JP2573421Y2 - 熱交換器 - Google Patents
熱交換器Info
- Publication number
- JP2573421Y2 JP2573421Y2 JP1992075246U JP7524692U JP2573421Y2 JP 2573421 Y2 JP2573421 Y2 JP 2573421Y2 JP 1992075246 U JP1992075246 U JP 1992075246U JP 7524692 U JP7524692 U JP 7524692U JP 2573421 Y2 JP2573421 Y2 JP 2573421Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- tank
- partition plate
- end plate
- heat exchanger
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、径方向に2分割される
エンドプレートとタンクプレートとからなるヘッダタン
クの組付け作業を容易にしたパラレルフロータイプの熱
交換器に関するものである。
エンドプレートとタンクプレートとからなるヘッダタン
クの組付け作業を容易にしたパラレルフロータイプの熱
交換器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来において、パラレルフロータイプの
熱交換器は、複数のチューブとフィンとが交互に積層さ
れ、これら積層されたチューブの両端にはヘッダタンク
が連通接続されている。これらの各ヘッダタンクの上下
の開口は盲キャップにより閉塞され、ヘッダタンクに設
けられた入口継手と出口継手との間で、熱交換媒体が複
数回蛇行するように、上記ヘッダタンクの所要箇所には
ヘッダタンク内を区切る仕切板が配設されている(実開
平4ー63982号)。
熱交換器は、複数のチューブとフィンとが交互に積層さ
れ、これら積層されたチューブの両端にはヘッダタンク
が連通接続されている。これらの各ヘッダタンクの上下
の開口は盲キャップにより閉塞され、ヘッダタンクに設
けられた入口継手と出口継手との間で、熱交換媒体が複
数回蛇行するように、上記ヘッダタンクの所要箇所には
ヘッダタンク内を区切る仕切板が配設されている(実開
平4ー63982号)。
【0003】また、従来において、上記ヘッダタンクと
しては、丸パイプ状のタイプや、互いに径方向から組付
けられるエンドプレートとタンクプレートとからなる2
分割タイプがある。そして、仕切板を組み付ける場合に
は、上記丸パイプ状のタイプにおいては、ヘッダタンク
に設けられた仕切板挿入孔を通じてタンクの背面側から
挿入してろう付けし、上記2分割タイプの場合には、エ
ンドプレートとタンクプレートとの間に挟み込んで、タ
ンクプレートの接合部に設けられた爪をエンドプレート
にカシメて位置決めをし、一体ろう付けが行なわれてい
た(実願平1ー141679号)。
しては、丸パイプ状のタイプや、互いに径方向から組付
けられるエンドプレートとタンクプレートとからなる2
分割タイプがある。そして、仕切板を組み付ける場合に
は、上記丸パイプ状のタイプにおいては、ヘッダタンク
に設けられた仕切板挿入孔を通じてタンクの背面側から
挿入してろう付けし、上記2分割タイプの場合には、エ
ンドプレートとタンクプレートとの間に挟み込んで、タ
ンクプレートの接合部に設けられた爪をエンドプレート
にカシメて位置決めをし、一体ろう付けが行なわれてい
た(実願平1ー141679号)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記2分割
タイプのヘッダタンクにより構成された熱交換器におい
ては、タンクプレートに設けられた爪をカシメることに
より、仕切板の位置決めを行なっていたので、爪を形成
するためにカット分を含め原材料が余分に必要となり、
コストが嵩むとともに爪をカシメるという作業が必要と
なる不具合があった。
タイプのヘッダタンクにより構成された熱交換器におい
ては、タンクプレートに設けられた爪をカシメることに
より、仕切板の位置決めを行なっていたので、爪を形成
するためにカット分を含め原材料が余分に必要となり、
コストが嵩むとともに爪をカシメるという作業が必要と
なる不具合があった。
【0005】また、爪によるカシメを行なわない場合
に、特別な治具が必要となり、組付け作業に手間がかか
るという不具合があった。更に、2分割タイプのヘッダ
タンクの場合には、仕切板が入れられた部分におけるエ
ンドプレートとタンクプレートの嵌合が悪く、最悪の場
合にはうまくろう付けされずに冷媒の漏洩を惹起するお
それがある。
に、特別な治具が必要となり、組付け作業に手間がかか
るという不具合があった。更に、2分割タイプのヘッダ
タンクの場合には、仕切板が入れられた部分におけるエ
ンドプレートとタンクプレートの嵌合が悪く、最悪の場
合にはうまくろう付けされずに冷媒の漏洩を惹起するお
それがある。
【0006】そこで本考案は、2分割タイプのヘッダタ
ンクを用いた場合に、仕切板の組付け時に、特別な治具
を不要とし、容易に組付けができ、コストの低減が図れ
る熱交換器を提供することを目的としている。
ンクを用いた場合に、仕切板の組付け時に、特別な治具
を不要とし、容易に組付けができ、コストの低減が図れ
る熱交換器を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案の熱交換器は、複
数のチューブとフィンとが交互に積層され、これら積層
されたチューブの両端にヘッダタンクが連通接続され、
各ヘッダタンク内に仕切板が配設され、上記ヘッダタン
クが径方向に2分割されるエンドプレートとタンクプレ
ートとにより構成されたパラレルフロータイプの熱交換
器であって、上記エンドプレートとタンクプレートの双
方に、挿入孔をそれぞれ設けるとともに、上記仕切板
に、上記各挿入孔に嵌合し外方に突出する挿入部と、こ
れらの挿入部に少なくとも1箇所設けられ上記エンドプ
レートとタンクプレートの各々の外面に外方から係止す
る係止部を備える構成とした。
数のチューブとフィンとが交互に積層され、これら積層
されたチューブの両端にヘッダタンクが連通接続され、
各ヘッダタンク内に仕切板が配設され、上記ヘッダタン
クが径方向に2分割されるエンドプレートとタンクプレ
ートとにより構成されたパラレルフロータイプの熱交換
器であって、上記エンドプレートとタンクプレートの双
方に、挿入孔をそれぞれ設けるとともに、上記仕切板
に、上記各挿入孔に嵌合し外方に突出する挿入部と、こ
れらの挿入部に少なくとも1箇所設けられ上記エンドプ
レートとタンクプレートの各々の外面に外方から係止す
る係止部を備える構成とした。
【0008】
【作用】したがって、ヘッダタンクに仕切板を組み付け
る際には、仕切板の各挿入部をエンドプレートやタンク
プレートの挿入孔に挿入すると、仕切板の係止部がエン
ドプレートやタンクプレートの外面に係止し、これによ
り、エンドプレートやタンクプレート双方の互いの位置
決めができるとともに、仕切板自体の位置決めができ
る。その結果、従来に用いられていた爪が不要となって
コスト低減が図れるとともに、爪によるカシメを行なわ
ないので、特別な治具も不要となり、組付け作業に手間
がかからない。更に、仕切板が配設された部分では、エ
ンドプレートとタンクプレートとの嵌合が確実となり、
確実なろう付けが期待できる。
る際には、仕切板の各挿入部をエンドプレートやタンク
プレートの挿入孔に挿入すると、仕切板の係止部がエン
ドプレートやタンクプレートの外面に係止し、これによ
り、エンドプレートやタンクプレート双方の互いの位置
決めができるとともに、仕切板自体の位置決めができ
る。その結果、従来に用いられていた爪が不要となって
コスト低減が図れるとともに、爪によるカシメを行なわ
ないので、特別な治具も不要となり、組付け作業に手間
がかからない。更に、仕切板が配設された部分では、エ
ンドプレートとタンクプレートとの嵌合が確実となり、
確実なろう付けが期待できる。
【0009】
【実施例】以下に本考案の第1実施例を図面に基づいて
説明する。図1は本実施例の熱交換器1の正面図を示
し、この熱交換器1は、複数の偏平チューブ2と波状フ
ィン3とが交互に積層され、積層された偏平チューブ2
の両端にはヘッダタンク4がそれぞれ連通接続され、各
ヘッダタンク4の上下の開口が盲キャップ5により閉塞
されている。尚、6は積層された偏平チューブ2の上端
側および下端側に配設された横断面コ字状のサイドプレ
ートを示す。
説明する。図1は本実施例の熱交換器1の正面図を示
し、この熱交換器1は、複数の偏平チューブ2と波状フ
ィン3とが交互に積層され、積層された偏平チューブ2
の両端にはヘッダタンク4がそれぞれ連通接続され、各
ヘッダタンク4の上下の開口が盲キャップ5により閉塞
されている。尚、6は積層された偏平チューブ2の上端
側および下端側に配設された横断面コ字状のサイドプレ
ートを示す。
【0010】上記ヘッダタンク4は、図2に示すよう
に、径方向から互いに嵌合されるエンドプレート7とタ
ンクプレート8とからなる2分割タイプにより構成され
ており、エンドプレート7の接合部7aに嵌合する接合
部8aがタンクプレート8に設けられている。また、図
1に示すように、一方のヘッダタンク4には入口継手9
が連通接続され、他方のヘッダタンク4には出口継手1
0が接続されている。そして、双方のヘッダタンク4内
の所要箇所に設けられた仕切板11により、入口継手9
と出口継手10との間で、熱交換媒体が複数回蛇行して
通流される。
に、径方向から互いに嵌合されるエンドプレート7とタ
ンクプレート8とからなる2分割タイプにより構成され
ており、エンドプレート7の接合部7aに嵌合する接合
部8aがタンクプレート8に設けられている。また、図
1に示すように、一方のヘッダタンク4には入口継手9
が連通接続され、他方のヘッダタンク4には出口継手1
0が接続されている。そして、双方のヘッダタンク4内
の所要箇所に設けられた仕切板11により、入口継手9
と出口継手10との間で、熱交換媒体が複数回蛇行して
通流される。
【0011】上記仕切板11は、図2に示すように、ヘ
ッダタンク4を閉塞できる形状・面積に形成されるとと
もに、この例の場合、同一平面上で3方向に突出する挿
入部12、13が一体に設けられている。これらの挿入
部12、13は、所定幅に且つヘッダタンク4の壁厚よ
りも大きな突出寸法に形成されている。
ッダタンク4を閉塞できる形状・面積に形成されるとと
もに、この例の場合、同一平面上で3方向に突出する挿
入部12、13が一体に設けられている。これらの挿入
部12、13は、所定幅に且つヘッダタンク4の壁厚よ
りも大きな突出寸法に形成されている。
【0012】また、仕切板11は、ヘッダタンク4に装
着されたときに、一の挿入部12がエンドプレート7側
に、他の挿入部13がタンクプレート8側に位置するよ
うに配設される。このため、各挿入部12、13に対応
するエンドプレート7やタンクプレート8の各位置に
は、各挿入部12、13が挿入される挿入孔14、15
が設けられている。これらの挿入孔14、15は仕切板
11の板厚でそれぞれの挿入部12、13の幅に形成さ
れている。更に、図3に示すように、各挿入部12、1
3の一方の面上であって、ヘッダタンク4の壁厚よりも
外側となる箇所には、エンドプレート7やタンクプレー
ト8の外面に係止する係止部16、17が一づつ設けら
れている。これらの係止部16、17は、ヘッダタンク
4の長手方向に沿う方向に向けて突設された係止突起に
より構成され、係止突起の頂点から外方に向けて傾斜面
に形成されている。そして、このような仕切板11はプ
レス加工により形成され、各挿入部12、13や係止部
16、17を構成する係止突起が一体的に成形される。
着されたときに、一の挿入部12がエンドプレート7側
に、他の挿入部13がタンクプレート8側に位置するよ
うに配設される。このため、各挿入部12、13に対応
するエンドプレート7やタンクプレート8の各位置に
は、各挿入部12、13が挿入される挿入孔14、15
が設けられている。これらの挿入孔14、15は仕切板
11の板厚でそれぞれの挿入部12、13の幅に形成さ
れている。更に、図3に示すように、各挿入部12、1
3の一方の面上であって、ヘッダタンク4の壁厚よりも
外側となる箇所には、エンドプレート7やタンクプレー
ト8の外面に係止する係止部16、17が一づつ設けら
れている。これらの係止部16、17は、ヘッダタンク
4の長手方向に沿う方向に向けて突設された係止突起に
より構成され、係止突起の頂点から外方に向けて傾斜面
に形成されている。そして、このような仕切板11はプ
レス加工により形成され、各挿入部12、13や係止部
16、17を構成する係止突起が一体的に成形される。
【0013】このような仕切板11をヘッダタンク4に
組み付ける場合には、エンドプレート7の挿入孔14内
に、挿入部12の先端を入れて押付けることにより、こ
の挿入部12の係止突起が挿入孔14を通過してエンド
プレート7の外面に係止され、仕切板11がエンドプレ
ート7に組付けられる。その後、タンクプレート8の各
挿入孔15を仕切板11の挿入部13に差込んで、タン
クプレート8をエンドプレート7側に押し込むことによ
り、挿入部13の係止突起が挿入孔15を通過してタン
クプレート8の外面に係止され、エンドプレート7が仕
切板11に組付けられるとともに、エンドプレート7の
接合部7aにタンクプレート8の接合部8aが嵌合され
る。
組み付ける場合には、エンドプレート7の挿入孔14内
に、挿入部12の先端を入れて押付けることにより、こ
の挿入部12の係止突起が挿入孔14を通過してエンド
プレート7の外面に係止され、仕切板11がエンドプレ
ート7に組付けられる。その後、タンクプレート8の各
挿入孔15を仕切板11の挿入部13に差込んで、タン
クプレート8をエンドプレート7側に押し込むことによ
り、挿入部13の係止突起が挿入孔15を通過してタン
クプレート8の外面に係止され、エンドプレート7が仕
切板11に組付けられるとともに、エンドプレート7の
接合部7aにタンクプレート8の接合部8aが嵌合され
る。
【0014】したがって、ヘッダタンクに仕切板を組み
付ける際には、仕切板の各挿入部をエンドプレートやタ
ンクプレートの挿入孔に挿入するだけで、仕切板の係止
突起がエンドプレートやタンクプレートの外周面に係止
し、これにより、エンドプレートやタンクプレート双方
の互いの位置決めができるとともに、仕切板自体の位置
決めを行うことができる。その結果、従来用いられてい
たタンクプレートの爪が不要となりコスト低減が図れる
とともに、爪によるカシメを行なわないので、特別な治
具も不要となり、組付け作業が容易となる。更に、仕切
板が入れられた部分では、エンドプレートとタンクプレ
ートとの嵌合が確実となり、確実なろう付けが可能とな
る。
付ける際には、仕切板の各挿入部をエンドプレートやタ
ンクプレートの挿入孔に挿入するだけで、仕切板の係止
突起がエンドプレートやタンクプレートの外周面に係止
し、これにより、エンドプレートやタンクプレート双方
の互いの位置決めができるとともに、仕切板自体の位置
決めを行うことができる。その結果、従来用いられてい
たタンクプレートの爪が不要となりコスト低減が図れる
とともに、爪によるカシメを行なわないので、特別な治
具も不要となり、組付け作業が容易となる。更に、仕切
板が入れられた部分では、エンドプレートとタンクプレ
ートとの嵌合が確実となり、確実なろう付けが可能とな
る。
【0015】次に本考案の第2実施例について説明す
る。本実施例の熱交換器は、図4に示すように、タンク
プレート8に挿入される仕切板11の挿入部13を幅広
に形成し、この挿入部13に係止部17たる係止突起を
2つ設けた構成としている。エンドプレート側の挿入部
12は、前例と同様のものであり、この挿入部12には
一つの係止突起部を設けている。また、エンドプレート
7側の挿入部12とタンクプレート8側の挿入部13と
は、偏平チューブ2の中心線上の位置に設けられてお
り、上記同様の効果を有する。
る。本実施例の熱交換器は、図4に示すように、タンク
プレート8に挿入される仕切板11の挿入部13を幅広
に形成し、この挿入部13に係止部17たる係止突起を
2つ設けた構成としている。エンドプレート側の挿入部
12は、前例と同様のものであり、この挿入部12には
一つの係止突起部を設けている。また、エンドプレート
7側の挿入部12とタンクプレート8側の挿入部13と
は、偏平チューブ2の中心線上の位置に設けられてお
り、上記同様の効果を有する。
【0016】次に、本考案の第3実施例について説明す
る。本実施例の熱交換器は、図5に示すように、仕切板
11の各挿入部12、13を幅広に形成し、各挿入部1
2、13に係止部16、17たる係止突起を2個づつ設
けたものであり、さらに組付けを確実なものにすること
ができる。
る。本実施例の熱交換器は、図5に示すように、仕切板
11の各挿入部12、13を幅広に形成し、各挿入部1
2、13に係止部16、17たる係止突起を2個づつ設
けたものであり、さらに組付けを確実なものにすること
ができる。
【0017】次に、本考案の第4実施例について説明す
る。本実施例の熱交換器は、図6および図7に示すよう
に、仕切板11のタンクプレート8側の係止部17を板
状に形成したものである。すなわち、タンクプレート8
の壁部よりも突出する挿入部13の端面に板状の係止部
17が取付けられている。この係止部17は、所定の幅
で、タンクプレート8の周面に沿って湾曲するように形
成されている。また、タンクプレート8の挿入孔15は
仕切板11が挿入されうる大きさとなっている。
る。本実施例の熱交換器は、図6および図7に示すよう
に、仕切板11のタンクプレート8側の係止部17を板
状に形成したものである。すなわち、タンクプレート8
の壁部よりも突出する挿入部13の端面に板状の係止部
17が取付けられている。この係止部17は、所定の幅
で、タンクプレート8の周面に沿って湾曲するように形
成されている。また、タンクプレート8の挿入孔15は
仕切板11が挿入されうる大きさとなっている。
【0018】このような仕切板17をヘッダタンク4に
組み付けるには、先に、仕切板11をタンクプレート8
の挿入孔15に挿入し、この挿入孔15内に仕切板11
の挿入部13を嵌合した後、エンドプレート7とタンク
プレート8双方の接合部7a、8aを嵌合させながら、
エンドプレート7の挿入孔14内に挿入部12を挿入し
て組付けされる。尚、板状の係止部17はプレス加工に
より一体に成形してもよく、タンクプレート側ではな
く、エンドプレート側に設けてもよい。
組み付けるには、先に、仕切板11をタンクプレート8
の挿入孔15に挿入し、この挿入孔15内に仕切板11
の挿入部13を嵌合した後、エンドプレート7とタンク
プレート8双方の接合部7a、8aを嵌合させながら、
エンドプレート7の挿入孔14内に挿入部12を挿入し
て組付けされる。尚、板状の係止部17はプレス加工に
より一体に成形してもよく、タンクプレート側ではな
く、エンドプレート側に設けてもよい。
【0019】更に、本考案の第5実施例について説明す
る。本実施例では、図8および図9に示すように、仕切
板11の各挿入部12、13に設けられる係止部16、
17を、周方向に突出する係止突起により構成したもの
である。これらの係止突起16、17は、挿入部12、
13の先端側から基端側へ楔状に僅かに広がるように形
成され、プレス成形により一体に形成されている。そし
て、各挿入部12,13が挿入孔14,15を挿通し
て、基端側でヘッダタンク4の外面に係止し、上記各実
施例と同様な効果を有する。
る。本実施例では、図8および図9に示すように、仕切
板11の各挿入部12、13に設けられる係止部16、
17を、周方向に突出する係止突起により構成したもの
である。これらの係止突起16、17は、挿入部12、
13の先端側から基端側へ楔状に僅かに広がるように形
成され、プレス成形により一体に形成されている。そし
て、各挿入部12,13が挿入孔14,15を挿通し
て、基端側でヘッダタンク4の外面に係止し、上記各実
施例と同様な効果を有する。
【0020】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
ヘッダタンクに仕切板を組み付ける際に、仕切板の各挿
入部をエンドプレートやタンクプレートの挿入孔に挿入
すると、仕切板の係止部がエンドプレートやタンクプレ
ートの外周面に係止し、これにより、エンドプレートや
タンクプレート双方の互いの位置決めができるととも
に、仕切板自体の位置決めを行うことができる。その結
果、従来用いられていたタンクプレートの爪が不要とな
りコスト低減が図れるとともに、爪によるカシメを行な
わないので、特別な治具も不要となり、組付け作業に手
間がかからない。更に、仕切板が入れられた部分では、
エンドプレートとタンクプレートとの嵌合が確実とな
り、確実なろう付けを期待することができる。
ヘッダタンクに仕切板を組み付ける際に、仕切板の各挿
入部をエンドプレートやタンクプレートの挿入孔に挿入
すると、仕切板の係止部がエンドプレートやタンクプレ
ートの外周面に係止し、これにより、エンドプレートや
タンクプレート双方の互いの位置決めができるととも
に、仕切板自体の位置決めを行うことができる。その結
果、従来用いられていたタンクプレートの爪が不要とな
りコスト低減が図れるとともに、爪によるカシメを行な
わないので、特別な治具も不要となり、組付け作業に手
間がかからない。更に、仕切板が入れられた部分では、
エンドプレートとタンクプレートとの嵌合が確実とな
り、確実なろう付けを期待することができる。
【図1】本考案の第1実施例に係り、熱交換器の正面図
である。
である。
【図2】仕切板を示し、図1中のIIーII矢視断面図であ
る。
る。
【図3】仕切板の組付け状況を示す図2中のIIIーIII矢
視断面図である。
視断面図である。
【図4】本考案の第2実施例に係り、仕切板の平面図で
ある。
ある。
【図5】本考案の第3実施例に係り、仕切板の斜視図で
ある。
ある。
【図6】本考案の第4実施例に係り、仕切板の斜視図で
ある。
ある。
【図7】組付け時の仕切板を示す平面図である。
【図8】本考案の第5実施例に係り、組付け時の仕切板
を示す平面図である。
を示す平面図である。
【図9】係止部の拡大平面図である。
1 熱交換器 2 チューブ 3 フィン 4 ヘッダタンク 7 エンドプレート 7a 接合部 8 タンクプレート 8a 接合部 11 仕切板 12、13 挿入部 14、15 挿入孔 16、17 係止部
Claims (1)
- 【請求項1】 複数のチューブとフィンとが交互に積層
され、これら積層されたチューブの両端にヘッダタンク
が連通接続され、各ヘッダタンク内に仕切板が配設さ
れ、前記ヘッダタンクが径方向に2分割されるエンドプ
レートとタンクプレートとにより構成されたパラレルフ
ロータイプの熱交換器において、 前記エンドプレートとタンクプレートの双方に、挿入孔
をそれぞれ設けるとともに、前記仕切板に、前記各挿入
孔に嵌合し外方に突出する挿入部と、これらの挿入部に
少なくとも1箇所設けられ前記エンドプレートとタンク
プレートの各々の外面に外方から係止する係止部を備え
たことを特徴とする熱交換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992075246U JP2573421Y2 (ja) | 1992-10-29 | 1992-10-29 | 熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992075246U JP2573421Y2 (ja) | 1992-10-29 | 1992-10-29 | 熱交換器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0640684U JPH0640684U (ja) | 1994-05-31 |
JP2573421Y2 true JP2573421Y2 (ja) | 1998-05-28 |
Family
ID=13570679
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992075246U Expired - Lifetime JP2573421Y2 (ja) | 1992-10-29 | 1992-10-29 | 熱交換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2573421Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106610247A (zh) * | 2015-10-22 | 2017-05-03 | 苏州三星电子有限公司 | 微通道换热器及其隔板连接结构 |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100810057B1 (ko) * | 2002-01-30 | 2008-03-05 | 한라공조주식회사 | 응축기의 배플 결합구조 |
JP5445576B2 (ja) * | 2011-12-28 | 2014-03-19 | ダイキン工業株式会社 | 熱交換器および冷凍装置 |
JP6593578B2 (ja) * | 2015-03-24 | 2019-10-23 | 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 | 熱交換器 |
JP7023126B2 (ja) * | 2018-01-31 | 2022-02-21 | ダイキン工業株式会社 | 熱交換器 |
DE102018220143A1 (de) * | 2018-11-23 | 2020-05-28 | Mahle International Gmbh | Sammelrohr für einen Wärmeübertrager |
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