連濁とは? わかりやすく解説

れん‐だく【連濁】

読み方:れんだく

国語で、合成語語頭清音濁音に変わる現象。「はな」が「さくら」に下接してさくらばな桜花)」となる類。その他に月見酒つきみざけ:さけ→ざけ)」「経済けいざい:さい→ざい)」など。


連濁

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/20 19:07 UTC 版)

連濁(れんだく)とは、二つの語が結びついて一語になる(複合語)際に、後ろの語(後部要素)の語頭の清音濁音に変化する、日本語における連音現象をいう。「ときき」「いけな」などがその例である。


  1. ^ それらの方言では、共通語の濁音にあたるものが語頭以外ではすべて直前に鼻音を伴い、共通語のカ・タ行の清音にあたるものが語頭以外では鼻音を伴わずに有声化している。茨城方言(茨城弁): [ka~ŋɪ] (鍵),[kagɪ] (柿),[mɪ~ŋɪ] (右),[mɪgɪ] (幹)。したがって、[ɪ~baragɪ] (茨城)にあたる共通語形は [ibaraki] となる。
  2. ^ 鈴木豊 「連濁」の呼称が確立するまで―連濁研究前史―」, 『国文学研究』142, (2004)
  3. ^ 遠藤邦基 「非連濁の法則の消長とその意味―濁子音と鼻音との関係から―」, 『国語国文』50-3, (1981))


「連濁」の続きの解説一覧

連濁

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/26 07:15 UTC 版)

濁音」の記事における「連濁」の解説

2つの語を組み合わせて熟語作るときに後続清音濁音化する場合があり連濁と呼ぶ。 例:もち+こめ→もちごめ餅米)、こい+ふみ→こいぶみ恋文長唄等の教本においては、連濁が起きることを明示するために、漢字濁点付けて表す例もある。

※この「連濁」の解説は、「濁音」の解説の一部です。
「連濁」を含む「濁音」の記事については、「濁音」の概要を参照ください。

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連濁

出典:『Wiktionary』 (2021/08/21 03:37 UTC 版)

名詞

れんだく

  1. (形態論) 日本語で、二つが結びついて一つの語になるとき、後の語の語頭清音から濁音変化すること。

発音(?)

れ↗んだく


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