2022-09-08

「Paperspace」を利用したVRChatの始め方

MacユーザーがOculus Questだけ買って、PaperspaceというクラウドゲーミングサービスPCVRChatを1年やってみたらかなり良かった。やり方を書き置きしておきたい。


2022年9月時点でのHow to・セットアップ方法記事がなかったので、先人のブログ引用しながら、変更点注意点などを書き残しておきます

使い始めた経緯

コロナ禍で好きな音楽現場へ行く事が難しくなり悶々としていた2021年夏頃、友人に「VRChatのVRクラブがおもろいから、騙されたと思ってOculus Quest2一緒に買って始めてほしい」と言われ、4万空中に投げたと思って、ノリだけでOculus Quest2を買う。

元々VRChat自体に憧れはあったが、家にはMacbookオフィス向けWindowsしかなかった為環境がなく、諦めていた。しか

・Paperspaceなるクラウドゲーミングサービス (つよつよグラボを積んだPCネット通して借りれる)

・Virtual Desktop(\2000) (Questと接続されてないPCを繋ぐQuestアプリ)

・Oculus Quest2(当時4万弱)

・Paperspaceを起動する端末(MacでもWindowsでもスマホでもOK

の4つが揃うだけでプレイできるらしい。価格は1$前後/1h。手元に必要ものブラウザが立ち上がるPCとQuestのみ。初期投資必要金額は4万前後

まぁちょっと旅行行ったと思って4万払ってみよう、体験版と思ってやってみるか〜 と思って始めたが、これが思いのほか快適で結局1年間使い続けてしまった。

もし「Quest版のVRChatをやってみたけど全然おもしろくなかった」「PC版でガッツリやってみたいけど家にあるPCスペックが足りない、或いはMacしかない」という人がいればぜひ参考にしてもらいたい

海外鯖の為、pingは100msほどあり軽度のラグが生じ、FPS系のゲームには向かない。

ただ、昔のSkype程度のラグのため、VRChatで会話コミュニケーションを行うにはほぼ不便を感じなかった。




やり方(準備・セットアップ


基本的方法は以下のブログ参照。

https://suna.hateblo.jp/entry/2019/06/30/015730

とりあえずP5000インスタンスを借りる承認が降りるまでは、やや時間がかかる(多分手動で承認作業をしてもらっている)のでSubmitのところまで記事に従ってやっておくが吉。

※この申請が通るまでは待ちなので、インスタンス構築手順は進められません。また、お金はこの時点ではかかりません。

[追記]上記ブログ内「3. 鍵がついているけどP5000をクリックする」の工程の画面が、2022年9月現在と大きく異なるようです。

Machine Type からP5000(鍵マーク付)を選択

→ 上記ブログの内容を参考にRequest Approvalへ申請理由を記入

→ Addを押して申請完了してください。

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注意点

上記ブログについて、2022年9月現在では記事内8番の工程より先は大きく内容が異なる。そのため一旦無視を推奨する。

また、設定方法でも異なる部分が多くあるため、6点ほど注意点を書き残しておく。



①paperspace導入時(インスタンス構築手順)の最初の画面が現在ブログのものと大きく異なっている。

最初の画面でcore選択 → Help us~~ の画面で 利用目的を「hobbyst」「gaming」「just me」にしてcontinue を押し、マシン作成の画面に移行してください。

インスタンス構築の手順に入る前に、先にクレカ情報登録する。(P5000の申請を行うための必須作業登録のみなので支払いは発生しません)

ページ右上の■から「Billing」を選択して、「Payment Method」の項目に名前と住所(英語表記)・クレカ情報入力して、Addしてください。

③設定内容は変わらないが、選択部分の文字表記等が異なる部分がいくつかある。

ブログと同じマシン設定の場合の、項目名および選択・変更するもの表記は以下(参考にしてください)。

Machine Type P5000

OS Licensed のWindows10 

Region WEST COAST(CA1)

Desksize 100GB ※デスクサイズの変更については後述

Advanced options オン → ブログを参考にPublic IPAuto-Shutdown、 Auto-Snapshotを設定。

記事内9番の工程「VirtualDesktopインストールする」は ”Oculusから” 購入・インストールする。

SteamでもVirtualDesktop販売しているのだが、こちから買えるものは今回使う用途のものではありません。買っても無駄金になります。気をつけてください。(自分と友人らはここでしっかり詰んだ

⑤この記事11番「サイドロード版のVirtual Desktopインストールして起動する。」

この工程現在必要なし。飛ばしOK

⑥月額の課金額が変わるが、HDD容量が足りなくなるのでDesksizeは100GBに増やしておく。

※もし50GBでマシン作成してしまった後であっても"Upgrade Machine"の項目からワンクリックで増やせます



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8番の工程まで完了したら

①OculusからVirtual Desktopアプリを購入(\2000)

※繰り返しになるが、Steamで売っているVirtual Desktopは、今回の環境時では使わない。間違って買ってしまった場合には返金をお願いしましょう。

②paperspaceのマシンに以下の順でインストール

※Virtual Desktopストリーマーを先にインストールすると不具合が出るパターンがあるようなので、なるべく最後インストールすることを推奨


これでセットアップ完了です

使用スタート


ブラウザでpaperspaceにログインクラウドPCマシンを立ち上げる

②paperspaceのマシンの起動を待っている間に、手元のOculusを起動

③OculusでVirtual Desktop起動

④Virtual DesktopからpaperSpaceのマシン接続(うまくOculusアプリインストールID連携が済んでいれば、Virtual Desktopを起動するだけで自動でつながる)

⑤Oculus左手の 三 のボタンを押して、VirtualDesktopメニューからVRモードVRChatを立ち上げる

以上でPC版のVRChatが開始できます

西海岸クラウドPCと繋いでゲームをするため、お使いの各家庭の回線環境依存する部分はあるかと思うので注意。

※ただ、iphoneのテザリングでもギリ使えたという話もあるので、相当回線速度が低くなければ意外といける可能性あり


まとめ ~MacユーザーでもゲーミングPCがなくてもVRChatが楽しめる~

上記の手順を踏めば、家にWindowsゲーミングPCがなくても、PCVRChatをVRモードで遊ぶことができる。

個人的感想だが、ことVRクラブにおいては、デスクトップモードVRモードでは体験が全く別物で、

デスクトップモードDOMMUNETwitchを見ている感覚と大差はない +マビノギとかのネトゲをやっている感覚って具合で

20%くらいしか面白くない。

ぜひ上記記事を参考にして、クラウドゲーミングPCを導入してみてください。

マジでNVIDIAGeForce NOWとかがVRChatに対応してくれたらコスパも良くてちょうど良いんだけどな・・・

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