JPS6233134A - トランス−3,7−ジメチル−5,7−オクタジエン−1−1イル エステル製造方法 - Google Patents

トランス−3,7−ジメチル−5,7−オクタジエン−1−1イル エステル製造方法

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JPS6233134A
JPS6233134A JP17175585A JP17175585A JPS6233134A JP S6233134 A JPS6233134 A JP S6233134A JP 17175585 A JP17175585 A JP 17175585A JP 17175585 A JP17175585 A JP 17175585A JP S6233134 A JPS6233134 A JP S6233134A
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JP
Japan
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formula
reaction
palladium complex
dimethyl
trans
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JP17175585A
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English (en)
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Hideaki Miyawaki
宮脇 英昭
Izuru Yumoto
出 湯本
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TAIYO KORYO KK
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TAIYO KORYO KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は一般式(II) (式中Rは水素または炭素原子1〜4個を含む低級アル
キル基を表わす)で示されるトランス−3゜7−シメチ
ルー5,7−オタクジエンー1−イルエステルの製造方
法に関するものである。一般式(■)で示される化合物
は、ローズ油及びゼラニウム油の芳香成分であるローズ
オキサイド(次式(■))の有用な合成中間体である。
〈従来の技術〉 本発明の製造法により製造されるトランス−3゜7−シ
メチルー5,7オクタジエンー1−イルエステル<II
)の合成法に関しては、従来下記の反応式にて示される
製造法(特公昭45−5525)が公知である。この方
法による熱分解反応で得られる生成物中には目的化合物
(n)以外に低沸点副生成物並びに未反応原料(IV)
及び(V)を含有している為、分離操作が煩雑という欠
点がある。
(rv)     (v)       (II)(式
中Rは前記に定義したと同じ) 〈発明の目的〉 本発明は下記の反応式で示される通り、ローズオキサイ
ド(m)の合成中間体であって、ピラン環形状に好都合
なトランス型異性体の3,7−シメチルー5,7−オク
タノニン−1−イル エステル(II)を簡単な操作に
より製造することを目的とする。
(式中Rは前記に定義したと同じ) 〈発明の構成〉 本発明の一般式(n) (式中Rは前記に定義したと同じ)で示されるトランス
−3,7−シメチルー5,7−オクタノニン−1−イル
 エステルは一般式(1)C式中Rは前記定義したと同
じ)で示されるジエステル化合物を零価のパラジウム錯
体の存在下、加熱し選択的に脱カルボン酸させることに
より製造できる。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明に使用する出発原料の一般式(I)(式中Rは前
記に定義したと同じ)で示されるジエステル化合物は本
発明者等が先に提案した糺造方法(特開昭52−937
06号)により製造される。即ち、下記の反応式で示さ
れるように、エポキシ−シトロネロール(Vl)をアル
ミニウムアルコラード触媒の存在下、加熱により異性化
して3.7−シメチルー“7−オクテン−1,6−ジオ
ール(■)を製造する。
次いで、この3,7−シメチルー7−オクテンー1,6
−ジオール(■)を、触媒の存在下もしくは不存在下に
公知のアシル化法により、一般式(1)で表わされるジ
エステル化合物を容易に製造できる。公知のアシル化法
においては、例えばカルボン酸、その無水物もしくは酸
ハライド等を使用する。触媒としては、酢酸ソーダ、硫
酸等が使用できる。本発明において使用できる一般式(
1)のジエステル化合物としては、例えば3゜7−シメ
チルー7−オクテンー1,6−ジアセテート、3,7−
シメチルー7−オクテンー1,6−ジピロピオネート、
3,7−シメチルー7−オクテンー1,6−ジツルマル
ブチレート等がある。
このようにして製造した、一般式(1)で示されるジエ
ステル化合物を、本発明の方法により。
加熱して脱カルボン酸反応するにあたっては、零価のパ
ラジウム錯体触媒の存在下に行なう。本発明において使
用できるパラジウム錯体触媒は、たとえばパラジウム化
合物と配位機能を有するリン酸化合物との混合物を反応
系に導入し、その場で触媒活性を有する零価のパラジウ
ム錯体を生成させることかできる。また、その場で生成
させずにあらかじめ零価のパラジウム錯体を調製するこ
ともできる。
パラジウム化合物としては、例えば Pd(OCOCH2)2、Pd(CH,C0C)TCO
CH3)2、((CH,=CHCH2)P dc Ql
、、Pd2[(C,H,CH=CH,)、C○〕3・C
HCΩ3等が使用でき、配位機能を有するリン酸化合物
としては、例えばトリフェニルホスフィン、1,2−ジ
ウエニルホスフイノエタン、1.3−ジフェニルホスフ
ィノプロパン、トリブチルホスフィン。
トリフェニルホスファイト等が使用できる。好ましい零
価のパラジウム錯体触媒としては、あらかじめ調製され
たP d [P (Cs Hs)、v)+及びPd(O
COCH,)2とトリフェニルホスフィンとを用いてそ
の場で調製したものを挙げることができる。
上記零価のパラジウム錯体の使用量は、一般式(1)で
示されるジエステル化合物に対して約0.0001〜1
モル%、好ましくは約0.001〜0.1%であるのが
望ましい。パラジウム錯体触媒の量が約0.0001モ
ル%より少ないと反応が遅くなり、約1モル%より多く
ても効果に変りはなく不経済であって好ましくない。更
に上記の配位機能を有するリン化合物を該零価のパラジ
ウム錯体に対して約2〜20倍モル共存させることが好
ましい。このようなリン化合物が存在することにより、
触媒活性長時間保つことができる。
パラジウム錯体触媒をその場で生成させるためには、上
記パラジウム化合物の使用量は一般式(1)で示される
ジエステル化合物に対して約0.0001〜1モル%、
好ましくはo、ooi〜0.1モル%が望ましく、また
配位機能を有するリン化合物の使用量はパラジウム化合
物に対して約2〜20倍モルが好ましい。パラジウム化
合物の量が約0.0001モル%より少ないと反応が遅
くなり、また約1モル%より多いと効果が増大せず不経
済であり、好ましくない。更にリン化合物の量がパラジ
ウム化合物の約2倍モルより少ないと触媒活性が高まら
ず、約20倍モルより多くても余り効果がない。
本発明による。トランス−3,7−シメチルー5.7−
オクタレニン−1−イル エステルの製造にあたっては
、触媒活性を付与した前記パラジウム錯体触媒の存在下
、加熱することによりカルボン酸を生成して進行する。
生成したカルボン酸が系内に存在すると零価のパラジウ
ム錯体の触媒活性を失活させるので1例えば20〜10
0mHHの減圧下にカルボン酸を系外に除去しながら、
反応を進行させる。反応系中には、溶媒は特に用いる必
要はない。反応温度は100〜160℃、好ましくは1
20〜150℃の範囲で反応することができる。温度が
100℃より低いと反応が遅くなり、160 ’Cより
高いと副反応が生じやすい。
本反応−は1本質的に脱カルボン酸反応であるから、反
応式から計算した理論量のカルボン酸が除去された段階
で反応は完結する。
〈発明の効果〉 以上の説明から明らかの如く、本発明の製造法の特徴は
、原料の一般式(1)で示されるジエステル化合物と極
く少量のパラジウム触媒の存在下、単に減圧下で加熱す
るのみで、副反応を起こさずに脱カルボン酸反応が円滑
に進行し、目的物である一般式(II)のトランス−3
,7−シメチルー5.7−オクタレニン−1−イル エ
ステルが好収率(90%以上)、高選択的(95%以上
)に製造できる。従って5本発明の方法は、極めて経済
的且工業的な製法である。
〈実施例〉 以下、実施例により本発明を更に具体的に説明する。
枝付き減圧蒸留機を備えた2Q容量ナス型フラスコに3
,7−シメチルー7−オクテンー1,6−ジアセテート
(b、p 125〜b 0.9803. n2o’ 1,447) 768 g
 (3,On+ol)、酢酸パラジウム0.7 g (
0,003mol)及びトリフェニルホスフィン7.9
 g (0,03mol)を仕込んだ。窒素ガスをキャ
ピラリーより吹き込みながら、減圧度21〜28mmH
g、反応温度120−132℃の範囲で、生成する酢酸
を留去しながら約3時間30分反応を続行した。反応終
了後、反応液はそのまま減圧蒸留し沸点82〜83℃1
0.5mn)Ig留分のトランス−3,7−シメチルー
5,7−オクタノニン−1−イル アセテート535g
 (理論収率91%)を得た。
トランス−3,7−シメチルー5,7−オクタノニン−
1−イル アセテートの性状; コざ dzs  O,9069、n 251.4666M S
 1m/e) ; 196(M )  、136,12
1,107,94,93,81゜79.55.43 I R(an−”); 1740,1610,1370
.970実施例1で使用したのと同一反応装置に3,7
−シメチルー7−オクテンー1,6−ジプロピオネート
(b、P 123〜125℃10.4+nmHg) 8
52 g (3,0Illol)、酢酸パラジウム0.
7 g (0,003mol)及びトリフェニルホスフ
ィン7.9 g (0,03mo1.)を仕込んだ。窒
素ガスをキャピラリーより吹き込みながら、減圧度20
〜30IIWIlIIg、反応温度125〜145℃の
範囲で、生成するプロピオン酸を留去しながら約3時間
反応を続行した。反応終了後、反応液はそのまま減圧蒸
留し沸点87〜88℃10.3mmHg留分のトランス
−3,7−シメチルー5,7−オクタノニン−1−イル
 プロピオネート570g(理論収率90.5%)を得
た。
トランス−3,7−シメチルー5,7−オクタノニン−
1−イル プロピオネートの性状;d 2 S 099
025 *  n ”o’ 1.4656M S (m
/e) ; 210(M” ) 、136,121,9
4,93,81,79゜57.55.29

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中Rは水素または炭素原子1〜4個を含む低級アル
    キル基を表わす)で示されるジエステル化合物を零価の
    パラジウム錯体の存在下、加熱し選択的に脱カルボン酸
    させることを特徴とする一般式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中Rは水素または炭素原子1〜4個を含む低級アル
    キル基を表わす)で示されるトランス−3,7−ジメチ
    ル−5,7−オタクジエン−1−イルエステルの製造方
    法。
JP17175585A 1985-08-06 1985-08-06 トランス−3,7−ジメチル−5,7−オクタジエン−1−1イル エステル製造方法 Pending JPS6233134A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0761628A1 (en) * 1995-08-29 1997-03-12 Takasago International Corporation Method for producing 3,7-dimethyl-5,7-octadiene-1-ol or rose oxide

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0761628A1 (en) * 1995-08-29 1997-03-12 Takasago International Corporation Method for producing 3,7-dimethyl-5,7-octadiene-1-ol or rose oxide
US5672783A (en) * 1995-08-29 1997-09-30 Takasago International Corporation Method for producing 3,7-dimethyl-5,7-octadiene-1-ol or rose oxide

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