オペラ【OPERA】
読み方:おぺら
《Oscillation Project with Emulsion-tRacking Apparatus》ニュートリノ振動を捉えるための国際共同実験。スイスのジュネーブにあるCERNから、732キロメートル離れたイタリアのグランサッソに向けてニュートリノを射出し、μニュートリノからτニュートリノへの変化を捉えることを目的とする。ニュートリノは極めて反応性が低いため、特殊な原子核乾板を大量に用いて捕捉する。2012年までの実験で、計2個のτニュートリノの検出に成功した。OPERA実験。
[補説] 2011年9月にニュートリノの速度が光速度を超えたという実験結果が発表された。これはアインシュタインの特殊相対性理論と矛盾するため注目を集めたが、2012年、指摘されていた実験上の不備を取り除いた上で再検証したところ、前年の実験結果は誤りであることが明らかになった。
OPERA
(Oscillation Project with Emulsion-tRacking Apparatus から転送)
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OPERA(Oscillation Project with Emulsion-tRacking Apparatus、写真乳剤飛跡検出装置によるニュートリノ振動検証プロジェクト)は、CERNからグラン・サッソへの732km長基線ニュートリノ・ビームラインを使用し、ミューニュートリノから変化したタウニュートリノの出現でニュートリノ振動を検証するための実験である。
- ^ “ニュートリノ振動を初確認 日本も参加の国際実験”. 47NEWS (共同通信). (2010年5月31日). オリジナルの2010年6月3日時点におけるアーカイブ。 2010年6月1日閲覧。
- ^ “OPERA実験 第2例目のタウニュートリノ反応検出 (PDF)” (2012年6月7日). 2013年7月19日閲覧。
- ^ “New neutrino oscillation event discovered at OPERA” (2013年3月26日). 2013年3月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年7月19日閲覧。
- ^ “名古屋大学主導のニュートリノ振動実験OPERA、5例目のタウニュートリノ反応を検出。ニュートリノ振動現象存在の最終検証に成功 (PDF)” (2015年6月15日). 2017年10月6日閲覧。
- ^ “ニュートリノ「超光速」を撤回、装置に不備 名大など”. 日本経済新聞 電子版 (日本経済新聞). (2012年6月8日) 2017年10月6日閲覧。
- 1 OPERAとは
- 2 OPERAの概要
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