また防犯措置についても記載する。
概要
「刑罰法規に規定された構成要件に該当し、違法性のある行為」のことをいうが、有害とされない行為も含めて、より広義に用いられることもある。テロ行為なども含める。
犯罪を行い、刑罰の対象となったもののことを、犯罪者(犯人)と呼ぶ。
刑法に書かれていても、正当行為・正当防衛・緊急避難のいづれかに当てはまる場合は、法律違反にはならない。
(例:包丁をもった人が襲いかかってきた場合、棍棒で返り討ちにしても、正当防衛となる)
また、14歳未満のものや、心神喪失者の行為は罰することができない。(心神耗弱者の場合は、刑の軽減)
軽犯罪の例
・公共の場での唾を吐く行為、小便をする行為(軽犯罪法第一条26号違反)
・飲酒状態での自転車の運転 (道路交通法違反)
・前日にゴミ出しをする行為 (廃棄物の処理及び清掃に関する法律 第16条違反)
等。
重犯罪の例
・殺人(未遂)罪 ・死体遺棄罪 ・強盗罪 ・窃盗罪 ・放火罪
・過失致死罪 ・逮捕・監禁罪 ・略取誘拐罪 ・強姦罪
・暴行罪 ・住居侵入罪(不退去罪)等。
犯罪には時効があり、一定時間経ったものに関しては、公訴権が消滅することがる。また、刑事裁判で刑の言渡しを受けた者が、その確定した後、一定期間その執行を受けない場合に刑罰権が消滅することがある。
一般的には前者のことを「時効」という。
映画やテレビドラマ、小説、漫画などでは、犯罪を題材にした作品が多く見られ、これらはクライム、クライム・サスペンスと称されて一つのジャンルとなっている。中には猟奇殺人をテーマにしているものもあり、凶悪犯罪の低年齢化を助長しているとの声もある。
また「違法だとは知らなかった」=「無罪」ではない。厳密には本当に知らなかったのか、損害や迷惑を予知できなかったのか、違法と気づくチャンスはあったか…といった様々な潔白を証明する必要がある。(明確な証拠記録情報も必要となる場合も)
国や地域文化においては、思わぬ事象が犯罪・ルール違反となる場合もあるので要注意。
(→「あっそれ禁止されてるんだ」っていう規則やルールの一覧)
既に犯罪に晒されている場合
日常的な犯罪に晒されている場合、録音・録画などが有効。(→記録)
学校や教育委員会は昇進や査定に響くのを恐れ、全力で保身や隠蔽に走りやすいため、いじめなどは弁護士や警察へ行く手もある。というより刑事訴訟法239条に公務員には告発義務がある。
モンスターペアレント・悪質クレーマーなど、穏便に済ませようとする学校・企業店舗も多く、不当な要求に乗るとつけあがるので要注意。怪しい場合はレシート(購入記録)の確認も必須。録音によって威力業務妨害罪を突き付けるのも手。
犯罪でなければ警察は動かず、また人手不足から24時間張り付くこともできないため、探偵などに証拠収集を依頼するといった手もある。
サービス残業やノルマ買取強制、退職させない…etcといったトンデモ企業(アルバイト・派遣も含む)もあるが、労働基準法違反は犯罪である。
警察が動かない場合もある
ごく稀に最低最悪な警察官に当たってしまい、正当な理由なく動かない、被害届を受理しないなど適当にあしらわれる場合もある。
各都道府県本部に設置されている「監察」へ連絡すること。録音等もあるとなお良い。「警察の中の警察」であり、査定や昇給に関わるため不真面目な警官には特に恐れられる。
(→警察/まともに動いてくれない!の項を参照)
冤罪の可能性が皆無で、極めて悪質な手口の場合
最終手段として、録音・録画記録をSNSやYoutubeで世間に広く公表する手もある。悪事が世間に注目されてしまい炎上する事態は最も嫌がるため。
犯罪を防ぐ
防犯。様々な対策があるものの…
- 相手を疑う。
- 定期的に周囲を確認する。
- 情報を与えない。
- 「自分だけは大丈夫」と油断しない。対岸の火事ではない。(正常性バイアス)
- 犯行実施のリスクを高めたり、物理的に不可能にする、メリット自体を無くしてしまう。
- 虚偽を防ぐ。
- あらかじめ様々な犯罪情報・手口を知っておく。
- うまい話…そんなものはない。
- いざとなれば周囲の物品を武器にする。この辺りは護身術・正当防衛といった項目が詳しい。
- その他、想像力を働かせる。
詐欺においては、該当記事に別個にまとめられている。
理不尽や疑問を感じたら「○○が言うのだから間違いない」「よくわからないけど調べるのは面倒」なんて言わずに調べる、相談するといった手段も非常に有効である。
デメリットを突き付ける
特に悪質な犯罪者に限っては、綺麗事や正攻法は通用しない。
「相手がどうなっても、金になれさえすればいい」
「相手がどうなっても、欲求を満たせればいい」
「被害者がかわいそう?んで?だから?うっせえわバカ」という考えも多い。
煽り運転、闇バイトにおけるアポ電強盗などが良い例である。
法律・ルール・一般常識・道徳や倫理観といった枠に捕らわれず、卑怯な戦法や行為を平然と行う事が可能であるため説得などの対話は基本的に有効ではなく、逆ギレや反撃を受けるのがオチなので、犯行におけるリスク・デメリット等を強調したほうが有効な場合もある。(自分の不利益に対しては敏感なため)
例
- 死角なく配置された監視カメラによって記録されてしまう。
- 光や音など、存在を周囲に知られるもの。
- 物理的に困難にする。
- 「この通話は録音されています」と冒頭で流すだけで、悪徳クレーマーが激減する。
- 開封・細工を行うと痕跡が残る構造。
- そもそも店舗施設内に金銭・貴重品を保管していないなど盗みようがない。
※他にもあれば追加してください。
アイデア次第であるが「犯罪を犯すリスクの割に利益が無い」と思わせるのもひとつの手である。
関連動画
関連チャンネル
関連項目
脚注
子記事
兄弟記事
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