JP2007041776A - 工事代金債権信託方法、優先受益権価額算出装置およびコンピュータプログラム - Google Patents
工事代金債権信託方法、優先受益権価額算出装置およびコンピュータプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007041776A JP2007041776A JP2005224120A JP2005224120A JP2007041776A JP 2007041776 A JP2007041776 A JP 2007041776A JP 2005224120 A JP2005224120 A JP 2005224120A JP 2005224120 A JP2005224120 A JP 2005224120A JP 2007041776 A JP2007041776 A JP 2007041776A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- construction
- value
- beneficiary
- contractor
- amount
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000010276 construction Methods 0.000 title claims abstract description 374
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 title claims description 81
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 16
- 238000004590 computer program Methods 0.000 title claims description 9
- 230000009286 beneficial effect Effects 0.000 title abstract description 12
- 238000012546 transfer Methods 0.000 claims abstract description 9
- 238000012545 processing Methods 0.000 claims description 7
- 230000001483 mobilizing effect Effects 0.000 abstract 1
- 230000007306 turnover Effects 0.000 abstract 1
- 230000006870 function Effects 0.000 description 73
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 4
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 2
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 2
- 230000002250 progressing effect Effects 0.000 description 2
- 238000012797 qualification Methods 0.000 description 2
- 230000008859 change Effects 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 1
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 230000008569 process Effects 0.000 description 1
- 230000004044 response Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)
Abstract
【解決手段】 工事請負業者が、工事請負契約(S1)に基づく工事代金債権を当該工事の完成前に受託者に信託し(S4)、投資家が優先受益権の価額を工事請負契約の対象の工事のうち完了している工事出来高の査定結果に対応させて決定し、工事請負業者が該価額分の優先受益権を投資家に譲渡して(S13)、投資家が該価額と同額の対価を工事請負業者に支払う(S14)。工事の完成後に発注者から工事代金が支払われると(S15)、受託者は、工事代金のうちの少なくとも価額に対応する金額の償還を投資家に行う(S16)。
【選択図】 図1
Description
図1は、本実施の形態の信託方法の実施形態を示す説明図である。発注者は、例えば官公庁などの信用力の高い主体である。工事請負業者は、発注者が予め工事の実績などを考慮して発注を行う相手である。発注者に工事の需要が生じ、工事請負業者が発注者の要求する資格を有する場合には、例えば入札/応札などの手続を経て、工事請負業者が発注者である官公庁との間で工事請負契約を締結する(S1)。このとき、工事請負契約には、工事の完成に応じて工事代金が支払われる旨の規定が明示されており、発注後は、工事請負業者は、当該工事の工事代金の受け取り債権を有する(S2)。
12 記憶部
14 入力部
161 工事出来高相応額演算部
162 優先受益権価額演算部
163 比較判定部
181 価額表示部
20 コンピュータ
22 MPU
24 記憶装置
26 マウス
27 キーボード
28 描画ユニット
29 表示装置
30 ウインドウ画面
32 テキストボックス
36 優先受益権価額表示欄
Claims (9)
- 工事請負業者と受託者とが、ある工事の全部または一部の完成後に発注者から受け取る工事代金の債権を信託財産とする信託を、該工事請負業者自身を受益者として、当該工事の全部または一部の完成前に設定し、
投資家が、前記債権の信託において生じる信託受益権において前記工事請負業者に対する償還より優先して償還を受けることができる優先受益権の価額を、前記工事のうち完了している工事出来高の査定結果に対応させて決定して、該価額を前記工事請負業者または前記受託者に通知し、
前記工事請負業者と前記受託者とが、前記信託受益権において該価額分の優先受益権を設定し、
前記工事請負業者が、該優先受益権を前記投資家に譲渡し、
前記投資家が、該価額と同額の対価を前記工事請負業者に支払い、
前記工事の全部または一部の完成後に前記発注者から前記債権に基づいて工事代金が支払われると、前記受託者は、該工事代金のうちの少なくとも前記価額に対応する金額の償還を前記投資家に行う工事代金債権信託方法。 - 工事出来高査定業者が前記工事の出来高の査定を行う、請求項1に記載の工事代金債権信託方法。
- 工事代金の債権を信託財産とする信託において生じる信託受益権に設定される優先受益権の価額を決定する優先受益権価額算出装置であって、ここで、前記工事代金は、工事の全部または一部の完成後に発注者が支払うものであり、前記信託は、工事請負業者と受託者とが該工事請負業者を受益者として設定されるものであり、前記優先受益権は、前記信託受益権において工事請負業者に対する償還より優先して償還を受けることができる権利であり、
工事代金の金額と完了している工事出来高の査定結果における割合との積の演算を少なくとも含んで規定される工事出来高相応額関数により工事代金における工事出来高の相応額を求めるための第1関数情報を記憶する第1記憶部と、
該工事出来高の相応額を含んで規定される優先受益権価額関数により前記優先受益権の価額を求めるための第2関数情報を記憶する第2記憶部と、
前記価額を算出する工事に関しての工事代金の金額のデータと、前記査定の割合のデータとの入力を受付ける入力部と、
前記第1記憶部から前記第1関数情報を読み込んで工事代金の金額と工事の出来高の査定結果における割合との積を少なくとも含む前記工事出来高相応額関数に従う演算処理手順を設定し、工事代金の金額と工事の出来高の査定結果における割合とを前記入力部から受信し、前記工事出来高相応額関数に従う演算によって工事出来高の相応額を算出する工事出来高相応額演算部と、
前記第2記憶部から前記第2関数情報を読み込んで少なくとも該工事出来高の相応額を含む前記優先受益権価額関数に従う演算処理手段を設定し、前記工事出来高の相応額を工事出来高相応額演算部から受信し、前記優先受益権価額関数に従う演算によって優先受益権の価額を算出する優先受益権価額演算部と
を備える優先受益権価額算出装置。 - 前記第2記憶部に記憶された第2関数情報は、工事出来高の査定結果が発注者によって判定される工事出来高より過大となるリスクを低下させるために、前記優先受益権価額関数において、0以上1以下の数値であるリスク調整掛目による比率で割引計算をするための情報をさらに含み、
前記入力部は、リスク調整掛目のデータをさらに受付け、
前記優先受益権価額演算部は、該リスク調整掛目を前記入力部からさらに受信し、前記優先受益権価額関数に従う演算によって該リスク調整掛目による割引計算を行って優先受益権の価額を算出する、請求項3に記載の優先受益権価額算出装置。 - 前記第2記憶部に記憶された前記第2関数情報は、発注者が工事請負業者に工事完成前に支払う前払金の控除計算をするための情報をさらに含み、
前記入力部は、前払金のデータをさらに受付け、
前記優先受益権価額演算部は、前記前払金を前記入力部からさらに受信し、前記優先受益権価額関数に従う演算によって前記前払金を控除した優先受益権の価額を前記関数情報に従って算出する、請求項3に記載の優先受益権価額算出装置。 - 前記第2記憶部に記憶された前記第2関数情報は、工事請負契約解除事由が生じた場合に工事請負業者が発注者に支払う違約金の控除計算をするための情報をさらに含み、
前記入力部は、違約金のデータをさらに受付け、
前記優先受益権価額演算部は、該違約金を前記入力部からさらに受信し、前記優先受益権価額関数に従う演算によって前記違約金を控除した優先受益権の価額を前記関数情報に従って算出する、請求項3に記載の優先受益権価額算出装置。 - 優先受益権価額の上限および/または下限を指定する優先受益権価額の上限データおよび/または下限データを格納する第3記憶部と、
前記優先受益権価額演算部から優先受益権価額のデータを受信し、該第3記憶部から上限データおよび/または下限データを受信し、該優先受益権価額と該上限および/または該下限と比較して、比較結果を出力する比較判定部と、
前記優先受益権価額演算部により算出された優先受益権の価額を表示できる価額表示部と
をさらに備え、
該価額表示部は、比較判定部からの前記比較結果を受信し、前記優先受益権価額が前記上限以下で前記下限以上の範囲に含まれることを該比較結果が示す場合には前記優先受益権の価額を表示し、前記優先受益権価額が前記上限より大きいかまたは前記下限より小さいことを該比較結果が示す場合には、前記優先受益権価額が前記上限より大きいことまたは前記下限より小さいことを示す表示を少なくとも行うものである、請求項3〜6のいずれかに記載の優先受益権価額算出装置。 - 前記第1記憶部または前記第2記憶部の少なくとも少なくともいずれかが、複数の契約タイプを識別するための契約タイプIDに対応付けて複数の関数情報を格納して前記第1関数情報または前記第2関数情報としており、
該複数の契約タイプは、契約解除時に発注者から支払われる工事代金債権の支払い額の算出規定が異なるものであり、
前記入力部は、信託が設定される工事請負契約が属する契約タイプについての選択入力をさらに受付け、
前記工事出来高相応額演算部または前記優先受益権価額演算部のいずれかは、前記入力部から該選択入力を受信して、前記複数の関数情報のうち該選択入力により選択された契約タイプIDに対応する関数情報を読み出して算出を行う、請求項3〜7のいずれかに記載の優先受益権価額算出装置。 - コンピュータを、請求項3〜8に記載のいずれかの優先権価額算出装置として動作させるコンピュータプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005224120A JP2007041776A (ja) | 2005-08-02 | 2005-08-02 | 工事代金債権信託方法、優先受益権価額算出装置およびコンピュータプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005224120A JP2007041776A (ja) | 2005-08-02 | 2005-08-02 | 工事代金債権信託方法、優先受益権価額算出装置およびコンピュータプログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007041776A true JP2007041776A (ja) | 2007-02-15 |
JP2007041776A5 JP2007041776A5 (ja) | 2008-09-11 |
Family
ID=37799708
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005224120A Pending JP2007041776A (ja) | 2005-08-02 | 2005-08-02 | 工事代金債権信託方法、優先受益権価額算出装置およびコンピュータプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007041776A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012113681A (ja) * | 2010-11-25 | 2012-06-14 | Pendulum Co Ltd | 資金の貸出装置、その貸出システム及びその貸出方法 |
JP6462167B1 (ja) * | 2018-03-26 | 2019-01-30 | 株式会社スマイルワークス | 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001216394A (ja) * | 2000-02-03 | 2001-08-10 | Juji Unimex Co Ltd | 債権保全方法、債権流動化方法およびシステム |
JP2003331120A (ja) * | 2002-05-10 | 2003-11-21 | Messiah Incubation:Kk | プロジェクトの担保価値算定システム及び方法、既設プロジェクト対象物の担保価値算定システム及び方法 |
JP2004280751A (ja) * | 2003-03-19 | 2004-10-07 | Mrs Net:Kk | 建物建築支援総合サービスシステム |
-
2005
- 2005-08-02 JP JP2005224120A patent/JP2007041776A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001216394A (ja) * | 2000-02-03 | 2001-08-10 | Juji Unimex Co Ltd | 債権保全方法、債権流動化方法およびシステム |
JP2003331120A (ja) * | 2002-05-10 | 2003-11-21 | Messiah Incubation:Kk | プロジェクトの担保価値算定システム及び方法、既設プロジェクト対象物の担保価値算定システム及び方法 |
JP2004280751A (ja) * | 2003-03-19 | 2004-10-07 | Mrs Net:Kk | 建物建築支援総合サービスシステム |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012113681A (ja) * | 2010-11-25 | 2012-06-14 | Pendulum Co Ltd | 資金の貸出装置、その貸出システム及びその貸出方法 |
JP6462167B1 (ja) * | 2018-03-26 | 2019-01-30 | 株式会社スマイルワークス | 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム |
JP2019169031A (ja) * | 2018-03-26 | 2019-10-03 | 株式会社スマイルワークス | 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11244413B2 (en) | Method and system for equity sharing of a real estate property | |
JP4977028B2 (ja) | 組み合わせ売買およびリスク管理gui表示を表示するためのシステムおよび方法 | |
JP2008512775A5 (ja) | ||
US20050234797A1 (en) | Principal retention options strategy computer support and method | |
Harumova | The economic function of deferred taxes | |
JP6785833B2 (ja) | シミュレーション装置、プログラム、及び制御方法 | |
WO2017184017A1 (ru) | Автоматизированная вычислительная система для формирования и мониторинга инвестиционных портфелей акций | |
JP2007041776A (ja) | 工事代金債権信託方法、優先受益権価額算出装置およびコンピュータプログラム | |
Council et al. | FRS 105: The Financial Reporting Standard Applicable to the Micro-entities Regime | |
Rexhepi et al. | Investment Decisions Related To The Allocation Of Capital | |
JP2002329074A (ja) | デリバティブ取引処理方法及びそのシステム | |
JP2001338127A (ja) | 資金繰り計画策定及びリスクアナリシスシステム | |
Subramanian R et al. | Commercial Banks, Banking Systems, and Basel Recommendations | |
JP3833667B2 (ja) | ポートフォリオ管理システムおよびその方法、並びにプログラム | |
JP2002092321A (ja) | 信用格付方法、記録媒体及び信用格付装置 | |
KR100673189B1 (ko) | 채권형 펀드의 가상 종목을 통한 거래 방법 및 시스템 | |
JP2004265391A (ja) | キャッシュ・フロー分析表、キャッシュ・フロー分析表の作成方法と作成装置、並びに作成プログラム | |
US20230214918A1 (en) | Systems and methods for establishing a variable credit offer for a construction project | |
Walsh | A Legal Perspective on Risk Management in Public‐Private Partnership | |
US20230214917A1 (en) | Systems and methods of contractor analysis for credit adjustment | |
JP2005234621A (ja) | 資産管理システム及び資産管理プログラム | |
JP2009104658A (ja) | 信用格付装置 | |
Teixeira et al. | Managing Customer Credit to Reduce the Company’s Risk and Overdue Credits | |
Zargham et al. | Sweetbridge liquidity protocol: Mathematical specifications | |
JP2022051550A (ja) | シミュレーションシステム、シミュレーションプログラム、及びシミュレーション方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080725 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080725 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110207 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110215 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110722 |