JP2001072042A - 複合トレー容器 - Google Patents
複合トレー容器Info
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Abstract
からなる複合トレー容器であって、使用中は構造的一体
性を保持しながら、使用後には、僅かの外力を加えるこ
とにより、紙製容器と合成樹脂フィルムまたはシートと
を容易に剥離することができる複合トレー容器を提供す
ること。 【解決手段】 多角形の底面板と、該底面板に連結して
組み立てられ、該底面板に対してある角度をもって立ち
上がっている複数の側壁板と、各側壁板の上端部が外側
に延出したフランジ板とを備えた紙製容器の内面及びフ
ランジ板上面に、合成樹脂フィルムまたはシートが積層
された複合トレー容器において、(1) 各フランジ板の側
壁板との境界線上に、側壁板に凸状の切り込み入れるこ
とによって形成された内側に突出する少なくとも1つの
爪部が設けられており、(2) 合成樹脂フィルムまたはシ
ートが接着剤層を介することなく紙製容器の内面及びフ
ランジ板上面に積層され、かつ、(3) 合成樹脂フィルム
またはシートの端部がフランジ板の外縁部で下方に折り
曲げられていることを特徴とする複合トレー容器。
Description
脂フィルムまたはシート(以下、単に「合成樹脂フィル
ム」という)とが積層された構造の複合トレー容器に関
し、さらに詳しくは、使用後に紙製容器と合成樹脂フィ
ルムとが容易に剥離可能な複合トレー容器に関する。本
発明の複合トレー容器は、加工惣菜などの調理食品や半
調理食品などの包装容器として好適であり、使用後に
は、紙基材と合成樹脂フィルムとを簡単に分離して廃棄
物処理を行うことができる。
食品の包装容器として、プラスチック製トレー容器が汎
用されている。ところが、プラスチック製品は、廃棄物
処理や環境汚染の問題が深刻になっており、プラスチッ
ク製トレー容器についても、それに代替し得る環境に優
しいトレー容器の開発が求められている。
製容器の内面に合成樹脂フィルムを積層接着してなる複
合トレー容器が開発されている(例えば、特開平10−
114327号公報、特開平10−114342号公
報)。紙基材だけからなる紙製トレー容器は、廃棄物処
理や環境汚染問題は小さいものの、耐水性や耐油性に劣
るため、水分や油分を含有する食品の包装には適してい
ない。また、紙製トレー容器は、ガスバリヤー製に乏し
く、食品の保存性に劣る。これに対して、前記の複合ト
レー容器は、紙製容器の内面に合成樹脂フィルム層があ
るため、耐水性や耐油性に優れており、ガスバリヤー性
を付与することも可能である。しかも、該複合トレー容
器は、紙基材を主体とし、合成樹脂フィルム層が薄いた
め、プラスチック製トレー容器に比べて、廃棄物処理や
環境汚染の問題が著しく軽減されている。
紙製容器と合成樹脂フィルムとを接着剤層を介して積層
接着しているため、使用後に、紙基材と合成樹脂フィル
ムとを剥離することが困難であり、多くの場合、そのま
まの状態で廃棄され、処理されているのが実情である。
従来、紙製容器と合成樹脂フィルムとを積層接着してい
るのは、次のような理由による。紙製容器は、型抜きし
た板紙を容器の形状に組み立てて形成されており、それ
自体では形状保持性に劣っている。この紙製容器の内面
に合成樹脂フィルムを積層するには、紙製容器を金型内
に配置し、合成樹脂フィルムを真空成形及び/または圧
空成形(シート成形法)により紙製容器の内面に密着さ
せている。合成樹脂フィルムは、薄いものであるため、
接着剤層を介して紙製容器と接着させないと、すぐに剥
れてしまい、紙製容器の形状を保持させることもできな
くなる。つまり、従来の複合トレー容器は、接着剤によ
って、紙製容器と合成樹脂フィルムとを積層接着させる
ことにより、構造的一体性を保持している。
面図を示す。型抜きした板紙を容器の形状に組み立てて
形成された紙製容器81の内面に、接着剤層82を介し
て合成樹脂フィルム83が積層接着されている。接着剤
層は、通常、ホットメルトタイプやエマルジョンタイプ
の接着剤を予め板紙の片面に塗布することにより形成さ
れている。合成樹脂フィルムに、熱により紙と接着する
ヒートシール性樹脂層を設けて、該ヒートシール性樹脂
層面で紙製容器と接着させることもある。図8の複合ト
レー容器では、フランジ部が設けられており、該フラン
ジ部の上面に蓋材84が接着されている。蓋材84は、
通常、蓋材に設けたイージーピール性のシーラント層に
より、該フランジ部の合成樹脂フィルム面と接着されて
いる。
は、接着剤層82が存在しないと、合成樹脂フィルム8
3が簡単に剥れてしまうことが分かる。また、接着剤層
82が存在しないと、容器内に内容物を充填後、容器の
フランジ部で蓋材84を接着固定させることができな
い。従来の複合トレー容器は、蓋材を簡単に剥すことが
できるものの、紙製容器と合成樹脂フィルムの端部が切
り揃えられているため、使用後に、紙製容器と合成樹脂
フィルムを引き剥して分離することは、構造的にも困難
であった。
容器と合成樹脂フィルム(シートを含む)とからなる複
合トレー容器であって、使用中は構造的一体性を保持し
ながら、使用後には、僅かの外力を加えることにより、
紙製容器と合成樹脂フィルムとを容易に剥離することが
できる複合トレー容器を提供することにある。
意研究した結果、紙製容器の構造と合成樹脂フィルムの
積層構造に工夫を加えることにより、接着剤を使用する
ことなく、構造的一体性を保持した複合トレー容器の得
られることを見いだした。より具体的に、紙製容器のフ
ランジ板に内側に突出する爪部を形成し、かつ、合成樹
脂フィルムの端部をフランジ板の外縁部で下方に折り曲
げることにより、紙製容器と合成樹脂フィルムとが構造
的に一体化した複合トレー容器を得ることができる。こ
の複合トレー容器は、使用後、フランジ板の外縁部で下
方に折り曲げた合成樹脂フィルムの端部を掴んで、紙製
容器から容易に剥離することができる。本発明は、これ
らの知見に基づいて完成するに至ったものである。
の底面板と、該底面板に連結して組み立てられ、該底面
板に対してある角度をもって立ち上がっている複数の側
壁板と、各側壁板の上端部が外側に延出したフランジ板
とを備えた紙製容器の内面及びフランジ板上面に、合成
樹脂フィルムまたはシートが積層された複合トレー容器
において、(1) 各フランジ板の側壁板との境界線上に、
側壁板に凸状の切り込み入れることによって形成された
内側に突出する少なくとも1つの爪部が設けられてお
り、(2) 合成樹脂フィルムまたはシートが接着剤層を介
することなく紙製容器の内面及びフランジ板上面に積層
され、かつ、(3) 合成樹脂フィルムまたはシートの端部
がフランジ板の外縁部で下方に折り曲げられていること
を特徴とする複合トレー容器が提供される。
脂フィルムまたはシートの端部がフランジ板の外縁部で
下方に折り曲げられていると共に、フランジ板の外縁部
の全周またはその一部において、該端部がフランジ板の
下面側にまで更に折り曲げられた折込部が設けられてい
ることが好ましい。
えることにより、製造することができる。そこで、先
ず、従来の複合トレー容器の製造工程について、図7を
参照しながら説明する。図7に示すように、型抜きした
板紙71を製函して、板紙のみからなる紙製トレー容器
72を作成する。紙製トレー容器72は、開口部の全周
にわたってフランジ部(フランジ板)が形成されてい
る。製函された紙製トレー容器72を成形型74の成形
金型73内に載置し、次いで、シート成形工程に送る。
(またはシート)75をヒーター76で両面から加熱し
て軟化させた後、上型77の下部に移送する。軟化した
フィルムをクランプで固定し、成形型74と上型77を
フィルムに密着させる。上型77は、圧空ボックスとな
っており、吹き込み口(図示せず)から圧縮空気を加え
ることにより、軟化したフィルムを紙製トレー容器72
の内面とフランジ板上面に積層させる。成形金型73に
は通気孔(図示せず)が、また、成形型74の下部には
通気管(図示せず)がそれぞれ設けられており、圧空成
形時に紙製トレー容器72内部の空気が排気されるよう
になっている。空気の排気は、減圧にすることにより行
ってもよい。すなわち、真空成形と圧空成形を組み合わ
せることができる。
の内面側になる板紙の片面には、通常、予めホットメル
トタイプまたはエマルジョンタイプなどの接着剤が塗布
されており、シート成形工程では、熱成形と熱接着とが
同時に行われる。合成樹脂フィルムにヒートシール性樹
脂層を設けて、板紙への接着剤の塗布を省略することも
ある。しかし、従来の製造工程では、いずれにせよ紙製
容器と合成樹脂フィルムとは、接着剤層を介して積層接
着された構造を有していた。シート成形工程の後、積層
品は、プレス成形工程に送られ、そこで、フランジ部周
辺の不要な部分がトリミングされて、紙製容器と合成樹
脂フィルムとが積層した構造を有する複合トレー容器7
8が得られる。本発明の複合トレー容器は、基本的には
上記製造工程を利用して製造される。
を介することなく積層するために、紙製容器の構造に工
夫を加えている。具体的には、図1に示すような形状に
型抜きした板紙を組み立てて、図2に示す紙製容器を作
製する。この紙製容器は、矩形状の底面板1と、該底面
板に連結されて組み立てられ、かつ該底面板に対してあ
る角度をもって立ち上がっている一対の側壁板2,2及
び一対の側壁板3,3と、これらの側壁板のそれぞれの
上端部が外側にほぼ水平に延出したフランジ板4,4及
び5,5とを備えている。
角である。強度補強の観点からは、各フランジ板の端部
同士が部分的に重ね合わされた構造を有する紙製容器で
あってもよいが、この重ね合わせ部の段差により、蓋材
との間に隙間が生じやすいので、蓋材による高度の密封
性が要求される場合には、各フランジ板の端部同士が突
き合わされた構造とすることが好ましい。ただし、用途
によっては、蓋材による厳密なシール性が要求されない
ことがあり、そのような場合には、図6に示すように、
フランジ板のコーナー部に板紙が欠けている構造の紙製
容器であってもよい。図6には、板紙が欠けているコー
ナー部61と、フランジ板62とを有する複合トレー容
器が示されている。
製容器を示したが、例えば、五角形や六角形、八角形な
どの四角形以外の多角形であってもよい。また、底面板
が四角形であっても、側壁板の形状を変えることによ
り、開口部が五角形や六角形であるものも作ることがで
きる。本発明では、多角形の底面板と、該底面板に連結
して組み立てられ、該底面板に対してある角度をもって
立ち上がっている複数の側壁板と、各側壁板の上端部が
外側に延出したフランジ板とを備えた紙製容器であれ
ば、使用することが可能である。
フランジ板4,4及び5,5と側壁板との境界線7,7
上で、フランジ板から容器の内側に突出する爪部6,6
・・・・を形成する。このような爪部は、図1に示すよう
に、前記境界線上で、側壁板側に爪部の形状をした凸状
の切り込み入れることによって形成することができる。
この凸状の切り込みは、製函時に境界線7,7が折り曲
げられることにより、内側に突出した爪部6,6を形成
する。板紙の型抜き時に、この境界線をミシン罫により
形成することが好ましい。この爪部6,6は、各フラン
ジ板に少なくとも1つ設けられていることが必要であ
る。爪部の設置数は、複合トレー容器の大きさやフラン
ジ板の長さにもよるが、好ましくは、各フランジ板ごと
に2個以上であり、より好ましくは2〜10個、特に好
ましくは2〜6個程度である。爪部の大きさは、その長
さが通常3〜20mm、好ましくは5〜15mm程度で
あり、突出幅が通常0.5〜5mm、好ましくは1〜3
mm程度である。爪部は、合成樹脂フィルムを係止する
機能を果たすものであるから、その機能を十分に発揮す
ることができ、同時に緊張による合成樹脂フィルムの破
断を防ぐように、形状や個数などを設定する。爪部の各
角部は、合成樹脂フィルムにピンホールが発生するのを
防ぐために、丸くする(Rをとる)ことが望ましい。
た爪部を設けた構造の紙製容器を用いて、図7に示す製
造工程によってシート成形を行うことにより得ることが
できる。ただし、従来品と異なるのは、合成樹脂フィル
ムの端部をフランジ板の外縁部で下方に折り曲げ加工す
る点である。このような折り曲げ加工を行うには、例え
ば、成形金型(雌型)の外側に段差を設ける方法などが
ある。
造の一例を示す断面図である。紙製容器31の内面及び
フランジ板35上面に、接着剤層を介することなく、合
成樹脂フィルム38が積層されている。図3は、紙製容
器の爪部を含むラインでの断面図である。合成樹脂フィ
ルム38は、フランジ板35の外縁部で下方に折り曲げ
られて、折曲部39を形成している。合成樹脂フィルム
の端部は、フランジ板の外縁部の全周またはその一部に
おいて、フランジ板の下面側にまで更に折り曲げて折込
部40を形成することが好ましい。
樹脂フィルム42は、紙製容器41のフランジ板の外縁
部で下方に折り曲げられ、更にフランジ板の下面側にま
で折り曲げられて、折込部43を形成することができ
る。図4(b)に示すように、合成樹脂フィルム42
は、その材質がリジッドな場合などには、単に、紙製容
器41のフランジ板の外縁部で下方に折り曲げられた形
状の折曲部44を形成していてもよい。折曲部44をフ
ランジ板の下面側に傾斜させると、合成樹脂フィルムを
より剥れ難くすることができる。しかし、合成樹脂フィ
ルムの端部をフランジ板の下面側にまで折り曲げて折込
部を形成すると、使用時に合成樹脂フィルムが確実に剥
れ難くなるので好ましい。このような折込部は、フラン
ジ板の外縁部の全周にわたって形成することができる
が、図5に示すように、フランジ板の外縁部の一部に形
成してもよい。図5には、爪部に対応するフランジ板の
外縁部の一部に折込部51が設けられ、その他の部分5
2には、折込部が設けられていない場合が示されてい
る。
部を設け、かつ、シート成形時に合成樹脂フィルムの端
部をフランジ板の外縁部で下方に折り曲げることによ
り、合成樹脂フィルムが剥れることなく、かつ、複合容
器としての構造的一体性を保持することができる。フラ
ンジ板に爪部がないと、合成樹脂フィルムの端部に折り
曲げ部を設けても、合成樹脂フィルムは、紙製容器の内
面から簡単に剥れてしまう。また、爪部によって合成樹
脂フィルムを係止することにより、爪部と折曲部との間
でフランジ板上面の合成樹脂フィルムを緊張させること
ができ、それによって、合成樹脂フィルムが紙製容器か
ら剥れないようにするとともに、蓋材をフランジ板上面
で合成樹脂フィルムを介して接着させることができる。
構造を採用することにより、使用時には複合容器として
の構造的一体性を保持することができ、使用後には、フ
ランジ板の外縁部で下方に折り曲げた合成樹脂フィルム
の折曲部39の端部を手で掴んで引っ張ることにより、
合成樹脂フィルムを紙製容器から容易に剥離することが
できる。
の幅を少し大きめに作成しておき、シート成形工程で合
成樹脂フィルムを積層接着した後、プレス工程でフラン
ジ部周辺の不要な部分をトリミングして、フランジ板と
合成樹脂フィルムの端部を切り揃えていた。本発明品を
製造するには、紙製容器のフランジ板の幅を製品の幅と
一致させ、かつ、プレス工程では、フランジ板の外縁部
で下方に折り曲げた合成樹脂フィルムの先端部を少し残
して、合成樹脂フィルムの不要な部分のみをトリミング
すればよい。
どが要求される用途には、段ボールを使用することもで
きる。紙製容器を作製するのに使用する板紙の坪量は、
通常150g/m2 以上、好ましくは190〜500g
/m2 、より好ましくは250〜400g/m2 であ
る。板紙の厚みは、通常0.1mm以上、好ましくは
0.1〜1.2mm、よい好ましくは0.15〜1.0
mmである。用途によっては、坪量及び厚みが前記範囲
外のものであってもよい。板紙には、耐水性向上などの
目的で、容器の外側になる片面に撥水加工やラミネート
加工を施すことができる。板紙の容器の外側になる片面
に印刷を施して、美粧化し、商品価値を高めることでき
る。板紙の容器の内面になる片面にも、所望により印刷
を施すことができる。この印刷には、紫外線硬化型イン
クなどが好適に用いられる。板紙には、接着剤を塗布し
ない。
のライナーの間に段形成した中芯をサンドイッチ状に貼
り合わせた両面段ボールが好ましい。段ボール用ライナ
ーの坪量は、通常160〜340g/m2 である。段ボ
ール中芯の坪量は、通常115〜180g/m2 であ
る。段ボールにも、板紙と同様に、撥水加工、ラミネー
ト加工、印刷などを施すことができる。合成樹脂フィル
ム(シートを含む)としては、特に限定されず、複合ト
レー容器の用途に応じて、フレキシブルなものからリジ
ッドなものまで、あるいはガスバリヤー性を有するもの
からガスバリヤー性のないものまで、さらには単層フィ
ルムから多層フィルムまで、種々のものを使用すること
ができる。
リプロピレン)、A−PET(非晶性ポリエチレンテレ
フタレート)、HIPS(ハイインパクトポリスチレ
ン)、PVC(塩化ビニル)、PC(ポリカーボネー
ト)などのフィルムやシートが挙げられる。多層フィル
ムとしては、例えば、A−PET/CPP(A−PET
/キャストポリプロピレン)、A−PET/EVOH
(A−PET/エチレンビニルアルコール共重合体)、
K−コートナイロン/CPP、HIPS/EVOH、P
C/EVOH、PVC/EVOH、PO/EVOH/P
O(ポリオレフィン/EVOH/ポリオレフィン)など
の層構成の多層フィルムまたはシートが挙げられる。多
層フィルムの各層間には、必要に応じて接着剤層を配置
してもよい。
れる場合には、ガスバリヤー性樹脂を単層フィルムとし
て、あるいは多層フィルムの構成層として使用すること
ができる。ガスバリヤー樹脂としては、例えば、EVO
H、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)樹脂、メタキシリ
レンジアミンアジバミド(MXナイロン、MXD−6ナ
イロン)などを挙げることができる。これらのガスバリ
ヤー性樹脂の改質のために、マイナー成分を添加するこ
とができる。多層構成の場合、ガスバリヤー性樹脂層の
層厚みは、一般に5〜25μmである。ガスバリヤー性
樹脂層は、多層フィルム中では、2層以上に分割した、
スプリットバリヤー層とすることもできる。
樹脂層と解される樹脂層を有する多層フィルムであって
も、複合トレー容器の成形条件下で紙製容器と接着しな
いものは、該樹脂層が接着剤層として機能していないの
で、そのような多層フィルムも本発明の合成樹脂フィル
ムとして使用することができる。また、ヒートシール性
樹脂層を有する多層フィルムやシートであっても、該ヒ
ートシール性樹脂層を蓋材とのシール面として使用する
などして、ヒートシール性樹脂層面で紙製容器と接着さ
せなければ、本発明の合成樹脂フィルムとして使用する
ことができる。いずれにしても、シート成形(熱成形)
時に、紙と積層する面が加熱接着することがない単層ま
たは多層フィルムやシートであれば、本発明の合成樹脂
フィルムとして使用することができる。
延伸フィルムの両方を使用することが可能であるが、シ
ート成形性の観点から、多くの場合、未延伸フィルム
(シート)が好ましく用いられる。合成樹脂フィルムの
厚みは、通常0.1〜1mm、好ましくは0.15〜
0.5mm程度である。ただし、複合トレー容器の用途
によっては、これよりも薄いフィルムや厚いフィルムを
使用することができる。本発明の複合トレー容器におい
て、紙製容器と合成樹脂フィルムの重量比は、特に限定
されないが、紙製容器の重量比が大きいことが、廃棄物
処理や環境汚染の問題を緩和する上で好ましい。複合ト
レー容器における紙製容器(紙基材)の割合は、好まし
くは50重量%超過、より好ましくは60重量%以上、
特に好ましくは70重量%以上である。紙基材の割合
は、多くの場合80重量%以上であり、その上限は90
重量%程度である。ただし、本発明の複合トレー容器で
は、使用後に合成樹脂フィルムを容易に剥離することが
できるため、廃棄物処理の観点からは、紙基材の割合が
前記よりも低いものであっても、問題なく使用すること
ができる。
ることができる。蓋材は、通常、複合トレー容器のフラ
ンジ部上面で合成樹脂フィルム層を介して積層接着され
る。フランジの構造並びにフランジ上の多層フィルムを
平坦に形成することにより、蓋材による密封性を高める
ことができる。蓋材としては、少なくともガスバリヤー
層とシール層とを有するものであることが好ましい。ガ
スバリヤー層としては、ガスバリヤー性樹脂層、蒸着
膜、またはこれらの組み合わせなどから構成される。シ
ール層は、通常、ヒートシール性樹脂から形成される。
ために、透明性が要求される場合には、耐熱・透明ガス
バリヤー性多層フィルムが使用される。蓋材には、防曇
性を付与することができる。防曇剤としては、例えば、
グリセリン脂肪酸エステルなどの公知のフィルム用防曇
剤を用いることができ、樹脂層への練り込みや表面塗布
法により、蓋材に防曇性を付与することができる。内容
物を見えるようにする必要がない場合や、紫外線の影響
を受けたくない内容物の場合は、蓋材として、紙基材と
ガスバリヤー性多層フィルムとを積層一体化したものが
使用される。また、内容物が見えるように、部分的に透
明なフィルムやシートにより窓を形成した蓋材も使用す
ることができる。所望により、これらの構造以外の蓋材
を用いてもよい。蓋材による密封包装が必要ではない場
合には、蓋材として、嵌合タイプの成形品を使用するこ
とができる。嵌合タイプの蓋材は、複合トレー容器のフ
ランジ部の外周に嵌合させて蓋をすることができる形状
のものである。
ジーピール性)に配慮した易開封性シール層や易開封性
シール機構を設けたものとすることが好ましい。蓋材に
は、模様や情報などを印刷することができる。印刷に
は、公知のフィルム用の表印刷法や裏印刷法が適用可能
である。紙基材へは、例えば、紫外線硬化型インクを用
いたオーバニス塗布した表印刷及び裏印刷が可能であ
る。
うなものを挙げることができる。 (1) 透明性が要求される場合(多層フィルム構成): 蒸着PET/印刷//ONy//イージーピールシー
ラント 厚みの一例:12/印刷/5/15/5/60μm。シ
ール層の厚みは、全層の40%以上であることが望まし
い。イージーピールシーラントには、防曇性を付与する
ことが好ましい。 A−PET//EVOH//イージーピールシーラン
ト PP//蒸着PET//PP/イージーピールシーラ
ント PP//EVOH//イージーピールシーラント
を積層一体化したものの場合 紙基材の坪量としては、紙製容器の板紙のそれと同じ
か、それより小さいものが好ましく、通常150〜50
0g/m2 、好ましくは150〜300g/m2であ
り、その厚みは、通常0.1〜1.2mm、好ましく
は、0.1〜0.7mmである。蓋材の紙基材と貼り合
わせる多層フィルムの例としては、次のようなものを挙
げることができる。 PE//EVOH//イージーピールシーラント PE//ONy//イージーピールシーラント
ポリエチレンテレフタレートフィルムの片面にケイ素酸
化物や酸化アルミニウムなどの蒸着膜が形成されたもの
であり、蒸着面は、多層フィルムの内側に配置される。
ONyは、延伸ナイロンフィルムであり、A−PET
は、非結晶性ポリエチレンテレフタレートフィルムであ
り、PPは、ポリプロピレンフィルムであり、EVOH
は、エチレン・ビニルアルコール共重合体フィルムであ
り、PEは、ポリエチレンフィルムである。//は、接
着剤層があることを表す。
ついてより具体的に説明する。 [実施例1]坪量(目付け)320g/m2 の板紙(厚
み:0.3mm)を型抜きして、図1に示す型抜きした
板紙を作製した。この板紙を製函して、図2に示す紙製
容器を作成した。紙製トレー容器は、底面板が縦110
mm×横150mm、開口部が縦120mm×横160
mm、フランジ板の幅が10mm、側壁板の縦の長さが
20mmであった。側壁板の底面板に対する角度は、1
05度であった。爪部の数は、図1に示すように、各フ
ランジ板に2〜3個であった。爪部の形状は、長さが1
0mmで、突出幅が2mmであり、角にRをとったもの
である。この紙製トレー容器を成形型の成形金型内に載
置し、次いで、シート成形工程に送付した。シート成形
工程では、図7に示すように、ロール状に巻回した多層
シート〔層構成は、紙製容器と接触する側から、PP/
/EVOH//無水マレイン酸変性エチレン・アクリル
酸エステル樹脂(融点=98℃、MFR=8)であ
る。〕をヒーターで両面から加熱して軟化させた後、上
型の下部に移送した。軟化したシートをクランプで固定
し、成形型と上型を多層シートに密着させた。上型は、
圧空ボックスとなっており、吹き込み口から圧縮空気を
加えることにより、軟化した多層シートを紙製容器の内
面とフランジ上面に積層させた。
多層シートの端部をフランジ板の外縁部で下方に折り曲
げるとともに、フランジ板の外縁部の全周において、該
端部をフランジ板の下面側にまで更に折り曲げて折込部
を設けた。折込部の幅は、約1mmであった。次に、プ
レス成形工程に送付し、フランジ板周辺の不要な多層シ
ートの部分をトリミングして、複合トレー容器を得た。
トリミング後の前記折込部からの多層シート端部までの
幅(耳部)は、約4mmであった。紙基材と多層フィル
ムとの重量比は、約8:2であった。このようにして得
られた複合トレー容器において、多層シートは、紙製容
器の底面板及び側壁板に接着せずに、僅かな空間をおい
て浮き上がっていた。しかしながら、フランジ板上で
は、爪部と折曲部(特に折込部)によって多層シートが
緊張して係止されており、それによって、多層シート
は、紙製容器から剥れないようになっていた。また、蓋
材をフランジ板上面で多層シートを介して接着させるこ
とが可能であった。
80℃で熱間充填した後、蒸着PET/印刷/接着層/
ONy/接着層/イージーピールシーラント層(PP+
アイオノマーブレンド系)〔厚み構成は、12/印刷/
5/15/5/60μm〕(内面防曇性を付与)の層構
成を有する蓋材をフランジ板上でヒートシールした。ヒ
ートシールに際して、真空ガス充填包装機を用いたライ
ンで、混合ガス(窒素/炭酸ガス=90/10体積%)
によりガス置換シールを行った。シール部は、完全に密
封されていることが確認された。この複合トレー容器
は、食品包装に使用することが可能であり、使用中に多
層シートの剥離等の問題は生じなかった。使用後に、前
記折込部から約4mm幅で延びている多層シートの端部
を手で掴んで引き剥したところ、容易に紙製容器から剥
離することができた。
イプの接着剤を10g/m2 塗布し、かつ、爪部を設け
なかったこと以外は、実施例1と同様にして紙製容器を
作製した。この紙製容器と多層シート(上同)を使用
し、実施例1と同様にシート成形を行って複合トレー容
器を作製した。ただし、常法に従って、紙製容器と多層
シートを積層接着し、かつ、トリミング工程では、フラ
ンジ板と多層シートの端部を切り揃えた。このようにし
て得られた複合トレー容器では、多層シートは、紙製容
器の底面板、側壁板、及びフランジ板に接着していた。
実施例1と同様にして、この複合トレー容器にジャムの
充填と蓋材によるヒートシールを行ったところ、いずれ
も良好に行うことができた。しかし、使用後に、多層シ
ートを引き剥そうとしたところ、フランジ板端部で多層
シートを掴むこと自体が困難であり、また、接着剤によ
り強固に接着しているため、多層シートを紙製容器から
引き剥すことは困難であった。多層シートを無理に引き
剥そうとすると、多層シートに紙が斑に付着していた。
ィルムまたはシートとからなる複合トレー容器であっ
て、使用中は構造的一体性を保持しながら、使用後に
は、僅かの外力を加えることにより、紙製容器と合成樹
脂フィルムまたはシートとを容易に剥離することができ
る複合トレー容器が提供される。したがって、本発明の
複合トレー容器は、廃棄物処理問題を改善することがで
きる。本発明の複合トレー容器は、接着剤を使用する必
要がないため、コスト低減に寄与することができる。さ
らに、従来品に比べて、紙基材と合成樹脂フィルムやシ
ートとの収縮率の際に起因する容器の変形(例えば、フ
ランジ部のソリ、底面や側面の膨らみ、全体のヒネリ)
が防止される。合成樹脂フィルムまたはシートが爪部と
折曲部(特に折返部)とで緊張下に係止されているた
め、また、底面部や側面部で合成樹脂フィルムやシート
が紙製容器に接着せずに余裕があるため、包装品の衝撃
強度が改善される。
正面図である。
である。
ある。
たはシートの折り曲げ部の構造を示す断面図である。
ある。
ある。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 多角形の底面板と、該底面板に連結して
組み立てられ、該底面板に対してある角度をもって立ち
上がっている複数の側壁板と、各側壁板の上端部が外側
に延出したフランジ板とを備えた紙製容器の内面及びフ
ランジ板上面に、合成樹脂フィルムまたはシートが積層
された複合トレー容器において、(1) 各フランジ板の側
壁板との境界線上に、側壁板に凸状の切り込み入れるこ
とによって形成された内側に突出する少なくとも1つの
爪部が設けられており、(2) 合成樹脂フィルムまたはシ
ートが接着剤層を介することなく紙製容器の内面及びフ
ランジ板上面に積層され、かつ、(3) 合成樹脂フィルム
またはシートの端部がフランジ板の外縁部で下方に折り
曲げられていることを特徴とする複合トレー容器。 - 【請求項2】 合成樹脂フィルムまたはシートの端部が
フランジ板の外縁部で下方に折り曲げられていると共
に、フランジ板の外縁部の全周またはその一部におい
て、該端部がフランジ板の下面側にまで更に折り曲げら
れた折込部が設けられている請求項1記載の複合トレー
容器。
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---|---|---|---|
JP25507299A JP4121220B2 (ja) | 1999-09-09 | 1999-09-09 | 複合トレー容器 |
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ID=17273755
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- 1999-09-09 JP JP25507299A patent/JP4121220B2/ja not_active Expired - Lifetime
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