ジー‐ピー‐エル【GPL】
GNU General Public License
略称:GPL
ソフトウェアの自由な実行、複製、改変および再配布を、「無保証」の条件付きで許諾する利用許諾(ライセンス)、またはその契約文書のこと。FSFによって考案された。
ソフトウェアなどの著作者が、自身の著作権の保持を表明したまま、複製や改変などの多くの著作支分権の実施を複製物の受領者に許諾するとともに、その受領者が複製物またはそれらを改変した派生物を再配布することを妨げないこと、ソフトウェアの使用に伴う損害を保証しないことなどを条件に、ソフトウェアの利用を許諾する契約。また、ソフトウェアのバイナリ形式のみでの配布を認めず、ソースコードの添付またはソースコードの入手方法の明示を義務づけている。
GPLの最新バージョンは、1991年に発表されたVer.2である(GPLv2などと表記さ れることがある)。
なお、現在FSFは、2007年春のリリースを目指して、GPL Ver.3(GPLv3)を作成 している。ここでは、ソフトウェアの自由を守るという理念はそのままに、契約文書としての体裁を整えるとともに、近年のソフトウェアの利用形態に合わせた条件の見直しなどが行われている。
GPLv3についてFSFは、ドラフトを公開し、広く意見を募っている。
関連見出し
フリーソフトウェア
Copyleft
GNU Lesser General Public License
Free Software Foundation
関連URL
GPL(原文)(https://www.gnu.org/licenses/gpl.html)
GPL(日本語訳)(https://www.gnu.org/licenses/gpl.ja.html)
GPLv3(英語) (https://gplv3.fsf.org/)
GNU一般公衆利用許諾書バージョン3のディスカッション・ドラフト2(日本語訳) (https://www.ipa.go.jp/software/open/ossc/2006/gplv3/gplv3-draft-2nd-ja.pdf)
GNU一般公衆利用許諾書バージョン3のディスカッション・ドラフト2趣旨説明書(Rationale)(日本語訳) (https://www.ipa.go.jp/software/open/ossc/2006/gplv3/gplv3-draft-2nd-rationale-ja.pdf)
GPL
読み方:ジーピーエル
別名:GNU一般公的使用許諾
GPLとは、フリーソフトウェアの普及を目的とするFSFの理念に基づいたソフトウェアライセンスの総称である。
一般的に、GNUプロジェクトで開発されたソフトウェアや、その派生物などに適用される。ソフトウェアのコピーや配布、ソースコードの公開を原則としつつ、改変を認めている。また逆に、再配布や改変の自由を妨げる行為は禁じられている。ただし、著作権は、開発者に帰属している。
GNU General Public License
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/06 03:51 UTC 版)
GNU一般公衆ライセンス(GNU General Public License、GNU GPLまたは、単にGPL) とは、GNUプロジェクトのためにリチャード・ストールマンにより作成されたフリーソフトウェアライセンスである。八田真行の日本語訳ではGNU 一般公衆利用許諾書と呼んでいる[6]。現在、GNU公式サイト日本語ページではGNU一般公衆ライセンスと表記されている[7]。
- 1 GNU General Public Licenseとは
- 2 GNU General Public Licenseの概要
固有名詞の分類
GNUプロジェクト | GNU Octave Coreutils GNU General Public License GnuTLS ブラッドリー・M・クーン |
オープンソースライセンス | GNU Lesser General Public License ISCライセンス GNU General Public License Zlib License Mozilla Public License |
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