JP2002329074A - デリバティブ取引処理方法及びそのシステム - Google Patents
デリバティブ取引処理方法及びそのシステムInfo
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- JP2002329074A JP2002329074A JP2001289291A JP2001289291A JP2002329074A JP 2002329074 A JP2002329074 A JP 2002329074A JP 2001289291 A JP2001289291 A JP 2001289291A JP 2001289291 A JP2001289291 A JP 2001289291A JP 2002329074 A JP2002329074 A JP 2002329074A
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Landscapes
- Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】取引者が提示したレート又はプライスと、顧客
が約定を希望するレート又はプライスとの食い違いを抑
制し、デリバティブ取引の確実性を向上させる。 【解決手段】取引システム100が、顧客の資産及び負
債に応じたデリバティブズ商品を生成すると共にそのレ
ート又はプライスを決定し、取引システム200によっ
て決定されたクレジットスプレッドをレート又はプライ
スに加算又は減算し、取引システム100から顧客端末
300へ、クレジットスプレッドが加算又は減算された
インディケーションのためのレート又はプライスを伝送
し、デリバティブ取引に応じて、取引システム100か
ら顧客端末300へ、クレジットスプレッドが加算又は
減算された約定をするためのレート又はプライスを伝送
する。
が約定を希望するレート又はプライスとの食い違いを抑
制し、デリバティブ取引の確実性を向上させる。 【解決手段】取引システム100が、顧客の資産及び負
債に応じたデリバティブズ商品を生成すると共にそのレ
ート又はプライスを決定し、取引システム200によっ
て決定されたクレジットスプレッドをレート又はプライ
スに加算又は減算し、取引システム100から顧客端末
300へ、クレジットスプレッドが加算又は減算された
インディケーションのためのレート又はプライスを伝送
し、デリバティブ取引に応じて、取引システム100か
ら顧客端末300へ、クレジットスプレッドが加算又は
減算された約定をするためのレート又はプライスを伝送
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピューターが顧客
と取引者との間の金融取引を処理するための方法並びに
そのシステム、及び電気通信回線を通じて顧客と取引者
の金融取引を行うための方法及びそのシステムに係り、
特に、デリバティブ取引に利用される方法及びシステム
に関する。
と取引者との間の金融取引を処理するための方法並びに
そのシステム、及び電気通信回線を通じて顧客と取引者
の金融取引を行うための方法及びそのシステムに係り、
特に、デリバティブ取引に利用される方法及びシステム
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、デリバティブ取引は、金融機関と
顧客との間で、対面及び電話によりレートやプライスを
通知し、即時約定が行われていた。また、金融庁が発行
する「預金等受入金融機関に係る検査マニュアル」によ
れば、グローバル・ディーラー(GD)型金融機関は、主
要な金融市場でディーリングを行い、複雑なデリバティ
ブの内製化を行い、対顧客ディーラー(CD)型金融機関
は、自己のALM(Asset Liability Management)ポジシ
ョンのヘッジを行い、対顧取引を行うが、大きなポジシ
ョンを取らず、限定的なエンド・ユーザー(ED)型金融
機関は、主として自己のALMポジションへのヘッジを行
うことが記載されている。
顧客との間で、対面及び電話によりレートやプライスを
通知し、即時約定が行われていた。また、金融庁が発行
する「預金等受入金融機関に係る検査マニュアル」によ
れば、グローバル・ディーラー(GD)型金融機関は、主
要な金融市場でディーリングを行い、複雑なデリバティ
ブの内製化を行い、対顧客ディーラー(CD)型金融機関
は、自己のALM(Asset Liability Management)ポジシ
ョンのヘッジを行い、対顧取引を行うが、大きなポジシ
ョンを取らず、限定的なエンド・ユーザー(ED)型金融
機関は、主として自己のALMポジションへのヘッジを行
うことが記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】よって、CD型金融機関
は、主要な金融市場でのディーリングや複雑なデリバテ
ィブの内製化を行えないため、その顧客の資産及び負債
等に適したデリバティブズ商品を提供できない場合があ
る。また、ED型金融機関等は、その顧客へデリバティ
ブ商品を提供できない。また、デリバティブズ商品のレ
ートやプライスが時々刻々と変動するため、金融機関と
顧客とのやりとりを電子化するのが困難であった。
は、主要な金融市場でのディーリングや複雑なデリバテ
ィブの内製化を行えないため、その顧客の資産及び負債
等に適したデリバティブズ商品を提供できない場合があ
る。また、ED型金融機関等は、その顧客へデリバティ
ブ商品を提供できない。また、デリバティブズ商品のレ
ートやプライスが時々刻々と変動するため、金融機関と
顧客とのやりとりを電子化するのが困難であった。
【0004】本発明は、デリバティブ取引の確実性を向
上した新規なデリバティブ取引方法及びそのシステムを
提供することを目的とする。
上した新規なデリバティブ取引方法及びそのシステムを
提供することを目的とする。
【0005】また、本発明の別の目的は、CD型金融機関
やED型金融機関やデリバティブ取引のノウハウが少な
い若しくはデリバティブ取引によって生じる市場リスク
を懸念する者が、顧客の資産や負債等に適したデリバテ
ィブズ商品を、その顧客へ提供することである。
やED型金融機関やデリバティブ取引のノウハウが少な
い若しくはデリバティブ取引によって生じる市場リスク
を懸念する者が、顧客の資産や負債等に適したデリバテ
ィブズ商品を、その顧客へ提供することである。
【0006】さらに、本発明の別の目的は、CD型金融機
関やED型金融機関やデリバティブ取引のノウハウが少
ない若しくはデリバティブ取引によって生じる市場リス
クを懸念する者が、その顧客とデリバティブ取引を行う
ことによって生じる市場リスク等を回避可能にすること
である。
関やED型金融機関やデリバティブ取引のノウハウが少
ない若しくはデリバティブ取引によって生じる市場リス
クを懸念する者が、その顧客とデリバティブ取引を行う
ことによって生じる市場リスク等を回避可能にすること
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、インディケー
ションのためのレート又はプライスを顧客へ提示し、デ
リバティブ取引の約定に応じて約定をするためのレート
又はプライスを顧客へ提示する。約定をするためのレー
ト又はプライスとは、例えば、ファーム・レートやファ
ーム・プライスをいう。
ションのためのレート又はプライスを顧客へ提示し、デ
リバティブ取引の約定に応じて約定をするためのレート
又はプライスを顧客へ提示する。約定をするためのレー
ト又はプライスとは、例えば、ファーム・レートやファ
ーム・プライスをいう。
【0008】また、本発明は、デリバティブ処理システ
ムが、デリバティブ商品生成者のレート又はプライスに
取引者のスプレッドを加算又は減算し、顧客へ提示す
る。
ムが、デリバティブ商品生成者のレート又はプライスに
取引者のスプレッドを加算又は減算し、顧客へ提示す
る。
【0009】また、本発明は、顧客と第1の取引者との
間の金融取引を約定する共に、その金融取引によって生
じた第1の取引者のポジションを解消するための金融取
引を第1の取引者と第2の取引者との間で約定する。
間の金融取引を約定する共に、その金融取引によって生
じた第1の取引者のポジションを解消するための金融取
引を第1の取引者と第2の取引者との間で約定する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態のデリ
バティブ取引方法及びそのシステムについて、図1〜1
5を用いて説明する。
バティブ取引方法及びそのシステムについて、図1〜1
5を用いて説明する。
【0011】図1に本発明のデリバティブ取引システム
の全体構成図を示す。デリバティブ取引システムは、グ
ローバル・ディーラー(GD)型金融機関又はデリバティ
ブ取引のノウハウを有し若しくはデリバティブ取引によ
って生じるリスクを負担できる者(以下、「GD型金融機
関等」という。)が使用又は所有する取引システム10
0と、CD型金融機関又はED型金融機関又はデリバティブ
取引のノウハウが少ない若しくはデリバティブ取引によ
って生じるリスクを懸念する者(以下、「CD型金融機関
等」という。)が使用する取引システム200と、取引
システム100と取引システム200と顧客端末300
と営業員端末400と顧客端末500との電気通信を可
能にするネットワーク(電気通信回線)700とを備え
る。ネットワーク700は、公衆回線であってもよい
し、専用回線であってもよい。取引システム100は、
ネットワーク700を通じて、金融取引に関連する情報
を提供する外部の情報機関610と、GD型金融機関等間
でデリバティブ取引を行うためのインターバンクマーケ
ット(店頭市場)620と、デリバティブ取引を行うた
めの取引所市場630に接続可能である。インターバン
クマーケット620では、主に、先渡取引、スワップ取
引、オプション取引が行われ、取引所市場630では、
主に、先物取引、オプション取引等が行われる。
の全体構成図を示す。デリバティブ取引システムは、グ
ローバル・ディーラー(GD)型金融機関又はデリバティ
ブ取引のノウハウを有し若しくはデリバティブ取引によ
って生じるリスクを負担できる者(以下、「GD型金融機
関等」という。)が使用又は所有する取引システム10
0と、CD型金融機関又はED型金融機関又はデリバティブ
取引のノウハウが少ない若しくはデリバティブ取引によ
って生じるリスクを懸念する者(以下、「CD型金融機関
等」という。)が使用する取引システム200と、取引
システム100と取引システム200と顧客端末300
と営業員端末400と顧客端末500との電気通信を可
能にするネットワーク(電気通信回線)700とを備え
る。ネットワーク700は、公衆回線であってもよい
し、専用回線であってもよい。取引システム100は、
ネットワーク700を通じて、金融取引に関連する情報
を提供する外部の情報機関610と、GD型金融機関等間
でデリバティブ取引を行うためのインターバンクマーケ
ット(店頭市場)620と、デリバティブ取引を行うた
めの取引所市場630に接続可能である。インターバン
クマーケット620では、主に、先渡取引、スワップ取
引、オプション取引が行われ、取引所市場630では、
主に、先物取引、オプション取引等が行われる。
【0012】取引システム100は、情報機関610か
らデリバティブ商品の基礎となる情報を取得する情報取
得端末110と、CD型金融機関等のトレーダーやCD型金
融機関等の営業員やCD型金融機関等の顧客がアクセス可
能なサーバ120と、GD型金融機関等の営業員やGD型金
融機関等の顧客がアクセス可能なサーバ130と、資産
及び負債等に基づいてデリバティブズ商品を生成又は選
択するトレーダー端末140、インターバンクマーケッ
ト620や取引所630とデリバティブ取引を行うため
の市場取引端末150と、デリバティブ取引の事務管理
及びリスク管理を行うハウスシステム160と、情報取
得端末110とサーバ120,130とトレーダー端末
140とハウスシステム160とを相互に接続するネッ
トワーク170とを備える。サーバ120やサーバ13
0は、取引システム100を使用又は所有する者以外の
第三者によって使用又は所有されてもよい。ハウスシス
テム160は、取引システム100を使用又は所有する
者以外の第三者によって使用又は所有されてもよい。ネ
ットワーク170は、専用回線(LAN(Local AreaNetwo
rk)やバス等)が好ましい。サーバ120と他の端末等
(情報取得端末110とサーバ130とトレーダー端末
140とハウスシステム160)との間は、CD型金融機
関等の顧客の資産及び負債のようにデリバティブズ商品
の生成又は選択及びレートやプライスの算出に必要なデ
ータやデリバティブズ商品のレートやプライスに関する
データは伝送されるが、顧客の個人情報(例えば、氏名
又は名称、住所又は居所、電話番号やメールアドレス
等)やCD型金融機関等のクレジットスプレッドやクロー
ジング・コスト等のスプレッド・データは伝送されな
い。
らデリバティブ商品の基礎となる情報を取得する情報取
得端末110と、CD型金融機関等のトレーダーやCD型金
融機関等の営業員やCD型金融機関等の顧客がアクセス可
能なサーバ120と、GD型金融機関等の営業員やGD型金
融機関等の顧客がアクセス可能なサーバ130と、資産
及び負債等に基づいてデリバティブズ商品を生成又は選
択するトレーダー端末140、インターバンクマーケッ
ト620や取引所630とデリバティブ取引を行うため
の市場取引端末150と、デリバティブ取引の事務管理
及びリスク管理を行うハウスシステム160と、情報取
得端末110とサーバ120,130とトレーダー端末
140とハウスシステム160とを相互に接続するネッ
トワーク170とを備える。サーバ120やサーバ13
0は、取引システム100を使用又は所有する者以外の
第三者によって使用又は所有されてもよい。ハウスシス
テム160は、取引システム100を使用又は所有する
者以外の第三者によって使用又は所有されてもよい。ネ
ットワーク170は、専用回線(LAN(Local AreaNetwo
rk)やバス等)が好ましい。サーバ120と他の端末等
(情報取得端末110とサーバ130とトレーダー端末
140とハウスシステム160)との間は、CD型金融機
関等の顧客の資産及び負債のようにデリバティブズ商品
の生成又は選択及びレートやプライスの算出に必要なデ
ータやデリバティブズ商品のレートやプライスに関する
データは伝送されるが、顧客の個人情報(例えば、氏名
又は名称、住所又は居所、電話番号やメールアドレス
等)やCD型金融機関等のクレジットスプレッドやクロー
ジング・コスト等のスプレッド・データは伝送されな
い。
【0013】サーバ120が顧客端末300へ送信する
webページには、CD型金融機関等の名称が付加されてい
る。つまり、CD型金融機関等の顧客は、CD型金融機関等
とデリバティブ取引を行うのであって、GD型金融機関等
とデリバティブ取引を行うわけではない。一方、サーバ
120がトレーダー端末210又は営業員端末220へ
送信するwebページには、CD型金融機関等の名称が付加
されていてもよいし、GD型金融機関等の名称が付加され
ていてもよい。
webページには、CD型金融機関等の名称が付加されてい
る。つまり、CD型金融機関等の顧客は、CD型金融機関等
とデリバティブ取引を行うのであって、GD型金融機関等
とデリバティブ取引を行うわけではない。一方、サーバ
120がトレーダー端末210又は営業員端末220へ
送信するwebページには、CD型金融機関等の名称が付加
されていてもよいし、GD型金融機関等の名称が付加され
ていてもよい。
【0014】顧客は、CD型金融機関が提供するwebペー
ジ上でデリバティブズ商品のコンサルティング手続、提
案書/インディケーション手続及び取引約定手続を行う
が、このような手続や手続に伴う例えば市場データやデ
リバティブズ商品の情報、プライス条件の提示などはGD
型金融機関が提供するものとなる。具体的には、例え
ば、CD型金融機関の提供するwebページのデリバティブ
ズ商品の領域はCD型金融機関が提携しているGD型金融機
関のサーバーなどにリンクが張られ、デリバティブズ商
品に関する手続は、すべてGD型金融機関が提供するweb
ページによって処理される。図16にリンクを伴うCD型
金融機関とGD型金融機関が提供するwebページのリンク
との関係の概念図を示す。1601は、CD型金融機関の
サーバーであり、1603のWebページ全体を提供す
る。1602は、1601のCD型金融機関と提携してい
るGD型金融機関のサーバーであり、1603のWebペー
ジ内のデリバティブズ商品に関する領域(1604)に
リンクが張られ、このような手続を提供する。1603
のようなCD型金融機関の提供するWebページにデリバテ
ィブズ商品に関してGD型金融機関の提供するWebページ
にリンクが張られたWebページを顧客端末1605から
アクセスできる。また、1605は、顧客端末だけでな
く、CD型金融機関の営業員端末220やトレーダー端末
210であってもよい。
ジ上でデリバティブズ商品のコンサルティング手続、提
案書/インディケーション手続及び取引約定手続を行う
が、このような手続や手続に伴う例えば市場データやデ
リバティブズ商品の情報、プライス条件の提示などはGD
型金融機関が提供するものとなる。具体的には、例え
ば、CD型金融機関の提供するwebページのデリバティブ
ズ商品の領域はCD型金融機関が提携しているGD型金融機
関のサーバーなどにリンクが張られ、デリバティブズ商
品に関する手続は、すべてGD型金融機関が提供するweb
ページによって処理される。図16にリンクを伴うCD型
金融機関とGD型金融機関が提供するwebページのリンク
との関係の概念図を示す。1601は、CD型金融機関の
サーバーであり、1603のWebページ全体を提供す
る。1602は、1601のCD型金融機関と提携してい
るGD型金融機関のサーバーであり、1603のWebペー
ジ内のデリバティブズ商品に関する領域(1604)に
リンクが張られ、このような手続を提供する。1603
のようなCD型金融機関の提供するWebページにデリバテ
ィブズ商品に関してGD型金融機関の提供するWebページ
にリンクが張られたWebページを顧客端末1605から
アクセスできる。また、1605は、顧客端末だけでな
く、CD型金融機関の営業員端末220やトレーダー端末
210であってもよい。
【0015】また、顧客がCD型金融機関でCD型金融機関
の担当者と手続を進める場合は、CD型金融機関の担当者
がCD型金融機関のトレーダ端末や営業端末からGD型金融
機関のサーバ等へアクセスして手続を処理する。
の担当者と手続を進める場合は、CD型金融機関の担当者
がCD型金融機関のトレーダ端末や営業端末からGD型金融
機関のサーバ等へアクセスして手続を処理する。
【0016】このような場合であっても、上述したよう
に、顧客はあくまでCD型金融機関との間で約定を結んで
デリバティブ商品を取引する。ただし、CD型金融機関が
提示する条件は、GD型金融機関がCD型金融機関へ提示す
る条件に何らかの条件が加算、減算されたものとなる。
また、CD型金融機関は、顧客とのデリバティズ商品の取
引の約定に伴って、カバー取引を行う場合がある。この
カバー取引を提携しているGD型金融機関と行う場合は、
CD型金融機関はGD型金融機関との間で約定するための手
続を本発明のシステムを用いて行うとができる。
に、顧客はあくまでCD型金融機関との間で約定を結んで
デリバティブ商品を取引する。ただし、CD型金融機関が
提示する条件は、GD型金融機関がCD型金融機関へ提示す
る条件に何らかの条件が加算、減算されたものとなる。
また、CD型金融機関は、顧客とのデリバティズ商品の取
引の約定に伴って、カバー取引を行う場合がある。この
カバー取引を提携しているGD型金融機関と行う場合は、
CD型金融機関はGD型金融機関との間で約定するための手
続を本発明のシステムを用いて行うとができる。
【0017】なお、CD型金融機関は、このカバー取引を
他のGD型金融機関と行ってもよいが、本来の顧客との取
引はCD型金融機関を介してGD型金融機関によって、継続
されるものである。
他のGD型金融機関と行ってもよいが、本来の顧客との取
引はCD型金融機関を介してGD型金融機関によって、継続
されるものである。
【0018】また、このような本発明のシステムは、GD
型金融機関が顧客と直接デリバティブズ商品を取引きす
る場合にも用いることができる。つまり、顧客端末50
0やGD型金融機関の営業員端末400がGD型金融機関の
取引システム100にネットワーク等を介して接続され
ている。
型金融機関が顧客と直接デリバティブズ商品を取引きす
る場合にも用いることができる。つまり、顧客端末50
0やGD型金融機関の営業員端末400がGD型金融機関の
取引システム100にネットワーク等を介して接続され
ている。
【0019】GD型金融機関等は、事前にGD型金融機関等
の顧客又はCD型金融機関等の信用力(格付けを含む。)
や適合性を考慮した上で、デリバティブ取引システムの
使用契約を顧客又はCD型金融機関等と取り交わすのが好
ましい。つまり、GD型金融機関等にとっては、CD型金融
機関等も顧客である。そして、使用契約を取り交わした
GD型金融機関等の顧客及びCD型金融機関等に対し、デリ
バティブ取引システムを使用するためのID(Identifie
r)及びパスワードを付与する。IDとは、顧客を識別す
るためのものである。IDの付与は、GD型金融機関等から
その顧客へ、紙や記録媒体に記録し郵送するのが好まし
いが、電子データでネットワーク700を通じて送信し
てもよい。パスワードは、GD型金融機関等の顧客又はCD
型金融機関等によって選択されるのが好ましい。GD型金
融機関等の顧客のID及びパスワードは、サーバ130に
よって記憶されるのが好ましく、CD型金融機関等のID及
びパスワードは、サーバ120によって記憶されるのが
好ましい。デリバティブ取引システムの使用に関し、GD
型金融機関等は、その顧客から金銭を徴収(有料)して
もよいし、徴収しなくても(無料)よい。また、GD型金
融機関等は、GD型金融機関等の顧客の財務内容、業績推
移、取引履歴を考慮した上で、デリバティブズ商品の取
引の可否を承諾するための稟議を取り交わすのが好まし
い。例えば、ID及びパスワードを取得しているGD型金融
機関等の顧客であっても、稟議が承認されていない場合
は、そのデリバティブズ商品の約定を行えない場合があ
る。
の顧客又はCD型金融機関等の信用力(格付けを含む。)
や適合性を考慮した上で、デリバティブ取引システムの
使用契約を顧客又はCD型金融機関等と取り交わすのが好
ましい。つまり、GD型金融機関等にとっては、CD型金融
機関等も顧客である。そして、使用契約を取り交わした
GD型金融機関等の顧客及びCD型金融機関等に対し、デリ
バティブ取引システムを使用するためのID(Identifie
r)及びパスワードを付与する。IDとは、顧客を識別す
るためのものである。IDの付与は、GD型金融機関等から
その顧客へ、紙や記録媒体に記録し郵送するのが好まし
いが、電子データでネットワーク700を通じて送信し
てもよい。パスワードは、GD型金融機関等の顧客又はCD
型金融機関等によって選択されるのが好ましい。GD型金
融機関等の顧客のID及びパスワードは、サーバ130に
よって記憶されるのが好ましく、CD型金融機関等のID及
びパスワードは、サーバ120によって記憶されるのが
好ましい。デリバティブ取引システムの使用に関し、GD
型金融機関等は、その顧客から金銭を徴収(有料)して
もよいし、徴収しなくても(無料)よい。また、GD型金
融機関等は、GD型金融機関等の顧客の財務内容、業績推
移、取引履歴を考慮した上で、デリバティブズ商品の取
引の可否を承諾するための稟議を取り交わすのが好まし
い。例えば、ID及びパスワードを取得しているGD型金融
機関等の顧客であっても、稟議が承認されていない場合
は、そのデリバティブズ商品の約定を行えない場合があ
る。
【0020】取引システム200は、CD型金融機関等の
トレーダーが使用するトレーダー端末210と、CD型金
融機関等の営業員が使用する営業員端末220とを備え
る。トレーダー端末210及び営業員端末220は、使
用者からの入力を受け付ける入力装置(例えば、キーボ
ード、マウス、ペン入力、タッチパネル等)とプログラ
ム等を実行する演算装置(例えば、CPU等)とデータを
記憶する記憶装置(例えば、RAM、ハードディスク、CD
−R、DVD−R等)と表示装置(例えば、CRT、液晶ディス
プレイ、プラズマディスプレイ、ELディスプレイ等)と
通信装置(例えば、モデム等)とを備える。また、トレ
ーダー端末210及び営業員端末220は、webブラウ
ザを備え、演算装置によって実行される。トレーダー端
末210及び営業員端末220は、パーソナルコンピュ
ーターであってもよいし、携帯電話、携帯情報端末であ
ってもよい。
トレーダーが使用するトレーダー端末210と、CD型金
融機関等の営業員が使用する営業員端末220とを備え
る。トレーダー端末210及び営業員端末220は、使
用者からの入力を受け付ける入力装置(例えば、キーボ
ード、マウス、ペン入力、タッチパネル等)とプログラ
ム等を実行する演算装置(例えば、CPU等)とデータを
記憶する記憶装置(例えば、RAM、ハードディスク、CD
−R、DVD−R等)と表示装置(例えば、CRT、液晶ディス
プレイ、プラズマディスプレイ、ELディスプレイ等)と
通信装置(例えば、モデム等)とを備える。また、トレ
ーダー端末210及び営業員端末220は、webブラウ
ザを備え、演算装置によって実行される。トレーダー端
末210及び営業員端末220は、パーソナルコンピュ
ーターであってもよいし、携帯電話、携帯情報端末であ
ってもよい。
【0021】CD型金融機関等は、GD型金融機関等と同様
に、事前にCD型金融機関等の信用力(格付けを含む。)
や適合性を考慮した上で、デリバティブ取引システムの
使用契約をCD型金融機関等の顧客と取り交わすのが好ま
しい。そして、使用契約を取り交わしたCD型金融機関等
の顧客に対し、デリバティブ取引システムを使用するた
めのID(Identifier)及びパスワードを付与する。パス
ワードは、CD型金融機関等の顧客によって選択されるの
が好ましい。CD型金融機関等の顧客のID及びパスワード
は、サーバ120によって記憶されるのが好ましい。ま
た、CD型金融機関等は、CD型金融機関等の顧客の財務内
容、業績推移、取引履歴を考慮した上で、デリバティブ
ズ商品の取引の可否を承諾するための稟議を取り交わす
のが好ましい。CD型金融機関等は、CD型金融機関等の顧
客の財務内容、業績推移、取引履歴を考慮した上で、デ
リバティブズ商品の取引の可否を承諾するための稟議を
取り交わすのが好ましい。ID及びパスワードを取得して
いるCD型金融機関等の顧客であっても、稟議が承認され
ていない場合は、そのデリバティブズ商品の約定を行え
ない場合がある。ただし、CD型金融機関等の顧客は、稟
議が承認されていない場合でも、約定以外の処理(例え
ば、情報提供処理、コンサルティング処理、提案書・イ
ンディケーション処理等)を行うことが可能である。
に、事前にCD型金融機関等の信用力(格付けを含む。)
や適合性を考慮した上で、デリバティブ取引システムの
使用契約をCD型金融機関等の顧客と取り交わすのが好ま
しい。そして、使用契約を取り交わしたCD型金融機関等
の顧客に対し、デリバティブ取引システムを使用するた
めのID(Identifier)及びパスワードを付与する。パス
ワードは、CD型金融機関等の顧客によって選択されるの
が好ましい。CD型金融機関等の顧客のID及びパスワード
は、サーバ120によって記憶されるのが好ましい。ま
た、CD型金融機関等は、CD型金融機関等の顧客の財務内
容、業績推移、取引履歴を考慮した上で、デリバティブ
ズ商品の取引の可否を承諾するための稟議を取り交わす
のが好ましい。CD型金融機関等は、CD型金融機関等の顧
客の財務内容、業績推移、取引履歴を考慮した上で、デ
リバティブズ商品の取引の可否を承諾するための稟議を
取り交わすのが好ましい。ID及びパスワードを取得して
いるCD型金融機関等の顧客であっても、稟議が承認され
ていない場合は、そのデリバティブズ商品の約定を行え
ない場合がある。ただし、CD型金融機関等の顧客は、稟
議が承認されていない場合でも、約定以外の処理(例え
ば、情報提供処理、コンサルティング処理、提案書・イ
ンディケーション処理等)を行うことが可能である。
【0022】顧客端末300及び営業員端末400及び
顧客端末500は、入力装置と演算処置と記憶装置と表
示装置と通信装置とを備える。また、顧客端末300及
び営業員端末400及び顧客端末500は、webブラウ
ザを備え、演算装置によって実行される。顧客端末30
0は、パーソナルコンピューターであってもよいし、携
帯電話、携帯情報端末であってもよい。
顧客端末500は、入力装置と演算処置と記憶装置と表
示装置と通信装置とを備える。また、顧客端末300及
び営業員端末400及び顧客端末500は、webブラウ
ザを備え、演算装置によって実行される。顧客端末30
0は、パーソナルコンピューターであってもよいし、携
帯電話、携帯情報端末であってもよい。
【0023】なお、デリバティブとは、スワップ、オプ
ション、FRA又はその組み合わせ等の取引をいい、デリ
バティブズ商品とは、デリバティブの対象となる商品を
いう。金融機関とは、資金の供給者と需要者との間に立
って、金融取引を行うことを主たる業務とする機関をい
い、例えば、中央銀行として日本銀行、銀行として
の都市銀行、地方銀行、長期信用銀行、第二地方銀行協
会加盟銀行、信託銀行、中小企業金融機関としての信
用金庫、信用組合、商工組合中央金庫、農林漁業関係
金庫としての農業協同組合、漁業協同組合、農林中央金
庫、保険会社としての生命保険会社、損害保険会社、
証券市場における証券会社、証券金融会社、コール
取引の仲介をなす短資会社、主に自己資金で割引、貸
付を行う貸金業者、政府関係金融機関としての日本政
策投資銀行、国際協力銀行、国民生活金融公庫等が該当
する。グローバル・ディーラー(GD)型金融機関とは、
主要な金融市場でディーリングを行い、複雑なデリバテ
ィブの内製化を行う金融機関という。即ち、GD型金融機
関は、インターバンクにおいて値付け業務を行い、デリ
バティブ新商品を開発し、顧客に対する値付け業務を行
い、複雑な仕組みのデリバティブ取引を行い、デリバテ
ィブ取引を恒常的に行い、一般的に確立されたデリバテ
ィブ取引を行い、自己のALMポジションのヘッジを行
う。対顧客ディーラー(CD)型金融機関は、自己のALM
ポジションのヘッジを行い、対顧取引を行うが、大きな
ポジションを取らない金融機関をいう。即ち、CD型金融
機関は、顧客に対する値付け業務を行い、複雑な仕組み
のデリバティブ取引を行い、デリバティブ取引を恒常的
に行い、一般的に確立されたデリバティブ取引を行い、
自己のALMポジションのヘッジを行う。インディケーシ
ョン・レートやインディケーション・プライス(以下、
「インディケーション・レート等」という。)とは、照
会に応じて提示するが約定できない仮のレートやプライ
ス、即ち約定が制限されたレート又はプライスをいう。
ファーム・レートやファーム・プライス(以下、「ファ
ーム・レート等」という。)とは、いったん注文したレ
ートやプライスを提示した場合は、提示者から取消また
は変更があるまで注文者が実際に取引を執行又は合意可
能なレートやプライス、即ち約定をするためのレートや
プライスをいう。
ション、FRA又はその組み合わせ等の取引をいい、デリ
バティブズ商品とは、デリバティブの対象となる商品を
いう。金融機関とは、資金の供給者と需要者との間に立
って、金融取引を行うことを主たる業務とする機関をい
い、例えば、中央銀行として日本銀行、銀行として
の都市銀行、地方銀行、長期信用銀行、第二地方銀行協
会加盟銀行、信託銀行、中小企業金融機関としての信
用金庫、信用組合、商工組合中央金庫、農林漁業関係
金庫としての農業協同組合、漁業協同組合、農林中央金
庫、保険会社としての生命保険会社、損害保険会社、
証券市場における証券会社、証券金融会社、コール
取引の仲介をなす短資会社、主に自己資金で割引、貸
付を行う貸金業者、政府関係金融機関としての日本政
策投資銀行、国際協力銀行、国民生活金融公庫等が該当
する。グローバル・ディーラー(GD)型金融機関とは、
主要な金融市場でディーリングを行い、複雑なデリバテ
ィブの内製化を行う金融機関という。即ち、GD型金融機
関は、インターバンクにおいて値付け業務を行い、デリ
バティブ新商品を開発し、顧客に対する値付け業務を行
い、複雑な仕組みのデリバティブ取引を行い、デリバテ
ィブ取引を恒常的に行い、一般的に確立されたデリバテ
ィブ取引を行い、自己のALMポジションのヘッジを行
う。対顧客ディーラー(CD)型金融機関は、自己のALM
ポジションのヘッジを行い、対顧取引を行うが、大きな
ポジションを取らない金融機関をいう。即ち、CD型金融
機関は、顧客に対する値付け業務を行い、複雑な仕組み
のデリバティブ取引を行い、デリバティブ取引を恒常的
に行い、一般的に確立されたデリバティブ取引を行い、
自己のALMポジションのヘッジを行う。インディケーシ
ョン・レートやインディケーション・プライス(以下、
「インディケーション・レート等」という。)とは、照
会に応じて提示するが約定できない仮のレートやプライ
ス、即ち約定が制限されたレート又はプライスをいう。
ファーム・レートやファーム・プライス(以下、「ファ
ーム・レート等」という。)とは、いったん注文したレ
ートやプライスを提示した場合は、提示者から取消また
は変更があるまで注文者が実際に取引を執行又は合意可
能なレートやプライス、即ち約定をするためのレートや
プライスをいう。
【0024】ここで、顧客とCD型金融機関とGD型金融機
関との間の取引に対する約定システムの一例を図17に
示す。ここでは、顧客とCD型金融機関とのGD型金融機関
が提供するデリバティブ商品の取引約定と、CD型金融機
関がそのデリバティブズ商品取引のカバー取引の約定を
処理するシステムの一例を示す。なお、この処理は、2
つの約定が時間的にまったく同一である必要は無く、デ
リバティブズ商品の取引に対してCD型金融機関がカバー
取引に値する時間的な差も含む。
関との間の取引に対する約定システムの一例を図17に
示す。ここでは、顧客とCD型金融機関とのGD型金融機関
が提供するデリバティブ商品の取引約定と、CD型金融機
関がそのデリバティブズ商品取引のカバー取引の約定を
処理するシステムの一例を示す。なお、この処理は、2
つの約定が時間的にまったく同一である必要は無く、デ
リバティブズ商品の取引に対してCD型金融機関がカバー
取引に値する時間的な差も含む。
【0025】1701は顧客、1702は顧客がデリバ
ティブ商品の取引を依頼するCD型金融機関、1703は
CD型金融機関とデリバティブズ商品の取引をしているGD
型金融機関である。ここでは、取引の一例として、17
01と1702との間では、デリバティブ取引1709
が手続され、1702と1703との間では、例えば、
1709のデリバティブズ取引をカバーするカバー取引
が手続される。CD型金融機関1702は、顧客1701
へ提供するデリバティブズ商品の取引条件が適切か否か
をチェックするために、CD型金融機関の稟議処理システ
ム1704によって、顧客1701の信用度などをチェ
ックする。GD型金融機関1703も同様にCD型金融機関
に提供するデリバティブ商品の取引条件及びカバー取引
の取引条件の適否をチェックするGD型金融機関の稟議処
理システム1705によって、CD型金融機関の信用度や
クレジット・ライン(信用度に応じた取引量)などをチェ
ックする。稟議処理システム1704及び1705の結
果を入力するチェック部1706は、稟議処理によって
取引に関する約定の可否の結果を受け取る。その上で、
例えば、両取引の結果が可であれば、約定1707及び
1708の手続を実行させる。また、例えば、デリバテ
ィブ取引1709の取引が不可である場合は、顧客とCD
型金融機関との間での取引手続をやり直すような処理を
行う。また、カバー取引1710が不可である場合は、
CD型金融機関とGD型金融機関とのカバー取引をやり直す
ような手続となる。さらに、GD型金融機関がCD型金融機
関へ提供するデリバティブズ商品の取引条件が不可の場
合は、再度、CD型金融機関とGD型金融機関とのデリバテ
ィブズ商品の取引と顧客とCD型金融機関との取引をやり
直すか、後述する所定の条件の範囲内で条件を再配分す
る処理を行う。
ティブ商品の取引を依頼するCD型金融機関、1703は
CD型金融機関とデリバティブズ商品の取引をしているGD
型金融機関である。ここでは、取引の一例として、17
01と1702との間では、デリバティブ取引1709
が手続され、1702と1703との間では、例えば、
1709のデリバティブズ取引をカバーするカバー取引
が手続される。CD型金融機関1702は、顧客1701
へ提供するデリバティブズ商品の取引条件が適切か否か
をチェックするために、CD型金融機関の稟議処理システ
ム1704によって、顧客1701の信用度などをチェ
ックする。GD型金融機関1703も同様にCD型金融機関
に提供するデリバティブ商品の取引条件及びカバー取引
の取引条件の適否をチェックするGD型金融機関の稟議処
理システム1705によって、CD型金融機関の信用度や
クレジット・ライン(信用度に応じた取引量)などをチェ
ックする。稟議処理システム1704及び1705の結
果を入力するチェック部1706は、稟議処理によって
取引に関する約定の可否の結果を受け取る。その上で、
例えば、両取引の結果が可であれば、約定1707及び
1708の手続を実行させる。また、例えば、デリバテ
ィブ取引1709の取引が不可である場合は、顧客とCD
型金融機関との間での取引手続をやり直すような処理を
行う。また、カバー取引1710が不可である場合は、
CD型金融機関とGD型金融機関とのカバー取引をやり直す
ような手続となる。さらに、GD型金融機関がCD型金融機
関へ提供するデリバティブズ商品の取引条件が不可の場
合は、再度、CD型金融機関とGD型金融機関とのデリバテ
ィブズ商品の取引と顧客とCD型金融機関との取引をやり
直すか、後述する所定の条件の範囲内で条件を再配分す
る処理を行う。
【0026】本発明の実施の形態のデリバティブ取引を
実現するための処理は、例えば、情報提供処理、コンサ
ルティング処理、提案書・インディケーション処理、取
引約定処理、事後事務管理支援処理、事後リスク管理支
援処理、クレーム受付処理とを備える。各処理の順序
は、顧客が任意に選択可能であるのが好ましいが、全処
理の少なくとも2つの処理の順序(例えば、提案書・イ
ンディケーション処理と取引約定処理、取引約定処理と
事後事務管理支援処理等)は、連続的に実行されてもよ
い。なお、各処理は、ソフトウェア(プログラム)によ
って実行されるのが好ましいが、ハードウェアによって
実行されてもよい。当該プログラムは、ネットワーク上
を伝送可能であり、記録媒体(CD-ROM、DVD-ROM、ハー
ドディスク等)に記録可能であるのが好ましい。
実現するための処理は、例えば、情報提供処理、コンサ
ルティング処理、提案書・インディケーション処理、取
引約定処理、事後事務管理支援処理、事後リスク管理支
援処理、クレーム受付処理とを備える。各処理の順序
は、顧客が任意に選択可能であるのが好ましいが、全処
理の少なくとも2つの処理の順序(例えば、提案書・イ
ンディケーション処理と取引約定処理、取引約定処理と
事後事務管理支援処理等)は、連続的に実行されてもよ
い。なお、各処理は、ソフトウェア(プログラム)によ
って実行されるのが好ましいが、ハードウェアによって
実行されてもよい。当該プログラムは、ネットワーク上
を伝送可能であり、記録媒体(CD-ROM、DVD-ROM、ハー
ドディスク等)に記録可能であるのが好ましい。
【0027】CD型金融機関等と取引を行う顧客がデリバ
ティブ取引システムを使用したい又はリスクをヘッジし
たい場合は、その顧客がデリバティブ取引システムを使
用したい旨(以下、「使用要求」という。)を顧客端末
300に指示する。顧客端末300が、使用要求を、ネ
ットワーク700を通じ、サーバ120へ送信する。サ
ーバ120が使用要求を受信した場合は、サーバ120
がデリバティブ取引を利用するためのwebページ(ホー
ム・ページ)を、ネットワーク700を通じて、顧客端
末300へ送信する。
ティブ取引システムを使用したい又はリスクをヘッジし
たい場合は、その顧客がデリバティブ取引システムを使
用したい旨(以下、「使用要求」という。)を顧客端末
300に指示する。顧客端末300が、使用要求を、ネ
ットワーク700を通じ、サーバ120へ送信する。サ
ーバ120が使用要求を受信した場合は、サーバ120
がデリバティブ取引を利用するためのwebページ(ホー
ム・ページ)を、ネットワーク700を通じて、顧客端
末300へ送信する。
【0028】図2に、本発明のデリバティブ取引システ
ムの使用を開始するためのwebページの構成図を示す。
デリバティブ取引システムの使用を開始するためのweb
ページは、CD型金融機関等の名称と、デリバティブ取引
システムを使用するためのID(Identifier)及びパスワ
ードの入力を受けるためのメンバーログイン欄と、情報
提供処理、コンサルティング処理、提案書・インディケ
ーション処理、取引約定処理、事後事務管理支援処理、
事後リスク管理支援処理、クレーム受付処理等を開始す
るためのwebページを読み出すためのサイトマップ欄等
を備える。
ムの使用を開始するためのwebページの構成図を示す。
デリバティブ取引システムの使用を開始するためのweb
ページは、CD型金融機関等の名称と、デリバティブ取引
システムを使用するためのID(Identifier)及びパスワ
ードの入力を受けるためのメンバーログイン欄と、情報
提供処理、コンサルティング処理、提案書・インディケ
ーション処理、取引約定処理、事後事務管理支援処理、
事後リスク管理支援処理、クレーム受付処理等を開始す
るためのwebページを読み出すためのサイトマップ欄等
を備える。
【0029】顧客が顧客端末300に、IDとパスワード
を入力する。顧客端末300が、ID及びパスワードを、
ネットワーク700を通じて、サーバ120へ送信す
る。サーバ120が、ID及びパスワードの正否を検証
し、即ち、入力されたIDに対応するパスワードと予め記
憶してあるIDに対応するパスワードとが一致するか否か
を判定し、ID及びパスワードが正しい場合(一致する場
合)は、デリバティブ取引システムの使用を許諾し、ID
及びパスワードが誤っている場合(一致しない場合)
は、デリバティブ取引システムの使用を拒否する。サー
バ120がデリバティブ取引システムの使用を拒否する
場合は、デリバティブ取引システムの使用を拒否する旨
又はパスワードが誤っている旨を、顧客端末300へ送
信する。顧客端末300が、デリバティブ取引システム
を拒否する旨又はパスワードが誤っている旨を表示画面
に表示する。
を入力する。顧客端末300が、ID及びパスワードを、
ネットワーク700を通じて、サーバ120へ送信す
る。サーバ120が、ID及びパスワードの正否を検証
し、即ち、入力されたIDに対応するパスワードと予め記
憶してあるIDに対応するパスワードとが一致するか否か
を判定し、ID及びパスワードが正しい場合(一致する場
合)は、デリバティブ取引システムの使用を許諾し、ID
及びパスワードが誤っている場合(一致しない場合)
は、デリバティブ取引システムの使用を拒否する。サー
バ120がデリバティブ取引システムの使用を拒否する
場合は、デリバティブ取引システムの使用を拒否する旨
又はパスワードが誤っている旨を、顧客端末300へ送
信する。顧客端末300が、デリバティブ取引システム
を拒否する旨又はパスワードが誤っている旨を表示画面
に表示する。
【0030】本発明の実施の形態の情報提供処理では、
情報取得端末110が、為替情報(ドル/円レート、ユ
ーロ/円レート等)や金利情報(10年先物プライス、ド
ル金利先物プライス、長期プライムレート、短期プライ
ムレート、TIBOR、LIBOR、JGB(Japanese Government B
ond)等)、株式情報(日経平均株価、ダウ平均株価、
ナスダック平均株価等)を、ネットワーク700を通じ
て、情報機関610から取得し、表示画面に表示すると
共にサーバ120に格納する。顧客が情報提供を受けた
い場合は、情報提供を受けたい旨(以下、「情報提供要
求」という。)を、顧客端末300に指示する。顧客端
末300が、情報提供要求を、ネットワーク700を通
じて、サーバ120へ送信する。サーバ120が情報提
供要求を受信した場合は、サーバ120が、各種情報が
掲載されたwebページを、顧客端末300へ送信する。
顧客端末300が、各種情報が掲載されたwebページ
を、表示画面に表示する。なお、CD型金融機関等のトレ
ーダーや営業員が情報提供を受けたい場合は、トレーダ
ーや営業員がトレーダー端末210や営業員端末220
を使用して、情報提供を受けることが可能である。
情報取得端末110が、為替情報(ドル/円レート、ユ
ーロ/円レート等)や金利情報(10年先物プライス、ド
ル金利先物プライス、長期プライムレート、短期プライ
ムレート、TIBOR、LIBOR、JGB(Japanese Government B
ond)等)、株式情報(日経平均株価、ダウ平均株価、
ナスダック平均株価等)を、ネットワーク700を通じ
て、情報機関610から取得し、表示画面に表示すると
共にサーバ120に格納する。顧客が情報提供を受けた
い場合は、情報提供を受けたい旨(以下、「情報提供要
求」という。)を、顧客端末300に指示する。顧客端
末300が、情報提供要求を、ネットワーク700を通
じて、サーバ120へ送信する。サーバ120が情報提
供要求を受信した場合は、サーバ120が、各種情報が
掲載されたwebページを、顧客端末300へ送信する。
顧客端末300が、各種情報が掲載されたwebページ
を、表示画面に表示する。なお、CD型金融機関等のトレ
ーダーや営業員が情報提供を受けたい場合は、トレーダ
ーや営業員がトレーダー端末210や営業員端末220
を使用して、情報提供を受けることが可能である。
【0031】以下、本発明の実施の形態のコンサルティ
ング処理について、図3〜7を用いて説明する。図3
に、本発明のコンサルティング処理の処理フロー図を示
す。顧客がコンサルティングを希望する場合は、顧客
が、コンサルティングを希望する旨(以下、コンサルテ
ィング要求)という。を、顧客端末300に指示する。
顧客端末300が、コンサルティング要求を、ネットワ
ーク700を通じて、サーバ120へ送信する。サーバ
120がコンサルティング要求を受信した場合は、サー
バ120が、コンサルティングを開始するためのwebペ
ージを、顧客端末300へ送信する。顧客端末300
が、コンサルティングを開始するためのwebページを表
示画面に表示する。
ング処理について、図3〜7を用いて説明する。図3
に、本発明のコンサルティング処理の処理フロー図を示
す。顧客がコンサルティングを希望する場合は、顧客
が、コンサルティングを希望する旨(以下、コンサルテ
ィング要求)という。を、顧客端末300に指示する。
顧客端末300が、コンサルティング要求を、ネットワ
ーク700を通じて、サーバ120へ送信する。サーバ
120がコンサルティング要求を受信した場合は、サー
バ120が、コンサルティングを開始するためのwebペ
ージを、顧客端末300へ送信する。顧客端末300
が、コンサルティングを開始するためのwebページを表
示画面に表示する。
【0032】図4に、本発明のコンサルティングを開始
するためのwebページの構成図を示す。コンサルティン
グを開始するためのwebページは、資産及び負債等の明
細の入力又は選択を受けるための受付欄と、入力された
資産及び負債等の明細の保存の指示を受けるための受付
欄とを備える。資産及び負債は、デリバティブズ商品の
生成又は選択に必要な情報であり、例えば、借入の金額
及び通貨の別及び返済期日及び残存期間、利払い方法、
預金の金額及び通貨の別、為替取引の金額及び通貨の別
及び輸出・輸入の別等が該当する。
するためのwebページの構成図を示す。コンサルティン
グを開始するためのwebページは、資産及び負債等の明
細の入力又は選択を受けるための受付欄と、入力された
資産及び負債等の明細の保存の指示を受けるための受付
欄とを備える。資産及び負債は、デリバティブズ商品の
生成又は選択に必要な情報であり、例えば、借入の金額
及び通貨の別及び返済期日及び残存期間、利払い方法、
預金の金額及び通貨の別、為替取引の金額及び通貨の別
及び輸出・輸入の別等が該当する。
【0033】顧客が顧客端末300に資産及び負債等を
入力する。顧客端末300が、資産及び負債等のデータ
を、ネットワーク700を通じて、サーバ120へ送信
する。サーバ120が資産及び負債等のデータを受信し
た場合、トレーダー端末140が、その資産及び負債等
のデータに基づいて、損益を算出し、損益試算表及び損
益試算グラフ(以下、「損益試算結果」という。)に編
集して、その損益試算結果をサーバ120に格納する。
なお、サーバ120からトレーダー端末140へは、資
産及び負債等のデータが伝送されるが、顧客の個人情報
は伝送されないのが好ましい。これによって、CD型金融
機関等は、CD型金融機関等と取引する顧客の個人情報の
外部(例えば、GD型金融機関等)への漏洩を防止でき
る。サーバ120が、損益試算結果が掲載されたwebペ
ージを、ネットワーク700を通じて顧客端末300へ
送信する。顧客端末300が、損益試算結果が掲載され
たwebページを表示画面に表示する。
入力する。顧客端末300が、資産及び負債等のデータ
を、ネットワーク700を通じて、サーバ120へ送信
する。サーバ120が資産及び負債等のデータを受信し
た場合、トレーダー端末140が、その資産及び負債等
のデータに基づいて、損益を算出し、損益試算表及び損
益試算グラフ(以下、「損益試算結果」という。)に編
集して、その損益試算結果をサーバ120に格納する。
なお、サーバ120からトレーダー端末140へは、資
産及び負債等のデータが伝送されるが、顧客の個人情報
は伝送されないのが好ましい。これによって、CD型金融
機関等は、CD型金融機関等と取引する顧客の個人情報の
外部(例えば、GD型金融機関等)への漏洩を防止でき
る。サーバ120が、損益試算結果が掲載されたwebペ
ージを、ネットワーク700を通じて顧客端末300へ
送信する。顧客端末300が、損益試算結果が掲載され
たwebページを表示画面に表示する。
【0034】図5に、本発明の損益試算結果が掲載され
たwebページの構成図を示す。損益試算結果が掲載され
たwebページは、損益試算結果の他、損益試算結果に関
するコメント(例えば、リスク等)、リスクのヘッジを
希望する旨又はデリバティブズ商品の紹介を希望する旨
(以下、「商品紹介要求」という。)の指示を受けるた
めの受付欄とを備える。
たwebページの構成図を示す。損益試算結果が掲載され
たwebページは、損益試算結果の他、損益試算結果に関
するコメント(例えば、リスク等)、リスクのヘッジを
希望する旨又はデリバティブズ商品の紹介を希望する旨
(以下、「商品紹介要求」という。)の指示を受けるた
めの受付欄とを備える。
【0035】顧客がリスクのヘッジを希望する又はデリ
バティブズ商品の紹介を希望する場合に、商品紹介要求
を、顧客端末300に指示する。顧客端末300が、商
品紹介要求を、ネットワーク700を通じて、サーバ1
20へ送信する。サーバ120が商品紹介要求を受信し
た場合は、トレーダー端末140が、資産及び負債等の
データに基づいて、リスクを判断し、1又は複数のデリ
バティブズ商品を生成又は選択し、そのデリバティブズ
商品紹介をサーバ120に格納する。デリバティブズ商
品は、トレーダー端末140によって数式モデルや過去
データに基づいて生成又は選択されてもよいし、トレー
ダー端末140によって表示画面に表示された資産及び
負債等の明細や損益試算結果を見たコンサルタントによ
って生成又は選択されてもよい。サーバ120が、デリ
バティブズ商品紹介を、ネットワーク700を通じて、
顧客端末300へ送信する。
バティブズ商品の紹介を希望する場合に、商品紹介要求
を、顧客端末300に指示する。顧客端末300が、商
品紹介要求を、ネットワーク700を通じて、サーバ1
20へ送信する。サーバ120が商品紹介要求を受信し
た場合は、トレーダー端末140が、資産及び負債等の
データに基づいて、リスクを判断し、1又は複数のデリ
バティブズ商品を生成又は選択し、そのデリバティブズ
商品紹介をサーバ120に格納する。デリバティブズ商
品は、トレーダー端末140によって数式モデルや過去
データに基づいて生成又は選択されてもよいし、トレー
ダー端末140によって表示画面に表示された資産及び
負債等の明細や損益試算結果を見たコンサルタントによ
って生成又は選択されてもよい。サーバ120が、デリ
バティブズ商品紹介を、ネットワーク700を通じて、
顧客端末300へ送信する。
【0036】図6に、本発明のデリバティブズ商品が掲
載されたwebページの構成図を示す。デリバティブズ商
品が掲載されたwebページは、デリバティブズ商品の名
称、その商品の概要、希望するデリバティブズ商品の明
細の入力又は選択を受けるための受付欄と、入力又は選
択されたデリバティブズ商品の明細の保存の指示を受け
るための受付欄と、デリバティブズ商品反映後の損益試
算結果の取得を希望する旨(以下、「再損益試算要求」
という。)を受けるための受付欄とを備える。デリバテ
ィブズ商品の明細とは、例えば、デリバティブズ商品の
名称、金額、通貨、期日、期間、取引サイド(売り/買
い)、レート/プライス等をいう。
載されたwebページの構成図を示す。デリバティブズ商
品が掲載されたwebページは、デリバティブズ商品の名
称、その商品の概要、希望するデリバティブズ商品の明
細の入力又は選択を受けるための受付欄と、入力又は選
択されたデリバティブズ商品の明細の保存の指示を受け
るための受付欄と、デリバティブズ商品反映後の損益試
算結果の取得を希望する旨(以下、「再損益試算要求」
という。)を受けるための受付欄とを備える。デリバテ
ィブズ商品の明細とは、例えば、デリバティブズ商品の
名称、金額、通貨、期日、期間、取引サイド(売り/買
い)、レート/プライス等をいう。
【0037】顧客がデリバティブズ商品反映後の損益試
算結果の取得を希望する場合は、再損益試算に必要な情
報、即ち、デリバティブズ商品の明細を顧客端末300
に入力する。なお、顧客が、デリバティブズ商品の明細
の保存を希望する場合は、顧客端末300の記録媒体に
保存することが可能である。顧客端末300が、デリバ
ティブズ商品の明細データを、ネットワーク700を通
じて、サーバ120へ送信する。サーバ120がデリバ
ティブズ商品の明細データを受信した場合は、トレーダ
ー端末140が、その明細データ及び資産並びに負債等
のデータに基づいて。デリバティブズ商品反映後の損益
を算出し、損益試算表及び損益試算グラフ(以下、「再
損益試算結果」という。)に編集して、サーバ120に
格納する。サーバ120が、再損益試算結果を、ネット
ワーク700を通じて、顧客端末300へ送信する。顧
客端末300が、再損益試算結果を表示画面に表示す
る。
算結果の取得を希望する場合は、再損益試算に必要な情
報、即ち、デリバティブズ商品の明細を顧客端末300
に入力する。なお、顧客が、デリバティブズ商品の明細
の保存を希望する場合は、顧客端末300の記録媒体に
保存することが可能である。顧客端末300が、デリバ
ティブズ商品の明細データを、ネットワーク700を通
じて、サーバ120へ送信する。サーバ120がデリバ
ティブズ商品の明細データを受信した場合は、トレーダ
ー端末140が、その明細データ及び資産並びに負債等
のデータに基づいて。デリバティブズ商品反映後の損益
を算出し、損益試算表及び損益試算グラフ(以下、「再
損益試算結果」という。)に編集して、サーバ120に
格納する。サーバ120が、再損益試算結果を、ネット
ワーク700を通じて、顧客端末300へ送信する。顧
客端末300が、再損益試算結果を表示画面に表示す
る。
【0038】図7に、本発明の再損益試算結果が掲載さ
れたwebページの構成図を示す。再損益試算結果が掲載
されたwebページは、再損益試算結果の他、提案書を希
望する旨(以下、「提案書要求」という。)の指示を受
けるための受付欄、インディケーションを希望する旨
(以下、「インディケーション要求」という。)の指示
を受けるための受付欄とを備える。
れたwebページの構成図を示す。再損益試算結果が掲載
されたwebページは、再損益試算結果の他、提案書を希
望する旨(以下、「提案書要求」という。)の指示を受
けるための受付欄、インディケーションを希望する旨
(以下、「インディケーション要求」という。)の指示
を受けるための受付欄とを備える。
【0039】顧客がCD型金融機関等(GD型金融機関等)
が取り扱う全デリバティブズ商品の紹介を受けたい場合
は、顧客がデリバティブズ商品の紹介を受けたい旨(以
下、「取扱商品紹介要求」という。)を顧客端末300
に指示する。顧客端末300が、取扱商品紹介要求を、
ネットワーク700を通じ、サーバ120へ送信する。
サーバ120が取扱商品紹介要求を受信した場合に、サ
ーバ120が、予め格納してあったリスク毎のデリバテ
ィブズ商品のデータを読み出し、ネットワーク700を
通じて、顧客端末300へ送信する。顧客端末300
が、リスク毎のデリバティブズ商品を表示画面に表示す
る。リスク毎のデリバティブズ商品とは、例えば、金利
上昇・下降リスクに対しては金利スワップや金利オプシ
ョンであり、円高・円安リスクに対してはクーポンスワ
ップ等である。また、取り扱うデリバティブズ商品は、
例えば、金利スワップ、キャップ、フロア、ヨーロピア
ンスワップション、FRA、通貨スワップ、クーポンスワ
ップを含む変則キャッシュフロー、クレジットデリバテ
ィブ等及びこれらの組み合わせを含む。
が取り扱う全デリバティブズ商品の紹介を受けたい場合
は、顧客がデリバティブズ商品の紹介を受けたい旨(以
下、「取扱商品紹介要求」という。)を顧客端末300
に指示する。顧客端末300が、取扱商品紹介要求を、
ネットワーク700を通じ、サーバ120へ送信する。
サーバ120が取扱商品紹介要求を受信した場合に、サ
ーバ120が、予め格納してあったリスク毎のデリバテ
ィブズ商品のデータを読み出し、ネットワーク700を
通じて、顧客端末300へ送信する。顧客端末300
が、リスク毎のデリバティブズ商品を表示画面に表示す
る。リスク毎のデリバティブズ商品とは、例えば、金利
上昇・下降リスクに対しては金利スワップや金利オプシ
ョンであり、円高・円安リスクに対してはクーポンスワ
ップ等である。また、取り扱うデリバティブズ商品は、
例えば、金利スワップ、キャップ、フロア、ヨーロピア
ンスワップション、FRA、通貨スワップ、クーポンスワ
ップを含む変則キャッシュフロー、クレジットデリバテ
ィブ等及びこれらの組み合わせを含む。
【0040】これらのリスクごとに対応するデリバティ
ブズ商品は、予めデータベースに登録している。さら
に、営業員端末やトレーダー端末に接続され、直接コン
サルタントを受けることも可能である。
ブズ商品は、予めデータベースに登録している。さら
に、営業員端末やトレーダー端末に接続され、直接コン
サルタントを受けることも可能である。
【0041】なお、CD型金融機関等の営業員が顧客と対
面で取引を行う場合は、顧客に代わって営業員が営業員
端末220を使用して、コンサルティングを受けること
が可能である。そして、その営業員は、営業員端末22
0が表示画面に表示した損益試算結果やデリバティブズ
商品紹介を見て、対面で顧客と交渉することが可能であ
る。
面で取引を行う場合は、顧客に代わって営業員が営業員
端末220を使用して、コンサルティングを受けること
が可能である。そして、その営業員は、営業員端末22
0が表示画面に表示した損益試算結果やデリバティブズ
商品紹介を見て、対面で顧客と交渉することが可能であ
る。
【0042】以下、本発明の実施の形態の提案書・イン
ディケーション処理について、図8〜13を用いて説明
する。図8に、本発明の提案書処理の処理フロー図を示
す。顧客が取組予定明細(デリバティブズ商品の明細)
の提案書の提示を受けたい場合は、顧客が提案書要求を
顧客端末300に指示する。顧客端末300が、提案書
要求を、ネットワーク700を通じて、サーバ120へ
送信する。サーバ120が提案書要求を受信した場合
は、サーバ120が、予め格納してあった提案書生成を
開始するためのwebページを読み出し、ネットワーク7
00を通じて、顧客端末300へ送信する。顧客端末3
00が、提案書生成を開始するためのwebページを受信
し、表示画面に表示する。
ディケーション処理について、図8〜13を用いて説明
する。図8に、本発明の提案書処理の処理フロー図を示
す。顧客が取組予定明細(デリバティブズ商品の明細)
の提案書の提示を受けたい場合は、顧客が提案書要求を
顧客端末300に指示する。顧客端末300が、提案書
要求を、ネットワーク700を通じて、サーバ120へ
送信する。サーバ120が提案書要求を受信した場合
は、サーバ120が、予め格納してあった提案書生成を
開始するためのwebページを読み出し、ネットワーク7
00を通じて、顧客端末300へ送信する。顧客端末3
00が、提案書生成を開始するためのwebページを受信
し、表示画面に表示する。
【0043】図9に、本発明の提案書生成を開始するの
ためのwebページの構成図を示す。提案書生成を開始す
るのためのwebページは、提案書作成に必要な条件の指
示を受けるための受付欄と、入力又は選択項目(提案書
作成に必要な条件)の保存の指示を受けるための受付欄
と、保存されている取組予定明細の読出の指示を受ける
ための受付欄と、提案書表示の指示を受けるための受付
欄と、インディケーション・レート等の取得の指示を受
けるための受付欄とを備える。即ち、CD型金融機関等
が、顧客に対し、提案書作成に必要な条件の入力又は選
択を要求する。提案書作成に必要な条件とは、例えば、
商品の名称、金額、通貨、期日、期間、取引サイド(売
り又は買い)、レートやプライス等をいう。
ためのwebページの構成図を示す。提案書生成を開始す
るのためのwebページは、提案書作成に必要な条件の指
示を受けるための受付欄と、入力又は選択項目(提案書
作成に必要な条件)の保存の指示を受けるための受付欄
と、保存されている取組予定明細の読出の指示を受ける
ための受付欄と、提案書表示の指示を受けるための受付
欄と、インディケーション・レート等の取得の指示を受
けるための受付欄とを備える。即ち、CD型金融機関等
が、顧客に対し、提案書作成に必要な条件の入力又は選
択を要求する。提案書作成に必要な条件とは、例えば、
商品の名称、金額、通貨、期日、期間、取引サイド(売
り又は買い)、レートやプライス等をいう。
【0044】顧客が、提案書作成を開始するためのweb
ページに、提案書作成に必要な条件を指示する。顧客端
末300が、提案書作成に必要な条件を、ネットワーク
を通じて、サーバ120へ送信する。サーバ120が提
案書作成に必要な条件を受信した場合は、トレーダー端
末140が、提案書作成に必要な条件に基づいて、提案
書を作成し、サー名120に格納する。サーバ120
が、提案書が掲載されたwebページを、ネットワーク7
00を通じて、顧客端末300へ送信する。顧客端末3
00が、提案書が掲載されたwebページを受信し、表示
画面に表示する。
ページに、提案書作成に必要な条件を指示する。顧客端
末300が、提案書作成に必要な条件を、ネットワーク
を通じて、サーバ120へ送信する。サーバ120が提
案書作成に必要な条件を受信した場合は、トレーダー端
末140が、提案書作成に必要な条件に基づいて、提案
書を作成し、サー名120に格納する。サーバ120
が、提案書が掲載されたwebページを、ネットワーク7
00を通じて、顧客端末300へ送信する。顧客端末3
00が、提案書が掲載されたwebページを受信し、表示
画面に表示する。
【0045】図10に、本発明の提案書が掲載されたwe
bページの構成図を示す。提案書が掲載されたwebページ
は、例えば、顧客の名称、CD型金融機関等(支店や部
門)の名称、取引内容等の説明(デリバティブズ商品等
の説明)、損益試算結果、留意点(デリバティブ取引に
よって生ずるリスク等)の説明、取組予定明細の指定を
受けるための欄、印刷の指示を受けるための受付欄を備
える。
bページの構成図を示す。提案書が掲載されたwebページ
は、例えば、顧客の名称、CD型金融機関等(支店や部
門)の名称、取引内容等の説明(デリバティブズ商品等
の説明)、損益試算結果、留意点(デリバティブ取引に
よって生ずるリスク等)の説明、取組予定明細の指定を
受けるための欄、印刷の指示を受けるための受付欄を備
える。
【0046】図11に、本発明のインディケーション処
理の処理フロー図を示す。顧客が取組予定明細のインデ
ィケーション・レート等の取得を希望する場合は、顧客
がインディケーション要求を、顧客端末300に指示す
る。顧客は、インディケーション要求を複数回指示して
もよい。顧客端末300が、インディケーション要求
を、ネットワーク700を通じ、サーバ120へ送信す
る。サーバ120がインディケーション要求を受信した
場合は、サーバ120が、予め格納してあったインディ
ケーションを開始するためのwebページを読み出し、ネ
ットワークを通じて、顧客端末300へ送信する。
理の処理フロー図を示す。顧客が取組予定明細のインデ
ィケーション・レート等の取得を希望する場合は、顧客
がインディケーション要求を、顧客端末300に指示す
る。顧客は、インディケーション要求を複数回指示して
もよい。顧客端末300が、インディケーション要求
を、ネットワーク700を通じ、サーバ120へ送信す
る。サーバ120がインディケーション要求を受信した
場合は、サーバ120が、予め格納してあったインディ
ケーションを開始するためのwebページを読み出し、ネ
ットワークを通じて、顧客端末300へ送信する。
【0047】図12に、本発明のインディケーションを
開始するためのwebページの構成図を示す。インディケ
ーションを開始するためのwebページは、インディケー
ション・レート等を取得するための条件を受けるための
受付欄と、入力又は選択項目の保存の指示を受けるため
の受付欄と、保存された取組予定明細の読出の指示を受
けるための受付欄と、提案書表示の指示を受けるための
受付欄と、インディケーション・レート等の取得の指示
を受けるための受付欄とを備える。即ち、CD金融機関等
は、顧客に対し、インディケーション・レート等を取得
するための条件の入力又は選択を要求する。インディケ
ーション・レート等を取得するための条件とは、例え
ば、商品の名称、金額、通貨、期日、期間、取引サイド
(売り側又は買い側)、レートやプライス等をいう。
開始するためのwebページの構成図を示す。インディケ
ーションを開始するためのwebページは、インディケー
ション・レート等を取得するための条件を受けるための
受付欄と、入力又は選択項目の保存の指示を受けるため
の受付欄と、保存された取組予定明細の読出の指示を受
けるための受付欄と、提案書表示の指示を受けるための
受付欄と、インディケーション・レート等の取得の指示
を受けるための受付欄とを備える。即ち、CD金融機関等
は、顧客に対し、インディケーション・レート等を取得
するための条件の入力又は選択を要求する。インディケ
ーション・レート等を取得するための条件とは、例え
ば、商品の名称、金額、通貨、期日、期間、取引サイド
(売り側又は買い側)、レートやプライス等をいう。
【0048】顧客が、顧客端末300に、インディケー
ション・レート等を取得するための条件を入力又は選択
する。顧客端末300が、インディケーション・レート
等を取得するための条件を、ネットワーク700を通じ
て、サーバ120へ送信する。サーバ120がインディ
ケーション・レート等を取得するための条件を受信した
場合は、情報取得端末110が、そのデリバティブズ商
品に関連する指標を、ネットワーク700を通じて、情
報機関610から取得し、トレーダー端末140が、情
報取得端末110から指標を受信し、インディケーショ
ン・レート等をプライシングし、サーバ120に格納す
る。サーバ120がインディケーション要求を受信した
ことをキーとして、トレーダー端末140がインディケ
ーション・レート等のプライシングを行いサーバ120
に格納してもよいし、トレーダー端末140が所定時間
(例えば、数秒、数分)毎にプライシングを行いサーバ
120に格納しておき、サーバ120がインディケーシ
ョン要求を受信した場合に顧客端末300へ送信しても
よい。または、顧客端末300からのインディケーショ
ン要求がなくても、サーバ120が、所定時間毎にイン
ディケーション・レート等を顧客端末300へ送信して
もよい。デリバティブズ商品の基礎となる指標とは、為
替レート(ドル/円レート、ユーロ/円レート等)や金
利レート/プライス(キャッシュプライス、金利先物プ
ライス、長期プライムレート、短期プライムレート、ス
ワップレート、債券プライス、債券先物プライス、ボラ
ティリティ等)等を含む。
ション・レート等を取得するための条件を入力又は選択
する。顧客端末300が、インディケーション・レート
等を取得するための条件を、ネットワーク700を通じ
て、サーバ120へ送信する。サーバ120がインディ
ケーション・レート等を取得するための条件を受信した
場合は、情報取得端末110が、そのデリバティブズ商
品に関連する指標を、ネットワーク700を通じて、情
報機関610から取得し、トレーダー端末140が、情
報取得端末110から指標を受信し、インディケーショ
ン・レート等をプライシングし、サーバ120に格納す
る。サーバ120がインディケーション要求を受信した
ことをキーとして、トレーダー端末140がインディケ
ーション・レート等のプライシングを行いサーバ120
に格納してもよいし、トレーダー端末140が所定時間
(例えば、数秒、数分)毎にプライシングを行いサーバ
120に格納しておき、サーバ120がインディケーシ
ョン要求を受信した場合に顧客端末300へ送信しても
よい。または、顧客端末300からのインディケーショ
ン要求がなくても、サーバ120が、所定時間毎にイン
ディケーション・レート等を顧客端末300へ送信して
もよい。デリバティブズ商品の基礎となる指標とは、為
替レート(ドル/円レート、ユーロ/円レート等)や金
利レート/プライス(キャッシュプライス、金利先物プ
ライス、長期プライムレート、短期プライムレート、ス
ワップレート、債券プライス、債券先物プライス、ボラ
ティリティ等)等を含む。
【0049】プライシングは、情報機関610から取得
した指標をプライシング・モデルに適用して理論値を算
出し、その理論値にGD型金融機関等のクロージング・コ
ストやクレジットスプレッド、その他スプレッドを加算
(又は減算)して、レートやプライスを算出することに
よって行われる。クレジット・スプレッドとは、取引先
のクレジット(信用力)に応じて定められるスプレッド
(利鞘)をいう。一般に、信用力が大きければスプレッ
ドが小さくなり、信用力が小さければスプレッドが大き
くなる。クロージング・コストとは、既存のデリバティ
ブズ商品のポジションを解消するのに必要なコストをい
う。よって、デリバティブズ商品の種類、金額や想定元
本の大きさ、各種リスク(例えば、市場リスク、流動性
リスク等)に基づいて算出される。トレーダー端末14
0が、理論値の算出及びクロージング・コストやクレジ
ットスプレッドの算出並びに加算(又は減算)の全てを
行ってもよいし、理論値の算出及びクロージング・コス
トやクレジットスプレッドの加算(又は減算)のみを行
ってもよい。後者の場合は、GD型金融機関等のトレーダ
ーがクロージング・コストやクレジットスプレッドを算
出し、トレーダー端末140に入力するのが好ましい。
この場合、トレーダー端末140が、理論値にスプレッ
ドを加算(又は減算)し、スプレッドが加算(又は減
算)されたレート又はプライスをサーバ120に格納す
る。又は、トレーダー端末140が、理論値及びスプレ
ッドを、サーバ120へ伝送し、サーバ120が、理論
理とスプレッドとを加算(又は減算)してもよい。
した指標をプライシング・モデルに適用して理論値を算
出し、その理論値にGD型金融機関等のクロージング・コ
ストやクレジットスプレッド、その他スプレッドを加算
(又は減算)して、レートやプライスを算出することに
よって行われる。クレジット・スプレッドとは、取引先
のクレジット(信用力)に応じて定められるスプレッド
(利鞘)をいう。一般に、信用力が大きければスプレッ
ドが小さくなり、信用力が小さければスプレッドが大き
くなる。クロージング・コストとは、既存のデリバティ
ブズ商品のポジションを解消するのに必要なコストをい
う。よって、デリバティブズ商品の種類、金額や想定元
本の大きさ、各種リスク(例えば、市場リスク、流動性
リスク等)に基づいて算出される。トレーダー端末14
0が、理論値の算出及びクロージング・コストやクレジ
ットスプレッドの算出並びに加算(又は減算)の全てを
行ってもよいし、理論値の算出及びクロージング・コス
トやクレジットスプレッドの加算(又は減算)のみを行
ってもよい。後者の場合は、GD型金融機関等のトレーダ
ーがクロージング・コストやクレジットスプレッドを算
出し、トレーダー端末140に入力するのが好ましい。
この場合、トレーダー端末140が、理論値にスプレッ
ドを加算(又は減算)し、スプレッドが加算(又は減
算)されたレート又はプライスをサーバ120に格納す
る。又は、トレーダー端末140が、理論値及びスプレ
ッドを、サーバ120へ伝送し、サーバ120が、理論
理とスプレッドとを加算(又は減算)してもよい。
【0050】CD型金融機関等がその顧客とデリバティブ
取引を行う場合も、GD型金融機関等から提示されたイン
ディケーション・レート等に、CD型金融機関等のクロー
ジング・コストやクレジットスプレッドを加算(又は減
算)する必要がある。そこで、CD型金融機関等のクロー
ジング・コスト及びクレジットスプレッドがサーバ12
0に予め登録されている場合、CD型金融機関等のクロー
ジング・コスト及びクレジットスプレッドの何れか一方
がサーバ120に予め登録されている場合、CD型金融機
関等のクロージング・コスト及びクレジットスプレッド
の何れもがサーバ120に登録されていない場合に分け
て、以下説明する。
取引を行う場合も、GD型金融機関等から提示されたイン
ディケーション・レート等に、CD型金融機関等のクロー
ジング・コストやクレジットスプレッドを加算(又は減
算)する必要がある。そこで、CD型金融機関等のクロー
ジング・コスト及びクレジットスプレッドがサーバ12
0に予め登録されている場合、CD型金融機関等のクロー
ジング・コスト及びクレジットスプレッドの何れか一方
がサーバ120に予め登録されている場合、CD型金融機
関等のクロージング・コスト及びクレジットスプレッド
の何れもがサーバ120に登録されていない場合に分け
て、以下説明する。
【0051】CD型金融機関等のクロージング・コスト及
びクレジットスプレッドがサーバ120に予め登録され
ている場合は、サーバ120が、トレーダー端末140
によって格納されたインディケーション・レート等にCD
型金融機関等のクロージング・コスト及びクレジットス
プレッドを加算(又は減算)し、クロージング・コスト
及びクレジットスプレッドが加算(又は減算)されたイ
ンディケーション・レート等が掲載されたwebページ
を、ネットワーク700を通じて、顧客端末300へ送
信する。顧客端末300が、インディケーション・レー
ト等が掲載されたwebページを受信し、表示画面に表示
する。
びクレジットスプレッドがサーバ120に予め登録され
ている場合は、サーバ120が、トレーダー端末140
によって格納されたインディケーション・レート等にCD
型金融機関等のクロージング・コスト及びクレジットス
プレッドを加算(又は減算)し、クロージング・コスト
及びクレジットスプレッドが加算(又は減算)されたイ
ンディケーション・レート等が掲載されたwebページ
を、ネットワーク700を通じて、顧客端末300へ送
信する。顧客端末300が、インディケーション・レー
ト等が掲載されたwebページを受信し、表示画面に表示
する。
【0052】CD型金融機関等のクロージング・コストが
サーバ120に登録されず及びCD型金融機関等のクレジ
ットスプレッドがサーバ120に予め登録されている場
合は、サーバ120が、トレーダー端末140によって
格納されたインディケーション・レート等が掲載された
webページを、ネットワーク700を通じて、トレーダ
ー端末210へ送信する。トレーダー端末210が、イ
ンディケーション・レート等が掲載されたwebページを
受信し、表示画面に表示する。CD型金融機関等のトレー
ダーが、インディケーション・レート等が掲載されたwe
bページを参照して、トレーダー端末210にCD型金融
機関等のクロージング・コストを指示する。なお、CD型
金融機関等のトレーダーが、CD型金融機関等のクロージ
ング・コストを指示する代わりに、CD型金融機関等のク
ロージング・コストが加算(又は減算)されたインディ
ケーション・レート等を指示してもよい。トレーダー端
末210が、CD型金融機関等のトレーダーのクロージン
グ・コストを、ネットワーク700を通じて、サーバ1
20へ送信する。サーバ120がCD型金融機関等のクロ
ージング・コストを受信した場合、トレーダー端末14
0によって格納されたインディケーション・レート等に
CD型金融機関等のクロージング・コスト及び予め登録さ
れたクレジットスプレッドを加算(又は減算)し、CD型
金融機関等のクロージング・コスト及びクレジットスプ
レッドが加算(又は減算)されたインディケーション・
レート等が掲載されたwebページを、ネットワーク70
0を通じて、顧客端末300へ送信する。顧客端末30
0が、インディケーション・レート等が掲載されたweb
ページを受信し、表示画面に表示する。なお、トレーダ
ー端末210が、トレーダー端末140によってサーバ
120に格納されたインディケーション・レート等が掲
載されたwebページの代わりに、CD型金融機関等のクレ
ジットスプレッドが加算(又は減算)されたインディケ
ーション・レート等が掲載されたwebページを受信し、
表示画面に表示してもよい。
サーバ120に登録されず及びCD型金融機関等のクレジ
ットスプレッドがサーバ120に予め登録されている場
合は、サーバ120が、トレーダー端末140によって
格納されたインディケーション・レート等が掲載された
webページを、ネットワーク700を通じて、トレーダ
ー端末210へ送信する。トレーダー端末210が、イ
ンディケーション・レート等が掲載されたwebページを
受信し、表示画面に表示する。CD型金融機関等のトレー
ダーが、インディケーション・レート等が掲載されたwe
bページを参照して、トレーダー端末210にCD型金融
機関等のクロージング・コストを指示する。なお、CD型
金融機関等のトレーダーが、CD型金融機関等のクロージ
ング・コストを指示する代わりに、CD型金融機関等のク
ロージング・コストが加算(又は減算)されたインディ
ケーション・レート等を指示してもよい。トレーダー端
末210が、CD型金融機関等のトレーダーのクロージン
グ・コストを、ネットワーク700を通じて、サーバ1
20へ送信する。サーバ120がCD型金融機関等のクロ
ージング・コストを受信した場合、トレーダー端末14
0によって格納されたインディケーション・レート等に
CD型金融機関等のクロージング・コスト及び予め登録さ
れたクレジットスプレッドを加算(又は減算)し、CD型
金融機関等のクロージング・コスト及びクレジットスプ
レッドが加算(又は減算)されたインディケーション・
レート等が掲載されたwebページを、ネットワーク70
0を通じて、顧客端末300へ送信する。顧客端末30
0が、インディケーション・レート等が掲載されたweb
ページを受信し、表示画面に表示する。なお、トレーダ
ー端末210が、トレーダー端末140によってサーバ
120に格納されたインディケーション・レート等が掲
載されたwebページの代わりに、CD型金融機関等のクレ
ジットスプレッドが加算(又は減算)されたインディケ
ーション・レート等が掲載されたwebページを受信し、
表示画面に表示してもよい。
【0053】CD型金融機関等のクロージング・コスト及
びのクレジットスプレッドの何れもがサーバ120に登
録されていない場合は、サーバ120が、トレーダー端
末140によって格納されたインディケーション・レー
ト等が掲載されたwebページを、ネットワーク700を
通じて、トレーダー端末210へ送信する。トレーダー
端末210が、インディケーション・レート等が掲載さ
れたwebページを受信し、表示画面に表示する。CD型金
融機関等のトレーダーが、インディケーション・レート
等が掲載されたwebページを参照して、トレーダー端末
210にCD型金融機関等のクロージング・コストを指示
する。なお、CD型金融機関等のトレーダーが、CD型金融
機関等のクロージング・コストを指示する代わりに、CD
型金融機関等のクロージング・コストが加算(又は減
算)されたインディケーション・レート等を指示しても
よい。トレーダー端末210が、CD型金融機関等のトレ
ーダーのクロージング・コストを、ネットワーク700
を通じて、サーバ120へ送信する。サーバ120がCD
型金融機関等のクロージング・コストを受信した場合、
トレーダー端末140によって格納されたインディケー
ション・レート等にCD型金融機関等のクロージング・コ
ストを加算(又は減算)し、CD型金融機関等のクロージ
ング・コストが加算(又は減算)されたインディケーシ
ョン・レート等が掲載されたwebページを、ネットワー
ク700を通じて、営業員端末220へ送信する。営業
員端末220が、インディケーション・レート等が掲載
されたwebページを受信し、表示画面に表示する。CD型
金融機関等の営業員が、インディケーション・レート等
が掲載されたwebページを参照して、CD型金融機関等の
クレジットスプレッドを指示する。なお、CD型金融機関
等の営業員が、CD型金融機関等のクレジットスプレッド
の代わりに、CD型金融機関等のクレジットスプレッドが
加算(又は減算)されたインディケーション・レート等
を指示してもよい。営業員端末220が、CD型金融機関
等のクレジットスプレッドを、ネットワーク700を通
じて、サーバ120へ送信する。サーバ120が、CD型
金融機関等のクロージング・コストが加算(又は減算)
されたインディケーション・レート等にCD型金融機関等
のクレジットスプレッドを加算(又は減算)し、CD型金
融機関等のクロージング・コスト及びクレジットスプレ
ッドが加算(又は減算)されたインディケーション・レ
ート等が掲載されたwebページを、ネットワーク700
を通じて、顧客端末300へ送信する。顧客端末300
が、インディケーション・レート等が掲載されたwebペ
ージを受信し、表示画面に表示する。
びのクレジットスプレッドの何れもがサーバ120に登
録されていない場合は、サーバ120が、トレーダー端
末140によって格納されたインディケーション・レー
ト等が掲載されたwebページを、ネットワーク700を
通じて、トレーダー端末210へ送信する。トレーダー
端末210が、インディケーション・レート等が掲載さ
れたwebページを受信し、表示画面に表示する。CD型金
融機関等のトレーダーが、インディケーション・レート
等が掲載されたwebページを参照して、トレーダー端末
210にCD型金融機関等のクロージング・コストを指示
する。なお、CD型金融機関等のトレーダーが、CD型金融
機関等のクロージング・コストを指示する代わりに、CD
型金融機関等のクロージング・コストが加算(又は減
算)されたインディケーション・レート等を指示しても
よい。トレーダー端末210が、CD型金融機関等のトレ
ーダーのクロージング・コストを、ネットワーク700
を通じて、サーバ120へ送信する。サーバ120がCD
型金融機関等のクロージング・コストを受信した場合、
トレーダー端末140によって格納されたインディケー
ション・レート等にCD型金融機関等のクロージング・コ
ストを加算(又は減算)し、CD型金融機関等のクロージ
ング・コストが加算(又は減算)されたインディケーシ
ョン・レート等が掲載されたwebページを、ネットワー
ク700を通じて、営業員端末220へ送信する。営業
員端末220が、インディケーション・レート等が掲載
されたwebページを受信し、表示画面に表示する。CD型
金融機関等の営業員が、インディケーション・レート等
が掲載されたwebページを参照して、CD型金融機関等の
クレジットスプレッドを指示する。なお、CD型金融機関
等の営業員が、CD型金融機関等のクレジットスプレッド
の代わりに、CD型金融機関等のクレジットスプレッドが
加算(又は減算)されたインディケーション・レート等
を指示してもよい。営業員端末220が、CD型金融機関
等のクレジットスプレッドを、ネットワーク700を通
じて、サーバ120へ送信する。サーバ120が、CD型
金融機関等のクロージング・コストが加算(又は減算)
されたインディケーション・レート等にCD型金融機関等
のクレジットスプレッドを加算(又は減算)し、CD型金
融機関等のクロージング・コスト及びクレジットスプレ
ッドが加算(又は減算)されたインディケーション・レ
ート等が掲載されたwebページを、ネットワーク700
を通じて、顧客端末300へ送信する。顧客端末300
が、インディケーション・レート等が掲載されたwebペ
ージを受信し、表示画面に表示する。
【0054】トレーダー端末210が表示画面に表示す
るインディケーション・レート等と営業員端末220が
表示画面に表示するインディケーション・レート等と顧
客端末300が表示画面に表示するインディケーション
・レート等との関係は、クロージング・コスト及びクレ
ジットスプレッドを加算する場合は、(トレーダー端末
210が表示画面に表示するインディケーション・レー
ト等)<(営業員端末220が表示画面に表示するイン
ディケーション・レート等)<(顧客端末300が表示
画面に表示するインディケーション・レート等)が成立
し、クロージング・コスト及びクレジットスプレッドを
減算する場合は、(トレーダー端末210が表示画面に
表示するインディケーション・レート等)>(営業員端
末220が表示画面に表示するインディケーション・レ
ート等)>(顧客端末300が表示画面に表示するイン
ディケーション・レート等)が成立する。
るインディケーション・レート等と営業員端末220が
表示画面に表示するインディケーション・レート等と顧
客端末300が表示画面に表示するインディケーション
・レート等との関係は、クロージング・コスト及びクレ
ジットスプレッドを加算する場合は、(トレーダー端末
210が表示画面に表示するインディケーション・レー
ト等)<(営業員端末220が表示画面に表示するイン
ディケーション・レート等)<(顧客端末300が表示
画面に表示するインディケーション・レート等)が成立
し、クロージング・コスト及びクレジットスプレッドを
減算する場合は、(トレーダー端末210が表示画面に
表示するインディケーション・レート等)>(営業員端
末220が表示画面に表示するインディケーション・レ
ート等)>(顧客端末300が表示画面に表示するイン
ディケーション・レート等)が成立する。
【0055】以下に、図17のチェック部1706へ入
力される稟議処理システムの決済が終了していない場合
や決済の結果取引条件が認められない場合及びインディ
ケーションの同意後に市場レートが大きく変わった場合
等では、取引条件を変えなければならないことが生じ
る。
力される稟議処理システムの決済が終了していない場合
や決済の結果取引条件が認められない場合及びインディ
ケーションの同意後に市場レートが大きく変わった場合
等では、取引条件を変えなければならないことが生じ
る。
【0056】しかしながら、取引条件を変えるために
は、再度、顧客へ条件を提示し、かつ、合意を得なけれ
ばならない。このような手続は、顧客やCD型金融機関に
対して利便性を悪くする問題がある。そこで、予めCD型
金融機関及びGD型金融機関で吸収できる約定条件、主
に、プライスの変動領域を設定し、その範囲で、レート
やプライスの変動をGD型金融機関又はCD型金融機関
が吸収し、顧客へは当初の条件を提示するようにGD型金
融機関とCD型金融機関の利鞘を再配分することを特徴と
する。
は、再度、顧客へ条件を提示し、かつ、合意を得なけれ
ばならない。このような手続は、顧客やCD型金融機関に
対して利便性を悪くする問題がある。そこで、予めCD型
金融機関及びGD型金融機関で吸収できる約定条件、主
に、プライスの変動領域を設定し、その範囲で、レート
やプライスの変動をGD型金融機関又はCD型金融機関
が吸収し、顧客へは当初の条件を提示するようにGD型金
融機関とCD型金融機関の利鞘を再配分することを特徴と
する。
【0057】また、これは、GD型金融機関内及びCD型金
融機関内の営業部門とトレーダー部門との間の利鞘の再
配分にも適用できる。
融機関内の営業部門とトレーダー部門との間の利鞘の再
配分にも適用できる。
【0058】図18に利鞘の再配分の一例を示す。ここ
では利鞘を含める前の見積プライスA及び利鞘を含める
前の約定プライスBに対して、GD型金融機関のトレータ゛及び
営業員、CD型金融機関のトレータ゛及び営業員の利鞘を加味
するが、見積プライスで顧客が同意し、その後、約定プ
ライスを再算定した際に、市場のレートの変動などから
見積プライスとは異なるプライスとせざるを得ない場
合、各利鞘を再調整する。これは、約定プライスBと見
積プライスAとの差が予め定めた所定額の範囲内であれ
ば、予め各利鞘に与えられた範囲内で利鞘の配分を再調
整するものである。例えば、利鞘配分の再調整は、トレータ
゛や営業員の各端末から予め与えられている利鞘の範囲
内で新たな利鞘を入力する。
では利鞘を含める前の見積プライスA及び利鞘を含める
前の約定プライスBに対して、GD型金融機関のトレータ゛及び
営業員、CD型金融機関のトレータ゛及び営業員の利鞘を加味
するが、見積プライスで顧客が同意し、その後、約定プ
ライスを再算定した際に、市場のレートの変動などから
見積プライスとは異なるプライスとせざるを得ない場
合、各利鞘を再調整する。これは、約定プライスBと見
積プライスAとの差が予め定めた所定額の範囲内であれ
ば、予め各利鞘に与えられた範囲内で利鞘の配分を再調
整するものである。例えば、利鞘配分の再調整は、トレータ
゛や営業員の各端末から予め与えられている利鞘の範囲
内で新たな利鞘を入力する。
【0059】また、別の方法では、予め約定プライスB
と見積プライスAとの差に応じて、再配分する利鞘幅を
設定しておき、それに応じて、再配分する。さらに、予
め再配分の割合を各利鞘ごとに設定しておき、BとAとの
差に応じて再配分する。
と見積プライスAとの差に応じて、再配分する利鞘幅を
設定しておき、それに応じて、再配分する。さらに、予
め再配分の割合を各利鞘ごとに設定しておき、BとAとの
差に応じて再配分する。
【0060】図18では、見積時に顧客に提示した見積
プライスである顧客提示見積り額CP-Aは1225であっ
たが、約定時に算出されたプライスは、市場などの変動
から約定プライスBが75増加し、1075となり、利
鞘を変更しなければ、顧客提示約定額CP-Bは1300と
なって、再度見積もり処理をはじめなければならない。
しかし、利鞘MP:(W+X+Y+Z)を修正することで、約定プ
ライスBが変動しても所定の範囲内であれば顧客への提
示価格CP-Bを1225に維持することが可能である。図
18では、W,X,Y,Zのそれぞれの利鞘を変更すること
で、顧客提示約定額CP-Bを見積もり時の顧客提示見積り
額CP-Aと同じ額として、顧客と約定処理を行うことが可
能になる。
プライスである顧客提示見積り額CP-Aは1225であっ
たが、約定時に算出されたプライスは、市場などの変動
から約定プライスBが75増加し、1075となり、利
鞘を変更しなければ、顧客提示約定額CP-Bは1300と
なって、再度見積もり処理をはじめなければならない。
しかし、利鞘MP:(W+X+Y+Z)を修正することで、約定プ
ライスBが変動しても所定の範囲内であれば顧客への提
示価格CP-Bを1225に維持することが可能である。図
18では、W,X,Y,Zのそれぞれの利鞘を変更すること
で、顧客提示約定額CP-Bを見積もり時の顧客提示見積り
額CP-Aと同じ額として、顧客と約定処理を行うことが可
能になる。
【0061】図19に利鞘再配分の処理方法の例を示
す。図中は、見積プライスAと約定プライスBの差が所
定の範囲内であれば、その差分を等分に再配分して、利
鞘を変更する処理である。ここでは、等分としている
が、予め重み付けをしておいて、例えば、1:2:4:
8の割合で再配分することも可能である。上述の例で
は、CP-AとCP-Bが等しくなるようにしていたが、予め顧
客とCD型金融機関との間で見積もり時と約定時の差が所
定の範囲内であれば、CP-AとCP-Bが異なってもよいとす
る契約等をすることで、CP-Aとは異なる額のCP-Bを顧客
に提示して約定処理を進めるように処理することが可能
である。図中は、見積プライスAと約定プライスBとの
差額に応じて、予め、利鞘を設定しておく、または、利
鞘の範囲を設定しておくものである。図中は、見積時
に設定されたW,X,Y,Zに予め定めた比率で利鞘を加減算
して、再配分する処理である。
す。図中は、見積プライスAと約定プライスBの差が所
定の範囲内であれば、その差分を等分に再配分して、利
鞘を変更する処理である。ここでは、等分としている
が、予め重み付けをしておいて、例えば、1:2:4:
8の割合で再配分することも可能である。上述の例で
は、CP-AとCP-Bが等しくなるようにしていたが、予め顧
客とCD型金融機関との間で見積もり時と約定時の差が所
定の範囲内であれば、CP-AとCP-Bが異なってもよいとす
る契約等をすることで、CP-Aとは異なる額のCP-Bを顧客
に提示して約定処理を進めるように処理することが可能
である。図中は、見積プライスAと約定プライスBとの
差額に応じて、予め、利鞘を設定しておく、または、利
鞘の範囲を設定しておくものである。図中は、見積時
に設定されたW,X,Y,Zに予め定めた比率で利鞘を加減算
して、再配分する処理である。
【0062】図20に見積もりプライスAと約定プライ
スBの比較から、一致する場合と一致しない場合とで処
理を変更する場合の処理フローチャートを示す。2003で
AとBを比較し、一致すれば2004にて、CP-A(又はCP-B)を
約定プライスとして顧客へ提示し、約定処理を行う。一
致しない場合は、2005にて、AとBとの差異が予め定めた
利鞘の再配分の閾値の範囲内か範囲外かの判定をする。
このフローチャートの例では、利鞘の範囲内では、2006
にて、利鞘の再配分処理を行う。その上で、2007の判定
部で顧客提示見積額CP-Aと同じ額に顧客提示約定額CP-B
になれば、2008で顧客へ提示し、約定処理を行う。ま
た、PC-Aが顧客提示約定額CP-Bと一致しなければ、再見
積処理2009によって、再見積処理を行う。また、2005で
所定の範囲内で無い場合は、利鞘の再配分という調整に
よっても変動を吸収しきれないので、再度見積もり処理
に戻って見積もり処理を進める。
スBの比較から、一致する場合と一致しない場合とで処
理を変更する場合の処理フローチャートを示す。2003で
AとBを比較し、一致すれば2004にて、CP-A(又はCP-B)を
約定プライスとして顧客へ提示し、約定処理を行う。一
致しない場合は、2005にて、AとBとの差異が予め定めた
利鞘の再配分の閾値の範囲内か範囲外かの判定をする。
このフローチャートの例では、利鞘の範囲内では、2006
にて、利鞘の再配分処理を行う。その上で、2007の判定
部で顧客提示見積額CP-Aと同じ額に顧客提示約定額CP-B
になれば、2008で顧客へ提示し、約定処理を行う。ま
た、PC-Aが顧客提示約定額CP-Bと一致しなければ、再見
積処理2009によって、再見積処理を行う。また、2005で
所定の範囲内で無い場合は、利鞘の再配分という調整に
よっても変動を吸収しきれないので、再度見積もり処理
に戻って見積もり処理を進める。
【0063】なお、顧客によっては、変動した顧客提示
約定額PC-Bを受け入れる場合もあるので、一旦提示し、
顧客の判断を得てから再見積処理を実行することも可能
である。
約定額PC-Bを受け入れる場合もあるので、一旦提示し、
顧客の判断を得てから再見積処理を実行することも可能
である。
【0064】図21に再配分処理2006の処理をより詳細
にした一例を示す。見積プライスAと約定プライスBとの
差に従って、例えば、4通りの処理を行う。2100でAとB
との差異がプラスかマイナスかによって2101と2102との
処理に分かれる。2103ではA=Bとなるように利鞘MPをこ
れまで説明したように再配分し、顧客提示額は、顧客提
示見積額と同じ額で提示する。2104では、顧客提示見積
り額PC-Aをディスカウントするように、各利鞘を再配分
し、ディスカウントした顧客提示約定額PC-B’で約定処
理を進めるものである。2105では、利鞘MPが0になると
してもMPを減額して、顧客提示約定額PC-Bを顧客提示見
積り額PC-Aに一致又は近づけ、2110にて、顧客へ提
示するか、または、再度見積を行うかを処理するもので
ある。2106では、顧客提示約定額PC-BをPC-Aと同一にす
る又は近づけるためにMPをマイナスにするよう再配分す
る。つまり、各負担を再配分することになる。
にした一例を示す。見積プライスAと約定プライスBとの
差に従って、例えば、4通りの処理を行う。2100でAとB
との差異がプラスかマイナスかによって2101と2102との
処理に分かれる。2103ではA=Bとなるように利鞘MPをこ
れまで説明したように再配分し、顧客提示額は、顧客提
示見積額と同じ額で提示する。2104では、顧客提示見積
り額PC-Aをディスカウントするように、各利鞘を再配分
し、ディスカウントした顧客提示約定額PC-B’で約定処
理を進めるものである。2105では、利鞘MPが0になると
してもMPを減額して、顧客提示約定額PC-Bを顧客提示見
積り額PC-Aに一致又は近づけ、2110にて、顧客へ提
示するか、または、再度見積を行うかを処理するもので
ある。2106では、顧客提示約定額PC-BをPC-Aと同一にす
る又は近づけるためにMPをマイナスにするよう再配分す
る。つまり、各負担を再配分することになる。
【0065】なお、トレーダー端末210や営業員端末
220が、トレーダーや営業員の手を介さず、クロージ
ング・コストやクレジットスプレッドの算出を行っても
よい。また、CD型金融機関等のクロージング・コストや
クレジットスプレッドがサーバ120に予め登録されて
いる場合でも、CD型金融機関等のトレーダーや営業員が
トレーダー端末210や営業員端末220を使用して、
手動でクロージング・コストやクレジットスプレッドを
指示してもよい。この場合、サーバ120が、CD型金融
機関等のクロージング・コスト及びクレジットスプレッ
ドを加算(又は減算)する前のインディケーション・レ
ート等が掲載されたwebページを、トレーダー端末21
0や営業員端末220へ送信するのが好ましい。また、
サーバ120の代わりに、トレーダー端末210や営業
員端末22が、CD型金融機関等のクロージング・コスト
やクレジットスプレッドをインディケーション・レート
等に加算(又は減算)してもよい。
220が、トレーダーや営業員の手を介さず、クロージ
ング・コストやクレジットスプレッドの算出を行っても
よい。また、CD型金融機関等のクロージング・コストや
クレジットスプレッドがサーバ120に予め登録されて
いる場合でも、CD型金融機関等のトレーダーや営業員が
トレーダー端末210や営業員端末220を使用して、
手動でクロージング・コストやクレジットスプレッドを
指示してもよい。この場合、サーバ120が、CD型金融
機関等のクロージング・コスト及びクレジットスプレッ
ドを加算(又は減算)する前のインディケーション・レ
ート等が掲載されたwebページを、トレーダー端末21
0や営業員端末220へ送信するのが好ましい。また、
サーバ120の代わりに、トレーダー端末210や営業
員端末22が、CD型金融機関等のクロージング・コスト
やクレジットスプレッドをインディケーション・レート
等に加算(又は減算)してもよい。
【0066】図13に、本発明のインディケーション・
レート等が掲載されたwebページの構成図を示す。イン
ディケーション・レート等が掲載されたwebページは、
インディケーション・レート等の他、ファーム・レート
等の取得を希望する旨(以下、「ファーム要求」とい
う。)の指示を受けるための受付欄とを備える。
レート等が掲載されたwebページの構成図を示す。イン
ディケーション・レート等が掲載されたwebページは、
インディケーション・レート等の他、ファーム・レート
等の取得を希望する旨(以下、「ファーム要求」とい
う。)の指示を受けるための受付欄とを備える。
【0067】なお、CD型金融機関等の営業員が顧客と対
面で取引を行う場合は、顧客に代わって営業員が営業員
端末220を使用して、提案書の提示及びインディケー
ションを受けることが可能である。
面で取引を行う場合は、顧客に代わって営業員が営業員
端末220を使用して、提案書の提示及びインディケー
ションを受けることが可能である。
【0068】以下に、本発明の実施の形態の取引約定処
理について、図14,15を用いて説明する。図14
に、本発明の取引約定処理の処理フロー図を示す。顧客
がデリバティブ取引の約定を希望する場合は、顧客が取
引の約定案内を希望する旨(以下、「約定案内要求」と
いう。)を、顧客端末300に指示する。顧客端末30
0が、約定案内要求を、ネットワーク700を通じ、サ
ーバ120へ送信する。サーバ120が約定案内要求を
受信した場合は、サーバ120が、予め格納している取
引を約定するためのwebページを読み出し、ネットワー
ク700を通じて、顧客端末300へ送信する。インデ
ィケーション処理等において、顧客が取組予定明細を入
力している場合は、取引を約定するためのwebページ
は、その取組予定明細を備えるのが好ましい。顧客が取
組予定明細を入力していない場合は、取引を約定するた
めのwebページに、取組予定明細を受け付けるための受
付欄を備えるのが好ましい。顧客端末300がファーム
要求をサーバ120へ送信し、顧客端末300がファー
ム・レート等のデータ(webページ)を受信するまでの
フローは、上記のように顧客端末300がインディケー
ション要求をサーバ120へ送信し、顧客端末300が
インディケーション・レート等のデータ(webページ)
を受信するまでのフローと同様である。約定案内要求
は、ファーム要求を含んでもよいし、含まなくてもよ
い。また、顧客は、約定案内要求又は/及びファーム要
求を、複数回指示してもよい。なお、インディケーショ
ン・レート等とファーム・レート等とは、同一である場
合もあり、異なる場合もある。また、インディケーショ
ン・レート等に加算(又は減算)するクロージング・コ
スト又はクレジットスプレッドとファーム・レート等に
加算(又は減算)するクロージング・コスト又はクレジ
ット・スプレッドとは、同一であるのが好ましいが、異
なってもよい。
理について、図14,15を用いて説明する。図14
に、本発明の取引約定処理の処理フロー図を示す。顧客
がデリバティブ取引の約定を希望する場合は、顧客が取
引の約定案内を希望する旨(以下、「約定案内要求」と
いう。)を、顧客端末300に指示する。顧客端末30
0が、約定案内要求を、ネットワーク700を通じ、サ
ーバ120へ送信する。サーバ120が約定案内要求を
受信した場合は、サーバ120が、予め格納している取
引を約定するためのwebページを読み出し、ネットワー
ク700を通じて、顧客端末300へ送信する。インデ
ィケーション処理等において、顧客が取組予定明細を入
力している場合は、取引を約定するためのwebページ
は、その取組予定明細を備えるのが好ましい。顧客が取
組予定明細を入力していない場合は、取引を約定するた
めのwebページに、取組予定明細を受け付けるための受
付欄を備えるのが好ましい。顧客端末300がファーム
要求をサーバ120へ送信し、顧客端末300がファー
ム・レート等のデータ(webページ)を受信するまでの
フローは、上記のように顧客端末300がインディケー
ション要求をサーバ120へ送信し、顧客端末300が
インディケーション・レート等のデータ(webページ)
を受信するまでのフローと同様である。約定案内要求
は、ファーム要求を含んでもよいし、含まなくてもよ
い。また、顧客は、約定案内要求又は/及びファーム要
求を、複数回指示してもよい。なお、インディケーショ
ン・レート等とファーム・レート等とは、同一である場
合もあり、異なる場合もある。また、インディケーショ
ン・レート等に加算(又は減算)するクロージング・コ
スト又はクレジットスプレッドとファーム・レート等に
加算(又は減算)するクロージング・コスト又はクレジ
ット・スプレッドとは、同一であるのが好ましいが、異
なってもよい。
【0069】なお、サーバ120が約定案内要求を受信
した場合に、サーバ120が、CD型金融機関等と顧客と
の間で取り交わされた稟議、及び/又は、GD型金融機関
等に対するCD型金融機関等のクレジット・ラインを判断
し、取引約定を制限するのが好ましい。クレジット・ラ
インとは、金融機関等が取引先に対して信用供与を行う
場合の限度額をいう。即ち、取引約定に係るデリバティ
ブズ商品について稟議が未承認の場合、サーバ120
が、取引の約定ができない旨又は稟議が未承認である旨
を、ネットワーク700を通じて、トレーダー端末14
0とトレーダー端末210と営業員端末220と顧客端
末300へ送信する。又は、取引約定に係るデリバティ
ブ取引を行ったときにクレジット・ラインを超過すると
予想される場合は、サーバ120が、取引の約定ができ
ない旨を、顧客端末300へ送信すると共に、取引が約
定できない旨又はクレジット・ラインが不足している旨
を、ネットワーク700を通じて、トレーダー端末14
0とトレーダー端末210と営業員端末220へ送信す
る。このクレジット・ラインの判断によって、CD型金融
機関等がGD型金融機関等に対するカバー取引の可否を判
断することができる。
した場合に、サーバ120が、CD型金融機関等と顧客と
の間で取り交わされた稟議、及び/又は、GD型金融機関
等に対するCD型金融機関等のクレジット・ラインを判断
し、取引約定を制限するのが好ましい。クレジット・ラ
インとは、金融機関等が取引先に対して信用供与を行う
場合の限度額をいう。即ち、取引約定に係るデリバティ
ブズ商品について稟議が未承認の場合、サーバ120
が、取引の約定ができない旨又は稟議が未承認である旨
を、ネットワーク700を通じて、トレーダー端末14
0とトレーダー端末210と営業員端末220と顧客端
末300へ送信する。又は、取引約定に係るデリバティ
ブ取引を行ったときにクレジット・ラインを超過すると
予想される場合は、サーバ120が、取引の約定ができ
ない旨を、顧客端末300へ送信すると共に、取引が約
定できない旨又はクレジット・ラインが不足している旨
を、ネットワーク700を通じて、トレーダー端末14
0とトレーダー端末210と営業員端末220へ送信す
る。このクレジット・ラインの判断によって、CD型金融
機関等がGD型金融機関等に対するカバー取引の可否を判
断することができる。
【0070】図15に、本発明の取引を約定するための
webページの構成図を示す。取引を約定するためのwebペ
ージは、取組予定明細と、その取組予定明細の内容に対
する合意を受け付けるための受付欄と、ファーム・レー
ト等と、顧客からの約定の可否の指示を受けるための受
付欄とを備える。取引を約定するためのwebページは、
さらに、顧客が約定を拒否した場合に約定を拒否した理
由の入力又は選択を受けるための受付欄を備えるのが好
ましい。なお、顧客が約定を指定する前に、顧客端末3
00が、その約定に係るデリバティブ取引の取組予定明
細及びその取組予定明細の内容に対する合意を受け付け
るための受付欄が掲載されたwebページを表示画面に複
数回表示するのが好ましい。これによって、顧客の意図
したものと異なるデリバティブズ商品が約定されるのを
抑制することができる。
webページの構成図を示す。取引を約定するためのwebペ
ージは、取組予定明細と、その取組予定明細の内容に対
する合意を受け付けるための受付欄と、ファーム・レー
ト等と、顧客からの約定の可否の指示を受けるための受
付欄とを備える。取引を約定するためのwebページは、
さらに、顧客が約定を拒否した場合に約定を拒否した理
由の入力又は選択を受けるための受付欄を備えるのが好
ましい。なお、顧客が約定を指定する前に、顧客端末3
00が、その約定に係るデリバティブ取引の取組予定明
細及びその取組予定明細の内容に対する合意を受け付け
るための受付欄が掲載されたwebページを表示画面に複
数回表示するのが好ましい。これによって、顧客の意図
したものと異なるデリバティブズ商品が約定されるのを
抑制することができる。
【0071】顧客が取引の約定を拒否する場合は、顧客
が取引の約定を拒否する旨を顧客端末300に指示す
る。さらに、顧客が取引の約定を拒否した理由や顧客が
希望するレート等を顧客端末300に入力又は選択する
のが好ましい。顧客端末300が、約定を拒否した旨と
その理由又は希望レート等とを、ネットワーク700を
通じて、サーバ120へ送信する。サーバ120が約定
を拒否した旨とその理由又は希望レート等とを受信した
場合は、サーバ120が、約定を拒否した旨とその理由
又は希望レート等とが掲載されたwebページを、ネット
ワーク700を通じて、トレーダー端末210及び営業
員端末220へ送信する。さらに、トレーダー端末14
0へ送信するのが好ましい。トレーダー端末210及び
営業員端末220が、約定を拒否した旨とその理由又は
希望レート等とが掲載されたwebページを受信し、表示
画面に表示する。約定を拒否した旨とその理由又は希望
レート等とが掲載されたwebページを見たトレーダー
が、クロージング・コストを見直すことができる。トレ
ーダーがクロージング・コストの変更を希望する場合
は、トレーダーが変更されたクロージング・コストをト
レーダー端末210に入力する。なお、トレーダーは、
変更されたクロージング・コストの代わりに、変更され
たクロージング・コストを加算(又は減算)したファー
ム・レート等を入力してもよい。トレーダー端末210
が、変更されたクロージング・コストを、ネットワーク
700を通じて、サーバ120へ送信する。サーバ12
0が変更されたクロージング・コストを受信した場合
は、サーバ120が、トレーダー端末140によって格
納されたファーム・レート等に変更されたクロージング
・コスト及びクレジットスプレッドを加算(又は減算)
し、ネットワーク700を通じて、顧客端末220へ送
信する。顧客端末220は、変更されたファーム・レー
ト等を。表示画面に表示する。
が取引の約定を拒否する旨を顧客端末300に指示す
る。さらに、顧客が取引の約定を拒否した理由や顧客が
希望するレート等を顧客端末300に入力又は選択する
のが好ましい。顧客端末300が、約定を拒否した旨と
その理由又は希望レート等とを、ネットワーク700を
通じて、サーバ120へ送信する。サーバ120が約定
を拒否した旨とその理由又は希望レート等とを受信した
場合は、サーバ120が、約定を拒否した旨とその理由
又は希望レート等とが掲載されたwebページを、ネット
ワーク700を通じて、トレーダー端末210及び営業
員端末220へ送信する。さらに、トレーダー端末14
0へ送信するのが好ましい。トレーダー端末210及び
営業員端末220が、約定を拒否した旨とその理由又は
希望レート等とが掲載されたwebページを受信し、表示
画面に表示する。約定を拒否した旨とその理由又は希望
レート等とが掲載されたwebページを見たトレーダー
が、クロージング・コストを見直すことができる。トレ
ーダーがクロージング・コストの変更を希望する場合
は、トレーダーが変更されたクロージング・コストをト
レーダー端末210に入力する。なお、トレーダーは、
変更されたクロージング・コストの代わりに、変更され
たクロージング・コストを加算(又は減算)したファー
ム・レート等を入力してもよい。トレーダー端末210
が、変更されたクロージング・コストを、ネットワーク
700を通じて、サーバ120へ送信する。サーバ12
0が変更されたクロージング・コストを受信した場合
は、サーバ120が、トレーダー端末140によって格
納されたファーム・レート等に変更されたクロージング
・コスト及びクレジットスプレッドを加算(又は減算)
し、ネットワーク700を通じて、顧客端末220へ送
信する。顧客端末220は、変更されたファーム・レー
ト等を。表示画面に表示する。
【0072】顧客が取引を約定する場合は、顧客が取引
を約定する旨(以下、「約定要求」という。)を顧客端
末300に指示する。顧客端末300が、約定要求を、
ネットワーク700を通じて、サーバ120へ送信す
る。サーバ120が約定要求を受信した場合は、サーバ
120が、サーバ120から顧客端末300へ送信した
ファーム・レート等と顧客端末300からサーバ120
へ送信された約定要求レート等とが一致するか否かを判
断する。なお、ファーム・レート等を顧客端末220へ
送信してから約定要求を受信するまでの間にファーム・
レート等の変更の有無を判断してもよい。
を約定する旨(以下、「約定要求」という。)を顧客端
末300に指示する。顧客端末300が、約定要求を、
ネットワーク700を通じて、サーバ120へ送信す
る。サーバ120が約定要求を受信した場合は、サーバ
120が、サーバ120から顧客端末300へ送信した
ファーム・レート等と顧客端末300からサーバ120
へ送信された約定要求レート等とが一致するか否かを判
断する。なお、ファーム・レート等を顧客端末220へ
送信してから約定要求を受信するまでの間にファーム・
レート等の変更の有無を判断してもよい。
【0073】ファーム・レート等と約定要求レート等と
が一致しない場合は、サーバ120が、ファーム・レー
ト等を再度取得する必要がある旨を、ネットワーク70
0を通じて、顧客端末300へ送信する。顧客端末30
0が、ファーム・レートを再度取得する必要がある旨を
表示画面に表示する。なお、サーバ120が、ファーム
・レート等を再度取得することを希望する旨を送信する
代わりに、新たなファーム・レートを送信してもよい。
これによって、ファーム・レート等と約定レート等とが
不一致を抑制でき、デリバティブ取引の確実性を向上で
きる。なお、約定要求レートとは、サーバ120が顧客
端末300から約定要求を受信した場合のレート等をい
い、約定レートとは、約定が成立した場合のレート等を
いう。
が一致しない場合は、サーバ120が、ファーム・レー
ト等を再度取得する必要がある旨を、ネットワーク70
0を通じて、顧客端末300へ送信する。顧客端末30
0が、ファーム・レートを再度取得する必要がある旨を
表示画面に表示する。なお、サーバ120が、ファーム
・レート等を再度取得することを希望する旨を送信する
代わりに、新たなファーム・レートを送信してもよい。
これによって、ファーム・レート等と約定レート等とが
不一致を抑制でき、デリバティブ取引の確実性を向上で
きる。なお、約定要求レートとは、サーバ120が顧客
端末300から約定要求を受信した場合のレート等をい
い、約定レートとは、約定が成立した場合のレート等を
いう。
【0074】なお、サーバ120又は顧客端末300
が、サーバ120がファーム・レート等を送信してから
又は顧客端末300がファーム・レート等を受信してか
ら、所定の時間が経過した場合は、顧客にファーム・レ
ート等を再度取得してもらうのが好ましい。即ち、サー
バ120又は顧客端末300が、サーバ120がファー
ム・レート等を送信してから又は顧客端末300がファ
ーム・レート等を受信してから、所定の時間が経過した
ことを判断し、所定の時間が経過した場合は、約定を拒
否すると共に顧客端末300がファーム・レート等を再
度取得する必要がある旨を表示画面に表示するのが好ま
しい。所定の時間は、デリバティブズ商品毎に決定され
るのが好ましい。例えば、外国為替レートに関連するデ
リバティブ商品の場合、所定の時間は、数分程度である
のが好ましい。金利に関連するデリバティブ商品の場
合、所定の時間は、数十分程度であるのが好ましい。こ
れによって、GD型金融機関等のトレーダーやCD型金融機
関等のトレーダー、CD型金融機関等の営業員は、ファー
ム・レート等を顧客へ提示してから顧客から約定要求を
取得するまで、無期限に監視する必要がなくなり、GD型
金融機関等のトレーダーやCD型金融機関等のトレーダ
ー、CD型金融機関等の営業員の監視負担を低減できる。
が、サーバ120がファーム・レート等を送信してから
又は顧客端末300がファーム・レート等を受信してか
ら、所定の時間が経過した場合は、顧客にファーム・レ
ート等を再度取得してもらうのが好ましい。即ち、サー
バ120又は顧客端末300が、サーバ120がファー
ム・レート等を送信してから又は顧客端末300がファ
ーム・レート等を受信してから、所定の時間が経過した
ことを判断し、所定の時間が経過した場合は、約定を拒
否すると共に顧客端末300がファーム・レート等を再
度取得する必要がある旨を表示画面に表示するのが好ま
しい。所定の時間は、デリバティブズ商品毎に決定され
るのが好ましい。例えば、外国為替レートに関連するデ
リバティブ商品の場合、所定の時間は、数分程度である
のが好ましい。金利に関連するデリバティブ商品の場
合、所定の時間は、数十分程度であるのが好ましい。こ
れによって、GD型金融機関等のトレーダーやCD型金融機
関等のトレーダー、CD型金融機関等の営業員は、ファー
ム・レート等を顧客へ提示してから顧客から約定要求を
取得するまで、無期限に監視する必要がなくなり、GD型
金融機関等のトレーダーやCD型金融機関等のトレーダ
ー、CD型金融機関等の営業員の監視負担を低減できる。
【0075】ファーム・レート等と約定要求レート等と
が一致する場合は、サーバ120が約定を許可する。サ
ーバ120が、取引が約定された旨を、ネットワーク7
00を通じてトレーダー端末210と営業員端末220
と顧客端末300と、トレーダー端末140へ送信す
る。トレーダー端末210と営業員端末220と顧客端
末300とトレーダー端末140が、取引が約定された
旨を、表示画面に表示する。即ち、CD型金融機関等と顧
客との間のデリバティブ取引と、GD型金融機関等とCD型
金融機関等との間のデリバティブ取引(カバー取引)と
が同時に約定する。CD型金融機関等と顧客との間のデリ
バティブ取引は、GD型金融機関等が提示したファーム・
レート等(トレーダー端末140によってサーバ120
に格納されたファーム・レート等)にCD型金融機関等の
クロージング・コスト及びクレジットスプレッドを加算
(又は減算)したファーム・レート等で約定し、GD型金
融機関等とCD型金融機関等との間のデリバティブ取引
は、GD型金融機関等が提示したファーム・レート等で約
定する。なお、CD型金融機関等と顧客との間のデリバテ
ィブ取引の約定をした後、GD型金融機関等とCD型金融機
関等との間のデリバティブ取引してもよい。
が一致する場合は、サーバ120が約定を許可する。サ
ーバ120が、取引が約定された旨を、ネットワーク7
00を通じてトレーダー端末210と営業員端末220
と顧客端末300と、トレーダー端末140へ送信す
る。トレーダー端末210と営業員端末220と顧客端
末300とトレーダー端末140が、取引が約定された
旨を、表示画面に表示する。即ち、CD型金融機関等と顧
客との間のデリバティブ取引と、GD型金融機関等とCD型
金融機関等との間のデリバティブ取引(カバー取引)と
が同時に約定する。CD型金融機関等と顧客との間のデリ
バティブ取引は、GD型金融機関等が提示したファーム・
レート等(トレーダー端末140によってサーバ120
に格納されたファーム・レート等)にCD型金融機関等の
クロージング・コスト及びクレジットスプレッドを加算
(又は減算)したファーム・レート等で約定し、GD型金
融機関等とCD型金融機関等との間のデリバティブ取引
は、GD型金融機関等が提示したファーム・レート等で約
定する。なお、CD型金融機関等と顧客との間のデリバテ
ィブ取引の約定をした後、GD型金融機関等とCD型金融機
関等との間のデリバティブ取引してもよい。
【0076】なお、CD型金融機関等の営業員が顧客と対
面で取引を行う場合は、顧客に代わって営業員が営業員
端末220を使用して、取引約定を受けることが可能で
ある。
面で取引を行う場合は、顧客に代わって営業員が営業員
端末220を使用して、取引約定を受けることが可能で
ある。
【0077】その後、取引システム100が、取引に関
する契約書又は念書を、ネットワーク700を通じて、
顧客端末300へ送信するのが好ましい。顧客端末30
0が取引に関する契約書又は念書を受信した場合は、顧
客端末300が、取引に関する契約書又は念書を表示画
面に表示する。取引に関する契約書及び/又は念書は、
取引の当事者の名称(CD型金融機関等の名称と顧客の名
称)と、約定明細と、ファーム・レート等とを含む。顧
客が取引に関する契約書又は念書に合意する場合は、そ
の合意した旨を顧客端末300へ指示する。顧客端末3
00は、取引に関する契約書又は念書及び合意した旨を
記憶装置に記憶すると共に、合意した旨をサーバ120
へ送信する。なお、当地の法制や当局指導、法的有効性
に応じて、顧客は、契約書及び/又は念書を、プリント
アウトし、その紙に署名した後、1通を手元に残すと共
に、他の1通を郵便や手渡しにて、CD型金融機関等へ渡
してもよい。
する契約書又は念書を、ネットワーク700を通じて、
顧客端末300へ送信するのが好ましい。顧客端末30
0が取引に関する契約書又は念書を受信した場合は、顧
客端末300が、取引に関する契約書又は念書を表示画
面に表示する。取引に関する契約書及び/又は念書は、
取引の当事者の名称(CD型金融機関等の名称と顧客の名
称)と、約定明細と、ファーム・レート等とを含む。顧
客が取引に関する契約書又は念書に合意する場合は、そ
の合意した旨を顧客端末300へ指示する。顧客端末3
00は、取引に関する契約書又は念書及び合意した旨を
記憶装置に記憶すると共に、合意した旨をサーバ120
へ送信する。なお、当地の法制や当局指導、法的有効性
に応じて、顧客は、契約書及び/又は念書を、プリント
アウトし、その紙に署名した後、1通を手元に残すと共
に、他の1通を郵便や手渡しにて、CD型金融機関等へ渡
してもよい。
【0078】上記のように、CD型金融機関等と顧客との
間でデリバティブ取引の約定が成立した場合は、CD型金
融機関等が顧客とのデリバティブ取引によって生じるリ
スクを負うことになる。そこで、CG型金融機関等が、CD
型金融機関等と顧客とのデリバティブ取引について、CD
型金融機関等とカバー取引を行うのが好ましい。即ち、
CD型金融機関等は、GD型金融機関等がCD型金融機関等へ
提示したファーム・レート等で、CD型金融機関等と顧客
との間で行われたデリバティブ取引に対し反対のデリバ
ティブ取引を、GD型金融機関等と行う。例えば、CD型金
融機関等が顧客との間で、固定金利を変動金利へスワッ
プするデリバティブ取引を行った場合、CD型金融機関等
はGD型金融機関等との間で、変動金利を固定金利へスワ
ップするカバー取引を行う。これにより、CD型金融機関
等は、顧客とのデリバティブ取引で生じたポジション
を、GD型金融機関等とのカバー取引で相殺でき、これに
より顧客とのデリバティブ取引で生じた市場リスク等を
ヘッジすることができる。なお、サーバ120が顧客端
末300とのデリバティブ取引の約定を許可した場合
に、サーバ120がCD型金融機関等とGD型金融機関等と
の間でデリバティブ取引の約定を成立させる。
間でデリバティブ取引の約定が成立した場合は、CD型金
融機関等が顧客とのデリバティブ取引によって生じるリ
スクを負うことになる。そこで、CG型金融機関等が、CD
型金融機関等と顧客とのデリバティブ取引について、CD
型金融機関等とカバー取引を行うのが好ましい。即ち、
CD型金融機関等は、GD型金融機関等がCD型金融機関等へ
提示したファーム・レート等で、CD型金融機関等と顧客
との間で行われたデリバティブ取引に対し反対のデリバ
ティブ取引を、GD型金融機関等と行う。例えば、CD型金
融機関等が顧客との間で、固定金利を変動金利へスワッ
プするデリバティブ取引を行った場合、CD型金融機関等
はGD型金融機関等との間で、変動金利を固定金利へスワ
ップするカバー取引を行う。これにより、CD型金融機関
等は、顧客とのデリバティブ取引で生じたポジション
を、GD型金融機関等とのカバー取引で相殺でき、これに
より顧客とのデリバティブ取引で生じた市場リスク等を
ヘッジすることができる。なお、サーバ120が顧客端
末300とのデリバティブ取引の約定を許可した場合
に、サーバ120がCD型金融機関等とGD型金融機関等と
の間でデリバティブ取引の約定を成立させる。
【0079】GD型金融機関等は、複数存在してもよい。
この場合、CD型金融機関等は、カバー取引を行うGD型金
融機関等をショッピングできる。即ち、CD型金融機関等
は、複数のGD型金融機関等のインディケーション・レー
ト等を参照し、相対的に低い(又は高い)インディケー
ション・レート等を提示したGD型金融機関等が提供する
デリバティブズ商品を、CD型金融機関等の顧客へする。
この場合、CD型金融機関等の顧客へ提供するデリバティ
ブズ商品のレート等を低く(又は高く)してもよいし、
CD型金融機関等のクロージング・コストを高く(又は低
く)してもよい。ただし、この場合、インディケーショ
ン・レート等を提示しただけでデリバティブ取引の約定
が行われなかった他のGD型金融機関等は、クロージング
・コストやクレジットスプレッドを獲得することができ
ない。そこで、この他のGD型金融機関等は、GD型金融機
関等の取引システム100を使用したことによる使用料
を、CD型金融機関等から徴収(課金)するのが好まし
い。使用料は、例えば、使用回数や使用時間、使用契約
期間、約定金額等によって決定するのが好ましい。
この場合、CD型金融機関等は、カバー取引を行うGD型金
融機関等をショッピングできる。即ち、CD型金融機関等
は、複数のGD型金融機関等のインディケーション・レー
ト等を参照し、相対的に低い(又は高い)インディケー
ション・レート等を提示したGD型金融機関等が提供する
デリバティブズ商品を、CD型金融機関等の顧客へする。
この場合、CD型金融機関等の顧客へ提供するデリバティ
ブズ商品のレート等を低く(又は高く)してもよいし、
CD型金融機関等のクロージング・コストを高く(又は低
く)してもよい。ただし、この場合、インディケーショ
ン・レート等を提示しただけでデリバティブ取引の約定
が行われなかった他のGD型金融機関等は、クロージング
・コストやクレジットスプレッドを獲得することができ
ない。そこで、この他のGD型金融機関等は、GD型金融機
関等の取引システム100を使用したことによる使用料
を、CD型金融機関等から徴収(課金)するのが好まし
い。使用料は、例えば、使用回数や使用時間、使用契約
期間、約定金額等によって決定するのが好ましい。
【0080】以下、本発明の実施の形態の事後事務管理
支援処理について説明する。サーバ120は、取組済み
明細情報と、取引条件詳細情報と、P&R情報と、後続
取引情報との少なくとも1つを格納する。取組済み明細
情報とは、CD型金融機関等と顧客との間の取組済み(約
定済み)のデリバティブ取引に明細情報をいい、例え
ば、商品名(例えば、金利スワップ、通貨スワップ、金
利キャップ等)、通貨(例えば、円、ドル等)、想定元
本、レート又はプライス、サイド(例えば、固定金利受
け取り、固定金利払い等)、取組日、取組期間や満期
日、顧客識別情報等を含む。なお、取組済み明細情報を
希望する者が、取組済み明細情報が複数存在する場合
は、商品名、通貨、サイド、取組日、取組期間や満期
日、顧客識別情報毎を指定することによって、絞り込み
検索を行ってもよい。取引条件詳細情報とは、CD型金融
機関等と顧客との間の取組済み(約定済み)のデリバテ
ィブ取引の詳細情報をいい、例えば、CD型金融機関等の
管理用の整理番号、商品名、取組日、取組期間や満期
日、支払金利(例えば、固定金利のレート等)、受取金
利(例えば、変動金利のレート等)、応答日、利払い日
等を含む。P&R情報とは、CD型金融機関等と顧客との
間のデリバティブ取引の利息若しくはプレミアムの受け
払い又は通貨スワップ等の元本交換スケジュール等に関
連する情報をいい、例えば、利息受払日、利息計算期
間、利息受払額等を含む。後続取引情報とは、CD型金融
機関等と顧客との間のデリバティブズ取引の事後の取引
に関連する情報をいい、例えば、変動金利リセット日、
オプション行使日等を含む。そして、サーバ120は、
定期的に(例えば、月1度)又は不定期に(例えば、取
引数が所定数に至った場合)又は取引システム200
(例えば、トレーダー端末210、営業員端末220、
顧客端末300等)からの要求に応じ、取組済明細情報
と、取引条件詳細情報と、P&R情報と、後続取引情報
との少なくとも1つを、ネットワーク700を通じて、
トレーダー端末210、営業員端末220、顧客端末3
00等の少なくとも1つ又は要求を送信した端末へ送信
する。
支援処理について説明する。サーバ120は、取組済み
明細情報と、取引条件詳細情報と、P&R情報と、後続
取引情報との少なくとも1つを格納する。取組済み明細
情報とは、CD型金融機関等と顧客との間の取組済み(約
定済み)のデリバティブ取引に明細情報をいい、例え
ば、商品名(例えば、金利スワップ、通貨スワップ、金
利キャップ等)、通貨(例えば、円、ドル等)、想定元
本、レート又はプライス、サイド(例えば、固定金利受
け取り、固定金利払い等)、取組日、取組期間や満期
日、顧客識別情報等を含む。なお、取組済み明細情報を
希望する者が、取組済み明細情報が複数存在する場合
は、商品名、通貨、サイド、取組日、取組期間や満期
日、顧客識別情報毎を指定することによって、絞り込み
検索を行ってもよい。取引条件詳細情報とは、CD型金融
機関等と顧客との間の取組済み(約定済み)のデリバテ
ィブ取引の詳細情報をいい、例えば、CD型金融機関等の
管理用の整理番号、商品名、取組日、取組期間や満期
日、支払金利(例えば、固定金利のレート等)、受取金
利(例えば、変動金利のレート等)、応答日、利払い日
等を含む。P&R情報とは、CD型金融機関等と顧客との
間のデリバティブ取引の利息若しくはプレミアムの受け
払い又は通貨スワップ等の元本交換スケジュール等に関
連する情報をいい、例えば、利息受払日、利息計算期
間、利息受払額等を含む。後続取引情報とは、CD型金融
機関等と顧客との間のデリバティブズ取引の事後の取引
に関連する情報をいい、例えば、変動金利リセット日、
オプション行使日等を含む。そして、サーバ120は、
定期的に(例えば、月1度)又は不定期に(例えば、取
引数が所定数に至った場合)又は取引システム200
(例えば、トレーダー端末210、営業員端末220、
顧客端末300等)からの要求に応じ、取組済明細情報
と、取引条件詳細情報と、P&R情報と、後続取引情報
との少なくとも1つを、ネットワーク700を通じて、
トレーダー端末210、営業員端末220、顧客端末3
00等の少なくとも1つ又は要求を送信した端末へ送信
する。
【0081】以下、本発明の実施の形態の事後リスク管
理支援処理について説明する。サーバ120は、ポジシ
ョン情報を格納する。ポジション情報とは、CD型金融機
関等の顧客のデリバティブ取引のポジションの情報をい
い、例えば、明細毎又はポートフォリオ毎のセンシティ
ビティ、べガポジション等を含む。そして、サーバ12
0は、定期的に又は不定期に又は取引システム200か
らの要求に応じ又は顧客端末300からの要求に応じ、
ポジション情報を、ネットワーク700を通じて、顧客
端末300へ送信する。また、サーバ120は、定期的
に又は不定期に又は取引システム200からの要求に応
じ又は顧客端末300からの要求に応じ、CD型金融機関
等の顧客が所有するデリバティブズ商品の明細毎又はポ
ートフォリオ毎の時価情報とシミュレーション情報との
少なくとも1つを、ネットワーク700を介して、顧客
端末300へ送信する。時価情報は、現時点における市
場での取引価格や現時点の支払額と受取額との差額等を
含む。なお、時価情報が複数存在する場合は、これらの
総額を算出してもよい。シミュレーション情報は、明細
毎又はポートフォリオ毎の市場変化に対する将来の損益
変動、VAR等を含む。時価情報を作成する場合は、サ
ーバ120が、デリバティブズ商品に関連するデータを
ハウスシステム160へ送信する。ハウスシステム16
0は、情報取得端末110から定期的に又は不定期に又
はハウスシステム160の要求に応じて、そのデリバテ
ィブズ商品に関連する指標を取得し、その指標に基づい
てデリバティブ商品の時価を算出する。ハウスシステム
160は、算出された時価情報をサーバ120へ送信す
る。シミュレーション情報を作成する場合は、サーバ1
20が、デリバティブズ商品に関連するデータをハウス
システム160へ送信する。ハウスシステム160は、
情報取得端末110から定期的に又は不定期に又はハウ
スシステム160の要求に応じて、そのデリバティブズ
商品に関連する指標を取得し、その指標を演算モデル
(例えば、イールド・カーブ・モデル等)に適用して、
将来における指標の変動を予測し、デリバティブ商品の
将来の価値や損益を算出する。ハウスシステム160
は、算出されたシミュレーション情報を、サーバ120
へ送信する。
理支援処理について説明する。サーバ120は、ポジシ
ョン情報を格納する。ポジション情報とは、CD型金融機
関等の顧客のデリバティブ取引のポジションの情報をい
い、例えば、明細毎又はポートフォリオ毎のセンシティ
ビティ、べガポジション等を含む。そして、サーバ12
0は、定期的に又は不定期に又は取引システム200か
らの要求に応じ又は顧客端末300からの要求に応じ、
ポジション情報を、ネットワーク700を通じて、顧客
端末300へ送信する。また、サーバ120は、定期的
に又は不定期に又は取引システム200からの要求に応
じ又は顧客端末300からの要求に応じ、CD型金融機関
等の顧客が所有するデリバティブズ商品の明細毎又はポ
ートフォリオ毎の時価情報とシミュレーション情報との
少なくとも1つを、ネットワーク700を介して、顧客
端末300へ送信する。時価情報は、現時点における市
場での取引価格や現時点の支払額と受取額との差額等を
含む。なお、時価情報が複数存在する場合は、これらの
総額を算出してもよい。シミュレーション情報は、明細
毎又はポートフォリオ毎の市場変化に対する将来の損益
変動、VAR等を含む。時価情報を作成する場合は、サ
ーバ120が、デリバティブズ商品に関連するデータを
ハウスシステム160へ送信する。ハウスシステム16
0は、情報取得端末110から定期的に又は不定期に又
はハウスシステム160の要求に応じて、そのデリバテ
ィブズ商品に関連する指標を取得し、その指標に基づい
てデリバティブ商品の時価を算出する。ハウスシステム
160は、算出された時価情報をサーバ120へ送信す
る。シミュレーション情報を作成する場合は、サーバ1
20が、デリバティブズ商品に関連するデータをハウス
システム160へ送信する。ハウスシステム160は、
情報取得端末110から定期的に又は不定期に又はハウ
スシステム160の要求に応じて、そのデリバティブズ
商品に関連する指標を取得し、その指標を演算モデル
(例えば、イールド・カーブ・モデル等)に適用して、
将来における指標の変動を予測し、デリバティブ商品の
将来の価値や損益を算出する。ハウスシステム160
は、算出されたシミュレーション情報を、サーバ120
へ送信する。
【0082】GD型金融機関等の営業員がGD型金融機関等
の顧客とデリバティブ取引を行う場合は、上記のように
CD型金融機関等がCD型金融機関等の顧客とデリバティブ
取引を行うフローと同様である。ただし、GD型金融機関
等の支店等にトレーダーが存在しないため、CD型金融機
関等がCD型金融機関等の顧客とデリバティブ取引を行う
フローのうち、CD型金融機関等のトレーダーが関与する
フローが省かれる。GD型金融機関等の営業員が、GD型金
融機関等のクレジットスプレッドを加算(又は減算)す
るため、GD型金融機関等のトレーダーが、トレーダー端
末140を使用して理論値にクレジットスプレッドを加
算(又は減算)するフローが省かれる。よって、サーバ
130がサーバ120に対応し、営業員端末400が営
業員端末220に対応し、顧客端末500が顧客端末3
00に対応する。
の顧客とデリバティブ取引を行う場合は、上記のように
CD型金融機関等がCD型金融機関等の顧客とデリバティブ
取引を行うフローと同様である。ただし、GD型金融機関
等の支店等にトレーダーが存在しないため、CD型金融機
関等がCD型金融機関等の顧客とデリバティブ取引を行う
フローのうち、CD型金融機関等のトレーダーが関与する
フローが省かれる。GD型金融機関等の営業員が、GD型金
融機関等のクレジットスプレッドを加算(又は減算)す
るため、GD型金融機関等のトレーダーが、トレーダー端
末140を使用して理論値にクレジットスプレッドを加
算(又は減算)するフローが省かれる。よって、サーバ
130がサーバ120に対応し、営業員端末400が営
業員端末220に対応し、顧客端末500が顧客端末3
00に対応する。
【0083】なお、webサーバの代わりに、メールサー
バを用いて、トレーダー端末140とトレーダー端末2
10と営業員端末220と顧客端末300と営業員端末
400と顧客端末500との間のデータの伝送を、電子
メールによって行ってもよい。
バを用いて、トレーダー端末140とトレーダー端末2
10と営業員端末220と顧客端末300と営業員端末
400と顧客端末500との間のデータの伝送を、電子
メールによって行ってもよい。
【0084】上記本発明の実施の形態によれば、GD型金
融機関等が提案するデリバティブズ商品を間接的にCD型
金融機関等の顧客へ提供するため、CD型金融機関等にと
って、デリバティブ取引によって生じる市場リスク等を
回避しつつ、CD型金融機関等の顧客へ当該顧客の資産及
び負債等に適したデリバティブズ商品を提供でき、既存
顧客の深耕を図り又は新規顧客を獲得できる。
融機関等が提案するデリバティブズ商品を間接的にCD型
金融機関等の顧客へ提供するため、CD型金融機関等にと
って、デリバティブ取引によって生じる市場リスク等を
回避しつつ、CD型金融機関等の顧客へ当該顧客の資産及
び負債等に適したデリバティブズ商品を提供でき、既存
顧客の深耕を図り又は新規顧客を獲得できる。
【0085】上記本発明の実施の形態によれば、CD型金
融機関等と顧客との間の約定とほぼ同時に又は以降にGD
型金融機関等とCD型金融機関等との間の約定を行うた
め、CD型金融機関等にとって、CD型金融機関等が顧客と
行ったデリバティブズ取引のカバー取引をGD型金融機関
等と行うことができ、これによりデリバティブ取引によ
って生じる市場リスク等を回避できる。
融機関等と顧客との間の約定とほぼ同時に又は以降にGD
型金融機関等とCD型金融機関等との間の約定を行うた
め、CD型金融機関等にとって、CD型金融機関等が顧客と
行ったデリバティブズ取引のカバー取引をGD型金融機関
等と行うことができ、これによりデリバティブ取引によ
って生じる市場リスク等を回避できる。
【0086】上記本発明の実施の形態によれば、GD型金
融機関等が提案するデリバティブズ商品を間接的にCD型
金融機関等の顧客へ提供するため、CD型金融機関等の顧
客にとって、当該顧客の資産及び負債等に適したデリバ
ティブズ商品を取得でき、リスクをヘッジできる。
融機関等が提案するデリバティブズ商品を間接的にCD型
金融機関等の顧客へ提供するため、CD型金融機関等の顧
客にとって、当該顧客の資産及び負債等に適したデリバ
ティブズ商品を取得でき、リスクをヘッジできる。
【0087】上記本発明の実施の形態によれば、GD型金
融機関等にとって、CD型金融機関等が顧客と行ったデリ
バティブズ取引のカバー取引をGD型金融機関等と行うこ
とができ、これによりデリバティブの取引数を増大でき
る。
融機関等にとって、CD型金融機関等が顧客と行ったデリ
バティブズ取引のカバー取引をGD型金融機関等と行うこ
とができ、これによりデリバティブの取引数を増大でき
る。
【0088】なお、本発明のデリバティブ取引は、デリ
バティブ取引以外に、外国為替取引、手形取引、債券取
引等の金融取引に適用してもよい。
バティブ取引以外に、外国為替取引、手形取引、債券取
引等の金融取引に適用してもよい。
【0089】
【発明の効果】本発明によれば、デリバティブ取引のイ
ンディケーションのためのレート又はプライスを提示
し、デリバティブ取引を約定する際に、約定をするため
のレート又はプライスを提示することができるため、取
引者が提示したレート又はプライスと顧客が約定を希望
するレート又はプライスとの食い違いを抑制し、デリバ
ティブ取引の確実性の向上を図れるという効果を奏す
る。
ンディケーションのためのレート又はプライスを提示
し、デリバティブ取引を約定する際に、約定をするため
のレート又はプライスを提示することができるため、取
引者が提示したレート又はプライスと顧客が約定を希望
するレート又はプライスとの食い違いを抑制し、デリバ
ティブ取引の確実性の向上を図れるという効果を奏す
る。
【0090】また、本発明によれば、GD型金融機関等が
提案するデリバティブズ商品をCD型金融機関等の顧客へ
提供するため、CD型金融機関等にとって、CD型金融機関
等の顧客へ当該顧客の資産や負債等に適したデリバティ
ブズ商品を提供でき、既存顧客の深耕を図り又は新規顧
客を獲得できるという効果を奏する。
提案するデリバティブズ商品をCD型金融機関等の顧客へ
提供するため、CD型金融機関等にとって、CD型金融機関
等の顧客へ当該顧客の資産や負債等に適したデリバティ
ブズ商品を提供でき、既存顧客の深耕を図り又は新規顧
客を獲得できるという効果を奏する。
【0091】さらに、本発明によれば、CD型金融機関等
と顧客との間の約定とほぼ同時に又は以降にGD型金融機
関等とCD型金融機関等との間の約定を行うため、CD型金
融機関等にとって、CD型金融機関等が顧客と行ったデリ
バティブズ取引のカバー取引をGD型金融機関等と行うこ
とができ、これによりデリバティブ取引によって生じる
市場リスク等を回避できるという効果を奏する。
と顧客との間の約定とほぼ同時に又は以降にGD型金融機
関等とCD型金融機関等との間の約定を行うため、CD型金
融機関等にとって、CD型金融機関等が顧客と行ったデリ
バティブズ取引のカバー取引をGD型金融機関等と行うこ
とができ、これによりデリバティブ取引によって生じる
市場リスク等を回避できるという効果を奏する。
【図1】本発明のデリバティブ取引システムの全体構成
図
図
【図2】本発明のデリバティブ取引システムの使用を開
始するためのwebページの構成図
始するためのwebページの構成図
【図3】本発明のコンサルティング処理の処理フロー図
【図4】本発明のコンサルティングを開始するためのwe
bページの構成図
bページの構成図
【図5】本発明の損益試算結果が掲載されたwebページ
の構成図
の構成図
【図6】本発明のデリバティブズ商品が掲載されたweb
ページの構成図
ページの構成図
【図7】本発明の再損益試算結果が掲載されたwebペー
ジの構成図
ジの構成図
【図8】本発明の提案書処理の処理フロー図
【図9】本発明の提案書生成を開始するのためのwebペ
ージの構成図
ージの構成図
【図10】本発明の提案書が掲載されたwebページの構
成図
成図
【図11】本発明のインディケーション処理の処理フロ
ー図
ー図
【図12】本発明のインディケーションを開始するため
のwebページの構成図
のwebページの構成図
【図13】本発明のインディケーション・レート等が掲
載されたwebページの構成図
載されたwebページの構成図
【図14】本発明の取引約定処理の処理フロー図
【図15】本発明の取引を約定するためのwebページの
構成図
構成図
【図16】リンクを伴うCD型金融機関とGD型金融機関が
提供するwebページのリンクとの関係の概念図
提供するwebページのリンクとの関係の概念図
【図17】顧客とCD型金融機関とGD型金融機関との間の
取引に対する約定システムの構成図
取引に対する約定システムの構成図
【図18】利鞘の再分配の説明図
【図19】利鞘再分配の処理方法の説明図
【図20】見積もりプライスと約定プライスの比較結果
に応じた処理フローチャート
に応じた処理フローチャート
【図21】再配分処理における処理の詳細を示すフロー
チャート
チャート
100,200 取引システム、 110 情報取
得端末、120,130 サーバ、 140
トレーダー端末、150 市場取引端末、
160 ハウスシステム、170,700 ネット
ワーク、 220,400 営業員端末、300,
500 顧客端末、 610 情報機関、62
0 インターバンクマーケット、 630 取引所
得端末、120,130 サーバ、 140
トレーダー端末、150 市場取引端末、
160 ハウスシステム、170,700 ネット
ワーク、 220,400 営業員端末、300,
500 顧客端末、 610 情報機関、62
0 インターバンクマーケット、 630 取引所
Claims (23)
- 【請求項1】顧客と取引者との間のデリバティブ取引を
処理するためのデリバティブ取引処理方法であって、 前記デリバティブ取引のインディケーションのためのレ
ート又はプライスを、前記顧客の顧客端末へ送信し、 前記デリバティブ取引の約定に応じて、前記デリバティ
ブ取引の約定をするためのレート又はプライスを、前記
顧客端末へ送信するデリバティブ取引処理方法。 - 【請求項2】前記インディケーションのためのレート又
はプライスと前記約定をするためのレート又はプライス
の少なくとも1つは、前記顧客とデリバティブ取引を行
う取引者によって決定されたスプレッドを含む請求項1
に記載のデリバティブ取引処理方法。 - 【請求項3】前記約定をするためのレート又はプライス
の変化に応じて、前記顧客からの約定要求を拒否し又は
変化後の前記約定をするためのレート又はプライスを前
記顧客の端末に表示させる請求項1に記載のデリバティ
ブ取引処理方法。 - 【請求項4】前記顧客の格付け又は適合性に応じて、前
記約定をするためのレート又はプライスの送信を制限す
る請求項1に記載のデリバティブ取引処理方法。 - 【請求項5】前記取引者は、グローバル・ディーラー型
金融機関と対顧客ディーラー型金融機関とを含む請求項
1に記載のデリバティブ取引処理方法。 - 【請求項6】顧客と取引者との間のデリバティブ取引を
処理するためのデリバティブ取引処理方法であって、 前記デリバティブ取引の約定が制限されたレート又はプ
ライスを、前記顧客の顧客端末に表示させた後、前記デ
リバティブ取引の約定をするためのレート又はプライス
を、前記顧客端末に表示させるデリバティブ取引処理方
法。 - 【請求項7】デリバティブ取引を処理するためのデリバ
ティブ取引処理システムであって、 前記デリバティブ取引のインディケーションのためのレ
ート又はプライスを、前記デリバティブ取引の顧客の端
末へ送信する第1の送信処理部と、 前記デリバティブ取引の約定をするためのレート又はプ
ライスを、前記顧客の端末へ送信する第2の送信処理部
とを備えたデリバティブ取引システム。 - 【請求項8】顧客と取引者との間のデリバティブ取引を
処理するためのデリバティブ取引処理方法であって、 前記デリバティブ取引のインディケーションのためのレ
ート又はプライスをサーバから受信し、前記約定不可能
なレート又はプライスを表示画面に表示し、 前記デリバティブ取引の約定に応じ、前記デリバティブ
取引の約定をするためのレート又はプライスを前記サー
バから受信し、前記約定をするためのレート又はプライ
スを表示画面に表示するデリバティブ取引方法。 - 【請求項9】顧客と取引者とのデリバティブ取引を処理
するためのデリバティブ取引処理システムであって、 前記デリバティブ取引のインディケーションのためのレ
ート又はプライスをサーバから受信する第1の受信処理
部と、 前記約定不可能なレート又はプライスを表示画面に表示
する第1の表示処理部と、 前記デリバティブ取引の約定に応じ、前記デリバティブ
取引の約定をするためのレート又はプライスを前記サー
バから受信する第2の受信処理部と、 前記約定をするためのレート又はプライスを表示画面に
表示する第2の表示処理部とを備えたデリバティブ取引
処理システム。 - 【請求項10】顧客と取引者との間のデリバティブ取引
を処理するためのデリバティブ取引処理方法であって、 デリバティブ商品を生成した生成者によって決定された
レート又はプライスに、前記取引者によって決定された
スプレッドを加算又は減算し、 前記スプレッドが加算又は減算されたレート又はプライ
スを、前記取引者の取引システムと前記顧客の顧客端末
の少なくとも1つへ送信するデリバティブ取引処理方
法。 - 【請求項11】前記生成者は、前記顧客の資産及び負債
に応じて、前記デリバティブズ商品を生成する請求項1
0に記載のデリバティブ取引処理方法。 - 【請求項12】前記レート又はプライスは、前記生成者
によって決定されたスプレッドを含む請求項10に記載
のデリバティブ取引処理方法。 - 【請求項13】顧客と取引者との間のデリバティブ取引
を処理するためのデリバティブ取引処理システムであっ
て、 デリバティブ商品を生成した生成者によって決定された
レート又はプライスに、前記取引者によって決定された
スプレッドを加算又は減算する演算処理部と、 前記スプレッドが加算又は減算されたレート又はプライ
スを、前記取引者の取引システムと前記顧客の顧客端末
の少なくとも1つへ送信する送信処理部とを備えたデリ
バティブ取引処理システム。 - 【請求項14】顧客とデリバティブ取引を行うためのデ
リバティブ取引処理方法であって、デリバティブ商品を
生成した生成者によって決定されたレート又はプライス
をサーバから取得し、 前記レート又はプライスを表示画面に表示し、 前記顧客とデリバティブ取引を行う取引者によって決定
されたスプレッドの入力を受け、 前記スプレッドを、前記サーバへ送信し、 前記サーバは、前記スプレッドを前記レート又はプライ
スに加算又は減算し、前記スプレッドが加算又は減算さ
れたレート又はプライスを前記顧客の顧客端末へ送信す
るデリバティブ取引処理方法。 - 【請求項15】顧客とデリバティブ取引を行うためのデ
リバティブ取引処理システムであって、 デリバティブ商品を生成した生成者によって決定された
レート又はプライスをサーバから受信する受信処理部
と、 前記レート又はプライスを表示画面に表示する表示処理
部と、 前記顧客とデリバティブ取引を行う取引者によって決定
されたスプレッドの入力を受ける入力処理部と、 前記スプレッドを、前記サーバへ送信する送信処理部と
を備え、 前記サーバは、前記スプレッドを前記レート又はプライ
スに加算又は減算し、前記スプレッドが加算又は減算さ
れたレート又はプライスを前記顧客の顧客端末へ送信す
るデリバティブ取引処理システム。 - 【請求項16】顧客と取引者との間のデリバティブ取引
を処理するためのデリバティブ取引処理方法であって、 デリバティブ商品を生成した生成者によって決定された
レート又はプライスを、前記取引者の取引システムに表
示させ、 前記取引者によって決定されたスプレッドが加算又は減
算されたレート又はプライスを、前記取引システムから
取得し、 前記スプレッドが加算又は減算されたレート又はプライ
スを、前記顧客の顧客端末に表示させるデリバティブ取
引処理方法。 - 【請求項17】顧客と取引者との間のデリバティブ取引
を処理するためのデリバティブ取引処理システムであっ
て、 デリバティブ商品を生成した生成者によって決定された
レート又はプライスを、前記取引者の取引システムに表
示させる第1の表示処理部と、 前記取引者によって決定されたスプレッドが加算又は減
算されたレート又はプライスを、前記取引システムから
受信する受信処理部と、 前記スプレッドが加算又は減算されたレート又はプライ
スを、前記顧客の顧客端末に表示させる第2の表示処理
部とを備えたデリバティブ取引処理システム。 - 【請求項18】顧客と第1の取引者との間の第1のデリ
バティブ取引と、前記第1の取引者と第2の取引者との
間の第2のデリバティブ取引を処理するためのデリバテ
ィブ取引処理方法であって、 前記顧客からの前記第1のデリバティブ取引の約定要求
に応じ、前記第1のデリバティブ取引の約定処理を行う
と共に前記第2のデリバティブ取引の約定処理を行い、 前記第2のデリバティブ取引は、前記第1のデリバティ
ブ取引によって生じた前記第1の取引者のポジションを
解消するためのデリバティブ取引を含むデリバティブ取
引処理方法。 - 【請求項19】前記第1の取引者と前記第2の取引者と
の間のクレジット・ラインに応じて、前記第1のデリバ
ティブ取引の約定の可否を決定する請求項18に記載の
デリバティブ取引処理方法。 - 【請求項20】顧客と第1の取引者との間の第1のデリ
バティブ取引と、前記第1の取引者と第2の取引者との
間の第2のデリバティブ取引を処理するためのデリバテ
ィブ取引処理システムであって、 前記顧客からの前記第1のデリバティブ取引の約定要求
に応じ、前記第1のデリバティブ取引の約定処理を行う
と共に前記第2のデリバティブ取引の約定処理を行う約
定処理部を備え、 前記第2のデリバティブ取引は、前記第1のデリバティ
ブ取引によって生じた前記第1の取引者のポジションを
解消するためのデリバティブ取引を含むデリバティブ取
引処理システム。 - 【請求項21】顧客と第1の取引者との間の第1の金融
取引と、前記第1の取引者と第2の取引者との間の第2
の金融取引を処理するための金融取引処理方法であっ
て、 金融商品のレート又はプライスを前記第1の取引者の第
1の取引システムに表示させ、 前記第1の取引者によって決定されたスプレッドが加算
又は減算された前記レート又はプライスを前記顧客の顧
客端末と前記第1の取引システムとの少なくとも1つに
表示させ、 前記スプレッドが加算又は減算される前のレート又はプ
ライスで前記第1の金融取引の約定を行うと共に、前記
スプレッドが加算又は減算された後のレート又はプライ
スで前記第2の金融取引の約定を行う金融取引処理方
法。 - 【請求項22】前記金融取引は、デリバティブ取引、外
国為替取引、手形取引、債券取引とを含む請求項21に
記載の金融取引処理方法。 - 【請求項23】顧客と第1の取引者との間の第1の金融
取引と、前記第1の取引者と第2の取引者との間の第2
の金融取引を処理するための金融取引処理システムであ
って、 金融商品のレート又はプライスを前記第1の取引者の第
1の取引システムに表示させる表示処理部と、 前記第1の取引者によって決定されたスプレッドが加算
又は減算された前記レート又はプライスを前記顧客の顧
客端末と前記第1の取引システムとの少なくとも1つに
表示させる表示処理部と、 前記スプレッドが加算又は減算される前のレート又はプ
ライスで前記第1の金融取引の約定を行うと共に、前記
スプレッドが加算又は減算された後のレート又はプライ
スで前記第2の金融取引の約定を行う約定処理部とを備
えた金融取引処理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001289291A JP2002329074A (ja) | 2001-03-02 | 2001-09-21 | デリバティブ取引処理方法及びそのシステム |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001-58222 | 2001-03-02 | ||
JP2001058222 | 2001-03-02 | ||
JP2001289291A JP2002329074A (ja) | 2001-03-02 | 2001-09-21 | デリバティブ取引処理方法及びそのシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002329074A true JP2002329074A (ja) | 2002-11-15 |
Family
ID=26610511
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001289291A Withdrawn JP2002329074A (ja) | 2001-03-02 | 2001-09-21 | デリバティブ取引処理方法及びそのシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002329074A (ja) |
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JP2009527863A (ja) * | 2006-02-21 | 2009-07-30 | シーエフピーエイチ, エル.エル.シー. | 非流動性の財、サービス、証券又は商品の取引 |
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-
2001
- 2001-09-21 JP JP2001289291A patent/JP2002329074A/ja not_active Withdrawn
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US8306902B2 (en) | 2002-10-15 | 2012-11-06 | Chicago Mercantile Exchange Inc. | Method and system for providing option spread indicative quotes |
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JP2013544389A (ja) * | 2010-10-10 | 2013-12-12 | スーパーデリバティブズ,インコーポレイテッド | 金融派生商品をテストするデバイス、方法およびシステム |
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