JPS6281426A - 表面疎水性全芳香族ポリアミドの製造方法 - Google Patents

表面疎水性全芳香族ポリアミドの製造方法

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JPS6281426A
JPS6281426A JP22195885A JP22195885A JPS6281426A JP S6281426 A JPS6281426 A JP S6281426A JP 22195885 A JP22195885 A JP 22195885A JP 22195885 A JP22195885 A JP 22195885A JP S6281426 A JPS6281426 A JP S6281426A
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polyamide
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Jinichiro Kato
仁一郎 加藤
Shigemitsu Muraoka
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は1表面疎水性全芳香族ポリアミドの製造方法で
あり、さらに詳しくは、全芳香族ポリアミドを損傷させ
ることなく、その表向のみを疎水性に変える方法に関す
るものである。
(従来の技術) 耐熱性高分子として、アミド結合にて結合された二価の
炭化水素基のすべてが芳香族環性基である、いわゆる全
芳香族ボリアずドからなる繊維、フィルム等の成型物は
、高強力、高弾性率、優れた耐′熱性の故に%棟々の用
途に有用である。特に。
かかる繊維#i、その高強力、高弾性率の性質のため、
強化用繊維として棟々の熱可塑性樹脂、ゴムおよび熱硬
化性樹脂に添加され、該組成物の力学的性質、耐熱性等
が検討されている〔例えば、ポリマー エンジニアリン
グ アンド サイエンス。
第14巻、633頁(1974)、ジャーナルアプライ
ド ポリマー サイエンス、第20巻。
435頁(1976)、之バー ケミストリーアンド 
テクノロジー、第50巻、945頁(1977)参照〕
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、全芳香族ポリアミドは、核ポリアミドの
アずド基間の水素結合のため、一般に、吸湿およびそれ
による寸法変化が大きく1例えば。
全芳香族ポリアミドフィルムは、ポリイミドフィルムと
比較して10倍以上も吸湿膨張率が大きい。
ジャーナル オブ ポリマー サイエンス、ポリマー 
ケミストリー エディジョン @151%。
1133頁(1981)Kは、ジメチルスルホキシド中
で全芳香族ポリアミドt−N−アルキル置換する技術が
開示されていて、これによって吸湿率の低下、あるいは
吸湿安定性の向上が期待できるが、実際には、この方法
の中間体であるN−金属化全芳香族ボリアミドおよびN
−アルキル比全芳香族ポリアミド表面が損傷全受けたり
、表面に緻密層が存在する場合に#″i、それが破壊さ
れたりするため、吸湿率の低下、吸湿安定性の向上は、
実現しなしことが判明した。また、全芳香族ポリアミド
の熱処理が特開昭47−43419号公報等に開示され
ておシ、これKより結晶性が上り、それに伴って吸湿特
性が向上することも考えられるが、その程度は、非常に
小さく、また、該全芳香族ボリアはドが脆くなってしま
うなどの欠点もある。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、前記した問題を解決するため。
鋭意研究の結果、全芳香族ポリアミドの表面を。
求電子試薬を用いてN−置換変性することにより。
上記問題を解決できることを見い出し1本発明圧到達し
た。
すなわち1本発明は、一般式−N1(−Ar、 −NH
−CO−Ar、−COおよび/または−NH−Ar、−
〇〇−なる繰返し単位(式中、 Ar、 、Ar、 、
Ar、はそれぞれ独立に二価の芳香族環性基を表わす)
を有する全芳香族ポリアミドを、アルカリ金属化炭化水
素またはアルカリ土類金属1ヒ炭化水素と反応させて、
該ポリアミド表面のアミド結合の一部または全部′t−
N−金属塩とし、次いで、ハロゲン「ヒ合物、ヘテロ環
1ヒ合物、エステル化合物またはアルケン化合物と反応
させること全特徴とする表面疎水性全芳香族ポリアミド
の製造方法である。
本発明に用いられる全芳香族ポリアミドは、アミド結合
の少なくとも85モル係以上が芳香族環性シアiン、芳
香族環性ジカルボン酸成分より得られる本のである。そ
の構造例として#i、ポリバラベンズアミド、ポリパフ
フェニレンテレフタルアミド、ポリ−4,4′−ジアミ
ノベンズアニリドテレフタルアミド、ポリパラフェニレ
ン−2,6−ナツタリックアミド、コポリパラフェニレ
ン/4.4’(3,3’−ジメチルビフェニレン〕−テ
レフタルアミド、コポリバラフェニレン/2,5−ビリ
ジレンーテレフタルアミド、ポリオルソフェニレンフタ
ルアミド、ポリメタフェニレンフタルアミド、ポリバラ
フェニレンフタルアミド、ポリオルソフェニレンイソフ
タルアミド、ポリメタフェニレンイソフタルアミド、ポ
リパラフェニレンイソフタルアミド、ポリオルソフェニ
レンテレフタルアミド、ポリメタフェニレンテレフタル
アミド。
ポリ−1,5−ナフタレンフタルアミド、ポリ−4,4
′−ジフェニレン−オルソ−フタルアミド。
ボIJ−4.4’−ジフェニレンイソフタルアミド。
ボIJ−1.4−ナフタレンフタルアミド、ポリ−1,
4−ナフタレンイソフタルアミド、ポリ−1゜5−ナフ
タレンイソフタルアミド等、およびこれらの芳香族ジア
ミンのベンゼン核の−Stノ・ログンで置換した化合物
、さらには、これらの芳香族ジアミンのベンゼン核の−
S5會ピベンジン、2.5−ジメチルピペラジン、2.
5−ジエチルピペラジンで置換した化合物等に代表され
る脂環式アミンを含む芳香族ポリアミド、−*fcFi
芳香族ジアミンカ5 、5’−オキシジフェニレンジア
ミン、3.4’−オキシジフェニレンジアミン等のエー
テル基、アルキル基、−8−5−SO,−、−C−、−
冊一等の基により結合されfC2個のフェニル基金含む
芳香族ポリアミド、iたは上述の芳香族ポリアミドのコ
ポリマー、たとえば、ポリ−3,3′−オキシジフェニ
レンテレフタルアミド/ポリパラフェニレンテレフタル
アミド共重合体、ポリ−3,4′−オキシジフェニレン
プレフタルアミド/ポリパラフェニレンテレフタルアミ
ド共重合体等を挙げることができる。
本発明に用いられる全芳香族ポリアミドは、種々の形態
のものがal能で、特に制限はなく、例えハ、繊維(マ
ルチフィラメント、スフ、チョツプドストランド、モノ
フィラメント)、ファイブリッド、フィルム、織布、不
織布、シート、紙、粉体などが挙げられる。
全芳香族ポリアミドからのこれらの成形品の製造法は、
本発明を実施する上で特に制限はない。
本発明に用いられるアルカリ金属化炭化水素ま次はアル
カリ土類金属化炭化水素は、ナトリウムナフタレン、ナ
トリウムベンゾフェノン、ブチルリチウム、メチルリチ
ウムといったアルキルリチウム、グリニヤ試薬尋があげ
られる。
本発明において、全芳香族ポリアミドをアルカリ金属化
炭化水素またはアルカリ土類金属化炭化水素と反応させ
て、該ポリアミド表面のアミド結合の一部ま′fI:、
Fi全部t−N−金属塩とする処理VCをいて、溶媒を
用いる方が好ましい。例えば、ヘキサン、ペンタン、ベ
ンゼン、エーテル、ジオキサン等、一般にジメチルスル
ホキシドより極性の低い非プロトン性溶媒があげられる
一方、上記の全芳香族ポリアミドのN−金属塩をハロゲ
ン化合物、ヘテロ壌化合物、エステル化合物、まfc#
′iアルケン化合物と反応させて、N−置換化する処理
において、溶媒を用いない方が好ましいが5例えば、ヘ
キサン、ペンタン、ベンゼン、エーテル、ジオキサン等
、一般にジメチルスルホキシドより極性の低い非プロト
ン性溶媒を用いることも可能である。
本発明に用いられるハロゲン化合物、ヘテロ壌化合物、
エステル化合物またはアルケン化合物としては、ヨウ化
メチル、ヨウ化エチル、ヨウ化プロピル、ヨウ化オクチ
ル、ヨウ化ステアリル、臭化メチル、臭化エチル、臭化
プロピル、臭化オクチル、臭化ステアリル、臭化ベンジ
ル、塩化エチル、塩化プロピル、塩化オクチル、塩化ス
テアリル、塩化ベンジル、エチレンオキサイド、プロピ
レンオキサイド、N−メチルアジリジン、N−メチルア
ゼチジン、メシロキシプロパン、メシロキシオクチル、
アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、アクリルアル
デヒド等の化合物、および水酸基、カルボキシル基等活
性水素を持たなり他の脂肪族ハロゲン化合物をあげるこ
とができる。
本発明の表面疎水性全芳香族ポリアミドを製造するKF
i、全芳香族ポリアミドをジメチルスルホキシドよシ極
性の低い上記の非プロトン性溶媒中で、アルカリ金属ま
九はアルカリ土類金属化炭化水素を用いてN−金属塩と
し、次いで、ハロゲン化合物、ヘテロ環化合物、エステ
ル化合物またはアルケン化合物を用すて、N−置換反応
させれはよい。これらの反応に際して使用されるジメチ
ルスルホキシドより極性の低い非プロトン性溶媒やハロ
ゲン化合物、ヘテロ壌化合物、エステル化合物、アルケ
ン化合物等Fi、必要あれば精製、脱水等の前処理を施
し友後に用いることが好ましく。
また、反応を阻害しない他の溶剤を存在せしめる仁とも
可能である。
N−金属化反応の温度および時間についても特に制限は
なく、一般に#′i、反応温度は約OC〜系の沸点の間
、%に好ましくは5C〜100Cの間で用いられ1反応
時間41秒〜5時間程度が適当である。
N−金属化反応のa度についても特に制限はなく、特に
好ましくは0.01 mot/ t〜0.1 mol/
Lである。ハロゲン化合物、ヘテo]fi化合物、エス
テル化合物、アルケン化合qmt−用い九N−置換反応
温度および時間について4%に制限はなく、一般には1
反応源度は約OC〜該ハロゲン化合物、ヘテ0環化合物
、エステル化合物またはアルケン化合物の沸点の間、特
に好ましくは20C〜100Cの間が用いられ、反応時
間も1秒〜10時間程度が適当である。
ハロゲン化合物、ペテロ項比合物、エステル比合物また
はアルケン化合物を用1/)fcN−置換反応の濃度に
ついても特に制限はなく、特に好ましくは、溶媒を用い
なり方法である。
本発明の方法によシ、全芳香族ポリアミドの表向層がN
−置換反L6を受けてbると信じられ、全芳香族ポリア
ミド表面のN−置換基は、赤外吸収スペクトル法、AT
R法、化学分析電子分光法(ESCA)、水の接触角測
定などの方法で検出できる。
(発明の効果) 本発明の方法による表面疎水性全芳香族ポリアミドの特
徴は、表面のアミド基のN位が置換されたことKよる吸
湿率および吸湿膨張率の減少である。これは、N−置換
反応により、表面の芳香族ポリアミドのアミド基の水素
結合が破壊され、疎水性である置換基が表面を覆うため
であろうと推察できる。また1本発明では、全芳香族ポ
リアミドのN−金属塩に対してジメチルスルホキシドよ
り貧溶媒であり、極性の低い非プロトン性溶媒を用すて
、N−置換反応をすることにより表面を損傷させずに処
理できる特徴も有する。したがって、全芳香族ポリアミ
ドまたはその成形品の本っていた諸特徴1例えば、高強
度、高モジュラス、耐熱性、高い引裂抵抗、高温での寸
法安定性など、はとんど犠牲にすることなく 疎水比で
きるのである。
(実施例) 以下1本発明を一層明確にするために実施例を挙げて説
明するが、本発明の範囲をこれらの実施例に限定するも
のでないことはbうまでもな−。
なお、実施例において、吸湿膨張率Fi、試料を鼠素気
流下、100Cで絶乾し、室温まで冷却後。
相対湿度90優の雰囲気下でTM人(熱厄力歪測定装置
i1)にて、その伸びを測定することにより。
以下の式を用いて算出した。
■ エーテル25−中にテトラエッチ (潤工社商品名、ナ
トリウムナフタレン)0.54di添加し、窒素気流化
、室温で攪拌した。長さ2crR&中2crr1のポリ
(p−フェニレンテレフタルアミド)フィルム(特公昭
57−17884の方法による)1%上記エーテル系に
添加し、5分間浸漬してナトリウム化反応を行った。次
いで、臭化n−プロピル1−に、このナトリウム化した
フィルムを10分間、窒素気流下に室温で浸漬し、反応
後、水、アセトンで洗浄して風乾した。このようKして
5表面f N −n−プロピル1ヒしたポリ(p−フェ
ニレンテレフタルアミド)フィルムの吸湿膨張率は44
 X 10−11厘謹/II層・チRHであり、未処理
のポリ(p−フェニレンテレフタルアミド)フィルムの
それ(10jl X 1Ω−’ @m/in −%RH
) IC比べ、6割= 15− も吸湿による寸法変化を押えることができた。
実施例2 A(Bn−プロピルの代りに臭化ベンジルIld′fr
:用いた以外は、実施例1の実験を繰返した。この場合
−表面をN−ベンジル化したポリ(p−フェニレンテレ
フタルアミド)フィルムの吸湿膨張率は8.5 X 1
 o−5ii+膳/11m@チRHであり、未処理のフ
イkJ&のそれ(10,8x 10−’+n/+u−*
RH)に比べ。
2割吸湿による寸法変【ヒを押えることができた。
実施例5 テトラエッチの代p K 2.s mol/lのn−ブ
チルリチウムヘキサン溶液0.42m、臭化n−プロピ
ルの代りに臭化n−オクチル1−tl−用すた以外は、
実施例1の実験を繰返した。この場合、表面ftN −
n−オクチル比したポリ(p−フェニレンテレフタルア
ミド)フィルムの吸湿膨張1f−u 9.2x 10−
1 iim/am@*RHであり、未処理のフィルムの
それ(t o、ax t o−s1腸/111@ *R
H)に比べ、1割吸湿による寸法変化を押えることがで
き友。
実施例4 ボIJ (p−フェニレンテレフタルアミド)フィルム
の代りにポリ(p−フェニレンテレフタルアミド)繊維
(糸径は12.1μm)(ケフリー■。
デュポン社製)500ηを用いた以外Fi、実施例1を
繰返した。この場合%表面をN−n−プ四ピル比したポ
リ(p−フェニレンテレフタルアミド)繊維の吸湿率F
i3.5優でめp、未処理の繊維のそれ(5,0係)に
比べ、30チ吸湿性を押えることができた。また、吸湿
速度も非常に小さくなった。
実施例5 ポIJ (p−フェニレンテレフタルアミド)フィルム
の代CKポリ(p−フェニレンテレフタルアー ■ −

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式−NH−Ar_1−NH−CO−Ar_2
    −CO−および/または−NH−Ar_3−CO−なる
    繰返し単位(式中、Ar_1、Ar_2、Ar_3はそ
    れぞれ独立に二価の芳香族環性基を表わす)を有する全
    芳香族ポリアミドを、アルカリ金属化炭化水素またはア
    ルカリ土類金属化炭化水素と反応させて、該ポリアミド
    表面のアミド結合の一部または全部をN−金属塩とし、
    次いで、ハロゲン化合物、ヘテロ環化合物、エステル化
    合物またはアルケン化合物と反応させることを特徴とす
    る表面疎水性全芳香族ポリアミドの製造方法。
  2. (2)全芳香族ポリアミドとして全芳香族ポリアミド繊
    維を用いる特許請求の範囲第1項記載の製造方法。
  3. (3)全芳香族ポリアミドとして全芳香族ポリアミド織
    布を用いる特許請求の範囲第1項記載の製造方法。
  4. (4)全芳香族ポリアミドとして全芳香族ポリアミドフ
    ィルムを用いる特許請求の範囲第1項記載の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5310824A (en) * 1991-12-03 1994-05-10 E. I. Du Pont De Nemours And Company Water repellent aramids
US6045907A (en) * 1998-10-09 2000-04-04 E. I. Du Pont De Nemours And Company Grafted poly(p-phenylene terephthalamide) fibers

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6358451B1 (en) 1998-10-09 2002-03-19 E. I. Du Pont De Nemours And Company Grafted poly (p-phenylene terephthalamide) fibers

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