合資会社 自転車創業 とは、日本のゲームソフト会社である。
代表者はかざみみかぜ。氏
創業は2000年1月。
概要
主にサウンドノベルを製作・販売している。
「セーブ・ロード・選択肢」という既存要素以外に、斬新なゲーム性を取り入れたサウンドノベル「アドバンスドノベル」を提唱・販売しているのが特徴。
新作の発表頻度はおよそ2年に1作のペース。
第1作目以来、ANOS (Advanced Novel Operation System) と呼ばれる独自のシステムを導入しており、コマンド総当りではなく自力で読み解くことに重きを置いている。そのためネタバレに関するガイドラインも提示されており、ニコニコ動画内でもネタバレ動画は逐一削除申請(※ネタバレの無い動画は削除申請しない)という姿勢を徹底している。
活動規模(かざみみかぜ。氏ほか数名)および活動場所(主に同人イベント)ともに同人サークル的な趣が強いが、れっきとした企業として2000年より看板を構えている。
遡ると、かざみみかぜ。が別の会社に勤務していた時に「あの、素晴らしい をもう一度」の企画を出し、諸事情によりこれが通って、1999年に「あの、素晴らしい をもう一度」はX68000用ゲームとして発売された。しかし次に提出した「空の浮動産」の企画は通らなかった為、この企画を形にすることしか頭になかったかざみみかぜ。は「自分の考えていることを形にする一番手っ取り早い方法は何か」と考えた末、合資会社を設立したのである。[1]
自転車創業は上記の内容至上主義が転じて後述の「対面伝書」「交通系電子マネー決済」などを推進しており、企業や個人サークルの活動でネックになりがちな物流負担の軽減にも取り組んでいる。
作品一覧
どのソフトも取り扱い店舗が限られているため実店舗での購入は難しいが、通販やダウンロード購入での販売体制が整えられており、手軽にプレイが可能。
2014年、消費税増税のドサクサに紛れて過去作を全て1800円(税抜)に値下げする暴挙に出た。
個人サークル「自転車操業」
かざみみかぜ。氏による同人サークル。
自転車創業とは別名義である(実質的にはほぼ同一団体)。
自転車創業が発売したソフトの設定資料や製作コラムなどを同人誌として頒布している。
企業と同じく革新的な試みの目立つサークルであり、後述の「対面伝書」や交通系電子マネー販売(ヤマト運輸関連会社の電子マネー端末レンタルサービスを導入)にて徹底したローコスト頒布を実践している。
ノウハウから「対面伝書」「同人イベントで電子マネー」の実証兼ハウツー本販売も行っている。
同人イベント会場で「ハウツー本160ページ1冊98円」など一見して破格かつ半端な値段で販売しているのはこのサークルぐらいである。
電子書籍サービス「対面伝書」
“対面販売向けデジタルデータ頒布補助サービス 対面伝書”。
2013年よりPDF限定で運営開始。
2014年にPDF以外にも対応。書籍以外にゲームも頒布できるようになった。
従来のDL販売よりも「同人誌即売会等の対面販売向け」を重視した電子書籍サービス。
シリアルナンバーごとに初回DL年月日を管理しており、「初回DLから起算して○○日間だけ再DL可」「初回DLから起算して○○回だけ再DL可」という設定ができる(もちろん無制限も可)。シリアルナンバー入力済みURLをQRコードとして印刷することも可能。
一般的には下記のような利用方法をとる。
■販売者(同人サークル等)
(1)電子データをアップロードし、シリアルナンバー取得及び再DL可能数を設定する。
(2)会場には試し読み用冊子を数冊と、シリアルナンバーの紙束を持ち込む。
(3)シリアルナンバーを対面販売する(ポストカード的なしっかりした用紙を推奨)
(用紙表面に表紙絵、裏面にシリアルナンバー+DL手順を載せると初利用者にも親切)
■購入者
(1)会場でシリアルナンバーを購入する。
(2)購入したシリアルナンバーを「対面伝書」に入力し、DLする。
主なメリットは販売者・購入者共に物流負担が軽減されることと、転売できる物理的媒体が残らないので中古転売による売上げ機会減の防止が図れること。またサブファイル機能を用いて追加特典や修正ファイルを購入者に後から頒布できる。
※初回DL時にシリアルとアカウントを紐付ければ再DL期間が失効しても再DL可能。
同人サークル向けに公式サイトより説明用フリップの印刷元データが公開されている。
削除状況
動画 | 侵害権利 | 対象物 |
---|---|---|
あの、素晴らしい をもう一度 決着 リト編その2【プレイ動画】 | 著作権 | あの、素晴らしい をもう一度 |
関連項目
外部リンク
- 自転車創業 公式サイト
- 対面伝書 公式サイト
- 「電子書籍を対面販売―「対面電書」サービス」(ITmedia)
- 電子マネー決済の波、コミケにも―サークル「自転車操業」が導入を決めたわけ(ITmedia)
脚注
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- アイディアファクトリー
- アクワイア
- アトラス (ゲーム会社)
- アルュメ
- アークシステムワークス
- アークライト(ゲーム会社)
- インティ・クリエイツ
- インテンス
- エコールソフトウェア
- SNK
- エピック・ゲームズ
- エンターブレイン(ゲーム会社)
- オトメイト
- カイロソフト
- 角川ゲームス
- 株式会社エンターグラム
- カプコン
- カルチャーブレーン
- ガマニア
- ガンホー・オンライン・エンターテイメント
- ガンホー・ワークス
- キャリアソフト
- qureate
- QualiArts
- グッド・フィール
- グラスホッパー・マニファクチュア
- CAVE
- ゲームアーツ
- ゲームフリーク
- ゲームポット
- コジマプロダクション
- コナミ
- コロプラ
- コンパイルハート
- コーエーテクモゲームス
- Cygames
- サクセス(ゲーム会社)
- サンソフト
- サンドロット
- ザインソフト
- グランゼーラ
- CD Projekt
- ジャレコ
- ジー・モード
- スクウェア・エニックス
- ストラテジーアンドパートナーズ
- スパイク・チュンソフト
- セガ
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- ゼニマックス・メディア
- ソニー・インタラクティブエンタテインメント
- TYPE-MOON
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- 2K Games
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