JP2000102065A - 無線通信基地局装置 - Google Patents

無線通信基地局装置

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JP2000102065A
JP2000102065A JP27010498A JP27010498A JP2000102065A JP 2000102065 A JP2000102065 A JP 2000102065A JP 27010498 A JP27010498 A JP 27010498A JP 27010498 A JP27010498 A JP 27010498A JP 2000102065 A JP2000102065 A JP 2000102065A
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Japan
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communication
radio
base station
communication device
unit
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JP27010498A
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Hidehiro Takahashi
英博 高橋
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハンドオーバ頻度を増大させることなく、多
数のユーザを収容することが可能な無線通信基地局装置
を提供する。 【解決手段】 通信種別判定手段51bは、通信リンク
開設制御手段51aにより移動局との間に開設された通
信リンクを通じて送られる制御データを監視して、移動
局が行なおうとする通信の種別(音声通信、パケット通
信)を判定する。そして、この判定結果に基づき、無線
部の使用時間の短い、移動局からの発信時や、着信に対
する応答信号の受信、およびパケット通信については、
無線部切換制御手段51cが、狭ビーム無線部11〜1
nを通じて行なうよう切換制御し、一方、無線部の使用
時間が平均して長い音声通信については、広ビーム無線
部21〜23を通じて行なうよう切換制御するようにし
たものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば携帯電話
システムなどの移動通信システムに用いられる無線通信
基地局装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、従来の大ゾーン方式の移
動通信システムの無線通信基地局装置BSは、例えば図
10に示すように、3等分された各無線ゾーンに対し
て、互いに異なる周波数帯f1〜f3をそれぞれ割り当
て、各無線ゾーン内の移動局PSと、上記割り当てた周
波数帯を通じて通信を行なうようにしていた。
【0003】しかしながら、上述したような大ゾーン方
式では、無線ゾーンが比較的広域であるため、上記無線
ゾーン間のハンドオーバの発生頻度は低いものの、周波
数の利用効率が低いという問題があり、近時のユーザの
増大に対応するのが困難であった。
【0004】このような問題に対応するために従来で
は、PHS(Personal Handy-phone System )に代表さ
れる小ゾーン方式の移動通信システムの開発が行なわれ
た。この小ゾーン方式では、図11に示すように、送信
出力の小さい多数の無線通信基地局装置CSを用いて通
信エリアを拡充し、各無線通信基地局装置CSが互いに
共通の周波数帯を使用するようにしている。
【0005】しかし、このような小ゾーン方式では、上
述したように各無線通信基地局装置CSが互いに共通の
周波数帯を使用できるため、単位面積あたりの周波数の
利用効率が高く、多くのユーザを収容できるものの、各
無線通信基地局装置CSの無線ゾーンが小さいために、
ハンドオーバの発生頻度が高く、システムを統括する制
御局に過大な処理能力が必要とされるという問題があっ
た。
【0006】尚、上述したような大ゾーン方式および小
ゾーン方式の各問題は、FDMA(Frequency Division
Multiple Access)方式やTDMA(Time Division Mu
ltiple Access )方式だけでなく、CDMA(Code Div
ision Multiple Access )方式を採用する場合にも、同
様に生じる問題である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来においては、大ゾ
ーン方式を採用すると、周波数や拡散符号などの無線資
源の利用効率が低く、収容できるユーザ数が少なく、一
方小ゾーン方式を採用すると、ハンドオーバの発生頻度
が高く、過大な処理能力を必要とするという問題があっ
た。
【0008】この発明は上記の問題を解決すべくなされ
たもので、ハンドオーバ頻度を増大させることなく、多
数のユーザを収容可能な無線通信基地局装置を提供する
ことを目的とする。また、この発明は、反射体などによ
るマルチパスの影響を抑制することが可能な無線通信基
地局装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明に係わる無線通信基地局装置は、無線回
線を介して接続される通信装置を有線通信網に接続する
無線通信基地局装置において、空間に第1のビームを形
成して、通信装置と無線回線を介して通信を行なう複数
の第1の通信手段と、この複数の第1の通信手段が形成
する第1のビームよりも広いビーム幅の第2のビーム
を、第1のビームを包含するように形成し、通信装置と
無線回線を介して通信を行なう第2の通信手段とを具備
して構成するようにした。
【0010】上記構成の無線通信基地局装置では、異な
る幅のビームを形成する通信手段を2種備え、無線ゾー
ンを2種のビームを重畳して形成するようにしている。
したがって、上記構成の無線通信基地局装置によれば、
幅の狭い方のビームを形成する第1の通信手段を通じて
通信装置と通信することにより、多数のユーザを収容で
き、そして幅の広い方のビームを形成する第2の通信手
段を通じて通信装置と通信することによりハンドオーバ
頻度の増大を抑制することができる。
【0011】またこの発明では、第1の通信手段が通信
装置との間で断続的になされる通信を行ない、第2の通
信手段が通信装置との間で連続的に継続してなされる通
信を行なうことを特徴とする。
【0012】したがって、この発明によれば、ハンドオ
ーバの影響を受けにくい断続的な通信をビーム幅の狭い
第1の通信手段にて行ない、ハンドオーバの影響を受け
やすい連続的に継続してなされる通信をビーム幅の広い
第2の通信手段にて行なうため、ハンドオーバ頻度を増
大させることなく、多数のユーザを収容することができ
る。
【0013】さらに、この発明に係わる無線通信基地局
装置では、無線回線を介して接続される通信装置との間
でなされる通信の種別を判定する通信種別判定手段と、
この通信種別判定手段の判定結果に応じて、第1の通信
手段と第2の通信手段のうち、いずれか一方を選択して
通信装置と通信を行なう切換制御手段とを備えることを
特徴とする。
【0014】したがって、この発明によれば、通信の種
別に応じて異なるビーム幅の通信手段を選択的に使用し
て通信を行なうため、例えば1回の通信時間が短くハン
ドオーバの影響を受けにくい、発着信に係わる制御信号
やパケットデータ通信のような断続的な通信をビーム幅
の狭い第1の通信手段にて行ない、ハンドオーバの影響
を受けやすい、音声による通話のような連続的に継続し
てなされる通信をビーム幅の広い第2の通信手段にて行
なうようにすることにより、ハンドオーバ頻度を増大さ
せることなく、多数のユーザを収容することができる。
【0015】さらにまた、この発明では、無線回線を介
して接続される通信装置の移動速度が高速か否かを判定
する移動速度判定手段と、この移動速度判定手段の判定
結果に応じて、第1の通信手段と第2の通信手段のう
ち、いずれか一方を選択して通信装置と通信を行なう切
換制御手段とを具備することを特徴とする。
【0016】したがって、この発明によれば、通信装置
の移動速度が高速か否かに応じて異なるビーム幅の通信
手段を選択的に使用して通信を行なうため、例えばハン
ドオーバの影響を受けにくい、高速移動しない通信装置
との通信にはビーム幅の狭い第1の通信手段にて行な
い、ハンドオーバの影響を受けやすい、高速移動する通
信装置との通信にはビーム幅の広い第2の通信手段にて
行なうようにすることにより、ハンドオーバ頻度を増大
させることなく、多数のユーザを収容することができ
る。
【0017】また、この発明では、通信装置より受信し
た信号より、その通信品質を判定する通信品質判定手段
と、この通信品質判定手段の判定結果に応じて、第1の
通信手段と第2の通信手段のうち、いずれか一方を選択
して通信装置と通信を行なう切換制御手段とを具備する
ことを特徴とする。
【0018】したがって、この発明によれば、通信装置
との通信の品質に応じて異なるビーム幅の通信手段を選
択的に使用して通信を行なうため、例えばマルチパスな
どにより大きな遅延が生じる場合に、ビーム幅の狭い第
1の通信手段にて行なうことにより、反射体などによる
マルチパスを抑制することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の一実施形態について説明する。図1は、この発明の第
1の実施形態に係わる無線通信基地局装置BS1の構成
を示すものである。この図に示す無線通信基地局装置B
S1は、狭ビーム無線部11〜1n、広ビーム無線部2
1〜23、信号処理部3、信号処理部4、制御部51を
備えている。
【0020】狭ビーム無線部11〜1n(但し、nは4
以上)は、それぞれアンテナ101〜10nと、無線回
路111〜1m1,112〜1m2,…11n〜1mn
とを備え、図2に示すように、それぞれ360/n
[゜]程度の角度の領域ZS1〜ZSnに対してビーム
を形成する。尚、図2では、上記「n」が18の場合を
例に示している。
【0021】また、無線回路111〜1m1,112〜
1m2,…11n〜1mnは、スペクトラム拡散方式に
よる通信を行なうもので、これらの間で共通の拡散符号
群のいずれかの拡散符号を選択的に用いて、上記領域Z
S1〜ZSn内の移動局PS1〜PSjとの間でスペク
トラム拡散信号を用いた通信を行なう。
【0022】すなわち、移動局PS1〜PSjからのス
ペクトラム拡散信号は、無線回路111〜1m1,11
2〜1m2,…11n〜1mnにてレイク(Rake)
受信され、上記拡散符号を用いて復号処理などが施され
た後、後述の信号処理部3に入力される。
【0023】一方、信号処理部3より無線回路111〜
1m1,112〜1m2,…11n〜1mnに入力され
る信号は、ここで上記拡散符号を用いて符号化処理など
が施され、これにより得られたスペクトラム拡散信号
が、無線周波信号に変換されて、それぞれ対応する上記
領域ZS1〜ZSnの移動局PS1〜PSjに向け送信
される。
【0024】広ビーム無線部21〜23は、それぞれア
ンテナ201,202,203と、無線回路211〜2
k1,212〜2k2,213〜2k3とを備え、図2
に示すように、それぞれ120[゜]程度の角度の領域
ZL1〜ZL3に対してビームを形成する。
【0025】また、無線回路211〜2k1,212〜
2k2,213〜2k3は、スペクトラム拡散方式によ
る通信を行なうもので、これらの間で互いに異なる拡散
符号群が割り当てられ、そのうちいずれかの拡散符号を
選択的に用いて、上記領域ZL1〜ZL3内の移動局P
S1〜PSjとの間でスペクトラム拡散信号を用いた通
信を行なう。
【0026】すなわち、移動局PS1〜PSjからのス
ペクトラム拡散信号は、無線回路211〜2k1,21
2〜2k2,213〜2k3にて、レイク(Rake)
受信され、上記拡散符号を用いた復号処理などが施され
た後、後述の信号処理部4に入力される。
【0027】一方、信号処理部4より無線回路211〜
2k1,212〜2k2,213〜2k3に入力される
信号は、ここで上記拡散符号を用いて符号化処理などが
施され、これにより得られたスペクトラム拡散信号が、
無線周波信号に変換されて、それぞれ対応する上記領域
ZL1〜ZL3の移動局PS1〜PSjに向け送信され
る。
【0028】信号処理部3は、無線回路111〜1m
1,112〜1m2,…11n〜1mnにてそれぞれ復
号されたデータのうち、パケットデータについては、パ
ケット網を通じて通信相手に送信し、制御データについ
ては後述の制御部51に出力する。
【0029】また、信号処理部3は、パケット網を通じ
て通信相手よりパケットデータが入力される場合には、
このパケットデータを、宛先となる移動局PS1〜PS
jの位置する領域ZS1〜ZSnに対応する無線回路1
11〜1m1,112〜1m2,…11n〜1mnに出
力する。
【0030】信号処理部4は、無線回路211〜2k
1,212〜2k2,213〜2k3にてそれぞれ復号
されたデータのうち、音声通信データについては、公衆
網を通じて通信相手に送信し、制御データについては後
述の制御部51に出力する。
【0031】また、信号処理部4は、公衆網を通じて通
信相手より音声通信データが入力される場合には、この
音声通信データを、宛先となる移動局PS1〜PSjの
位置する領域ZL1〜ZL3に対応する無線回線211
〜2k1,212〜2k2,213〜2k3に出力す
る。
【0032】制御部51は、当該無線通信基地局装置B
S1の各部を統括して制御するもので、無線回路111
〜1m1,112〜1m2,…11n〜1mnおよび無
線回路211〜2k1,212〜2k2,213〜2k
3に対する拡散符号の割り当て、広ビーム無線部21〜
23を用いた通信のハンドオーバに関わる制御、他の無
線通信基地局装置とのハンドオーバに関わる制御などを
行なう。
【0033】また、制御部51は、通信リンク開設制御
手段51aと、通信種別判定手段51bと、無線部切換
制御手段51cを備えている。通信リンク開設制御手段
51aは、移動局PS1〜PSjからの通信開始要求
(発信)や着信応答を、狭ビーム無線部11〜1nを通
じて受け付けて、上記移動局PS1〜PSjとの間に通
信リンクを開設するものである。
【0034】通信種別判定手段51bは、上記通信リン
ク開設制御手段51aにより開設された通信リンクを通
じて上記移動局PS1〜PSjより送られる制御データ
を監視して、上記移動局PS1〜PSjが行なおうとす
る通信の種別(音声通信、パケット通信)を判定するも
のである。
【0035】無線部切換制御手段51cは、通信種別判
定手段51bにて判定された通信の種別や、公衆網から
の着信か否かに応じて、上記移動局PS1〜PSjとの
間の開設される通信リンクを、狭ビーム無線部11〜1
nを通じたもの(パケット通信時)か、あるいは広ビー
ム無線部21〜23を通じたもの(音声通信時、および
公衆網からの着信時)に切換える制御を行なう。
【0036】尚、公衆網側からの移動局PS1〜PSj
の呼び出し(着信)については、当該通信システムの多
数の無線通信基地局装置を統括する制御局(図示しな
い)が広ビーム無線部21〜23を通じて移動局PS1
〜PSjの存在位置を定期的に監視しており、この監視
結果に基づいて、各無線通信基地局装置を通じ上記呼び
出しが行なわれる。
【0037】次に、図2および図3を参照して、上記構
成の無線通信基地局装置BS1の動作を以下に説明す
る。まず、図2に示す移動局PS1が音声通信を行なう
ために、発信を行なう場合の動作について説明する。
【0038】図3に示すように、移動局PS1が音声通
信(通話)を行なうために発信を行なうと、これを通信
リンク開設制御手段51aが、移動局PS1の位置する
領域ZS1に対応する狭ビーム無線部11を通じて受け
付け、移動局PS1との間に通信リンクを開設する。
【0039】そして次に、移動局PS1より送られる制
御データに含まれる通信種別を示すデータを、通信種別
判定手段51bが監視して、これから行なわれる通信が
音声通信であることを検出する。
【0040】すると、無線部切換制御手段51cが、図
3に示すように、移動局PS1との間の通信を、領域Z
S1を包含する領域ZL1に対応する広ビーム無線部2
1を用いて行なうよう切換制御する。
【0041】次に、図2に示す移動局PS2がパケット
通信を行なうために、発信を行なう場合の動作について
説明する。図3に示すように、移動局PS2がパケット
通信を行なうために発信を行なうと、これを通信リンク
開設制御手段51aが、移動局PS2の位置する領域Z
S2に対応する狭ビーム無線部12を通じて受け付け、
移動局PS2との間に通信リンクを開設する。
【0042】そして次に、移動局PS2より送られる制
御データに含まれる通信種別を示すデータを、通信種別
判定手段51bが監視して、これから行なわれる通信が
パケット通信であることを検出する。
【0043】すると、無線部切換制御手段51cは、こ
れから行なわれる通信がパケット通信であるため、図3
に示すように、移動局PS2との間の通信を、通信リン
クの開設時と同様に、狭ビーム無線部12を用いて行な
うよう制御する。
【0044】そして、次に、図2に示す移動局PS3に
対して、公衆網より着信が発生した場合の動作について
説明する。移動局PS3に対する着信が発生すると、図
3に示すように、図示しない制御局が、移動局PS3の
位置する領域ZL1に対応する広ビーム無線部21を通
じて移動局PS3に対する呼び出しを行なう。
【0045】この呼出しに対して、移動局PS3が応答
するために、応答信号を送信すると、移動局PS3の位
置する領域ZS3に対応する狭ビーム無線部13が上記
応答信号を受信し、通信リンク開設制御手段51aが移
動局PS3との間に通信リンクを開設する。
【0046】すると、無線部切換制御手段51cが、図
3に示すように、移動局PS3との間の通信を、領域Z
S3を包含する領域ZL1に対応する広ビーム無線部2
1を用いて行なうよう切換制御する。
【0047】以上のように、上記構成の無線通信基地局
装置BS1では、無線部の使用時間の短い、移動局PS
1〜PSjからの発信時や、着信に対する応答信号の受
信、およびパケット通信時については、狭ビーム無線部
11〜1nを通じて行ない、無線部の使用時間が平均し
て長い音声通信については、広ビーム無線部21〜23
を通じて行なうようにしている。
【0048】すなわち、通信時間が短くハンドオーバが
不要な通信については、多数のユーザを収容可能な狭ビ
ーム無線部11〜1nを通じて行ない、通信時間が長く
ハンドオーバの発生する可能性の高い音声通信について
は、広ビーム無線部21〜23を通じて行なうようにし
ている。
【0049】したがって、上記構成の無線通信基地局装
置BS1によれば、上述のような通信種別に応じて用い
る無線部の切換により、ハンドオーバ頻度を増大させる
ことなく、多数のユーザを収容することが可能となる。
【0050】図4は、この発明の第2の実施形態に係わ
る無線通信基地局装置BS2の構成を示すものである。
この図に示す無線通信基地局装置BS2は、狭ビーム無
線部11〜1n、広ビーム無線部21〜23、制御部5
2、信号処理部6を備えている。
【0051】狭ビーム無線部11〜1n(但し、nは4
以上)は、それぞれアンテナ101〜10nと、無線回
路111〜1m1,112〜1m2,…11n〜1mn
とを備え、図5に示すように、それぞれ360/n
[゜]程度の角度の領域ZS1〜ZSnに対してビーム
を形成する。尚、図5では、上記「n」が18の場合を
例に示している。
【0052】また、無線回路111〜1m1,112〜
1m2,…11n〜1mnは、スペクトラム拡散方式に
よる通信を行なうもので、これらの間で共通の拡散符号
群のいずれかの拡散符号を選択的に用いて、上記領域Z
S1〜ZSn内の移動局PS1〜PSjとの間でスペク
トラム拡散信号を用いた通信を行なう。
【0053】すなわち、移動局PS1〜PSjからのス
ペクトラム拡散信号は、無線回路111〜1m1,11
2〜1m2,…11n〜1mnにてレイク(Rake)
受信され、上記拡散符号を用いて復号処理などが施され
た後、後述の信号処理部6に入力される。
【0054】一方、信号処理部6より無線回路111〜
1m1,112〜1m2,…11n〜1mnに入力され
る信号は、ここで上記拡散符号を用いて符号化処理など
が施され、これにより得られたスペクトラム拡散信号
が、無線周波信号に変換されて、それぞれ対応する上記
領域ZS1〜ZSnの移動局PS1〜PSjに向け送信
される。
【0055】広ビーム無線部21〜23は、それぞれア
ンテナ201,202,203と、無線回路211〜2
k1,212〜2k2,213〜2k3とを備え、図5
に示すように、それぞれ120[゜]程度の角度の領域
ZL1〜ZL3に対してビームを形成する。
【0056】また、無線回路211〜2k1,212〜
2k2,213〜2k3は、スペクトラム拡散方式によ
る通信を行なうもので、これらの間で互いに異なる拡散
符号群が割り当てられ、そのうちいずれかの拡散符号を
選択的に用いて、上記領域ZL1〜ZL3内の移動局P
S1〜PSjとの間でスペクトラム拡散信号を用いた通
信を行なう。
【0057】すなわち、移動局PS1〜PSjからのス
ペクトラム拡散信号は、無線回路211〜2k1,21
2〜2k2,213〜2k3にて、レイク(Rake)
受信され、上記拡散符号を用いた復号処理などが施され
た後、後述の信号処理部6に入力される。
【0058】一方、信号処理部6より無線回路211〜
2k1,212〜2k2,213〜2k3に入力される
信号は、ここで上記拡散符号を用いて符号化処理などが
施され、これにより得られたスペクトラム拡散信号が、
無線周波信号に変換されて、それぞれ対応する上記領域
ZL1〜ZL3の移動局PS1〜PSjに向け送信され
る。
【0059】信号処理部6は、無線回路111〜1m
1,112〜1m2,…11n〜1mnにてそれぞれ復
号されたデータのうち、パケットデータについてはパケ
ット網を通じて通信相手に送信し、音声通信データにつ
いては公衆網を通じて通信相手に送信し、また制御デー
タについては後述の制御部52に出力する。
【0060】また、信号処理部6は、制御部52の制御
によって、パケット網を通じて通信相手より入力される
パケットデータ、および公衆網を通じて通信相手より入
力される音声通信データを、上記パケットデータおよび
音声通信データの宛先となる移動局PS1〜PSjの位
置する領域に対応する無線回路111〜1m1,112
〜1m2,…11n〜1mnおよび無線回路211〜2
k1,212〜2k2,213〜2k3に出力する。
【0061】制御部52は、当該無線通信基地局装置B
S2の各部を統括して制御するもので、無線回路111
〜1m1,112〜1m2,…11n〜1mnおよび無
線回路211〜2k1,212〜2k2,213〜2k
3に対する拡散符号の割り当て、広ビーム無線部21〜
23を用いた通信のハンドオーバに関わる制御、他の無
線通信基地局装置とのハンドオーバに関わる制御などを
行なう。
【0062】また、制御部52は、通信リンク開設制御
手段52aと、移動速度判定手段52bと、無線部切換
制御手段52cを備えている。通信リンク開設制御手段
52aは、移動局PS1〜PSjからの通信開始要求
(発信)や着信応答を、狭ビーム無線部11〜1nある
いは広ビーム無線部21〜23を通じて受け付けて、上
記移動局PS1〜PSjとの間に通信リンクを開設する
ものである。
【0063】移動速度判定手段52bは、上記通信リン
ク開設制御手段52aにより開設された通信リンクを通
じて上記移動局PS1〜PSjより送られる制御データ
を監視して、このデータに含まれる移動局の識別情報
(携帯移動機か車載移動機か)より移動局PS1〜PS
jの移動速度(低速移動か高速移動か)を推定するもの
である。
【0064】無線部切換制御手段52cは、移動速度判
定手段52bにて推定された移動速度に応じて、上記移
動局PS1〜PSjとの間の開設される通信リンクを、
狭ビーム無線部11〜1nを通じたもの(低速移動時)
か、あるいは広ビーム無線部21〜23を通じたもの
(高速移動時)に切換える制御を行なう。
【0065】次に、図5および図6を参照して、上記構
成の無線通信基地局装置BS2の動作を以下に説明す
る。まず、図5に示す移動局PS1が発信を行なう場合
の動作について説明する。
【0066】図5に示すように、移動局PS1が発信を
行なうと、これを通信リンク開設制御手段52aが、移
動局PS1の位置する領域ZS1に対応する狭ビーム無
線部11を通じて受け付け、移動局PS1との間に通信
リンクを開設する。
【0067】そして次に、移動速度判定手段52bが、
移動局PS1より送られる制御データに含まれる移動局
PS1の識別情報を監視して、移動局PS1が携帯移動
機であることを検出する。
【0068】すると、無線部切換制御手段52cは、図
6に示すように、移動局PS1との間の通信を、通信リ
ンクの開設時と同様に、狭ビーム無線部11を用いて行
なうよう制御する。
【0069】次に、車載移動機である移動局PS2が通
信を行なう場合の動作について説明する。図5に示すよ
うに、移動局PS2が発信を行なうと、これを通信リン
ク開設制御手段52aが、移動局PS2の位置する領域
ZS2に対応する狭ビーム無線部12を通じて受け付
け、移動局PS2との間に通信リンクを開設する。
【0070】そして次に、移動速度判定手段52bが、
移動局PS2より送られる制御データに含まれる移動局
PS2の識別情報を監視して、移動局PS2が車載移動
機であることを検出する。
【0071】すると、無線部切換制御手段52cが、図
6に示すように、移動局PS2との間の通信を、領域Z
S2を包含する領域ZL1に対応する広ビーム無線部2
1を用いて行なうよう切換制御する。
【0072】そして、次に、移動局PS3に対して、公
衆網より着信が発生した場合の動作について説明する。
図6に示すように、移動局PS3に対する着信が発生す
ると、図示しない制御局が、移動局PS3の位置する領
域ZL1に対応する広ビーム無線部21を通じて移動局
PS3に対する呼び出しを行なう。
【0073】この呼出しに対して、移動局PS3が応答
するために、応答信号を送信すると、移動局PS3の位
置する領域ZS3に対応する狭ビーム無線部13が上記
応答信号を受信し、通信リンク開設制御手段52aが移
動局PS3との間に通信リンクを開設する。
【0074】そして次に、移動速度判定手段52bが、
移動局PS3より送られる制御データに含まれる移動局
PS3の識別情報を監視して、移動局PS3が携帯移動
機であることを検出する。
【0075】すると、無線部切換制御手段52cは、図
6に示すように、移動局PS3との間の通信を、通信リ
ンクの開設時と同様に、狭ビーム無線部13を用いて行
なうよう制御する。
【0076】そして、次に、車載移動機である移動局P
S4に対して、公衆網より着信が発生した場合の動作に
ついて説明する。図6に示すように、移動局PS4に対
する着信が発生すると、図示しない制御局が、移動局P
S4の位置する領域ZL1に対応する広ビーム無線部2
1を通じて移動局PS4に対する呼び出しを行なう。
【0077】この呼出しに対して、移動局PS4が応答
するために、応答信号を送信すると、移動局PS4の位
置する領域ZS4に対応する狭ビーム無線部14が上記
応答信号を受信し、通信リンク開設制御手段52aが移
動局PS4との間に通信リンクを開設する。
【0078】そして次に、移動速度判定手段52bが、
移動局PS4より送られる制御データに含まれる移動局
PS4の識別情報を監視して、移動局PS4が車載移動
機であることを検出する。
【0079】すると、無線部切換制御手段52cが、図
6に示すように、移動局PS4との間の通信を、領域Z
S4を包含する領域ZL1に対応する広ビーム無線部2
1を用いて行なうよう切換制御する。
【0080】以上のように、上記構成の無線通信基地局
装置BS2では、移動速度の遅い携帯移動機との通信時
には、狭ビーム無線部11〜1nを通じて行ない、移動
速度の速い車載移動機との通信時には、広ビーム無線部
21〜23を通じて行なうようにしている。
【0081】すなわち、移動速度の遅くハンドオーバの
発生が頻繁でない携帯移動機との通信については、多数
のユーザを収容可能な狭ビーム無線部11〜1nを通じ
て行ない、移動速度が速くハンドオーバが頻繁に発生す
る可能性の高い車載移動機との通信については、広ビー
ム無線部21〜23を通じて行なうようにしている。
【0082】したがって、上記構成の無線通信基地局装
置BS2によれば、上述のような移動速度に応じて用い
る無線部の切換により、ハンドオーバ頻度を増大させる
ことなく、多数のユーザを収容することが可能となる。
【0083】尚、この発明は上記実施の形態に限定され
るものではない。例えば、上記実施の形態では、移動局
PS1〜PSjの移動速度の推定を、制御データに含ま
れる移動局PS1〜PSjの識別情報より推定するよう
にしたが、これに代わって例えば、移動局PS1〜PS
jからの受信信号のフェージングピッチから推定するよ
うにしたり、あるいは移動局PS1〜PSjのユーザか
らの移動速度の通知操作に基づくようにしてもよい。ま
た、各移動局PS1〜PSjのハンドオーバの発生頻度
を監視しておき、この監視結果に基づいて移動速度の推
定を行なうようにしてもよい。
【0084】図7は、この発明の第3の実施形態に係わ
る無線通信基地局装置BS3の構成を示すものである。
この図に示す無線通信基地局装置BS3は、狭ビーム無
線部11〜1n、広ビーム無線部21〜23、制御部5
3、信号処理部6を備えている。
【0085】狭ビーム無線部11〜1n(但し、nは4
以上)は、それぞれアンテナ101〜10nと、無線回
路111〜1m1,112〜1m2,…11n〜1mn
とを備え、図8に示すように、それぞれ360/n
[゜]程度の角度の領域ZS1〜ZSnに対してビーム
を形成する。尚、図8では、上記「n」が18の場合を
例に示している。
【0086】また、無線回路111〜1m1,112〜
1m2,…11n〜1mnは、スペクトラム拡散方式に
よる通信を行なうもので、これらの間で共通の拡散符号
群のいずれかの拡散符号を選択的に用いて、上記領域Z
S1〜ZSn内の移動局PS1〜PSjとの間でスペク
トラム拡散信号を用いた通信を行なう。
【0087】すなわち、移動局PS1〜PSjからのス
ペクトラム拡散信号は、無線回路111〜1m1,11
2〜1m2,…11n〜1mnにてレイク(Rake)
受信され、上記拡散符号を用いて復号処理などが施され
た後、後述の信号処理部6に入力される。
【0088】一方、信号処理部6より無線回路111〜
1m1,112〜1m2,…11n〜1mnに入力され
る信号は、ここで上記拡散符号を用いて符号化処理など
が施され、これにより得られたスペクトラム拡散信号
が、無線周波信号に変換されて、それぞれ対応する上記
領域ZS1〜ZSnの移動局PS1〜PSjに向け送信
される。
【0089】広ビーム無線部21〜23は、それぞれア
ンテナ201,202,203と、無線回路211〜2
k1,212〜2k2,213〜2k3とを備え、図5
に示すように、それぞれ120[゜]程度の角度の領域
ZL1〜ZL3に対してビームを形成する。
【0090】また、無線回路211〜2k1,212〜
2k2,213〜2k3は、スペクトラム拡散方式によ
る通信を行なうもので、これらの間で互いに異なる拡散
符号群が割り当てられ、そのうちいずれかの拡散符号を
選択的に用いて、上記領域ZL1〜ZL3内の移動局P
S1〜PSjとの間でスペクトラム拡散信号を用いた通
信を行なう。
【0091】すなわち、移動局PS1〜PSjからのス
ペクトラム拡散信号は、無線回路211〜2k1,21
2〜2k2,213〜2k3にて、レイク(Rake)
受信され、上記拡散符号を用いた復号処理などが施され
た後、後述の信号処理部6に入力される。
【0092】一方、信号処理部6より無線回路211〜
2k1,212〜2k2,213〜2k3に入力される
信号は、ここで上記拡散符号を用いて符号化処理などが
施され、これにより得られたスペクトラム拡散信号が、
無線周波信号に変換されて、それぞれ対応する上記領域
ZL1〜ZL3の移動局PS1〜PSjに向け送信され
る。
【0093】信号処理部6は、無線回路111〜1m
1,112〜1m2,…11n〜1mnにてそれぞれ復
号されたデータのうち、パケットデータについてはパケ
ット網を通じて通信相手に送信し、音声通信データにつ
いては公衆網を通じて通信相手に送信し、また制御デー
タについては後述の制御部53に出力する。
【0094】また、信号処理部6は、制御部53の制御
によって、パケット網を通じて通信相手より入力される
パケットデータ、および公衆網を通じて通信相手より入
力される音声通信データを、上記パケットデータおよび
音声通信データの宛先となる移動局PS1〜PSjの位
置する領域に対応する無線回路111〜1m1,112
〜1m2,…11n〜1mnおよび無線回路211〜2
k1,212〜2k2,213〜2k3に出力する。
【0095】制御部53は、当該無線通信基地局装置B
S3の各部を統括して制御するもので、無線回路111
〜1m1,112〜1m2,…11n〜1mnおよび無
線回路211〜2k1,212〜2k2,213〜2k
3に対する拡散符号の割り当て、広ビーム無線部21〜
23を用いた通信のハンドオーバに関わる制御、他の無
線通信基地局装置とのハンドオーバに関わる制御などを
行なう。
【0096】また、制御部53は、通信リンク開設制御
手段53aと、通信品質判定手段53bと、無線部切換
制御手段53cを備えている。通信リンク開設制御手段
53aは、移動局PS1〜PSjからの通信開始要求
(発信)や着信応答を、狭ビーム無線部11〜1nある
いは広ビーム無線部21〜23を通じて受け付けて、上
記移動局PS1〜PSjとの間に通信リンクを開設する
ものである。
【0097】通信品質判定手段53bは、移動局PS1
〜PSjから送信信号をレイク受信する際の受信信号の
遅延プロファイルより、マルチパスの遅延スプレッドを
監視し、その遅延量が予め設定した基準値を越える場合
に、通信品質が劣化しているものと判定するものであ
る。
【0098】無線部切換制御手段53cは、通信品質判
定手段53bの判定結果に応じて、上記移動局PS1〜
PSjとの間の開設される通信リンクを、狭ビーム無線
部11〜1nを通じたもの(劣化が大きい時)か、ある
いは広ビーム無線部21〜23を通じたもの(劣化が小
さい時)に切換える制御を行なう。
【0099】次に、図8および図9を参照して、上記構
成の無線通信基地局装置BS3の動作を以下に説明す
る。まず、図8に示す移動局PS1が発信を行なう場合
の動作について説明する。
【0100】図9に示すように、移動局PS1が発信を
行なうと、これを通信リンク開設制御手段53aが、移
動局PS1の位置する領域ZL1に対応する広ビーム無
線部21を通じて受け付け、移動局PS1との間に通信
リンクを開設する。
【0101】そして次に、通信品質判定手段53bが、
広ビーム無線部21において移動局PS1から送信信号
をレイク受信する際のマルチパスの遅延スプレッドを監
視する。
【0102】尚、この際、当該無線通信基地局装置BS
3には、移動局PS1より遅延量の大きいマルチパス信
号が到来しないため、通信品質判定手段53bは、通信
品質が劣化していないものと判定する。
【0103】すると、無線部切換制御手段53cは、通
信品質判定手段53bが通信品質の劣化を検出しないた
め、移動局PS1との間の通信を、通信リンクの開設時
と同様に、広ビーム無線部21を用いて行なうよう制御
する。
【0104】次に、移動局PS2が発信を行なう場合の
動作について説明する。図9に示すように、移動局PS
2が発信を行なうと、これを通信リンク開設制御手段5
3aが、移動局PS2の位置する領域ZL1に対応する
広ビーム無線部21を通じて受け付け、移動局PS2と
の間に通信リンクを開設する。
【0105】そして次に、通信品質判定手段53bが、
広ビーム無線部21において移動局PS2から送信信号
をレイク受信する際のマルチパスの遅延スプレッドを監
視する。
【0106】尚、この際、当該無線通信基地局装置BS
3には、図8に示す反射体Rの存在により移動局PS2
より遅延量の大きいマルチパス信号が到来しているた
め、通信品質判定手段53bは、通信品質が劣化してい
るものと判定する。
【0107】すると、無線部切換制御手段53cは、通
信品質判定手段53bが通信品質の劣化を検出している
ため、移動局PS2との間の通信を、移動局PS2の位
置する領域ZS2に対応する狭ビーム無線部12を用い
て行なうよう制御する。
【0108】以上のように、上記構成の無線通信基地局
装置BS3では、通信信号に遅延スプレッドが生じてい
ても、レイク受信によって通信品質の劣化を引き起こさ
ないような場合には、広ビーム無線部21〜23を通じ
て行ない、一方、通信信号に大きな遅延スプレッドが生
じレイク受信でも受信が不可能な場合には、狭ビーム無
線部11〜1nを通じて行なうことにより、反射体R方
向への送信を抑制するようにしている。すなわち、ビル
などの反射体Rにより大きな遅延スプレッドが生じる場
合には、ビーム幅を狭めて通信を行なうようにしてい
る。
【0109】したがって、上記構成の無線通信基地局装
置BS3によれば、上述のような遅延スプレッドの大き
いマルチパス信号による通信品質の劣化を防止すること
ができる。
【0110】尚、この発明は上記実施の形態に限定され
るものではない。例えば、上記実施の形態では、マルチ
パス信号に起因する通信品質の劣化を防止するようにし
たが、これに代わって例えば、移動局PS1〜PSjか
らの受信信号の信号対雑音比(CNR)を監視し、この
監視結果に応じて通信に用いる無線部を切換制御するよ
うにしてもよい。
【0111】これによれば、移動局PS1〜PSjの送
信出力が伝送情報量に比べて不足する場合や、伝搬損が
大きい場合に低下して、信号対雑音比が低下した際に、
アンテナ利得の高い狭ビーム無線部11〜1nを通じて
通信することにより、通信を行なうことができる。
【0112】また、例えば、上記実施の形態では、CD
MA方式を例に挙げて説明したが、FDMA方式やTD
MA方式の同様の無線通信基地局装置に適用しても効果
が得られる。尚、一般にFDMA方式やTDMA方式で
は、レイク受信は行なわないため、反射波などのマルチ
パスの問題は深刻であり、上述の第3の実施形態をこれ
らの方式に適用すれば、一層の効果を奏する。
【0113】さらに、上述では、すべての子局が移動局
PS1〜PSjの場合について説明したが、子局が固定
局の場合に適用することも可能である。この場合には、
固定子局の新設や撤去、仕様変更などに伴う、当該無線
通信基地局装置のアンテナ管理の負担がなく、無線資源
(周波数や拡散符号)の効率的運用を図ることができ
る。
【0114】なぜなら、各固定子局に対して狭ビームア
ンテナを設置する場合に比べると、この発明では、広ビ
ームアンテナを混在するようにしているため、広ビーム
でも不都合の生じない固定子局(例えば、送信電力に比
べて通信容量が小さい子局)に対しては、広ビームによ
って通信を行ない、そして、大容量の通信を行なう固定
子局に対しては優先的に狭ビームを割り当てて省電力化
を図り、管理負担と無線資源との最適な組み合わせを得
ることができる。その他、この発明の要旨を逸脱しない
範囲で種々の変形を施しても同様に実施可能であること
はいうまでもない。
【0115】
【発明の効果】以上述べたように、この発明に係わる無
線通信基地局装置では、空間に第1のビームを形成して
通信装置と無線回線を介して通信を行なう複数の第1の
通信手段と、この複数の第1の通信手段が形成する第1
のビームよりも広いビーム幅の第2のビームを第1のビ
ームを包含するように形成し、通信装置と無線回線を介
して通信を行なう第2の通信手段とを備え、無線ゾーン
を2種のビームを重畳して形成するようにしている。
【0116】そして、通信装置との通信が断続的なもの
か連続的なものか、通信の種別は何か、あるいは通信装
置の移動速度が高速か否かなどのハンドオーバの影響を
受けやすさに関係する諸条件に応じて、通信手段を選択
的に使用するようにしている。このため、この発明によ
れば、ハンドオーバ頻度を増大させることなく、多数の
ユーザを収容することが可能な無線通信基地局装置を提
供できる。
【0117】また、この発明では、通信装置との通信の
品質に応じて異なるビーム幅の通信手段を選択的に使用
して通信を行なうため、例えばマルチパスなどにより大
きな遅延が生じる場合に、ビーム幅の狭い第1の通信手
段にて行なうことにより、反射体などによるマルチパス
を抑制することが可能な無線通信基地局装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態に係わる無線通信基
地局装置の構成を示す回路ブロック図。
【図2】図1に示した無線通信基地局装置の狭ビーム無
線部および広ビーム無線部によって形成されるビームの
形状を示す図。
【図3】移動局と図1に示した無線通信基地局装置との
間でなされる通信を説明するための図。
【図4】この発明の第2の実施形態に係わる無線通信基
地局装置の構成を示す回路ブロック図。
【図5】図4に示した無線通信基地局装置の狭ビーム無
線部および広ビーム無線部によって形成されるビームの
形状を示す図。
【図6】移動局と図4に示した無線通信基地局装置との
間でなされる通信を説明するための図。
【図7】この発明の第3の実施形態に係わる無線通信基
地局装置の構成を示す回路ブロック図。
【図8】図7に示した無線通信基地局装置の狭ビーム無
線部および広ビーム無線部によって形成されるビームの
形状を示す図。
【図9】移動局と図7に示した無線通信基地局装置との
間でなされる通信を説明するための図。
【図10】大ゾーン方式の移動通信システムの通信エリ
アの構成を示す図。
【図11】小ゾーン方式の移動通信システムの通信エリ
アの構成を示す図。
【符号の説明】
11〜1n…狭ビーム無線部 101,102〜10n…アンテナ 111〜1m1,112〜1m2,…11n〜1mn…
無線回路 21,22,23…広ビーム無線部 201,202,203…アンテナ 211〜2k1,212〜2k2,213〜2k3…無
線回路 3,4,6…信号処理部 51,52,53…制御部 51a,52a,53a…通信リンク開設制御手段 51b…通信種別判定手段 51c,52c,53c…無線部切換制御手段 52b…移動速度判定手段 53b…通信品質判定手段

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線回線を介して接続される通信装置を
    有線通信網に接続する無線通信基地局装置において、 空間に第1のビームを形成して、前記通信装置と無線回
    線を介して通信を行なう複数の第1の通信手段と、 この複数の第1の通信手段が形成する第1のビームより
    も広いビーム幅の第2のビームを、前記第1のビームを
    包含するように形成し、前記通信装置と無線回線を介し
    て通信を行なう第2の通信手段とを具備することを特徴
    とする無線通信基地局装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の通信手段は、前記通信装置と
    の間で断続的になされる通信を行ない、 前記第2の通信手段は、前記通信装置との間で連続的に
    継続してなされる通信を行なうことを特徴とする請求項
    1に記載の無線通信基地局装置。
  3. 【請求項3】 前記無線回線を介して接続される通信装
    置との間でなされる通信の種別を判定する通信種別判定
    手段と、 この通信種別判定手段の判定結果に応じて、前記第1の
    通信手段と前記第2の通信手段のうち、いずれか一方を
    選択して前記通信装置と通信を行なう切換制御手段とを
    具備することを特徴とする請求項1に記載の無線通信基
    地局装置。
  4. 【請求項4】 前記通信種別判定手段は、前記通信装置
    との間でなされる通信の種別が、パケットデータ通信か
    音声通信かを判定し、 前記切換制御手段は、前記通信種別判定手段の判定結果
    がパケットデータ通信の場合には、前記第1の通信手段
    を通じて前記通信装置と通信を行なうよう切換制御し、
    一方、前記通信種別判定手段の判定結果が音声通信の場
    合には、前記第2の通信手段を通じて前記通信装置と通
    信を行なうよう切換制御することを特徴とする請求項3
    に記載の無線通信基地局装置。
  5. 【請求項5】 前記無線回線を介して接続される通信装
    置の移動速度が高速か否かを判定する移動速度判定手段
    と、 この移動速度判定手段の判定結果に応じて、前記第1の
    通信手段と前記第2の通信手段のうち、いずれか一方を
    選択して前記通信装置と通信を行なう切換制御手段とを
    具備することを特徴とする請求項1に記載の無線通信基
    地局装置。
  6. 【請求項6】 前記切換制御手段は、前記通信種別判定
    手段が前記通信装置の移動速度が高速でないと判定した
    場合には、前記第1の通信手段を通じて前記通信装置と
    通信を行なうよう切換制御し、一方、前記通信種別判定
    手段が前記通信装置の移動速度が高速であると判定した
    場合には、前記第2の通信手段を通じて前記通信装置と
    通信を行なうよう切換制御することを特徴とする請求項
    5に記載の無線通信基地局装置。
  7. 【請求項7】 前記移動速度判定手段は、前記通信装置
    より無線回線を介して送られる情報に基づいて、前記通
    信装置の移動速度が高速か否かを判定することを特徴と
    する請求項5または請求項6に記載の無線通信基地局装
    置。
  8. 【請求項8】 前記第1の通信手段および前記第2の通
    信手段を通じて前記通信装置との間でなされる通信は、
    CDMA(Code Division Multiple Access)方式によ
    るものであって、 前記移動速度判定手段は、前記通信装置より受信した信
    号よりフェージングピッチを検出し、このフェージング
    ピッチから前記通信装置の移動速度が高速か否かを判定
    することを特徴とする請求項5または請求項6に記載の
    無線通信基地局装置。
  9. 【請求項9】 前記通信装置より受信した信号より、そ
    の通信品質を判定する通信品質判定手段と、 この通信品質判定手段の判定結果に応じて、前記第1の
    通信手段と前記第2の通信手段のうち、いずれか一方を
    選択して前記通信装置と通信を行なう切換制御手段とを
    具備することを特徴とする請求項1に記載の無線通信基
    地局装置。
  10. 【請求項10】 前記通信品質判定手段は、前記通信装
    置より受信した信号の遅延スプレッドを検出し、この遅
    延スプレッドが予め設定した基準値を越える場合に、前
    記通信装置より受信した信号の通信品質が低下している
    と判定し、 前記切換制御手段は、前記通信品質判定手段によって前
    記通信品質が低下していると判定される場合には、前記
    第1の通信手段を通じて前記通信装置と通信を行なうよ
    う切換制御し、一方、前記通信品質判定手段によって前
    記通信品質が低下していると判定されない場合には、前
    記第2の通信手段を通じて前記通信装置と通信を行なう
    よう切換制御することを特徴とする請求項9に記載の無
    線通信基地局装置。
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