PaddingMode 列挙体
アセンブリ: mscorlib (mscorlib.dll 内)
構文
<SerializableAttribute> _ <ComVisibleAttribute(True)> _ Public Enumeration PaddingMode
メンバ名 | 説明 | |
---|---|---|
ANSIX923 | ANSIX923 の埋め込み文字列は、ブロック長に到達する直前の位置までゼロを設定したバイト列で構成されます。 このモードがどのように機能するかを次の例に示します。ブロック長が 8、データ長が 9、パディング オクテットの数が 7 に等しく、データが FF FF FF FF FF FF FF FF FF に等しい場合は、次のようになります。 データ : FF FF FF FF FF FF FF FF FF X923 の埋め込み : FF FF FF FF FF FF FF FF FF 00 00 00 00 00 00 07 | |
ISO10126 | ISO10126 の埋め込み文字列は、ブロック長に到達する直前の位置までランダムなデータで構成されます。 このモードがどのように機能するかを次の例に示します。ブロック長が 8、データ長が 9、パディング オクテットの数が 7 に等しく、データが FF FF FF FF FF FF FF FF FF に等しい場合は、次のようになります。 データ : FF FF FF FF FF FF FF FF FF ISO10126 の埋め込み : FF FF FF FF FF FF FF FF FF 7D 2A 75 EF F8 EF 07 | |
None | 埋め込みが完了していません。 | |
PKCS7 | PKCS #7 埋め込み文字列は、バイト シーケンスで構成され、各バイト シーケンスは追加される埋め込みバイトの合計数に等しいバイト数になります。 これらの各モードが実際にどのように機能するかを次の例に示します。ブロック長が 8、データ長が 9、パディング オクテットの数が 7 に等しく、データが FF FF FF FF FF FF FF FF FF に等しい場合は、次のようになります。 データ : FF FF FF FF FF FF FF FF FF PKCS7 の埋め込み : FF FF FF FF FF FF FF FF FF 07 07 07 07 07 07 07 | |
Zeros | 埋め込み文字列は、0 に設定されたバイトで構成されます。 |
多くの場合、平文メッセージを構成するバイト数がブロックを完全に満たすわけではありません。最後のブロックを満たすためのバイトが不足する場合がほとんどです。そのような場合は、埋め込み用の文字列がテキストに追加されます。たとえば、ブロック長が 64 ビットで、最後のブロックに 40 ビットだけが格納されている場合は、24 ビットの埋め込み文字列が追加されます。
一部の暗号化標準では、特定の埋め込みスキームを指定します。これらの各モードが実際にどのように機能するかを次の例に示します。ブロック長が 8、データ長が 9、パディング オクテットの数が 7 に等しく、データが FF FF FF FF FF FF FF FF FF に等しい場合は、次のようになります。
データ : FF FF FF FF FF FF FF FF FF
X923 の埋め込み : FF FF FF FF FF FF FF FF FF 00 00 00 00 00 00 07
PKCS7 の埋め込み : FF FF FF FF FF FF FF FF FF 07 07 07 07 07 07 07
ISO10126 の埋め込み : FF FF FF FF FF FF FF FF FF 7D 2A 75 EF F8 EF 07
Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows CE, Windows Millennium Edition, Windows Mobile for Pocket PC, Windows Mobile for Smartphone, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition
開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。
参照
- PaddingMode 列挙体のページへのリンク