JP2004175766A - Teeth-whitening dentifrice composition - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ポリリン酸塩が配合された美白用歯磨組成物に関し、更に詳述すると、歯牙の汚れ除去効果に優れている上、良好な使用感を有する美白用歯磨組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ピロリン酸ナトリウム等の直鎖状水溶性ポリリン酸塩が、歯の汚れを除去する美白用歯磨成分として用いられることは公知である(例えば特許文献1〜3参照)。しかし、このような水溶性ポリリン酸塩が配合された歯磨組成物は、味等の使用感が悪いという問題があるが、この使用感については十分な検討がなされていないのが現状であった。このため、水溶性ポリリン酸塩配合歯磨組成物の使用感を向上できる技術の開発が望まれていた。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−175966号公報
【特許文献2】
特開平10−182389号公報
【特許文献3】
特開平9−175966号公報
【特許文献4】
特開平2−292210号公報
【特許文献5】
特開平5−39213号公報
【特許文献6】
特開平3−200712号公報
【特許文献7】
特開平1−153621号公報
【特許文献8】
特開平6−298631号公報
【特許文献9】
特開平6−336416号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、歯牙の汚れ除去効果に優れ、かつ使用感の良好な美白用歯磨組成物を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】
本発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を重ねた結果、水溶性ポリリン酸塩を0.3〜10質量%含有する歯磨組成物に、アルキル硫酸塩とポリオキシエチレン硬化ヒマシ油とをアルキル硫酸塩/ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油=1(質量比)以下の割合で配合することにより、優れた歯牙の汚れ除去効果が発揮される上、良好な使用感となることを見出した。
【0006】
即ち、ポリリン酸塩を含有する口腔用組成物は、例えば上記特許文献1〜9等のように公知であるが、本発明の美白用歯磨組成物は、後述する実施例の結果から明らかなように、水溶性ポリリン酸塩にアルキル硫酸塩及びポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を特定割合で組合わせて配合することにより、意外にもこれら成分が相乗的に作用して、優れた歯牙の汚れ除去効果を発揮し、しかも、良好な使用感を有するものである。
【0007】
従って、本発明は、水溶性ポリリン酸塩を0.3〜10質量%含有する歯磨組成物に、アルキル硫酸塩を組成物全体の0.3〜10質量%配合すると共に、アルキル硫酸塩とポリオキシエチレン硬化ヒマシ油とをアルキル硫酸塩/ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油=1(質量比)以下の割合で配合したことを特徴とする美白用歯磨組成物を提供する。
【0008】
以下、本発明につき更に詳しく説明すると、本発明の美白用歯磨組成物は、練歯磨、液状歯磨、液体歯磨、潤製歯磨等の歯磨類、特に練歯磨として好適に調製されるもので、美白用成分として水溶性ポリリン酸塩を含有し、かつ、アルキル硫酸塩及びポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を配合したものである。
【0009】
本発明の歯磨組成物において用いられる直鎖状の水溶性ポリリン酸塩は下記一般式(1)
MkHmPnO3n+1 (1)
(但し、MはNa又はKを示し、k+m=n+2、kは1以上、mは0以上の整数、nは2以上の整数である。)
で示されるもので、重合度n=2のピロリン酸ナトリウムやピロリン酸二水素二ナトリウム、ピロリン酸カリウム、n=3のトリポリリン酸ナトリウムやトリポリリン酸カリウム、高重合度のメタリン酸ナトリウムやメタリン酸カリウムなどが挙げられる。nの上限は23、特に8以下であることが好ましく、更には4以下であることが好ましい。
これら水溶性ポリリン酸塩は1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
【0010】
水溶性ポリリン酸塩の配合量は、組成物全体の0.3〜20%(質量百分率、以下同様)が好ましく、特に0.5〜10%とすることが望ましい。配合量が0.3%未満であると、優れた歯の汚れ除去効果が得られない場合があり、20%を超えると組成物の味が悪くなる場合がある。
【0011】
次いで、アルキル硫酸塩としては、アルキル基の炭素数8〜16のアルキル硫酸のナトリウム等のアルカリ金属塩が好ましく、例えばラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム、ミリスチル硫酸ナトリウム等が挙げられる。
【0012】
アルキル硫酸塩の配合量は、組成物全体の0.3〜10%、好ましくは0.5〜5%であり、配合量が少なすぎると美白用歯磨組成物として十分な汚れ除去効果が得られず、多すぎると組成物の使用感が悪くなる。
【0013】
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油としては、付加モル数40以下、特に5〜30のものが好適に使用される。付加モル数が上記値より大きいと歯磨組成物の使用感の向上効果が得られない場合がある。
【0014】
上記ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油の配合量は、組成物全体の0.1〜10%、特に0.3〜5%が好ましく、配合量が少なすぎると歯磨組成物の使用感の向上効果が得られない場合があり、多すぎると組成物の使用感が悪くなる場合がある。
【0015】
本発明では、アルキル硫酸塩とポリオキシエチレン硬化ヒマシ油とを質量比でアルキル硫酸塩/ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油=1以下、好ましくは0.3〜1、より好ましくは0.5〜1の割合で配合するもので、配合比が上記値より大きいと、使用感の向上効果が得られない。
【0016】
本発明の歯磨組成物には、上述した成分に加えて更にその目的、歯磨の種類等に応じた適宜な成分を配合することができる。
【0017】
例えば、研磨剤として第2リン酸カルシウム・2水和物及び無水物、第1リン酸カルシウム、第3リン酸カルシウム、炭酸カルシウム、ピロリン酸カルシウム、水酸化アルミニウム、アルミナ、無水ケイ酸、ケイ酸アルミニウム、不溶性メタリン酸ナトリウム、第2リン酸マグネシウム、炭酸マグネシウム、硫酸カルシウム、ポリメタクリル酸メチル、その他の合成樹脂、ベントナイト、ケイ酸ジルコニウム等の1種又は2種以上を配合し得る(配合量通常15〜90%、練歯磨の場合には15〜60%)。
【0018】
また、練歯磨等のペースト状組成物の場合には、粘結剤としてカラゲナン,カルボキシメチルセルロースナトリウム,メチルセルロース,ヒドロキシエチルセルロース,カルボキシメチルヒドロキシエチルセルロースナトリウム等のセルロース誘導体、アルギン酸プロピレングリコールエステル,キサンタンガム,トラガカントガム,カラヤガム,アラビヤガム等のガム類、ポリビニルアルコール,ポリアクリル酸ナトリウム,カルボキシビニルポリマー,ポリビニルピロリドン等の合成粘結剤、シリカゲル,アルミニウムシリカゲル,ビーガム,ラポナイト等の無機粘結剤等の1種又は2種以上が配合され得る(配合量通常0.3〜5%)。
【0019】
更に、ペースト状や液状歯磨類などにおいては、粘稠剤としてソルビット、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、グリセリン、キシリトール、マルチトール、ラクチトール等の1種又は2種以上を配合し得る(配合量通常10〜70%)。
【0020】
また、界面活性剤としては、上記アルキル硫酸塩及びポリオキシエチレン硬化ヒマシ油以外の陰イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤及び両性イオン界面活性剤の1種又は2種以上を本発明の効果を妨げない範囲で配合し得る(配合量通常0.1〜5%)。
【0021】
この場合、陰イオン界面活性剤としては、N−ラウロイルザルコシン酸ナトリウム,N−ミリストイルザルコシン酸ナトリウム等のN−アシルザルコシン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム,水素添加ココナッツ脂肪酸モノグリセリドモノ硫酸ナトリウム,ラウリルスルホ酢酸ナトリウム,N−パルミトイルグルタミン酸ナトリウム等のN−アシルグルタミン酸塩、N−メチル−N−アシルタウリンナトリウム,N−メチル−N−アシルアラニンナトリウム,α−オレフィンスルホン酸ナトリウム,ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム等が用いられる。
【0022】
また、非イオン界面活性剤としては、ショ糖脂肪酸エステル,マルトース脂肪酸エステル,ラクトース脂肪酸エステル,マルチトール脂肪酸エステル,ラクチトール脂肪酸エステル等の糖アルコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート,ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート等のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ラウリン酸モノ又はジエタノールアミド,ミリスチン酸モノ又はジエタノールアミド等の脂肪酸ジエタノールアミド、ソルビタン脂肪酸エステル、脂肪酸モノグリセライド、ポリオキシエチレン高級アルコールエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン脂肪酸エステル等が用いられる。
【0023】
両性イオン界面活性剤としては、N−ラウリルジアミノエチルグリシン,N−ミリスチルジアミノエチルグリシン等のN−アルキルジアミノエチルグリシン、N−アルキル−N−カルボキシメチルアンモニウムベタイン,2−アルキル−1−ヒドロキシエチルイミダゾリンベタインナトリウム等が用いられる。
【0024】
本発明の口腔用組成物には、更にメントール,カルボン,アネトール,サリチル酸メチル,オイゲノール,イソオイゲノール,リモネン,オシメン,n−デシルアルコール,シトロネロール,α−テルピネオール,メチルアセテール,シトロネリルアセテート,シネオール,リナロール,エチルリナロール,ワニリン,チモール,スペアミント油,ペパーミント油,レモン油,オレンジ油,セージ油,ローズマリー油,桂皮油,ピメント油,桂葉油,シソ油,冬緑油,チョウジ油,ユーカリ油等の香料を単独で又は組み合わせて全体の0〜10%、好ましくは0.5〜5%程度配合し得るほか、サッカリンナトリウム,ステビオサイド,ネオヘスペリジルジヒドロカルコン,グリチルリチン,ペリラルチン,ソーマチン,アスパラチルフェニルアラニンメチルエステル,p−メトキシシンナミックアルデヒド等の甘味剤(配合量通常0〜1%、好ましくは0.01〜0.5%)、パラオキシ安息香酸エステル等の殺菌剤、各種色素等を配合し得る。
【0025】
なお、本発明においては、有効成分として、クロルヘキシジン,ベンゼトニウムクロライド,ベンザルコニウムクロライド,セチルピリジニウムクロライド,デカリニウムクロライド等の陽イオン性殺菌剤、トリクロサン,ヒノキチオール,ビオゾール等のフェノール性化合物、デキストラナーゼ,ムタナーゼ,リゾチーム,アミラーゼ,プロテアーゼ,溶菌酵素,スーパーオキサイドディスムターゼ等の酵素、モノフルオロリン酸ナトリウム,モノフルオロリン酸カリウム等のアルカリ金属モノフルオロホスフェート,フッ化ナトリウム,フッ化第1錫等のフッ化物、トラネキサム酸,イプシロンアミノカプロン酸,アルミニウムクロルヒドロキシルアラントイン,ジヒドロコレスタノール,グリチルリチン酸類,グリチルレチン酸,ビサボロール,グリセロホスフェート,クロロフィル,ビタミンC,アスコルビン酸2−リン酸エステル,2−0−グルコシルアスコルビン酸等のビタミンC誘導体、塩化ナトリウム等の有効成分を1種又は2種以上配合し得る。
【0026】
【実施例】
以下、実施例と比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。なお、下記例において配合組成はいずれも質量百分率である。
【0027】
[実施例、比較例]
表1に示した成分を配合した試験美白用歯磨剤を調製し、歯牙の着色汚れ除去効果及び使用感を以下の方法で評価した。結果を表1に併記する。
【0028】
<歯牙の着色汚れ除去効果>
まず、未処理のハイドロキシアパタイトペレット表面の色を基準色として色差計で測定し、その値をL0とした。このペレットを30分間、37℃で唾液に浸漬した後、イオン交換水で洗浄し、表面の水分を取り除いた。あらかじめ調製したカルシウムイオン0.74mM、リン酸イオン2.59mM、NaCl 50mMを混合した再石灰化液で次に示す3種類の浸漬液(0.5%アルブミン再石灰化溶液、1%紅茶再石灰化溶液、0.6%クエン酸鉄アンモニウム再石灰化溶液)を作り、先のペレットに対し0.5%アルブミン再石灰化溶液→3%日本茶+1%コーヒー+1%紅茶再石灰化溶液→0.6%クエン酸鉄アンモニウム再石灰化溶液で1時間ずつ繰り返し浸漬する操作を50回繰り返した。常温で1日風乾した後、流水で洗浄し、再び風乾して完成した着色ペレット表面の色を測定、その値をL1とした。
この着色ペレットの表面を調製した製剤1gをのせた歯ブラシで1000回ブラッシングした後、流水で軽く洗浄、乾燥させ、再度色を測定、その値をL2とした。次式により着色汚れ除去率を算出し、歯牙美白効果を下記基準で評価した。
着色汚れ除去率(%)=(L1−L2)/(L1−L0)×100
評価基準:
○:除去効果が認められる(除去率70%以上)
△:やや除去効果が認められる(除去率70%未満、40%以上)
×:ほとんど除去効果が認められない(除去率40%未満)
【0029】
<使用感>
口中での使用感を下記基準に基づいて官能評価した。
○:塩味等の不快な味、違和感等を感じない
△:塩味等の不快な味、違和感等を感じる
×:塩味等の不快な味、違和感等が強い
【0030】
<総合評価>
歯牙の着色汚れ除去効果と使用感の2項目の評価結果を総括して下記基準に基づき評価した。
○:2項とも○がついたもの
△:○が1項以下で×がなかったもの
×:1項以上×がついたもの
【0031】
【表1】
【0032】
下記組成の歯磨組成物を常法により調製し、上記と同様に評価したところ、いずれも歯牙の着色汚れ除去効果及び使用感に優れていた。
【0033】
〔実施例2〕練歯磨
【0034】
〔実施例3〕練歯磨
【0035】
〔実施例4〕練歯磨
【0036】
〔実施例5〕練歯磨
【0037】
〔実施例6〕液状歯磨剤
【0038】
〔実施例7〕練歯磨
【0039】
〔実施例8〕練歯磨
【0040】
〔実施例9〕練歯磨
【0041】
〔実施例10〕練歯磨
【0042】
【発明の効果】
本発明の美白用歯磨組成物は、歯牙の汚れ除去効果に優れ、かつ、良好な使用感を有する。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
TECHNICAL FIELD The present invention relates to a whitening dentifrice composition containing a polyphosphate, and more particularly, to a whitening dentifrice composition having an excellent tooth stain removing effect and a good feeling in use.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, it is known that a linear water-soluble polyphosphate such as sodium pyrophosphate is used as a whitening dentifrice component for removing tooth stains (for example, see Patent Documents 1 to 3). However, the dentifrice composition containing such a water-soluble polyphosphate has a problem that the feeling of use such as taste is poor, but at present, it has not been sufficiently studied about the feeling of use. . For this reason, there has been a demand for the development of a technology that can improve the feeling of use of the water-soluble polyphosphate-containing dentifrice composition.
[0003]
[Patent Document 1]
JP-A-9-175966 [Patent Document 2]
JP 10-182389 A [Patent Document 3]
JP-A-9-175966 [Patent Document 4]
JP-A-2-292210 [Patent Document 5]
JP-A-5-39213 [Patent Document 6]
JP-A-3-200712 [Patent Document 7]
JP-A-1-153621 [Patent Document 8]
JP-A-6-298631 [Patent Document 9]
JP-A-6-336416
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object of the present invention is to provide a whitening dentifrice composition having an excellent tooth stain removing effect and a good feeling in use.
[0005]
Means for Solving the Problems and Embodiments of the Invention
As a result of intensive studies to achieve the above object, the present inventors have found that an alkyl sulfate and polyoxyethylene hydrogenated castor oil are added to a dentifrice composition containing 0.3 to 10% by mass of a water-soluble polyphosphate. It has been found that by blending alkyl sulfate / polyoxyethylene hydrogenated castor oil at a ratio of 1 or less (mass ratio), an excellent tooth stain removing effect is exhibited and a good feeling of use is obtained.
[0006]
That is, oral compositions containing a polyphosphate are known, for example, as described in Patent Documents 1 to 9, and the like. However, the whitening dentifrice composition of the present invention is apparent from the results of Examples described later. By combining alkyl sulfate and polyoxyethylene hydrogenated castor oil in a specific ratio with water-soluble polyphosphate, these components surprisingly act synergistically to provide an excellent tooth stain removal effect. And has a good feeling of use.
[0007]
Therefore, the present invention relates to a dentifrice composition containing 0.3 to 10% by mass of a water-soluble polyphosphate, wherein an alkyl sulfate is blended in an amount of 0.3 to 10% by mass of the whole composition, Disclosed is a whitening dentifrice composition characterized by blending oxyethylene-hardened castor oil with alkyl sulfate / polyoxyethylene-hardened castor oil = 1 (mass ratio) or less.
[0008]
Hereinafter, the present invention will be described in more detail. It contains a water-soluble polyphosphate as a component for use and contains an alkyl sulfate and polyoxyethylene hydrogenated castor oil.
[0009]
The linear water-soluble polyphosphate used in the dentifrice composition of the present invention has the following general formula (1)
M k H m P n O 3n + 1 (1)
(However, M represents Na or K, k + m = n + 2, k is 1 or more, m is an integer of 0 or more, and n is an integer of 2 or more.)
In the formula, sodium pyrophosphate or disodium dihydrogen pyrophosphate having a polymerization degree of n = 2, potassium pyrophosphate, sodium tripolyphosphate or potassium tripolyphosphate having n = 3, and sodium metaphosphate or potassium metaphosphate having a high polymerization degree And the like. The upper limit of n is 23, particularly preferably 8 or less, more preferably 4 or less.
These water-soluble polyphosphates can be used alone or in combination of two or more.
[0010]
The compounding amount of the water-soluble polyphosphate is preferably from 0.3 to 20% (mass percentage, the same applies hereinafter) of the whole composition, and particularly preferably from 0.5 to 10%. If the amount is less than 0.3%, an excellent tooth stain removing effect may not be obtained, and if it exceeds 20%, the taste of the composition may deteriorate.
[0011]
Next, as the alkyl sulfate, an alkali metal salt such as sodium alkyl sulfate having 8 to 16 carbon atoms in the alkyl group is preferable, and examples thereof include sodium lauryl sulfate, potassium lauryl sulfate, and sodium myristyl sulfate.
[0012]
The compounding amount of the alkyl sulfate is 0.3 to 10%, preferably 0.5 to 5% of the whole composition. If the compounding amount is too small, a sufficient stain removing effect as a whitening dentifrice composition can be obtained. If too large, the feeling of use of the composition is poor.
[0013]
As the polyoxyethylene hydrogenated castor oil, those having an added mole number of 40 or less, particularly 5 to 30 are preferably used. If the added mole number is larger than the above value, the effect of improving the feeling of use of the dentifrice composition may not be obtained.
[0014]
The blending amount of the above polyoxyethylene hydrogenated castor oil is preferably 0.1 to 10%, particularly preferably 0.3 to 5% of the whole composition. If the blending amount is too small, the effect of improving the feeling of use of the dentifrice composition is obtained. It may not be possible, and if it is too much, the feeling of use of the composition may be poor.
[0015]
In the present invention, the alkyl sulfate / polyoxyethylene hydrogenated castor oil has a mass ratio of alkyl sulfate / polyoxyethylene hydrogenated castor oil = 1 or less, preferably 0.3 to 1, more preferably 0.5 to 1 in the present invention. If the compounding ratio is larger than the above value, the effect of improving the feeling of use cannot be obtained.
[0016]
The dentifrice composition of the present invention may further contain, in addition to the above-described components, appropriate components according to the purpose, the type of dentifrice, and the like.
[0017]
For example, as a polishing agent, dibasic calcium phosphate dihydrate and anhydride, monobasic calcium phosphate, tribasic calcium phosphate, calcium carbonate, calcium pyrophosphate, aluminum hydroxide, alumina, silicic anhydride, aluminum silicate, insoluble sodium metaphosphate, One or two or more of dibasic magnesium phosphate, magnesium carbonate, calcium sulfate, polymethyl methacrylate, other synthetic resins, bentonite, zirconium silicate, and the like can be blended (the blending amount is usually 15 to 90%, toothpaste 15 to 60% in the case of).
[0018]
In the case of a paste-like composition such as toothpaste or the like, cellulose derivatives such as carrageenan, sodium carboxymethylcellulose, methylcellulose, hydroxyethylcellulose, sodium carboxymethylhydroxyethylcellulose, propylene glycol alginate, xanthan gum, tragacanth gum and gum karaya as binders. And / or gums such as gum, arabic gum, etc., synthetic binders such as polyvinyl alcohol, sodium polyacrylate, carboxyvinyl polymer, polyvinylpyrrolidone, and inorganic binders such as silica gel, aluminum silica gel, veegum, laponite, etc. Can be blended (the blending amount is usually 0.3 to 5%).
[0019]
Further, in pastes or liquid dentifrices, sorbitol, ethylene glycol, propylene glycol, 1,3-butylene glycol, polyethylene glycol, polypropylene glycol, glycerin, xylitol, maltitol, lactitol and the like as a thickener. Two or more kinds can be blended (the blending amount is usually 10 to 70%).
[0020]
Further, as the surfactant, one or more of anionic surfactants, nonionic surfactants and amphoteric surfactants other than the above alkyl sulfates and polyoxyethylene hydrogenated castor oil are used as the surfactant of the present invention. Can be blended in a range that does not hinder the blending (the blending amount is usually 0.1 to 5%).
[0021]
In this case, as the anionic surfactant, sodium N-acyl sarcosinate such as sodium N-lauroyl sarcosinate, sodium N-myristoyl sarcosinate, sodium dodecylbenzenesulfonate, sodium hydrogenated coconut fatty acid monoglyceride monosulfate, lauryl N-acyl glutamates such as sodium sulfoacetate and sodium N-palmitoyl glutamate; sodium N-methyl-N-acyl taurine; sodium N-methyl-N-acylalanine; sodium α-olefin sulfonate; sodium dioctyl sulfosuccinate; Used.
[0022]
Examples of the nonionic surfactant include sugar alcohol fatty acid esters such as sucrose fatty acid ester, maltose fatty acid ester, lactose fatty acid ester, maltitol fatty acid ester and lactitol fatty acid ester, polyoxyethylene sorbitan monolaurate, polyoxyethylene sorbitan. Polyoxyethylene sorbitan fatty acid ester such as monostearate, fatty acid diethanolamide such as lauric acid mono- or diethanolamide, myristic acid mono- or diethanolamide, sorbitan fatty acid ester, fatty acid monoglyceride, polyoxyethylene higher alcohol ether, polyoxyethylene polyoxy Propylene fatty acid esters and the like are used.
[0023]
Examples of the zwitterionic surfactant include N-alkyldiaminoethylglycine such as N-lauryldiaminoethylglycine and N-myristyldiaminoethylglycine, N-alkyl-N-carboxymethylammonium betaine, and 2-alkyl-1-hydroxyethylimidazoline. Betaine sodium and the like are used.
[0024]
The oral composition of the present invention further includes menthol, carvone, anethole, methyl salicylate, eugenol, isoeugenol, limonene, ocimene, n-decyl alcohol, citronellol, α-terpineol, methyl acetate, citronellyl acetate, cineole, Linalool, ethyl linalool, crocodile oil, thymol, spearmint oil, peppermint oil, lemon oil, orange oil, sage oil, rosemary oil, cinnamon oil, pimento oil, cinnamon oil, perilla oil, winter green oil, clove oil, eucalyptus oil, etc. Of saccharin sodium, stevioside, neohesperidyl dihydrochalcone, glycyrrhizin, perillartin, thaumatin, asparatylphenic acid. A sweetener such as alanine methyl ester and p-methoxycinnamic aldehyde (compounding amount is usually 0 to 1%, preferably 0.01 to 0.5%), a bactericide such as p-hydroxybenzoic acid ester, and various pigments are compounded. obtain.
[0025]
In the present invention, as an active ingredient, a cationic disinfectant such as chlorhexidine, benzethonium chloride, benzalkonium chloride, cetylpyridinium chloride, and decalinium chloride; a phenolic compound such as triclosan, hinokitiol, and biosol; Enzymes such as Nase, Mutanase, Lysozyme, Amylase, Protease, Lytic Enzyme, Superoxide Dismutase, etc., Alkali Metal Monofluorophosphates such as Sodium Monofluorophosphate, Potassium Monofluorophosphate, Sodium Fluoride, Stannous Fluoride Fluoride, tranexamic acid, epsilon aminocaproic acid, aluminum chlorohydroxyl allantoin, dihydrocholestanol, glycyrrhizic acids, glycyrrhetinic acid, visa Roll, glycerophosphate, chlorophyll, vitamin C, ascorbic acid 2-phosphate ester, 2-0 vitamin C derivatives such as glucosyl ascorbic acid, the active ingredient, such as sodium chloride may be incorporated singly or in combination.
[0026]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described specifically with reference to Examples and Comparative Examples, but the present invention is not limited to the following Examples. In addition, in all the following examples, the compounding composition is a mass percentage.
[0027]
[Examples and Comparative Examples]
A test whitening dentifrice containing the components shown in Table 1 was prepared, and the effect of removing colored stains on the teeth and the feeling of use were evaluated by the following methods. The results are also shown in Table 1.
[0028]
<Effect of removing colored stains on teeth>
First, the color of the untreated hydroxyapatite pellet surface was measured using a color difference meter as a reference color, and the value was designated as L0. The pellet was immersed in saliva for 30 minutes at 37 ° C., and then washed with ion-exchanged water to remove surface moisture. The following three types of immersion liquids (0.5% albumin remineralization solution, 1% black tea relime) were prepared using a remineralization solution prepared by mixing 0.74 mM of calcium ions, 2.59 mM of phosphate ions, and 50 mM of NaCl prepared in advance. Solution, 0.6% iron ammonium citrate remineralization solution), and 0.5% albumin remineralization solution → 3% Japanese tea + 1% coffee + 1% black tea remineralization solution → 0 The operation of repeatedly immersing in a 6% iron ammonium citrate remineralization solution for 1 hour was repeated 50 times. After air-drying at room temperature for one day, it was washed with running water, air-dried again, and the color of the surface of the completed colored pellet was measured.
After the surface of the colored pellet was brushed 1000 times with a toothbrush on which 1 g of the prepared preparation was placed, the surface was gently washed with running water and dried, and the color was measured again. The stain removal rate was calculated by the following formula, and the tooth whitening effect was evaluated according to the following criteria.
Colored stain removal rate (%) = (L1−L2) / (L1−L0) × 100
Evaluation criteria:
:: Removal effect is observed (removal rate 70% or more)
Δ: Slight removal effect observed (removal rate less than 70%, 40% or more)
×: Almost no removal effect was observed (removal rate less than 40%)
[0029]
<Usability>
The feeling in use in the mouth was organoleptically evaluated based on the following criteria.
:: No unpleasant taste such as salty taste, uncomfortable feeling, etc. △: Unpleasant taste such as salty taste, uncomfortable feeling, etc. ×: Unpleasant taste such as salty taste, uncomfortable feeling, etc. [0030]
<Comprehensive evaluation>
The evaluation results of two items, ie, the effect of removing the coloring stain of the teeth and the feeling of use, were evaluated based on the following criteria.
:: Both items are marked with △: ○ is one item or less and no x is found x: 1 or more items are marked with x
[Table 1]
[0032]
A dentifrice composition having the following composition was prepared by a conventional method and evaluated in the same manner as described above. As a result, all were excellent in the effect of removing colored stains on teeth and the feeling in use.
[0033]
[Example 2] Toothpaste
[0034]
[Example 3] Toothpaste
[0035]
Example 4 Toothpaste
[0036]
[Example 5] Toothpaste
[0037]
[Example 6] Liquid dentifrice
[0038]
Example 7 Toothpaste
[0039]
Example 8 Toothpaste
[0040]
[Example 9] Toothpaste
[0041]
Example 10 Toothpaste
[0042]
【The invention's effect】
The whitening dentifrice composition of the present invention has an excellent effect of removing stains on teeth and has a good feeling of use.
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