ギース・ハワードとは、SNKの対戦型格闘ゲーム『餓狼伝説』シリーズなどのキャラクターである。
概要
身長183cm。戦闘スタイルは古武術で、胴着に袴を着て闘う(『龍虎の拳2』を除く)。
SNKを代表する悪役であり、その圧倒的な威圧感から、彼を超える悪キャラは現在でも少ないとされる。
サウスタウンの支配者ともあり、彼の周りを固める側近・部下の人数はかなりの数に上る。その中の一人、棒術使いのビリー・カーンを特に信頼しており、重要人物の始末には彼に命令する事がある。
餓狼伝説2のラスボス、ヴォルフガング・クラウザーとは異母兄弟にあたるが互いにその事実を認めようとしない。
日本が大好きで、彼のステージでは様々な日本の美術品が置かれている。必殺技の烈風拳を放つ際、しっかり日本語で「烈風拳」と言う。日本かぶれでも国家としてはアメリカが一番だと思っているが、本人のルーツは父親はオーストリア人で出生はドイツと複雑である。
後のライバル関係となるテリーとアンディの義父ジェフ・ボガードを秘伝書の為に殺害し、テリー達から恨まれる。第1作のエンディングではテリー・ボガードらに負けたギースがタワーから落ちて死ぬニュースが流れる(転落時に地面に向かって気を放ち(後の疾風拳)一命を取り留めたと言う設定もある)。『餓狼伝説スペシャル』で復活(ストーリー上は餓狼伝説3で正式に復活)し、『リアルバウト餓狼伝説』で再びタワーから転落。ギースはこの転落で死亡している。以降も彼は様々な作品で登場するが、「秘伝書が見せた幻」だったり「その作品自体がパラレルで正史と無関係」とされている。
『餓狼伝説』より過去の話となる『龍虎の拳2』では、格闘大会「キング・オブ・ザ・ファイターズ」を主催した黒幕であり、隠しボスとして登場する。『龍虎2』のギースは26歳で、長髪に洋装姿である(”若ギース”とも呼ばれている)。この作品のギースは、サウスタウンを影で牛耳る組織の幹部である。
妻の死に何も感じないその様から、実の息子ロック・ハワードに恨まれる。なお、息子は餓狼MOWにてプレイアブル化。カプエス2、ネオジオバトルコロシアム、KOF MI、KOFXIVでは親子で共演可能。
第1作のアーケード版当時の誤植「んんんんんー、許るさーん」は今でもネタにされる。
ステージ曲はBGMの評価の高い餓狼シリーズにおいても随一の完成度と言われ、ファンの支持も厚い。
外部出演
KOFシリーズにも『'96』でMr.BIG、ヴォルフガング・クラウザーと共にボスチームとして参戦したが、代名詞ともいえる烈風拳をはじめとする技の改悪がひどく(特に我道拳と化した烈風拳に関しては「子供のごっこ遊びかよ」「あれなら俺でもできる」などと言われる始末)、当時のギースファンから大顰蹙を買った。同作でも「死んだはずのギースが生きていた」という発言があるが、これは『餓狼3』での復活を指している。直後に『RB餓狼』で死んでしまうことをKOFスタッフは知らなかったため青ざめたというが、クラウザーも原作では死んでいるはずなのでどっちみちパラレルである。
ナイスファイ!で有名なKOFNWにも若ギースの姿でラスボスとして登場。AWNETを介した課金システムでプレイアブルキャラとしても使用でき、同作品を稼動数週間で大量撤去まで追い込んだ。
後に『'98UM』にて久しぶりに参戦するが主に隣の金ピカ皇帝がホッフッハー!しているのをただ眺めているだけだった感は否めない。『XIV』ではストーリーのあるタイトルではざっと20年振りのプレイアブル化。デザインは餓狼シリーズに近くなり、性能面では新技が複数追加されている。
『鉄拳7』でもゲストキャラクターとして参戦。豪鬼に続いて2人目の大物参戦と話題をさらった。
キャラ性能
また、彼を象徴する技として「当て身投げ」がある。相手の突進技やジャンプ攻撃を捌いて投げる。上段や中段に対して使い分けが求められるが、当て身投げの精度を高める事で対戦相手へ大きなプレッシャーを掛ける事が出来るので使い手も多い。
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