スーパースカラ
【英】superscalar
スーパースカラとは、マイクロプロセッサ(CPU)のアーキテクチャの一種で、複数の命令処理を同時に進行させることによって全体として高速な処理を実現する技術のことである。
スーパースカラ方式では、CPUの上で行われる「デコード」や「実行」などの処理過程を、複数のラインで同時並行して行うことができる。これによって、同じクロック数では他の方式より多くの処理を行うことができ、コンピュータの速度を向上させることが可能となっている。
スーパースカラを採用した代表的な製品としては、IntelのPentiumシリーズや、AMDのAthlonシリーズなどを挙げることができる。
スーパースカラー
(スーパースカラ から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/07 08:55 UTC 版)
スーパースカラー(superscalar,スーパースケーラ)とは、プロセッサのマイクロアーキテクチャにおける用語で、複数の命令を同時にフェッチし、複数の同種のあるいは異種の実行ユニットを並列に動作させ[1]、プログラムの持つ命令レベルの並列性を利用して性能の向上を図るアーキテクチャである。
- ^ "super-scalar organization in which multiple execution units operate essentially independently." AMD. (2020). Software Optimization Guide for AMD EPYC™ 7003 Processors. rev. 3.00.
- 1 スーパースカラーとは
- 2 スーパースカラーの概要
- 3 類似技法
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