JPS5819253A - 外科医療用保護材料用組成物 - Google Patents
外科医療用保護材料用組成物Info
- Publication number
- JPS5819253A JPS5819253A JP56117935A JP11793581A JPS5819253A JP S5819253 A JPS5819253 A JP S5819253A JP 56117935 A JP56117935 A JP 56117935A JP 11793581 A JP11793581 A JP 11793581A JP S5819253 A JPS5819253 A JP S5819253A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- parts
- weight
- polyester resin
- affected area
- molded article
- Prior art date
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- Materials For Medical Uses (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は外科医療用成形物の改良に関するもので゛あっ
て、ω°C以上に加温することによって塑性を呈し、常
温においては適度の剛性を有し、しかも成る程度に硬化
するまでの時間を延ばすことができ、形態はテープ状で
普通のほう帯と同様に取扱うことができるようにしたも
のである。
て、ω°C以上に加温することによって塑性を呈し、常
温においては適度の剛性を有し、しかも成る程度に硬化
するまでの時間を延ばすことができ、形態はテープ状で
普通のほう帯と同様に取扱うことができるようにしたも
のである。
従来外科用、特に整形外科用において、骨折の治療、肢
体の矯正等に使用する保護材料としては主として石こう
ギプス、金属板等が用いられているが、石こうギブスは
石こうと水とほう帯とメラミン・ホルムアルデヒド樹脂
等から作製されるものであって使用上つぎのような欠点
がある。
体の矯正等に使用する保護材料としては主として石こう
ギプス、金属板等が用いられているが、石こうギブスは
石こうと水とほう帯とメラミン・ホルムアルデヒド樹脂
等から作製されるものであって使用上つぎのような欠点
がある。
(1)、石こうを水で練捏するのできわめて汚ならしい
。
。
(2)、硬化するまでに長時間を要する。
(3)、皮膚に当てた際に不快感がある。
(4)、衣服を汚ごす。
(5)、重量が重く患部に荷重が掛る。
(6)、皮膚を刺激する。
(7)、混捏時に多くの石こう粉末が飛散し、混合ロス
が大きい。
が大きい。
(8)、脱型の際に粉塵が発生し、時間と手間を要する
。
。
(9)、x−線を透過させないので医療上不便である。
al、再使用はできない。
また金属板を使用する場合には加工性に欠は患部に合致
した形状にしにくい欠点がある。
した形状にしにくい欠点がある。
本発明はこのような石こうギブスや金属板の欠点を除去
改善し、外科医療用に便利な成形物を提供するものであ
り、つぎのような利点を有するものである。
改善し、外科医療用に便利な成形物を提供するものであ
り、つぎのような利点を有するものである。
(1)、形態はテープ状で普通のほう帯と同様に簡便で
手際よく患部の形態に合致させて、捲用することができ
る。
手際よく患部の形態に合致させて、捲用することができ
る。
(2)、材料のロスが殆んどない。
(3)、短時間にしかも施用上必要とする所要時間に成
形硬化が可能である。
形硬化が可能である。
(4)、不快感がない。
(5)、軽量で患部に荷重が掛らない。
(6)、皮膚を刺激しない。
(7)、外部からの抑圧、衝撃にも充分患部を防護する
強度を有する。
強度を有する。
(8)、X−線を透過する。
(9)、衣服、手などを汚すことがない。
QO1再使用が可能で経済的である。
本発明で使用する合成トランス1+4 ポリイソプレ
ンは結晶性であり、その軟化温度は55°C前後であっ
て、そのままでは使用しにくいが、従来その性質を利用
してゴルフが−ルのカバー、歯科用充填剤、ホットメル
ト接着剤に使用されている。
ンは結晶性であり、その軟化温度は55°C前後であっ
て、そのままでは使用しにくいが、従来その性質を利用
してゴルフが−ルのカバー、歯科用充填剤、ホットメル
ト接着剤に使用されている。
本発明においては合成トランス1.4 ポリイソグレン
に対しポリエステル樹脂を配合することによシ外科医療
に使用する上に成形硬化までの所要時間を急激にすぎる
ことなく適当釦延長することができるものとなし、しか
も医療上きわめて使用し易い軟化温度のものとするとと
もに常温における剛性を低下させることなく、加熱軟化
させた場合にも手にべとつくことなく作業性を良好とな
し容易に成形することができるようにしだものである。
に対しポリエステル樹脂を配合することによシ外科医療
に使用する上に成形硬化までの所要時間を急激にすぎる
ことなく適当釦延長することができるものとなし、しか
も医療上きわめて使用し易い軟化温度のものとするとと
もに常温における剛性を低下させることなく、加熱軟化
させた場合にも手にべとつくことなく作業性を良好とな
し容易に成形することができるようにしだものである。
本発明のようにポリエステル樹脂の添加をすることなく
、単に合成トランス1,4 Iリイソプレンのみでは自
己粘着性を長時間保持することは至難である。特に厚さ
がIIIIl以下のシート状にした場合には、表面から
の熱の発散が大きく急速に硬化してしまい、患部にほう
帯状に捲いている時間中に硬化し自己粘着性を喪失し実
用に適しない結果を来たす。このような欠陥を除去改善
するために本発明は結晶化速度の非常に遅いポリエステ
ル樹脂を配合することによって上記のような問題点を解
決したものである。
、単に合成トランス1,4 Iリイソプレンのみでは自
己粘着性を長時間保持することは至難である。特に厚さ
がIIIIl以下のシート状にした場合には、表面から
の熱の発散が大きく急速に硬化してしまい、患部にほう
帯状に捲いている時間中に硬化し自己粘着性を喪失し実
用に適しない結果を来たす。このような欠陥を除去改善
するために本発明は結晶化速度の非常に遅いポリエステ
ル樹脂を配合することによって上記のような問題点を解
決したものである。
本発明において使用するポリエステル樹脂はカルゲン酸
基とアルコール基との脱水作用によってポリエステルに
重合させるのではなく、分子内エステルであるラクトン
(ε−カシロラクトン)モノマーを開環重合させてポリ
マーとした樹脂融点が60’C以下で結晶化速度が非常
に遅い熱可塑性谷成樹脂である。
基とアルコール基との脱水作用によってポリエステルに
重合させるのではなく、分子内エステルであるラクトン
(ε−カシロラクトン)モノマーを開環重合させてポリ
マーとした樹脂融点が60’C以下で結晶化速度が非常
に遅い熱可塑性谷成樹脂である。
本発明においては合成トランス1.4 ポリイソ!レン
100重量部に対してポリエステル樹脂を加〜70重量
部、好ましくは加〜関重量部配合するものである。この
配合においてポリエステル樹脂の量が加重置部以下では
早く硬化しすぎ自己粘着性が低下して不適当であシ、ま
た70重量部以上では初期の自己粘着性が大きすぎ取扱
上不便であって、シート状として患部を包被するのには
シートの変形が著しく取扱いにくくなってこれも亦不適
当である。
100重量部に対してポリエステル樹脂を加〜70重量
部、好ましくは加〜関重量部配合するものである。この
配合においてポリエステル樹脂の量が加重置部以下では
早く硬化しすぎ自己粘着性が低下して不適当であシ、ま
た70重量部以上では初期の自己粘着性が大きすぎ取扱
上不便であって、シート状として患部を包被するのには
シートの変形が著しく取扱いにくくなってこれも亦不適
当である。
使用する合成トランス1.4 ポリイソグレンはクラレ
イソゾレンケミカル会社の製品が適当であシ、またポリ
エステル樹脂としてはダイセル化学工業株式会社製品の
プラクセルH(商品名)が1良い。充填剤としてはホワ
イトカーがン、タルク、クレーを着色剤としては白色用
には酸化チタンを老化防止剤としては通常のがム配合に
使用されるもの例えばツクラック200(大内新興化学
株式会社製品、商品名)を適当とする。
イソゾレンケミカル会社の製品が適当であシ、またポリ
エステル樹脂としてはダイセル化学工業株式会社製品の
プラクセルH(商品名)が1良い。充填剤としてはホワ
イトカーがン、タルク、クレーを着色剤としては白色用
には酸化チタンを老化防止剤としては通常のがム配合に
使用されるもの例えばツクラック200(大内新興化学
株式会社製品、商品名)を適当とする。
つぎに実施例を記載する。
配合は表1に示すとおりとなし、それらを混練し、(イ
)〜90’CでカレンダーまたはT−ダイを通じシート
状に押出し、セ・やレータ−を入れて捲取シ、ついで必
要な長さにカットする。
)〜90’CでカレンダーまたはT−ダイを通じシート
状に押出し、セ・やレータ−を入れて捲取シ、ついで必
要な長さにカットする。
厚さは0.2〜1.Offが実用的である。
表 1
着 色 剤 (酸化チタン)10重量部ステアリン
酸 2部外科医療成形物として
例えば骨折治療などの場合に使用するに当っては上記の
ようにして得られたシート、テープまたはフィルムを6
0〜70°Cの温湯中またはオーブン中で加温すると1
分間程で柔軟になるので、これをほう帯を捲くと同様に
患部に捲付けてそのまま固定させれば良い。
酸 2部外科医療成形物として
例えば骨折治療などの場合に使用するに当っては上記の
ようにして得られたシート、テープまたはフィルムを6
0〜70°Cの温湯中またはオーブン中で加温すると1
分間程で柔軟になるので、これをほう帯を捲くと同様に
患部に捲付けてそのまま固定させれば良い。
長さは必要に応じて切ることも可能である。患部に捲付
けるときはセパレーターを剥がし分離させながら作業す
る。また不足の場合にはさらにその上から他の加熱され
たシート、フィルムまたはテープ状のものを付加使用す
ることができ、る。可成シ長く捲付けるときは時間の経
過に連れて温度が下シ自己粘着性も次第に弱まって来る
から手際よく作業することが必要である。しかしながら
本発明の場合ではポリエステル樹脂の配合のために硬化
速度が速すぎることがなく、適度に硬化時間を延長する
ことができるから作業時間に相当の余裕をもって患部に
対する捲付けを充分良好に行うことができ)利便があり
、この点が本発明によるるポリエステル樹脂の配合量を
変えて自己粘着性と使用可能時間との関係を試験した結
果を表2に示す。
けるときはセパレーターを剥がし分離させながら作業す
る。また不足の場合にはさらにその上から他の加熱され
たシート、フィルムまたはテープ状のものを付加使用す
ることができ、る。可成シ長く捲付けるときは時間の経
過に連れて温度が下シ自己粘着性も次第に弱まって来る
から手際よく作業することが必要である。しかしながら
本発明の場合ではポリエステル樹脂の配合のために硬化
速度が速すぎることがなく、適度に硬化時間を延長する
ことができるから作業時間に相当の余裕をもって患部に
対する捲付けを充分良好に行うことができ)利便があり
、この点が本発明によるるポリエステル樹脂の配合量を
変えて自己粘着性と使用可能時間との関係を試験した結
果を表2に示す。
表2に示す試験において使用した試料は70°Cにおい
て3分間加温し柔軟とした厚さ1fiのシート状のもの
である。
て3分間加温し柔軟とした厚さ1fiのシート状のもの
である。
上記のように合成トランス1,4 f!リイソ!レン
は融点が約70°Cであり、これのみ単独では使用しに
くいので、融点が60’C以下で、結晶化速度カニ合成
トランス1,4 ポリイソプレンよりも遅いポリエステ
ル樹脂を適当量配合することによシ、シート、フィルム
またはテープ状の形態とすることができて自己粘着性を
長く保持することができ、常温では強い剛性を示し、骨
折などの患部に合致して均密に捲付け゛る作業が簡単に
可能となシ、シたがって作業時間も短縮され、作業性に
すぐれ、軽食で患部に不快感を与えず、衣服、寝具の汚
れを生じないなど多くの利点を有するものである。
は融点が約70°Cであり、これのみ単独では使用しに
くいので、融点が60’C以下で、結晶化速度カニ合成
トランス1,4 ポリイソプレンよりも遅いポリエステ
ル樹脂を適当量配合することによシ、シート、フィルム
またはテープ状の形態とすることができて自己粘着性を
長く保持することができ、常温では強い剛性を示し、骨
折などの患部に合致して均密に捲付け゛る作業が簡単に
可能となシ、シたがって作業時間も短縮され、作業性に
すぐれ、軽食で患部に不快感を与えず、衣服、寝具の汚
れを生じないなど多くの利点を有するものである。
特許出願人 藤倉ゴム工業株式会社手続補正書
昭和関年11月り日
特許庁長官殿
(特許庁審査官 殿)
1、事件の表示
昭和島年特許願 第117935号
2、発明の名称
外¥+医保l俟9吻
3、 補正をする者
事件との関係 出願人
氏名(名称) (517) 藤倉ゴム工業株式会社4
、代理人 住所 東京都港区南青山−丁目1番1号明細書中「発明
の詳細な説明」の欄を別紙のとおシに訂正する。
、代理人 住所 東京都港区南青山−丁目1番1号明細書中「発明
の詳細な説明」の欄を別紙のとおシに訂正する。
1、 明細書第9負の「表2」を別紙のとおシに訂正す
る。
る。
Claims (1)
- 合成トランス1.4ポリイソプレン100重量部に対し
てポリエステル樹脂を20〜70重量部、好ましく社蜀
〜艶重量部の割合に配合し、さらにこの配合物に充填剤
、着色剤、老化防止剤等を所要量添加することによって
得られる外科医療用成形物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56117935A JPS5819253A (ja) | 1981-07-28 | 1981-07-28 | 外科医療用保護材料用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56117935A JPS5819253A (ja) | 1981-07-28 | 1981-07-28 | 外科医療用保護材料用組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5819253A true JPS5819253A (ja) | 1983-02-04 |
JPS6118460B2 JPS6118460B2 (ja) | 1986-05-13 |
Family
ID=14723846
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56117935A Granted JPS5819253A (ja) | 1981-07-28 | 1981-07-28 | 外科医療用保護材料用組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5819253A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60149626U (ja) * | 1984-03-15 | 1985-10-04 | 藤倉ゴム工業株式会社 | ギプス |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS633145A (ja) * | 1986-06-23 | 1988-01-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 温風暖房機 |
FI125448B (fi) * | 2009-03-11 | 2015-10-15 | Onbone Oy | Uudet materiaalit |
-
1981
- 1981-07-28 JP JP56117935A patent/JPS5819253A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60149626U (ja) * | 1984-03-15 | 1985-10-04 | 藤倉ゴム工業株式会社 | ギプス |
JPS64902Y2 (ja) * | 1984-03-15 | 1989-01-10 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6118460B2 (ja) | 1986-05-13 |
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