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カントー地方とは、ポケットモンスター赤・緑、ポケットモンスター青、ポケットモンスターピカチュウバージョン及びポケットモンスターファイアレッド・リーフグリーン、ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイの舞台となる架空の地方である。
概要
道路の番号は1~28。公式設定として関東地方がモデル。中部地方の一部も含んでいる。
金銀クリスタル及びハートゴールド・ソウルシルバーにおいてのみジョウト地方と繋がっている。ファイアレッド・リーフグリーンでは追加マップとして「ナナシマ」が加えられている。但し、「そらをとぶ」を使って行く事は不可能である。
道路は平野がほとんどで、天候の変化などもない。
ジョウト地方と比べると丸みを帯びた広葉樹のような森林が多く、微妙に環境が異なると考えられる。
町
カントー地方は町が比較的大きく、町それぞれにシンボルカラーがある。
- マサラタウン ─まっしろ はじまりの いろ─
- 主人公の家がある、始まりの町。シンボルカラーは「白」。主人公の家のすぐ東にライバルの家(双方とも中々の豪邸)があり、その南にはオーキド博士のポケモン研究所がある。町の南には海があり、グレンタウンに行ける。『金・銀』系列ではグリーンの家で姉のナナミが毛繕いをしてくれる(『HGSS』ではこれを7回するとグリーンの電話番号が貰える)。また、主人公の家の看板には「レッドのいえ」、ライバルの家の看板には「グリーンのいえ」と書かれてある。アニメ版ポケットモンスターの主人公、サトシもこの町の出身である。
- トキワシティ ─えいえんなる みどりの まち-
- 2番目に辿り着く緑が溢れる街。シンボルカラーは「緑」。ジムリーダーは「サカキ」で、3年後では「グリーン」。2番目にしていきなりポケモンジムがあるものの、挑戦できるのは『赤・緑』系列並びに『HGSS』では最後となる。『金・銀・クリスタル』のトキワジムはジムトレーナーがいないが、『HGSS』ではエリートトレーナーが数人存在し、トレーナーが使うポケモンのレベルは全て50を超えている。金銀クリスタル『HGSS』ではトレーナーハウスがある。
- ニビシティ ─けわしき やまあいの まち─
- 初めてのジム戦を行うことになる街。シンボルカラーは「灰色」。ジムリーダーは「タケシ」。街が岩山に囲まれており、道路には石が敷き詰められている。街の北には博物館があり、「ひみつのコハク」が手に入る。イベントを進めると『HGSS』ではホウエン地方チャンピオン、「ダイゴ」が来る。
- ハナダシティ ─はなさく みずの まち-
- 多くの運河が流れている街。シンボルカラーは「青」。ジムリーダーは「カスミ」。ニビシティからハナダシティには来ることができるが、段差がある為「なみのり」がないとその逆は不可能(『金・銀』系列ではなみのりがあっても不可)。街の北に行くと5人のトレーナーに勝ち抜きすることできんのたまがもらえる、「ゴールデンボールブリッジ」がある。
またハナダの北西には「ハナダのどうくつ」があり、奥には人造ポケモンのミュウツーが居る。ロケット団に荒らされた民家もある。100万円のぼったくり自転車が売られている「ミラクルサイクル」もこの街にある。 - クチバシティ ─ゆうやけいろの みなとまち-
- カントー地方唯一の港町。シンボルカラーは「橙」。ジムリーダーは「マチス」。豪華客船が来ている為、BGMと共にとても賑やかな雰囲気が漂う街だが、3年後の『金・銀』系列では一変してBGMも変わり、寂しい雰囲気になる。一年に一度やってくる豪華客船「サント・アンヌごう」やナナシマへ行ける「シーギャロップごう」、ジョウト地方のアサギシティへ繋がる高速船「アクアごう」などに乗船できる。ポケモン大好きな人たちが集まるクラブがある。
- シオンタウン ─とうとさの にじむ まち-
- イワヤマトンネルを抜けた先にある町。シンボルカラーは「紫」。亡くなったポケモン達のお墓が集まるポケモンタワーがある為か、BGMはもの悲しく薄暗い雰囲気となっている。ポケモンタワーではロケット団と闘うことになる。捨てられたり育てられなくなったポケモンを引き取っている「フジろうじん」のボランティアハウスや、姓名判断師の家がある。
- ヤマブキシティ ─ひかり かがやく だいとかい─
- カントー一の大都会。シンボルカラーは「金色」。ジムリーダーは「ナツメ」。モデルは東京都か。※小説版に限りトウキョシティが別に存在する。
- 東西南北にそれぞれシオン、タマムシ、クチバ、ハナダと繋がっている、カントー地方の中心都市。街の中央には大企業「シルフカンパニー」のビルがあるが、ロケット団に襲われる。ポケモンジムの他には元ジムである「かくとうどうじょう」があり、勝ち抜けばエビワラーかサワムラーを貰える。ものまねが大好きな、ものまねむすめの家があり、主人公の台詞を聞ける。『金・銀』系列ではジョウト地方のコガネシティと繋ぐ「リニアモーターカー」の駅が出来る。『HGSS』ではかくとうどうじょうでカントーとジョウトのジムリーダー、計16人と再戦が出来る。
- タマムシシティ ─にじいろの おおきな まち─
- カントー地方の中心都市の一つ。シンボルカラーは「虹色」。ジムリーダーは「エリカ」。モデルは東京都か。珍しいものが買えるタマムシデパートや、照明がキラキラと輝くゲームコーナーがあり、更には「ゲームフリーク本社」がある。ゲームコーナーの地下にはロケット団アジトがあるが、プレイヤーの活躍により壊滅する。他には「タマムシマンション」という大きなマンションがあり、屋上のペントハウスでイーブイを貰える。
『HGSS』ではこの街のレストランでシンオウ地方のジムリーダー、「スモモ」が大食い大会に参加している。噴水では一定の曜日にエリカとジョウト地方ジムリーダー、「ミカン」が会話しているシーンも見られる。日中からロケット団が歩いていたり、街の池にベトベターが出没したり、街の西にあるサイクリングロードにはぼうそうぞくが溜まっていたりと治安や環境はよろしくない。 - セキチクシティ ─にぎわい うつりゆく まち─
- サイクリングロードを抜けた先にある街。シンボルカラーは「ピンク」。ジムリーダーは「キョウ」で、3年後では娘の「アンズ」。街の道路にはレンガが敷き詰められている。カントー地方唯一のサファリゾーンがあり、珍しいポケモンが見られる他に、500円払うと制限時間内(一定歩数以内)ならポケモンをゲットし放題。『金・銀』系列ではサファリゾーンはなくなり、『HGSS』では代わりにパルパークとなっている。
- グレンタウン ─おしながされた かこの まち─
- マサラタウンの南にある海を進んでいった先にある火山島の町。シンボルカラーは「赤」。ジムリーダーは「カツラ」。モデルは伊豆大島か。セキチクシティからも来ることができる。当初は巨大な廃墟「ポケモンやしき」やポケモン研究所があったが、3年後の『金・銀』『ハートゴールド・ソウルシルバー』系列では、火山の大噴火によって島全体が溶岩に包まれてポケモンセンターを残すのみとなっている。しかし住んでいた人は皆助かったらしい。自然の持つ強大な力によって壊滅したグレンタウンを前にしたトキワジムリーダーのグリーンがナーバスになっている。ジムも無くなった為、カツラがふたごじまの内部を改造してジムとして使っている。
- ちなみに、グレンタウンが火山島にあるという設定は『金・銀・クリスタル』の容量不足により追加された後付け設定と思われがちだが、第一世代ソフトに付属していたカントー地方のイラストマップには山が描かれているため、後付け説は間違い。
ダンジョン・施設
- トキワのもり
- トキワシティの北にある、一筋の光も入ってこない程、木が生い茂った森。天然の迷路とされるが、そこまで複雑ではない。虫取り少年がたくさんいる。むしポケモン(主にキャタピーやビードルとその進化系)が大量に生息しており、稀にピカチュウが出現する(ピカチュウ版ではさらに低レベルのピジョンも出現)。『金・銀・クリスタル』では容量の関係で消えてしまったが、『HGSS』では復活しており、日によってはジョウト地方ジムリーダー、「ツクシ」がむしポケモンを取りに来ている。
- おつきみやま
- ニビシティの東の道路を進んだ先にある山。山の中には岩ポケモンが生息しており、稀にピッピが出現する。この山から「つきのいし」が発見されたことから「おつきやま」と名付けられた。カセキを奪おうとするロケット団がおり、ここで初めて戦うことになる。『金・銀』系列では内部がとんでもなく縮小されている。
- ディグダのあな
- クチバシティの東とニビシティの南に入口がある洞窟。ディグダが掘った穴と言われているだけあり、出現するポケモンはディグダとダグトリオのみである。みずタイプやくさタイプのポケモンを育てやすい。ここでディグダかダグトリオを捕まえておくとマチスとの勝負がかなり楽になる。
- イワヤマトンネル
- ハナダシティの東の道路をずっと進んだ先にある巨大な洞窟。内部は真っ暗で、さらにそこそこ複雑で広い為、「フラッシュ」がないと進むのがかなり困難。めんどくさいダンジョンとして有名。
- ポケモンタワー
- シオンタウンにある、ポケモンの魂が眠る場所。初代では正体不明のゆうれいが最上階を塞いでいるために通れない。『金・銀』系列では立派なラジオ局になっている。
- ロケットだんアジト
- タマムシシティにあるゲームコーナーのポスターに隠されているボタンを押すと入ることができる、ロケット団のアジト。床には乗るとその方向に進んでいくパネルがあり、乗っていきながら進んでいく。奥にはシルフスコープがある。
- ポケモンやしき
- グレンタウンにある、巨大な屋敷。内部にはジムのカギが隠されていて、どくタイプやほのおタイプのポケモンが多く生息している。また昔ここを使っていた住人の研究日記が残っており、ミュウとミュウツーについての出来事が書かれている。
- ふたごじま
- グレンタウンとセキチクシティの間にある、双子のような島。中は凍てついていて、みずタイプのポケモンが生息している(まれにこおりタイプもいる)。かなり複雑な構造をしている。最深部には伝説の鳥ポケモン、フリーザーが住んでいる。
- むじんはつでんしょ
- ハナダシティとイワヤマトンネルの間にある水路をなみのりで行くとある発電所。無人となっているが『金・銀』系列ではリニアのために復活し、「カントーはつでんしょ」となる。奥には伝説の鳥ポケモン、サンダーが居る。が、「むじんはつでんしょ」が「カントーはつでんしょ」になると、サンダーは発電所入り口のすぐ側に追いやられてしまっている。そんなところにいてもいいのか伝説。
- チャンピオンロード
- トキワシティの西から行ける、最後の難関。ここを抜ければポケモンリーグに辿り付く。初代ではファイヤーが生息していたが、『FRLG』ではナナシマの「ともしびやま」、『HGSS』では「シロガネやま」に引っ越した。『赤・緑』系列ではトレーナーが沢山いるが、『金・銀』系列では一人もいない。
- ハナダのどうくつ
- ハナダシティの西にある、殿堂入り後のみ入ることができる恐ろしい洞窟。内部にはレベル50、60を超える野生のポケモンが生息しており、最高でレベル67のポケモンが出現する(『HGSS』ではかなり下がった)。最深部には人造ポケモンのミュウツーがいる。ちなみに初代でここでタウンマップを開くと「ななしのどうくつ」と表示される。
- トージョウのたき
- 『金・銀』系列にのみ登場。カントーとジョウトの間にある滝。名前の由来は「カントー」と「ジョウト」。『HGSS』ではあるイベントが起こる。
- オーキドけんきゅうじょ
- マサラタウンにある、オーキド博士のポケモン研究所。最初のポケモンをここで貰ったり、ポケモン図鑑の評価をして貰えたりする。
- ニビかがくはくぶつかん
- 入場料50円で入れる博物館。『HGSS』ではここでカセキを復活でき、またラティオスとラティアスのイベントの為に訪れることになる。
- シルフカンパニー
- ヤマブキシティにある、世界的な大企業。マスターボールを開発している。ロケット団に占領される。内部はワープパネルを移動する仕組みになっている。『金・銀・クリスタル』では一階しか入れないが、『HGSS』では地下でロトムのフォルムチェンジが行える。
- かくとうどうじょう
- ヤマブキシティにある、空手王が修行をしている道場。全員倒すとサワムラーかエビワラーのどちらかを貰える。元々はジムだったが、ナツメに負けてその座を奪われた。『HGSS』ではカントー地方とジョウト地方のジムリーダーとの再戦をする場となり、16人全員を集めることもできる。「どなたでもどーじょー」。
- サファリゾーン
- セキチクシティにある、巨大なサファリゾーン。500円払うと30個のサファリボールと、「エサ」と「石」が貰える。歩数が500歩に到達するか、ボールを使い切るまではポケモン取り放題の施設。歴代サファリゾーンでも最も大きい。
『HGSS』ではジョウト地方に移った為、パルパークになっている。 - うけつけゲート
- トキワシティの西にある、チャンピオンロードへ向かう途中にあるゲート。『赤・緑』系列では一つ一つバッジ確認をする監視官がいる。このシステムは『ブラック・ホワイト』へ受け継がれた。『金・銀』系列では西側に「シロガネやま」へ向かう道があるが、バッジ16個を集め、オーキド博士に認めてもらわないと入れない。
- セキエイこうげん
- チャンピオンロードを超えた先にある、広大な高原。ポケモントレーナーの頂点であり、ポケモンの最高機関。この場所こそがポケモンリーグ本部とされる。ここで四天王との戦いが行われる。赤い色をした洋風な建物で、内部も赤に染まっている。『HGSS』の公式マップによると「シロガネやま」の中央部分にある模様。
- ヤマブキステーション
- 『金・銀』系列にのみ登場。ヤマブキシティにある、ジョウト地方のコガネシティと繋ぐリニアの駅。
- トレーナーハウス
- 『金・銀』系列にのみ登場。トキワシティにある、トレーナーと戦うことができる施設。
- カントーラジオきょく
- 『金・銀』系列にのみ登場。シオンタウンにある、カントー地方のラジオ局。ポケモンタワーを改装して建てられた。
- パルパーク
- 『HGSS』にのみ登場。セキチクシティにある、ポケモンを捕まえる施設。GBAソフトから送りたいポケモンをゲットできる。サファリゾーンがジョウト地方に移った為、新たに作られた。
道路・水道
- 1ばんどうろ
- 2ばんどうろ
- 3ばんどうろ
- 4ばんどうろ
- 5ばんどうろ
- 6ばんどうろ
- 7ばんどうろ
- 8ばんどうろ
- 9ばんどうろ
- 10ばんどうろ
- 11ばんどうろ
- 12ばんどうろ
- 13ばんどうろ
- 14ばんどうろ
- 15ばんどうろ
- 16ばんどうろ
- 17ばんどうろ
- 18ばんどうろ
- 19ばんすいどう
- 20ばんすいどう
- 21ばんすいどう
- 22ばんどうろ
- 23ばんどうろ
- 24ばんどうろ
- 25ばんどうろ
- 26ばんどうろ
- 27ばんどうろ
- 28ばんどうろ
ナナシマ
詳細はナナシマを参照
オレンジ諸島
アニメにのみ登場し、サトシがカントー編とジョウト編の間に冒険した地方。詳しくは「オレンジ諸島」を参照。
劇場版ポケットモンスターの舞台
大乱闘スマッシュブラザーズDXでのステージ
- ポケモンスタジアム
- 最初から遊べる対戦用ステージ。一定時間が経つとステージの地形が「ほのお」「みず」「いわ」「くさ」のいずれかに変形するのが特徴。
- ポケモン亜空間
- 条件を満たさないと遊ぶことができない隠し対戦用ステージ。足場が全て巨大なポケモンというのが特徴。カントー地方に区分されているが、ジョウト地方のポケモンも登場する。
関連項目
- ポケモンの関連項目一覧
- ポケットモンスター赤・緑 / ポケットモンスター青 / ポケットモンスターピカチュウバージョン
- ポケットモンスター 金・銀 / ポケットモンスター クリスタルバージョン
- ポケットモンスターファイアレッド・リーフグリーン
- ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー
- ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ
ポケットモンスターの地名一覧 |
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