JPS61170471A - 骨補綴成形体 - Google Patents

骨補綴成形体

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JPS61170471A
JPS61170471A JP60012123A JP1212385A JPS61170471A JP S61170471 A JPS61170471 A JP S61170471A JP 60012123 A JP60012123 A JP 60012123A JP 1212385 A JP1212385 A JP 1212385A JP S61170471 A JPS61170471 A JP S61170471A
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bone prosthesis
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microns
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕。
本発明は、骨補綴成形体に係り、特に、人体。
動物等の生体の骨欠損部、骨空隙部、骨折部、骨腫瘍部
を切除したことによる欠損部、老化部等に適合可能な形
状に形成した燐酸カルシウム化合物の焼結多孔体から成
る骨補綴成形体に関するものである。
〔従来技術〕
燐酸カルシウム化合物、例えばヒドルキシアパタイトお
よびその固溶体は生体との親和性が良好であって、医療
用材料、例えば骨または歯根等の代替材料または補綴材
料として有用である0例えば特開昭56−54841号
公報には、アパタイト型結晶構造燐酸カルシウム化合物
粉流体を用いた骨欠損部、および空隙部充填材が開示さ
れている。
また、特開昭56−166843号公報には、燐酸カル
シウム化合物の多孔体からなる骨欠損部および空隙部充
填材が開示されている。この燐酸カルシウム化合物の多
孔体に含まれる空孔は、その最大孔径3.00腸腸、最
小孔径0.05璽腸であって、生体の骨形成成分が進入
しやすい形状寸法を有し、実質的に連続した三次元の網
状構造を形成しているものである。
〔従来技術の問題点〕
しかしながら、上記のような従来の燐酸カルシウム化合
物セラミ−2り材料は、充填、補綴などの外科的手術を
施した後に経時的変形を生じたり、或は、充填または補
綴部分の近傍の軟組織の硬質化を促進し、このため異常
を生じた部分の切除を余儀なくされるなどの問題があっ
た。
また、金属またはセラミック材料から作られた人工骨ま
たは人工関節などを、生体内で固定するときに用いられ
る骨セメントとしては、従来、メチルメタクリレート系
接着セメントが用いられているが、これら従来の骨セメ
ントは若干量の未反応モノマーを含み、それが生体内で
溶は出して生体組織を害し、発熱9手術部位の固定のゆ
るみ或は余病の併発などを生ずることがあり、満足でき
るものではなかった。
一般に、生体の硬組織の欠損1例えば骨腫瘍部分の切除
や、骨の外的損傷による欠損などの治療において、自然
治癒を促進することが最も好ましく1人工物による代替
や補綴は必ずしも好ましくことではない、たとえ人工骨
セメントを用いて生体内に充填または補綴されたとして
も、そのような骨セメントがやがて生体内で食いつくさ
れ、その代りに自然の生体組織が再生して固定が完成す
ることが最も望ましいことである。この場合、骨セメン
トの生体組織による入れ代わり速度(ターンオーバー速
度)が適当であることが重要であって、ターンオーバー
速度が過度に速いときは、局所に炎症等の障害を生じ、
それに起因する余病、例えば癌の発生などを併発するこ
とがある。また、ターンオーバー速度が低く長期間にわ
たって骨セメントが生体内に存在する場合、局所の生体
組織(骨)の変形や、その近傍の軟組織の硬質化などを
生じ、このため切除手術を要することなどがある。
上記のような問題点に対処するためには、生体内に挿入
された骨セメントが生体組織の誘起と置・換に要する要
件を細胞レベルで満足させ得ることが重要である。すな
わち、生体組織に対する骨量細胞(オステオクラスト オプラスト)の活性化を適切に促進し、骨破壊細胞(オ
ステオクラスト)、および軟組織の硬質化を促進するコ
ラーゲン繊維の侵入、発達並びに骨組織の硬質化を抑制
し、かつ、赤血球9体液などの進入や、毛細血管の発達
を阻害しないことが重要である。
上記のような要件を満たすためには、生体内に挿入され
る骨セメントは、生体に対し良好な親和性、特に生体的
対応性(バイオレスポンシビリテイ)を有するとともに
、所望細胞の活性化のために良好な居住増殖空間を与え
得ると共に、忌避すべき細胞の侵入を防止し、かつコラ
ーゲンm!aの異常発達による骨組織の硬質化を防止で
きるものであることが必要である。
本発明の目的は人体、動物等の生体の骨折部。
骨の欠損部、骨空隙部、骨腫瘍の切除部位に適合充填可
能な形状に形成した燐酸カルシウム化合物の多孔質焼結
体から成る骨補綴成形体を提供することにある。
〔問題点解決のための技術的手段〕
本発明の骨補綴成形体は、燐酸カルシウム化合物の焼結
体からなり、該焼結体内部には、1個以上の1〜600
ミクロンの孔径を有している空孔と、この空孔を外部空
間に連通する微細空隙通路とを有し、人体、動物の骨の
骨折部、骨の欠損部、骨の空隙部、骨腫瘍の切除部、老
化部位に適合可能な形状に成形したものである。
〔本発明の詳細な説明〕
本発明に使用される燐酸カルシウム化合物は、CaHP
O* C113(PO4)  2 Cas  (PO4)30H Ca40(PO4)z Calo (PO4)b  (OH)2CaPa0+t Ca (PO3) 2 Ca2P20p Ca  (H2PO4)2 11H20などを主成分と
するももので、ヒドロキシアパタイトと呼ばれる一群の
化合物を包含する。ヒドロキシアパタイトは組成式Ca
s  CPO5)30HまたはCago (PO4) 
6  (OH) 2を有する化合物を基本成分とするも
ので、CaIIt分の一部分はSr、Ba、Mg、Fe
、AM、Y、La。
Na、に、Hなどの1種以上で置換されていてもよく、
また(Po4)成分の一部分が、■04 。
BO3、SOa  、CO3,51g4などの1種以上
で置換されていてもよく、更に、(OH)成分の一部分
が、F、C1,0,CO3などの1種以上で置換されて
いてもよい、ヒドロキシアパタイトは通常の結晶体でも
よく、或は、同型固溶体。
置換型固溶体、および侵入型固溶体のいずれであっても
よく、また比量論的格子欠陥を含むものであってもよい
一般に、本発明に用いる燐酸カルシウム化合物は、その
カルシウム(Ca)と燐(P)との原子比(Ca/P)
が1.30〜1.80の範囲内にあるものが好ましく、
1.60−1.67の範囲内にあるものがより好ましい
本発明に用いられる燐酸カルシウム化合物としては燐酸
三カルシウム(Ca:+  (PO4)  2) 。
ヒドロキシアパタイト(Ca5  (PO4) 30H
)およびCago CPO5)b  (OH)2が好ま
しく、特にゾルゲル法によって合成され凍結乾燥された
ものが好ましい、また、燐酸カルシウム化合物は800
〜1450℃の温度で焼結されたものであることが好ま
しく、焼結温度は850〜1250℃がより好ましい。
また1本発明に係る骨補綴成形体の内部には1個以上の
1〜600ミクロンの孔径からなる空孔が形成されてお
り、この空孔は微細空隙通路によって外部空間に連通し
ている。この微細空隙通路の径は1〜30ミクロンであ
ることが望ましく、さらには1〜20ミクロンの範囲に
あることがより好ましい、1&形体内の内孔は真珠また
はそれに近い形状を有することが好ましく、またそれら
が複数個存在するときは成形体内に均一に分布している
ことが好ましい、この空孔は、セラミック材料が生体内
に埋め込まれたとき、骨量細胞。
骨再生細胞などを生物学的に活性化するための居住空間
を提供するものである。骨再生細胞等はこの空孔、特に
球形空孔に帯留するのを非常に好むものである。このた
めに空孔の孔径は1〜600ミクロンの範囲にあること
が必要であり、10〜300ミクロンであることが好ま
しい、孔径が1〜600ミクロンの範囲外の空孔は、上
記細胞に対し良好な居住空間を与えることができない。
空孔の形状が真珠、またはこれに近い球形である場合、
得られた多孔質材料の機械強度が高い。
従って、この骨補綴成形体が生体内に埋め込まれたとき
、それが新生骨によってリターンオーバーされるまで、
高い機械的強度と接着強度を保持し統けることができる
骨補t171成形体内の微細空隙通路は少なくとも空孔
と成形体の外部空間とを連通ずるものであって、この通
路を通って、前記骨食細胞、骨再生細胞、赤血球9体液
などが自由に多孔質体内に進入することができ、かつ毛
細血管の発達が促進される。このため、この微細空隙通
路の径は1〜30ミクロンの範囲にあることが好ましく
、1〜20ミクロンの範囲内にあることがより好ましい
、上記のような微細空隙通路は骨破壊細胞やコラーゲン
繊維は多孔質体内の毛細血管状空隙通路へ進入し難く、
コラーゲン繊維の異常発達並びに骨組織の硬質化を防ぐ
ことができる。すなわち、本発明に係る骨補綴成形体に
おいて、微細空隙通路はバイオフィルターとしての機能
を兼ねそなえるものである。
上記微細空隙通路の径がHクロンよりも小さくなると、
骨量細胞、骨再生細胞、赤血球1体液などの多孔質内進
入が困難となるおそれがあり、また30ミクロンより大
きくなると破壊細胞やコラーゲン繊維の侵入および発達
を許し、このため骨の再生を阻害し、また再生骨組織や
その近傍の組織の硬質化を招くことがある0本発明に係
る骨補綴成形体は、40〜90%気孔率で構成される0
本発明に係る骨補綴成形体に用いられる燐酸カルシウム
化合物からなる焼結多孔質成形体は種々の方法で製造す
ることができる。以下に本発明の製造方法の様々な態様
について説明する。
(t)too重量部卵白を泡立てて、孔径1〜600ミ
クロンの多数の気泡を形成し、卵白気泡体を30〜12
0重量部の燐酸カルシウム化合物粉末に混合し、この混
合物を所望形状の型枠に流し込むことにより第1図乃至
第52図に示す形状に成形し、成形された前記混合物を
120〜150℃の温度に加熱して卵白を硬化させ、次
に500〜700℃の温度に加熱して卵白を炭化し、次
に酸素含有雰囲気中で800〜1350℃の温度に加熱
して、前記炭化物を燃焼除去するとともに前記燐酸カル
シウム化合物粉末を焼結することにより製造することが
できる。
この場合、前記卵白硬化加熱工程が30〜70%の相対
湿度を有する雰囲気内において、5〜lO℃/分の昇温
速度で行うこともできる。
また、前記燐酸カルシウム化合物粉末が0.05〜10
ミクロンの粒径から成るものであれば好適である。
(2)100重量部の卵白を泡立てて孔径1〜600ミ
クロンの多数の気泡を形成し、この卵白気泡体と、30
−120重量部の燐酸カルシウム化合物粉末と1〜5重
量部の長さ5■層以下と直径1〜30ミクロンとを有す
る有機繊維とを混合し、この混合物を第1図乃至第52
図の様々な所望形状に成形し、成形された前記混合物を
120〜150℃の温度に加熱して卵白を硬化させ、次
に500〜700”Oの温度に加熱して前記卵白および
繊維を炭化し、次に、酸素含有雰囲気中で800〜13
50℃の温度に加熱して、前記炭化物を燃焼除去すると
ともに前記燐酸カルシウム化合物粉末を焼結することに
より製造することができる。
この場合、前記有機繊維が、動物繊維、絹繊維、セルロ
ーズ繊維および/または有機合成繊維であって、前記有
機繊維の長さが1ミクロン〜5m鵬であるものであれば
好適である。
(3)20〜300重量部の1〜600ミクロンの粒径
を有する昇華性固体物質粉末を、100重、、部の燐酸
カルシウム化合物粉末に混合し、この混合物を所望形状
(第1図乃至第52図に示す形状)にプレス成形し、こ
の成形物を300〜500℃の温度に加熱して前記昇華
性物質を昇華除去し、次に800〜1350℃の温度に
加熱して、前記燐酸カルシウム化合物粉末を焼結するこ
とにより製造することができる。
この場合、前記燐酸カルシウム化合物が0.05〜lO
ミクロンの粒径を有すると共に前記昇華性固体物質が、
樟脳、薄荷脳、ナフタレン、およびこれらの2種以上の
混合物から選ばれるものであれば好適である。
(4)20〜300重量部の1〜600ミクロンの粒径
を有する昇華性固体物質粉末と、1〜5重量部の5禦肩
以下の長さと1〜30ミクロンの直径を有する有機繊維
とを100重量部の燐酸カルシウム化合物に混合し、こ
の混合物を所望形状(第1図乃至第52図に示す形状)
にプレス成形し、この成形物を200〜800℃の温度
に加熱して前記昇華性物質を昇華除去するとともに前記
有機繊維を炭化し、次に酸素含有雰囲気中で800〜1
350℃の温度に加熱して、前記炭化物を燃焼除去する
とともに前記燐酸カルシウム化合物粉末を焼結すること
により製造できる。
この場合、前記有機繊維が、動物繊維、絹繊維、セルロ
ーズ繊維および/または有機合成繊維であるとともに、
前記有機繊維の長さが1ミクロン−5鳳■であるもので
あれば好適である。
(5)25〜380重量部の1〜600ミクロンの粒径
を有する有機合成樹脂粒子を、100重量部の燐酸カル
シウム化合物に混合し、この混合物を所望形状(第1図
乃至第52図に示す形状)にプレス成形し、得られた成
形物を200〜800℃の温度に加熱して前記有機合成
樹脂粒子を熱分解除去し、次に酸素含有雰囲気中で80
0〜1350℃の温度に加熱して。
前記燐酸カルシウム化合物粉末を焼結することにより製
造することができる。
この場合、前記燐酸カルシウム化合物粉末が0.05〜
10ミクロンの粒径を有するものであれば好適であり、
また、前記有機合成樹脂球径粒子の粒径が10〜300
ミクロンの範囲内にあるものであれば好適であり、さら
に、前記有機合成樹脂がポリメチルメタクリレート、ポ
リプロピレンおよびポリスチレンから選ばれた少なくと
も1種であるものであれば好適である。
(8)25〜380重量部の1〜600ミクロンの粒径
を有する有機合成樹脂粒子と、1〜5重量部の51層以
下の長さと1〜30ミクロンの直径を有する有am錐と
を、100重量部の燐酸カルシウム化合物粉末に混合し
、得られた混合物を所望形状(第1図乃至第52図に示
す形状)にプレス成形し、得られた成形物を200〜8
00℃の温度に加熱して、前記合成樹脂を熱分解除去す
るとともに前記有機繊維を炭化し、次に酸素含有雰囲気
中で800〜1350℃の温度に加熱して、前記炭化物
を燃焼除去するとともに、#記燐酸カルシウム化合物粉
末を焼結することにより製造することができる。
この場合、前記有機繊維が動物繊維、絹繊維、セルロー
ズ繊維および/または有機合成繊維から選ばれるもので
あれば好適であり、また前記有機繊維の長さが1ミクロ
ン−5■鵬から成るものであれば好適であり、さらに、
前記有機合成樹ff1粒子の粒径が10〜300ミクロ
ンの範囲内にあれば好適である。
(7)25〜380ミクロン重量部の1〜600ミクロ
ンの粒径を有する有機合成樹脂粒子と、2〜5重量部の
1〜600ミクロンの粒径を有する昇華性固形物質粒子
とを、100重量部の燐酸カルシウム化合物粉末に混合
し得られた混合物を所望形状(第1図乃至第52図に示
す形状)にプレス成形し、得られた成形物を200〜8
00℃の温度に加熱して前記合成樹脂粒子を熱分解除去
するとともに、前記昇華性物質粒子を昇華除去し、次に
酸素含有雰囲気中で800〜1350℃の温度に加熱し
て、前記前記燐酸カルシウム化合物粉末′を焼結するこ
とにより製造することができる。
この場合、前記昇華性物質が、樟脳、薄荷脳、ナフタレ
ン、およびこれらの2種以上の混合物から選ばれるもの
であれば好適である。さらに、前記有機合成樹脂粒子の
粒径がlθ〜゛  300ミクロンの範囲内にあるもの
であれば好適である。  − (8)25〜380重量部の1〜600ミクロンの粒径
を有する有機合成樹脂粒子と、2〜5重量部の1〜60
0ミクロンの粒径を有する昇華性固形物質粒子と、1〜
5重量部の5mm以下の長さと1〜30ミクロンの直径
を有する有機繊維とを、100重量部の燐酸カルシウム
化合物粉末に混合し、得られた混合物を所望形状(第1
図乃至第52図に示す形状)にプレス成形し、得られた
成形物を200〜800℃の温度に加熱して前記有機合
成樹脂粒子を熱分解除去し、前記昇華性物質粒子を昇華
除去し、かつ前記有機繊維を炭化し、次に酸素含有雰囲
気中で800〜1350℃の温度に加熱して、前記炭化
物を燃焼除去するとともに前記燐酸カルシウム化合物粉
末を焼結することにより製造することができる。
この場合、前記有機合成樹脂球形粒子の粒径が10〜3
00ミクロンの範囲内にあるものであれば好適であり、
さらに前記有機繊維の長さが1ミクロン−5■鳳である
ものであれば好適である。
本発明に係る骨補綴成形体の製造方法を詳述すると、例
えば、1〜600ミクロンの粒径を有する昇華性固体物
質粉末を残余の量の燐酸カルシウム化合物粉末に混合し
、この混合物を高速度攪拌機でアルコール媒体とともに
加温しながら攪拌をくりかえして昇華性固体物質を含む
混合物を人体、動物等の生体の骨欠損部、骨空隙部、骨
折部、骨腫瘍部分の切除の部位、骨の老化部等に適合可
flな形状(第1図乃至第52図に示す)の型枠に入れ
て成形し、押出成形、CIPJi形、プレス成形及びラ
バープレス成形し、乾燥vk300〜500℃で加熱し
て前記昇華性固体物質を昇華除去し1次に800〜14
50℃の温度、好ましくは850〜1250℃の温度に
加熱焼結することによって製造される。
上記製造方法に用いられる燐酸カルシウム化合物粉末と
しては、0.05〜10ミクロンの粒形を有するものが
好ましい、特に好ましい燐酸カルシウム化合物粉末は、
板状に発達した結晶部分を含むことが好ましく、SEM
(走査型電子顕微鏡)に基づく観測結果によれば粉末粒
子の30%以下が11クロン以上の粒形を有し、70%
以上が1ミクロン以下の粒径を有するような粒径分布を
有するものが好ましい。
また、昇華性固体物質粉末は、骨補綴成形体中に1〜6
00ミクロンの所望寸法の空孔を形成するためのもので
あって、200〜800℃の温度において容易に昇華し
、実質的に残渣を残さないものであれば種類に格別の限
定はない、その種類としては、樟脳、薄荷脳、ナフタレ
ン、およびこれらの2種以上の混合物から選ばれる。前
記混合物を200〜800℃の温度に好ましくは120
〜180分間加熱すると昇華性物質は昇華逃散して空孔
を形成するが、このときに空孔から昇華性物質の微粉末
の昇華逃散により多孔質体の外部に連通ずる微細空隙通
路が形成される。また空孔相互間を連通ずる微細空隙空
間も形成される。
次に成形物を更に800〜1450℃、好ましくは85
0〜1200℃に、好ましくは1〜3時間加熱して燐酸
カルシウム化合物粉末を焼結する。
上記昇華性物質粉末を使用する方法において、100重
量部の燐酸カルシウム化合物粉末に対して、1〜5重量
部の1ミクロン〜5mmの長さと1〜30ミクロンの直
径を有する有機繊維を添加混合してもよい、このような
混合物を200〜800℃の温度に好ましくは120〜
180分間加熱すれば、昇華性物質は昇華逃散し、かつ
有機繊維は炭化する0次に、800〜1450℃の温度
に、好ましくは1〜3時間加熱すれば、炭化物は燃焼消
失し燐酸カルシウム化合物粉末は焼結する。
この方法において、有機繊維の混用は1〜30ミクロン
の直径を有する毛細管状空隙通路を確実に形成する上で
有効である。この有am雑は両速のものと同様である。
有機繊維や昇華性物質粉末を燐酸カルシウム化合物粉末
と混合するとき、メタノール、エタノールなどの揮発性
低級アルコールを添加すると、容易に均一な混合物が得
られるばかりでなく、昇華性物質粒子の粒径を制御し、
かつ昇華性物質粒子と有機繊維との接触を良好にし、こ
れによって空孔に連通ずる微細空隙通路の形成を促進す
ることができる。
本発明に係る骨補綴成形体を製造するための他の方法は
1〜600ミクロンの粒径を有する有機合成樹脂粒子を
、100重量部の燐酸カルシウム化合物粉末に混合し、
この混合物を前述の方法と同様の方法によって所望形状
(第1図乃至第52図に示す)寸法に成形し、得られた
成形物を200〜800℃の温度に加熱して前記有機合
成樹脂粒子を熱分解除去し、次に、酸素含有雰囲気中で
800〜1450℃の温度に加熱して前記燐酸カルシウ
ム化合物粉末を焼結することを含むものである。
上記の方法に用いられる1〜600ミ、クロンの粒径を
有する有機合成樹脂粒子は、成形体内に1〜600ミク
ロンの空孔を形成するために有効なものである。有機合
成樹脂の種類については。
それが200〜400℃の温度において熱分解し、多孔
質体から逃散するものであれば格別の限定はないが、一
般には、メチルメタクリレート。
ポリプロピレン、ポリスチレンなどの熱加塑性合成樹脂
から選ばれ、特にメチルメタクリレートが好ましい、上
記のような有機合成樹脂は相当の硬度を有しているので
、その粒子を燐酸カルシウム化合物粉末と混合したり、
この混合物をプレス成形するときに球形粒子が変形や破
砕することがなく、従って使用した粒子の寸法形状に正
確に対応した寸法形状の空孔を形成することができる。
有機合成樹脂球形粒子と燐酸カルシウム化合物粉末との
混合物は、生体の骨欠損部位に適合回部な形状(第1図
乃至第52図に示す形状)を作成できる型枠に入れ、ま
たはプレス成形、ラバープレス、その他公知の方法等で
成形する0次に200〜500℃の温度で、好ましくは
300〜350℃で、120−180分間加熱し、有機
合成樹脂粒子を熱分解除去し、対応する空孔を形成する
とともに、この空孔から伸び出る微細空隙通路を形成す
る。
更に、この成形物を酸素含有雰囲気中で800〜145
0℃、好ましくは850〜1250℃で、好ましくは1
〜3時間加熱し、燐酸カルシウム化合物粉末を焼結する
。このとき有機合成樹脂粒子の熱分解残液があっても、
これは焼結加熱間に燃焼除去される。
上記有機合成樹脂粒子を使用する方法において、100
重量部の燐酸カルシウム化合物粉末に対し、1〜5重量
部の1ミクロン−51薦の長さと、1〜30ミクロンの
直径を有する有機繊維を追加することができる。この有
機繊維の種類や効用は前述と同じである。
更に、上記有機合成樹脂粒子を使用する方法において、
100重量部の燐酸カルシウム化合物粉末に対し、2〜
5重量部の1〜600ミクロンの粒径を有する昇華性固
形物質粒子を追加添合することができる。この昇華性物
質の種類は前述と同一である。この方法においては、昇
華性物質粒子は1ミクロン〜600ミクロンの粒径を有
するものであって毛細管状空隙通路の形成に有効である
更にまた、上記有機合成樹脂粒子を使用する方法ニおい
て、100重量部の燐酸カルシウム化合物粉末に対し、
2〜5重量部の1ミクロン−5■の長さと、1〜30ミ
クロンの直径を有する有機繊維と、2〜5重量部の1ミ
クロン〜SOOミクロンの粒径を有する昇華性固形粒子
とを追加混合してもよい、これら有機繊維および昇華性
固形粒子の種類および効用は前述と同様である。
尚、本発明に係る骨補綴成形体は型枠への流し込みによ
る成形法は、ラバープレス成形機(2kg/cm2の静
圧下でプレスし約10分間放置する)による成形法、押
出成形法。
CIP法、静圧プレス成形法等により成形されるもので
ある0次に、本発明に係る骨補綴成形体の具体的形状に
つき説明する。
第1図、第3図及び第5図に示す骨補綴成形体lは直方
体に形成されれいる。第2図に示す骨補綴成形体2は全
体直方体に形成され、長さ方向に沿って適宜分割して使
用できるように、上面及び底面には幅方向に沿って溝2
aが形成されており、第4図に示す骨補綴成形体3は直
方体に形成され、上面及び底面には長さ方向及び幅方向
に沿って溝4,5が設けられている。また、第6図に示
す骨補綴成形体6は直方体に形成され、上面及び底面に
は長さ方向及び幅方向及び斜方向に溝6a、6b、6c
が設けられている0次に第7図に示す骨補綴成形体7は
平面正方形からなる平板として形成されており、第8図
に示す骨補綴成形体8は直方体に形成され、第9図に示
す骨補綴成形体9は立方体に形成され、第10図に示す
骨補綴成形体lOは円筒状に形成され、第fillに示
す骨補綴成形体11は球状に形成され、第12図に示す
骨補綴成形体12は円盤状に形成されている。また、第
13図に示す骨補綴成形体13は断面正方形の角材状に
形成され、第14図に示す骨補綴成形体14は同様に断
面正方形の角材状に形成されているが、上面及び下面に
は複数の条溝14a、14bが形成されており、適宜の
長さに切断して使用できるように構成され、第15図に
示す骨補綴成形体15も断面正方形の角材に形成されて
いるが、上面、下面及び両側面には複数の溝15aが形
成されている。第16図に示す骨補綴成形体16は断面
二等辺三角形から成る三角柱状に形成されており、第1
7図に示す骨補綴成形体17は断面直角三角形から成る
三角柱状に形成されており、第18図に示す骨補綴成形
体18は四角錘に形成されている。また、第19図に示
す骨補綴成形体19は中空円筒状に形成され、第20図
に示す骨補綴成形体20は厚肉円筒状に形成され、第2
1図に示す骨補綴成形体21は円筒を長さ方向に切断し
た形状から成り、また第22図に示す骨補綴成形体22
は円錐状に形成されており、第23図に示す骨補綴成形
体23は円柱部23aと円錐部23bとから成る。
第24図に示す骨補綴成形体24は全体とっくり形状に
形成され、第25図に示す骨補綴成形体25は全体形状
は第24図に示す骨補綴成形体24と同様であるが、内
部には長さ方向に沿って細長孔部25aが形成されてお
り、第26図に示す骨補綴成形体26は円筒部26aと
該円筒部26aの中間部位に設けられた円盤状の7ラン
ンジ部26bとから成る0次に第27図に示す骨補綴成
形体27は全体クサビ状に形成され、側面台形状に形成
された脚部27aと上部が曲面により形成された略直方
体から成る頭部27bとから成る。上記脚部27aは脚
部下方へ向ってテーパ状に形成されている。また第28
図に示す骨補綴成形体28は全体形状は第27図に示す
骨補綴成形体27と略同様であるが、頭部28bの上端
縁28cから脚部28aの下端縁2Bに至るまで同一平
面上に形成され下方へ向ってテーパが付されている。第
29図及び第30図に示す骨補綴成形体29.30は、
第27図に示す骨補綴成形体27を基本形状としたもの
で、さらに補綴用の糸を通すための孔部29a、30a
が複数開設されている。尚、骨補綴成形体30は骨補綴
成形体29よりも幅太に形成されているものである。
第31図及び第32図に示す骨補綴成形体31゜32は
、第29図に示す骨補綴成形体29を基本形状とし、さ
らに頭部31a、32aには切欠部31b、32bが設
けられている。これらの切欠部31b、32bは頭部3
1a、32a(7)両側端31c、32cにおいて互い
に反対側の部位に設けられている。尚、骨補綴成形体3
2は骨補綴成形体31よりも幅太に形成されている。第
33図及び第34図に示す骨補綴成形体33.34はそ
れぞれ切欠部33b、34bが骨補綴成形体31.32
の切欠部31c、32cとは、それぞれ頭部33a、3
4aの反対側に設けられている他は、骨補綴成形体31
及び骨補綴成形体32と同一の構成から成る。尚、骨補
綴成形体34は骨補綴成形体33よりも幅太に形成され
ているものである。第35図及び第36図に示す骨補綴
成形体35.36は、第28図に示す骨補綴成形体28
を基本形状とし、補綴用の糸を通すための孔部35a、
36aが複数開設されている。
第37図及び第38図に示す骨補綴成形体37゜38は
、頭部37a、38aの両端部には孔部37b、38b
が開設されると共に脚部37c。
38cには、その幅方向に三本の条溝37d。
38dが設けられ、骨の摘要部位に応じた大きさに切断
形成して使用できるように構成されている。また、骨補
綴成形体38は骨補綴成形体37よりも幅太に形成され
ている。第39図及び第40図に示す骨補綴成形体39
及び骨補綴成形体40は、骨補綴成形体37及び骨補綴
成形体38を基本形状とし、さらに補綴用の糸を通すた
めの複数の孔部39a、40aを条溝39b。
40bの近傍に設けたものである。尚、骨補綴成形体4
0は骨補綴成形体39よりも幅太に形成されている。第
41図及び第42図に示す骨補綴成形体41及び骨補綴
成形体42は骨補綴成形体35及び骨補綴成形体36を
基本形状として、さらに切欠部41a、42aが頭部4
1b。
42bに設けられたものである。第43図及び第44図
に示す骨補綴成形体43及び骨補綴成形体44は、切欠
部43a、44aが骨補綴成形体41及び骨補綴成形体
42とはそれぞれ反対側に設けられていることを除いて
、全て骨補綴成形体41及び骨補綴成形体42と同様の
構成である。
第45図及び第46図に示す骨補綴成形体45及び骨補
m成形体46は、骨補綴成形体37及び骨補綴成形体3
8同様に1頭部45a、48aには孔部45b、46b
が開設されていると共に、脚部45c、46cには条溝
45d、46dが設けられている。第47@及び第48
図に示す骨補綴成形体47及び骨補綴成形体48は、切
欠部47a、48aが反対側に設けられていることを除
いては、骨補綴成形体45及び骨補綴成形体46と同様
の構成である。第49図及び第50図に示す骨補綴成形
体49及び骨補綴成形体50は、骨補綴成形体45及び
骨補綴成形体46を基本形状として、さらに幅方向に複
数の切断用の条溝49a、50aを設けたものである。
第51図及び第52図に示す骨補綴成形体51及び骨補
綴成形体52は、切欠部51a、52aが骨補綴成形体
49.50とは反対側に設けられている点を除いては同
様の構成である。
尚、骨補綴成形体42 、44 、46 、4g 。
50.52は骨補綴成形体41,43,45゜47 、
49 、51よりもそれぞれ幅太に形成されている点を
除き、全て同様に構成されている。
尚、本発明に係る骨補綴成形体の具体的形状については
1以上の形状に限定されず、適宜設計変更して差支えな
い。
次に、これら骨補綴成形体1〜52のそれぞれの摘要部
位について説明する。
第1図乃至第9図に示す骨補綴成形体1〜9は第53図
(1)〜(3)に示すように、例えば腸骨53の欠損部
に適宜使用することができる。
尚、図中5゛は骨補綴成形体5の切片を示す、また、腸
骨に限定されず、あらゆる骨の損傷部に一種のスペーサ
として使用することができる。また、第54図(1)〜
(6)に示すように。
第1θ図、11図、16図、17図、ia図。
19図、20図、21図、22図、23図に示す骨補綴
成形体10,11.1B、17.1B。
19.20,21,22.23は、例えば大腿骨54の
損傷部位に応じて適宜使用することができる。この内、
骨補綴成形体19,20.26は、上腕骨、大腿骨等が
骨折した場合に骨内部の髄腔中へ挿入して使用するもの
である。また、大腿骨54に限定されず、鎖骨°、上腕
骨、脛骨、腓骨。
接骨1手の他の適宜の部位へ使用することができる。特
に、骨補綴成形体26は骨折した場合の骨と骨とをつな
ぐために使用される。更に、第11図に示す球状の骨補
綴成形体11は種々の径に形成され、例えば、小球状の
ものは髄腔中に充填して周囲の新生骨の発生を誘起させ
るものである。また、第54図(2)に示すように、骨
補綴成形体11及び21を組合わせて使用することもで
きる。この場合には、それぞれの骨補綴成形体11.2
1が組合わせられることにより、より新生骨の誘起を効
果的に行うことができる。
第12図に示す骨補綴成形体12は、第54図に示すよ
うに、例えば胸椎55の損傷部位に水平に挿入充填して
使用するものであり、また、腰椎に使用することもでき
る。さらに、第13図。
第14図、第15図に示す骨補綴成形体13゜14.1
5は、第55図に示す頚椎56゜第56図乃至第58図
に示す胸椎57の損傷部位にを椎の上下方向に沿って充
填する。この場合、骨補綴成形体14.骨補綴成形体1
5は損傷部位の規模に応じて適宜の大きさに切断形成し
て使用することができる、即ち、第59図に示すように
、胸椎57のそれぞれの接合部57aの軟骨部位に埋め
込んで使用することもできる。尚1図中58は各胸椎を
接合するための接合具である。
また、第29図乃至第52図に示す骨補綴成形体29乃
至骨補綴成形体52は、第53図(1)に骨補綴成形体
35に代表されるように、腸骨53の欠損部位に挿入充
填して使用するものである。即ち、人体、動物等の他の
部位の手術のために腸骨53の一部を切削して使用する
場合等に、切削後の欠損部位に充填して使用することも
できる。また、腸骨53そのものに発生した欠損部位に
充填して使用することもできる。また第24図及び第2
5図に示す骨補綴成形体24及び骨補綴成形体25は、
上記各骨補綴成形体と同様に容置の欠損部に使用するこ
とができるが、特に、骨補綴成形体25は第60図に示
すように、人工心臓、人工肝臓もしくはペースメーカー
等を使用する場合、皮膚59中に埋め込み、外部電線6
0を骨補綴成形体25の孔部61を介して配設するもの
であり、皮膚埋め込み用保護環として使用することも可
能である。
さらに、本発明を実施例に基づき詳述するが、本発明は
本実施例に限定されるものではない。
〔実施例〕
公知の湿式法により、水酸化カルシウムスラリーに燐酸
溶液を滴下してCa/P=1.65の燐酸カルシウムを
合成し、乾燥後150ミクロン以下の燐酸カルシウム粉
を得た。この燐酸カルシウム100gに対し、5〜30
0ミクロンの粒径をもつポリメチルメタクリレート樹脂
37gを混合し、さらに直径5ミクロン、長さ10ミク
ロンの有機繊維を同時に混合して、この混合物に対し高
速度攪拌機でメタノールを媒体とする前温度攪拌をくり
返し施し、混合物を作成し、生体の腸骨の欠損部位に摘
要可能な形状(第29図の形状)に成形できる型枠に該
混合物を流し込んで成形し、加熱・乾燥したものである
(300℃により24時間乾燥させた)、その後、有機
合成樹脂粒子を熱分解除去し、5〜300ミクロンの空
孔を有する多孔体を得、さらに1000℃で1時間焼結
して孔径5〜300ミクロンの空孔な有する骨補綴成形
体を得た。
この骨補綴成形体を生体(人)の腸骨の欠損部位に充填
して使用し、本発明の成形体による新生骨の誘起等につ
いて観察した。2週間後1手術を行い、生体の腸骨にお
ける当該補綴部位の経過を観察した。その結果、新生骨
の誘起生成が多くみちれた。13週経過後に観察した結
果、当該補綴部位はほとんど新生骨でNき替わり経過は
良好であった。
〔発明の効果〕
本発明に係る骨補綴成形体は、1〜600ミクロン、好
ましくは3〜300ミクロンの孔径を有する空孔と、1
〜30ミクロン、好ましくは1〜20ミクロンの径を有
する毛細管状空隙通路とを有するものであるが、この毛
細管状空隙通路は。
バイオフィルターとしての機能を果たすことができるの
で、コラーゲンm維の侵入による異常発達やコラーゲン
繊維の触媒作用による骨組織の硬質化や新生骨の有機阻
害前破壊細胞の毛細管状空隙通路への侵入を難しくし、
コラーゲン繊維の異常発達によるコラーゲン繊維自身の
硬質化を防止し、骨量細胞、骨再生細胞、赤血球9体液
等だけを選択的に通過させることができる。また特定孔
径を有する空孔は、骨量細胞や骨再生細胞の細胞レベル
での活性化を促進させることができる。
従って、本発明に係る骨補綴成形体を用いることによっ
て、生体との良好な親和性を保ちながら新生骨の誘起を
促進し、骨のリターンオーバーを促進することができる
また、本発明に係る骨補綴成形体は、各空孔間が毛細管
状空隙通路で連通し、更にこの空孔と本発明に係る骨補
綴成形体の外部空間とが毛細管状空隙通路で連通してい
ると共に、空孔と外部空間とが毛細管状空隙通路により
連通しており、該毛細管状空隙通路が1〜30ミクロン
、好ましくは1〜20ミクロンと極めて小さい通路とな
っているので新生骨を有効に誘起させることができる。
即ち、既にある骨に本発明に係る骨補綴成形体を充填し
たとき、従来の7バタイト多孔体では孔の粒径および形
状のコントロールが不完全であるばかりか、コラーゲン
繊維が孔の中に入る程度の大きな孔となっている。従っ
てコラーゲンm!lが入り込み新生骨が誘起されても、
コラーゲン繊維の触媒効果によりコラーゲンが異常に発
達し、かつ硬質化してしまうので埋め込んだ周辺から炎
症を発生させたり、癌の発生が懸念されるものであった
が、本発明に係る骨補綴成形体は上記した通り、毛細管
状空隙通路の径が1〜30ミクロン、好ましくは1〜2
0ミクロンと極めて小さいのでコラーゲンmixの毛細
管状空隙通路への侵入を防止でき、コラーゲン繊維の硬
化、硬質化を阻止し得ると共に、新生骨の誘起に有効と
なる骨量細胞、骨再生細胞、赤血球9体液のみを選択的
に通過させることができるので、当初非常にやわらかい
骨を形成させ、外方へ向うに従って硬くなる骨の組織化
が可能である(人、動物の自然骨と同じ構造で中心部に
骨髄、その周辺に硬質化した骨)、それゆえ、人、動物
の自然骨と全く同じ構造、すなわち骨の中心部を骨髄の
形とし、外周部は組織化された骨であって、骨密度の増
加された骨を形成することができるので、従来の硬質化
骨のみからなるアパタイト骨とは異なり自然骨と全く同
じ構造にして強靭な新生骨を作ることができる。これは
本発明に係る骨補綴成形体が既存の骨に埋め込まれると
1本発明の骨が食いつくされて消失し、その代りに自然
骨と同じ構造の新生骨が誘起され、長期使用しても全く
無毒な強靭かつ柔軟な骨が形成される。
さらに、本発明に係る骨補綴成形体は1人体。
動物等の生体の骨欠損部、骨空隙部、骨折部、骨腫瘍部
を切除したことによる欠損部等に適合可能な形状に成形
されているため、容易に上記骨欠損部等へ充填すること
ができ、当該部位での新生骨の誘起及び形成がより促進
されると共に、外科手術における骨折部、その他の部位
への骨補綴成形体の使用量が無駄にならず、しかも骨の
補綴作業を効率良く短時間で行うことが可能となる。
また、従来いずれかの部位に骨折等の事態が発生した場
合には、他の部位(例えば腸骨)から、充填するための
骨片を切除摘出し、骨折部へ挿入充填することとしてい
たため、摘出時及び充填時の二度にわたり手術を行う必
要があったが、本発明に係る骨補綴成形体を使用した場
合には、骨の摘出を行うことなく骨折部の補綴を行うこ
とが可能となるため、外科手術が一度だけで済むことが
可能となるばかりか、手術そのものの効率を向上させる
ことが可能となる。
さらに1本発明によれば、極めて多種類の形状の骨補綴
成形体を形成し、予め準備しておくことができるため、
交通事故や急病等の緊急を要する外科手術が必要な場合
に都市部、地方の区別なく同等にしかも迅速に対応する
ことが可能となるという効果をも奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第52図は本発明に係る骨補綴成形体の形態
の一例を示す斜視図、第53図(1)乃至(3)は骨補
綴成形体l乃至9及び35の使用状態を示す説明図、第
54図(1)乃至(6)は本発明に係る骨補綴成形体1
0,11,16゜17.18,19,20.21,22
,23゜24.26の使用状態を示す斜視図、第55図
は本発明に係る骨補綴成形体13,14.15の使用状
態を示す平面図、第56図は本発明に係る骨補綴成形体
13の使用状態を示す側面図、第57図は本発明に係る
骨補綴成形体15の使用状態を示す側面図、第58図は
本発明に係る骨補綴成形体14の使用状態を示す側面図
、第59図は本発明に係る骨補綴成形体15を切断形成
してその一部を使用する場合を示す説明図、第60図1
.は本発明に係る骨補綴成形体61を皮膚埋め込み用保
護環として使用する状態を示す説明図である。 1.2,3.6〜52・・・骨補綴成形体特許出願人 
  住友セメント株式会社代 理 人   弁理士  
土 橋 皓第53図 (1] 第53 II 第53 II 第54図 第54 vA 第54図 第54m 第54図 第54図 第56 m        第5511第59II 手続補正書(方式) %式% 2、発明の名称   骨 補 綴 成 形 体3、補正
をする者 喜件との関係   特許出願人 住所  東京都千代田区神田美土代町1番地名称 住友
セメント株式会社 代表者  今ノ11  彦二 4、代理人 住所  〒105東京都港区虎ノ門1丁目17番3号5
、補正命令の日付       昭和60年4月30日
(発送日)6、補正により増加する発明の数    な
 し7、補正の対象 明細書の「図面の簡単な説明」の欄 及び 図面補正の
内容 1)明細書41頁17行目乃至18行に「第1図乃至第
52図は本発明に係る骨補綴成形体の形の一例を示す斜
視図、」とあるのを以下のように補正する。 記 「第1図は本発明に係る骨補綴成形体を直方体に形成し
た場合を示す斜視図、第2図は第1図に示す形状の骨補
綴成形体の上面及び底面に溝を形成した場合を示す斜視
図、第3図は本発明に係る骨補綴成形体をやや幅大の直
方体に形成した場合を示す斜視図、第4図は第3図に示
す骨補綴成形体の上面底面に溝を形成した場合を示す斜
視図、第5図は同様に本発明に係る骨補綴成形体を直方
体に形成した場合を示す斜視図、第6図は直方体に形成
された骨補綴成形体の上面及び底面に溝部が形成された
場合を示す斜視図、第7図は骨補綴成形体を平面正方形
から成る平板に形成した場合を示す斜視図、第8図は同
様に直方体に形成した場合を示す斜視図、第9図は同様
に立方体に形成した場合を示す斜視図、第1O図は同様
に円柱状に形成した場合を示す斜視図、第11図は同様
に球状に形成した場合を示す斜視図、第12図は同様に
円盤状に形成された場合を示す斜視図、第13図は同様
に断面正方形の角材状に形成された場合を示す斜視図、
第14図は第13図に示す骨補綴成形体の上面及び下面
に条溝を形成した場合を示す斜視図、第15図は同様に
第13図に示す骨補綴成形体の上面、下面及び両側面に
溝を形成した場合を示す斜視図、第16図は断面二等辺
三角形から成る三角柱状に形成された場合を示す斜視図
、第17図は断面直角三角形から成る三角柱状から成る
場合を示す斜視図、第18図は四角錐に形成された場合
を示す斜視図、第19図は中空円筒状に形成された場合
を示す斜視図、第20図は厚肉円筒状に形成された場合
を示す斜視図、第21図は円筒を長さ方向に切断した形
状に形成した場合を示す斜視図、第22図は円錐状に形
成された場合を示す斜視図、第23図は円柱部と円錐部
とにより形成した場合を示す斜視図、第24図は全体と
っくり状に形成された場合を示す斜視図、第25図は第
24図の骨補綴成形体内に細長孔部を形成した場合を示
す断面図、第26図は円筒部とフランジ部とにより形成
した場合を示す斜視図、第27図は本発明に係る骨補綴
成形体を、全体クサビ状であって脚部と頭部とにより形
成した場合を示す斜視図、第28図は頭部から脚部にか
けてテーパ状に形成した場合を示す斜視図、第29図は
第27図に示す骨補綴成形体を基本形状とし補綴用の糸
を通すための孔部を開設した場合を示す斜視図、第30
図は第29図に示す骨補綴成形体を基本形状としやや幅
太に形成した場合を示す斜視図、第31図は第29図の
骨補綴成形体を基本形状とし、頭部両端部に切欠部を設
けた場合を示す斜視図、第32図は第31図に示す骨補
綴成形体を基本形状とし、やや幅太に形成した場合を示
す斜視図、第33図は第31図に示す骨補綴成形体を基
本形状とし、切欠部を反対側に設けた場合を示す斜視図
、第34図は第32図に示す骨補綴成形を基本形状とし
、切欠部を反対側に設けた場合を示す斜視図、第35図
は第28図に示す骨補綴成形を基本形状とし、孔部を開
設した場合を示す斜視図。 第36図は第35図に示す骨補綴成形体をやや幅太に形
成した場合を示す斜視図、第37図は脚部に3本の条溝
が形成された場合を示す斜視図、  −第38図は第3
7図に示す骨補綴成形体をやや幅太に形成した場合を示
す斜視図、第39図は第37図に示す骨補綴成形体の脚
部に孔部を開設した場合を示す斜視図、第40図は第3
8図に示す骨補綴成形の脚部に孔部を開設した場合を示
す斜視図、第41図は第35図に示す骨補綴成形体を基
本形状とし、頭部に切欠部を設けた場合を示す斜視図、
第42図は第36図に示す骨補綴成形体を基本形状とし
頭部に切欠部を設けた場合を示す斜視図、第43図は第
41図に示す骨補綴成形体とは切欠部が反対側に設けら
れた場合を示す斜視図、第44図は第42図に示す骨補
綴成形体とは切欠部を反対側に設けられた場合を示す斜
視図、第45図は第37図に示す骨補綴成形体を基本形
状とし、頭部に切欠部を示す場合を示す斜視図、第46
図は第38図に示す骨補綴成形体を基本形状とし、頭部
に切欠部を設けた場合を示す斜視図、第47図は第45
図に示す骨補綴成形体とは切欠部が反対側に設けられた
場合を示す斜視図、第48図は第46図に示す骨補綴成
形体とは切欠部が反対側に設けられた場合を示す斜視図
、第49図は第45図に示す骨補綴成形体の脚部に補綴
用の糸を通すための孔部を形成した場合を示す斜視図、
第50図は第46図に示す骨補綴成形体の脚部に補綴用
の糸を通すための孔部を形成した場合を示す斜視図、第
51図は第47図に示す骨補綴成形体の脚部に補綴用の
糸を通すための孔部を開設した場合を示す斜視図、第5
2図は第48図に示す骨補綴成形体の脚部に補綴用の糸
を通すための孔部を開設した場合を示す斜視図、」 2)図面第1図乃至第52図を別紙添付図面のとおり補
正する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)燐酸カルシウム化合物の焼結体からなり、該焼結体
    内部には1個以上の1〜600ミクロンの孔径からなる
    空孔とこれらの空孔と焼結体外部または各空孔間を結ぶ
    微細空隙通路とを有し、人体、動物の骨の骨折部、欠損
    部、空隙部、老化部、骨腫瘍部の切除部位等に適合充填
    可能な形状に形成したことを特徴とする骨補綴成形体。 2)前記燐酸カルシウム化合物におけるカルシウムと燐
    との原子比が1.30〜1.80の範囲内にあることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の骨補綴成形体。 3)前記燐酸カルシウム化合物がヒドロキシアパタイト
    であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の骨
    補綴成形体。 4)前記空孔の孔径が、3〜300ミクロンの範囲内に
    あることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の骨補
    綴成形体。 5)前記微細空隙通路の径が1〜30ミクロンの範囲内
    にあることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の骨
    補綴成形体。 6)前記燐酸カルシウム化合物の焼結体が40〜90%
    の気孔率を有することを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の骨補綴成形体。 7)前記燐酸カルシウム化合物の焼結体が複数個の空孔
    を有し、これらの空孔が微細空隙通路により相互に連通
    していることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    骨補綴成形体。 8)上記空孔が外側空間と微細空隙通路を介して連通す
    る特許請求の範囲第1項記載の骨補綴成形体。 9)前記燐酸カルシウム化合物の焼結体が800〜14
    50℃の温度で焼結されたものであることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の骨補綴成形体。
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