JP2001314441A - 吸収性物品 - Google Patents
吸収性物品Info
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Abstract
おり、しかも通気性に優れたパンツ型おむつ等の吸収性
物品を提供すること。 【解決手段】 縦長の吸収性本体10が、着用者の肌側
に位置する内層不織布13及び該内層不織布13よりも
着用者の外側に位置する外層不織布12を具備する外包
材11に接合されてなるパンツ型の吸収性物品1におい
て、腹側部A及び/又は背側部Bにおける吸収性本体1
0の長手方向の端部10aは、被覆シート14に覆われ
て肌に直接当たらないようになされており、腹側部A及
び/又は背側部Bにおけるウエスト開口部の縁部53と
吸収性本体10の長手方向の端部10aとの間に、被覆
シート14と外層不織布12との二層構造からなり、内
層不織布13が存在しない領域Fが形成されている。
Description
収性物品に関する。
使い捨ておむつは、液透過性の表面シート、液不透過性
の防漏シート、及び液保持性の吸収体を具備し、着用時
に着用者の腹側に位置する腹側部と、背側部に位置する
背側部と、その間に位置する股下部とに分かれている。
のパンツと同様にして着用させることができ、また、サ
イドの接合部を引き剥がして容易に処理できる点に特徴
を有し、はいはいや歩行等動きが活発になった子供用、
幼児のおむつ離れを促進するためのトイレットトレーニ
ング用、失禁者や歩行可能な成人用等種々な用途に用い
られている。
むつにおいては、加工性や必要な強度を考慮して、不織
布等の形成材料が各部において多層に積層されて用いら
れており、肌着に比較して、肌に当たる感触が悪く、そ
の改善が望まれていた。
うに、液不透過性の防漏シートを、吸収体の位置する股
下部のみに配設することにより、腹側部及び背側部の通
気性を改善することが提案されている。しかし、この提
案に係るパンツ型おむつは、腹側部及び背側部を構成す
る材料として、胴回りウエスト開口の周縁に配設される
弾性体を挟持するための2枚の不織布と、吸収性本体の
端部が直接肌に当たらないようにするための被覆シート
とを合わせた、3層の不織布で構成されており、望まれ
ている着用感については、未だ不十分なものであった。
回りを構成する3層の不織布を1枚減らして2層の構成
とすることが効果的であると考えられるが、吸収性本体
の端部を被覆するシートを取り除いた場合には、着用者
の肌を傷める恐れがあり、最外層のシートと共にウエス
ト開口周縁に配設された弾性体を挟持している内層不織
布を取り除いた場合には、製造ラインにおいて、接着剤
の塗布された外層不織布及び弾性体が、シートで被覆さ
れない状態で通過する経路が発生して、接着剤がロール
に付着するなどして加工性が非常に悪化する。更に、何
れの場合においても、胴回りの強度が低下し、おむつ着
脱時に破れるなどの不具合が生じるため、実現には至っ
ていなかった。
は、弾性部材を1枚のシートで被覆することにより、使
用するシートを減らして着用感を向上させたおむつが提
案されている。しかし、このおむつを製造するために
は、製造ラインにおいて特殊な装置が必要であり、ま
た、高速で安定的に製造することが困難であるため、非
現実的なものであった。
が柔らかく、着用感に優れており、しかも通気性に優れ
たパンツ型おむつ等の吸収性物品を提供することにあ
る。
面シート、液不透過性の防漏シート、及び液保持性の吸
収体を有する実質的に縦長の吸収性本体が、着用者の肌
側に位置する内層不織布及び該内層不織布よりも着用者
の外側に位置する外層不織布を具備する外包材に接合さ
れており、腹側部及び背側部各々の両側縁部同士が接合
されて、ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部が形成
されているパンツ型の吸収性物品において、前記腹側部
及び/又は前記背側部における前記吸収性本体の長手方
向の端部は、被覆シートに覆われて肌に直接当たらない
ようになされており、該腹側部及び/又は該背側部にお
ける前記ウエスト開口部の縁部と前記吸収性本体の長手
方向の端部との間に、前記被覆シートと前記外層不織布
との二層構造からなり、前記内層不織布が存在しない領
域が形成されている吸収性物品を提供することにより、
前記目的を達成したものである。
しい一実施形態について詳細に説明する。第1の実施形
態の吸収性物品としての使い捨ておむつ(以下、単にお
むつともいう)1は、図1及び2に示すように、液透過
性の表面シート2、液不透過性の防漏シート3及び液保
持性の吸収体4を具備する実質的に縦長の吸収性本体1
0と、着用者の肌側に位置する内層不織布13及び該内
層不織布13よりも着用者の外側に位置する外層不織布
12を具備し、吸収性本体10が接合固定された外包材
11とからなる、パンツ型の吸収性物品である。
説明すると、本実施形態の使い捨ておむつ1 は、着用者
の腹側に配される腹側部Aと背側に配される背側部Bと
その間に位置する股下部とを有し、該腹側部Aの両側縁
部と背側部Bの両側縁部とが、それぞれ互いに接合され
て、ウエスト開口部5及び一対のレッグ開口部6が形成
されている。着用者の腰回りに位置するウエスト部Dに
は、複数の胴周囲部弾性部材51が周方向に向けて配さ
れて、ウエストギャザーを形成し、胴回りに位置する胴
回り部Eには、複数の胴回り部弾性部材52が周方向に
向けて配されて、胴回りギャザーが形成されている。
は、それぞれ、長方形状であり、一体化されて縦長の吸
収性本体10を形成している。吸収性本体10は、外包
材11に、外包材11の幅方向中央に且つその長手方向
を外包材11の長手方向に一致させて、接合固定されて
いる。おむつ1の長手方向及び外包材11の長手方向と
は、それぞれ、おむつを平面状に展開した状態における
腹側部Aと背側部Bとを結ぶ方向を意味する。
即ち外層不織布12と該外層不織布12の内面側に配さ
れた内層不織布13とを有している。外包材11は、お
むつの外形を形成しており、該外包材を構成する外層不
織布12はおむつ1の外面をなし、内層不織布13は該
外層不織布12の内面側に、所定の塗布パターンで塗布
されたホットメルト粘着剤等の接着剤によって接合され
ている。外包材11には、その一対のレッグ開口部形成
部それぞれに、該レッグ開口部形成部の縁部に沿って湾
曲させてレッグ部弾性部材61が配されており、該レッ
グ部弾性部材61は、外層不織布12と内層不織布13
とにより狭持固定されている。尚、外層不織布12と内
層不織布13との間には他のシートが介在していても良
い。
において、内層不織布13のウエスト開口部の縁部53
側の端部13aよりも該ウエスト開口部の縁部53側に
延出している。即ち、外層不織布12は、その長手方向
長さが、内層不織布13の長手方向長さより長く、外層
不織布12は、腹側部A及び背側部Bにおいて、内層不
織布13の端部13aから外方に延出した部分を有して
いる。そして、その外層不織布12の延出した部分の延
出方向の端部近傍が、ウエスト開口部の縁部53におい
て、おむつ1の内面側に折り返されて折り返し部15が
形成されている。
性本体10の長手方向の両端部10aは、それぞれ、被
覆シート14に覆われて、肌に直接当たらないようにな
されている。被覆シート14は、吸収性本体10の長手
方向の端部10aの外方と吸収性本体10の表面シート
2上とに跨るように配設されており、吸収性本体10の
該端部10aは、被覆シート14と内層不織布13との
間に挟持されて、外包材11に固定されている。被覆シ
ート14は、外層不織布12とは別体の不織布からな
る。被覆シート14は、長方形状をなし、おむつ1の幅
方向の両端部間に亘って配されており、おむつ1の長手
方向の股下部側の端部14bは、吸収性本体10上に位
置し、ウエスト開口部の縁部53側の端部14aは、ウ
エスト開口部の縁部53付近まで延出している。そし
て、被覆シート14のウエスト開口部の縁部53側の端
部14aは、外層不織布12をウエスト開口部の縁部5
3において被覆シート14側に折り返して形成された折
り返し部15に被覆され、ウエスト開口部の縁部53に
おいて露出していない。
端部13aよりもウエスト開口部の縁部53側に延出す
る部分は、外層不織布12、より具体的には、該外層不
織布12の内層不織布13の端部13aよりも延出する
部分にホットメルト粘着剤等の接着剤により接合されて
おり、接合された被覆シート14と外層不織布12との
間に、複数本のウエスト部弾性部材51及び複数本の内
の一部の胴回り部弾性部材52aが伸長状態で固定され
ている。尚、残りの胴回り部弾性部材52bは、内層不
織布13と外層不織布12との間に伸長状態で固定され
ている。
部におけるウエスト開口部の縁部53と吸収性本体10
の長手方向の端部10aとの間に、外層不織布12と被
覆シート14との二層構造からなり、前記内層不織布1
3が存在しない領域Fが形成されている。即ち、外層不
織布12の折り返された部分15の先端部15aと、内
層不織布13のウエスト開口部の縁部53側の端部13
aとの間の領域が、外層不織布12と被覆シート14と
からなる二層構造の前記領域Fとなっている。腹側部A
及び背側部Bそれぞれにおける、二層構造の領域Fの幅
(おむつ1の長手方向に沿う方向の幅)Wは、着用者が
幼児か成人かの別等により適宜に決定することができる
が、例えば幼児用のおむつの場合には、おむつ長手方向
全長の3%以上、特に5〜15%が好ましく、成人用の
おむつの場合には、おむつ長手方向全長の2%以上、特
に3〜20%が好ましい。
域Fは、該領域F内に、少なくとも一本の胴回り部弾性
部材52が位置するように形成されていることが好まし
く、ウエスト部Dに配されたウエスト部弾性部材の内の
最も吸収性本体10側に位置する弾性部材51bの吸収
性本体10側の縁部と前記内層不織布13の端部13a
との間に亘るように形成されていることがより好まし
い。更には、第1実施形態又は後述する第2実施形態に
おけるように、ウエスト部弾性部材51の内の一部又は
全部の弾性部材が、該領域F内に位置するように二層構
造の領域Fが形成されていることが好ましい。
前記領域Fは、腹側部A及び背側部Bにおける両側縁部
間に亘って形成されており、該腹側部A及び該背側部B
の両側縁部同士が互いに接合されて形成されたサイド接
合部Sの一部を構成している。即ち、サイド接合部S
は、図3に示すように、少なくともその一部に四層の不
織布からなる領域Gを有しており、これにより、従来の
おむつにおけるよりも柔軟性が向上している。そのた
め、サイド接合部Sが肌に触れても痛みを感じることが
なく、また、肌を傷付ける恐れもない。また、左右両側
のサイド接合部Sは、それぞれ外包材11同士をヒート
シール等により接合して形成されるが、熱伝導性が向上
しているため、加熱融着し易くなり、加工性が向上す
る。
前記領域Fを異なる二枚の不織布から形成する場合、二
枚の不織布は、その強度が互いに異なることが好まし
い。二枚の不織布の強度を代えることで、柔らかさない
し風合いと充分な強度とを、高いレベルで両立させるこ
とができる。即ち、二種類の不織布それぞれの好ましい
特性を効果的に活かすことで、風合いや柔らかさを向上
させつつ、着脱時に破れたり穴が開いたりすることやサ
イド接合部を引き剥がす際におむつが横裂けすること等
を効果的に防止することができる。二枚の不織布はその
何れが高強度の不織布でも良いが、おむつ内面側の不織
布を外面側の不織布よりも高強度とすると、サイド接合
部を引き剥がす際の横裂け防止効果がより大きく、ま
た、外面側の風合いが良く、手に持った際に、より下着
に近い肌触りが実現できる。他方、おむつ外面側の不織
布を内面側の不織布よりも高強度とすると、着脱時の破
れ防止効果がより大きく、また、内面側の風合いが良
く、着用者にとってより下着に近いはき心地が実現でき
る。
び被覆シート14を構成する不織布としては、使い捨て
おむつ等の吸収性物品に従来使用されている各種の不織
布を用いることができ、透湿性を有するものが好まし
い。透湿性を有する不織布を使用することで、吸収性本
体10が積層されていない各部に透湿性を与えることが
でき、着用中のムレを防止ないし軽減することができ
る。二層構造の領域Fを強度の異なる二枚の不織布から
形成する場合の好ましい組合せとしては、高強度の不織
布としてのスパンボンド不織布と、相対的に低強度の不
織布としてのエアースルー不織布、ヒートロール不織
布、スパンレース不織布との組合せを挙げることができ
る。尚、本実施形態においては、被覆シート14を構成
する不織布として、高強度のスパンボンド不織布を用
い、外層不織布12として、低強度ではあるが肌触りが
良く柔軟なエアースルー不織布を用いている。
柔らかさや風合いと充分な強度とを、高いレベルで両立
させる観点から、そのKES曲げ剛性法に基づく風合い
が、25mN・mm2 /mm以下、特に20mN・mm
2 /mm以下であることが好ましく、その強度が10N
/20mm以上であることが好ましい。ここで、風合い
及び強度は、それぞれ以下のようにして測定される。風
合い;カトーテック社製KES曲げ特性測定装置「KE
S−FB2」を用い、おむつにおける二層構造の前記領
域Fから、幅20mm、長さ30mm以上のおむつ横方
向に長い長方形の試験片を採取し、該試験片の曲げ剛性
を測定する。強度;オリエンテック社製テンシロン引張
り試験機「RTA−100」を用い、おむつにおける二
層構造の前記領域Fから、幅20mm、長さ50mm以
上のおむつ長手方向に長い長方形の試験片を採取し、チ
ャック間30mm、引張速度300mm/minで引張
り強度(最大点荷重)を測定する。
て説明すると、表面シート2、防漏シート3、吸収体
4、ウエスト部弾性部材51としては、通常使い捨てお
むつに用いられるものを特に制限なく用いることができ
る。また、胴回り部弾性部材52としては、通常使い捨
ておむつ1に用いられているものよりも応力の小さいも
のを用いることが好ましい。本発明においては、二層構
造の領域Fに、胴回り部弾性部材52を配する場合に応
力の小さいものを用いても、該領域Fが柔軟で、ギャザ
ーの伸縮応答性に優れているため、従来の使い捨ておむ
つにおけるのと同様のフィット性の向上等の効果を得る
ことができる。従って、応力の小さい胴回り部弾性部材
52を配することで、胴回り部弾性部材によって、着用
者の胴回りが過度に圧迫されることを防止することがで
きる。
弾性部材52の形成材料としては、それぞれ、天然ゴ
ム、スパンデックス、発泡体、フィルムタイプのゴム等
公知の弾性部材を挙げることができ、好ましくは糸また
はテープ状のものが好ましい。
ンツ型の使い捨ておむつと同様にして使用することがで
きる。そして、本実施形態の使い捨ておむつは、上述し
たように、腹側部及び背側部に、二層の不織布からなる
二層構造の領域Fを有しているため、腹側部及び背側部
の何れにおいても、肌に触れた際の感触が極めて良好で
あり、肌着に似た柔らかな感触が得られる。特に、成人
用の使い捨ておむつとして用いた場合には、ウエスト開
口部の縁部53と吸収性本体10との間の距離が長くな
るため、着用感を大幅に向上させることができる。ま
た、介護等に用いた場合の床ずれの防止にも効果的であ
ると考えられる。
0aが、被覆シート14に覆われて、直接肌に当たらな
いようになされているため、装着の際に該端部10aで
肌を傷付けたり、吸収性本体10が剥がれたりする心配
がない。また、ウエスト開口部の縁部53に、不織布
(被覆シート14等)の端部が露出しておらず、外観に
も優れている。
層のみが形成されるため、接着剤による通気性の阻害が
抑制され、通気性を向上させることができる。
造方法を用いることにより製造可能となる。即ち、図4
及び図5に示すように、本実施形態の使い捨ておむつ
は、外層不織布12の連続シート12’と、該連続シー
ト12’より幅狭の内層不織布13の連続シート13’
とを、該連続シート13’の両側に連続シート12’の
延出部分Hが形成されるように貼り合わせる貼り合わせ
工程20、該貼り合わせ工程後の前記延出部分H上に、
胴回り部弾性部材52を導入する胴回り部弾性部材導入
工程30、該貼り合わせ工程後20の連続積層シート1
7上に、常法に従って製造した吸収性本体10を所定の
間隔で間欠的に配する吸収性本体載置工程40、吸収性
本体載置工程後に、前記延出部分H上に被覆シート14
の連続シート14’を積層する第2貼り合わせ工程5
0、吸収性本体載置工程と第2貼り合わせ工程との間に
おいて前記延出部分H上に接着剤を塗布するか又は第2
貼り合わせ工程における連続シート14’の延出部分H
に向けられる面に接着剤を塗布する接着剤の塗工工程6
0、これらの各工程後に、前記延出部分Hの外側の一部
を折り返して、前記連続シート14’上に積層させる折
り返し工程70を具備する吸収性物品の製造方法により
容易に且つ効率的に製造することができる。これらの工
程を経て製造された吸収性物品の連続体18は、切断工
程、サイド接合部の形成工程等の公知の工程を経て個々
の吸収性物品とされる。
収性本体10を導入するためのローラー等の載置手段4
1が、延出部分Hに接触する部分を有する場合であって
も、該載置手段41が胴回り部弾性部材52固定用の接
着剤等で汚れることがない。
するには、図5に示すように、貼り合わせ工程において
貼り合わされる両連続シート12’,13’間に、胴回
り部弾性部材52bを導入する必要があるが、二層構造
の領域F以外の部分に胴回り部弾性部材52bが配され
ていない使い捨ておむつ(本発明の一実施形態)を製造
する場合には、その必要はない。
の使い捨ておむつについて詳述する。以下、上述した第
1の実施形態の使い捨ておむつと異なる点について特に
説明し、特に説明しない点については、上述した第1の
実施形態と同様であり、上述した説明が適宜適用され
る。
図6に示すように、外層不織布12における、内層不織
布13のウエスト開口部の縁部53側の端部13aより
も該ウエスト開口部の縁部53方向に延出した部分に
は、被覆シート14が積層されておらず、外層不織布1
2の延出した部分が、ウエスト開口部の縁部53におい
て、着用者の肌側(おむつ1の内面側)に折り返され
て、折り返し部15が形成されている。そして、ウエス
ト開口部の縁部53と吸収性本体10の長手方向の端部
10aとの間に、おむつの外面を形成する外層不織布1
2と該外層不織布12の内面側に積層された前記折り返
し部15との二層構造からなり、内層不織布13が存在
しない領域Fが形成されている。即ち、本使い捨ておむ
つ1’における被覆シート14は、外層不織布12を、
ウエスト開口部の縁部53において折り返して形成され
た折り返し部15からなる。吸収性本体10の長手方向
の両端部10aは、折り返し部15により被覆されて外
包材11に固定されており、直接肌に当たらないように
なされている。ウエスト開口部の縁部53は、外層不織
布12を折り返す際の折り部により形成されており、ウ
エスト開口部の縁部53には、被覆されていない状態の
不織布の端部が存在しない。
4と外層不織布12との層間は、互いにホットメルト粘
着剤等の接着剤により接合されており、接合された層間
に、複数本のウエスト部弾性部材51及び一部の胴回り
部弾性部材52aが伸長状態で固定されている。
は、二層とされた同一の外層不織布12からなるが、こ
の場合に好ましい不織布としては、スパンボンド不織
布、スパン−メルトブローン−スパン不織布等が挙げら
れる。第2実施形態の使い捨ておむつ1’によれば、第
1実施形態と同様の作用効果が奏し得られる。また、第
2実施形態の使い捨ておむつ1’によれば、第1実施形
態の使い捨ておむつよりも不織布が1種類少なくてすむ
ので、製造工程の簡略化や製造コストの低減等を図るこ
とができる。
ず、適宜変更可能である。例えば、背側部A及び腹側部
Bの何れか一方にのみ、二層構造の前記領域Fが形成さ
れていても良い。
が柔らかく、着用感に優れており、しかも通気性に優れ
たものである。
おむつの第1実施形態を示す斜視図である。
図である。
図である。
工程を示す説明図である。
収性物品連続体の断面を一部省略して示す図で、図5
(b)は、吸収性本体載置工程直後の積層連続シートを
一部省略して示す平面図である。
態)を模式的に示す断面図(図2相当図)である。
Claims (5)
- 【請求項1】 液透過性の表面シート、液不透過性の防
漏シート、及び液保持性の吸収体を有する実質的に縦長
の吸収性本体が、着用者の肌側に位置する内層不織布及
び該内層不織布よりも着用者の外側に位置する外層不織
布を具備する外包材に接合されており、 腹側部及び背側部各々の両側縁部同士が接合されて、ウ
エスト開口部及び一対のレッグ開口部が形成されている
パンツ型の吸収性物品において、 前記腹側部及び/又は前記背側部における前記吸収性本
体の長手方向の端部は、被覆シートに覆われて肌に直接
当たらないようになされており、 該腹側部及び/又は該背側部における前記ウエスト開口
部の縁部と前記吸収性本体の長手方向の端部との間に、
前記被覆シートと前記外層不織布との二層構造からな
り、前記内層不織布が存在しない領域が形成されている
吸収性物品。 - 【請求項2】 前記被覆シートは、前記外層不織布とは
別体の不織布からなり、該被覆シートの前記ウエスト開
口部の縁部側の端部は、前記外層不織布を前記被覆シー
ト側に折り返すことにより覆われている請求項1記載の
吸収性物品。 - 【請求項3】 前記被覆シートは、前記外層不織布を前
記ウエスト開口部の縁部において着用者の肌側に折り返
して形成された折り返し部からなる請求項1記載の吸収
性物品。 - 【請求項4】 前記二層構造の前記領域における前記外
層不織布の強度と前記被覆シートの強度が互いに異なる
請求項2記載の吸収性物品。 - 【請求項5】 前記二層構造の前記領域は、KES曲げ
剛性法に基づく風合いが25mN・mm2 /mm以下
で、引っ張り強度が10N/20mm以上である請求項
1〜4の何れかに記載の吸収性物品。
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