JP2007233753A - 加速度センサを備えた情報処理装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】情報処理装置は、一つの方向の加速度が所定時間継続したことを持ち上げ動作として検出する検出部と、前記検出部によって検出された前記持ち上げ動作に応じて予め決められた制御を実行する制御部とを備える。持ち上げ動作検出方法は、一つの方向の加速度が所定時間継続したことを持ち上げ動作として検出する検出ステップと、前記検出ステップによって検出された前記持ち上げ動作に応じて予め決められた制御を実行する制御ステップとを備える。
【選択図】図2
Description
相当する加速度と情報処理装置の持ち上げ動作に相当しない加速度とを区別することが可能となる。
グラムをコンピュータ等が読み取り可能な記録媒体に記録したものでもよい。
加速度を検知するセンサに圧電式ジャイロセンサがある。圧電式ジャイロセンサは、X軸、Y軸、Z軸に対する加速度と、経過時間における加速度の変化によって姿勢の変化を検出する。そのため、圧電式ジャイロセンサの場合、初期状態において圧電式ジャイロセンサ自身の絶対姿勢がどの角度であるかを別のセンサによって決定する必要がある。そして、その決定した値からの変化量を求めることで姿勢情報を得る必要がある。
、RAM(Random Access Memory)4、ROM(Read Only Memory)5、出力部6、入力部7、記録部8及び表示部9で構成されている。加速度センサ1とMCU2は信号線10を介して接続されている。MCU2、制御部3、RAM4、ROM5、出力部6、入力部7、記録部8及び表示部9は、相互にバス11を介して接続されている。
るプログラムに従って各種の処理を実行する。ROM5は、本情報処理装置が機能する上で必要なプログラムやパラメータなどが記録されている。RAM4は、制御部3に実行させるオペレーティングシステム(Operating System)のプログラムやアプリケーション
プログラムの一部が一時的に格納される。記録部8は、RAM4の外部記憶として用いられる。入力部7は、例えば、キーボードやマウスなどであり、所定のコマンドや必要なデータを入力するときなどに操作される。出力部6は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)や液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどによる表示装置や、スピーカなどの音声出力装置、プリンタ装置などの出力装置を備えている。
型(拡散抵抗型)の加速度センサ1の場合、加速度センサ素子201に加速度が加わると加速度センサ素子201の抵抗値が変化する。そのため、加速度センサ素子201にかかる電圧に変化が生じる。矢印方向に重力(加速度9.8m/s2に相当)が加えられた場合、加速度センサ1は、加速度センサ素子201に加えられた加速度に応じた電圧の変化を検出する。
図5は、本情報処理装置が備えるセンサ監視機能の機能ブロックを示した図である。センサ監視アプリケーション501は、記録部8からRAM4にロードされ、制御部1によって実行制御されるプログラムである。センサ監視アプリケーション501は、オペレーティングシステムインターフェース502を通じてセンサ監視ドライバ503からのイベントを受信する。また、センサ監視アプリケーション501は、センサ監視ドライバ503からイベントを受信した場合、オペレーティングシステムインターフェース502を通じてコンピュータの稼動状態を切り替える。
MCU2からの読み込み処理を一定時間停止することをいう。制御部3は、ウェイトを行うことにより、MCU2からの読み込み処理を一定間隔で行うことができる。例えば、ウェイトを10msと設定した場合、制御部3はMCU2からの読み込み処理を10ms間隔で行う。そして、制御部3は、MCU2から読み込みを行う(S603)。具体的には、制御部3は、レジスタ209に記録されているZ軸に加えられた加速度を読み込む。
速度センサ1に一定時間継続して加えられているかを検出する。
を用いて行う。情報処理装置の稼動状態を切り替えたセンサ監視アプリケーション501は、再び待機状態に遷移する。
加速度センサ1を搭載した情報処理装置の残留応力や残留応力の経時変化により、加速度センサ1には応力が加わる。そのため、加速度センサ1が出力する電圧値が、出荷時に示していた値と異なる値を示す場合がある。このような出荷時に示していた電圧値と異なる、すなわち正常ではない電圧値を加速度センサ1が出力していた場合、加速度センサ1の姿勢の正確な検知ができない。また、加速度センサ1が出力する電圧値を補正した後であっても、上記応力により電圧値は再び変動する。その場合、再度、加速度センサ1が出力する電圧値を補正する必要が生じる。加速度センサ1が出力する電圧値を補正する処理をキャリブレーション処理という。
06に記録されたX軸、Y軸、Z軸の電圧値が指定Min値以下の値を示す場合、加速度センサ1の故障又は信号線10の断線等が発生している。この指定Min値は予めNV−ROM205に記録されている。また、指定Min値は、実験又はシミュレーションによって求めておけばよい。
定できる。
本実施形態の角度計算処理及び傾き検出処理について説明する。図10は、角度計算処理及び傾き検出処理を説明するフローである。角度計算処理及び傾き検出処理は、所定間隔により継続して行われる処理である。
部204は電圧値を重力方向に対する角度として変換する。
自己診断処理は、NV−ROM205に記録されている自己診断処理プログラムが処理部204に読み込まれることにより実行される。自己診断ドライバ210Aは、信号線10Aを介してA/Dコンバータ208に入る電圧値を強制的に高電圧値又は低電圧値にする出力装置である。自己診断ドライバ210Bは、信号線10Bを介してA/Dコンバータ208に入る電圧値を強制的に高電圧値又は低電圧値にする出力装置である。自己診断ドライバ210Cは、信号線10Cを介してA/Dコンバータ208に入る電圧値を強制的に高電圧値又は低電圧値にする出力装置である。ここで、自己診断ドライバ210と表記する場合、自己診断ドライバ210A、自己診断ドライバ210B、自己診断ドライバ210Cのすべてを含むものとする。
ことにより、自己診断ドライバ210を出力停止状態にする。自己診断ドライバ210を出力停止状態にする場合、処理部204は、自己診断制御レジスタ211のDIAGBIT2をリセットする。通常、処理部204は、自己診断ドライバ210を出力停止状態にしておく。また、自己診断制御レジスタ211は、自己診断ドライバ210A、自己診断ドライバ210B及び自己診断ドライバ210CごとにDIAGBIT2を有している。
一方、A/Dコンバータ208に入る電圧値が出力レベル高の電圧値又は出力レベル低の電圧値の規定範囲内でない場合、処理部204は、レジスタ209にデバイスエラーフラグをセットする(S1504)。そして、処理部204は、自己診断処理を終了する。この場合、処理部204は、自己診断ドライバ210を出力状態から出力停止状態に制御してもよい。
状態であるかを確認できる。すなわち、加速度センサ1とMCUとが正しく接続されているかを確認できる。また、加速度センサ1が正しく動作しているかを確認できる。さらに信号線10が正しく接続されているかを確認できる。また、信号線10に断線や短絡等が発生しているかを確認できる。その結果、A/Dコンバータ208が正常な状態であるかを確認できる。すなわち、A/Dコンバータ208が正しく接続されているかを確認できる。また、A/Dコンバータ208が正しく動作しているかを確認できる。
。
診断ドライバ210Cを出力状態にした場合の処理を行う。すなわち、図16の処理については、自己診断ドライバ210Aを自己診断ドライバ210Cと読み替えて行う。そして、自己診断ドライバ210Cを自己診断ドライバ210Aと読み替えて行う。さらに、信号線10Aを信号線10Cと読み替えて行う。さらに、信号線10Cを信号線10Aと読み替えて行う。
上記実施形態において、加速度センサに加えられた加速度を求める手段や加速度センサの角度を求める手段について説明した。ここでは、加速度センサに加えられた加速度をさらに精密に求める手段や加速度センサの角度をさらに精密に求める手段について説明する。
コンピュータに上記いずれかの機能を実現させるプログラムをコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録することができる。そして、コンピュータに、この記録媒体のプログラムを読み込ませて実行させることにより、その機能を提供させることができる。ここで、コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積し、コンピュータから読み取ることができる記録媒体をいう。このような記録媒体のうちコンピュータから取り外し可能なものとしては、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R/W、DVD、DAT、8mmテープ、メモリカード等がある。また、コンピュータに固定された記録媒体としてハードディスクやROM(リードオンリーメモリー)等がある。
一つの方向の加速度が所定時間継続したことを持ち上げ動作として検出する検出部と、
前記検出部によって検出された前記持ち上げ動作に応じて予め決められた制御を実行する制御部とを備える情報処理装置。
前記制御は、前記情報処理装置の少なくとも一部の構成部品の動作を停止することを特徴とする付記1記載の情報処理装置。
前記加速度が所定範囲以内に収まる場合に持ち上げ動作として検出する前記検出部であることを特徴とする付記1記載の情報処理装置。
一つの方向の加速度が所定時間継続したことを持ち上げ動作として検出する検出ステップと、
前記検出ステップによって検出された前記持ち上げ動作に応じて予め決められた制御を実行する制御ステップとを備える持ち上げ動作検出方法。
前記制御ステップは、情報処理装置の少なくとも一部の構成部品の動作を停止することを特徴とする付記4記載の持ち上げ動作検出方法。
前記加速度が所定範囲以内に収まる場合に持ち上げ動作として検出する前記検出ステップであることを特徴とする付記4記載の持ち上げ動作検出方法。
コンピュータに
一つの方向の加速度が所定時間継続したことを持ち上げ動作として検出する検出ステップと、
前記検出ステップによって検出された前記持ち上げ動作をアプリケーションプログラムに通知する通知ステップとを実行させるためのプログラム。
前記アプリケーションプログラムは、情報処理装置の少なくとも一部の構成部品の動作を停止することを特徴とする付記7記載のプログラム。
前記加速度が所定範囲以内に収まる場合に持ち上げ動作として検出する前記検出ステップであることを特徴とする付記7記載のプログラム。
少なくとも1つの軸の加速度を検出できる加速度センサと接続する情報処理装置において、
使用者からの補正指示が入力される補正指示入力部と、
前記補正指示に応じて、前記加速度センサを用いて、複数回前記情報処理装置にかかる少なくとも1軸の加速度に関する測定値を複数回測定する加速度測定部と、
前記加速度測定部の測定によって、得られた複数の前記測定値が特定の幅に収まることを判定する測定値判断部と、
前記測定値判断部によって、複数の前記測定値が特定の幅に収まることを判断した場合、複数の前記測定値を基に前記加速度センサの補正値を生成する補正値生成部とを有することを特徴とする情報処理装置。
複数の前記測定値が、第1の値以下であることを判定する最大値判定部をさらに備えることを特徴とする付記10記載の情報処理装置。
複数の前記測定値が、第2の値以上であることを判定する最小値判定部をさらに備えることを特徴とする付記10または11記載の情報処理装置。
前記加速度センサと前記情報処理装置の接続線に電圧をかける自己診断ドライバをさらに備えることを特徴とする付記10乃至12いずれか一に記載の情報処理装置。
少なくとも1つの軸の加速度を検出できる加速度センサと接続する情報処理装置の補正方法において、
使用者からの補正指示が入力される補正指示入力ステップと、
前記補正指示に応じて、前記加速度センサを用いて、複数回前記情報処理装置にかかる少なくとも1軸の加速度に関する測定値を複数回測定する加速度測定ステップと、
前記加速度測定ステップの測定によって、得られた複数の前記測定値が特定の幅に収まることを判定する測定値判断ステップと、
前記測定値判断ステップによって、複数の前記測定値が特定の幅に収まることを判断した場合、複数の前記測定値を基に前記加速度センサの補正値を生成する補正値生成ステップとを有することを特徴とする補正方法。
複数の前記測定値が、第1の値以下であることを判定する最大値判定ステップをさらに備えることを特徴とする付記14記載の補正方法。
複数の前記測定値が、第2の値以上であることを判定する最小値判定ステップをさらに備えることを特徴とする付記14または15記載の補正方法。
前記加速度センサと前記情報処理装置の接続線に電圧をかける自己診断ドライバを使って、自己診断を行う自己診断ステップをさらに備えることを特徴とする付記14乃至16いずれか一に記載の補正方法。
少なくとも1つの軸の加速度を検出できる加速度センサと接続するコンピュータに、
使用者からの補正指示が入力される補正指示入力ステップと、
前記補正指示に応じて、前記加速度センサを用いて、複数回前記情報処理装置にかかる少なくとも1軸の加速度に関する測定値を複数回測定する加速度測定ステップと、
前記加速度測定ステップの測定によって、得られた複数の前記測定値が特定の幅に収まることを判定する測定値判断ステップと、
前記測定値判断ステップによって、複数の前記測定値が特定の幅に収まることを判断した場合、複数の前記測定値を基に前記加速度センサの補正値を生成する補正値生成ステップとを実行させることを特徴とする補正プログラム。
複数の前記測定値が、第1の値以下であることを判定する最大値判定ステップをさらに備えることを特徴とする付記18記載の補正プログラム。
複数の前記測定値が、第2の値以上であることを判定する最小値判定ステップをさらに備えることを特徴とする付記18または19記載の補正プログラム。
前記加速度センサと前記コンピューの接続線に電圧をかける自己診断ドライバを使って、自己診断を行う自己診断ステップをさらに備えることを特徴とする付記18乃至20いずれか一に記載の補正プログラム。
2 MCU
3 制御部
4 RAM
5 ROM
6 出力部
7 入力部
8 記録部
9 表示部
10 信号線
11 バス
201 加速度センサ素子
202 センスアンプ
203 出力抵抗
204 処理部
205 NV−ROM
206 RAM
207 マルチプレクサ
208 A/Dコンバータ
209 レジスタ
210 自己診断ドライバ
211 自己診断制御レジスタ
212 コンデンサ
213 自己診断検出抵抗
501 センサ監視アプリケーション
502 オペレーティングシステムインターフェース
503 センサ監視ドライバ
1401 ボタン
1701 基板
1702 スリット
Claims (10)
- 一つの方向の加速度が所定時間継続したことを持ち上げ動作として検出する検出部と、
前記検出部によって検出された前記持ち上げ動作に応じて予め決められた制御を実行する制御部とを備える情報処理装置。 - 前記制御は、前記情報処理装置の少なくとも一部の構成部品の動作を停止することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
- 前記加速度が所定範囲以内に収まる場合に持ち上げ動作として検出する前記検出部であることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
- 一つの方向の加速度が所定時間継続したことを持ち上げ動作として検出する検出ステップと、
前記検出ステップによって検出された前記持ち上げ動作に応じて予め決められた制御を実行する制御ステップとを備える持ち上げ動作検出方法。 - コンピュータに
一つの方向の加速度が所定時間継続したことを持ち上げ動作として検出する検出ステップと、
前記検出ステップによって検出された前記持ち上げ動作をアプリケーションプログラムに通知する通知ステップとを実行させるためのプログラム。 - 少なくとも1つの軸の加速度を検出できる加速度センサと接続する情報処理装置において、
使用者からの補正指示が入力される補正指示入力部と、
前記補正指示に応じて、前記加速度センサを用いて、複数回前記情報処理装置にかかる少なくとも1軸の加速度に関する測定値を複数回測定する加速度測定部と、
前記加速度測定部の測定によって、得られた複数の前記測定値が特定の幅に収まることを判定する測定値判断部と、
前記測定値判断部によって、複数の前記測定値が特定の幅に収まることを判断した場合、複数の前記測定値を基に前記加速度センサの補正値を生成する補正値生成部とを有することを特徴とする情報処理装置。 - 複数の前記測定値が、第1の値以下であることを判定する最大値判定部をさらに備えることを特徴とする請求項6記載の情報処理装置。
- 複数の前記測定値が、第2の値以上であることを判定する最小値判定部をさらに備えることを特徴とする請求項6または7記載の情報処理装置。
- 前記加速度センサと前記情報処理装置の接続線に電圧をかける自己診断ドライバをさらに備えることを特徴とする請求項6乃至8いずれか一項に記載の情報処理装置。
- 少なくとも1つの軸の加速度を検出できる加速度センサと接続する情報処理装置の補正方法において、
使用者からの補正指示が入力される補正指示入力ステップと、
前記補正指示に応じて、前記加速度センサを用いて、複数回前記情報処理装置にかかる少なくとも1軸の加速度に関する測定値を複数回測定する加速度測定ステップと、
前記加速度測定ステップの測定によって、得られた複数の前記測定値が特定の幅に収まることを判定する測定値判断ステップと、
前記測定値判断ステップによって、複数の前記測定値が特定の幅に収まることを判断した場合、複数の前記測定値を基に前記加速度センサの補正値を生成する補正値生成ステップとを有することを特徴とする補正方法。
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