黒人とは、
概要
要するに肌の色が黒い人。黄色人種である日本人でも色が黒い人はいるが、そうではなくて本当に黒い人。二グロイドと同意義ではあるが、広義にはオーストラロイド(アボリジニ、メラネシア人、パプアニューギニア人など)を含める場合もある。
狭義の黒人の定義ならばアフリカのサハラ砂漠以南に多く、また、そこから連れ出されるなどした人の子孫が南北アメリカ大陸にいる。アフリカと言っても全部が黒人の国ではなく、例えばエジプトはアラブ系の人が多い。
さらに下位分類として、コンゴイドとカポイドに分けられ、語族や生活様式が異なっている。コンゴイドはナイル・サハラ諸語を使い牧畜や農耕をするが、カポイドはコイサン諸語を使い狩猟生活をする傾向にある。
身体能力がスゴイみたいに言われることもあるが、アフリカでの生活がそうさせているのであって、アメリカでは普通に目も悪くて運動不足で太っている黒人もいる。
歴史的にアフリカ大陸から奴隷として連れ出され(もっとも、奴隷貿易は黒人が別の部族の黒人を売り飛ばしていた)たこともあって、色々と差別だのなんだのと問題となることもある。negroとかniggerとか言うと差別になるのでblackとかAfricanAmericanと言い換えられる。後者を直訳するとアフリカ系アメリカ人だが、アフリカ系=黒人ではないはずなのに(例えば、エジプト系アメリカ人など)黒人を指す。日本でもちびくろサンボやポケモンのルージュラ、カルピスのCMやミスターポポなどが問題になったことがあり、ルージュラは突然肌の色が変わり、ミスターポポはアメリカ版では青くなった。
日本では、なんとあの織田信長の家来にも黒人がいたことで知られている。名を弥助という。彼はモザンビーク出身で、宣教師から信長に献上された。信長は最初肌を黒く塗って自分をからかっているのだと思い、弥助をゴシゴシ洗わせたが色落ちしなかったので大変驚いたそうな。信長は彼を大変気にっており、道具持ちなどをさせていた。本能寺の変の際にも光秀襲撃を織田信忠に知らせ、二条城で織田家のために奮戦したが、結局投降したという。光秀は「コイツは動物で何も知らんのだから、殺すことはない。教会にでも送り返せ」と差別意識からか、あるいは助命のための方便として発言し彼を解放したという。その後弥助がどうなったのかは不明である。
その他、古代エジプトの第25王朝は黒人の王朝であった。彼らはエジプトを制圧したが、エジプトの文化を破壊するどころかむしろ復興させようとした。彼らはエジプト文化を尊重していたようで、今もスーダンには当時のピラミッドが残されており、世界遺産になっている。
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関連項目
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