JPS6245564A - gem−ジハロ−1,8−ジアミノ−4−アザ−オクタン類 - Google Patents

gem−ジハロ−1,8−ジアミノ−4−アザ−オクタン類

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JPS6245564A
JPS6245564A JP61192210A JP19221086A JPS6245564A JP S6245564 A JPS6245564 A JP S6245564A JP 61192210 A JP61192210 A JP 61192210A JP 19221086 A JP19221086 A JP 19221086A JP S6245564 A JPS6245564 A JP S6245564A
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents
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    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はgem−ジハロ−1,8−ジアミノ−4−アザ
−オクタン類に間する。
[先行技術及び問題点] プトレシン、スペルミジン及びスペルミンのような天然
のポリアミン類の生合成が、通常の休止状態の細胞に比
べて急増殖中の細胞では増加することは、周知の知識で
ある。逆に、プトレシンとスペルミジンが失われると、
細胞増殖が低下することも知られている。
オルニチンはブトしシンの代謝前駆物質であり、プトレ
シンはスペルミジンの代謝前駆物質、スペルミジンはス
ペルミンの代謝前駆物質である。代謝的には、これらの
生化学的転化は、それぞれ酵素オルニチンデカルボキシ
ラーゼ、スペルミジンシンターゼ及びスペルミンシンタ
ーゼに触媒される。更に、スペルミジン及びスペルミン
シンターゼ酵素は、補助的基質として、S−アデノシル
−し−メチオニンデカルボキシラーゼ酵素の反応生成物
である脱カルボキシル化S−アデノシル−し−メチオニ
ンを利用する。従って、S−アデノシル−し−メチオニ
ンデカルボキシラーゼの阻害剤を含めたこれらの酵素の
阻害剤は、プトレシン及びこれらから誘導されるより高
級なポリアミン類、すなわちスペルミジンやスペルミン
の生合成を防ぐ働きがあり、理論上、抗増殖剤及び/又
は抗腫よう剤として有効なはずである。
しかし、過去において、不可逆的なオルニチンデカルボ
キシラーゼ抑制剤、又はS−アデノシル−L−メチオニ
ンデカルボキシラーゼ、スペルミジンシンターゼ及びス
ペルミンシンターゼの抑制剤は、完全に有効であるとは
証明されなかった。従って例えばプトレシンとスペルミ
ンは、予め存在するスペルミンブールがある臨界的な水
準より上に維持される限り、細胞生育性の保持にとって
本質的なものではない。そのうえ、デカルボキシラーゼ
酵素の生体内での完全抑制は、急速な回転率のため困難
である。
出願人らは、細胞内におけるスペルミンの自然の水準を
空にする種類の化合物類を発見した。これらの化合物類
は、急速に増殖する細胞中におCする細胞成長の非常に
有効な抑制剤である。従って、本発明化合物類は、抗増
殖剤及び抗腫よう剤とし・て有用である。
[問題点を解決する手段] 本発明はスペルミジンのある選択的なgem−ジハロ誘
導体類に関する。更に詳しくは、本発明は式[式中Xと
Yは水素又はハロゲンであるが、但17・いかなる時で
も1個の炭素原子のみに必ず2個のハロゲンがあること
を条件とする]をもつgem−ジハロ・1,8−ジアミ
ノ−4−アザーオクタン誘導体類又:ま薬学的に受入れ
られるその塩類に関する。
更に本発明のある面は、本明細書に記述された化合物類
の製法、化合物類を含有する薬学組成物及び抗腫よう剤
としてのこれら化合物類の使用に間する9 上の一般式(1)に示すように、本発明化合物類は、薬
学的に受入れられるその塩類とともに特定の種類の3e
m−ジハロスペルミジン類を構成する、しかし、本明!
I書を通じて、より明確な命名法が使用されている。化
合物類はgen+−ジハロ−1,8−ジアミノ−4−ア
ザ−オクタン類の誘導体類と指定される。本明細書で使
用される用語ハロゲンは、クロロ及びフルオロ置換基の
みを指す意図がある。
本発明に包含されお化合物類はすへてgem−ジハロ講
導体類である。すなわち、これらは特許請求の範囲に挿
入された条件つきの限定に示されるように、1.8−ジ
アミノ−4−アザ−オクタンの2,2−ジハロ、6,6
−ジハロ叉は7,7−ジハロ誘導体に限定される。この
ため、特許請求の範囲第1項に包含される本発明化a物
類は以下を包含する。
2.2−ジフルオロ−1,8−ジアミノ−4−アザ−オ
クタン、 2.2−ジクロロ−1,8−ジアミノ−4−アザ−オク
タン、2−クロロ−2−フルオO−1.8−ジアミノー
4−アザ−オクタン、 6.6−ジフルオロ−1,8−ジアミノ−4−アザ−オ
クタン、 6.6−ジクロロ−1,8−ジアミノートアザ〜オクタ
ン、6−クロロ−6−フルオロ−1,8−ジアミノート
アザーオクタン、 7.7−ジフルオロ−1,8−ジアミノ−4−アザ−オ
クタン、 7.7−ジクロロ−1,8−ジアミノ−4−アザーオク
ク〕、7−クロロづ一フルオロー1.8−ジアミノー4
−アザ−オクタン。
薬学的に受入れられる塩類は、上の式(1)の塩基化合
物類の無毒性有機又は無機酸付加塩類?包含する。例示
的な無機酸類は塩酸、硫酸及び燐i″V、並びにオルト
燐酸−水素ナトリウムや硫酸水老カリウムのような金属
塩類を包含する6適当な塩く5を形成す・る例示的な有
機酸類は、酢酸、グリ:ニール酸、乳酸、ピルビン酸、
マロン酸、こはく鑓、ゲルタール酸、フマール酸、りん
こ酸、酒石酸、クエン酸、アスコルビン酸、マレイン酸
、ヒ5’ Qキシマレイン故、安、α香酸、111−ヒ
トロギジ安已香酸、フェニル酢酸、桂皮酸、サリチル酸
、2−フエ、7′キシ安息香酸のようなモノ−、ジー及
びトリカル、づてジ酸類や、メタンスルホン酸と2−ヒ
ドロキシェタンスルホン酸のようなスルホン酸類を包含
する。
このような塩類は水和型、又は実質的に無水型で存在す
る。
本発明の全化合物類は、式 [式中X“とY“は塩素又はフッ素を表わすコをもつ対
応2.2ジハロ−1,4−ブタンジオール類から出発し
・で、論理的径路でつくられる。これらの化合物(、t
、適当な2.2−ジハロコハク酸をトリフルオロ酢酸と
反応させて、対応する無水2,2−ジハロコハク酸・発
形成させることによっつで容易につくられる、・7タノ
ールによる無水物の開裂により、対応する:2 + 4
−ジハロコハク酸メチルが生成するa対応する遊離酸官
能基をボラン−メチルサルファイド錯体て還元すると、
対応アルコール、すなわち2,2−シバ[:1−4−ヒ
ドロキシブタン酸メチルが形成される。
例えば水素化ホウ素ナトリウムを用いてエステル官能基
を還元すると、望む出発材料の2.2−ジハロ−1,4
−ブタンジオール(2)がつくられる。
6.6−ジハロ及び7,7−ジハロ誘導体類は次の合成
径路に従ってつくられる。ここで記号X”とY′は塩素
又はフッ素を表わし、記号×とYは水素、塩素又はフッ
素を表わすや J二                      −
−Q+c1+              工臭化ベン
ジルのようなベンジルハライドにより、カリウム第三ブ
トキシドの存在下に2,2−ジハロ−1゜4−ブタンジ
オール(2)を制御されたアルキル化にかけると、適当
な保護型の第一級アルコールが得られる。二つの第一級
アルコールが存在するので、l−ベンジロキシ−2,2
−ジハロ−4−ヒドロキシブタン(3a)と1−ベンジ
ロキシ−3,3−ジハロ−4−ヒドロキシブタン(3b
)との混合物が得られる。ここで使用される記号B2は
ベンジル基を表わす。
この異性体混合物をクロマトグラフィで容易に分離でき
る。以後の反応径路に1−ベンジロキシ−2゜2−ジハ
ロ−4−ヒドロキシブタン異性体(3a)を利用する場
合は、gem−7,7−シハロー1.訃ジアミノー4−
アザーオクタン類が得られる。逆に1−ベンジロキシ−
3,3−ジハロ−4−ヒドロキシブタン異性体(3b)
を利用する場合は、gem−6,6−シハロー1.8−
ジアミノ−4−アザ−オクタン類が得られる。反応径路
はまったく同じであるから、この時点以降は一般反応ス
キームはテトラ−ハロ置換として示されるが、実際には
いかなる時も炭素原子の一つだけがジ置換される。
適当な1−ベンジロキシ−zem−ジハロ−4−ヒドロ
キシブタンの遊離ヒドロキシル基を、ジクロロメタンの
ような非プロトン性の無水溶媒中で塩化メタンスルホニ
ルを利用して保護すると、対応する1−ベンジロキシ−
gem−ジハロ−4−メタンスルホニロキシブタン(4
)が得られる。ここで使用される記号Mesはメタンス
ルホニル基を表わす。ジメチルホルムアミドのような溶
媒中で(4)をフタルイミドカリウムと反応させると、
対応するN−(4−ベンジロキシ−gem−ジハロブチ
ル)−フタルイミド(5)が生成する。エタノールのよ
うな溶媒中でこのフタルイミド(5)にヒドラジンを作
用させると、対応する4−ベンジロキシ−gem−ジハ
ロ−ブチルアミン(6)が得られ、これは塩酸塩として
最もよく回収される。
次のアルキル化段階で異性体混合物の生成を避けるため
に、標準的な方法で塩化p−トルエンスルホニルで第一
級アミン(6)を保護すると、対応するN−(4−ベン
ジロキシ−gem−ジハロブチル)−p−)ルエンスル
ホンアミド(7)を生ずる。ジメチルホルムアミドのよ
うな適当な非プロトン性溶媒中で、ヨウ化ナトリウムと
カリウム第三ブトキシドの存在下、無水条件下に保護ア
ミン(7)を3−ブロモプロピルフタルイミドでアルキ
ル化すると、対応するl−フタルイミド−4−p−トル
エンスルホニル−gem−ジハロ−8−ベンジロキシ−
4−アザ−オクタン(8)を生ずる。
対応する1−フタルイミド−4−p−)ルエンスルホニ
ルーoem−ジハロ−8−ヒドロキシ−4−アザ−オク
タン(9)は、(8)のベンジル基をヨウ化トリメチル
シリルで開裂することによフてつくられる。ジクロロメ
タンのような無水溶媒中でピリジンの存在下、(9)を
塩化メタンスルホニルと反応させると、対応するl−フ
タルイミド−4−p−トルエンスルホニル−gem−ジ
ハロ−8−メタンスルホニロキシ−4−アザ−オクタン
(lO)が生成する。
無水ジメチルホルムアミド中で(10)をフタルイミド
カリウムと反応させると、1,8−シフタルイミド−4
−p−トルエンスルホニル−、ge+n−ジハロ−4−
アザ−オクタン(11)がつくられる。エタノールのよ
うな溶媒中で(11)をヒドラジンと一緒に加熱すると
、フタロイル保護基を除く働きがある。一方、こうして
得られる生成物をHBr水溶液と一緒に加熱すると、保
護基のトシル部分を除く働きがあり、所望の6.6−又
は7,7−シハロー1.8−ジアミノ−4−アザ−オク
タン類(1)がその臭化・水素酸塩として得られる。
対応する2、2−ジハロ誘導体類は、次の合成径路に従
ってつくられる。ここで下記のXとYはこの場合、塩素
又はフッ素である。
2.2−ジハロ−1,4−ブタンジオール(2)をピリ
ジンの存在下に2当量の塩化メタンスルホニルで処理す
ると、対応する1、4−ビス−メタンスルホニロキシ−
2,2−ジハロブタン(11)が生成する。ジメチルホ
ルムアミドのような溶媒中で(11)をジアザビシクロ
ウンデケンと一緒に加熱すると、対応する1−メタンス
ルホニロキシ−2,2−ジハロ−3−ブテン(12)が
得られろ。
ジメチルホルムアミドのような溶媒中で(12)をフタ
ルイミドカリウムと反応させると、対応する1−フタル
イミド−2,2−ジハロ−3−ブテン(13)が生成す
る。アルコール溶媒中でフタロイル誘導体(13)をヒ
ドラジンで開裂すると、対応する!−アミノー2゜2−
ジハロ−3−ブテン(14)が得られる。
標準的な方法で塩化p−)ルエンスルホニルとの反応に
よって第一級アミン(14)を保護すると、対応するN
−(2,2−ジハロ−3−ブテニル)−p−)ルエンス
ルホンアミド(15)が得られる。ジメチルホルムアミ
ドのような適当な溶媒中で無水条件下、カリウム第三ブ
トキシドの存在下に保護アミン(15)を4−ブロモブ
チルフタルイミドでアルキル化すると、N−(4−フタ
ルイミドブチル)−N−(2,2−ジハロ−3−ブテニ
ル)−ρ−トルエンスルホンアミド(16)がつくられ
る。
酢酸水溶液中で二重結合をにMnO4で酸化させると、
対応する(2,2−ジハロ−8−フタルイミド−4−p
−トルエンスルホニル−4−・アザ−オクタン酸(17
)が得られ、これをボラン−メチルサルファイド錯体で
還元させると、対応する2、2−ジハロ−8−フタルイ
ミド−4−p−)ルエンスルホニルー4−アザーオクタ
ツール(18)が生成する。
ジクロロメタンのような無水溶媒を利用して、とリジン
の存在下に(18)を塩化メタンスルホニルで還元する
と、対応する2、2−ジハロ−1−メタンスルホニロキ
シ−8−フタルイミド−4−ρ−トルエンスルホニルー
4−アザ−オクタン(19)がつくられる。
無水ジメチルホルムアミド中で(19)をフタルイミド
カリウムと反応させると、2,2−ジハロ−1,8−シ
フタルイミド−4−p−トルエンスルホニル−4−アザ
−オクタン(20)がつくられる。エタノールのような
溶媒中で(20)をヒドラジンと一緒に加熱すると、フ
タロイル保護基を除く働きがあり、一方続いてこうして
得られる生成物をHer水溶液と一緒に加熱して保護ト
シル部分を除くと、所望の2,2−ジハロ−1,8−ジ
アミノ−4−アザ−オクタン(1)がその臭化水素酸塩
として生ずる。[発明の効果コ本発明化合物類は抗増殖
・抗腫よう剤として有用である。これらの化合物類の作
用機作はわかっていない。しかし、増殖中のねずみ胚種
よう組織培養基(HTC)細胞の培地に本発明化合物類
を添加すると、スペルミンの新規合成が完全に抑制され
ることがわかっている。スペルミン枯渇の結果、細胞増
殖の著しい減少が起こる。2−ジフルオロメチル−2,
5−ジアミノペンタン酸(DFMO)や[2R,5Rコ
ー6−ヘブチン−2,5−ジアミン(R,R−MAP)
のような既知のオルニチンデカルボキシラーゼ抑制剤と
組合わせると、より急速、衝撃的なスペルミン低下が観
察される。
本発明化合物類は、標準的な動物種ようモデルで試験さ
れると、新生物細胞の増殖を遅延できることがわかった
。これらの化合物類を利用する好ましい方法は、DFM
Oや[R,R]−MAPと組合わせるか、又は動物での
新生物の処置においてポリアミン代謝に影響することで
知られた他の治療法や薬剤と組合わせるものである。本
明細書で用いられる動物という用語は、はつかねずみ、
ねずみ、犬、猫、モルモット、牛、馬、人間のような温
血動物を意味している。
本発明化合物類は予防と治療の両方に利用できる。治療
用投与での活性成分量は広範囲にわたり、処置する動物
種、その年齢、健康、性別、体重、処置すべき症状の性
質と程度によって変わる。概して、投与活性成分の治療
有効量は、1日当り約0.2ないし5 g、好ましくは
0.5ないし38の範囲にある。予防的投与には、1日
当り0.05ないし2gの対応した低い投与量を使用で
きる。
DFMOや[R,R]−MAPのような他のオルニチン
デカルボキシラーゼ抑制剤と組合わせて投与する時は、
germ−ジハロ−1,8−ジアミノ−4−アザ−オク
タン0.1ないし4gの量と、オルニチンデカルボキシ
ラーゼ抑制剤0.5ないし10 gを1日に投与する。
本発明化合物類は経口投与できる。経口投与の例示的な
投与水準は体1kg当り2−50gの範囲にある。ge
tll−ジハロ−1,8−ジアミノ−4−アザ−オクタ
ン10−20 mg/kgを分割投与で1日に経口投与
するのが好ましい、非経口径路から薬剤を投与する場合
は、対応した低い投与量を使用する。オルニチンデカル
ボキシラーゼ抑制剤と組合わせて投与する時は、錠剤、
カプセル剤、糖剤、ロゼンジ剤、エリキシル剤、乳濁液
、懸濁液及び種々の静脈内、筋肉内又は皮内懸−A液の
ような標準的な適量単位形式で化合物を投与できる。
好ましい適量形式は錠剤又はカプセル剤である。
各適量形式中に含まれる活性成分量は、当然、使用の7
,7−シハロー1,8−ジアミノ−4−アザ−オクタン
の特定種と利用される特定適量形式によって変わる。概
して所定の適量形式は活性成分10〜500 mgのほ
か種々の薬学助剤を含有する。活性成分100ないし4
00 mgを含有する錠剤が好ましい適量単位形式であ
り、1日2回、3回、〜4回投与できる。
針側のような固体投与量形式をつくるには、一般にゼラ
チン、種々の澱粉、乳糖、燐酸カルシウム又は砂糖粉末
のような慣用の薬学担体や助剤に活性成分を配合する0
本明細書で使用される薬学担体という用語は、錠剤の粒
状化の流れを改善し錠剤ダイスやパンチ表面への錠剤材
料の(−jηを防ぐ潤滑剤をも包含する。適当な潤滑剤
は例え;よ滑石、ステアリン酸、ステアリン酸カルシウ
ム、ステアリン酸マグネシウム、及びステアリン酸化I
f:>を包含する。また、本明細書で用いられる薬学担
体の定義には、投与された錠剤の崩壊と溶解を助けるた
めの崩壊剤や、錠剤の美観を強め、患者;こ受入れやす
くするための着色剤や芳香剤もふくまれる。
液体単位適量形式をつくるための適当な液体助剤は、水
と、エタノール、ヘンシルアルコール、及びポリエチレ
ンアルコール類のようなアルコール類を包含し、これに
表面活性剤を加えるか、又。
は加えない場合もある。概して、とりわけ注射製剤に好
ましい液体助剤は、水、食塩溶液、デキストロース溶液
、又はプロピレングリコール水溶液やポリエチレングリ
コール水溶液のようなグリコール溶液を包含する。無菌
注射液として使用される液体製剤は、通常、約0.5な
いし約25重量%、好ましくは約1ないし約10ffi
1%の活性成分を溶液中に含む。ある局所用及び非経口
製剤では、担体又は助剤として種々の油が利用される。
このような油の例は、鉱油、ラード油のようなグリセリ
ド油、たら肝油、落花生油、胡麻油、とうもろこし油及
び大豆油である。不溶性化合物類には、懸濁剤や、粘度
調整剤、例えば珪酸アルミニウムマグネシウム又はカル
ボキシメチルセルロースを添加できる。これらの助剤の
ほか、緩衝液、防腐剤及び乳化剤も添加できる。
非経口適量単位形式に使用される活性成分量は全液体組
成物の0.05ないし約20重量%、好ましくは約0.
1ないし約lOI量%の範囲にあり、残りの成分は既述
の種々の薬学助剤の任意のものを含む。
注射位置の刺激を最小限に抑え、又は排除するために、
このような組成物は約12ないし約17の親水親油平衡
()ILB)をもつ非イオン性表面活性剤を含有できる
。このような処方剤中の表面活性剤の量は約5ないし約
15重量%の範囲にある。表面活性剤は、上記HLBを
もつ単一成分か、又は所望のHLBをもつ二つ以上の成
分の混合物でありうる。非経口処方剤に有用な表面活性
剤の例は、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステ
ル類の部類、例えばソルビタンモノオレエート及び、プ
ロピレンオキシドとプロピレングリコールとの縮合によ
ってつくられる疎水性塩基とエチレンオキシドとの高分
子量アダクトである。
本明細書に記載の発明は以下の特定的な!PI!1によ
って更に詳しく例示されるが、必ずしもこれに限定はさ
れない。
2.2−ジフルオロコハク酸(120g、 0.78モ
ル)と無水トリフルオロ酢酸(540+l+)を2時間
還流させる(浴温80℃)。短いビグローカラムを用い
てトリフルオロ酢酸のほとんどを蒸留し、最終痕跡量を
真空下(12mm Ng、 50℃)に、また最後に四
塩化炭素で2回放散して除去する。油状残留物は石油エ
ーテルで掻きとると固化する。濾過して、石油エーテル
で洗うとやや紫色の結晶98 g(92%)として無水
2,2−ジフルオロコハク酸を生ずる。
無水2,2−ジフルオロコハク酸(98g、0.72モ
ル)をジクロロメタンに溶解し、水浴中に冷却されたメ
タノールに攪拌しながら徐々に添加する。混合物を室温
に一夜保ち、蒸発させ、四塩化炭素で2回放散させると
、2,2−ジフルオロコハク酸メチルをやや茶色がかっ
た油121 g(100%)として生ずる。
還流冷却器と1リツトル滴下るうどを備えた4リツトル
フラスコ中で、20℃で乾燥テトラヒドロフラン中の2
,2−ジフルオロコハク酸メチル(120g、0.71
4モル)のかきまぜた溶液に乾燥ジクロロメタン(1リ
ツトル)中のBH3、Me2S錯体(IOM、 88 
ml)の溶液を2時間にわたり徐々に添加する。約15
時間還流(浴温80’C)後、混合物を室温に冷却し、
メタノール(1リツトル)を徐々に加える。蒸発さ仕る
と2.2−ジフルオロ−4−ヒドロキシ酪酸メチルを油
として生ずる。これをメタノール(lリットル)及び最
後にCCl4で放散させると、黄色の油100 g(9
2%)を生ずる。
水素化ホウ素ナトリウム(10,3g、0.272モル
)の冷たい(0℃)エタノール溶液に、2,2−ジフル
オロ−4−ヒドロキシ酪酸メチル(55g、0.36モ
ル)のエタノール溶液を徐々に加え、その間反応混合物
の内部温度を −5℃と0℃の間に維持する。混合物を
0℃で1時間かきまぜ、メタノール(2001111)
中のHCIガス約4Nの溶液を注意深く添加する。塩化
ナトリウムを濾過し、メタノールを真空下に除去し、残
留物をエタノールに溶解する。NaClをなおも濾過(
膜フイルタ−)及びろ液の蒸発によって除去し、クーゲ
ルロアでiso℃10.05 mm Hgで蒸留すると
、化合物2,2−ジフルオロ−1,4−ブタンジオール
が無色の油として生ずる。41 、g(90%)。
−べ 曹゛口  邑   −ぐ゛   し  ロ   
  − で ゝ :窒素下に、2,2−ジフルオロ−1
,4−ブタンジオール(60g、 0.476モル)と
臭化ベンジル(81,8g、0.476モル)のテトラ
ヒドロフラン溶液を水塩浴中で一5℃ないし0℃の内部
温度に冷却する。固体カリウム第三ブトキシド(53,
5g、0.477モル)を少量ずつ加え、内部温度を約
O℃に保つ。室温で一夜かきまぜてから、にB「をろ別
し、溶媒を蒸発させる。残留物をジクロロメタンに溶解
しIN HCI(2回)と水(2回)で洗う、乾燥(N
a2SO4) Ll、蒸発させると、油1068を生ず
る(理論値よりやや多い。
CH2Cl2が幾分残っている)。
生ずる材料は1−ベンジロキシ−2,2−ジフルオロ−
4−ヒドロキシブタンと1−ベンジロキシ−3,3−ジ
フルオロ−4−ヒドロキシブタンとの混合物を表わして
いる0分離はシリカゲル上のクロマトグラフィ(1kg
;溶離剤:酢酸エチル1石油エーテル20:80;フラ
クション規模: 250 ml)によって行なう。
フラクション17−19は1−ベンジロキシ−3,3−
ジフルオロ−4−ヒドロキシブタン(12,85g、 
12.5%)を含有し、フラクション25−40は1−
ベンジロキシ−2゜2−ジフルオロ−4−ヒドロキシブ
タン(45,85g)を生じ、フラクション20−24
は両異性体混合物(27,6g)、を生ずる。この混合
物を再びクロマトグラフィ(1kgSi02、上と同じ
溶離剤)にかけると、1−ヘンシロキシ−2,2−ジフ
ルオロ−4−ヒドロキシブタン異性体の追加16gを油
として生ずる。全収1t62g(60%)。
水浴中で冷却されたジクロロメタン中の1−ベンジロキ
シ−2,2−ジフルオロ−4−ヒドロキシブタン(50
g、 0.231モル)と乾燥ピリジン(100ml)
の溶液に、ジクロロメタン(too ml)中の塩化メ
タンスルホニル(26,52g、 0.232モル)を
徐々に加える。室温で一夜かきまぜてから、混合物を2
8 HCI(2x1リツトル)と水で2回洗う、乾燥し
て溶媒を蒸発させると、1−ベンジロキシ−2,2−ジ
フルオロ−4−メタンスルホニロキシブタンを黄色の油
として生ずる。 63.44 g (93%)。
1−ベンジロキシ−2,2−ジフルオロ−4−メタンス
ルホニロキシブタン(63,44g、0.216モル)
、フタルイミドカリウム(44g、 0.238モル)
及びCaH2から蒸留した乾燥DMF(500ml)の
混合物をかきまぜ、100℃に加熱する。短時間後、混
合物は同化し、追加の乾燥DMF(500ml)を添加
する。更に20時間90−100℃に加熱してから、塩
を濾過によって除き、DMFを真空下(オイルポンプ)
に蒸留する。
残留物をC)+2CI2(800ml)に溶解し、IN
にOHり2回)とIN HCI(2回)で洗う。乾燥(
Na2SO4)シ蒸発させるとN−(4−ベンジロキシ
−3,3−ジフルオロブチル)−フタルイミドを黄色の
油として生ずる。68.5 gく92%)。
化合物N−(4−ベンジロキシ−3,3−ジフルオロブ
チル〉−フタルイミド(68,5g、 198.6ミリ
モル)とヒドラジン水和物(10g、200ミリモル)
をエタノール(200ml)中、90−100℃でかき
まぜながら一夜加熱する。濃HCI(94ml)とエタ
ノール(1130ml)の混合物を加え、加熱(90−
100℃)を1.5時間続ける。
冷却(氷浴)後、フタルヒドラジドを濾過によって除き
、ろ液を蒸発させる。残留物を水中に取り上げ、エーテ
ル(2x500 ml)で抽出する。膜フイルタ−(ミ
リボア)で濾過後、ろ液を蒸発させると、白色結晶を生
ずる。これらをエタノールに溶解し、溶液を濾過(ミリ
ボア・オーガニック)し、ろ液を蒸発させると残留物を
生じ、これはエーテル添加によって結晶化する。34g
(68%)。ニーチル抽出液を蒸発させると、出発材料
からなる部分的な結晶材料(20g)を生ずる。この混
合物に対しヒドラジン開裂を繰り返すと4−ベンジロキ
シ−3゜3−ジフルオロブチルアミンの第二収穫物(9
,1g)を生ずる。計43.2 g (86,5%)。
化合物4−ベンジロキシ−3,3−ジフルオロブチルア
ミン、トリエチルアミン(37g、0.37モル)及び
塩化p4ルエンスルホニル(33,8g、0.177モ
ル)    ′を乾燥ジクロロメタン(600ml)中
で室温で一夜混合する。溶液をIN 1(CI(250
ml)、水(250ml)て洗い、乾燥(Na2S04
)シ蒸発させN−(4−ベンジロキシ−3,3−ジフル
オロブチル)−p−)ルエンスルホニルアミドを固体6
3.17 g (99,5%)として生ずる。
乾燥ジメチルホルムアミド(400ml)中のN−(4
−ベンジロキシ−3,3−ジフルオロブチル)・p−ト
ルエンスルホンアミド(63,17g、171.2ミリ
モル)とヨウ化ナトリウム(3g)の溶液に、室温でか
きまぜながらカリウム第三ブトキシド(19,2g、1
71ミリモル)を加える。化合物3−ブロモプロピルフ
タルイミド(46g、 171ミリモル)を加え、混合
物を室温で一夜かきまぜる。塩類を濾過し、ろ液を乾固
まで蒸発させる。残留物をジクロロメタン(500ml
)中に取上げ濾過し、乾固まで蒸発させる。エーテル7
50 mlに溶解し、水性重亜硫酸ナトリウム(10g
/250 ml)と水(3x400 ml)で洗い乾燥
(Na2SO4)し、蒸発させると、1−フタルイミド
−4−p−トルエンスルホニル−7,7−ジフルオロ−
8−ベンジロキシ−4−アザ−オクタンを黄色の油(9
5,0g、99.8%)として生ずる。材料を次段階に
使用する前にクロロホルムで2回放散することによって
1、エーテルの痕跡量を除去する。
7−J゛レローψ°々−−−ゝ 室温で窒素下にジクロロメタン中の1−フタルイミド−
4−p−)ルエンスルホニル−7,7−ジフルオロ−8
−ベンジロキシ−4−アザ−オクタン(95,0g、 
170.8ミリモル)のかきまぜた溶液に、乾燥ジクロ
ロメ、タン(100ml)中に溶解されたヨウ化トリメ
チルシリル(261,182,8ミリモル)を徐々に加
える。
室温で一夜かきまぜ、トリエチルアミン (25g、0
.25モル)を徐々に加え、かきまぜを1時間続ける。
混合物をIN HCI(500ml)、10%NaHS
O3水溶液(250ml)及び水(2x250 ml)
で洗う。乾燥(Na2SOs)すると茶色の油(83,
8g)が得られ、これはNMRにより主に1−フタルイ
ミド−4−p−トルエンスルホニル−?、?−’;フル
オロー8−ヒドロキシ−4−アザ−オクタンのO−)リ
メチルシリル誘導体である。この油をメタノール(10
0n+1)に溶解し、エーテル中のHCIガスの飽和溶
液数滴を加えると、結晶化が起こる。
1−フタルイミド−4−p−)ルエンスルホニル−7,
7−ジフルオロ−8−ヒドロキシ−4−アザ−オクタン
のほぼ白色の結晶を集め、石油エーテルで洗う、 56
.0 g(70,4%)。
乾燥ジクロロメタン(400ml)中の1−フタルイミ
ドートp−)ルエンスルホニル−7,7−ジフルオロ−
訃ヒドロキシー4−アザーオクタン(56,0g、 1
20ミリモル)と乾燥ピリジン(50ml)の溶液に、
ジクロロメタン中の塩化メタンスルホニル(14,4g
、 1.05当量)の溶液を室温で徐々に加える。室温
で一夜かきまぜてから、混合物をIN )ICI(50
0ml)、10%NaH3O3(250ml)、及び水
(250ml)で洗う。乾燥(Na25O4) I、i
、溶媒を蒸発させると油が得られ、これはオイルポンプ
の真空下に固化する。アセトン/シクロヘキサン混合物
で消化させると、l−フタルイミド−4−p−トルエン
スルホニル−7,7−ジフルオロ−8−メタンスルホニ
ロキシ−4−アザ−オクタンの無色結晶を生ずる。
化合物l−フタルイミt”−4−p−)ルエンスルホニ
ルー7.7−ジフルオロ−8−メタンスルホニロキシ−
4−アザ−オクタン(61,18g、 112.5ミリ
モル)、フタルイミドカリウム(30,5g%165ミ
リモル)及び乾燥ジメチルホルムアミド(500ml)
を120℃で72時間かきまぜて加熱する。冷却後、塩
類を濾過によって除去し、溶媒を真空下に除去する。残
留物をジクロロメタン(500ml)中に取り上げ、2
8 NaOH(350ml、乳濁液〉と水(2x350
 ml)で洗う。乾燥(Na2SO4)シ蒸発させると
油を生じ、これをクロロホルム/シクロヘキサンで放散
させると、1.8−シフタルイミド−4−p−トルエン
スルホニル−7,7−ジフルオロ−4−アザ−オクタン
からなる吸湿性固体フオーム58.95 g(88%)
を生ずる。
エタノール、(235ml、235ミリモル)中の1.
8−シフタルイミド−4−p−)ルエンスルホニル−7
,7−ジフルオロ−4−アザ−オクタン(58,95g
、 99.07モル)と1Mヒドラジン水和物を90℃
で一夜かきまぜ、加熱する。’HCI(150ml)を
加え、加熱(90℃)とかきまぜを45分続ける。室温
に冷却後、フタルヒドラジドを濾過によって除去し、溶
媒を蒸発させる。
残留物を水に溶解し、溶液を濾過して蒸発させると残留
物を生じ、これはアセトンで放散後、固化する。この材
料を水(300ml)に溶解し、Na0)1水溶液(N
aO)I 25 g/水150 ml)を加え、混合物
をジクロロメタン(3x400 ml)で抽出する。水
(200if)で洗い、乾燥(Na2SO4) Ll、
溶媒を蒸発させると、黄色の油35.0 gを生ずる。
これを68 HCI(300ml)に溶解し、蒸発させ
、エタノールく2回) 、CCl4(2回)及びアセト
ン(2回)で放散させると、1,8−ジアミノー4−p
−トルエンスルホニル−7,7−シフルオロートアザー
オクタンを白色固体として生ずる。この化合物を最少量
のメタノールに溶解し、アセトン/エーテルを加えるこ
とによって再結晶さ、せる。31゜33(7g%)。
こうして得られる1、8−ジアミノ−4−p−)ルエン
スルホニル−7,7−ジフルオロ−4−アザ−オクタン
を、48%)IBr水溶液1001とともに20時間還
流させる。
室温に消却後、溶液をエーテル(5x30Q ml)で
注意深く抽出する。溶媒蒸発後、水で2回放散させるこ
とにより遊1t)lBrの痕跡量を除去する。エタノー
ルで放散させると、所望の7,7−ジフルオロ−1,8
−ジアミノートアザーオクタンは三臭化水素酸塩として
結晶化する。アセトンで消化させると、白色結晶を生じ
、これをアセトン、少量のエタノール、最後にエーテル
で洗う。12.85 g (95%)。
分析 Cv)12oBrsFzN3 計算値: C,19,83; H,4,75; N、 
9.91゜測定値: C,19,83; H,4,58
; N、 9.93、実施例2  −φ′ し ロー 
−ぐ゛ (−〇     −5l11 前の実施例で4−ベンジロキシ−3,3−ジフルオロブ
チラミンの調製に対して記述されたとおりに得られる化
合物l−ベンジロキシ−3,3−ジフルオロ−・1−ヒ
ドロキシブタン(17g、78.7 mM)を乾燥ピリ
ジン351とジクロロメタン100 mlに溶解し、塩
化メタンスルホニル(9g、 78.6 mM)をかき
まぜながら徐々に加える。混合物を室温に一夜保つ。追
加ジクロロメタンの添加後、混合物をIN HCI(2
回)と水(2回)で洗い、Na2SO4で乾燥する。溶
液を蒸発させると、1−メタンスルホニロキシ−2,2
−ジフルオロ−4−ベンジロキシブタンを油として生ず
る。
22.8 g (98%)。
化合物!−メタンスルホニロキシ−2,2−ジフルオロ
−4−ベンジロキシブタン(21,8g、74.1 m
M)、乾燥DMF100 if及びフタルイミドカリウ
ム(15,26g、10%過剰)を窒素下に120℃で
5日間かきまぜて加熱する。水5001の添加後、混合
物をエーテルで抽出する。有機相をIN CCl4に続
いて水(2回)で洗い、乾燥しくNa25O4)、約1
00 mlまで濃縮する。
石油エーテルを添加後、結晶化が起こる。5℃で3時間
冷却後、化合物N−(4−ベンジロキシ−2,2−ジフ
ルオロブチル)フタルイミドのベージュ色の結晶が得ら
れ、これを]過し、石油エーテルで洗う。
18g(70%)。
化合物N−(4−ベンジロキシ−2,2−ジフルオロブ
チル)フタルイミド(8,97g、26 mM)とエタ
ノール26…1中のヒドラジン水和物のIMI液を還流
下にかきまぜろ。2〜3分後、重い沈殿物が見られる。
かきまぜと加熱(浴温90−100℃)を−夜続ける。
エタノール220 mlとIHCI(18ml)を加え
、混合物を更に1.5時間還流する。冷却(氷)後、フ
タロイルヒドラジドを濾過し、ろ液を蒸発させる。残留
物を水に溶解し、濾過し、溶液を再蒸発させる。
エタノール(2回)とCC14(2回)での放散によっ
て残留水を除去する。残留物を最少量のエタノールに溶
解する。水添加で結晶化が起こり、5℃に冷却後、4−
ベンジロキシ−2,2−ジフルオロブチラミンの白色結
晶を塩酸塩として生ずる。5.16 g(79%)。
−  し 1゛−−−ルエ゛ ルハニルー6上1乾燥ジ
クロロメタン中の4−ヘンシロキシ−2,2−ジフルオ
ロブチラミン(5,16g、20.5 mM)とトリエ
チルアミン(4,4g、43.4 mN)の溶液に、塩
化トルエンスルホニル(4,14g、21.7モル)を
加えろ。
混合物を室温で一夜かきまぜる。追加ジクロロメタンを
加え、有機相をlNlClで洗い、続いて水洗する。乾
燥(Na2SO4) シ溶媒除去すると白色固体を生じ
、これを少量のエーテルに溶解する。石油エーテルを加
えると化合物N −(II−ヘンシロキシ−212−ジ
フルオロブチル)−p−)ルエンスルホンアミトヲ白色
結晶として生ずる。7.0 g (92%)。
乾燥DMF2Oml中のN−(4−ベンジロキシ−2,
2−ジフルオロブチル)−p−トルエンスルホンアミt
”(7,0g、19 mM)の溶液にカリウム第三ブト
キシド(2,34g。
21 mM)を加え、混合物を30分かきまぜる。この
混合物にN−3−プロモブロビルーフタルイミl”(5
,1g、19 mM)とヨウ化ナトリウム0.33 g
を加え、全混合物を窒素下に室温で一夜かきまぜる。塩
水を加えてから、混合物をエーテルで抽出し、IN H
CI(2回)と次に塩水(2回)で洗い、Na2SO4
で乾燥する。溶媒を蒸発させると、■−フタルイミドー
4−p−)ルエンスルホニル−6,6−ジフルオロ−8
−ベンジロキシ−4−アザ−オクタンを油として生ずる
。これはエーテル/石油エーテルで掻きとると結晶化し
、白色結晶を生ずる。9.5g(90%)。
i2: 乾燥ジクロロメタン中の1−フタルイミド−4−p−ト
ルエンスルホニル−6,6−ジフルオロ−8−ベンジロ
キシ−4−アザ−オクタン(9,5gS17.1 mM
)とヨウ化I・リメチルシリル(2,7ml 10%過
剰)の溶液を窒素下に室温で一夜かきまぜる。トリエチ
ルアミン3gを加え、かきまぜを室温で1時間続ける。
追加ジクロロメタンの添加後、反応混合物をINHCI
(2回)、Na1(S03水溶液(2回)及び塩水(2
回)で洗い、乾燥(Na2SO4)する。溶媒を蒸発に
よって除去すると油を生ずる。この油をメタノールに溶
解し1.9N HCIのメタノール溶液11を加える。
混合物を蒸発させ、CCl4で2回放散させると、油が
得られる。これをエーテル/石油エーテルで掻きとると
、■−フタルイミドー4−p−)ルエンスルホニル−6
,6−ジフルオロ−8−ヒドロキシ−4−アザ−オクタ
ンをやや紫色の結晶として生ずる。6.8g(85%)
レフタルイミド−4−p−)ルエンスルホニル−6,6
−ジフルオロ−訃ヒドロキシー4−アザーオクタン(6
,75g、 14.5 mM)、乾燥ジクロロメタン2
51、及び乾燥ピリジンto mlの混合物にジクロロ
メタン251中の塩化メタンスルホニル1.7gの溶液
をかきまぜながら徐々に加える0反応混合物を室温に一
夜保ち、追加ジクロロメタンを加え、反応混合物をIN
 HCI(2回)で洗い、次に塩水(2回)で洗う、生
ずる溶液を乾燥(Na2SOi)シ、溶媒を蒸発させる
と油を生ずる。この油、をエーテル/石油エーテルで掻
きとると、化合物1−フタルイミド−4−p−)ルエン
スルホニル−6,6−ジフルオロ−訃メタンスルホニロ
キシー4−アザ−オクタンが白色結晶として得られる。
 7.64 g (97%)。
L[ニコル ロー 訃パ々 −一  ・   ゝ窒素雰
囲気下に、1−フタルイミド−4−p−)ルエンスルホ
ニル−6,6−ジフルオロ−8−メタンスルホニロキシ
−4−アザ−オクタン(7,6g、14 mM)、フタ
ルイミドカリ(2,85g、 10%過剰)及び乾燥D
MF 20 ralの混合物を90℃で20時間かきま
ぜ、加熱する。
水(約100 ml)の添加後、反応をジクロロメタン
で抽出し、IN KOH(2回)で洗い、乾燥(Na2
SO4)する。溶媒を蒸発によって除去すると油8.7
gを生ずる。これをシリカでのフラッシュ・クロマトグ
ラフィ(300g、溶離剤:酢酸エチル/石油エーテル
150:50)にかけ、100 mlフラクションを集
める。
フラクション15−29を一緒にし、溶媒を蒸発させる
と、1,8−シフタルイミド−4−p−)ルエンスルホ
ニル−6,6−ジフルオロ−4−アザ−オクタンを生じ
、これを放置すると結晶化する。6.62 g(80%
)。
こうして得られる1、8−シフタルイミド−4−p−ト
ルエンスルホニル−6,6−ジフルオロ−4−アザ−オ
クタン(6,62g、 11.1 mM)を、エタノー
ル22.5 n+1中のヒドラジン水和物の団溶液と一
緒に、窒素下に100℃で一夜かきまぜる。溶媒を減圧
下に除き、残留物をエタノール30 ml及び濃HCI
 30 mlと一緒に1.5時間還流する。冷却(氷)
後、フタリルヒドラジドを濾過し、ろ液を蒸発させる。
残留物を水20m1に取り上げ、膜フイルタ−(ミリボ
ア)に通して濾過する。ろ液を水洗し、溶媒を蒸発させ
、残留物をエタノール(2回)とCCl4.(2回)で
放散させる。アセトン添加により、生成物1.8−ジア
ミノ−4−p−)ルエンスルホニル−6,6−ジフルオ
ロ−4−アザ−オクタンが結晶化を始め、エーテル添加
によって終了させると、淡いベージュ色の結晶を生ずる
4.6g(収量は定量的)。
こうして得られる1、8−ジアミノ−4−p−トルエン
スルホニル−6,6−ジフルオロ−4−アザ−オクタン
4.68を47%I(Br水溶液100 mlと一緒に
100℃(浴温)で20時間加熱する。氷で冷却後、溶
液をエーテルで3回抽出する。水溶液を蒸発させ、残留
物を水(2回)、CCl4(2回)及びエタノール(2
回)で放散させる。残留物を少量のエタノールとアセト
ンで消化すると結晶化が誘発される。こうして得られる
結晶をエタノール、アセトン及びエーテルで洗うと、所
望の1−ジアミノ−6,6−ジフルオロ−4・アザ−オ
クタンを白色結晶として生ずる。4.2 g (88%
)。
分析 C7H2QBr3F2N3 計算値: C,19,83; H,4,75; N、 
9.旧。
測定値: C,19,70; H,4,50; N、 
9.83゜2.2−ジフルオロ−1,4−ブタンジオー
ル(12,97g、103 mM)、乾燥とリジン65
1、及びジクロロメタン2001のかきまぜた混合物に
ジクロロメタン501中の塩化メタンスルホニル23.
6 gの溶液を加える。かきまぜを−夜続ける9反応混
合物を2NIC+(2回)で洗い、続いて中性まで10
%NaHCl3水溶液と水で洗う。有機相を乾燥(Mg
SO4) シ、溶媒蒸発によりやや黄色の油が得られる
。油を乾燥エーテルで掻きとることによって結晶化を誘
発すると、化合物1.4−ビス−メタンスルホニロキシ
−2,2−ジフルオロブタンを白色結晶として生ずる。
 22.3 g・(77%)。
化合物1,4−ビス−メタンスルホニロキシ−2,2−
ジフルオロブタン(20g、 71 mM)とジアザビ
シクロウンデケン(21,6g%142 mM)を乾燥
テトラヒドロフラン150 mlと一緒にかきまぜ、窒
素下に80”Cで一夜加熱する。溶媒を真空下に除去し
、残留油をジクロロメタンに溶解し、IN HCI(2
回)と塩水(2回)で洗い、乾燥(Na2SO4)する
。溶媒を蒸発させると化合物l−メタンスルホニル−2
,2−ジフルオロ−3−ブテンを油として生ずる。11
.2 g (85%)。
化合物l−メタンスルホニル−2,2−ジフルオロ−3
−ブテン(If、2 g、 60.2 mM)、カリウ
ムフタリド(12,3g、 66.4 i+M)及び乾
燥ジメチルホルムアミド301を窒素下に120時間か
きまぜ、加熱(浴温110℃)する、室温に冷却後、粗
製反応生成物を水(約300 ml)の添加によって沈
殿させ、濾過し、ジクロロメタンに溶解する。ジクロロ
メタン溶液をIN水酸化カリウム(2回)、水(2回)
で洗い、乾燥(Na2SO4)L+蒸発させると、1−
フタルイミド−2,2−ジフルオ口−3−ブテンをベー
ジュ色の結晶とじて生ずる。 11.9 g (83%
)。
−−レエ1  レバゝ  (−8し ロー −1j−之
: 化合物l−フタルイミド−2,2−ジフルオロ−3−ブ
テン(11,4g、48.1 mM)を20時間加熱す
る。水浴中で冷却後、フタル酸を濾過によフて除去し、
ろ液を蒸発させる。こうして得られる残留物を水に溶解
し、エーテル(2回)で抽出し、乾固まで蒸発させ、イ
ソプロパツールで放散させる。エーテルですり砕くと、
l−アミノ−2,2−ジフルオロ−3−ブテンの吸湿性
結晶を塩酸塩として生ずる。6.12 g (88%)
すべて水浴中で冷却されたl−アミノ−2,2−ジフル
オロ−3−ブテン塩酸塩(6,1g、42.5 mM)
、乾燥ジクロロメタン50 ml及びトリエチルアミン
(8,74g、2当jl)のかきまぜた混合物に、ジク
ロロメタン501中の塩化トシル(8,18,1当量)
の溶液を徐々に加える。かきまぜを室温で一夜続け、反
応混合物に追加ジクロロメタンを加え、生ずる有機相を
IN )HCI(2回)と水(2回)で洗い乾燥(Na
2SO4)する。溶媒を蒸発させると茶色の半固体材料
9.66gを生じ、これをシリカ上のフラッシュ・クロ
マトグラフィ(300g、溶離剤:酢酸エチル/石油エ
ーテル20/80 ;フラクション規模100 ml)
によって精製する。フラクション17−25を一緒にし
蒸発させるとlp−)ルエンスルホンアミノー2,2−
ジフルオロ−3−ブテンを白色結晶として生ずる。4.
8g(43%)、所望の化合物をエーテル/石油エーテ
ルから再結晶させると、非常に微細な綿状の針晶を生ず
る。 分析 CIIHI3F2NO2S計算値: C,
50,56; H,5,02; N、 5.36゜測定
値: C,50,93; H,5,02; N、 5.
45゜7.7−ジフルオロ−1,8−ジアミノートアザ
ーオクタン及び6,6−ジフルオロ−1,8−ジアミノ
−4−アザ−オクタンの調製と本質的に同じ手順に従っ
て、すなわち1−メタンスルホニル−2,2−ジフルオ
ロブテンを4−プロモーブチルフタルイミドでアルキル
化し、二重結合をカルボン酸に酸化し、カルボン酸をボ
ラン−メチルサルファイド錯体で第一級アルコールに還
元し、第一級アルコールをメシル化し、メシル誘導体を
フタルイミドカリと反応させて、対応するl、訃シフタ
ルイミド誘導体を得て、フタロイル及びトシル保護基を
除去すると、所望の化合物2,2−ジフルオロ−1,8
・ジアミノ−4−アザ−オクタンが得られる。
実施例4(抗増殖剤組成物としての効果)モリス種ねず
み胚種よう7288C()ITc)細胞を、透析された
馬血清10%(V/V)、11.0 IIIMぶどう糖
、2 mMグルタミン、0.057 mMシスチン、5
.9 mM NaHCO3、及び50 mM N−)リ
ス(ヒドロキシメチル)メチルグリシンを補充したスイ
ム77培地中の懸濁液培養基として定常的に生育させる
。HT(Jl胞培養基を化合物7,7−ジフルオロ−1
,8−ジアミノ−4−アザ−オクタンIOμmの存在下
又は不在下に培養し、11日間奴察する。
細胞を対数相の生育に保つために、細胞培地を2、4.
7及び9日に変える。細胞計数によって実際の細胞数を
決定し、使用の種々の希釈因子を考・慮して相対的な細
胞生育を計算する。細胞生育の阻止率は次式によ)て計
算される。
100−100 x C(Ntn−NtO) / (N
cn−NcO) ]式中NcOは、時間=0での対照培
養基の相対的生育である。Ncnは、時間=nでの対照
培養基の相対的生育である。NtOは、時間=0での試
験培養基の相対的生育である。Ntnは、時間=nでの
試験培養基の相対的生育である。
クローン化効率は、試験化合物が細胞成長抑止剤又は細
胞毒剤として役立つかどうかを決めるために使用される
生育可能性の尺度である。次のクローン化培地、すなわ
ちスイム77培地で、10%(V/V)馬血清、11m
Mぶどう糖、2 mMグルタミン、0゜057 mMシ
スチン、1.8 mM CaCl2.17.5 o+M
 Na)ICO3及びl mM N−トリス(ヒドロキ
シメチル)メチルグリシンを補充したもの51をそれぞ
れ含有する60 afarプラスチック製ベト製器89
皿25−1.25 x 103個の細胞を植え付けるこ
とによって、クローン化効率は決定される。ベトリ皿を
CO2/?!気の雰囲気(5%V/V)下に加湿型培養
器中で37℃、12日間培養し、この時点で生育細胞集
落を散文、対照と比較する。結果を生育細胞集落の阻止
率として表わしである。
第1表は、培地への7,7−ジフルオロ−1,8−ジア
ミノ−4−アザーオクタンlOμ門の投与が、11日の
終りに細胞成長を97%阻止することを示す。更に、試
験化合物の添加から4日後、細胞生育性は72%減少し
た。
第1表 HTC細胞成長と生育可能性に対する7、7−ジフルオ
ロ−1,訃ジアミノー4−アザーオクタンの効果−担」
支豹」L育−生育細胞 時間     試験  細胞成長  集落の阻包し  
註M  Ll!!I  ILl」  止JLJ−o  
  i、oo  t、oo    。
1   1.83 1.46  45     212
   3.67 2.92  28 3   7.29 5.57  27 4  14.1  5.99  62     426
  55.8 12.5   78     727 
 100  13.4   87 8  209  18.9   91 9  362  20.7   95 10  747  26.1   97、   7  
  − 第2表は、不可逆的なし一オルニチンデカルボキシラー
ゼ阻害剤の[2R,5Rコー6−ヘブチンー2,5−ジ
アミン(化合物B)と組合わせた化合物7,7−ジフル
オロ−1,訃ジアミノー4−アザーオクタン(化合物A
)の効果を示す。この実験は、培地への[2R,5R]
−6−ヘブチンー2,5−ジアミン100μ門の投与で
得られる抗増殖効果が、7,7−ジフルオロ−1,8−
ジアミノ−4−アザ−オクタン1011Mの存在によっ
て強化されることを示す。従って、例えば、■合わせに
よる細胞生育可能性は第1日の終りに44%減少した。
第2表 妊口 亘! 」−困  −」  υ8 0  1.00 1.00 1.00   0  01
  1.92  +、91 1.63   0  31
2  3.82 2.47 2.08  48  62
3  7.35 3.51 2.52  60  76
−虹−−1[J卸−(シロ   、7   76   
’彰−主jIl1色JL落」Σ凪」E率、−」仁旺コ 
  L    υ」 1       l      44 第3表は、非可逆的し一オルニチンデカルボキシラーゼ
抑制剤のDし−α−ジフルオロメチルオル二千ンく化合
物C) 5 mMと翅合わせた化合物7,7−ジフルオ
ロ−1,8−ジアミノ−4−アザ−オクタン(化合物A
)lOμHの効果を示す、この実験は、化合物AとCの
組合わせで得られる抗増殖効果が、単独使用の化合物A
又はCいずれかで得られる抗増殖効果より大きいことを
示す。
第3表 時間     止治遣      化上101ユ 対」
五   四−譚匹二     C−υ鄭Ot、oo  
1.00 1.00   0   01  1.92 
1.92  i、58   0   372  3.8
2 2.58 1.97   44   663  7
.35 3.51 2.61   61    ?54
.6    .4   つ、43     74   
  89本発明のもう一つの面は、F’9 NMR生体
内分光分析による腫よう[Rの検出及び診断並びにF1
9NMR断層撮影法による腫よう映像化に有用な核磁気
共鳴(NMR)造影剤として、本明細書に明らかにされ
たフッ素化された化合物類を使用していることである。
本発明のフッ素化化合物類の全部が、診断及び処置を受
ける哩乳類に存在する腫ようの検出、及び正確な位置の
厳密な決定のため、このようなNMR剤として有用であ
るが、抗増殖剤及び抗腫よう剤として有用な最も活性の
強い化合物類は、NMR腫よう造影剤としても最も好ま
しい。任意の嘩乳煩腫ようの検出及び位置決定に有用な
もう一つの好ましい部類のNMR造影剤は、式Iの−7
ツ素化化合物類、特に2.2−ジフルオロ−1,4−ブ
タンジアミンをつくるのに使用されるジフルオロ中間体
類である。この最終用途向けには、化G物)1は0.2
ないし5gの範囲で投与できろ。
出願人 メレル ダウ ファーマス−ティカルぞインコ
ーホレーテッド

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中XとYは水素又はハロゲンであるが、いかなる時
    でも1個の炭素原子のみに必ず2個のハロゲンがあるこ
    とを条件とする]をもつgem−ジハロ−1,8−ジア
    ミノ−4−アザ−オクタン誘導体又は薬学的に受入れら
    れるその塩類。 2、ハロゲンが2,2−位置にある、特許請求の範囲第
    1項による化合物、又は薬学的に受入れられるその塩類
    。 3、ハロゲンが6,6−位置にある、特許請求の範囲第
    1項による化合物、又は薬学的に受入れられるその塩類
    。 4、ハロゲンが7,7−位置にある、特許請求の範囲第
    1項による化合物、又は薬学的に受入れられるその塩類
    。 5、化合物7,7−ジフルオロ−1,8−ジアミノ−4
    −アザ−オクタン、又は薬学的に受入れられるその塩類
    。 6、化合物6,6−ジフルオロ−1,8−ジアミノ−4
    −アザ−オクタン、又は薬学的に受入れられるその塩類
    。 7、以下の段階からなる、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中XとYは水素又はハロゲンであるが、いかなる時
    でも1個の炭素原子のみに必ず2個のハロゲンがあるこ
    とを条件とする]をもつgem−ジハロ−1,8−ジア
    ミノ−4−アザ−オクタンの製法に於て(1)6,6−
    ジハロ又は7,7−ジハロ誘導体の場合には、(a)式
    ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中X′とY′は塩素又はフッ素である]をもつ2,
    2−ジハロ−1,4−ブタンジオールを臭化ベンジルと
    反応させて、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中XとYは上記のとおりであり、Bzはベンジル基
    を表わす]で表わされる対応1−ベンジロキシ−2,2
    −ジハロ−4−ヒドロキシブタンと1−ベンジロキシ−
    3,3−ジハロ−4−ヒドロキシブタンとの混合物をつ
    くり、 (b)異性体を分離し、遊離ヒドロキシル基を塩化メタ
    ンスルホニルと反応させ、こうして得られる1−ベンジ
    ロキシ−gem−ジハロ−4−メタンスルホニロキシブ
    タンをフタルイミドカリウムと反応させて、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中Phtはフタロイル基を表わす]をもつ対応N−
    (4−ベンジロキシ−gem−ジハロブチル)フタルイ
    ミド誘導体を得、 (c)フタルイミドをヒドラジンと反応させると、対応
    4−ベンジロキシ−gem−ジハロブチルアミンを生成
    し、遊離アミンを塩化p−トルエンスルホニルで保護し
    て、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中Tosはp−トルエンスルホニル基を表わす]を
    もつ対応N−(4−ベンジロキシ−gem−ジハロブチ
    ル)−p−トルエンスルホンアミド誘導体をつくり、(
    d)p−トルエンスルホンアミド誘導体を3−ブロモプ
    ロピルフタルイミドでアルキル化して、式▲数式、化学
    式、表等があります▼ をもつ対応1−フタルイミド−4−p−トルエンスルホ
    ニル−gem−ジハロ−8−ベンジロキシ−4−アザ−
    オクタン誘導体をつくり、 (e)ベンジロキシ基を開裂して第一級アルコールをつ
    くり、第一級アルコールを塩化メタンスルホニルと反応
    させ、こうして得られる1−フタルイミド−4−p−ト
    ルエンスルホニル−gem−ジハロ−8−メタンスルホ
    ニロキシ−4−アザ−オクタンをフタルイミドカリウム
    と反応させて、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ をもつ対応1,8−ジフタルイミド−4−p−トルエン
    スルホニル−gem−ジハロ−4−アザ−オクタン誘導
    体を得、 (f)フタロイル保護基を除くために1,8−ジフタル
    イミド−4−p−トルエンスルホニル−gem−ジハロ
    −4−アザ−オクタンをエタノール中でヒドラジンと一
    緒に加熱し、続いてトシル保護基を除くためHBr水溶
    液と一緒に加熱して、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ をもつ所望の6,6−又は7,7−ジハロ−1,8−ジ
    アミノ−4−アザ−オクタン誘導体類を得、 (2)2,2−ジハロ誘導体の場合には、 (a)2,2−ジハロ−1,4−ブタンジオールを2当
    量の塩化メタンスルホニルと反応させて対応する1,4
    −ビス−メタンスルホニロキシ−2,2−ジハロブチル
    をつくり、ジアザビシクロウンデケンと一緒に加熱して
    、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中Mesはメタンスルホニル基を表わす]をもつ対
    応1−メタンスルホニロキシ−2,2−ジハロ−3−ブ
    テンをつくり、 (b)1−メタンスルホニロキシ誘導体をフタルイミド
    カリウムと反応させ、生ずるフタロイル部分を開裂して
    、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ をもつ対応2,2−ジハロ−3−ブテニルアミンを生成
    し、 (c)アミンを塩化p−トルエンスルホニルで保護し、
    保護誘導体を4−ブロモブチルフタルイミドでアルキル
    化して、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ をもつ対応N−(4−フタルイミドブチル)−N−(2
    ,2−ジハロ−3−ブテニル)−p−トルエンスルホン
    アミドを生成し、 (d)N−(4−フタルイミドブチル)誘導体の二重結
    合を酸化し、続いてボラン・メチルサルファイド錯体で
    還元して、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ をもつ対応8−フタルイミド−4−p−トルエンスルホ
    ニル−2,2−ジハロ−4−アザ−オクタノールをつく
    らり、 (e)2,2−ジハロ−4−アザ−オクタノール誘導体
    を塩化メタンスルホニルと反応させて、対応する1−メ
    タンスルホニロキシ−8−フタルイミド−4−p−トル
    エンスルホニル−4−アザ−オクタンをつくり、これを
    フタルイミドカリウムと反応させて、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ をもつ対応2,2−ジハロ−1,8−ジフタルイミド−
    4−p−トルエンスルホニル−4−アザ−オクタンを得
    、(f)フタロイル保護基を除くためにエタノール中で
    ヒドラジンと一緒に加熱し、続いてトシル保護基を除く
    ためにHBr水溶液と一緒に加熱して、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ をもつ所望の2,2−ジハロ−1,8−ジアミノ−4−
    アザ−オクタン誘導体を得ることからなる方法。 8、つくられる化合物が6,6−ジハロ又は7,7−ジ
    ハロ−1,8−ジアミノ−4−アザ−オクタン誘導体類
    である、特許請求の範囲第7項による方法。 9、つくられる化合物が2,2−ジハロ−1,8−ジア
    ミノ−4−アザ−オクタン誘導体類である、特許請求の
    範囲第7項による方法。 10、薬学的に受入れられる担体又は希釈剤と組合わせ
    た、又は混合した式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中XとYは水素又はハロゲンであるが、いかなる時
    でも1個の炭素原子のみに必ず2個のハロゲンがあるこ
    とを条件とする]をもつgem−ジハロ−1,8−ジア
    ミノ−4−アザ−オクタン誘導体又は薬学的に受入れら
    れるその塩類の治療有効量を含む、抗増殖剤又は抗腫よ
    う剤組成物。 11、2−ジフルオロメチル−2,5−ジアミノペンタ
    ン酸又は[2R,5R]−6−ヘプチン−2,5−ジア
    ミンの治療有効量を追加的に含有する、特許請求の範囲
    第10項による抗増殖剤又は抗腫よう剤組成物。
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