JPH11294989A - 熱交換器 - Google Patents
熱交換器Info
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- JPH11294989A JPH11294989A JP12294198A JP12294198A JPH11294989A JP H11294989 A JPH11294989 A JP H11294989A JP 12294198 A JP12294198 A JP 12294198A JP 12294198 A JP12294198 A JP 12294198A JP H11294989 A JPH11294989 A JP H11294989A
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- tank
- heat exchanger
- tubes
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F9/00—Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
- F28F9/02—Header boxes; End plates
- F28F9/0202—Header boxes having their inner space divided by partitions
- F28F9/0204—Header boxes having their inner space divided by partitions for elongated header box, e.g. with transversal and longitudinal partitions
- F28F9/0209—Header boxes having their inner space divided by partitions for elongated header box, e.g. with transversal and longitudinal partitions having only transversal partitions
- F28F9/0212—Header boxes having their inner space divided by partitions for elongated header box, e.g. with transversal and longitudinal partitions having only transversal partitions the partitions being separate elements attached to header boxes
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 タンクを構成するプレートを無くして部品点
数を減少させると共に、チューブの組付け作業を容易に
行う。 【解決手段】 各々のチューブの両端部の所定位置に、
所定の面積を有するバルジ部を突出形成し、このバルジ
部を積層することによってタンクを構成する閉塞プレー
トを構成するので、プレートを特別に製造する必要がな
くなると共に、バルジ部がチューブと一体であることか
ら、タンクとチューブとの位置合わせ容易に行うことが
できる。
数を減少させると共に、チューブの組付け作業を容易に
行う。 【解決手段】 各々のチューブの両端部の所定位置に、
所定の面積を有するバルジ部を突出形成し、このバルジ
部を積層することによってタンクを構成する閉塞プレー
トを構成するので、プレートを特別に製造する必要がな
くなると共に、バルジ部がチューブと一体であることか
ら、タンクとチューブとの位置合わせ容易に行うことが
できる。
Description
【0001】この発明は、ラジエータやコンデンサ等に
使用される熱交換器に関する。
使用される熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ラジエータ等に使用される熱交
換器は、例えば実開昭51−119652号公報に開示
されるように、所定の間隔は有して立設される一対のタ
ンクと、タンクに沿って積層されると共に前記タンク間
を連通するチューブと、フィンとによって構成されるも
ので、少なくともフィンとチューブとをろう付けして形
成するようにしたものである。また、最近では、炉中で
一体ろう付けできるように、すべての部品、例えば、タ
ンクを構成する部品等もアルミ合金で形成するようにし
ている。
換器は、例えば実開昭51−119652号公報に開示
されるように、所定の間隔は有して立設される一対のタ
ンクと、タンクに沿って積層されると共に前記タンク間
を連通するチューブと、フィンとによって構成されるも
ので、少なくともフィンとチューブとをろう付けして形
成するようにしたものである。また、最近では、炉中で
一体ろう付けできるように、すべての部品、例えば、タ
ンクを構成する部品等もアルミ合金で形成するようにし
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記タ
ンクを構成する部品のうち、チューブ側に位置する部品
はタンクのチューブ側を閉塞すると共にチューブが挿入
固定されるものであり、通常チューブが挿入される複数
の挿入孔を有するプレートが使用される。このプレート
は、本来タンクを構成する他方の部品と一体に製造され
ることが好ましいが、チューブ挿入孔の形成を容易にす
るために別部材として形成されているものである。ま
た、上記構成の熱交換器においては、仮組付け時に、前
記プレートに形成の挿入孔に挿入されるチューブとタン
クとの間の位置決め作業を行う必要があることから作業
工数がかかるという不具合が生じる。
ンクを構成する部品のうち、チューブ側に位置する部品
はタンクのチューブ側を閉塞すると共にチューブが挿入
固定されるものであり、通常チューブが挿入される複数
の挿入孔を有するプレートが使用される。このプレート
は、本来タンクを構成する他方の部品と一体に製造され
ることが好ましいが、チューブ挿入孔の形成を容易にす
るために別部材として形成されているものである。ま
た、上記構成の熱交換器においては、仮組付け時に、前
記プレートに形成の挿入孔に挿入されるチューブとタン
クとの間の位置決め作業を行う必要があることから作業
工数がかかるという不具合が生じる。
【0004】このため、この発明は、タンクを構成する
プレートを無くして部品点数を減少させると共に、チュ
ーブの組付け作業を容易に行うことができる熱交換器を
提供することにある。
プレートを無くして部品点数を減少させると共に、チュ
ーブの組付け作業を容易に行うことができる熱交換器を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】よって、この発明に係る
熱交換器は、アルミ合金からなり、所定の間隔で立設さ
れる一対のタンクと、ろう材が被覆されたアルミ合金か
らなり、前記一対のタンク間を連通する複数のチューブ
と、アルミ合金からなり、前記チューブ間に介在される
フィンとによって少なくとも構成される熱交換器におい
て、前記チューブの両端部の所定位置周縁に、所定の面
積を有する略方形のバルジ部が突出形成されると共に、
前記タンクは、その長手方向両端部が閉塞された断面略
コ字状のタンク部材と、該タンク部材のチューブ側開口
部分を閉塞する閉塞プレート部とによって構成され、前
記閉塞プレート部は、積層されたチューブのバルジ部に
よって構成されることにある。
熱交換器は、アルミ合金からなり、所定の間隔で立設さ
れる一対のタンクと、ろう材が被覆されたアルミ合金か
らなり、前記一対のタンク間を連通する複数のチューブ
と、アルミ合金からなり、前記チューブ間に介在される
フィンとによって少なくとも構成される熱交換器におい
て、前記チューブの両端部の所定位置周縁に、所定の面
積を有する略方形のバルジ部が突出形成されると共に、
前記タンクは、その長手方向両端部が閉塞された断面略
コ字状のタンク部材と、該タンク部材のチューブ側開口
部分を閉塞する閉塞プレート部とによって構成され、前
記閉塞プレート部は、積層されたチューブのバルジ部に
よって構成されることにある。
【0006】したがって、この発明においては、各々の
チューブの両端部の所定位置に、所定の面積を有するバ
ルジ部を突出形成し、このバルジ部を積層することによ
ってタンクを構成する閉塞プレートを構成するので、プ
レートを特別に製造する必要がなくなると共に、バルジ
部がチューブと一体であることから、タンクとチューブ
との位置合わせ容易に行うことができるため、上記課題
を達成できるものである。
チューブの両端部の所定位置に、所定の面積を有するバ
ルジ部を突出形成し、このバルジ部を積層することによ
ってタンクを構成する閉塞プレートを構成するので、プ
レートを特別に製造する必要がなくなると共に、バルジ
部がチューブと一体であることから、タンクとチューブ
との位置合わせ容易に行うことができるため、上記課題
を達成できるものである。
【0007】また、この発明において、前記閉塞プレー
ト部の長手方向の沿った両端部は、前記タンク部材のチ
ューブ側開口部分の内側に形成された溝部に当接接合さ
れるものであっても良く、さらに、前記タンク部材のチ
ューブ側開口部分端部に当接接合されるものであっても
良い。これによって、チューブとタンクとの位置決めを
更に容易に行うことができるものである。
ト部の長手方向の沿った両端部は、前記タンク部材のチ
ューブ側開口部分の内側に形成された溝部に当接接合さ
れるものであっても良く、さらに、前記タンク部材のチ
ューブ側開口部分端部に当接接合されるものであっても
良い。これによって、チューブとタンクとの位置決めを
更に容易に行うことができるものである。
【0008】さらに、この発明において、前記積層され
る複数のチューブのうち、所定の位置にあるチューブの
バルジ部から先端側に位置する部分は、前記タンク内周
壁全体に当接接合して前記タンク内空間を分割する仕切
壁部を形成し、該仕切壁部は、該仕切壁部によって分割
された一方のタンク内空間とチューブ内部とを連通する
開口部を有するものであることが望ましい。これによっ
て、一端に仕切壁部を有するチューブを所定の位置に配
することによって、タンク内部を所定の空間に仕切るこ
とができるので、熱交換器の複数パスを容易に形成する
ことができるものである。
る複数のチューブのうち、所定の位置にあるチューブの
バルジ部から先端側に位置する部分は、前記タンク内周
壁全体に当接接合して前記タンク内空間を分割する仕切
壁部を形成し、該仕切壁部は、該仕切壁部によって分割
された一方のタンク内空間とチューブ内部とを連通する
開口部を有するものであることが望ましい。これによっ
て、一端に仕切壁部を有するチューブを所定の位置に配
することによって、タンク内部を所定の空間に仕切るこ
とができるので、熱交換器の複数パスを容易に形成する
ことができるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面により説明する。
面により説明する。
【0010】図1で示す熱交換器1は、各部品がアルミ
合金によって形成されると共に、ラジエータやコンデン
サに使用されるもので、所定の間隔を空けて配設される
一対のタンク2a,2bと、このタンク2a,2bに沿
って積層されると共に前記タンク2a,2b間を連通す
る複数のチューブ3と、該チューブ3間に介在されるコ
ルゲート状のフィン4とによって少なくとも構成され
る。前記チューブ3及びフィン4の積層方向両端部は、
サイドプレート5によって挟持固定されている。尚、タ
ンク2aには、熱交換媒体が流入する流入パイプ10が
設けられ、タンク2bには、熱交換器が流出する流出パ
イプ11が設けられる。これによって、流入パイプ10
から流入した熱交換媒体(コンデンサの場合は冷媒、ラ
ジエータの場合はエンジン冷却水)はタンク2aからチ
ューブ3を通過してチューブ2bに至り、流出パイプ1
1から次なる工程へ送出されるもので、前記チューブ3
を通過する際に、熱交換媒体の熱は、フィン4を介して
フィン4を通過する空気に放出されるものである。
合金によって形成されると共に、ラジエータやコンデン
サに使用されるもので、所定の間隔を空けて配設される
一対のタンク2a,2bと、このタンク2a,2bに沿
って積層されると共に前記タンク2a,2b間を連通す
る複数のチューブ3と、該チューブ3間に介在されるコ
ルゲート状のフィン4とによって少なくとも構成され
る。前記チューブ3及びフィン4の積層方向両端部は、
サイドプレート5によって挟持固定されている。尚、タ
ンク2aには、熱交換媒体が流入する流入パイプ10が
設けられ、タンク2bには、熱交換器が流出する流出パ
イプ11が設けられる。これによって、流入パイプ10
から流入した熱交換媒体(コンデンサの場合は冷媒、ラ
ジエータの場合はエンジン冷却水)はタンク2aからチ
ューブ3を通過してチューブ2bに至り、流出パイプ1
1から次なる工程へ送出されるもので、前記チューブ3
を通過する際に、熱交換媒体の熱は、フィン4を介して
フィン4を通過する空気に放出されるものである。
【0011】前記タンク2a,2bは、図2に示すよう
に、断面コ字状のタンク部材20と、このタンク部材2
0の長手方向の沿った開口部分を閉塞する閉塞プレート
部21とによって構成される。尚、この実施の形態にお
いて、タンク2a,2bの長手方向両端部の開口部分
は、サイドプレート5によって閉塞されているものであ
る。
に、断面コ字状のタンク部材20と、このタンク部材2
0の長手方向の沿った開口部分を閉塞する閉塞プレート
部21とによって構成される。尚、この実施の形態にお
いて、タンク2a,2bの長手方向両端部の開口部分
は、サイドプレート5によって閉塞されているものであ
る。
【0012】前記チューブ3は、ろう材がクラッドされ
たクラッド材からなり、図2及び図3に示すように、そ
の両端から所定の間隔L1を有する位置に、チューブ周
縁に突出形成されるバルジ部31を有する。
たクラッド材からなり、図2及び図3に示すように、そ
の両端から所定の間隔L1を有する位置に、チューブ周
縁に突出形成されるバルジ部31を有する。
【0013】このバルジ部31は、バルジ加工によって
形成されるもので、具体的には型によってチューブ先端
を一旦拡大した後、該拡大した部分を残すように先端部
を縮小して形成されるものである。
形成されるもので、具体的には型によってチューブ先端
を一旦拡大した後、該拡大した部分を残すように先端部
を縮小して形成されるものである。
【0014】以上のように形成されたバルジ部31は、
チューブ3の積層時において、前記タンク部材20のチ
ューブ側開口部分の長手方向に沿って形成された段部2
2に装着固定されることによって、前記閉塞プレート部
21を構成するもので、前記バルジ部31が前記段部2
2に当接することによって、タンク2a,2bの内部空
間23のチューブ挿入方向の寸法Lに対してチューブの
挿入寸法L1を正確に設定することができるので、タン
ク内空間23を適切に設定できるものである。
チューブ3の積層時において、前記タンク部材20のチ
ューブ側開口部分の長手方向に沿って形成された段部2
2に装着固定されることによって、前記閉塞プレート部
21を構成するもので、前記バルジ部31が前記段部2
2に当接することによって、タンク2a,2bの内部空
間23のチューブ挿入方向の寸法Lに対してチューブの
挿入寸法L1を正確に設定することができるので、タン
ク内空間23を適切に設定できるものである。
【0015】また、バルジ部31をタンク部材20に容
易に組付けることができ、さらにチューブを挿入孔に挿
入する作業がなくなることから、熱交換器1の仮組付け
作業を簡略化できるものである。
易に組付けることができ、さらにチューブを挿入孔に挿
入する作業がなくなることから、熱交換器1の仮組付け
作業を簡略化できるものである。
【0016】以下、この発明の他の実施の形態に付いて
説明するが、同一の個所若しくは同一の効果を奏する個
所には同様の符号を付して説明を省略する。図4で示す
第2の実施の形態において、チューブ3は、前述したチ
ューブ3のバルジ部31から先端部分32の両側縁33
と前記タンク部材20の内側側面24とを当接接合する
ようにしたものである。これによって、チューブ端部の
力学的強度を向上させることができるので、チューブに
働くモーメントによる破損等を確実に防止するようにし
たものである。
説明するが、同一の個所若しくは同一の効果を奏する個
所には同様の符号を付して説明を省略する。図4で示す
第2の実施の形態において、チューブ3は、前述したチ
ューブ3のバルジ部31から先端部分32の両側縁33
と前記タンク部材20の内側側面24とを当接接合する
ようにしたものである。これによって、チューブ端部の
力学的強度を向上させることができるので、チューブに
働くモーメントによる破損等を確実に防止するようにし
たものである。
【0017】図5及び図6で示す第3の実施の形態は、
前記タンク部材20のチューブ側先端部25に前記バル
ジ部31を当接させて接合するようにしたもので、前述
した段部22を形成する必要がないので、前記タンク部
材20の形成を容易にすることができる。しかしなが
ら、チューブ3の短手方向の位置決めをする必要がある
ことから、前述した第2の実施の形態のようにチューブ
3のバルジ部31から先端側に位置する部分32の両側
縁33が前記タンク部材20の内側側面24と当接する
ものとして、短手方向の位置決めも行えるようにするこ
とが好ましいものである。
前記タンク部材20のチューブ側先端部25に前記バル
ジ部31を当接させて接合するようにしたもので、前述
した段部22を形成する必要がないので、前記タンク部
材20の形成を容易にすることができる。しかしなが
ら、チューブ3の短手方向の位置決めをする必要がある
ことから、前述した第2の実施の形態のようにチューブ
3のバルジ部31から先端側に位置する部分32の両側
縁33が前記タンク部材20の内側側面24と当接する
ものとして、短手方向の位置決めも行えるようにするこ
とが好ましいものである。
【0018】図7に示す熱交換器1Aは、前述した熱交
換器1と同様に、各部品がアルミ合金によって形成され
ると共に、ラジエータやコンデンサに使用されるもの
で、所定の間隔を空けて配設される一対のタンク2a,
2bと、このタンク2a,2bに沿って積層されると共
に前記タンク2a,2b間を連通する複数のチューブ3
と、該チューブ3間に介在されるコルゲート状のフィン
4とによって少なくとも構成される。前記チューブ3及
びフィン4の積層方向両端部は、サイドプレート5によ
って挟持固定されている。尚、タンク2aには、熱交換
媒体が流入する流入パイプ10が設けられ、タンク2b
には、熱交換器が流出する流出パイプ11が設けられ
る。尚、この実施の形態において、チューブ3は、図
3、図4及び図6で示されるチューブのいずれのチュー
ブであっても良いものである。
換器1と同様に、各部品がアルミ合金によって形成され
ると共に、ラジエータやコンデンサに使用されるもの
で、所定の間隔を空けて配設される一対のタンク2a,
2bと、このタンク2a,2bに沿って積層されると共
に前記タンク2a,2b間を連通する複数のチューブ3
と、該チューブ3間に介在されるコルゲート状のフィン
4とによって少なくとも構成される。前記チューブ3及
びフィン4の積層方向両端部は、サイドプレート5によ
って挟持固定されている。尚、タンク2aには、熱交換
媒体が流入する流入パイプ10が設けられ、タンク2b
には、熱交換器が流出する流出パイプ11が設けられ
る。尚、この実施の形態において、チューブ3は、図
3、図4及び図6で示されるチューブのいずれのチュー
ブであっても良いものである。
【0019】前記タンク2aは仕切壁部12aによって
第1及び第3のタンク内空間13a,13cに分割さ
れ、さらに前記タンク2bは仕切壁部12bによって
(第2及び第4のタンク内空間13b,13dに分割さ
れる。また、前記第1のタンク内空間13aは流入パイ
プ10と連通し、また前記第4のタンク内空間13dは
流出パイプ11と連通する。これによって、流入口10
から流入した熱交換媒体は、第1のタンク内空間13a
からチューブ3を介して第2のタンク内空間13bに至
り、さらにこの第2のタンク内空間13bからチューブ
3を通過して第3のタンク空間13cに至り、さらにこ
の第3のタンク内空間13cからチューブ3を介して第
4のタンク内空間13dに至る1往復半のパス (3パ
ス)を構成して、流出パイプ11から次なる工程に送出
されるものである。
第1及び第3のタンク内空間13a,13cに分割さ
れ、さらに前記タンク2bは仕切壁部12bによって
(第2及び第4のタンク内空間13b,13dに分割さ
れる。また、前記第1のタンク内空間13aは流入パイ
プ10と連通し、また前記第4のタンク内空間13dは
流出パイプ11と連通する。これによって、流入口10
から流入した熱交換媒体は、第1のタンク内空間13a
からチューブ3を介して第2のタンク内空間13bに至
り、さらにこの第2のタンク内空間13bからチューブ
3を通過して第3のタンク空間13cに至り、さらにこ
の第3のタンク内空間13cからチューブ3を介して第
4のタンク内空間13dに至る1往復半のパス (3パ
ス)を構成して、流出パイプ11から次なる工程に送出
されるものである。
【0020】以上の構成の熱交換器1Aにおいて、前記
仕切壁部12a,12bは、図8乃至図10で示すもの
で、チューブ3Aのバルジ部31より先端側の部分をタ
ンク部材20のチューブと対峙する側面(内側対峙面)
26まで延出させ、前記タンク2a,2b内空間23
を、第1及び第3のタンク内空間13a,13c及び第
2及び第4のタンク内空間13b,13dに分割するよ
うにしたもので、この仕切壁部12a,12bの周縁3
4,35は、タンク部材20の内側面24,26と当接
接合されるものである。また、仕切壁12a,12bに
は、チューブ3A内部と仕切壁12a,12bによって
分割されたタンク内空間の一方と連通する開口部50が
形成され、一方のタンク内空間とチューブ3とが連通す
るようになっているものである。また、チューブ端部3
5とタンク部材20の内側対峙面26とが当接接合され
るので、仕切壁部12a,12bに係る圧力をバルジ部
31及びチューブ先端部周縁34、35で保持できるも
のである。
仕切壁部12a,12bは、図8乃至図10で示すもの
で、チューブ3Aのバルジ部31より先端側の部分をタ
ンク部材20のチューブと対峙する側面(内側対峙面)
26まで延出させ、前記タンク2a,2b内空間23
を、第1及び第3のタンク内空間13a,13c及び第
2及び第4のタンク内空間13b,13dに分割するよ
うにしたもので、この仕切壁部12a,12bの周縁3
4,35は、タンク部材20の内側面24,26と当接
接合されるものである。また、仕切壁12a,12bに
は、チューブ3A内部と仕切壁12a,12bによって
分割されたタンク内空間の一方と連通する開口部50が
形成され、一方のタンク内空間とチューブ3とが連通す
るようになっているものである。また、チューブ端部3
5とタンク部材20の内側対峙面26とが当接接合され
るので、仕切壁部12a,12bに係る圧力をバルジ部
31及びチューブ先端部周縁34、35で保持できるも
のである。
【0021】図11から図14で示すものは、前記仕切
壁部12a,12bの変形例を示したものである。図1
1に示す仕切壁部の第2の実施の形態は、開口部50A
のバルジ部31側側辺を円形形状として、さらにチュー
ブ先端部周縁34,35とタンク部材20の内周面2
4,26との接合面積を大きくして仕切壁部12a,1
2bの力学的強度及びタンク内空間の熱交換媒体によっ
てかかる圧力に対する保持力を向上させるようにしたも
のである。
壁部12a,12bの変形例を示したものである。図1
1に示す仕切壁部の第2の実施の形態は、開口部50A
のバルジ部31側側辺を円形形状として、さらにチュー
ブ先端部周縁34,35とタンク部材20の内周面2
4,26との接合面積を大きくして仕切壁部12a,1
2bの力学的強度及びタンク内空間の熱交換媒体によっ
てかかる圧力に対する保持力を向上させるようにしたも
のである。
【0022】図12に示す仕切壁部の第3の実施の形態
は、開口部50Bを、チューブ端部35から所定の位置
ずらして形成し、チューブ端部35に切り欠きが生じな
いようにして、チューブ端部35の力学的強度を向上さ
せるようにしたものである。尚、この実施の形態におい
ては開口部50Cを方形形状としたものである。
は、開口部50Bを、チューブ端部35から所定の位置
ずらして形成し、チューブ端部35に切り欠きが生じな
いようにして、チューブ端部35の力学的強度を向上さ
せるようにしたものである。尚、この実施の形態におい
ては開口部50Cを方形形状としたものである。
【0023】また、図13に示す仕切壁部の第4の実施
の形態は、開口部50Cを円形形状としたもので、方形
の場合に比べて同一面積とした場合に周の長さを最小限
とすることができるので、仕切壁部12a,12bの強
度を方形の場合に比べてさらに向上させることができる
ものである。
の形態は、開口部50Cを円形形状としたもので、方形
の場合に比べて同一面積とした場合に周の長さを最小限
とすることができるので、仕切壁部12a,12bの強
度を方形の場合に比べてさらに向上させることができる
ものである。
【0024】さらに、図14に示す仕切壁部の第5の実
施の形態は、開口部50Dの形成を長円形状としたもの
で、図13に示す第4の実施の形態の効果を維持しつつ
開口面積を確保するようにしたものである。
施の形態は、開口部50Dの形成を長円形状としたもの
で、図13に示す第4の実施の形態の効果を維持しつつ
開口面積を確保するようにしたものである。
【0025】以上の構成により、チューブに一体となっ
た仕切壁部によってタンクを分割するようにしたので、
チューブの積層時に仕切壁部を有するチューブ3Aを所
定の位置に介在させるだけで、特別に仕切壁を設けるこ
となく複数パスの熱交換器を構成することができるもの
である。尚、図10乃至図図11に示される仕切壁部1
2a,12bを使用する熱交換器において、通常のチュ
ーブは、図3、図4及び図6に示されるチューブのいず
れのチューブでも良いものである。
た仕切壁部によってタンクを分割するようにしたので、
チューブの積層時に仕切壁部を有するチューブ3Aを所
定の位置に介在させるだけで、特別に仕切壁を設けるこ
となく複数パスの熱交換器を構成することができるもの
である。尚、図10乃至図図11に示される仕切壁部1
2a,12bを使用する熱交換器において、通常のチュ
ーブは、図3、図4及び図6に示されるチューブのいず
れのチューブでも良いものである。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、チューブにバルジ部を形成し、このバルジ部を積層
してタンクの一部を構成するようにしたので、従来使用
していたチューブ挿入孔が形成されたプレートを削除す
ることができ、またバルジ部をタンクを構成する他の部
品に接合するだけでチューブの位置合わせができるの
で、部品点数及び作業工数を削減することができるもの
である。
ば、チューブにバルジ部を形成し、このバルジ部を積層
してタンクの一部を構成するようにしたので、従来使用
していたチューブ挿入孔が形成されたプレートを削除す
ることができ、またバルジ部をタンクを構成する他の部
品に接合するだけでチューブの位置合わせができるの
で、部品点数及び作業工数を削減することができるもの
である。
【0027】また、仕切壁部を一体に成形したチューブ
を設けることによって、チューブの積層時の所定の位置
に仕切壁部を有するチューブを配するだけでタンク内の
空間をを分割することができるので、複数のパスを容易
に設定することができるものである。
を設けることによって、チューブの積層時の所定の位置
に仕切壁部を有するチューブを配するだけでタンク内の
空間をを分割することができるので、複数のパスを容易
に設定することができるものである。
【図1】本願発明の実施の形態に係る1パスの熱交換器
の構成を示した構成図である。
の構成を示した構成図である。
【図2】本願発明の第1の実施の形態に係るタンク及び
チューブの装着状態を示した一部拡大斜視図である。
チューブの装着状態を示した一部拡大斜視図である。
【図3】本願発明の第1の実施の形態に係るタンク及び
チューブの装着状態を示した一部拡大断面図である。
チューブの装着状態を示した一部拡大断面図である。
【図4】本願発明の第2の実施の形態に係るタンク及び
チューブの装着状態を示した一部拡大断面図である。
チューブの装着状態を示した一部拡大断面図である。
【図5】本願発明の第3の実施の形態に係るタンク及び
チューブの装着状態を示した一部拡大斜視図である。
チューブの装着状態を示した一部拡大斜視図である。
【図6】本願発明の第3の実施の形態に係るタンク及び
チューブの装着状態を示した一部拡大断面図である。
チューブの装着状態を示した一部拡大断面図である。
【図7】本願発明の実施の形態に係る3パスの熱交換器
の構成を示す構成図である。
の構成を示す構成図である。
【図8】仕切壁部を有するチューブ及びタンクの装着状
態を示した一部拡大断面図である。
態を示した一部拡大断面図である。
【図9】仕切壁部近傍の状態を示した一部拡大断面図で
ある。
ある。
【図10】仕切壁部の第1の実施の形態を示した一部拡
大斜視図である。
大斜視図である。
【図11】仕切壁部の第2の実施の形態を示した一部拡
大斜視図である。
大斜視図である。
【図12】仕切壁部の第3の実施の形態を示した一部拡
大斜視図である。
大斜視図である。
【図13】仕切壁部の第4の実施の形態を示した一部拡
大斜視図である。
大斜視図である。
【図14】仕切壁部の第5の実施の形態を示した一部拡
大斜視図である。
大斜視図である。
1,1A 熱交換器 2a,2b タンク 3,3A チューブ 4 フィン 12a,12b 仕切壁部 20 タンク部材 31 バルジ部 50,50A,50B,50C,50D 開口部
Claims (4)
- 【請求項1】 アルミ合金からなり、所定の間隔で立設
される一対のタンクと、ろう材が被覆されたアルミ合金
からなり、前記一対のタンク間を連通する複数のチュー
ブと、アルミ合金からなり、前記チューブ間に介在され
るフィンとによって少なくとも構成される熱交換器にお
いて、 前記チューブの両端部の所定位置周縁に、所定の面積を
有する略方形のバルジ部が突出形成されると共に、 前記タンクは、その長手方向両端部が閉塞された断面略
コ字状のタンク部材と、該タンク部材のチューブ側開口
部分を閉塞する閉塞プレート部とによって構成され、 前記閉塞プレート部は、積層されたチューブのバルジ部
によって構成されることを特徴とする熱交換器。 - 【請求項2】 前記閉塞プレート部の長手方向の沿った
両端部は、前記タンク部材のチューブ側開口部分の内側
に形成された溝部に当接接合されることを特徴とする請
求項1記載の熱交換器。 - 【請求項3】 前記閉塞プレート部の長手方向の沿った
両端部は、前記タンク部材のチューブ側開口部分端部に
当接接合されることを特徴とする請求項1記載の熱交換
器。 - 【請求項4】 前記積層される複数のチューブのうち、
所定の位置にあるチューブのバルジ部から先端側に位置
する部分は、前記タンク内周壁全体に当接接合して前記
タンク内空間を分割する仕切壁部を形成し、該仕切壁部
は、該仕切壁部によって分割された一方のタンク内空間
とチューブ内部とを連通する開口部を有することを特徴
とする請求項1、2又は3記載の熱交換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12294198A JPH11294989A (ja) | 1998-04-16 | 1998-04-16 | 熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12294198A JPH11294989A (ja) | 1998-04-16 | 1998-04-16 | 熱交換器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11294989A true JPH11294989A (ja) | 1999-10-29 |
Family
ID=14848415
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12294198A Pending JPH11294989A (ja) | 1998-04-16 | 1998-04-16 | 熱交換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11294989A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020044315A (ko) * | 2000-12-05 | 2002-06-15 | 윤종용 | 열교환기 |
KR101330994B1 (ko) * | 2007-01-05 | 2013-11-20 | 한라비스테온공조 주식회사 | 열교환기 |
CN108954922A (zh) * | 2018-08-28 | 2018-12-07 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种微通道换热器和空调器 |
-
1998
- 1998-04-16 JP JP12294198A patent/JPH11294989A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020044315A (ko) * | 2000-12-05 | 2002-06-15 | 윤종용 | 열교환기 |
KR101330994B1 (ko) * | 2007-01-05 | 2013-11-20 | 한라비스테온공조 주식회사 | 열교환기 |
CN108954922A (zh) * | 2018-08-28 | 2018-12-07 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种微通道换热器和空调器 |
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