タウロメニオンの防御体制
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/03/11 06:47 UTC 版)
「タウロメニオン包囲戦」の記事における「タウロメニオンの防御体制」の解説
タウロメニオンは高さ200メートルのタウロス山の山頂に建設された都市であり、周囲は深い渓谷で囲まれており、攻撃可能な場所には城壁が築かれていた。アクロポリスは標高212メートルと最も高い地点にあり、街全体を見渡せた。タウロメニオンにはもう一つアクロポリスがあったと言われるが、おそらくは後にギリシア劇場が建設された場所と思われる。南側の崖の上には西門があった。タウロメニオンからはナクソスが見下ろせたが、ナクソスはシケリア最初のギリシア殖民都市であり、そこからシケル人に対するギリシア人の攻撃が始まった。シケル人はカルタゴから贈られたタウロメニオンを死守し、さらには奪われた土地を奪回することを決意していた。
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