JP2001222798A - 営業車用客情報提供システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 タクシー等の営業車の運転手に、客を容易に
獲得できるための情報を提供するための営業車用客情報
提供システムを提供する。 【解決手段】 営業車に設けられた端末１は、乗車時
刻、降車時刻、現在時刻等を営業車情報としてまとめて
管理センタのホストの客情報処理手段に送信する営業車
情報処理手段１１１と、客情報を受信し表示する情報要
求処理手段１１３を備える。ホストは、客情報データベ
ースとして営業車情報の蓄積を行う客情報処理手段や、
営業車の情報要求処理手段１１３から送信される要求条
件を受信し、当条件を満たす営業車情報を上記客情報デ
ータベースより検索する客情報配信手段を備え、営業車
が移動する毎に、移動先のブロックの客情報が、ホスト
側から自動的に送信されて、営業車の表示装置１３が更
新表示される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明はタクシーやハイヤー
等の営業車用客情報提供システムに関する。更に詳しく
は、本発明は営業車から得られる乗降車情報等の営業車
情報を元にして客情報を作成するとともに、作成した客
情報を営業車の運転手に提供する営業車用客情報提供シ
ステムに関する。営業車の運転手はこの客情報を参考と
することで、乗車効率を上げ、営業収入の増収を行うこ
とができる。

【０００２】

【従来の技術】従来より行われているタクシーやハイヤ
ー等の営業車の配車方法として、客からの依頼に対して
管理センタ（配車センタ、指令基地及び営業所等とも言
う）が客のいる地点に向かうことの可能な営業車へ、無
線等の通信装置により呼びかけて迎車を指示する方法が
ある。

【０００３】このような配車方法は、配車センタ側の営
業車の位置情報を把握していないことが多く、全車への
通信となる。このため、実際に迎車を行うのは無線に応
答した営業車となり、迎える地点との距離が最も近い営
業車が常に選ばれるわけではない。このような理由によ
り、効率のよい配車とは言えなかった。

【０００４】上記問題に対処するため近年、車速センサ
及び方位センサや、ＧＰＳ(GlobalPositioning Syste
m、汎地球測位システム)等の現在位置を決定する手段に
よって現在位置をもとめ、管理センタに現在地を通知す
るとともに、目的地までの経路を表示させる誘導システ
ムを搭載した営業車がある。また、このような誘導シス
テムを搭載した営業車に、配車センタで受けた客の現在
位置や目的地を表示させるシステムが、特開平７−２０
２７９０号公報に示されている。上記システムは、管理
センタで各営業車の現在位置や営業状態(実車、空車、
迎車等)等の状態を把握できるため、客からの配車依頼
に対応して最も早く配車できる車両を迎車することがで
きる。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなシ
ステムは、乗客の乗車中や、管理センタ経由の迎車の場
合にのみ有効であり、 乗客を獲得するために空車のま
ま走行したり(「流し」とも言う)、待機している場合に
は、活用が困難であった。

【０００６】また、空車走行中の順路は、運転手の経験
や無線情報等をもとに目的地を決定することが多く容易
に乗客を獲得できるとは限らなかった。更に、運転手の
経験についても個人差が有り、乗客の獲得能力に差が生
じていた。

【０００７】また、タクシ乗り場がある駅、デパート、
催し物会場付近などで多くの客が待っている、と言った
情報があっても、他の営業車へ伝達することができない
場合が有り、容易に乗客を獲得することができなかっ
た。

【０００８】本発明は、このような問題点を解決するも
のであり、営業車の運転者に、客を容易に獲得できるた
めの情報を提供するための営業車用客情報提供システム
であり、特に営業車が或るブロック(エリア)から異なる
ブロック（エリア）に移動するのに対応して地図情報と
ともに移動先のブロックの客情報を更新表示し、さらに
ブロック内の特定場所の該場所毎の客情報を表示し、さ
らに営業車が特定場所に接近すると該場所に関連する詳
細な客情報を表示するようにした情報システムを提供す
ることを目的とするものである。

【０００９】

【問題を解決するための手段】第1の発明は、 営業車
に設けられる端末と、管理センタに設けられるホストと
を備え、該営業車端末及び該ホストは無線回線網を介し
て接続されており、該端末は営業車情報処理手段、時刻
情報処理手段、情報要求処理手段、乗降情報処理手段及
び位置情報処理手段を備え、該ホストは客情報処理手段
及び客情報配信手段を備え、上記営業車情報処理手段
は、少なくとも該時刻情報処理手段、乗降情報処理手段
及び該位置情報処理手段によって得られる、現在時刻、
乗客の乗降状態及び現在位置を営業車情報として上記客
情報処理手段に送信し、上記情報要求処理手段は、所定
条件を満たす客情報を上記客情報配信手段に要求すると
ともに、該客情報配信手段より配信される客情報を表示
し、上記客情報処理手段は、受信する該営業車情報を客
情報データベース内に随時蓄積し、上記客情報配信手段
は、上記情報要求処理手段からの要求により、上記所定
条件を満たす上記営業車情報を上記客情報データベース
から取り出して客情報とし、該情報要求処理手段に該客
情報として配信し、上記客情報配信手段より配信する客
情報は、所定の条件で区切った複数のブロックの或るブ
ロックから異なるブロックに営業車が移動する毎に、該
移動先のブロックの客情報をホストから営業車に自動的
に送り、更新表示することを特徴とする営業車用客情報
提供システム。

【００１０】上記「ホスト」を設ける場所は、配車セン
タ、指令基地及び営業所等の営業車の配車を行う「管理
センタ」を例示することができるが、これに限らず無線
回線網を介して端末と接続することができる場所であれ
ば任意に選択することができる。

【００１１】上記「無線回線網」は、端末及びホスト間
で情報のやり取りが可能となる媒体であればよくタクシ
ー無線等の業務無線の他、特定小電力無線、携帯電話回
線、ＰＨＳ（Personal Handy Pone System）回線網、及
び衛星回線網等を例示することができる。また、電波に
限らず、磁気や可視光、赤外光等を用いた無線回線網と
することができる。

【００１２】上記「乗降情報処理手段」は、客の乗降状
態を判別することができる手段であればよい。この例と
して、上記営業車に設けられる料金メータによって乗客
の乗降状態を求めることを挙げることができる。また、
乗客が存在するかどうかを判別する座席センサ等を設け
ることを例示できる。

【００１３】上記「時刻情報処理手段」及び上記「位置
情報処理手段」は上記営業車に設けられるＧＰＳ受信器
によって、それぞれ現在時刻及び現在位置を求める又は
補正するもので、表示装置、外部記憶装置等を含めて所
謂カーナビゲーションを例示することができる。

【００１４】上記「営業車情報」は現在時刻、乗客の乗
降状態及び現在位置とすることができる。また、天候、
乗車料金、乗車距離及びコメント等の付加情報を含める
ことができる。

【００１５】上記「所定条件」は任意に選択することが
でき特定の時刻、日付、曜日、降車場所、天候、季節等
を例示することができる。このうち、「時刻」による選
択は、現在時刻の営業車情報の他、ラッシュアワー(通
勤、通学等)の特定時刻（１点でも範囲があってもよ
い）における過去の営業車情報を選択することができ
る。また、「日付」についても、給料日や、催し日等の
過去の営業車情報を選択することができる。

【００１６】上記「客情報」は所定の条件を満たす、１
以上の営業車情報である。また、客情報は、各営業車情
報の一部のみ(例えば、客の乗車地点)であっもよいし、
各営業車情報の全てとすることができる。更に、少なく
とも上記所定条件を満たす客の乗車地点を含むことがで
きる。なお、客情報の表示の具体例として、例えば、平
均売上金額、顧客人数、単位時間売上金額等の予想値
(過去の集計値)を上げることができる。

【００１７】上記「情報要求処理手段」による客情報の
表示は任意に選択することができ、文字、図及び音声等
のいずれかを例示できる。また、これらの組み合わせで
あってもよい。更に客情報以外の情報を組み合わせて表
示することができる。このうち、上記客情報を周辺の地
図と共に表示するのが好ましい。なお、地図情報と客情
報は、例えば、地図上で複数に区切ったブロックの或る
ブロック（エリア又はゾーン）から異なるブロック（エ
リア又はゾーン）へ営業車が移動した場合、その営業車
が位置するブロックの客情報が自動的にホストから営業
車に送られ、地図表示画面上に更新表示される。

【００１８】また、第２発明に例示するように、営業車
の移動にともなって客情報を更新する場合に、営業車が
一定距離を走行する毎に、移動先のエリアの客情報を自
動的に更新表示することもできる。

【００１９】また、上記ブロック或いはエリア毎の客情
報を、第３発明に例示するように、そのブロック或いは
エリア内の特定場所毎に表示することによりブロック或
いはエリアの全体の客情報が判る様にすることもできる

【００２０】また、第４発明に例示するように、ブロッ
ク或いはエリア内の特定場所に営業車が接近すると、該
場所に関連する客情報を表示して、さらに該場所の詳細
な情報を提供できる。

【００２１】本営業車用客情報提供システムの上記営業
車情報は、情報要求処理手段による利用だけではなく、
他の用途に用いることができる。例えば、第５発明に例
示するように、上記ホストは配車処理手段を備え、上記
端末は配車受け付け手段を具備し、該配車処理手段は現
時点で依頼された配車地点に近く、空車である営業車を
上記客情報データベースより検索して、該営業車の配車
受付手段に該配車地点を送信し、該配車受付手段は受信
した該配車地点を表示するようにすることができる。ま
た、営業車情報は、業務日報を作成するための業務情報
として任意項目を利用することができる。

【００２２】

【発明の実施の形態】以下、図１〜図１０を用いて本発
明の営業車用客情報提供システムを実施例により説明す
る。 「実施例１」本実施例１の営業車用客情報提供システム
は図１に示すタクシー等の複数の営業車に設けられる端
末と、図２に示す管理センタに設けられるホスト２から
構成される。また、端末１とホスト２間は無線回線網に
よって送受信を行う。なお、上記無線回線網は任意に選
択することができ、タクシー無線等の業務無線の他、特
定小電力無線、携帯電話回線網、ＰＨＳ回線網、及び衛
星回線網等を例示することができる。また、電波に限ら
ず磁気や可視光、赤外光等を用いた無線回線網とするこ
とができる。

【００２３】１．端末の構成 本営業車用客情報提供システムを構成する端末１は、図
１に示すように、端末処理装置１１、入力装置１２、表
示装置１３、外部記憶装置１４、通信装置１５、料金メ
ータ１６及びＧＰＳ受信器１７を備える。このうち、端
末処理装置１１は、請求項１に記載の発明で言う、「営
業車情報処理手段」、「時刻情報処理手段」「情報要求
処理手段」及び「情報要求処理手段」であり、ＧＰＳ受
信器１７は「位置情報処理手段」である。以下、端末１
の各要素を詳細に説明する。

【００２４】（１）端末処理装置１１ 端末処理装置１１はマイクロコンピュータ等によって構
成されており、営業車情報処理手段１１１、時刻情報処
理手段１１２及び情報要求処理手段１１３に相当するソ
フトウエアを実行することができる。 （ａ）営業車情報処理手段１１１ 営業車情報処理手段１１１は、入力装置１２、料金メー
タ１６、ＧＰＳ受信器１７等の装置や、時刻情報処理手
段１１２によって得られる。乗車時刻、降車時刻、現在
時刻、乗車距離、車両状態（営業、非営業、空車、実車
及び迎車等）、乗車地点、降車地点、現在地点及び付加
情報を営業車情報としてまとめ、ホスト２の客情報処理
手段に送信する。なお、上記の乗車時刻、降車時刻、乗
車距離、乗車地点及び降車地点は、料金メータ１６等か
ら得ることができる。また、現在時刻及び現在地点と、
車両状態とから算出することができる。例えば、乗車時
刻及び乗車地点は、乗車した時点の現在時刻及び現在地
点である。

【００２５】（ｂ）時刻情報処理手段１１２ 時刻情報処理手段１１２は基準時計を備え、現在時刻を
営業車情報処理手段１１１に送信する。また、ＧＰＳ受
信器１７によって得られるＧＰＳ時刻によって基準時計
を補正する。 （ｃ）情報要求処理手段１１３ 情報要求処理手段１１３は、入力装置１２により入力さ
れる条件を、要求条件としてホスト２の客情報配信手段
２１２へ送信する。また、客情報配信手段２１２より配
信される客情報を受信し、表示装置１３へ送信する。

【００２６】（１）入力装置１２ 入力装置１２はボタン、キーボード、タッチパネル、音
声認識装置等から構成されており、客情報を入手するた
めの条件を入力し、端末処理装置１１の情報要求処理手
段１１３に送信することができる。また、営業車情報の
１項目である付加情報を入力することができる。更に、
端末処理装置１１の任意の制御を行うことができる。 （２）表示装置１３ 表示装置１３は、液晶ディスプレイ、プラズマディスプ
レイ、ＣＲＴディスプレイ等のディスプレイから構成さ
れており、客情報や自社の営業車情報等を表示すること
ができる。また、営業車情報等の編集等にも使用され
る。更に音声出力装置等を備えることもできる。

【００２７】（４）外部記憶装置１４ 外部記憶装置１４は、端末処理装置１１のソフトウエア
や地図情報等が保存されており、端末処理装置１１の要
求に応じて任意のデータを出力することができる。ま
た、外部記憶装置１４は大容量の記憶媒体であれば任意
に選択することができ、ＣＤ−ＲＯＭ、ＤＶＤ−ＲＯＭ
等の光記憶媒体とそのドライブ、磁気ディスク(ハード
ディスク等を含む)等の磁気記憶装置、ＭＯ等の光磁気
記憶装置、及びＥＥＰ−ＲＯＭ（フラッシュメモリ）等
の半導体メモリ等を例示することができる。なお、無線
回線網としてデジタル式携帯電話網を使用すれば、イン
ターネット上で配信される地図情報を取得することが可
能である。 （５）通信装置１５ 通信装置１５は、無線回線網によってホスト２と営業車
情報や客情報等を送受信することができる任意の装置で
ある。

【００２８】（６）料金メータ１６ 料金メータ１６は実車時の運賃を算出するものであり、
客の乗降時には、乗車信号を端末処理装置１１に送信す
ることができる。また、降車時には、降車信号及び乗車
料金を送信することができる。更に迎車や空車時等にお
いてもそれぞれ対応した信号を送信することができる。 （７）ＧＰＳ受信器１７ ＧＰＳ受信器はＧＰＳ衛星から発せられるＧＰＳ電波を
受信することにより、現在位置及び標準時刻を算出する
ことができる。また、算出した現在位置及び標準時刻を
端末処理装置１１に送信する。

【００２９】２．ホストの構成 本営業車客情報提供システムを構成するホスト２は、図
２に示すように、ホスト処理装置２１、入力装置２２、
表示装置２３、外部記憶装置２４及び通信装置２５を備
える。このうち、ホスト処理装置２１は、請求項１記載
の発明で言う「客情報処理手段」及び「客情報配信手
段」である。

【００３０】また、ホスト２を設ける場所は、配車セン
タ、指令基地及び営業所等の営業車の配車を行う「管理
センタ」を例示することができるが、これに限らず無線
回線網を介して端末と接続することが場所であれば任意
に選択することができる。更に複数のタクシー等に、情
報提供サービス業として独立して集客情報を販売提供す
る。会社（法人）に設置して運用することができる。以
下、ホスト２の各要素を詳細に説明する。

【００３１】（１）ホスト処理装置２１ ホスト処理装置２１はマイクロコンピュータ等によって
構成されており、客情報処理手段２１１、及び客情報配
信手段２１２に相当するソフトウエアを実行することが
できる。 （ａ）客情報処理手段２１１ 客情報処理手段２１１は、営業車の営業車情報処理手段
１１１から通信装置１５、２５で経由で送信される営業
車情報を受信し、外部記憶装置２４内に客情報データベ
ース２４１として蓄積を行う。

【００３２】（ｂ）客情報配信手段２１２ 客情報配信手段２１２は、営業車の情報要求処理手段１
１３から送信される要求条件を受信し、この要求条件を
満たす営業車情報を客情報データベース２４１より検索
する。次いで該当する営業車情報を客情報として、要求
条件を送信した営業車へ配信を行う。この客情報は、営
業車情報の全てについての項目とすることができる。ま
た、要求条件に応じた必要な項目のみとすることができ
る。

【００３３】(２)入力装置２２ 入力装置２２は、ボタン、キーボード、タッチパネル及
び音声認識等から構成されており、ホスト処理装置２１
に送信することができる。また、ホスト処理装置２１の
任意の制御を行うことができる。 （３）表示装置２３ 表示装置２３は、液晶ディスプレイ、プラズマディスプ
レイ、ＣＲＴディスプレイ等のディスプレイから構成さ
れており、ホスト処理装置２１の状態等を表示すること
ができる。また、音声出力装置等を備えることもでき
る。

【００３４】（４）外部記憶装置２４ 外部記憶装置２４は、ホスト処理装置２１のソフトウエ
アや客情報データベース２４１、地図情報等が保存され
ており、ホスト処理装置２１の要求に応じて任意のデー
タを出力することができる。なお、地図情報をインター
ネット上で取得してもよい。また、外部記憶装置２４は
大容量の記憶媒体であれば任意に選択することができ、
ＣＤ−ＲＯＭ、ＤＶＤ−ＲＯＭ等の光記憶媒体とそのド
ライブ、磁気ディスク(ハードディスク等を含む)等の磁
気記憶装置、ＭＯ等の光磁気記憶装置、及びＥＥＰ−Ｒ
ＯＭ（フラッシュメモリ）等の半導体メモリ等を例示す
ることができる。 （５）通信装置２５ 通信装置２５は、無線回線網によって端末１と営業車情
報や客情報を送受信することができる任意の装置であ
る。

【００３５】２．営業車用客情報提供システムの処理動
作 本営業車用客情報提供システムの処理動作は、客情報処
理及び客情報取得処理の２つの動作に大別することがで
きる。以下、これの処理を説明する。 （１）客情報処理 客情報処理は、営業車の営業車情報を客情報データベー
ス２４１として蓄積する処理である。まず、図１に示す
端末処理装置１１の営業車情報処理手段１１１によって
営業情報を求める。この営業車情報は、時刻情報処理手
段１１２、乗降情報処理手段１１４及び位置情報処理手
段１１５によって得られる。（又は算出する）、乗車時
刻、降車時刻、現在時刻、乗車距離、車両状態（営業、
非営業、空車、実車及び迎車等）、乗車地点、降車地
点、現在地点等の項目を備える。また、営業車の運転手
が入力装置１２によって付加情報を加える。付加情報と
しては天候、出来事（催し物、給料日等）、及び乗車待
ちの客数等とすることができる。なお、営業車情報及び
付加情報は提供される各種のデータベース或いはＶＩＣ
Ｓ（道路交通情報システム）等から配信される情報をホ
スト２側で直接入手してもよい。

【００３６】次いで、得られた営業車情報は端末１の通
信装置１５によって、ホスト２へ送信される。その後、
ホスト２の通信装置１５によって、営業車情報が受信さ
れる。次いで、得られた営業車情報は、客情報処理手段
２１１によって客情報データベース２４１に蓄積され
る。

【００３７】なお、客情報データベース２４１の蓄積形
式は任意に選択することができる。例えば、加工をせず
線形構造で蓄積することができる。また、検索を容易に
するために検索項目からなるテーブルとなるように蓄積
することができるし、インデックスを付加して蓄積する
ことができる。特に、頻繁に利用される検索項目（ラッ
シュアワー時、雨天時等）を備えるテーブルやインデッ
クスを用意することで検索を迅速に行うことができる。

【００３８】例えば、図３に示すようなテーブルを挙げ
ることができる。このようなテーブルに、２０００年１
月１日の１２：００にＡ市（Ａ区、Ａ町、Ａ村等）で客
を拾い乗車し、Ｂ市（Ｂ区、Ｂ町、Ｂ村等）で客を降車
した場合、行項目における「月」の１月、「日」の「１
日」、「曜日」の「土曜」、「祭日」、「時間帯」の
「昼」、及び「季節」の「冬」に、運賃、移動距離、乗
車位置、降車位置、営業回数等の行項目(営業車情報)を
それぞれ蓄積する。これによって、営業車情報がテーブ
ルに沿って分類され、蓄積することができる。

【００３９】（１）客情報取得処理 客情報取得処理は、営業車の運転手の要求により客情報
データベース２４１から客情報を参照する処理である。
まず、営業車の運転手は入力装置を１２を用い、求める
客情報の条件を入力する。この条件は情報要求処理手段
１１３が、要求条件として通信装置１５を介してホスト
２に送信される。次いで、客情報配信手段２１２は、ホ
スト２の通信装置２５によって受信された要求条件に該
当する営業車情報を、客情報データベース２４１から検
索する。その後、検索された営業車情報は、客情報とし
てまとめられ、通信装置２５によって営業車に送信され
る。

【００４０】要求条件を送信した営業車の端末１の情報
要求処理手段１１３は、送信された客情報を通信装置１
５により受信し、表示装置１３によって表示する。ま
た、客情報に含まれる位置情報を表示する場合は、外部
記憶装置１４内に格納される地図情報を取り出し、位置
情報が示す位置の周辺地図を同時に表示する。

【００４１】本客情報取得処理の具体例として、図３の
テーブルを用いた例を示す。例えば、営業車は、Ａ市
（Ａ区、Ａ町、Ａ村等）を走行中或いは停止中とする。
この場合において、運転手は端末１の電源をＯＮにし、
現在位置の現時点である、１月１日の朝(午前中)にどの
程度の運転収入が見込めるか調べる。端末より、「1
月」「1日」「朝」「乗車位置がＡ市」等の条件が要求
条件として、客情報配信手段２１２に送信される。ま
た、客情報配信手段は２１２は図３に示すような客情報
データベース２４１から、要求条件に一致する行項目を
検索し、各列項目に蓄積された営業車情報を集計するこ
とで客情報を得る。その後、客情報は、情報要求処理手
段１１３に送信され、客情報としての運賃或いは顧客人
数等を表示装置１３に出力する。

【００４２】これにより、表示装置１３に運転手が要求
した客情報である、Ａ市での1月1日朝(午前中)の運賃或
いは顧客人数等が表示され、運転手はこの日の午前中の
売上げ或いは乗車客数の見込みを知る。これらの情報以
外にも、年、月単位や季節毎、天候等の運賃収入予測、
移動距離、時間、方向、営業回数等の予測値も、過去の
集客情報を基に予測値を提供することができる。

【００４３】なお、上記の如く、一旦立ち上げた端末１
を自動状態にしておけば、以降、上記客情報は、営業車
の移動に伴ってその移動先の現時点における客情報が自
動的に提供される。例えば、営業車が地図上で複数に分
けられたブロックの内の或るブロック（Ａ市、Ａ区、Ａ
町、Ａ村等）から異なるブロック（Ｂ市、Ｂ区、Ｂ町、
Ｂ村等）に移動した場合、営業車の現在位置の地図情報
が当該ブロック（Ｂ市、Ｂ区、Ｂ町、Ｂ村等）を中心と
した地図画面に更新されるとともに営業車の移動先のブ
ロック（Ｂ市、Ｂ区、Ｂ町、Ｂ村等）の客情報が自動的
にホストから営業車へ送信され、更新表示される。

【００４４】客情報の更新手段について、以下具体的に
説明する。 （３）営業車の移動に伴う客情報の更新手段 更新手段（１） 地図をいくつかのブロックに分割する。（図６参照） 営業車が現在いるブロックＤから隣接するブロックＢに
移動した場合、 営業車は自車の現在位置をＧＰＳ受信器１７により取
得してホスト２に自動送信する。 ホスト２は受信した営業車の現在位置からブロックＢ
を特定して、そのブロックの客情報を検索し営業車に送
信する。 営業車はホスト２から受信した客情報を表示装置１３
の画面に更新表示する。

【００４５】（ブロック）ブロックは、地図情報にある
緯度・経度の情報等から、複数箇所のポイントを設定
し、設定した各ポイントを線で結んで地図を複数のブロ
ックに区切るもので、面積等を基準にしたり、郵便番
号、電話の局番、或いは市、町、村、区、学区等の任意
の単位で必要な大きさの複数のブロックに区切る。な
お、緯度経度で碁盤の目のように区切ったり、営業車の
担当エリアで区切る方法もある。

【００４６】更新手段（２） 営業車が一定の距離を走行する毎に客情報を更新表示す
る。（図７参照） 営業車は一定距離（例えば、２ｋｍ）を走行する毎
に、自車のいる現在位置をＧＰＳ受信器１７から取得し
てホスト２に自動送信する。 ホスト２は受信した現在位置から一定の半径（例えば
半径２ｋｍ等）内の客情報を検索し営業車に送信する。 営業車はホスト２から受信した客情報を表示装置１３
の画面に更新表示する。

【００４７】更新手段（３） ＰＨＳや携帯電話の基地局がカバーしているエリアをブ
ロックとする。（図８参照） 通信にＰＨＳや携帯電話を使用している場合、ホスト
は営業車から発信されているＰＨＳや携帯電話の電波が
どの基地局で受信しているかを特定する。 ホストは特定された基地局がカバーするエリア（携帯
電話の場合は半径３ｋｍ）の客情報を検索し、ＰＨＳや
携帯電話を介して営業車に送信する。 営業車はホストから受信した客情報を画面に更新表示
する。 なお、表示装置の画面に表示される上記客情報は、当該
移動先のブロックにおける例えば、駅、デパート、病院
等のタクシー乗り場等の特定場所毎の顧客人数の分布状
態(分布地図)等を表示する。端末１よりホスト２に位置
情報、時刻情報が送信されると、ホスト２側では客情報
データベースに蓄積したデータに基づき特定場所毎の例
えば、顧客人数を計算し、顧客人数の分布状態を表示装
置に１３に表示する。（図９参照）

【００４８】上記の如く特定場所における顧客人数の表
示の後、ホスト側でその人数を確認し、特定場所の一つ
（顧客人数の一番多いもの）を選択し、その選択した特
定場所を小区画として設定する。そして営業車が特定場
所を含む小区画に侵入する（営業車から送られる位置情
報にて確認する）と、特定場所（地図）を拡大表示する
と共にホストから特定場所における客情報が送信され、
地図と共に客情報が表示装置に表示される。(図１０参
照）なお、上記小区画に代えて、営業車から特定場所ま
での直線距離に設定し、その距離に営業車が到達すると
その特定場所の客情報が表示されるようにしてもよい。

【００４９】以上により、本願発明の営業車用客情報提
供システムを用いることで営業車の運転手は、集客のた
めに必要な客情報を、端末１を操作することで容易に得
ることができる。また、客情報は複数の営業車から送信
される営業車情報によって常時更新及び蓄積されるた
め、有用で最新の情報と言える。

【００５０】また、営業車の移動に対応してその移動先
における現在位置の更新された地図情報とともに客情報
も自動的にその当該移動先の客情報に更新表示されるた
め、営業車の運転手は運転しながらその現在位置におけ
る客情報を知ることができる。

【００５１】更に、営業車の運転手はこのような客情報
を各種条件（特定地域、営業回数、運賃収入,移動距
離、移動時間）によって得られることで、運行計画等を
立てたり、立てた運行計画によって得られる収入の予測
を行うことができる。

【００５２】〔実施例２〕本実施例２の営業車用客情報
提供システムは、実施例１の営業車用客情報提供システ
ムに配車処理を行うための手段を付加したものである。
図４に示すタクシー等の複数の営業車に設けられる端末
１と、図５に示す管理センタに設けられるホスト２とか
ら構成される。また、端末１及びホスト２間には無線回
線網によって送受信を行う。なお、上記無線回線網は実
施例１と同様に任意に選択することができる。

【００５３】１．端末の構成 本営業車用客情報提供システムを構成する端末１は、図
４に示すように、端末処理装置１１、入力装置１２、表
示装置１３、外部記憶装置１４、通信装置１５、料金メ
ータ１６及びＧＰＳ受信器１７を備える。このうち、端
末処理装置１１は、「営業車情報処理手段」、「時刻情
報処理手段」及び「情報要求処理手段」である。また、
端末処理装置１１は、「配車受付手段」でもある。更に
料金メータ１６は「乗降情報処理手段」であり、ＧＰＳ
受信器１７は、「位置情報処理手段」である。以下、端
末１の各要素のうち、実施例と異なる要素である、端末
処理装置１１を説明する。また、端末処理装置１１以外
の要素は実施例１と同様であるため、説明を省略する。

【００５４】端末処理装置１１は、マイクロコンピュー
タ等によって構成されており、営業車情報端末処理手段
１１１、時刻情報処理手段１１２、情報要求処理手段１
１３及び配車受付手段１１６に相当するソフトウエアを
実行することができる。このうち、営業車情報処理手段
１１１、時刻情報処理手段１１２、情報要求処理手段１
１３は実施例１と同様の処理を行う。

【００５５】配車受付手段１１６は、ホスト２の配車処
理手段２１３により送信される配車地点を含む配車信号
を通信装置１５によって受信し、表示装置１３の配車の
依頼を表示する。また、外部記憶装置１４内に格納され
る地図情報を参照し、表示装置１３に配車地点の周辺地
図を表示する。

【００５６】２．ホストの構成 本営業車用客情報提供システムを構成するホスト２は、
図５に示すように、ホスト処理装置２１、入力装置２
２、表示装置２３、外部記憶装置２４及び運賃装置２５
を備える。このうち、ホスト処理装置２１は、客情報処
理手段」及び「客情報配信手段」であるまた、ホスト処
理装置２１は、配車処理手段でもある。以下、ホスト２
の各要素のうち、実施例１と異なる要素である、ホスト
処理装置２１を説明する。また、ホスト処理装置２１以
外の要素は、実施例１と同様であるため省略する。

【００５７】ホスト処理装置２１は、マイクロコンピュ
ータ等によって構成されており、客情報処理手段２１
１、客情報配信手段２１２及び配車処理手段２１３に相
当するソフトウエアを実行することができる。このう
ち、客情報処理手段２１１及び客情報配信手段２１２は
実施例１と同様な処理を行う。

【００５８】配車処理手段２１３は、配車を依頼した客
の希望する配車地点や配車時刻等を入力装置２２によっ
て取得する。また、配車処理手段２１３は、空車で且
つ、配車地点に最も早く到達可能な営業車を外部記憶装
置２４内の客情報データベース２４１を検索する。更
に、検索した営為車の配車受付手段１１６に、配車地点
や配車時刻等を送信する。

【００５９】１．営業車用客情報提供システムの処理動
作 本実施例２の営業車用客情報提供システムの処理動作
は、実施例１と同様である客情報処理及び客情報取得処
理の他、配車処理を行うことができる。以下、この配車
処理について説明する。

【００６０】営業車の利用を希望する客が、管理センタ
へ配車を依頼する際は、希望する乗車位置である配車地
点、及び希望する時刻である配車時刻を連絡する。これ
ら配車地点及び配車時刻を入力装置２２よって入力し、
配車処理手段２１３へ送信する。配車処理手段２１３
は、現在空車で且つ、配車地点に最も早く到達可能な営
業車ゐ外部記憶装置２４内の客情報データベース２４１
を検索する。その後、検索した営業車の配車受付手段１
１６に、配車地点や配車時刻等を送信する。

【００６１】営業車端末１の配車受付手段１１６は、ホ
スト２の配車処理手段２１３により送信される配車地点
や配車時刻を通信装置１５によって受信し、表示装置１
３に配車の依頼を表示する。また、外部記憶装置１４内
に格納される地図情報を参照し、表示装置１３に配車地
点の周辺地図を表示する。

【００６２】４．営業車用客情報提供システムの効果 以上により、本実施例２の営業車用客情報提供システム
は、実施例１の営業車用客情報提供システムの効果に加
え、配車を希望する客の配車地点へ短時間で到達できる
営業車を検索し、通知することができる。また、客情報
処理によって得られる客情報データベース２４１を用い
ることで、容易に検索を行うことができる。

【００６３】なお、本発明においては、上記実施例に限
らず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で種々変更し
た実施例とすることができる。即ち、客情報の検索及び
表示は営業車のみに限らず、ホスト処理装置２１に情報
処理要求手段を設けることで、管理センタ側でも行うこ
とができる。また、端末１を設けていない営業車に対し
てもタクシー無線等の無線連絡を介してホスト２側で客
情報の検索し、結果を連絡することができる。

【００６４】更に、営業車情報を客情報データベースに
蓄積する際に、ホスト２側で情報を付加して蓄積するこ
とができる。例えば、営業車情報の１項目である現在地
点を参照し、ホスト2側でＶＩＣＳ（道路交通情報通信
システム）より道路の混雑状況、工事状況等の道路情報
を、また、インタネット上で天気情報、イベント情報、
或いは地図情報等の営業車情報或いは付加情報を外部の
データベースより求め、蓄積することができる。このよ
うな付加処理をホスト２側で処理することで、営業車側
の負担を極力軽減することができる。

【００６５】また、位置情報処理手段(ＧＰＳ受信器)か
ら得られる得られる現在地点と、外部記憶装置内の地図
情報をともに表示して、カーナビゲーションシステムと
して利用することができる。更に、位置情報処理手段
は、ＧＰＳ受信器に限らず、車速センサや方位センサ等
を用いた現在地決定手段等とすることができる。また、
ＧＰＳ受信器と現在位置決定手段と併用することができ
る。

【００６６】更に、実施例２の営業車客情報提供システ
ムにおいて、配車の希望した客の通話端末が、ＰＨＳの
電話機等の通話位置を受信して配車地点とすることがで
きる。これによって、客が配車地点を通話する必要がな
くなるとともに、配車地点の聞き取り間違いや、入力間
違いを防ぐことができる。

【００６７】

【発明の効果】本発明の第1発明乃至第4発明の営業車用
客情報提供システムによれば、集客のために必要な客情
報を、営業車の運転手に容易に提供できる。また、客情
報は複数の営業車から送信される営業車情報によって、
常時更新及び蓄積されるため、有用で最新の情報と言え
る。

【００６８】更に、営業車が営業中に或るブロック（エ
リア）から異なるブロック（エリア）に移動した場合
に、営業車の現在位置、即ち、移動先のエリアに対応し
て、客情報を自動的に更新するため運転者は移動に伴っ
てブロック（エリア）毎に更新表示しなくてもよく、負
担を殆どかけずに客情報を入手することができる。

【００６９】更に、当該ブロックおける特定場所毎の客
情報であるところの例えば、顧客人数の分布状態や更に
特定場所に接近するとその特定場所に関連する客情報を
表示するため、営業車はこれらの情報に基づき効率的な
営業活動が行える。

【００７０】更に、営業車の運転手はこのような客情報
を各種条件（特定地域、営業回数、運賃収入、移動距
離、移動時間）によって得られることで運行計画等を立
てたり、立てた運行計画によって得られる収入の予測を
行うことができる。

【００７１】また、第５発明の営業車客情報システム
は、上記効果に加え、配車を希望する客の配車地点へ短
時間で到達できる営業車を検索し、通知することができ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】実施例1の端末構成を説明するためのブロック
図である。

【図２】実施例1のホスト構成を説明するためのブロッ
ク図である。

【図３】客情報データベースのテーブル構造例を説明す
るための表である。

【図４】実施例2の端末構成を説明するためのブロック
図である。

【図５】実施例２のホスト構成を説明するためのブロッ
ク図である。

【図６】（イ）、（ロ）は表示更新手段を説明するため
のもので、地図を幾つか（ＡからＤ）に分割してブロッ
クを形成した場合を例を示す。

【図７】（イ）、（ロ）は図６と同じく、表示更新手段
を説明するためのもので、営業車の走行距離により表示
更新する場合の例を示す。

【図８】（イ）、（ロ）は同じく、表示更新手段を説明
するためのもので、ＰＨＳや携帯電話の基地局がカバー
するエリア(ブロック)毎にブロックを分割して形成した
場合の例を示す。

【図９】ブロックにおける特定場所毎における客情報の
分散状態を示す図。

【図１０】特定場所における拡大した客情報の表示状態
を示す。

【符号の説明】

１１ 端末処理装置 １１１ 営業車情報処理手段 １１２ 時刻情報処理手段 １１３ 情報要求処理手段 １１４ 乗降情報処理手段 １１５ 位置情報処理手段 １１６ 配車受付手段 １６ 入力装置 １３ 表示装置 １４ 外部記憶装置 １５ 通信装置 １６ 料金メータ(乗降情報処理手段) １７ ＧＰＳ受信器(位置情報処理手段) ２１ ホスト処理装置 ２１１ 客情報処理手段 ２１２ 客情報配信手段 ２２ 入力装置 ２３ 表示装置 ２４ 外部記憶装置 ２４１ 客情報データベース ２５ 通信装置。

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 営業車に設けられる端末と、管理センタ
   に設けられるホストとを備え、該営業車端末及び該ホス
   トは無線回線網を介して接続されており、 該端末は営業車情報処理手段、時刻情報処理手段、情報
   要求処理手段、乗降情報処理手段及び位置情報処理手段
   を備え、該ホストは客情報処理手段及び客情報配信手段
   を備え、 上記営業車情報処理手段は、少なくとも該時刻情報処理
   手段、乗降情報処理手段及び該位置情報処理手段によっ
   て得られる、現在時刻、乗客の乗降状態及び現在位置を
   営業車情報として上記客情報処理手段に送信し、 上記情報要求処理手段は、所定条件を満たす客情報を上
   記客情報配信手段に要求するとともに、該客情報配信手
   段より配信される客情報を表示し、 上記客情報処理手段は、受信する該営業車情報を客情報
   データベース内に随時蓄積し、 上記客情報配信手段は、上記情報要求処理手段からの要
   求により、上記所定条件を満たす上記営業車情報を上記
   客情報データベースから取り出して客情報とし、該情報
   要求処理手段に該客情報として配信し、 上記客情報配信手段より配信する客情報は、所定の条件
   で区切った複数のブロックの或るブロックから異なるブ
   ロックに営業車が移動する毎に、該移動先のブロックの
   客情報をホストから営業車に自動的に送り、更新表示す
   ることを特徴とする営業車用客情報提供システム。
2. 【請求項２】 営業車に設けられる端末と、管理センタ
   に設けられるホストとを備え、該営業車端末及び該ホス
   トは無線回線網を介して接続されており、 該端末は営業車情報処理手段、時刻情報処理手段、情報
   要求処理手段、乗降情報処理手段及び位置情報処理手段
   を備え、該ホストは客情報処理手段及び客情報配信手段
   を備え、 上記営業車情報処理手段は、少なくとも該時刻情報処理
   手段、乗降情報処理手段及び該位置情報処理手段によっ
   て得られる、現在時刻、乗客の乗降状態及び現在位置を
   営業車情報として上記客情報処理手段に送信し、 上記情報要求処理手段は、所定条件を満たす客情報を上
   記客情報配信手段に要求するとともに、該客情報配信手
   段より配信される客情報を表示し、 上記客情報処理手段は、受信する該営業車情報を客情報
   データベース内に随時蓄積し、 上記客情報配信手段は、上記情報要求処理手段からの要
   求により、上記所定条件を満たす上記営業車情報を上記
   客情報データベースから取り出して客情報とし、該情報
   要求処理手段に該客情報として配信し、 上記客情報配信手段より配信する客情報は、営業車が一
   定距離を走行する毎に、該移動先の一定エリアの客情報
   をホストから営業車に自動的に送り、更新表示すること
   を特徴とする営業車用客情報提供システム。
3. 【請求項３】 上記客情報は、上記ブロック或いはエリ
   アの地図画面上の特定場所毎に表示することを特徴とす
   る請求項１又は２に記載の営業車用客情報提供システ
   ム。
4. 【請求項４】 上記客情報は、営業車が特定場所に接近
   すると、該特定場所に関連する客情報を表示すること特
   徴とする請求項３に記載の営業車用客情報提供システ
   ム。
5. 【請求項５】 上記ホストは配車処理手段を備え、上記
   端末は配車受付手段を具備し、 該配車処理手段は現時点で依頼された配車地点に近く、
   空車である営業車を上記客情報データベースより検索し
   て、該営業車の配車受付手段に該配車地点を送信し、該
   配車受付手段は受信した該配車地点を表示する請求項１
   乃至４に記載の営業車用客情報提供システム。