JP2007077290A - Cip用脱臭剤組成物 - Google Patents

Cip用脱臭剤組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP2007077290A
JP2007077290A JP2005267498A JP2005267498A JP2007077290A JP 2007077290 A JP2007077290 A JP 2007077290A JP 2005267498 A JP2005267498 A JP 2005267498A JP 2005267498 A JP2005267498 A JP 2005267498A JP 2007077290 A JP2007077290 A JP 2007077290A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
cip
cleaning
composition
cyclodextrin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005267498A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Ishihara
悟 石原
Ryuji Akimoto
竜二 秋本
Masahiro Nishizawa
正浩 西澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CxS Corp
Original Assignee
Daisan Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daisan Kogyo Co Ltd filed Critical Daisan Kogyo Co Ltd
Priority to JP2005267498A priority Critical patent/JP2007077290A/ja
Publication of JP2007077290A publication Critical patent/JP2007077290A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)

Abstract

【課題】各種飲食料品の製造設備に付着したフレーバー、特にパッキン等に付着したフレーバーを効率よく除去し、且つすすぎ性が良好なCIP用脱臭剤組成物およびCIP用酸性脱臭洗浄剤組成物ならびにこれらを用いた脱臭洗浄方法を提供する。
【解決手段】 (A)シクロデキストリン、(B)エーテルカルボン酸またはそのアルカリ塩、(C)非イオン界面活性剤、(D)可溶化剤および(E)水を含有することを特徴とするCIP用脱臭剤組成物、さらに(F)無機酸および/または有機酸(ただし、高級脂肪酸を除く。)を含有するCIP用酸性脱臭洗浄剤組成物を用いる。また、上記脱臭剤組成物と、市販の酸性CIP洗浄剤とを混合調整した酸性脱臭洗浄剤希釈液、あるいは、上記脱臭洗浄剤組成物を用いて、各種飲食料品の製造設備における酸洗浄工程と脱臭工程との両工程をワンステップで行うことを特徴とする洗浄方法を用いる。
【選択図】 なし

Description

本発明は各種飲料または食品(以下、本明細書において「飲食料品」という。)の製造設備に付着したフレーバー、特にパッキン等に付着したフレーバーを効率よく除去するCIP用脱臭剤組成物およびCIP用酸性脱臭洗浄剤組成物ならびにこれらを用いた洗浄方法に関する。
さらに詳しくは、この洗浄剤に各種酸を含有せしめることにより、酸洗浄と脱臭の両工程をワンステップで実施し得るCIP洗浄剤組成物に関する。また、本発明は、CIP洗浄のみならず、飲食料品の製造装置の洗浄に有用な洗浄剤組成物にも関する。
近年、嗜好の多様化に伴い、各種フレーバーを用いた飲料や食品が多く製造されている。
しかし、この種の飲食料品はフレーバー臭を有するため、この製造設備、特にパッキン等にフレーバー臭が強固に付着してしまい、その脱臭が大きな課題となっている。
特に、食品工場や、飲料工場では、製造設備を分解することなく、内部の洗浄を行うCIP洗浄(定置洗浄)が多く用いられるが、このCIP洗浄において、フレーバー臭の脱臭が課題となっている。
フレーバー臭の脱臭技術としては、従来、酸性洗浄剤および/またはアルカリ性洗浄剤を用いて、酸洗浄工程とアルカリ洗浄工程とを組み合わせる方法や繰り返し行う方法のほか、これらの方法で洗浄した後に、次亜塩素酸ナトリウム,過酢酸,過炭酸塩等の酸化剤やお茶エキス等を循環接触させて脱臭処理を行う方法等が採用されている。しかしながら、こうした洗浄方法や脱臭処理を行ってもなお、フレーバー臭に対する十分な脱臭効果が得られていない。
また、特開2003−49193号公報には、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル等の特定の非イオン界面活性剤を主成分として含有するCIP洗浄用脱臭剤組成物が提案されているが、製造設備への損傷が少なく、低泡ではあるものの、依然としてフレーバー臭に対する課題の解決に至っていない(特許文献1を参照)。
特開2005−206794号公報には、特定の一般式で表される脂肪酸、エ−テルカルボン酸、ジグリセライド又はトリグリセライド及び脂肪酸エステルの群から選択される一種又は複数種を0.005〜30.0重量%或いはこれに無機酸及び/又は有機酸を0.01重量%以上含有して構成され、さらに必要に応じて可溶化剤を0.005〜30重量%(いずれも純分換算)含有して構成されるCIP洗浄剤が記載されている。そして、食品、飲料等の製造設備に付着したフレーバー、特にパッキン等に付着したフレーバーを効率よく除去するとともに、低泡性で、さらに酸洗浄と脱臭の両工程をワンステップで実施し得るCIP洗浄剤組成物およびそれを用いた洗浄方法が開示されている(特許文献2を参照)。
特開2005−200627号公報には、所定のSP値を有する溶剤A及び非イオン界面活性剤等の界面活性剤Bを含有させ、CIP(定置洗浄)洗浄において効率良く残存フレーバーを除去でき、洗浄後に溶剤臭が殆ど残存しないCIP用洗浄剤組成物が開示されている(特許文献3を参照)。さらに詳しくは、炭素数5〜24の炭化水素化合物等の25℃でのSP値が6〜9である溶剤A及び非イオン界面活性剤等の界面活性剤Bを含有するものであり、溶剤A及び界面活性剤Bを含有する洗浄媒体1を被洗浄物に接触させ、並びに界面活性剤Bを含有し、溶剤Aの濃度が0.5重量%未満である洗浄媒体2を被洗浄物に接触させるものである。上記溶剤Aとしては、特に炭素数10〜14の脂肪族炭化水素が好ましく、デカン、イソデカン、ウンデカン、イソウンデカン、ドデカン、イソドデカン、トリデカン、イソトリデカン、テトラデカン、イソテトラデカン、C12−α−オレフイン等が挙げられている。また、上記界面活性剤Bは、非イオン界面活性剤、特にポリオキシアルキレンアルキルエーテルは、グリフィンの計算式によるHLB値が3以上8未満のものが好ましいとの記載がなされている。
シクロデキストリンを用いた殺菌剤組成物や食物の洗浄剤について、特開平6−256792号公報には、洗浄剤基材に、全体の0.8wt%以上の単環式テルペン(例えば、タイワンヒノキの精油、ヒノキチオ−ル、リモネン等)を配合し、被洗浄部に対して殺菌性及び抗菌性を有するサイクロデキストリンにより包接されたリモネンを含有する抗菌性薬用洗浄剤水溶液、抗菌性薬用石ケン、および抗菌性薬用乳液が開示されている(特許文献4を参照)。
また、特表2002−504175号公報には、可溶化未複合シクロデキストリン0.01〜20wt%(以下%)と水性キヤリア及び、必要に応じてシクロデキストリン適合性界面活性剤0.01〜5%またはシクロデキストリン適合性の水溶性抗微生物活性剤0.0001〜0.8%とを含有し、必要に応じて,金属イオン封鎖剤/ビルダー0.0005〜0.5%,親水性香料0.003〜0.5%、低分子量ポリオール0.01〜3%,アミノカルボキシレーター0.001〜0.3%、消泡剤0.01〜2%、臭気効果改善用金属塩0.1〜10%、酵素0.001〜0.5%、水溶性抗微生物保存剤0.001〜5%、補助臭気抑制剤0.01〜3%を添加したpH3以上で、重量平均径10〜120μmの小滴を分散させたシクロデキストリンを含有した食品クリ−ニング組成物組成物が開示されている(特許文献5を参照)。
特開2003−49193号公報 特開2005−206794号公報 特開2005−200627号公報 特開平6−256792号公報 特表2002−504175号公報
本発明の課題は、各種飲食料品の製造設備に付着したフレーバー、特にパッキン等に付着したフレーバーを効率よく除去し、且つすすぎ性が良好なCIP用脱臭剤組成物およびCIP用酸性脱臭洗浄剤組成物ならびにこれらを用いた脱臭洗浄方法を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決するため鋭意検討をおこなった結果、(A)シクロデキストリン、(B)エーテルカルボン酸またはそのアルカリ塩、(C)非イオン界面活性剤、(D)可溶化剤および(E)水を含有することを特徴とするCIP用脱臭剤組成物(以下、「脱臭剤組成物」ともいう。)、さらに(F)無機酸および/または有機酸(ただし、高級脂肪酸を除く。)を含有するCIP用酸性脱臭洗浄剤組成物(以下、「脱臭洗浄剤組成物」ともいう。)を提供できるに至った。
また、上記脱臭剤組成物と、市販の酸性CIP洗浄剤あるいは(F)無機酸および/または有機酸(ただし、高級脂肪酸を除く。)とを混合調整した酸性脱臭洗浄剤希釈液を用いて、酸洗浄工程と脱臭工程との両工程をワンステップで行うことを特徴とする飲料あるいは食品の製造設備の洗浄方法、さらに、上記脱臭洗浄剤組成物を用いて、飲食料品の製造設備における酸洗浄工程と脱臭工程との両工程をワンステップで行うことを特徴とする洗浄方法を提供できるに至った。
すなわち、本発明は、(A)シクロデキストリン、(B)エーテルカルボン酸またはそのアルカリ塩、(C)非イオン界面活性剤、(D)可溶化剤および(E)水を含有するCIP用脱臭剤組成物を第1の要旨とする。
なかでも、上記(A)成分のシクロデキストリンが、α−シクロデキストリン、β−シクロデキストリン、γ−シクロデキストリンおよびシクロデキストリン誘導体から選ばれる少なくとも一種であるCIP用脱臭剤組成物を第2の要旨とし、上記(B)成分のエーテルカルボン酸またはそのアルカリ塩が、ポリオキシエチレン(1〜20)オクチルエーテル酢酸、ポリオキシエチレン(1〜20)デシルエーテル酢酸、ポリオキシエチレン(1〜20)ラウリルエーテル酢酸、ポリオキシエチレン(1〜20)ミリスチルエーテル酢酸、ポリオキシエチレン(1〜20)パルミチルエーテル酢酸、ポリオキシエチレン(1〜20)オレイルエーテル酢酸およびこれらのアルカリ塩から選ばれる少なくとも一種であるCIP用脱臭剤組成物を第3の要旨とする。
また、上記(C)成分の非イオン界面活性剤が、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、脂肪族アルコールアルコキシレート、プルロニック型非イオン界面活性剤、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステルおよびエチレンジアミンのポリオキシアルキレン付加物から選ばれる少なくとも一種であるCIP用脱臭剤組成物を第4の要旨とし、上記(D)成分の可溶化剤が、安息香酸,パラトルエンスルホン酸,メタキシレンスルホン酸,クメンスルホン酸、オクテニルコハク酸およびこれら酸のアルカリ塩、ならびに、アニオン界面活性剤、水溶性溶剤から選ばれる少なくとも一種であるCIP用脱臭剤組成物を第5の要旨とする。
そして、上記のCIP用脱臭剤組成物に、さらに(F)無機酸および/または有機酸(ただし、高級脂肪酸を除く。)を含有するCIP用酸性脱臭洗浄剤組成物を第6の要旨とする。
また、上記のCIP用脱臭剤組成物と、酸性CIP洗浄剤とを混合調整した酸性脱臭洗浄剤希釈液を用いて、酸洗浄工程と脱臭工程との両工程をワンステップで行う各種飲料あるいは食品の製造設備の洗浄方法を第7の要旨とする。
そしてまた、上記のCIP用酸性脱臭洗浄剤組成物を希釈調整した酸性脱臭洗浄剤希釈液を用いて、酸洗浄工程と脱臭工程との両工程をワンステップで行うことを特徴とする各種飲料あるいは食品の製造設備の洗浄方法を第9の要旨とする。
本発明によれば、(A)シクロデキストリン、(B)エーテルカルボン酸またはそのアルカリ塩、(C)非イオン界面活性剤、(D)可溶化剤および(E)水を含有するCIP脱臭剤組成物、さらに(F)無機酸および/または有機酸(ただし、高級脂肪酸を除く。)を含有するCIP用酸性脱臭洗浄剤組成物を用いることにより、洗浄性、低泡性、スケール防止性および貯蔵安定性に優れることはもとより、特に各種飲食料品の製造設備に付着したフレーバー、特にパッキン等に付着したフレーバーを効率よく除去し、且つ優れたすすぎ性が得られる。特に、(A)シクロデキストリン、および(B)エーテルカルボン酸またはそのアルカリ塩の併用により、優れた脱臭性を得ることができる。
また、上記CIP用脱臭剤組成物と、酸性CIP洗浄剤とを混合調整した酸性脱臭洗浄剤希釈液を用いるか、あるいは、CIP用酸性脱臭洗浄剤組成物を希釈調整した酸性脱臭洗浄剤希釈液を用いることにより、酸洗浄工程と脱臭工程との両工程をワンステップで行うことを特徴とする各種飲料あるいは食品の製造設備の洗浄方法を提供できる。
つぎに、本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。
本発明に用いられる(A)成分であるシクロデキストリンとしては、特に制限はないが、広く公知のシクロデキストリンを用いることができる。例えば、6〜12個のグルコース単位を含有する未置換シクロデキストリン、特にα−シクロデキストリン、β−シクロデキストリンおよびγ−シクロデキストリン等、および/またはそれらの誘導体、および/またはそれらの混合物が挙げられる。
ドーナツ形の環に配置されたグルコース単位をα−シクロデキストリンは6個、β−シクロデキストリンは7個、そしてγ−シクロデキストリンは8個含んでおり、グルコース単位の特定のカップリングおよび配置により、シクロデキストリンは、特定の容積の内部中空を有する硬い円錐分子構造を有している。
シクロデキストリン誘導体では、主に、いくつかのOH基がOR基に変えられているシクロデキストリン分子からなる。
シクロデキストリン誘導体の例としては、短鎖アルキル基を有するものとしては、例えばRがメチルまたはエチル基であるメチル化シクロデキストリンおよびエチル化シクロデキストリンが、また、ヒドロキシアルキル置換基を有するものとしては、例えばRが−CH2−CH(OH)−CH3または−CH2CH2−OH基であるヒドロキシプロピルシクロデキストリンおよび/またはヒドロキシエチルシクロデキストリンが、そして枝分かれシクロデキストリンとしては、例えばマルトース結合シクロデキストリンが、さらに陽イオンシクロデキストリンとしては、例えば低pHで陽イオン性である、Rが−CH2−CH(OH)−CH2−N(CH3)2である2−ヒドロキシ−3−(ジメチルアミノ)プロピルエーテルを含むものが、また第4アンモニウム誘導体としては、例えばRが−CH2−CH(OH)−CH2−N+(CH3)3Cl−である2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピルエーテルクロリド基を含むものが、そしてまた陰イオンシクロデキストリンとしては、例えばカルボキシメチルシクロデキストリン、硫酸シクロデキストリン、およびシクロデキストリンサクシニレートが、両性シクロデキストリンとしては、例えばカルボキシメチル/第4アンモニウムシクロデキストリンが挙げられる。
これらは、単独で用いても、あるいは二種以上を併用して用いることもできる。
なかでも、飲食料品のフレーバーに対する脱臭性能の点から、α−シクロデキストリン、β−シクロデキストリン、γ−シクロデキストリンが好ましい。
上記(A)成分のシクロデキストリンの組成物中における含有量は、純分換算で0.1〜2.0質量%、好ましくは0.5〜1.5質量%である。0.1質量%未満では、所望の脱臭性能に乏しく、また、すすぎ性能向上が充分に発揮されない場合があり、また、2.0質量%を超えると、他の成分とのバランスから、貯蔵安定性に乏しい場合がある。
本発明に用いられる(B)成分であるエーテルカルボン酸およびそのアルカリ塩としては、ポリオキシエチレン(1〜20)オクチルエーテル酢酸、ポリオキシエチレン(1〜20)デシルエーテル酢酸、ポリオキシエチレン(1〜20)ラウリルエーテル酢酸、ポリオキシエチレン(1〜20)ミリスチルエーテル酢酸、ポリオキシエチレン(1〜20)パルミチルエーテル酢酸、ポリオキシエチレン(1〜20)オレイルエーテル酢酸およびこれらのナトリウム塩,カリウム塩等が挙げられる。
これらは、単独で用いても、あるいは二種以上を併用して用いることもできる。
そして、これらのなかでも、ポリオキシエチレン(3.0)オレイルエーテル酢酸、ポリオキシエチレン(5.0)ミリスチルエーテル酢酸、ポリオキシエチレン(10.0)オレイルエーテル酢酸が好ましく用いられる。
上記(B)成分のエーテルカルボン酸およびそのアルカリ塩の組成物中における含有量は純分換算で0.2〜15質量%、好ましくは0.6〜10質量%、さらに好ましくは1.2〜5質量%である。0.2質量%未満ではフレーバーの脱臭性能が充分に発揮されない場合があり、また、15質量%を超えると、フレーバーの脱臭性能は飽和となる場合があり、さらに経済的にも好ましくない。
本発明に用いられる(C)成分である非イオン界面活性剤としては、例えば、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、脂肪族アルコールアルコキシレート、プルロニック型非イオン界面活性剤、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステルおよびエチレンジアミンのポリオキシアルキレン付加物等が挙げられる。
ポリオキシアルキレンアルキルエーテルとしては、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンパルミチルエーテル、ポリオキシエチレンミリスチルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンパルミチルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンミリスチルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンラウリルエーテル等が挙げられ、さらに詳しくは、商品名「エマルミンCO−50」(三洋化成工業社製)、商品名「ノイゲンXL−80」(第一工業製薬社製)、商品名「エマルミン40」(三洋化成工業社製)等が挙げられる。
また、脂肪族アルコールアルコキシレートとしては、例えば、商品名「プルラファックLF431」(BASF社製)や、末端の水酸基の一部をアルキル基(例えば、メチル基等)で封鎖した脂肪族アルコールアルコキシレートである、商品名「プルラファックLF403」(BASF社製)、商品名「プルラファックLF231」(BASF社製)等が挙げられる。
そして、プルロニック型非イオン界面活性剤としては、例えば、商品名「プルロニックL61」(旭電化工業社製)、商品名「プルロニックL25R−2」(旭電化工業社製)、商品名「Pluronic PE−6100」(BASF社製)等が挙げられる。
そしてまた、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステルとしては、例えば、商品名「ソルボンT40」(東邦化学工業社製)、商品名「ソルボンT60」(東邦化学工業社製)、商品名「ソルボンT80」(東邦化学工業社製)、商品名「ソルボンT85」(東邦化学工業社製)、商品名「レオドールTW−L120」(花王社製)、商品名「レオドールTW−L106」(花王社製)、商品名「レオドールTW−S106」(花王社製)、商品名「レオドールTW−O106V」(花王社製)、商品名「レオドールTW−IS399C」(花王社製)等が挙げられる。
さらに、エチレンジアミンのポリオキシアルキレン付加物としては、エチレンジアミンのポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー付加物が挙げられ、例えば、商品名「テトロニックTR70」(旭電化工業社製)、商品名「テトロニックTR913R」(旭電化工業社製)等が挙げられる。
上記(C)非イオン界面活性剤におけるポリオキシアルキレンとしては、ポリオキシエチレン、ポリオキシプロピレン、ポリオキシブチレン、ポリオキシアミレン等が挙げられる。上記非イオン界面活性剤において、エチレンオキサイドの付加モル数は1〜30であり、また、プロピレンオキサイドの付加モル数は1〜30であって、且つ、HLB値は1〜18の範囲であることが好ましく、特にすすぎ性と低泡性の点から3〜10の範囲であることが好ましい。
これらは、単独で用いても、あるいは二種以上を併用して用いることもできる。
上記(C)成分の非イオン界面活性剤の組成物中における含有量は純分換算で0.3〜8質量%、好ましくは0.5〜6質量%、さらに好ましくは1〜4質量%である。0.3質量%未満では所望の脱臭性能に乏しい場合があり、また、8質量%を超えると、すすぎ性に劣る場合がある。
本発明に用いられる(D)成分である可溶化剤としては、例えば、アニオン界面活性剤、水溶性溶剤、安息香酸、パラトルエンスルホン酸、メタキシレンスルホン酸、クメンスルホン酸およびこれら酸のアルカリ塩等が挙げられる。
さらに詳しくは、アニオン活性剤としては、アルキル硫酸塩、アルファオレフインスルホン酸塩、アルキル燐酸エステル塩、ジアルキルスルホ琥珀酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフエニルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル燐酸塩、N−ラウロイルサルコシン塩、オレオイルサルコシン塩、ポリオキシエチレン脂肪酸アミドエーテル硫酸塩、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸塩等が挙げられる。また、水溶性溶剤としては、エタノール、エチレングリコール、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノプロピルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル等のエチレングリコールエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノプロピルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテルプロピレングリコール、ヘキシレングリコール等が挙げられる。そして、安息香酸、パラトルエンスルホン酸、メタキシレンスルホン酸、クメンスルホン酸、オクテニルコハク酸およびこれら酸のアルカリ塩としては、安息香酸ナトリウム、安息香酸カリウム、パラトルエンスルホン酸ナトリウム、パラトルエンスルホン酸カリウム、メタキシレンスルホン酸ナトリウム、メタキシレンスルホン酸カリウム、クメンスルホン酸ナトリウム、クメンスルホン酸カリウム、オクテニルコハク酸ナトリウム、オクテニルコハク酸カリウム等が挙げられる。
これらは、これらは、単独で用いても、あるいは二種以上を併用して用いることもできる。
上記(D)成分の可溶化剤の組成物中における含有量は純分換算で1〜40質量%、好ましくは3〜35質量%、さらに好ましくは5〜30質量%である。1質量%未満では所望の貯蔵安定性が得られない場合があり、また、40質量%を超えると、さらなる貯蔵安定性の向上は認められない場合があり、また、他の成分とのバランスから好ましくない場合がある。
本発明に用いられる(E)成分である水としては、例えば、純水、イオン交換水、軟水、蒸留水、水道水等が挙げられる。これらは、単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。なかでも、経済性及び貯蔵安定性の点から、水道水、イオン交換水が好ましく用いられる。なお、「水」は、本発明のCIP用消臭剤組成物およびCIP用脱臭洗浄剤組成物を構成する各成分に由来する結晶水や水溶液の形で含まれる水と、その他の外から加えられる水との総和であり、組成物全体が100質量%となるように配合される。
本発明に用いられる(F)成分である無機酸および/または有機酸としては、例えば、無機酸では、スルファミン酸、燐酸、硝酸、硫酸、塩酸等が挙げられ、また、有機酸としては、ギ酸、酢酸、ヒドロキシ酢酸、フマル酸、マレイン酸、マロン酸、アジピン酸、琥珀酸、乳酸、酒石酸、クエン酸、リンゴ酸、ヘプトン酸等が挙げられる。
これらは、単独で用いても、あるいは二種以上を併用して用いることもできる。
上記(F)成分の無機酸および/または有機酸の組成物中における含有量は純分換算で5〜50質量%、好ましくは15〜40質量%、さらに好ましくは20〜30質量%である。5質量%未満では、酸による所望の洗浄性能に乏しい場合があり、また、40質量%を超えると、更なる洗浄性能の向上が認められない場合があり、また経済的にも好ましくない。
また、本発明に用いられる酸性CIP洗浄剤としては、市販のものを使用することができ、例えば、商品名:パンケレートMS1(大三工業社製)、商品名:パンケレートVC(大三工業社製)、商品名:パンケレートV40(大三工業社製)、商品名:パンケレートVP(大三工業社製)、商品名:パンケレートMS2(大三工業社製)、商品名:パンケレートVS10(大三工業社製)などが挙げられる。
本発明のCIP用脱臭剤組成物およびCIP用酸性脱臭洗浄剤組成物には、必要に応じて、殺菌剤、消泡剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、脂肪酸、キレート剤等を任意に含有することもできる。
上記任意成分であるカチオン界面活性剤としては、カチオン系界面活性剤としては、各種第四級アンモニウム塩が好ましく、具体的には、アルキルジメチルベンジルアンモニウムクロライド、ジデシルジメチルアンモニウムクロライド、ジデシルジメチルアンモニウムアジペート、ジデシルジメチルアンモニウムグルコネート、ジデシルモノメチルハイドロキシエチルアンモニウムクロライド、ジデシルモノメチルハイドロキシエチルアンモニウムアジペート、ジデシルモノメチルハイドロキシエチルアンモニウムグルコネート、ジデシルモノメチルハイドロキシエチルアンモニウムスルホネート、ジデシルジメチルアンモニウムプロピオネート、ヘキサデシルトリブチルフォスフォニウムが挙げられる。特に殺菌力の強さの点からアルキル基の炭素数は10〜16に設定することが好ましい。また、ビグアナイド系カチオン界面活性剤としては、ポリヘキサメチレンビグアナイドなどが挙げられる。
そして、両性界面活性剤としては、両性イオン界面活性剤としては、ラウリルベタインなどのアルキルベタイン型両性界面活性剤、ラウロイルアミドプロピルベタイン等のアミドベタイン型両性イオン界面活性剤、2−アルキル−N−カルボキシメチルイミダゾリニウムベタイン、2−アルキル−N−カルボキシエチルイミダゾリニウムベタイン等のイミダゾリン型両性イオン界面活性剤、アルキルスルホベタイン型両性イオン界面活性剤、ヤシ脂肪酸アミドジメチルヒドロキシプロピルスルホベタインなどのアミドスルホベタイン型両性界面活性剤、N−アルキル−β−アミノプロピオン酸塩、N−アルキル−β−イミノジプロピオン酸塩、β−アラニン型両性界面活性剤、グリシンn−(3−アミノプロピル)−C1016誘導体等のアルキルポリアミノエチルグリシンのナトリウム塩や塩酸塩などが挙げられる。
また、脂肪酸としては、炭素数6〜22の直鎖または分岐鎖の脂肪酸が挙げられ、さらに詳しくは、カプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、パルミトオレイン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、ウンデシレン酸等が挙げられる。
本発明のCIP用脱臭剤組成物およびCIP用脱臭洗浄剤組成物の製造方法としては、特に制限はなく、各成分を攪拌混合すること等の、通常の方法で製造することができる。
本発明における洗浄方法としては、本発明のCIP用脱臭剤組成物と酸性CIP洗浄剤とを混合調整した酸性脱臭洗浄剤希釈液を用いて、各種飲料あるいは食品の製造設備における酸洗浄工程と脱臭工程との両工程をワンステップで行うことができる。
また、これに換えて、本発明のCIP用酸性脱臭洗浄剤組成物を希釈調整した酸性脱臭洗浄剤希釈液を用いて、各種飲料あるいは食品の製造設備における酸洗浄工程と脱臭工程との両工程をワンステップで行うこともできる。
このほか、上記酸性脱臭洗浄剤希釈液を、スポンジ、たわし、ブラシ等を用いた手洗いあるいは浸漬による各種食品・飲料等の製造工程に用いられる機械器具の分解された部品の洗浄に用いることもできる。また、高圧洗浄機用としても用いることができる。
つぎに、実施例について比較例と併せて記載し説明する。
後記表1〜12に示す実施例1〜50および比較例1〜10の組成(各表の数値の単位は質量%である。)の供試CIP用脱臭剤組成物および供試CIP用脱臭洗浄剤組成物を調整し、その脱臭性、すすぎ性、低泡性、スケール防止性、貯蔵安定性および洗浄性の6項目について試験し評価した。表中における各成分の配合量は有り姿で示すとともに、各成分の有効成分量(質量%、「%」と略して示す。)について後記のとおり示した。また、各種試験の結果を後記表1〜12に併せて示した。
なお、各試験項目の試験方法、評価基準は、以下に示すとおりである。
〔脱臭性試験〕
・試験方法
(1)着香テストピースの調整
脱臭試験に供される着香テストピースは次のようにして調製した。
まず、EPDMパッキン(日阪製作所EX15PKG)を長さ40mmに裁断し、次いで、この裁断片をアップル飲料にそれぞれ全浸漬し、95℃の温度で8時間加熱した。その後、裁断片を取り出し、60℃の温度の流水で5分間濯いだ後、室温で乾燥し、アップル飲料のフレーバー臭の移った着香テストピースとした。
(2)操作
上記着香テストピースを、供試CIP用脱臭剤組成物または供試CIP用脱臭洗浄剤組成物の3質量%希釈液を200mlに1本づつ投入し、70℃の温度で保温しながら20分間攪拌した。その後、着香テストピースを取り出し、60℃の温度の流水で20分間濯いだ後、室温で乾燥し、フレーバー臭の臭気判定を行った。
(3)判定
臭気判定は10名のパネラーによる官能テストにより、各着香テストピースのフレーバー臭の度合いを以下の5段階の評価基準で評価し、その最頻値を求めた。
・評価基準
◎:フレーバー臭なし
○:僅かにフレーバー臭あり
△:ややフレーバー臭あり
×:フレーバー臭強い
××:フレーバー臭著しく強い
とし、◎、○および△を実用性のあるものと判定した。
〔すすぎ性試験〕
・試験方法
300ml容量のトールビーカーに80℃に加温した供試CIP用脱臭剤組成物または供試CIP用脱臭洗浄剤組成物の3質量%希釈液を用意した。
攪拌した各種希釈液中に秤量したステンレス板(5cm×8cm×1mm;約29.7g)を浸漬し、1分後に攪拌を停止し、その後も30秒間浸漬しつづけた後引き上げた。
直ちに80℃の温水にて、浸漬と引き上げを10回繰り返してすすぎを行った後、ステンレス板を一晩乾燥させた。
乾燥後のステンレス板を秤量し、すすぎ不良による重量増加の有無について以下の評価基準で評価した。
・評価基準
○:重量増加は認められない。
△:重量増加が5mg未満。
×:重量増加が5mg以上。
とし、評価基準が○および△を実用性ありと判定した。
〔スケール防止性試験〕
・試験方法
10mgの供試CIP用脱臭剤組成物または供試CIP用脱臭洗浄剤組成物を、0.2質量%水酸化ナトリウム水溶液100mlの入った200ml容量のガラス容器に添加した。これに、さらに3質量%の塩化カルシウム水溶液1mlを加えて、70℃にて24時間配置後、目視にてスケールの付着の有無を観察し、以下の評価基準で評価した。
・評価基準
○:スケールの付着は認められない。
△:ごく僅かなスケールの付着が認められる。
×:スケールの付着がはっきりと認められる。
とし、評価基準が○および△を実用性ありと判定した。
〔低泡性試験〕
・試験方法
供試CIP用脱臭剤組成物または供試CIP用脱臭洗浄剤組成物の3質量%希釈液を、100ml容量の有栓メスシリンダーに50ml量り取り、70℃の温浴中に10分間配置した後、取り出して上下に10回振とうさせ静置した。そして、静置1分後の泡量(ml)を量り、以下の評価基準で評価した。
・評価基準
○:泡量が10ml未満。
△:泡量が10ml以上、20ml未満。
×:泡量が20ml以上。
とし、評価基準が○および△を実用性ありと判定した。
〔洗浄性試験〕
・試験方法
(1)供試脱臭洗浄剤希釈液の調整
1.水量(100ml)に対して、本発明のCIP用脱臭剤組成物(実施例1〜20、実施例41〜45および比較例1〜5)の3質量%相当量と、酸性CIP洗浄剤(商品名:「パンケレートVC」)の2質量%相当量とを溶解して、脱臭洗浄剤希釈液とした。
2.本発明のCIP用脱臭洗浄剤組成物(実施例21〜40、実施例46〜50および比較例6〜10)の3質量%水溶液を脱臭洗浄剤希釈液とした。
(2)操作
上記各種脱臭洗浄剤希釈液100mlを200mlビーカーにとり、これに炭酸カルシウム100mgを加えて20℃にて5分間攪拌した。
攪拌後、濾過し、濾液中のカルシウム量をEDTA標準溶液およびNN試薬を用いてキレート滴定して、炭酸カルシウムの溶解量を算出し、以下の評価基準で評価した。
・評価基準
○:脱臭洗浄剤希釈液1,000ml当たりの炭酸カルシウム溶解量が100mg以上。
△:脱臭洗浄剤希釈液1,000ml当たりの炭酸カルシウム溶解量が5mg以上、100mg未満。
×:脱臭洗浄剤希釈液1,000ml当たりの炭酸カルシウム溶解量が5mg未満。
とし、評価基準が○および△を実用性ありと判定した。
〔貯蔵安定性〕
・試験方法
供試CIP用脱臭剤組成物および供試CIP用脱臭洗浄剤組成物について、貯蔵安定性試験を次のようにして行った。
250ml容量のポリエチレン製容器に、供試CIP用脱臭剤組成物または供試CIP用脱臭洗浄剤組成物200mlを入れて、30℃に設定されたインキュベーター(型式:バイテック500/島津製作所社製)に、1週間配置後の浮遊物、沈殿および濁りの有無について、以下の基準により評価した。
・評価基準
○:浮遊物、沈殿および分離もなく良好である。
△:僅かな浮遊物が認められる。
×:明らかに浮遊物、沈殿および分離が認められる。
(A)成分
・α−シクロデキストリン
商品名:「カバマックスW6 Food」、ワッカーケミー社製(有効成分98%)
・β−シクロデキストリン
商品名:「カバマックスW7 Pharma」、ワッカーケミー社製(有効成分98%)
・γ−シクロデキストリン
商品名:「カバマックスW8 Food」、ワッカーケミー社製(有効成分98%)
・メチル化−β−シクロデキストリン
商品名:「カバゾールW7M」、ワッカーケミー社製(有効成分95%)
(B)成分
・エーテルカルボン酸−1
ポリオキシエチレン(3.0)オレイルエーテル酢酸
商品名:「ビューライトOCA−30NH」、三洋化成工業(株)製
・エーテルカルボン酸−2
ポリオキシエチレン(5.0)ミリスチルエーテル酢酸
商品名:「ビューライトMCA−50NH」、三洋化成工業(株)製
・エーテルカルボン酸−3
ポリオキシエチレン(10.0)オレイルエーテル酢酸
商品名:「AkypoRO90VG」Kao chemicals Canada社製
(C)成分
・非イオン界面活性剤−1
ポリオキシアルキレン(5.0)アルキルエーテル(HLB=9.0)
商品名:「エマルミンCO−50」、三洋化成工業社製
・非イオン界面活性剤−2
ポリオキシアルキレンアルキルエーテル
商品名:「ノイゲンXL−80」、第一工業製薬(株)製
・非イオン界面活性剤−3
ポリオキシエチレン(4.0)アルキルエーテル(HLB=8.0)
商品名:「エマルミン40」、三洋化成工業社製
・非イオン界面活性剤−4
脂肪族アルコールアルコキシレート
商品名:「プルラファックLF−431」、BASF社製
・非イオン界面活性剤−5
プルロニック型非イオン界面活性剤
商品名:「プルロニックL−61」、旭電化工業(株)製
・非イオン界面活性剤−6
ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステル
商品名:「ソルボンT85」、東邦化学工業(株)製
・非イオン界面活性剤−7
脂肪族アルコールアルコキシレート
商品名:「プルラファックLF403」、BASF社製
(D)成分
・アニオン界面活性剤−1
アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウム
商品名:「エレミノールMON−2D」、三洋化成工業社製
・アニオン界面活性剤−2
α−オレフィンスルホン酸ナトリウム
商品名:「リポランPB−800」、ライオン社製
・アニオン界面活性剤−3
ポリオキシエチレンアルキル硫酸エステル(有効成分27%)
商品名:「エマールE−27C」、花王社製
・MXS
メタキシレンスルホン酸ナトリウム
商品名:「メタキシレンスルホン酸ソーダ」、三菱瓦斯化学社製
・PTS
パラトルエンスルホン酸ナトリウム
商品名:「パラトルエンスルホン酸ナトリウム」、関東化学社製
・HG
ヘキシレングリコール
商品名:「ヘキシレングリコール」、エルフ・アトケム・ジャパン社製
・EGBE
ジエチレングリコールモノブチルエーテル
商品名:「ブチセノール20」、協和発酵ケミカル社製
・OSA
オクテニルコハク酸
商品名:「オクテニルコハク酸」、ミリケン社製(有効成分80%)
(F)成分
・リン酸
商品名:「リン酸」、東ソー社製(有効成分75%)
・硝酸
商品名:「乳酸」、太平化学産業社製(有効成分80%)
・スルファミン酸
商品名:「スルファミン酸」、日産化学工業社製(有効成分100%)
・ヒドロキシ酢酸
商品名:「グリコール酸」、大塚化学社製(有効成分100%)
・クエン酸
商品名:「クエン酸(結晶)」、扶桑化学工業社製(有効成分100%)
・リンゴ酸
商品名:「DL−リンゴ酸」、扶桑化学工業社製(有効成分100%)
任意成分
・オレイン酸
商品名:「エキストラオレイン90」、日本油脂社製(有効成分93%)
・ミリスチン酸
商品名:「ミリスチン酸(試薬1級)」、関東化学社製(有効成分97%)
・カプリン酸
商品名:「カプリン酸(試薬1級)」、関東化学社製(有効成分98%)
・リノール酸
商品名:「リノール酸(試薬1級)」、関東化学社製(有効成分55%)
表1〜50の結果より、本発明のCIP用脱臭剤組成物およびCIP用脱臭洗浄剤組成物は、いずれも、脱臭性、すすぎ性、低泡性、スケール防止性、貯蔵安定性および洗浄性の全ての評価項目において、優れた性能を有していることがわかる。
Figure 2007077290
Figure 2007077290
Figure 2007077290
Figure 2007077290
Figure 2007077290
Figure 2007077290
Figure 2007077290
Figure 2007077290
Figure 2007077290
Figure 2007077290
Figure 2007077290
Figure 2007077290

Claims (8)

  1. (A)シクロデキストリン、(B)エーテルカルボン酸またはそのアルカリ塩、(C)非イオン界面活性剤、(D)可溶化剤および(E)水を含有することを特徴とするCIP用脱臭剤組成物。
  2. 前記(A)成分のシクロデキストリンが、α−シクロデキストリン、β−シクロデキストリン、γ−シクロデキストリンおよびシクロデキストリン誘導体から選ばれる少なくとも一種である、請求項1記載のCIP用脱臭剤組成物。
  3. 前記(B)成分のエーテルカルボン酸またはそのアルカリ塩が、ポリオキシエチレン(1〜20)オクチルエーテル酢酸、ポリオキシエチレン(1〜20)デシルエーテル酢酸、ポリオキシエチレン(1〜20)ラウリルエーテル酢酸、ポリオキシエチレン(1〜20)ミリスチルエーテル酢酸、ポリオキシエチレン(1〜20)パルミチルエーテル酢酸、ポリオキシエチレン(1〜20)オレイルエーテル酢酸およびこれらのアルカリ塩から選ばれる少なくとも一種である、請求項1〜2のいずれか一項に記載のCIP用脱臭剤組成物。
  4. 前記(C)成分の非イオン界面活性剤が、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、脂肪族アルコールアルコキシレート、プルロニック型非イオン界面活性剤、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステルおよびエチレンジアミンのポリオキシアルキレン付加物から選ばれる少なくとも一種である、請求項1〜3のいずれか一項に記載のCIP用脱臭剤組成物。
  5. 前記(D)成分の可溶化剤が、安息香酸,パラトルエンスルホン酸,メタキシレンスルホン酸,クメンスルホン酸、オクテニルコハク酸およびこれら酸のアルカリ塩、ならびに、アニオン界面活性剤、水溶性溶剤から選ばれる少なくとも一種である、請求項1〜4のいずれか一項に記載のCIP用脱臭剤組成物。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載のCIP用脱臭剤組成物に、さらに(F)無機酸および/または有機酸(ただし、高級脂肪酸を除く。)を含有することを特徴とするCIP用酸性脱臭洗浄剤組成物。
  7. 請求項1〜5のいずれか一項に記載のCIP用脱臭剤組成物と、酸性CIP洗浄剤とを混合調整した酸性脱臭洗浄剤希釈液を用いて、酸洗浄工程と脱臭工程との両工程をワンステップで行うことを特徴とする飲料あるいは食品の製造設備の洗浄方法。
  8. 請求項6に記載のCIP用酸性脱臭洗浄剤組成物を希釈調整した酸性脱臭洗浄剤希釈液を用いて、酸洗浄工程と脱臭工程との両工程をワンステップで行うことを特徴とする飲料あるいは食品の製造設備の洗浄方法。


JP2005267498A 2005-09-14 2005-09-14 Cip用脱臭剤組成物 Pending JP2007077290A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005267498A JP2007077290A (ja) 2005-09-14 2005-09-14 Cip用脱臭剤組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005267498A JP2007077290A (ja) 2005-09-14 2005-09-14 Cip用脱臭剤組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007077290A true JP2007077290A (ja) 2007-03-29

Family

ID=37937912

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005267498A Pending JP2007077290A (ja) 2005-09-14 2005-09-14 Cip用脱臭剤組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007077290A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008285587A (ja) * 2007-05-17 2008-11-27 Kao Corp Cip洗浄方法
WO2009130597A2 (ja) * 2008-03-25 2009-10-29 ジョンソンディバーシー・インコーポレーテッド Cip用脱臭剤組成物およびそれを用いた脱臭方法
JP2011021266A (ja) * 2009-07-21 2011-02-03 Hakko Sangyo Kk Gl熱交換器用洗浄液とそれを用いたgl熱交換器の洗浄方法
JP2013018862A (ja) * 2011-07-11 2013-01-31 Adeka Corp 飲食料製造ライン用脱臭剤組成物
JP2015512970A (ja) * 2012-02-17 2015-04-30 エコラボ ユーエスエー インコーポレイティド 中性の床用洗浄剤
JP2017210627A (ja) * 2013-08-27 2017-11-30 エコラボ ユーエスエー インコーポレイティド 固体すすぎ補助組成物及びその製造方法
US10421933B2 (en) 2012-06-22 2019-09-24 Ecolab Usa Inc. Solid rinse aid composition and method of making same
JP2019172743A (ja) * 2018-03-27 2019-10-10 株式会社Adeka 飲食料製造ライン用脱臭剤組成物及び脱臭洗浄方法
JP2020100704A (ja) * 2018-12-20 2020-07-02 シーバイエス株式会社 Cip用脱臭剤組成物
US11421185B2 (en) 2012-06-22 2022-08-23 Ecolab Usa Inc. Solid fast draining/drying rinse aid for high total dissolved solid water conditions
US12134114B2 (en) 2022-06-21 2024-11-05 Ecolab Usa Inc. Acidic cleaner

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6071031A (ja) * 1983-09-28 1985-04-22 Nippon Shokubai Kagaku Kogyo Co Ltd 高濃度液状界面活性剤組成物
JPS60208399A (ja) * 1984-03-31 1985-10-19 興新化学工業株式会社 殺菌洗滌剤
JPH0331398A (ja) * 1989-05-22 1991-02-12 Procter & Gamble Co:The アルキルエトキシカルボキシレート界面活性剤を含有するライトデューティー液体またはゲル皿洗い洗剤組成物
JP2002088396A (ja) * 2000-09-13 2002-03-27 New Japan Chem Co Ltd 洗浄剤組成物
JP2003049193A (ja) * 2001-08-03 2003-02-21 Asahi Denka Kogyo Kk Cip洗浄用脱臭剤組成物
JP2005200627A (ja) * 2003-07-14 2005-07-28 Kao Corp Cip用洗浄剤組成物
JP2005206794A (ja) * 2003-11-21 2005-08-04 Daisan Kogyo Kk Cip洗浄剤組成物およびそれを用いた洗浄方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6071031A (ja) * 1983-09-28 1985-04-22 Nippon Shokubai Kagaku Kogyo Co Ltd 高濃度液状界面活性剤組成物
JPS60208399A (ja) * 1984-03-31 1985-10-19 興新化学工業株式会社 殺菌洗滌剤
JPH0331398A (ja) * 1989-05-22 1991-02-12 Procter & Gamble Co:The アルキルエトキシカルボキシレート界面活性剤を含有するライトデューティー液体またはゲル皿洗い洗剤組成物
JP2002088396A (ja) * 2000-09-13 2002-03-27 New Japan Chem Co Ltd 洗浄剤組成物
JP2003049193A (ja) * 2001-08-03 2003-02-21 Asahi Denka Kogyo Kk Cip洗浄用脱臭剤組成物
JP2005200627A (ja) * 2003-07-14 2005-07-28 Kao Corp Cip用洗浄剤組成物
JP2005206794A (ja) * 2003-11-21 2005-08-04 Daisan Kogyo Kk Cip洗浄剤組成物およびそれを用いた洗浄方法

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008285587A (ja) * 2007-05-17 2008-11-27 Kao Corp Cip洗浄方法
WO2009130597A2 (ja) * 2008-03-25 2009-10-29 ジョンソンディバーシー・インコーポレーテッド Cip用脱臭剤組成物およびそれを用いた脱臭方法
JP2009256637A (ja) * 2008-03-25 2009-11-05 Johnson Diversey Co Ltd Cip用脱臭剤組成物およびそれを用いた脱臭方法
WO2009130597A3 (ja) * 2008-03-25 2010-06-17 ジョンソンディバーシー・インコーポレーテッド Cip用脱臭剤組成物およびそれを用いた脱臭方法
JP2011021266A (ja) * 2009-07-21 2011-02-03 Hakko Sangyo Kk Gl熱交換器用洗浄液とそれを用いたgl熱交換器の洗浄方法
JP2013018862A (ja) * 2011-07-11 2013-01-31 Adeka Corp 飲食料製造ライン用脱臭剤組成物
JP2015512970A (ja) * 2012-02-17 2015-04-30 エコラボ ユーエスエー インコーポレイティド 中性の床用洗浄剤
US10421933B2 (en) 2012-06-22 2019-09-24 Ecolab Usa Inc. Solid rinse aid composition and method of making same
US11421185B2 (en) 2012-06-22 2022-08-23 Ecolab Usa Inc. Solid fast draining/drying rinse aid for high total dissolved solid water conditions
US11827865B2 (en) 2012-06-22 2023-11-28 Ecolab Usa Inc. Solid fast draining/drying rinse aid for high total dissolved solid water conditions
JP2017210627A (ja) * 2013-08-27 2017-11-30 エコラボ ユーエスエー インコーポレイティド 固体すすぎ補助組成物及びその製造方法
JP2019172743A (ja) * 2018-03-27 2019-10-10 株式会社Adeka 飲食料製造ライン用脱臭剤組成物及び脱臭洗浄方法
JP7048381B2 (ja) 2018-03-27 2022-04-05 株式会社Adeka 飲食料製造ライン用脱臭剤組成物及び脱臭洗浄方法
JP2020100704A (ja) * 2018-12-20 2020-07-02 シーバイエス株式会社 Cip用脱臭剤組成物
US12134114B2 (en) 2022-06-21 2024-11-05 Ecolab Usa Inc. Acidic cleaner

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007077290A (ja) Cip用脱臭剤組成物
CN103210072B (zh) 基于阴离子表面活性剂的球形厕所清洁块
JP4991090B2 (ja) プロトン化カルボン酸を含む酸消毒及び洗浄組成物
CA2991407A1 (en) Acid detergent
TWI545187B (zh) Liquid detergent compositions for food processing equipment and / or conditioning equipment
JP2016011436A (ja) 酸性除錆剤組成物及び酸性除錆洗浄剤組成物
US9234162B2 (en) Cleaning composition and methods of use thereof
JP5592782B2 (ja) 食品加工設備及び/又は調理設備用洗浄剤組成物
JP2007262258A (ja) Cip用脱臭剤組成物およびそれを用いた洗浄脱臭方法
JP5001612B2 (ja) 酸性cip用洗浄剤組成物およびそれを用いた洗浄方法
JP5642429B2 (ja) 洗浄除菌剤組成物
JP4778925B2 (ja) 液体洗浄剤組成物
JP5048277B2 (ja) Cip用脱臭剤組成物およびその使用方法
JP2004224703A (ja) 手指用殺菌洗浄剤組成物
WO2018021110A1 (ja) 消泡効果増強剤およびそれを含有する発泡性洗剤組成物
JP5337350B2 (ja) 除菌性洗浄剤組成物およびそれを用いた除菌洗浄方法
JP2006124627A (ja) Cip洗浄剤組成物および飲食料品の製造装置用洗浄剤組成物ならびにその使用方法
JP2020075888A (ja) 洗浄殺菌組成物
JP7144028B2 (ja) 洗浄除菌剤組成物
JP2010037512A (ja) 食器用及び/又は食品用洗浄剤
JP2019104838A (ja) 酢酸臭抑制剤およびそれを含有する酢酸洗浄剤組成物
JP7436201B2 (ja) 除菌剤
JP2009079084A (ja) 洗浄機内のバイオフィルム生成抑制方法
JP4468010B2 (ja) 殺菌洗浄剤組成物
JP2019073731A (ja) 食品加工設備及び/又は調理設備の洗浄方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080611

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20080828

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110715

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110809

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111206