JPH11340433A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents
半導体装置及びその製造方法Info
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- JPH11340433A JPH11340433A JP10140721A JP14072198A JPH11340433A JP H11340433 A JPH11340433 A JP H11340433A JP 10140721 A JP10140721 A JP 10140721A JP 14072198 A JP14072198 A JP 14072198A JP H11340433 A JPH11340433 A JP H11340433A
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Landscapes
- Semiconductor Memories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 周辺回路領域又はロジック回路領域のみなら
ず、メモリセルアレイ領域の各素子のコンタクトの低抵
抗化を図る。 【解決手段】 メモリセルアレイ領域30には、それぞ
れが素子分離膜12によって分離された複数のメモリセ
ルがアレイ状に配置されている。各メモリセルは、アモ
ルファスシリコンからなる電荷蓄積電極31,容量絶縁
膜及び該容量絶縁膜を挟んで電荷蓄積電極31と対向す
るポリシリコンからなる対向電極32により構成される
容量33と、該容量33に対して電荷の充放電を行なう
ビット線34との接続を制御するスイッチトランジスタ
35とを有している。スイッチトランジスタ35のドレ
インとなる第1のn+ 型拡散層40のコンタクト形成領
域には、Tiシリサイドからなる導電性薄膜13が形成
され、該導電性薄膜13はビット線コンタクト42を介
してビット線34と接続されている。
ず、メモリセルアレイ領域の各素子のコンタクトの低抵
抗化を図る。 【解決手段】 メモリセルアレイ領域30には、それぞ
れが素子分離膜12によって分離された複数のメモリセ
ルがアレイ状に配置されている。各メモリセルは、アモ
ルファスシリコンからなる電荷蓄積電極31,容量絶縁
膜及び該容量絶縁膜を挟んで電荷蓄積電極31と対向す
るポリシリコンからなる対向電極32により構成される
容量33と、該容量33に対して電荷の充放電を行なう
ビット線34との接続を制御するスイッチトランジスタ
35とを有している。スイッチトランジスタ35のドレ
インとなる第1のn+ 型拡散層40のコンタクト形成領
域には、Tiシリサイドからなる導電性薄膜13が形成
され、該導電性薄膜13はビット線コンタクト42を介
してビット線34と接続されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DRAM(ダイナ
ミックランダムアクセスメモリ)回路を有する半導体装
置に関し、特に、DRAM回路とその周辺回路又はロジ
ック回路とが一の基板に形成された半導体装置及びその
製造方法に関する。
ミックランダムアクセスメモリ)回路を有する半導体装
置に関し、特に、DRAM回路とその周辺回路又はロジ
ック回路とが一の基板に形成された半導体装置及びその
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のDRAM回路を有する半導体装置
について図面を参照しながら説明する。
について図面を参照しながら説明する。
【0003】図10は従来のDRAM回路及びその周辺
回路を有する半導体装置の断面構成を示している。図1
0に示すように、p型シリコンからなる基板101上に
は、DRAMの複数のメモリセルがアレイ状に配置され
てなるメモリセルアレイ領域110と該メモリセルアレ
イ領域110と電気的に接続された周辺回路領域130
とが設けられている。
回路を有する半導体装置の断面構成を示している。図1
0に示すように、p型シリコンからなる基板101上に
は、DRAMの複数のメモリセルがアレイ状に配置され
てなるメモリセルアレイ領域110と該メモリセルアレ
イ領域110と電気的に接続された周辺回路領域130
とが設けられている。
【0004】メモリセルアレイ領域110には、電荷蓄
積電極111と容量絶縁膜(図示せず)と該容量絶縁膜
を挟んで電荷蓄積電極111と対向する対向電極112
とからなる容量113と、該容量113に対して電荷の
充放電を行なうビット線114との接続を制御する電界
効果型トランジスタ(以下、FETと呼ぶ。)からなる
スイッチトランジスタ115とがそれぞれ形成されてい
る。
積電極111と容量絶縁膜(図示せず)と該容量絶縁膜
を挟んで電荷蓄積電極111と対向する対向電極112
とからなる容量113と、該容量113に対して電荷の
充放電を行なうビット線114との接続を制御する電界
効果型トランジスタ(以下、FETと呼ぶ。)からなる
スイッチトランジスタ115とがそれぞれ形成されてい
る。
【0005】容量113は、電荷蓄積電極111の下部
がスイッチトランジスタ115のソース側の拡散層と接
続されるコンタクトをなし、対向電極112から延びる
セルプレートがタングステン(W)からなるコンタクト
102を介してBPSGからなる層間絶縁膜103上に
設けられたアルミニウム(Al)配線104と接続され
ている。
がスイッチトランジスタ115のソース側の拡散層と接
続されるコンタクトをなし、対向電極112から延びる
セルプレートがタングステン(W)からなるコンタクト
102を介してBPSGからなる層間絶縁膜103上に
設けられたアルミニウム(Al)配線104と接続され
ている。
【0006】スイッチトランジスタ115は、基板10
1側から順次形成されたゲート酸化膜116,ポリシリ
コン膜117,Wシリサイド膜118及びTEOS膜1
19からなるゲート電極と、基板101にゲート電極に
沿って形成されたn+ 型拡散層120とを有している。
ドレインとなるn+ 型拡散層120の上面にはビット線
114と接続されたビット線コンタクト121が形成さ
れている。
1側から順次形成されたゲート酸化膜116,ポリシリ
コン膜117,Wシリサイド膜118及びTEOS膜1
19からなるゲート電極と、基板101にゲート電極に
沿って形成されたn+ 型拡散層120とを有している。
ドレインとなるn+ 型拡散層120の上面にはビット線
114と接続されたビット線コンタクト121が形成さ
れている。
【0007】周辺回路領域130には、それぞれが素子
分離膜105によって分離され、ソース・ドレインとな
るn+ 型拡散層131と、スイッチトランジスタ115
のゲート電極と同様の構成のゲート電極とを有する複数
の回路用FET132が形成されている。各回路用FE
T132のn+ 型拡散層131の上面とコンタクト10
2との間にはn+ 型拡散層131とコンタクト102と
の接触抵抗を低減するためのチタン(Ti)シリサイド
膜133がそれぞれ形成されている。
分離膜105によって分離され、ソース・ドレインとな
るn+ 型拡散層131と、スイッチトランジスタ115
のゲート電極と同様の構成のゲート電極とを有する複数
の回路用FET132が形成されている。各回路用FE
T132のn+ 型拡散層131の上面とコンタクト10
2との間にはn+ 型拡散層131とコンタクト102と
の接触抵抗を低減するためのチタン(Ti)シリサイド
膜133がそれぞれ形成されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の半導体装置は、周辺回路領域130の各回路用FE
Tのn+ 型拡散層131の上面には、コンタクト102
との接触抵抗を下げるTiシリサイド膜133が設けら
れているものの、メモリセル領域110においては、ス
イッチトランジスタ115や容量113の各コンタクト
にシリサイド膜を設けると、特に、容量113の製造時
の熱処理によってシート抵抗が上昇する等の不具合が生
じるため、シリサイド化が困難であるという問題があ
る。
来の半導体装置は、周辺回路領域130の各回路用FE
Tのn+ 型拡散層131の上面には、コンタクト102
との接触抵抗を下げるTiシリサイド膜133が設けら
れているものの、メモリセル領域110においては、ス
イッチトランジスタ115や容量113の各コンタクト
にシリサイド膜を設けると、特に、容量113の製造時
の熱処理によってシート抵抗が上昇する等の不具合が生
じるため、シリサイド化が困難であるという問題があ
る。
【0009】本発明は、周辺回路やロジック回路領域の
みならず、メモリセルアレイ領域の各素子のコンタクト
の低抵抗化を図ることを目的とする。
みならず、メモリセルアレイ領域の各素子のコンタクト
の低抵抗化を図ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る半導体装置
は、半導体基板上に、電荷蓄積電極、容量絶縁膜、及び
電荷蓄積電極と対向する対向電極とが順次積層されてな
る容量を備え、対向電極の少なくとも一部分はシリサイ
ド化されている。
は、半導体基板上に、電荷蓄積電極、容量絶縁膜、及び
電荷蓄積電極と対向する対向電極とが順次積層されてな
る容量を備え、対向電極の少なくとも一部分はシリサイ
ド化されている。
【0011】本発明の半導体装置によると、容量の対向
電極の少なくとも一部分がシリサイド化されているた
め、シリサイド化されている領域にコンタクトを設けれ
ば、該コンタクトとの接触抵抗が低減する。
電極の少なくとも一部分がシリサイド化されているた
め、シリサイド化されている領域にコンタクトを設けれ
ば、該コンタクトとの接触抵抗が低減する。
【0012】本発明の半導体装置は、容量に対して電荷
の充放電を行なうビット線と、半導体基板上における容
量とビット線との間に設けられたスイッチトランジスタ
と、半導体基板上に形成され、スイッチトランジスタと
ビット線とを電気的に接続するビット線コンタクトとを
さらに備え、半導体基板とビット線コンタクトとの界面
がシリサイド化されていることが好ましい。
の充放電を行なうビット線と、半導体基板上における容
量とビット線との間に設けられたスイッチトランジスタ
と、半導体基板上に形成され、スイッチトランジスタと
ビット線とを電気的に接続するビット線コンタクトとを
さらに備え、半導体基板とビット線コンタクトとの界面
がシリサイド化されていることが好ましい。
【0013】本発明に係る第1の半導体装置の製造方法
は、半導体基板上にメモリセル部と回路部とを有する半
導体装置の製造方法であって、半導体基板のメモリセル
形成領域に、不純物拡散層を有するメモリセル用電界効
果型トランジスタを形成すると共に、半導体基板の回路
形成領域に、不純物拡散層を有する回路用電界効果型ト
ランジスタを形成するトランジスタ形成工程と、半導体
基板の上に、メモリセル用電界効果型トランジスタ及び
回路用電界効果型トランジスタを覆うように全面にわた
って絶縁膜を堆積する絶縁膜堆積工程と、絶縁膜におけ
るメモリセルの容量形成領域に対してエッチングを行な
った後、容量形成領域に、メモリセル用電界効果型トラ
ンジスタと接続され、電荷蓄積電極、容量絶縁膜及び該
電荷蓄積電極と対向する対向電極からなる容量を形成す
る容量形成工程と、回路用電界効果型トランジスタにお
ける不純物拡散層のコンタクト形成領域、及びメモリセ
ル用電界効果型トランジスタにおける不純物拡散層のコ
ンタクト形成領域又は対向電極のコンタクト形成領域に
導電性薄膜を形成する導電性薄膜形成工程とを備えてい
る。
は、半導体基板上にメモリセル部と回路部とを有する半
導体装置の製造方法であって、半導体基板のメモリセル
形成領域に、不純物拡散層を有するメモリセル用電界効
果型トランジスタを形成すると共に、半導体基板の回路
形成領域に、不純物拡散層を有する回路用電界効果型ト
ランジスタを形成するトランジスタ形成工程と、半導体
基板の上に、メモリセル用電界効果型トランジスタ及び
回路用電界効果型トランジスタを覆うように全面にわた
って絶縁膜を堆積する絶縁膜堆積工程と、絶縁膜におけ
るメモリセルの容量形成領域に対してエッチングを行な
った後、容量形成領域に、メモリセル用電界効果型トラ
ンジスタと接続され、電荷蓄積電極、容量絶縁膜及び該
電荷蓄積電極と対向する対向電極からなる容量を形成す
る容量形成工程と、回路用電界効果型トランジスタにお
ける不純物拡散層のコンタクト形成領域、及びメモリセ
ル用電界効果型トランジスタにおける不純物拡散層のコ
ンタクト形成領域又は対向電極のコンタクト形成領域に
導電性薄膜を形成する導電性薄膜形成工程とを備えてい
る。
【0014】第1の半導体装置の製造方法によると、通
常、高温且つ長時間の熱処理を伴う容量形成の後に、回
路用電界効果型トランジスタ及びメモリセル用電界効果
型トランジスタの不純物拡散層のコンタクト形成領域又
は対向電極のコンタクト形成領域に導電性薄膜を形成す
るため、容量形成時の熱処理の影響を受けることなく、
トランジスタ等の各素子のコンタクト形成領域に導電性
薄膜を形成できる。
常、高温且つ長時間の熱処理を伴う容量形成の後に、回
路用電界効果型トランジスタ及びメモリセル用電界効果
型トランジスタの不純物拡散層のコンタクト形成領域又
は対向電極のコンタクト形成領域に導電性薄膜を形成す
るため、容量形成時の熱処理の影響を受けることなく、
トランジスタ等の各素子のコンタクト形成領域に導電性
薄膜を形成できる。
【0015】第1の半導体装置の製造方法において、導
電性薄膜形成工程が、回路部において、導電性薄膜を対
向電極と同一の材料からなる抵抗素子のコンタクト形成
領域に形成する工程を含むことが好ましい。
電性薄膜形成工程が、回路部において、導電性薄膜を対
向電極と同一の材料からなる抵抗素子のコンタクト形成
領域に形成する工程を含むことが好ましい。
【0016】第1の半導体装置の製造方法が、トランジ
スタ形成工程において、回路用電界効果型トランジスタ
の不純物拡散層とメモリセル用電界効果型トランジスタ
の不純物拡散層とを同時に形成することが好ましい。
スタ形成工程において、回路用電界効果型トランジスタ
の不純物拡散層とメモリセル用電界効果型トランジスタ
の不純物拡散層とを同時に形成することが好ましい。
【0017】第1の半導体装置の製造方法が、容量形成
工程において、半導体基板の不純物拡散層上に電荷蓄積
電極のコンタクトを形成する際に、絶縁膜をエッチング
ストッパーに用いることが好ましい。
工程において、半導体基板の不純物拡散層上に電荷蓄積
電極のコンタクトを形成する際に、絶縁膜をエッチング
ストッパーに用いることが好ましい。
【0018】第2の半導体装置の製造方法は、半導体基
板上に、不純物拡散層を有する電界効果型トランジスタ
を形成するトランジスタ形成工程と、半導体基板の上
に、電界効果型トランジスタを覆うように全面にわたっ
て第1の絶縁膜及び第2の絶縁膜を順次形成した後、該
第2の絶縁膜の上面を平坦化する絶縁膜形成工程と、第
2の絶縁膜に形成されたレジストパターンをマスクとし
且つ第1の絶縁膜をエッチングストッパーとして第2の
絶縁膜に対してエッチングを行なうことにより、第2の
絶縁膜の容量形成領域に開口部を形成する開口部形成工
程と、半導体基板の上における開口部の壁面及び底面を
含む全面にわたって導電膜を堆積した後、該導電膜を開
口部の壁面及び底面に残るように除去することにより、
開口部に導体膜からなる電荷蓄積電極を形成する電荷蓄
積電極形成工程と、第2の絶縁膜の上部に対して電荷蓄
積電極の上部が露出するようにエッチバックを行なった
後、電荷蓄積電極の上に容量絶縁膜及び該電荷蓄積電極
と対向する対向電極を順次形成する容量形成工程と、不
純物拡散層のコンタクト形成領域又は対向電極のコンタ
クト形成領域に導電性薄膜を形成する導電性薄膜形成工
程とを備えている。
板上に、不純物拡散層を有する電界効果型トランジスタ
を形成するトランジスタ形成工程と、半導体基板の上
に、電界効果型トランジスタを覆うように全面にわたっ
て第1の絶縁膜及び第2の絶縁膜を順次形成した後、該
第2の絶縁膜の上面を平坦化する絶縁膜形成工程と、第
2の絶縁膜に形成されたレジストパターンをマスクとし
且つ第1の絶縁膜をエッチングストッパーとして第2の
絶縁膜に対してエッチングを行なうことにより、第2の
絶縁膜の容量形成領域に開口部を形成する開口部形成工
程と、半導体基板の上における開口部の壁面及び底面を
含む全面にわたって導電膜を堆積した後、該導電膜を開
口部の壁面及び底面に残るように除去することにより、
開口部に導体膜からなる電荷蓄積電極を形成する電荷蓄
積電極形成工程と、第2の絶縁膜の上部に対して電荷蓄
積電極の上部が露出するようにエッチバックを行なった
後、電荷蓄積電極の上に容量絶縁膜及び該電荷蓄積電極
と対向する対向電極を順次形成する容量形成工程と、不
純物拡散層のコンタクト形成領域又は対向電極のコンタ
クト形成領域に導電性薄膜を形成する導電性薄膜形成工
程とを備えている。
【0019】第2の半導体装置の製造方法によると、通
常、高温且つ長時間の熱処理を伴う容量形成の後に、電
界効果型トランジスタの不純物拡散層のコンタクト形成
領域及び対向電極のコンタクト形成領域に導電性薄膜を
形成するため、容量形成時の熱処理の影響を受けること
なく、トランジスタ等の各素子のコンタクト形成領域に
導電性薄膜を形成できる。
常、高温且つ長時間の熱処理を伴う容量形成の後に、電
界効果型トランジスタの不純物拡散層のコンタクト形成
領域及び対向電極のコンタクト形成領域に導電性薄膜を
形成するため、容量形成時の熱処理の影響を受けること
なく、トランジスタ等の各素子のコンタクト形成領域に
導電性薄膜を形成できる。
【0020】また、各トランジスタを形成した後、第1
の絶縁膜及び第2の絶縁膜を積層しておき、開口部形成
工程においては、第1の絶縁膜をエッチングストッパと
し、容量形成工程においては、第2の絶縁膜を電荷蓄積
電極の上部が露出するようにエッチングするため、電荷
蓄積電極の対向電極を確実に形成できる。
の絶縁膜及び第2の絶縁膜を積層しておき、開口部形成
工程においては、第1の絶縁膜をエッチングストッパと
し、容量形成工程においては、第2の絶縁膜を電荷蓄積
電極の上部が露出するようにエッチングするため、電荷
蓄積電極の対向電極を確実に形成できる。
【0021】第2の半導体装置の製造方法において、第
1の絶縁膜が酸化ケイ素と窒化ケイ素とが積層されてな
ることが好ましい。このようにすると、開口部形成工程
において、第2の絶縁膜が酸化ケイ素を含む場合には、
窒化ケイ素の酸化ケイ素に対するエッチングレートが小
さいため、第2の絶縁膜のみを確実にエッチングでき
る。
1の絶縁膜が酸化ケイ素と窒化ケイ素とが積層されてな
ることが好ましい。このようにすると、開口部形成工程
において、第2の絶縁膜が酸化ケイ素を含む場合には、
窒化ケイ素の酸化ケイ素に対するエッチングレートが小
さいため、第2の絶縁膜のみを確実にエッチングでき
る。
【0022】第2の半導体装置の製造方法において、第
2の絶縁膜は、所定の不純物を含む酸化ケイ素と不純物
を含まない酸化ケイ素とが積層されてなることが好まし
い。このようにすると、容量形成工程において、不純物
を含む酸化ケイ素と不純物を含まない酸化ケイ素との界
面が電荷蓄積電極形成領域を基板面に平行に横切るよう
に形成すれば、エッチングレートの差を利用して第2の
絶縁膜の上部のみを容易に且つ確実に露出させることが
できる。
2の絶縁膜は、所定の不純物を含む酸化ケイ素と不純物
を含まない酸化ケイ素とが積層されてなることが好まし
い。このようにすると、容量形成工程において、不純物
を含む酸化ケイ素と不純物を含まない酸化ケイ素との界
面が電荷蓄積電極形成領域を基板面に平行に横切るよう
に形成すれば、エッチングレートの差を利用して第2の
絶縁膜の上部のみを容易に且つ確実に露出させることが
できる。
【0023】第1又は第2の半導体装置の製造方法にお
いて、導電性薄膜が金属シリサイドからなることが好ま
しい。このようにすると、電界効果型トランジスタの不
純物拡散層及び容量の対向電極がシリコンからなる場合
には、シリコンよりも導電性が高い導電性薄膜を容易に
且つ確実に形成できる。
いて、導電性薄膜が金属シリサイドからなることが好ま
しい。このようにすると、電界効果型トランジスタの不
純物拡散層及び容量の対向電極がシリコンからなる場合
には、シリコンよりも導電性が高い導電性薄膜を容易に
且つ確実に形成できる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態について図面
を参照しながら説明する。
を参照しながら説明する。
【0025】図1は本発明の一実施形態に係る半導体装
置の断面構成を示している。図1に示すように、p型シ
リコンからなる基板11上に、例えば、LOCOSから
なる素子分離膜12によって互いに分離されたメモリセ
ルアレイ領域30と周辺回路領域50とを備えている。
置の断面構成を示している。図1に示すように、p型シ
リコンからなる基板11上に、例えば、LOCOSから
なる素子分離膜12によって互いに分離されたメモリセ
ルアレイ領域30と周辺回路領域50とを備えている。
【0026】メモリセルアレイ領域30には、それぞれ
が素子分離膜12によって分離された複数のメモリセル
がアレイ状に配置されている。各メモリセルは、粗面化
ポリシリコンからなる電荷蓄積電極31,容量絶縁膜
(図示せず)及び該容量絶縁膜を挟んで電荷蓄積電極3
1と対向するポリシリコンからなる対向電極32により
構成される容量33と、該容量33に対して電荷の充放
電を行なうビット線34との接続を制御するMOSFE
Tからなるスイッチトランジスタ35とを有している。
が素子分離膜12によって分離された複数のメモリセル
がアレイ状に配置されている。各メモリセルは、粗面化
ポリシリコンからなる電荷蓄積電極31,容量絶縁膜
(図示せず)及び該容量絶縁膜を挟んで電荷蓄積電極3
1と対向するポリシリコンからなる対向電極32により
構成される容量33と、該容量33に対して電荷の充放
電を行なうビット線34との接続を制御するMOSFE
Tからなるスイッチトランジスタ35とを有している。
【0027】容量33は、電荷蓄積電極31の下部がス
イッチトランジスタ35のソース側の拡散層と接続され
るコンタクトをなし、対向電極32から延びるセルプレ
ートのコンタクト形成領域にはチタン(Ti)シリサイ
ドからなる導電性薄膜13が形成され、タングステン
(W)からなるコンタクト14を介してBPSGからな
る層間絶縁膜15上に設けられたアルミニウム(Al)
からなる配線パターン16と接続されている。
イッチトランジスタ35のソース側の拡散層と接続され
るコンタクトをなし、対向電極32から延びるセルプレ
ートのコンタクト形成領域にはチタン(Ti)シリサイ
ドからなる導電性薄膜13が形成され、タングステン
(W)からなるコンタクト14を介してBPSGからな
る層間絶縁膜15上に設けられたアルミニウム(Al)
からなる配線パターン16と接続されている。
【0028】スイッチトランジスタ35は、基板11側
から順次形成されたゲート酸化膜36,ポリシリコン膜
37,Wシリサイド膜38及びTEOS膜39からなる
ゲート電極と、基板11にゲート電極に沿って形成され
た第1のn+ 型拡散層40とを有している。ドレインと
なる第1のn+ 型拡散層40のコンタクト形成領域には
Tiシリサイドからなる導電性薄膜13が形成され、該
導電性薄膜13はビット線コンタクト42を介してビッ
ト線34と接続されている。
から順次形成されたゲート酸化膜36,ポリシリコン膜
37,Wシリサイド膜38及びTEOS膜39からなる
ゲート電極と、基板11にゲート電極に沿って形成され
た第1のn+ 型拡散層40とを有している。ドレインと
なる第1のn+ 型拡散層40のコンタクト形成領域には
Tiシリサイドからなる導電性薄膜13が形成され、該
導電性薄膜13はビット線コンタクト42を介してビッ
ト線34と接続されている。
【0029】周辺回路領域50は、素子分離膜12によ
って分離され、ソース・ドレインとなる第2のn+ 型拡
散層51及びスイッチトランジスタ35のゲート電極と
同様の構成のゲート電極を有する回路用FET52と、
ポリシリコンからなる抵抗素子53とを有している。回
路用FET52の第2のn+ 型拡散層51及び抵抗素子
53のコンタクト形成領域にはTiシリサイドからなる
導電性薄膜13とがそれぞれ形成されている。
って分離され、ソース・ドレインとなる第2のn+ 型拡
散層51及びスイッチトランジスタ35のゲート電極と
同様の構成のゲート電極を有する回路用FET52と、
ポリシリコンからなる抵抗素子53とを有している。回
路用FET52の第2のn+ 型拡散層51及び抵抗素子
53のコンタクト形成領域にはTiシリサイドからなる
導電性薄膜13とがそれぞれ形成されている。
【0030】このように、本実施形態によると、メモリ
セルアレイ領域30において、スイッチトランジスタ3
5のドレインである第1のn+ 型拡散層40とビット線
コンタクト42との界面、及び容量33の対向電極32
のコンタクト14との界面にはシリコンよりも導電性が
高いTiシリサイドからなる導電性薄膜13が形成され
ているため、周辺回路領域50と同様に、コンタクト部
分の低抵抗化を図ることができる。
セルアレイ領域30において、スイッチトランジスタ3
5のドレインである第1のn+ 型拡散層40とビット線
コンタクト42との界面、及び容量33の対向電極32
のコンタクト14との界面にはシリコンよりも導電性が
高いTiシリサイドからなる導電性薄膜13が形成され
ているため、周辺回路領域50と同様に、コンタクト部
分の低抵抗化を図ることができる。
【0031】なお、導電性薄膜13は、第1のn+ 型拡
散層40及び対向電極32のいずれか一方に形成されて
いてもよい。
散層40及び対向電極32のいずれか一方に形成されて
いてもよい。
【0032】また、周辺回路領域50は、メモリセルア
レイ領域30の各素子をアクセスするFETを含んでい
てもよく、また、ロジック回路であってもよい。
レイ領域30の各素子をアクセスするFETを含んでい
てもよく、また、ロジック回路であってもよい。
【0033】以下、前記のように構成された半導体装置
の製造方法について図面を参照しながら説明する。
の製造方法について図面を参照しながら説明する。
【0034】図2〜図7は本発明の一実施形態に係る半
導体装置の製造方法の工程順の断面構成を示している。
導体装置の製造方法の工程順の断面構成を示している。
【0035】まず、図2(a)に示すように、p型シリ
コンからなる基板11上に、LOCOSからなる素子分
離膜12を選択的に形成することにより、メモリセルア
レイ領域30と周辺回路領域50とを分離する。その
後、メモリセルアレイ領域30及び周辺回路領域50に
対して、FETをそれぞれ形成する。すなわち、基板1
1上に、膜厚が約5nmの酸化シリコンからなるゲート
酸化膜36,膜厚が約100nmのポリシリコン膜3
7,膜厚が約100nmのWシリサイド膜38及び膜厚
が約200nmのTEOS膜39を順次堆積し、続い
て、この積層された多層膜に対して所定のパターニング
を行なって、複数のゲート電極を形成する。その後、各
ゲート電極をマスクとして基板11に対してリン(P)
等のn型不純物イオンを低濃度にドープしてLDD層と
なるn- 型拡散層17A〜17Eをそれぞれ自己整合的
に形成する。ここでは、説明を簡単にするために、p型
FETの図示を省略している。
コンからなる基板11上に、LOCOSからなる素子分
離膜12を選択的に形成することにより、メモリセルア
レイ領域30と周辺回路領域50とを分離する。その
後、メモリセルアレイ領域30及び周辺回路領域50に
対して、FETをそれぞれ形成する。すなわち、基板1
1上に、膜厚が約5nmの酸化シリコンからなるゲート
酸化膜36,膜厚が約100nmのポリシリコン膜3
7,膜厚が約100nmのWシリサイド膜38及び膜厚
が約200nmのTEOS膜39を順次堆積し、続い
て、この積層された多層膜に対して所定のパターニング
を行なって、複数のゲート電極を形成する。その後、各
ゲート電極をマスクとして基板11に対してリン(P)
等のn型不純物イオンを低濃度にドープしてLDD層と
なるn- 型拡散層17A〜17Eをそれぞれ自己整合的
に形成する。ここでは、説明を簡単にするために、p型
FETの図示を省略している。
【0036】次に、図2(b)に示すように、例えば、
CVD法を用いて、基板11の上に全面にわたって膜厚
が約30nmのTEOS膜18a及び膜厚が約70nm
の窒化シリコン(Si3 N4 )膜18bからなる第1の
絶縁膜18を各ゲート電極を覆うように順次堆積し、そ
の後、該第1の絶縁膜18の上に膜厚が約750nmの
第1のBPSG膜19aを堆積した後、CMP(化学機
械研磨)法を用いて該第1のBPSG膜19aを平坦化
する。続いて、第1のBPSG膜19aの上に膜厚が約
50nmのTEOS膜19b及び膜厚が約400nmの
第2のBPSG膜19cを順次堆積し、第1のBPSG
膜19a,TEOS膜19b及び第2のBPSG膜19
cからなる多層化された第2の絶縁膜19を形成する。
ここで、第2の絶縁膜19における、第1及び第2のB
PSG膜19a,19cが所定の不純物であるホウ素
(B)及びリン(P)を含む酸化ケイ素膜であり、TE
OS膜19bが不純物を含まない酸化ケイ素膜である。
CVD法を用いて、基板11の上に全面にわたって膜厚
が約30nmのTEOS膜18a及び膜厚が約70nm
の窒化シリコン(Si3 N4 )膜18bからなる第1の
絶縁膜18を各ゲート電極を覆うように順次堆積し、そ
の後、該第1の絶縁膜18の上に膜厚が約750nmの
第1のBPSG膜19aを堆積した後、CMP(化学機
械研磨)法を用いて該第1のBPSG膜19aを平坦化
する。続いて、第1のBPSG膜19aの上に膜厚が約
50nmのTEOS膜19b及び膜厚が約400nmの
第2のBPSG膜19cを順次堆積し、第1のBPSG
膜19a,TEOS膜19b及び第2のBPSG膜19
cからなる多層化された第2の絶縁膜19を形成する。
ここで、第2の絶縁膜19における、第1及び第2のB
PSG膜19a,19cが所定の不純物であるホウ素
(B)及びリン(P)を含む酸化ケイ素膜であり、TE
OS膜19bが不純物を含まない酸化ケイ素膜である。
【0037】次に、図3(a)に示すように、フォトリ
ソグラフィー法を用いて、第2の絶縁膜19の上におけ
るメモリセルアレイ領域30の容量形成領域に開口部を
有するレジストパターン(図示せず)を形成し、該レジ
ストパターンをマスクとし且つ第1の絶縁膜18をエッ
チングストッパーとして第2の絶縁膜19に対してエッ
チングを行なうことにより、第2の絶縁膜19に複数の
容量下部形成用開口部19dを形成する。続いて、該レ
ジストパターンをマスクとして第1の絶縁膜18に対し
て、n- 型拡散層17A及び17Cとそれぞれコンタク
トを取れるように、且つ、第1の絶縁膜18における容
量下部形成用開口部19dに露出する部分、すなわち、
ゲート電極の側壁に第1の絶縁膜18が残るように異方
性エッチングを行なう。その後、レジストパターンを除
去する。
ソグラフィー法を用いて、第2の絶縁膜19の上におけ
るメモリセルアレイ領域30の容量形成領域に開口部を
有するレジストパターン(図示せず)を形成し、該レジ
ストパターンをマスクとし且つ第1の絶縁膜18をエッ
チングストッパーとして第2の絶縁膜19に対してエッ
チングを行なうことにより、第2の絶縁膜19に複数の
容量下部形成用開口部19dを形成する。続いて、該レ
ジストパターンをマスクとして第1の絶縁膜18に対し
て、n- 型拡散層17A及び17Cとそれぞれコンタク
トを取れるように、且つ、第1の絶縁膜18における容
量下部形成用開口部19dに露出する部分、すなわち、
ゲート電極の側壁に第1の絶縁膜18が残るように異方
性エッチングを行なう。その後、レジストパターンを除
去する。
【0038】次に、図3(b)に示すように、基板11
の上に容量下部形成用開口部19dの壁面及び底面を含
む全面にわたって電荷蓄積電極用の導電膜であるPがド
ープされたアモルファスシリコン膜を堆積する。その
後、該アモルファスシリコン膜における各容量下部形成
用開口部19dにレジスト膜43を充填し、該アモルフ
ァスシリコン膜に対してエッチングを行なうことによ
り、アモルファスシリコン膜からなり有底筒形状の電荷
蓄積電極形成膜31Aを形成する。ここで、図3(b)
において、メモリセルアレイ領域30の素子分離膜12
上に形成されているゲート電極は、隣接メモリセルのゲ
ート電極に接続されたワード線である。
の上に容量下部形成用開口部19dの壁面及び底面を含
む全面にわたって電荷蓄積電極用の導電膜であるPがド
ープされたアモルファスシリコン膜を堆積する。その
後、該アモルファスシリコン膜における各容量下部形成
用開口部19dにレジスト膜43を充填し、該アモルフ
ァスシリコン膜に対してエッチングを行なうことによ
り、アモルファスシリコン膜からなり有底筒形状の電荷
蓄積電極形成膜31Aを形成する。ここで、図3(b)
において、メモリセルアレイ領域30の素子分離膜12
上に形成されているゲート電極は、隣接メモリセルのゲ
ート電極に接続されたワード線である。
【0039】次に、図4(a)に示すように、レジスト
膜43を除去した後、蒸気状のフッ化水素(HF)酸を
用いて第2の絶縁膜19のうち、基板11上に露出する
第2のBPSG膜19cを選択的にエッチング除去し、
続いて、TEOS膜19bを除去する。このようにする
と、前述したように、第1のBPSG膜19aをゲート
電極同士の間に充填しさらに平坦化した後、TEOS膜
19b及び第2のBPSG膜19cを順次形成してお
り、各ゲート電極の上方に位置する容量形成領域を第1
のBPSG膜19aとTEOS膜19bとの界面が基板
面に平行に横切るので、TEOS膜19b及び第2のB
PSG膜19cを選択的に除去することにより、各電荷
蓄積電極形成膜31Aの上部が露出する。すなわち、第
2の絶縁膜19を互いに異なる材料からなる積層体と
し、そのエッチングレートの差を利用することによっ
て、電荷蓄積電極形成膜31Aの上部のみを確実に露出
させることができる。続いて、各電荷蓄積電極形成膜3
1Aの露出部の表面を半球状の粗面化ポリシリコンに結
晶化させることにより各電荷蓄積電極31を形成する。
その後、各電荷蓄積電極31の露出部に容量絶縁膜とな
る、いわゆるON(酸化ケイ素/窒化ケイ素)膜(図示
せず)を形成する。
膜43を除去した後、蒸気状のフッ化水素(HF)酸を
用いて第2の絶縁膜19のうち、基板11上に露出する
第2のBPSG膜19cを選択的にエッチング除去し、
続いて、TEOS膜19bを除去する。このようにする
と、前述したように、第1のBPSG膜19aをゲート
電極同士の間に充填しさらに平坦化した後、TEOS膜
19b及び第2のBPSG膜19cを順次形成してお
り、各ゲート電極の上方に位置する容量形成領域を第1
のBPSG膜19aとTEOS膜19bとの界面が基板
面に平行に横切るので、TEOS膜19b及び第2のB
PSG膜19cを選択的に除去することにより、各電荷
蓄積電極形成膜31Aの上部が露出する。すなわち、第
2の絶縁膜19を互いに異なる材料からなる積層体と
し、そのエッチングレートの差を利用することによっ
て、電荷蓄積電極形成膜31Aの上部のみを確実に露出
させることができる。続いて、各電荷蓄積電極形成膜3
1Aの露出部の表面を半球状の粗面化ポリシリコンに結
晶化させることにより各電荷蓄積電極31を形成する。
その後、各電荷蓄積電極31の露出部に容量絶縁膜とな
る、いわゆるON(酸化ケイ素/窒化ケイ素)膜(図示
せず)を形成する。
【0040】次に、図4(b)に示すように、基板11
上に全面にわたってポリシリコン膜20を堆積し、該ポ
リシリコン膜20の上における、メモリセルアレイ領域
30の容量上部形成領域及び周辺回路領域50の抵抗素
子形成領域をマスクするレジストパターン(図示せず)
形成する。
上に全面にわたってポリシリコン膜20を堆積し、該ポ
リシリコン膜20の上における、メモリセルアレイ領域
30の容量上部形成領域及び周辺回路領域50の抵抗素
子形成領域をマスクするレジストパターン(図示せず)
形成する。
【0041】次に、図5(a)に示すように、該レジス
トパターンを用いて、ポリシリコン膜20に対してエッ
チングを行なうことにより、メモリセルアレイ領域30
の容量上部形成領域にポリシリコン膜20からなり、電
荷蓄積電極31と対向する対向電極(セルプレート電
極)32を形成すると共に、周辺回路領域50の抵抗素
子形成領域にポリシリコン膜20からなる抵抗素子53
を形成する。
トパターンを用いて、ポリシリコン膜20に対してエッ
チングを行なうことにより、メモリセルアレイ領域30
の容量上部形成領域にポリシリコン膜20からなり、電
荷蓄積電極31と対向する対向電極(セルプレート電
極)32を形成すると共に、周辺回路領域50の抵抗素
子形成領域にポリシリコン膜20からなる抵抗素子53
を形成する。
【0042】次に、図5(b)に示すように、レジスト
パターンを除去した後、対向電極32及び抵抗素子53
をマスクとして第1のBPSG膜19aに対してエッチ
ングを行なうことにより、基板11における、メモリセ
ルアレイ領域30のn- 型拡散層17B及び周辺回路領
域50のn- 型拡散層17D,17Eをそれぞれ露出さ
せる。ここで、各ゲート電極は、第1の絶縁膜18のう
ちのSi3 N4 膜18bがエッチングストッパーとなる
ため、その表面が露出しない。
パターンを除去した後、対向電極32及び抵抗素子53
をマスクとして第1のBPSG膜19aに対してエッチ
ングを行なうことにより、基板11における、メモリセ
ルアレイ領域30のn- 型拡散層17B及び周辺回路領
域50のn- 型拡散層17D,17Eをそれぞれ露出さ
せる。ここで、各ゲート電極は、第1の絶縁膜18のう
ちのSi3 N4 膜18bがエッチングストッパーとなる
ため、その表面が露出しない。
【0043】次に、図6(a)に示すように、再度、各
対向電極32及び抵抗素子53をマスクとして第1の絶
縁膜18に対して異方性エッチングを行なって、露出し
た各ゲート電極の側壁にサイドウォールスペーサ18A
をそれぞれ形成する。その後、各ゲート電極及びそのサ
イドウォールスペーサ18Aをマスクとして、n- 型拡
散層17B及びn- 型拡散層17D,17Eに対して高
濃度の不純物イオンを注入することにより、メモリセル
アレイ領域30において、ドレインであり且つビット線
のコンタクトとなる第1のn+ 型拡散層40を有するス
イッチトランジスタ35が自己整合的に形成され、同時
に、周辺回路領域50において、ソース・ドレインとな
る第2のn+ 型拡散層51を有する回路用FET52が
自己整合的に形成される。
対向電極32及び抵抗素子53をマスクとして第1の絶
縁膜18に対して異方性エッチングを行なって、露出し
た各ゲート電極の側壁にサイドウォールスペーサ18A
をそれぞれ形成する。その後、各ゲート電極及びそのサ
イドウォールスペーサ18Aをマスクとして、n- 型拡
散層17B及びn- 型拡散層17D,17Eに対して高
濃度の不純物イオンを注入することにより、メモリセル
アレイ領域30において、ドレインであり且つビット線
のコンタクトとなる第1のn+ 型拡散層40を有するス
イッチトランジスタ35が自己整合的に形成され、同時
に、周辺回路領域50において、ソース・ドレインとな
る第2のn+ 型拡散層51を有する回路用FET52が
自己整合的に形成される。
【0044】次に、図6(b)に示すように、基板11
上の全面にわたってTEOSからなる保護絶縁膜21を
堆積し、その後、該保護絶縁膜21におけるスイッチト
ランジスタ35のコンタクト形成領域21a、容量33
の対向電極32のコンタクト形成領域21b及び抵抗素
子53のコンタクト形成領域21c、並びに回路用FE
T52の第2のn+ 型拡散層51の上側の領域にそれぞ
れ開口部を形成する。
上の全面にわたってTEOSからなる保護絶縁膜21を
堆積し、その後、該保護絶縁膜21におけるスイッチト
ランジスタ35のコンタクト形成領域21a、容量33
の対向電極32のコンタクト形成領域21b及び抵抗素
子53のコンタクト形成領域21c、並びに回路用FE
T52の第2のn+ 型拡散層51の上側の領域にそれぞ
れ開口部を形成する。
【0045】次に、図7(a)に示すように、スパッタ
法を用いて、基板11上の全面にわたって、例えば、T
iを堆積し、その後、サリサイド法を用いて、図6
(b)に示す各コンタクト形成領域21a〜21c及び
第2のn+ 型拡散層51の上面にTiシリサイドからな
る導電性薄膜13をそれぞれ形成する。その後、図7
(b)に示すように、BPSGからなる層間絶縁膜15
を堆積しその上面を平坦化する。続いて、層間絶縁膜1
5におけるコンタクト形成領域にコンタクトホールを開
口し、該コンタクトホールにWを充填することにより、
スイッチトランジスタ35にはビット線コンタクト42
を形成し、容量33及び抵抗素子53にはコンタクト1
4をそれぞれ形成する。続いて、層間絶縁膜15の上に
ビット線コンタクト42と接続されるようにビット線3
4を形成し、各コンタクト14と接続されるように配線
パターン16を形成する。さらに、必要に応じて層間絶
縁膜15の上に多層配線を形成してもよい。
法を用いて、基板11上の全面にわたって、例えば、T
iを堆積し、その後、サリサイド法を用いて、図6
(b)に示す各コンタクト形成領域21a〜21c及び
第2のn+ 型拡散層51の上面にTiシリサイドからな
る導電性薄膜13をそれぞれ形成する。その後、図7
(b)に示すように、BPSGからなる層間絶縁膜15
を堆積しその上面を平坦化する。続いて、層間絶縁膜1
5におけるコンタクト形成領域にコンタクトホールを開
口し、該コンタクトホールにWを充填することにより、
スイッチトランジスタ35にはビット線コンタクト42
を形成し、容量33及び抵抗素子53にはコンタクト1
4をそれぞれ形成する。続いて、層間絶縁膜15の上に
ビット線コンタクト42と接続されるようにビット線3
4を形成し、各コンタクト14と接続されるように配線
パターン16を形成する。さらに、必要に応じて層間絶
縁膜15の上に多層配線を形成してもよい。
【0046】このように、本実施形態に係るDRAMと
周辺回路とが混載された半導体装置であっても、高温且
つ長時間の熱処理を要するメモリセルアレイ領域30の
容量33を形成した後に、該メモリセルアレイ領域30
におけるスイッチトランジスタ35のビット線コンタク
ト42及び対向電極32のコンタクト14との間に、S
iよりも導電性が高いTiシリサイドからなる導電性薄
膜13をそれぞれ形成するため、メモリセルアレイ領域
30における各コンタクト部の低抵抗化を実現でき、装
置の電気的特性を安定化できる。
周辺回路とが混載された半導体装置であっても、高温且
つ長時間の熱処理を要するメモリセルアレイ領域30の
容量33を形成した後に、該メモリセルアレイ領域30
におけるスイッチトランジスタ35のビット線コンタク
ト42及び対向電極32のコンタクト14との間に、S
iよりも導電性が高いTiシリサイドからなる導電性薄
膜13をそれぞれ形成するため、メモリセルアレイ領域
30における各コンタクト部の低抵抗化を実現でき、装
置の電気的特性を安定化できる。
【0047】なお、導電性薄膜13にTiシリサイドを
用いたが、コバルト(Co)又はモリブデン(Mo)の
シリサイドを用いてもよい。
用いたが、コバルト(Co)又はモリブデン(Mo)の
シリサイドを用いてもよい。
【0048】(実施形態の一変形例)以下、本発明の一
実施形態の一変形例について図面を参照しながら説明す
る。
実施形態の一変形例について図面を参照しながら説明す
る。
【0049】図8(a),(b)及び図9は本実施形態
の一変形例に係る半導体装置の製造方法の工程順の断面
構成を示している。図8(a),(b)及び図9におい
て、図6(b),図7(a)及び(b)に示す構成部材
と同一の構成部材には同一の符号を付すことにより説明
を省略する。本変形例の特徴は、図8(a)に示すよう
に、保護絶縁膜21における対向電極32を覆う領域を
除去することにより、図8(b)に示すシリサイド工程
において、対向電極32の上面を全面的にTiシリサイ
ドからなる導電性薄膜13で覆う点である。これによ
り、容量33の対向電極32のコンタクト形成領域をマ
スクするレジストパターンが不要となる。
の一変形例に係る半導体装置の製造方法の工程順の断面
構成を示している。図8(a),(b)及び図9におい
て、図6(b),図7(a)及び(b)に示す構成部材
と同一の構成部材には同一の符号を付すことにより説明
を省略する。本変形例の特徴は、図8(a)に示すよう
に、保護絶縁膜21における対向電極32を覆う領域を
除去することにより、図8(b)に示すシリサイド工程
において、対向電極32の上面を全面的にTiシリサイ
ドからなる導電性薄膜13で覆う点である。これによ
り、容量33の対向電極32のコンタクト形成領域をマ
スクするレジストパターンが不要となる。
【0050】
【発明の効果】本発明の半導体装置によると、メモリセ
ルに含まれる容量の対向電極の少なくとも一部がシリサ
イド化されているため、シリサイド化されている領域に
コンタクトを設ければ、該コンタクトとの接触抵抗が低
減し、且つ、抵抗値のばらつきが抑えられるので、電気
的特性が安定する。
ルに含まれる容量の対向電極の少なくとも一部がシリサ
イド化されているため、シリサイド化されている領域に
コンタクトを設ければ、該コンタクトとの接触抵抗が低
減し、且つ、抵抗値のばらつきが抑えられるので、電気
的特性が安定する。
【0051】本発明の半導体装置は、容量に対して電荷
の充放電を行なうビット線と、半導体基板上における容
量とビット線との間に設けられたスイッチトランジスタ
と、半導体基板上に形成され、スイッチトランジスタと
ビット線とを電気的に接続するビット線コンタクトとを
さらに備え、半導体基板とビット線コンタクトとの界面
がシリサイド化されていると、メモリセルに含まれるス
イッチトランジスタのコンタクト抵抗が低減するので、
電気的特性がさらに安定する。
の充放電を行なうビット線と、半導体基板上における容
量とビット線との間に設けられたスイッチトランジスタ
と、半導体基板上に形成され、スイッチトランジスタと
ビット線とを電気的に接続するビット線コンタクトとを
さらに備え、半導体基板とビット線コンタクトとの界面
がシリサイド化されていると、メモリセルに含まれるス
イッチトランジスタのコンタクト抵抗が低減するので、
電気的特性がさらに安定する。
【0052】本発明の第1の半導体装置の製造方法によ
ると、高温且つ長時間の熱処理を伴う容量形成の後に、
各コンタクト形成領域に導電性薄膜を形成するため、容
量形成時の熱処理の影響を受けることなく、各コンタク
ト形成領域に導電性薄膜を形成できる。その結果、メモ
リセル部の各素子のコンタクト抵抗も低減し、且つ、抵
抗値のばらつきが抑えられるので、装置の動作が安定す
る。
ると、高温且つ長時間の熱処理を伴う容量形成の後に、
各コンタクト形成領域に導電性薄膜を形成するため、容
量形成時の熱処理の影響を受けることなく、各コンタク
ト形成領域に導電性薄膜を形成できる。その結果、メモ
リセル部の各素子のコンタクト抵抗も低減し、且つ、抵
抗値のばらつきが抑えられるので、装置の動作が安定す
る。
【0053】第1の半導体装置の製造方法において、導
電性薄膜形成工程が、回路部において、導電性薄膜を対
向電極と同一の材料からなる抵抗素子のコンタクト形成
領域に形成する工程を含むと、抵抗素子に形成された導
電性薄膜上にコンタクトを形成すれば、抵抗素子の特性
が安定する。
電性薄膜形成工程が、回路部において、導電性薄膜を対
向電極と同一の材料からなる抵抗素子のコンタクト形成
領域に形成する工程を含むと、抵抗素子に形成された導
電性薄膜上にコンタクトを形成すれば、抵抗素子の特性
が安定する。
【0054】第1の半導体装置の製造方法が、トランジ
スタ形成工程において、回路用電界効果型トランジスタ
の不純物拡散層とメモリセル用電界効果型トランジスタ
の不純物拡散層とを同時に形成すると、回路用及びメモ
リセル用の各電界効果型トランジスタの不純物拡散層を
一度に形成できるので、製造プロセスを簡単にできる。
スタ形成工程において、回路用電界効果型トランジスタ
の不純物拡散層とメモリセル用電界効果型トランジスタ
の不純物拡散層とを同時に形成すると、回路用及びメモ
リセル用の各電界効果型トランジスタの不純物拡散層を
一度に形成できるので、製造プロセスを簡単にできる。
【0055】第1の半導体装置の製造方法が、容量形成
工程において、半導体基板の不純物拡散層上に電荷蓄積
電極のコンタクトを形成する際に、絶縁膜をエッチング
ストッパーに用いると、絶縁膜のみを確実に除去できる
ので、不純物拡散層にダメージを与えるおそれがない。
工程において、半導体基板の不純物拡散層上に電荷蓄積
電極のコンタクトを形成する際に、絶縁膜をエッチング
ストッパーに用いると、絶縁膜のみを確実に除去できる
ので、不純物拡散層にダメージを与えるおそれがない。
【0056】本発明の第2の半導体装置の製造方法によ
ると、第1の半導体装置と同様の効果を得られる上に、
容量における電荷蓄積電極及びその対向電極を確実に形
成できる。
ると、第1の半導体装置と同様の効果を得られる上に、
容量における電荷蓄積電極及びその対向電極を確実に形
成できる。
【0057】第2の半導体装置の製造方法において、第
1の絶縁膜が酸化ケイ素と窒化ケイ素とが積層されてな
ると、第2の絶縁膜が酸化ケイ素を含む場合には、窒化
ケイ素の酸化ケイ素に対するエッチングレートが小さい
ため、第2の絶縁膜のみを確実にエッチングできる。
1の絶縁膜が酸化ケイ素と窒化ケイ素とが積層されてな
ると、第2の絶縁膜が酸化ケイ素を含む場合には、窒化
ケイ素の酸化ケイ素に対するエッチングレートが小さい
ため、第2の絶縁膜のみを確実にエッチングできる。
【0058】第2の半導体装置の製造方法において、第
2の絶縁膜は、所定の不純物を含む酸化ケイ素と不純物
を含まない酸化ケイ素とが積層されてなると、容量形成
工程において、不純物を含む酸化ケイ素と不純物を含ま
ない酸化ケイ素とを適当な膜厚に形成すれば、エッチン
グレートの差を利用して第2の絶縁膜の上部のみを露出
させることができる。このため、電荷蓄積電極の上に対
向電極を確実に形成できる。
2の絶縁膜は、所定の不純物を含む酸化ケイ素と不純物
を含まない酸化ケイ素とが積層されてなると、容量形成
工程において、不純物を含む酸化ケイ素と不純物を含ま
ない酸化ケイ素とを適当な膜厚に形成すれば、エッチン
グレートの差を利用して第2の絶縁膜の上部のみを露出
させることができる。このため、電荷蓄積電極の上に対
向電極を確実に形成できる。
【図1】本発明の一実施形態に係る半導体装置を示す構
成断面図である。
成断面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方
法を示す工程順の構成断面図である。
法を示す工程順の構成断面図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方
法を示す工程順の構成断面図である。
法を示す工程順の構成断面図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方
法を示す工程順の構成断面図である。
法を示す工程順の構成断面図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方
法を示す工程順の構成断面図である。
法を示す工程順の構成断面図である。
【図6】本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方
法を示す工程順の構成断面図である。
法を示す工程順の構成断面図である。
【図7】本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方
法を示す工程順の構成断面図である。
法を示す工程順の構成断面図である。
【図8】本発明の一実施形態の一変形例に係る半導体装
置の製造方法を示す工程順の構成断面図である。
置の製造方法を示す工程順の構成断面図である。
【図9】本発明の一実施形態の一変形例に係る半導体装
置の製造方法を示す工程順の構成断面図である。
置の製造方法を示す工程順の構成断面図である。
【図10】従来のDRAM回路及びその周辺回路を有す
る半導体装置を示す構成断面図である。
る半導体装置を示す構成断面図である。
11 基板 12 素子分離膜 13 導電性薄膜(Tiシリサイド) 14 コンタクト 15 層間絶縁膜 16 配線パターン 17A n- 型拡散層 17B n- 型拡散層 17C n- 型拡散層 17D n- 型拡散層 17E n- 型拡散層 18 第1の絶縁膜 18A サイドウォールスペーサ 18a TEOS膜 18b Si3 N4 膜 19 第2の絶縁膜 19a 第1のBPSG膜 19b TEOS膜 19c 第2のBPSG膜 19d 容量下部形成用開口部 20 ポリシリコン膜 21 保護絶縁膜 21a コンタクト形成領域 21b コンタクト形成領域 21c コンタクト形成領域 30 メモリセルアレイ領域 31 電荷蓄積電極 31A 電荷蓄積電極形成膜 32 対向電極 33 容量 34 ビット線 35 スイッチトランジスタ 36 ゲート酸化膜 37 ポリシリコン膜 38 Wシリサイド膜 39 TEOS膜 40 第1のn+ 型拡散層 42 ビット線コンタクト 43 レジスト膜 50 周辺回路領域 51 第2のn+ 型拡散層 52 回路用FET 53 抵抗素子
Claims (10)
- 【請求項1】 半導体基板上に、電荷蓄積電極、容量絶
縁膜、及び前記電荷蓄積電極と対向する対向電極が順次
積層されてなる容量を備え、 前記対向電極の少なくとも一部分はシリサイド化されて
いることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 前記容量に対して電荷の充放電を行なう
ビット線と、 前記半導体基板上における前記容量と前記ビット線との
間に設けられたスイッチトランジスタと、 前記半導体基板上に形成され、前記スイッチトランジス
タと前記ビット線とを電気的に接続するビット線コンタ
クトとをさらに備え、 前記半導体基板と前記ビット線コンタクトとの界面はシ
リサイド化されていることを特徴とする請求項1に記載
の半導体装置。 - 【請求項3】 半導体基板上にメモリセル部と回路部と
を有する半導体装置の製造方法であって、 前記半導体基板のメモリセル形成領域に、不純物拡散層
を有するメモリセル用電界効果型トランジスタを形成す
ると共に、前記半導体基板の回路形成領域に、不純物拡
散層を有する回路用電界効果型トランジスタを形成する
トランジスタ形成工程と、 前記半導体基板の上に、前記メモリセル用電界効果型ト
ランジスタ及び回路用電界効果型トランジスタを覆うよ
うに全面にわたって絶縁膜を堆積する絶縁膜堆積工程
と、 前記絶縁膜におけるメモリセルの容量形成領域に対して
エッチングを行なった後、前記容量形成領域に、前記メ
モリセル用電界効果型トランジスタと接続され、電荷蓄
積電極、容量絶縁膜及び前記電荷蓄積電極と対向する対
向電極からなる容量を形成する容量形成工程と、 前記回路用電界効果型トランジスタにおける前記不純物
拡散層のコンタクト形成領域、及び前記メモリセル用電
界効果型トランジスタにおける前記不純物拡散層のコン
タクト形成領域又は前記対向電極のコンタクト形成領域
に導電性薄膜を形成する導電性薄膜形成工程とを備えて
いることを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項4】 前記導電性薄膜形成工程は、 前記回路部において、前記導電性薄膜を前記対向電極と
同一の材料からなる抵抗素子のコンタクト形成領域に形
成する工程を含むことを特徴とする請求項3に記載の半
導体装置の製造方法。 - 【請求項5】 前記トランジスタ形成工程において、 前記回路用電界効果型トランジスタの前記不純物拡散層
と前記メモリセル用電界効果型トランジスタの前記不純
物拡散層とを同時に形成することを特徴とする請求項3
に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項6】 前記容量形成工程において、 前記半導体基板の前記不純物拡散層上に前記電荷蓄積電
極のコンタクトを形成する際に、前記絶縁膜をエッチン
グストッパーに用いることを特徴とする請求項3に記載
の半導体装置の製造方法。 - 【請求項7】 半導体基板上に、不純物拡散層を有する
電界効果型トランジスタを形成するトランジスタ形成工
程と、 前記半導体基板の上に、前記電界効果型トランジスタを
覆うように全面にわたって第1の絶縁膜及び第2の絶縁
膜を順次形成した後、該第2の絶縁膜の上面を平坦化す
る絶縁膜形成工程と、 前記第2の絶縁膜の上に形成されたレジストパターンを
マスクとし且つ前記第1の絶縁膜をエッチングストッパ
ーとして前記第2の絶縁膜に対してエッチングを行なう
ことにより、前記第2の絶縁膜の容量形成領域に開口部
を形成する開口部形成工程と、 前記半導体基板の上における前記開口部の壁面及び底面
を含む全面にわたって導電膜を堆積した後、該導電膜を
前記開口部の壁面及び底面に残るように除去することに
より、前記開口部に前記導体膜からなる電荷蓄積電極を
形成する電荷蓄積電極形成工程と、 前記第2の絶縁膜の上部に対して前記電荷蓄積電極の上
部が露出するようにエッチバックを行なった後、前記電
荷蓄積電極の上に容量絶縁膜及び前記電荷蓄積電極と対
向する対向電極を順次形成する容量形成工程と、 前記不純物拡散層のコンタクト形成領域又は前記対向電
極のコンタクト形成領域に導電性薄膜を形成する導電性
薄膜形成工程とを備えていることを特徴とする半導体装
置の製造方法。 - 【請求項8】 前記第1の絶縁膜は、酸化ケイ素と窒化
ケイ素とが積層されてなることを特徴とする請求項7に
記載の半導体基板の製造方法。 - 【請求項9】 前記第2の絶縁膜は、所定の不純物を含
む酸化ケイ素と、不純物を含まない酸化ケイ素とが積層
されてなることを特徴とする請求項7に記載の半導体基
板の製造方法。 - 【請求項10】 前記導電性薄膜は金属シリサイドから
なることを特徴とする請求項3又は7に記載の半導体装
置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10140721A JPH11340433A (ja) | 1998-05-22 | 1998-05-22 | 半導体装置及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10140721A JPH11340433A (ja) | 1998-05-22 | 1998-05-22 | 半導体装置及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11340433A true JPH11340433A (ja) | 1999-12-10 |
Family
ID=15275170
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10140721A Withdrawn JPH11340433A (ja) | 1998-05-22 | 1998-05-22 | 半導体装置及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11340433A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US6753226B2 (en) | 2000-01-13 | 2004-06-22 | Seiko Epson Corporation | Methods for manufacturing semiconductor devices and semiconductor devices |
US6784047B2 (en) | 2000-01-14 | 2004-08-31 | Seiko Epson Corporation | Semiconductor devices and methods for manufacturing the same |
US6939762B2 (en) | 2000-01-14 | 2005-09-06 | Fujitsu Limited | Semiconductor devices and methods for manufacturing the same |
US6943079B2 (en) | 2000-01-13 | 2005-09-13 | Seiko Epson Corp. | Semiconductor devices and methods for manufacturing the same |
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KR100960443B1 (ko) | 2008-03-18 | 2010-05-28 | 주식회사 하이닉스반도체 | 반도체 소자의 제조방법 |
JP2011049601A (ja) * | 2010-12-03 | 2011-03-10 | Renesas Electronics Corp | 半導体装置 |
-
1998
- 1998-05-22 JP JP10140721A patent/JPH11340433A/ja not_active Withdrawn
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Legal Events
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---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
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