JPS58183030A - 製菓・製パン用練り込み油脂組成物 - Google Patents

製菓・製パン用練り込み油脂組成物

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JPS58183030A
JPS58183030A JP57063580A JP6358082A JPS58183030A JP S58183030 A JPS58183030 A JP S58183030A JP 57063580 A JP57063580 A JP 57063580A JP 6358082 A JP6358082 A JP 6358082A JP S58183030 A JPS58183030 A JP S58183030A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は製菓・製パン用Ml夛込み油層組成物に関する
ものである。
製菓・製パン用IIシ込み油脂は液状及び結晶状の油脂
が均一に!りあった可塑性を有すゐ固形脂であるのが良
いとされ、古くからバター中ラードが使用されてきた。
近年になシ、この分野の研究が進みバター中ラードに比
較し、作業性の良いマーガリンヤショートニング等の加
工油層が開発され使用されている。
製茶・頴−パン用練夛込み油wag物として最もX*な
機能はJI墓・製パン刺造工1中のミキシング時に油脂
が生地のすみずみまで均−K、かつ短時間に分散する事
である。練シ込み油脂が生地のすみずみ壇で均一に分散
すると菓子。
パンの品質が良好になることが知られている。
例えば、油脂を加えた後、さらK ミキシングして生地
がのびゐようKなるまでの時間(生地のデベロッグ時間
)が嫂くな如、混捏安定性が良くなり、伸展性も良くな
シ、膨張が大きくなる。
また、機械への生地の付着によるロスが少なくな)、ガ
ス抜き時における生地表面の機械による損傷が低減する
。更に焼成中における生地安定性が良くな夛、製品の体
積が増加し、キメの細かな、クラフトの薄い、焼きむら
の少ないものが得られ為事等のη点がある0 このようKmX負パン用*b込み油脂はミキシング時に
生地のすみずみまで均一に分散する必要がある。ま九絢
−に分散させるために!するミキシング時間は短かけれ
ば短かい程有用である事は言うまでもないことである。
即ち、ミキシング時間が一定に設定されている場合には
、油脂が均一に分散するまでKl!する時間の短いもの
の方が都合が良い。
生地Oすみずみまで均−K、かつ短時間で分散する製菓
製パン用練シ込み油脂を得るための方法としては、従来
の研究ではミキシング時での油脂の固体脂指数が逼轟壜
範囲となるように高融点の固形脂と低融点の固形脂と液
状油とを適度にブレンドしたシ、又は急冷混線時に冷却
を一層強めるなど混練方法を工夫し九シする努力がなさ
れてきたが、製菓製パン用*)込み油脂としては十分満
足できるものではないQ本発明者勢は生地のすみずみま
で均一に1かつ短時間に分散する)某製パン用練シ込み
油脂組成物を得る事を目的として鋭意研究し九結果・特
定の固体脂指数を選定し、更Kflll中水雪乳化油脂
の水相に増粘剤を含有させることKよ)1この目的に叶
う油脂組成物が得られることを見出し、本発明を完成す
るに至つ九。
即ち、本発明は油中水型乳化系襄菓・表パン用練シ込み
油!1組成物において、30Cにおける油相01jlI
体脂指数が5〜25であシ、かつ、水相に増粘剤を含有
することを特徴とする製菓・養ハン用!Iシ込み油脂組
成物を提供するものである。
本発明に使用し得る増粘剤としては、例えばタンパク質
、多S類等が挙げられる。
タンパク質としては水に溶解した時、粘性を呈する物質
であれば良いのであるが、具体的には乳タンパク質と植
物性タンパク質が好ましい。
乳タンパク質としてはナトリウムカゼイン、カルシウム
カゼイン、レンネットカゼイン、ミルクカゼイン、ミル
クホエー、ラクトアルブミン、ラクトグロブリンが好ま
しく、2攬以上の併用も可能である。又、植物性タンパ
ク質及び多糖類との併用も可能である。
植物性タンパク質としては大豆タンパク質、小ffiタ
ンパク質、米タンパク質、コーンメンバク質等が挙げら
れ、好ましくは大豆タンパク質と小麦タンパク質である
。又、植物性タンパク質の2種以上の併用も可能である
。又、乳タンパク質及び多糖類との併用も可能である。
多11類としては水に溶解した時、粘性を呈する物質で
あれば良く、天然ガム類と合成ガム類が好ましい。具体
的には天然ガム類としてはアラビアゴム、ガラギーナン
、ローカストビーンガム、キサンタンガム、グアーガム
、タマリンド橿子多11類、タラガントガム、デキスト
リン、α化澱粉、l1111等が使用可能であシ、好ま
しくはアラビアゴム、カラギーナン、ローカストビーン
ガム、キチンタンガムが良い0 合成ガム類としてはカルボキシメチルセルロース、メチ
ルセルロース、アルギン徽ナトリウム等が挙げられ、好
ましくはカルボキンメチルセルロース、メチルセルロー
スカ良い。
又、多W類を2種以上併用することも可能であシ、乳タ
ンパク質及び植物性タンパク質との併用も可能であるQ これら増粘剤のうちでレンネットカゼイン、ナトリウム
カゼイン、ラクトアルブミン、大豆蛋白質、キサンタン
ガム、ローカストビーンガムが特に好ましい0 本発明の蓋某・製パン用練シ込み油脂組成物は、生地の
すみずみまで均一に、かつ短時間に分散することが可能
なWlo m乳化油脂組成物であるため、生地への油脂
の練り込み作業gjAFjjL(通常は25〜3aC)
におけるW/○型乳イヒ油脂の水相(W)の粘性が重要
である。従って、本発明の水相は増粘剤の含有量で規定
されるものではなく、作業温度である25〜30.Uに
オケる水相の粘度で規定すべきである。本発明の目的に
叶う水相の粘度は25rで5cp以上であれば良く、好
ましくは1000p〜20,0OOcpである。尚、本
明細書における水相の粘度はB型回転粘度計を用い、内
径4−83X高さ136nのトールビーカーに18(1
wJのサンプルを入れ一ローター回転数12 rpmで
測定した値である0本発明の油脂組成物に使用される食
用油脂については、特にl!IJ限がなく、大豆油、ナ
タネ油、パーム油、コーン油1m実油、ヤシ油、パーム
核油等の植物油脂類、牛脂、ラード、魚油、鯨油、乳脂
尋の動物油脂類のいずれも使用することができ、またこ
れらを水添処理したもの、及びエステル交換し九ものも
使用することができる。
ま九、本発明に使用し得る油相の固体脂指数はSaCで
5〜25であることが必要である。
これらの固体脂指数を満足していれば特に問題はないが
、更11C20Cで10〜30.55Cで2〜20就中
、2QCで固体脂指数が15〜25であることが望まし
い。
本発明の油脂組成物を得る方法は特に限定されないが、
例えば油相に食品用乳化剤を加熱溶解させ、これに増粘
剤を溶解させ九水相を加え攪拌混合後、急冷、IILし
合わせをする方法が好ましい。製品にガスを混入させ、
町田性を良くすることも可能である。
食品用乳化剤としては、食品用として使用可能な乳化剤
であれば良く、例えばグリセリン高級脂装置モノエステ
ル、シロ5iilF1級脂肪酸エステル、プロピレング
リコーン高級脂肪酸モノエステル、ソルビタン高級脂肪
酸部分エステル、ポリオキシエチレンソルビタン高級脂
肪酸部分エステル、レシチン等の乳化剤でtD夛、併用
使用も可能である。
本発明の油脂組成物の油相と水相との重量比は40:6
0〜90;10とするのが適当である。また必要があれ
ば、本発明油脂組成物中には、噌好、栄養を高める丸め
罠、上記乳タン・くり質以外の乳裏品、例えばチーズ、
クリーム、全脂粉乳、脱脂役乳、発酵乳、植物性クリー
ム、香料、着色料、1mm科料甘味料、糖類、食塩等の
物質を添加しても良い。
以下に実施例、比較例、試験例をもって本発明をより詳
細に説明するが、本発明はこの実施例K11足されるも
のではない0これらの例中°@:°−“はいずれも重量
基準である0 実施例1 魚硬化油(上昇融点45tl’)15%1魚硬化油(上
昇融点30C)40%、ラード30%、大豆白絞油15
襲とからなる混合油80kllCグリセリン高級脂肪散
モノエステル(高級脂肪酸はパルiチン酸とステアリン
酸とからなる)1.84と大豆レシチン0.2に#を加
え、加熱溶解し六油相に対し、水15.5klKレンネ
ットカゼイン2.54を溶解した水相(25CKおける
粘度13.000 cp)を加え攪拌混合後、急冷、練
合せをしてW/○型乳化油脂組成物を得た。この油相の
固体脂指数は20Cで18.6.50cで11.2.3
5Cで5.8であった。
実施例2 実施94J1で使用した油相B2’t4FC対し、水1
5ktKナトリウムカゼイン2.5m1. ラクトアル
ブミン0.54を溶解した水和(−25GKおける粘度
1g、o o o cp)を加えた後、攪拌混合し、急
冷、練合せをしてWlo fi乳化油脂組成物を得た。
実施例3 実施例1で使用し九油相8214に対し、水15に#に
大豆タンパクff31#を溶解した水相(25CVCお
ける粘度15,000cp )を加えた後、攪拌混合し
、急冷、練合せをしてW10型乳化f#i脂組成物を得
九。
実施例4 実施flJ1で使用し九油相82輪に対し、水17.9
klKキサンタンガム100ft−溶解した水相(25
cKおける粘度1,800cp)を加えた後、攪拌混合
し、急冷、練合せをしてW10型乳化油脂組成物を得九
実施例5 実施例1で使用した油相82榊に対し、水15.9kl
lCナトリウムカゼイン2神とローカストビーンガム1
002を溶解した水相(25CKおける粘度14.oo
ocp)を加えた後、攪拌混合し、急冷、練合せをして
W10型乳化油脂組成物を得九。
比較例1 実施例1で使用した油相82神に対し、水15−に脱脂
粉乳3神を溶解した水相(25Cにシける粘度4cp)
を加え九後、攪拌混合し、急冷、練合せをしてWlo 
l!乳化油脂組成物を得九。
比較例2 実施f%11で使用し九油相az]qK対し、水!]Q
K生クリーム9]#を分散させた水相(25CKおける
粘f 4 cp )を加えた後、攪拌混合し、急冷、練
合せをして’W10 [乳化油脂組成物を得た。
試験例1 食パンの生地について、生地中へ実施例1〜5及び比較
例1〜2で得られた各油脂組成物が完全に堆シ込まれる
迄のミキシング時間の濁定を行った。その方法は、通常
の食パンを作る中攬法であシ、竹谷光司lI[新しい製
パン1&礎知鐵」(パンニュース社発行)の156頁に
従った。すなわち、まず小麦@70部、水40s。
イースト2部、イーストフード0.12iS管ボールに
入れ、ミキサーで低速2分間、中高速2分間ミキシング
後、温度27C1湿度75嘩の発11mK入れ、中種発
酵を4時間行う。次にこの中種発酵の終了した中種生地
をボールに入れ、さらに小麦粉30部、水24部、砂I
I6部、食塩211%l!脂粉乳2部を加え、低速2分
、中高速2分、高速1分でミキシング後、あらかじめ2
5CIIC保っておいた油脂組成物5部を加え、低速で
ミキシングを行ない、生地中に油脂が完全Kmシ込まれ
ゐ迄のミキシング時間(生地の表面から油脂の光沢が消
えるまでの時間)を測足した。結果を第1表に示す。
試験真2 実施例1〜5及び比較例1〜2で得られた各油脂組成物
を前記の中種法(「新しい灸パン基礎知識」前掲、15
6頁)K従って食パン(ワンローフ)を婁遺して評価し
虎。具体的な製造法は、試験例1で油脂組成物を加え九
生地を、中高速で5分、高速で1分ミキシングした後、
フロアタイムを室温で20分とシ、次に生地を一定量ず
つ切断し、ペンチタイムを室温で20分と夛、モールダ
ーを用いてガス抜きをしてパンl!に一定量入れ、温度
58C1湿度85嘩に保つ九ホイロに40分間入れて発
酵した後、210Cで55分間焼成し、食パン(ワンロ
ーフ)を製造した。この方法で製造した食パンにつき、
その体積をな九ね置換法で測定した。結果を第1表に示
す。
試験例5 生地の機械耐性(生地の機械への付着、生地表面の機械
による損S)及びできたパンの品質評価(外層、外皮色
、形均性、w8拘性、外皮質、内相、巣だち、内部色、
触感、香シ、味の各項目についての総合評価)を、パン
鯛遺技術者パネラー5名によシ、5段階で盲能評価をし
丸。
結果を第1表に示す。
第    1    表 注)傘 盲能評価の評点の説明 評点5:従来の練シ込み用マーガリン、ショートニング
に比べて明らかに良 好 評点4:従来の練り込み用マーガリン、ショートニング
に比べてやや良好 評点3:従来品と同等 評点2;従来Q練シ込み用マーガリン、ショートニング
に比べてやや悪い 評点1:従来の練り込み用マーガリン箋ノヨートニング
に比べて明らかに悪 い 第1表よシ明らかな如く、実施例1〜5の油脂組成物は
比較例1,2に比べ、明らかにミキシング時間が短く、
パンの体積が大きく、また官能評価においても良好であ
った。
出−人代理人 古 谷    馨

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 油中水型乳化系皇某・lパン用練シ込み油脂組成物
    において、5or4cおける油相の固体脂指数が5〜2
    5であプ、かつ、水相に増粘剤を含有することを特徴と
    する衾藁・製パン用sb込み油脂組成物。 2 増粘剤がタンパク質及び多sIIからなる群から選
    ばれ友ものである籍許請求のSm第1項記載の袈1・製
    パン用mり込み油脂組成物。
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