含む有機EL素子を駆動する回路が形成された基板上に、該基板とは反対側に光を出射するように、前記有機EL素子を配置した装置を作製し、さらに、前記有機EL素子上に、上記で作製した偏光制御板を粘着剤で貼合し、立体表示装置を作製した。有機EL素子により構成される画素と偏光制御板との間の距離dはほとんど粘着剤層の厚みと同じであり、そのため、クロストークの発生が抑制されることが期待される。
本発明の立体表示装置は、表示特性に優れる。
1,11A,11B,11C,11D,11E,11F,11G,11H 立体表示装置
2 有機エレクトロルミネッセンス素子を駆動する回路
3 基板
4 有機エレクトロルミネッセンス素子
5,5A,5B,5C 偏光制御板
14 画素電極
15 発光層
16 透明電極
17 薄膜封止膜
18 ガラス基板
19 透明基板
20,21,24,25,28,29 領域
22 パターン化偏光板
23 位相差板
26 パターン化位相差板
27 偏光板
L 左目により視認されるべき画像情報を表示する左目用の有機エレクトロルミネッセンス素子
R 右目により視認されるべき画像情報を表示する右目用の有機エレクトロルミネッセンス素子
30 ラビングマスク基材
31 ラビングマスク空隙部

Claims (4)

  1. 有機エレクトロルミネッセンス素子を備えた基板と、前記有機エレクトロルミネッセンス素子を駆動する回路と、偏光制御板とを備えた立体表示装置であって、
    前記有機エレクトロルミネッセンス素子は、基板と偏光制御板との間に設けられ、偏光制御板に向けて光を出射する素子であり、且つ、右目により視認されるべき画像情報を表示する右目用有機エレクトロルミネッセンス素子と、左目により視認されるべき画像情報を表示する左目用有機エレクトロルミネッセンス素子とを含み、
    前記偏光制御板は、右目用有機エレクトロルミネッセンス素子から入射して透過する光の偏光状態と、左目用有機エレクトロルミネッセンス素子から入射して透過する光の偏光状態とがを異なるように、入射する光の偏光状態を制御することが可能な偏光制御板である立体表示装置。
  2. 偏光制御板が、液晶性化合物の硬化膜を含む偏光制御板である請求項1記載の立体表示装置。
  3. 偏光制御板が、右目用有機エレクトロルミネッセンス素子から入射して透過する光の偏光状態を変換する右目用領域と、左目用有機エレクトロルミネッセンス素子から入射して透過する光の偏光状態を変換する左目用領域とを有し、右目用領域と左目用領域とが、ストライプ状に、交互に配置されている請求項1又は2記載の立体表示装置。
  4. 有機エレクトロルミネッセンス素子を駆動する回路が基板に形成されている請求項1〜3のいずれか記載の立体表示装置。
JP2010138044A 2009-06-26 2010-06-17 立体表示装置 Pending JP2011029161A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010138044A JP2011029161A (ja) 2009-06-26 2010-06-17 立体表示装置

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009152033 2009-06-26
JP2010138044A JP2011029161A (ja) 2009-06-26 2010-06-17 立体表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011029161A true JP2011029161A (ja) 2011-02-10

Family

ID=43391760

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010138044A Pending JP2011029161A (ja) 2009-06-26 2010-06-17 立体表示装置

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP2011029161A (ja)
KR (1) KR20110000512A (ja)
CN (1) CN101938665A (ja)
TW (1) TW201130373A (ja)

Cited By (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012189686A (ja) * 2011-03-09 2012-10-04 Fujifilm Corp 3d表示装置及び時分割方式3d表示システム
JP2012203212A (ja) * 2011-03-25 2012-10-22 Fujifilm Corp 位相差板、並びにそれを有する偏光板、3d表示装置及び3d表示システム
JP2012242515A (ja) * 2011-05-17 2012-12-10 Dainippon Printing Co Ltd パターン位相差フィルムの作成方法、パターン位相差フィルム作成用金型の作成方法
JP2012247619A (ja) * 2011-05-27 2012-12-13 Nitto Denko Corp 位相差層付偏光板
JP2012247620A (ja) * 2011-05-27 2012-12-13 Nitto Denko Corp 位相差層付偏光板
JP2013114131A (ja) * 2011-11-30 2013-06-10 Dainippon Printing Co Ltd 位相差層形成用の重合性液晶組成物、パターン位相差フィルム及びパターン位相差フィルムの製造方法
WO2013180725A1 (en) * 2012-05-31 2013-12-05 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Directional backlight
JP2014527646A (ja) * 2011-08-09 2014-10-16 エルジー・ケム・リミテッド 光学フィルタ
JP2014533376A (ja) * 2011-11-17 2014-12-11 エルジー・ケム・リミテッド 光学素子
US9128226B2 (en) 2013-07-30 2015-09-08 Leia Inc. Multibeam diffraction grating-based backlighting
US9201270B2 (en) 2012-06-01 2015-12-01 Leia Inc. Directional backlight with a modulation layer
US9298168B2 (en) 2013-01-31 2016-03-29 Leia Inc. Multiview 3D wrist watch
US9389415B2 (en) 2012-04-27 2016-07-12 Leia Inc. Directional pixel for use in a display screen
US9459461B2 (en) 2012-05-31 2016-10-04 Leia Inc. Directional backlight
US9557466B2 (en) 2014-07-30 2017-01-31 Leia, Inc Multibeam diffraction grating-based color backlighting
DE102015215139A1 (de) * 2015-08-07 2017-02-09 Osram Oled Gmbh Beleuchtungsanordnung
US10578793B2 (en) 2015-05-09 2020-03-03 Leia Inc. Color-scanning grating-based backlight and electronic display using same
US10670920B2 (en) 2015-03-16 2020-06-02 Leia Inc. Unidirectional grating-based backlighting employing an angularly selective reflective layer
US10684404B2 (en) 2015-01-10 2020-06-16 Leia Inc. Diffraction grating-based backlighting having controlled diffractive coupling efficiency
US10703375B2 (en) 2015-05-30 2020-07-07 Leia Inc. Vehicle monitoring system
US10768357B2 (en) 2015-01-10 2020-09-08 Leia Inc. Polarization-mixing light guide and multibeam grating-based backlighting using same
US10788619B2 (en) 2015-04-23 2020-09-29 Leia Inc. Dual light guide grating-based backlight and electronic display using same
US10852560B2 (en) 2015-01-10 2020-12-01 Leia Inc. Two-dimensional/three-dimensional (2D/3D) switchable display backlight and electronic display
US10948647B2 (en) 2015-01-19 2021-03-16 Leia Inc. Unidirectional grating-based backlighting employing a reflective island
US11194086B2 (en) 2015-01-28 2021-12-07 Leia Inc. Three-dimensional (3D) electronic display

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102213838A (zh) * 2010-04-06 2011-10-12 宇威光电股份有限公司 立体显示装置
CN103345071B (zh) * 2013-06-27 2015-11-25 京东方科技集团股份有限公司 一种3d显示器件及其制造方法、显示装置
CN105911709A (zh) * 2016-06-22 2016-08-31 深圳市华星光电技术有限公司 3d微发光二极管显示装置

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5327285A (en) * 1990-06-11 1994-07-05 Faris Sadeg M Methods for manufacturing micropolarizers
JPH09265071A (ja) * 1996-01-23 1997-10-07 Sharp Corp 立体画像表示装置
JPH10239641A (ja) * 1997-02-27 1998-09-11 Sharp Corp 偏光眼鏡および画像表示システム
JP2004157425A (ja) * 2002-11-08 2004-06-03 Sony Corp 立体画像表示装置
JP2006072298A (ja) * 2004-08-02 2006-03-16 Nitto Denko Corp 液晶配向フィルムの製造方法、液晶配向フィルム、光学フィルムおよび画像表示装置
JP2006119545A (ja) * 2004-10-25 2006-05-11 Sharp Corp 直視型表示装置、偏光板および偏光板の製造方法
JP2007184251A (ja) * 2005-12-07 2007-07-19 Sony Corp 表示装置
JP2009108152A (ja) * 2007-10-29 2009-05-21 Sumitomo Chemical Co Ltd 重合性化合物および光学フィルム
JP2009139812A (ja) * 2007-12-10 2009-06-25 Konica Minolta Opto Inc ロール状の位相差フィルム、ロール状の位相差フィルムの製造方法および円偏光板

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006284619A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Sanyo Epson Imaging Devices Corp 画像表示装置
JP4111206B2 (ja) * 2005-05-31 2008-07-02 エプソンイメージングデバイス株式会社 画像表示装置
JP5018222B2 (ja) * 2007-05-09 2012-09-05 セイコーエプソン株式会社 指向性表示ディスプレイ
CN101183177A (zh) * 2007-12-13 2008-05-21 友达光电股份有限公司 立体显示器及其制作方法
CN101359099B (zh) * 2008-09-23 2010-07-07 友达光电股份有限公司 立体显示器及其制作方法以及控制方法

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5327285A (en) * 1990-06-11 1994-07-05 Faris Sadeg M Methods for manufacturing micropolarizers
JPH09265071A (ja) * 1996-01-23 1997-10-07 Sharp Corp 立体画像表示装置
JPH10239641A (ja) * 1997-02-27 1998-09-11 Sharp Corp 偏光眼鏡および画像表示システム
JP2004157425A (ja) * 2002-11-08 2004-06-03 Sony Corp 立体画像表示装置
JP2006072298A (ja) * 2004-08-02 2006-03-16 Nitto Denko Corp 液晶配向フィルムの製造方法、液晶配向フィルム、光学フィルムおよび画像表示装置
JP2006119545A (ja) * 2004-10-25 2006-05-11 Sharp Corp 直視型表示装置、偏光板および偏光板の製造方法
JP2007184251A (ja) * 2005-12-07 2007-07-19 Sony Corp 表示装置
JP2009108152A (ja) * 2007-10-29 2009-05-21 Sumitomo Chemical Co Ltd 重合性化合物および光学フィルム
JP2009139812A (ja) * 2007-12-10 2009-06-25 Konica Minolta Opto Inc ロール状の位相差フィルム、ロール状の位相差フィルムの製造方法および円偏光板

Cited By (32)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012189686A (ja) * 2011-03-09 2012-10-04 Fujifilm Corp 3d表示装置及び時分割方式3d表示システム
JP2012203212A (ja) * 2011-03-25 2012-10-22 Fujifilm Corp 位相差板、並びにそれを有する偏光板、3d表示装置及び3d表示システム
JP2012242515A (ja) * 2011-05-17 2012-12-10 Dainippon Printing Co Ltd パターン位相差フィルムの作成方法、パターン位相差フィルム作成用金型の作成方法
JP2012247619A (ja) * 2011-05-27 2012-12-13 Nitto Denko Corp 位相差層付偏光板
JP2012247620A (ja) * 2011-05-27 2012-12-13 Nitto Denko Corp 位相差層付偏光板
JP2014527646A (ja) * 2011-08-09 2014-10-16 エルジー・ケム・リミテッド 光学フィルタ
US9285524B2 (en) 2011-08-09 2016-03-15 Lg Chem, Ltd. Optical filter
JP2014533376A (ja) * 2011-11-17 2014-12-11 エルジー・ケム・リミテッド 光学素子
US9329426B2 (en) 2011-11-17 2016-05-03 Lg Chem, Ltd. Optical element
JP2013114131A (ja) * 2011-11-30 2013-06-10 Dainippon Printing Co Ltd 位相差層形成用の重合性液晶組成物、パターン位相差フィルム及びパターン位相差フィルムの製造方法
US9389415B2 (en) 2012-04-27 2016-07-12 Leia Inc. Directional pixel for use in a display screen
WO2013180725A1 (en) * 2012-05-31 2013-12-05 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Directional backlight
US9459461B2 (en) 2012-05-31 2016-10-04 Leia Inc. Directional backlight
US10082613B2 (en) 2012-06-01 2018-09-25 Leia Inc. Directional backlight with a modulation layer
US9201270B2 (en) 2012-06-01 2015-12-01 Leia Inc. Directional backlight with a modulation layer
US9298168B2 (en) 2013-01-31 2016-03-29 Leia Inc. Multiview 3D wrist watch
US9785119B2 (en) 2013-01-31 2017-10-10 Leia Inc. Multiview display screen and multiview mobile device using same
US9128226B2 (en) 2013-07-30 2015-09-08 Leia Inc. Multibeam diffraction grating-based backlighting
US10830939B2 (en) 2013-07-30 2020-11-10 Leia Inc. Multibeam diffraction grating-based backlighting
US9557466B2 (en) 2014-07-30 2017-01-31 Leia, Inc Multibeam diffraction grating-based color backlighting
US10345505B2 (en) 2014-07-30 2019-07-09 Leia, Inc. Multibeam diffraction grating-based color backlighting
US10684404B2 (en) 2015-01-10 2020-06-16 Leia Inc. Diffraction grating-based backlighting having controlled diffractive coupling efficiency
US10768357B2 (en) 2015-01-10 2020-09-08 Leia Inc. Polarization-mixing light guide and multibeam grating-based backlighting using same
US10852560B2 (en) 2015-01-10 2020-12-01 Leia Inc. Two-dimensional/three-dimensional (2D/3D) switchable display backlight and electronic display
US10948647B2 (en) 2015-01-19 2021-03-16 Leia Inc. Unidirectional grating-based backlighting employing a reflective island
US11194086B2 (en) 2015-01-28 2021-12-07 Leia Inc. Three-dimensional (3D) electronic display
US10670920B2 (en) 2015-03-16 2020-06-02 Leia Inc. Unidirectional grating-based backlighting employing an angularly selective reflective layer
US10788619B2 (en) 2015-04-23 2020-09-29 Leia Inc. Dual light guide grating-based backlight and electronic display using same
US10578793B2 (en) 2015-05-09 2020-03-03 Leia Inc. Color-scanning grating-based backlight and electronic display using same
US10703375B2 (en) 2015-05-30 2020-07-07 Leia Inc. Vehicle monitoring system
US11203346B2 (en) 2015-05-30 2021-12-21 Leia Inc. Vehicle monitoring system
DE102015215139A1 (de) * 2015-08-07 2017-02-09 Osram Oled Gmbh Beleuchtungsanordnung

Also Published As

Publication number Publication date
CN101938665A (zh) 2011-01-05
TW201130373A (en) 2011-09-01
KR20110000512A (ko) 2011-01-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2011029161A (ja) 立体表示装置
KR102202105B1 (ko) 중합성 액정 조성물
KR101786143B1 (ko) 조성물
JP5453956B2 (ja) 化合物、光学フィルム及び光学フィルムの製造方法
JP5652011B2 (ja) 光学フィルム
JP5754078B2 (ja) 化合物
US20100096617A1 (en) Transparent polarized light-emitting device
TW201344255A (zh) 偏光膜、圓偏光板及其等之製造方法
TW201343799A (zh) 化合物及二色性色素與偏光膜
KR101841772B1 (ko) 편광 필름의 제조 방법
JP5754086B2 (ja) 位相差板、表示装置ならびに位相差板の製造方法
JP5703594B2 (ja) 化合物、光学フィルム及び光学フィルムの製造方法
JP7573713B2 (ja) 偏光子形成用組成物、偏光子、積層体、および画像表示装置
JP2002025779A (ja) 液晶表示機能を備えた有機エレクトロルミネッセンス素子及び液晶材料
JP2002326965A (ja) スピロフルオレン化合物及びその製造方法、並びにその合成中間体、及びそのスピロフルオレン化合物を用いた有機電界発光素子
JP2012037747A (ja) 立体表示装置
JP2005099481A (ja) デュアルモードディスプレイ
US20160161817A1 (en) Birefringence improving agent, ferroelectric liquid crystal composition and liquid crystal display device using the agent, and compound
JP2003026615A (ja) ペンティプティセン化合物及びその製造方法、並びにその合成中間体、及びそのペンティプティセン化合物を用いた有機電界発光素子
JP2002322100A (ja) ポリフェニレン化合物及びその製造方法
JP2003026617A (ja) ペンティプティセン化合物及びその製造方法、並びにその合成中間体、及びそのペンティプティセン化合物を用いた有機電界発光素子

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130423

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140204

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140402

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140507

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140704

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140805

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141031

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20141110

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20150130