概要
詳しくはウィキペディア参照。
機動隊は集団で行動する特性を活かし、多くの人が集まる雑踏警備や要所の警備・治安維持、暴動・暴徒など騒擾事件の鎮圧に向いている。反面、建物内部など狭隘な場所での、特に銃火器で武装した脅威の制圧には必ずしも向いていない。
狭隘な場所でのテロ事案や人質事案に対処する為に、一部都道府県機動隊内に特殊急襲部隊(SAT)が、都道府県警察刑事部麾下に特殊犯捜査係の突入部隊が編成されている。
特徴
全身にプロテクターやボディーアーマーを装備しているため識別は容易。チームワークを生かし、盾を使った密集陣形などで暴徒の進撃を食い止め、撃退するといった芸当が可能。(→暴動)
機動隊がいなかったら、一般警察官の装備では多勢に無勢でフルボッコにされてしまう。
短い警棒では物足りなく、かといって非武装の市民に拳銃を撃てば大問題など使い勝手が悪い。
海外でも現地の機動隊・治安維持部隊が暴徒と戦っている姿などが映し出されることも。
機動隊の主な活動履歴
- 1930年代
- 1940年代
- 1950年代
- 1960年代
- 1970年代
- 1980年代
- 1990年代
- 東西冷戦の終結と共に、国際情勢が著しく変化した。国内においてはカルト宗教団体「オウム真理教」の活動が活発化し、松本サリン事件や地下鉄サリン事件を起こす。機動隊はオウム関連施設の警戒や上九一色村の関連施設捜索など、従来にはない脅威に対応することとなる。
1995年6月には全日空857便ハイジャック事件が発生。函館空港において警視庁機動隊内に作られていた特科中隊の支援を受けた北海道警察の機動隊が当該機に突入、犯人を逮捕し人質を全員救出した。
その翌年、存在を秘匿されていた特殊部隊は公表及び増強された。
90年代に入ると汎用人間型作業機械「レイバー」が、従来の重機とあわせて使用されるようになる。しかしレイバーを用いた犯罪も急増し、これに対処する為警視庁は警備部にレイバーを用いる執行隊の設置を決定。従来の特科車両隊とは別に警備部直轄で中隊編成の「特科車両二課」を創設した。通称は「特車二課」「パトロールレイバー中隊」である。
- 東西冷戦の終結と共に、国際情勢が著しく変化した。国内においてはカルト宗教団体「オウム真理教」の活動が活発化し、松本サリン事件や地下鉄サリン事件を起こす。機動隊はオウム関連施設の警戒や上九一色村の関連施設捜索など、従来にはない脅威に対応することとなる。
- 2000年代
- 2010年代
各種部隊
『機動隊』と一括りにされてはいるが組織内には『機能別部隊』、『常備・予備部隊』と複数部隊に分かれている。地方によっては他部署との兼任で運用される部隊もいる。
装備品
車両
個人装備
海外の機動隊
アメリカの機動隊
アメリカは連邦、州、郡、市町村毎に別個の警察機関が作られており、機関毎に組織編成は全く異なる。ただ全体的な傾向としてはRiot Unitの専従編成が取られるとは限らず、パトロール部局から召集された警察官が臨時編成で警備に投入されることも多い。対応する案件は雑踏警備やデモ警備、騒擾状況で、その辺りは日本と変わらない。またヨーロッパもそうであるが、アメリカでも騎馬警官が警備目的で編成されており、群集やデモ隊の警戒や制御するのに投入される。
ロサンゼルス市警察 メトロポリタンディビジョン(LAPD Metropolitan Division)
市内でおきる騒擾や重大事件、テロへの対応や、その他パトロール警官や刑事を現場で支援するメトロポリタンディビジョン。A、B、C、D、Eの五個小隊とK-9の6の部隊で編成され、ディビジョンの指揮官はCaptain Ⅲをあてる。LAPD屈指の精鋭部隊である。
関連作品
動画
静画
- 人員
- 車両
MMDモデル
関連項目
脚注
- *但し1950年代までは旧軍の戦車(大砲を外すなどの改造をしていた)や進駐軍の非装甲だが威圧的な外観を持つ軍用車両を装備していた
- *東大安田講堂事件の様に建物に籠城して屋上や高層階の窓から投石や火炎瓶などを投げてきたケースがあった
- *現在は建設用の大型バスケット付作業車を使用
- *あさま山荘事件で使用された鉄球付きクレーン車は地元企業から徴用されたものに簡易装甲を装備したものだった
- *厳密には軍用ライフル弾を防ぐレベルの盾は非常に重く車輪付きのものや、小型の携帯可能な重量サイズに収まっている場合が多い。
- *但し、琉球警察では拳銃も含めて銃火器は部隊長クラスの許可がなければ緊急時を除いて装備して出動、警戒ができなかった
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