JPH1045864A - 靴底用二液性気泡質ポリウレタンエラストマー組成物及び靴底 - Google Patents
靴底用二液性気泡質ポリウレタンエラストマー組成物及び靴底Info
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- JPH1045864A JPH1045864A JP8204707A JP20470796A JPH1045864A JP H1045864 A JPH1045864 A JP H1045864A JP 8204707 A JP8204707 A JP 8204707A JP 20470796 A JP20470796 A JP 20470796A JP H1045864 A JPH1045864 A JP H1045864A
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- Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、靴底用としての耐水性、耐屈曲性
に優れ、しかも、機械的強度に優れる靴底用二液性気泡
質ポリウレタンエラストマー組成物及びそれを用いる靴
底を目的とする。 【解決手段】 (A)式1で表されるエーテル単位を含
むポリオール 【化1】 −(CR1R2−CR3R4−O−)− 式1 (式中、R1〜R4は、各々水素または炭化水素で、R1
〜R4に含まれる炭素の総数は2以上である。) (B)活性水素を2個以上含有するポリオールと有機ポ
リイソシアネートとの反応によるウレタンプレポリマー
からなることを特徴とする靴底用二液性気泡質ポリウレ
タンエラストマー組成物及びそれを用いる靴底。
に優れ、しかも、機械的強度に優れる靴底用二液性気泡
質ポリウレタンエラストマー組成物及びそれを用いる靴
底を目的とする。 【解決手段】 (A)式1で表されるエーテル単位を含
むポリオール 【化1】 −(CR1R2−CR3R4−O−)− 式1 (式中、R1〜R4は、各々水素または炭化水素で、R1
〜R4に含まれる炭素の総数は2以上である。) (B)活性水素を2個以上含有するポリオールと有機ポ
リイソシアネートとの反応によるウレタンプレポリマー
からなることを特徴とする靴底用二液性気泡質ポリウレ
タンエラストマー組成物及びそれを用いる靴底。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリウレタン系靴
底用組成物に関し、更に詳しくは、耐水性、機械的強度
に優れ、且つ耐屈曲性にも優れる靴底用二液性気泡質ポ
リウレタンエラストマー組成物に関する。
底用組成物に関し、更に詳しくは、耐水性、機械的強度
に優れ、且つ耐屈曲性にも優れる靴底用二液性気泡質ポ
リウレタンエラストマー組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】靴を大別すると、紳士革靴、婦人革靴、
スポーツシューズ、キャンパスシューズ、婦人ケミカル
シューズ、紳士ケミカルシューズ、ヘップサンダル等が
挙げられ、底材としては、ゴム、皮革、1,2-ポリブタジ
エン系、ポリ塩化ビニル系、ポリウレタン系が広く用い
られている。
スポーツシューズ、キャンパスシューズ、婦人ケミカル
シューズ、紳士ケミカルシューズ、ヘップサンダル等が
挙げられ、底材としては、ゴム、皮革、1,2-ポリブタジ
エン系、ポリ塩化ビニル系、ポリウレタン系が広く用い
られている。
【0003】気泡質ポリウレタンエラストマーは、軽
量、機械的強度、耐摩耗性、耐屈曲性、耐薬品性、耐ス
リップ性、耐寒性に優れ、且つ、連続脱型性、一体成形
等生産性にも優れる所から多岐にわたり応用されてい
る。
量、機械的強度、耐摩耗性、耐屈曲性、耐薬品性、耐ス
リップ性、耐寒性に優れ、且つ、連続脱型性、一体成形
等生産性にも優れる所から多岐にわたり応用されてい
る。
【0004】特にアジピン酸エステルと4,4’−ジフ
ェニルメタンジイソシアネート(以下MDIと略す)か
ら成るポリエステル系気泡質ポリウレタンエラストマー
が多く使用されているが、欠点としては耐水性、防黴性
が劣り、吸水させたまま保管されると、イタミが激しく
耐摩耗性、機械的強度が極端に低下して、いわゆるボロ
ボロになり易い。また、ポリオキシアルキレングリコー
ルおよびポリオキシアルキレントリオールとMDIから
なるポリエーテル系気泡質ポリウレタンエラストマーが
開発され、耐水性、防黴性の改良が行われているが、機
械強度、耐摩耗性、耐薬品性が先のポリエステル系気泡
質ポリウレタンエラストマーに比較して劣る。
ェニルメタンジイソシアネート(以下MDIと略す)か
ら成るポリエステル系気泡質ポリウレタンエラストマー
が多く使用されているが、欠点としては耐水性、防黴性
が劣り、吸水させたまま保管されると、イタミが激しく
耐摩耗性、機械的強度が極端に低下して、いわゆるボロ
ボロになり易い。また、ポリオキシアルキレングリコー
ルおよびポリオキシアルキレントリオールとMDIから
なるポリエーテル系気泡質ポリウレタンエラストマーが
開発され、耐水性、防黴性の改良が行われているが、機
械強度、耐摩耗性、耐薬品性が先のポリエステル系気泡
質ポリウレタンエラストマーに比較して劣る。
【0005】近年、これを改良すべく特開平4-164914号
公報では、ポリオキシテトラメチレングリコールにラク
トンを付加させたポリオールからなるエラストマーが開
発されている。これらは、気泡質ポリウレタンエラスト
マーに応用すると、耐屈曲性については満足する性能は
得られるものの、耐水性は十分要求を満足するとは言え
ない。
公報では、ポリオキシテトラメチレングリコールにラク
トンを付加させたポリオールからなるエラストマーが開
発されている。これらは、気泡質ポリウレタンエラスト
マーに応用すると、耐屈曲性については満足する性能は
得られるものの、耐水性は十分要求を満足するとは言え
ない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、靴底用とし
ての耐水性、耐屈曲性に優れ、しかも、機械的強度に優
れる靴底用二液性気泡質ポリウレタンエラストマー組成
物を目的とする。
ての耐水性、耐屈曲性に優れ、しかも、機械的強度に優
れる靴底用二液性気泡質ポリウレタンエラストマー組成
物を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる課
題を解決すべく鋭意研究を進めた結果、本発明を完成す
るに至った。
題を解決すべく鋭意研究を進めた結果、本発明を完成す
るに至った。
【0008】即ち、本発明は(A)式1で表されるエー
テル単位を含むポリオール、(B)有機ポリイソシアネ
ート(B1)と活性水素を2個以上含有するポリオール
(B2)との反応によるウレタンプレポリマーからなる
靴底用二液性気泡質ポリウレタンエラストマー組成物、
テル単位を含むポリオール、(B)有機ポリイソシアネ
ート(B1)と活性水素を2個以上含有するポリオール
(B2)との反応によるウレタンプレポリマーからなる
靴底用二液性気泡質ポリウレタンエラストマー組成物、
【0009】
【化2】−(CR1R2−CR3R4−O−)− 式1 (式中、R1〜R4は、各々水素または炭化水素で、R1
〜R4に含まれる炭素の総数は2以上である。)好まし
くはポリオール(A)の式1のR1〜R4が各々水素また
は炭化水素で、R 1〜R4に含まれる炭素の総数が2であ
るエーテル単位が、ポリオール中に10重量%以上であ
り、かつポリウレタンエラストマー全体の5重量%以上
含有すること、さらに好ましくは、ラクトンを付加重合
し、ラクトン付加率がポリオール中の5〜50重量%で
あるポリオールからなること、および該組成物からなる
靴底を提供するものである。
〜R4に含まれる炭素の総数は2以上である。)好まし
くはポリオール(A)の式1のR1〜R4が各々水素また
は炭化水素で、R 1〜R4に含まれる炭素の総数が2であ
るエーテル単位が、ポリオール中に10重量%以上であ
り、かつポリウレタンエラストマー全体の5重量%以上
含有すること、さらに好ましくは、ラクトンを付加重合
し、ラクトン付加率がポリオール中の5〜50重量%で
あるポリオールからなること、および該組成物からなる
靴底を提供するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の二液性気泡質ポリウレタ
ンエラストマーは、ポリオール、鎖伸長剤、触媒、発泡
剤、整泡剤を主成分とし、その他、目的に応じて各種安
定剤(耐候性、防黴性、耐熱性の向上剤等)、顔料等を
混合させて成るポリオールコンパウンドのポリオール成
分(A)と有機ポリイソシアネートと活性水素を2個以上
含有するポリオールとを反応させてなる有機ポリイソシ
アネート基含有ウレタンプレポリマー(B)のイソシアネ
ート成分とから成る。
ンエラストマーは、ポリオール、鎖伸長剤、触媒、発泡
剤、整泡剤を主成分とし、その他、目的に応じて各種安
定剤(耐候性、防黴性、耐熱性の向上剤等)、顔料等を
混合させて成るポリオールコンパウンドのポリオール成
分(A)と有機ポリイソシアネートと活性水素を2個以上
含有するポリオールとを反応させてなる有機ポリイソシ
アネート基含有ウレタンプレポリマー(B)のイソシアネ
ート成分とから成る。
【0011】本発明に使用されるポリオール(A)と
は、式1で示されるエーテル単位を含むポリオールであ
る。
は、式1で示されるエーテル単位を含むポリオールであ
る。
【0012】
【化3】−(CR1R2−CR3R4−O−)− 式1 (式中、R1〜R4は、各々水素または炭化水素で、R1
〜R4に含まれる炭素の総数は2以上である。)
〜R4に含まれる炭素の総数は2以上である。)
【0013】このポリオールは、有機ポリイソシアネー
トと反応し得る活性水素2個以上有するイニシエーター
(開始剤)に、式1で示されるエーテル単位を与えるア
ルキレンオキサイドを開環重合して得られる。
トと反応し得る活性水素2個以上有するイニシエーター
(開始剤)に、式1で示されるエーテル単位を与えるア
ルキレンオキサイドを開環重合して得られる。
【0014】活性水素を2個以上有するイニシエーター
としては、水酸基あるいはアミノ基を有する化合物、例
えば、多価アルコール、アルカノールアミン、多価フェ
ノール、モノあるいはポリアミンなどがある。イニシエ
ーターは単独、または、2種以上併用して用いることが
できる。
としては、水酸基あるいはアミノ基を有する化合物、例
えば、多価アルコール、アルカノールアミン、多価フェ
ノール、モノあるいはポリアミンなどがある。イニシエ
ーターは単独、または、2種以上併用して用いることが
できる。
【0015】多価アルコール:エチレングリコール、プ
ロピレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピ
レングリコール、1,4−ブタンジオール、1,3−ブ
タンジオール、1,2−ブタンジオール、1,5−ペン
タンジオール、1,6−ヘキサメチレングリコール、グ
リセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリト
ール、メチルグルコシド、ジグリセリン、デキストロー
ス、ソルビトール、シュークロース、 アルカノールアミン:モノエタノールアミン、ジエタノ
ールアミン、トリエタノールアミン、ジイソプロパノー
ルアミン、N−アルキルジエタノールアミン アミン:エチレンジアミン、プロピレンジアミン、トリ
レンジアミン 多価フェノール:ビスフェノールA、ノボラック
ロピレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピ
レングリコール、1,4−ブタンジオール、1,3−ブ
タンジオール、1,2−ブタンジオール、1,5−ペン
タンジオール、1,6−ヘキサメチレングリコール、グ
リセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリト
ール、メチルグルコシド、ジグリセリン、デキストロー
ス、ソルビトール、シュークロース、 アルカノールアミン:モノエタノールアミン、ジエタノ
ールアミン、トリエタノールアミン、ジイソプロパノー
ルアミン、N−アルキルジエタノールアミン アミン:エチレンジアミン、プロピレンジアミン、トリ
レンジアミン 多価フェノール:ビスフェノールA、ノボラック
【0016】式1のエーテル単位を与えるアルキレンオ
キサイドの具体例としては、1,2ブチレンオキサイ
ド、2,3−ブチレンオキサイド、イソブチレンオキサ
イド、スチレンオキサイド、炭素5以上の1,2−エポ
キシアルカン等があり、好ましくは1,2−ブチレンオ
キサイドである。これらの化合物は、単独で、または、
2種以上を併用して用いることができ、ランダムあるい
はブロック共重合でもよい。この式1で示されるエーテ
ル単位がポリオール中に10重量%以上に、より好まし
くは 35重量%以上であり、かつポリウレタンエラス
トマーとしたときの全体の5重量%以上に、より好まし
くは20重量%以上となるようなものである。式1のエ
ーテル単位がポリオール中に10重量%より少ない場
合、あるいは、ポリウレタンエラストマー中に5重量%
より少ない場合、充分な耐水性、耐屈曲性を得ることは
できない。エーテル単位の含有量の計算方法としては、
イニシエーター(開始剤)がブチレングリコールのよう
な物であってもエーテル単位として計算に入れないもの
とする。
キサイドの具体例としては、1,2ブチレンオキサイ
ド、2,3−ブチレンオキサイド、イソブチレンオキサ
イド、スチレンオキサイド、炭素5以上の1,2−エポ
キシアルカン等があり、好ましくは1,2−ブチレンオ
キサイドである。これらの化合物は、単独で、または、
2種以上を併用して用いることができ、ランダムあるい
はブロック共重合でもよい。この式1で示されるエーテ
ル単位がポリオール中に10重量%以上に、より好まし
くは 35重量%以上であり、かつポリウレタンエラス
トマーとしたときの全体の5重量%以上に、より好まし
くは20重量%以上となるようなものである。式1のエ
ーテル単位がポリオール中に10重量%より少ない場
合、あるいは、ポリウレタンエラストマー中に5重量%
より少ない場合、充分な耐水性、耐屈曲性を得ることは
できない。エーテル単位の含有量の計算方法としては、
イニシエーター(開始剤)がブチレングリコールのよう
な物であってもエーテル単位として計算に入れないもの
とする。
【0017】式1のエーテル単位を含むポリオールは8
5重量%未満で、エチレンオキサイド、プロピレンオキ
サイド、ハロゲン含有アルキレンオキサイド、グリシジ
ルエステル、グリシジルエーテル、その他の3員環エー
テルを含んでよい。
5重量%未満で、エチレンオキサイド、プロピレンオキ
サイド、ハロゲン含有アルキレンオキサイド、グリシジ
ルエステル、グリシジルエーテル、その他の3員環エー
テルを含んでよい。
【0018】さらに、ポリオール(A)は、上記のポリ
オールに、例えば、ε-カプロラクトン、γーブチルラ
クトン、バレロラクトン等のラクトンを、好ましくは5
〜50重量%付加重合、より好ましくは10〜40重量
%付加重合させてなるものである。但し、
オールに、例えば、ε-カプロラクトン、γーブチルラ
クトン、バレロラクトン等のラクトンを、好ましくは5
〜50重量%付加重合、より好ましくは10〜40重量
%付加重合させてなるものである。但し、
【0019】 であり、付加重合させたポリオールの平均水酸基価は1
0〜280、好ましくは25〜150である。
0〜280、好ましくは25〜150である。
【0020】ラクトンの付加率と気泡質ポリウレタンエ
ラストマー特性との相関性を示すと、ラクトン付加率が
5重量%より小さくなると機械的強度がなくなり、50
重量%より大きくなると付加重合ポリオールの結晶性が
高くなり、著しく耐屈曲性が低下するので好ましくな
い。
ラストマー特性との相関性を示すと、ラクトン付加率が
5重量%より小さくなると機械的強度がなくなり、50
重量%より大きくなると付加重合ポリオールの結晶性が
高くなり、著しく耐屈曲性が低下するので好ましくな
い。
【0021】付加重合ポリオールの分子量は、極端に小
さくなると靴底の伸び、反発弾性が低下し実用に供しな
い。又、極端に大きくなると付加重合ポリオールの高粘
度化、及び高融点化する事から、成形作業面、成形化工
性に支障が生じる。
さくなると靴底の伸び、反発弾性が低下し実用に供しな
い。又、極端に大きくなると付加重合ポリオールの高粘
度化、及び高融点化する事から、成形作業面、成形化工
性に支障が生じる。
【0022】本発明では、ポリオールとして、上記の式
1のエーテル単位を含むポリオールを必須成分とし、そ
の他のポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオー
ル、ポリカプロラクトンポリオール、ポリブタジエンジ
オール、アクリルポリオール、高級脂肪酸エステルポリ
オール等もポリオールとして一部併用して使用される。
1のエーテル単位を含むポリオールを必須成分とし、そ
の他のポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオー
ル、ポリカプロラクトンポリオール、ポリブタジエンジ
オール、アクリルポリオール、高級脂肪酸エステルポリ
オール等もポリオールとして一部併用して使用される。
【0023】本発明に使用されるウレタンプレポリマー
(B)は、活性水素を2個以上含有するポリオール(B2)
と有機ポリイソシアネート(B1)とを有機ポリイソシアネ
ート過剰で反応させたものである。
(B)は、活性水素を2個以上含有するポリオール(B2)
と有機ポリイソシアネート(B1)とを有機ポリイソシアネ
ート過剰で反応させたものである。
【0024】ウレタンプレポリマーに使用される有機ポ
リイソシアネート(B1)とは、4,4’−ジフェニル
メタンジイソシアネート、カルボジイミド変成ジフェニ
ルメタンジイソシアネート(液状化MDI)、ポリフェ
ニレン・ポリイソシアネート、トリレンジイソシアネー
ト、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイ
ソシアネートフェニレンジイソシアネート、シクロヘキ
サンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、
ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、トリデンジ
イソシアネート、ナフタレンジイソシアネートが挙げら
れる。好ましいジイソシアネートは4,4’−ジフェニ
ルメタンジイソシアネート/液状化MDI(混合wt比)
−80〜95/5〜20の混合物である。
リイソシアネート(B1)とは、4,4’−ジフェニル
メタンジイソシアネート、カルボジイミド変成ジフェニ
ルメタンジイソシアネート(液状化MDI)、ポリフェ
ニレン・ポリイソシアネート、トリレンジイソシアネー
ト、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイ
ソシアネートフェニレンジイソシアネート、シクロヘキ
サンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、
ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、トリデンジ
イソシアネート、ナフタレンジイソシアネートが挙げら
れる。好ましいジイソシアネートは4,4’−ジフェニ
ルメタンジイソシアネート/液状化MDI(混合wt比)
−80〜95/5〜20の混合物である。
【0025】活性水素を2個以上含有するポリオール類
(B2)としては、前述の式1のポリエーテル単位を含
むポリオールの他、以下のポリヒドロキシ化合物が使用
できる。例えば、ポリオキシアルキレンポリオール(ポ
リオキシプロピレングリコール、ポリオキシプロピレン
トリオール、ポリオキシエチレンプロピレングリコー
ル、ポリオキシエチレンプロピレントリオール、ポリオ
キシテトラメチレングリコール及びポリオキシテトラメ
チレングリコールにアルキレンオキサイドを付加重合さ
せたグリコール等)、ラクトンポリマー(通常、グリコ
ール類を開始剤とするラクトン類の開環重合ポリオー
ル)が、気泡質ポリウレタンエラストマーの耐水性、耐
屈曲性を兼備するには好適であるが、所望により、アク
リルポリオール、ポリブタジエンポリオール、ポリエス
テルポリオール等、多種ポリオールを併用しても良い。
また、先に挙げたイニシエーターのようなグリコール類
も併用しても良い。
(B2)としては、前述の式1のポリエーテル単位を含
むポリオールの他、以下のポリヒドロキシ化合物が使用
できる。例えば、ポリオキシアルキレンポリオール(ポ
リオキシプロピレングリコール、ポリオキシプロピレン
トリオール、ポリオキシエチレンプロピレングリコー
ル、ポリオキシエチレンプロピレントリオール、ポリオ
キシテトラメチレングリコール及びポリオキシテトラメ
チレングリコールにアルキレンオキサイドを付加重合さ
せたグリコール等)、ラクトンポリマー(通常、グリコ
ール類を開始剤とするラクトン類の開環重合ポリオー
ル)が、気泡質ポリウレタンエラストマーの耐水性、耐
屈曲性を兼備するには好適であるが、所望により、アク
リルポリオール、ポリブタジエンポリオール、ポリエス
テルポリオール等、多種ポリオールを併用しても良い。
また、先に挙げたイニシエーターのようなグリコール類
も併用しても良い。
【0026】ウレタンプレポリマー(B)は、以上のポリ
ヒドロキシ化合物と有機ポリイソシアネートとの反応に
よって調整される。
ヒドロキシ化合物と有機ポリイソシアネートとの反応に
よって調整される。
【0027】ウレタンプレポリマー(B)は、通常のウレ
タンプレポリマー製造法に基づき製造できる。有機ポリ
イソシアネート(B1)と活性水素を2個以上含むポリオー
ル(B2)との間には、好ましくは当量比でNCO/H(活
性水素)≧2.1の関係が成立する。NCO/H(活性
水素)<2.1では、イソシアネート成分が高分子量化
し、高粘度化するので実用に適さない。ウレタンプレポ
リマー(B)のNCO当量は、好ましくは、200〜1,
800で、特に好ましくは200〜500である。
タンプレポリマー製造法に基づき製造できる。有機ポリ
イソシアネート(B1)と活性水素を2個以上含むポリオー
ル(B2)との間には、好ましくは当量比でNCO/H(活
性水素)≧2.1の関係が成立する。NCO/H(活性
水素)<2.1では、イソシアネート成分が高分子量化
し、高粘度化するので実用に適さない。ウレタンプレポ
リマー(B)のNCO当量は、好ましくは、200〜1,
800で、特に好ましくは200〜500である。
【0028】本発明に使用される鎖伸長剤としては、例
えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジ
エチレングリコール、ペンタンジオール、ヘキサンジオ
ール、ビスヒドロキシベンゼン、メチレンビスヒドロキ
シベンゼン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリ
トール等の分子量が60〜300の水酸基を2〜4個有
する化合物およびこれらの混合物などのポリオールが挙
げられる。特に好ましくはエチレングリコール、ブチレ
ングリコール、ジエチレングリコールである。
えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジ
エチレングリコール、ペンタンジオール、ヘキサンジオ
ール、ビスヒドロキシベンゼン、メチレンビスヒドロキ
シベンゼン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリ
トール等の分子量が60〜300の水酸基を2〜4個有
する化合物およびこれらの混合物などのポリオールが挙
げられる。特に好ましくはエチレングリコール、ブチレ
ングリコール、ジエチレングリコールである。
【0029】本発明に使用される整泡剤としては、シリ
コン系界面活性剤として、例えば、ジメチルポリシロキ
サン、ポリオキシアルキレンポリオール変性ジメチルポ
リシロキサン、アルキレングリコール変性ジメチルポリ
シロキサンが挙げられ、天然油脂系界面活性剤として
は、脂肪酸のカルボン酸塩、脂肪酸の硫酸エステル塩、
脂肪酸のリン酸エステル塩、スルホン酸塩(陰イオン界
面活性剤、等が挙げられ、特に好ましい整泡剤として
は、アルキレンポリエーテル変性シリコン界面活性剤
(商品名:SRX−274C メーカー:東レシリコー
ン株式会社)、及びひまし油の硫酸化及び苛性ソーダの
中和によって得られるロート油(メーカー:伊藤製油株
式会社)であり、好ましくはポリオール100重量部に
対し、0.1〜1.0重量部配合される。
コン系界面活性剤として、例えば、ジメチルポリシロキ
サン、ポリオキシアルキレンポリオール変性ジメチルポ
リシロキサン、アルキレングリコール変性ジメチルポリ
シロキサンが挙げられ、天然油脂系界面活性剤として
は、脂肪酸のカルボン酸塩、脂肪酸の硫酸エステル塩、
脂肪酸のリン酸エステル塩、スルホン酸塩(陰イオン界
面活性剤、等が挙げられ、特に好ましい整泡剤として
は、アルキレンポリエーテル変性シリコン界面活性剤
(商品名:SRX−274C メーカー:東レシリコー
ン株式会社)、及びひまし油の硫酸化及び苛性ソーダの
中和によって得られるロート油(メーカー:伊藤製油株
式会社)であり、好ましくはポリオール100重量部に
対し、0.1〜1.0重量部配合される。
【0030】本発明に使用される発泡剤としては、蒸留
水の他に、ハイドロクロロフルオロカーボン類、ハイド
ロフルオロカーボン類が挙げられる。
水の他に、ハイドロクロロフルオロカーボン類、ハイド
ロフルオロカーボン類が挙げられる。
【0031】ハイドロクロロフルオロカーボン類として
は、例えば1,1−ジクロロ−1−フルオロエタン(HCF
C-141b)、2,2−ジクロロ−1,1,1−トリフルオ
ロエタン(HCFC-123)、モノジクロロフルオロメタン(HCF
C-22)、1−クロロ−1,1−ジフルオロエタン(HCFC-1
42b)などが挙げられる。また、ハイドロフルオロカーボ
ン類としては1,1,1,2−テトラフルオロエタン(H
FC-134a)が挙げられる。これらは単独又は2種以上混合
して用いられる。
は、例えば1,1−ジクロロ−1−フルオロエタン(HCF
C-141b)、2,2−ジクロロ−1,1,1−トリフルオ
ロエタン(HCFC-123)、モノジクロロフルオロメタン(HCF
C-22)、1−クロロ−1,1−ジフルオロエタン(HCFC-1
42b)などが挙げられる。また、ハイドロフルオロカーボ
ン類としては1,1,1,2−テトラフルオロエタン(H
FC-134a)が挙げられる。これらは単独又は2種以上混合
して用いられる。
【0032】本発明に使用されるウレタン化触媒として
は、適当な既知触媒は第3級アミンたとえば、トリエチ
ルアミン、トリブチルアミン、トリエチレンジアミン、
N−メチルモルホリン、N−エチルモルホリン、N−コ
コ−モルホリン、N,N,N’,N’−テトラメチルエ
ジレンジアミン,1,4−ジアザビシクロ−(2,2,
2)−オクタン、N−メチル−N’−ジメチルアミノエ
チルピレラジン、N,N−ジメチルジンジルアミン、ビ
ス−(N,N−ジエチルアミノエチル)−アセテート、
N,N−ジエチルベンジルアミン、ペンタメチルジエチ
レントリアミン、N,N−ジメチルシクロヘキシルアミ
ン、N,N,N’,N’−テトラメチルー1,3−ブタ
ンジアミン、N,N−ジメチル−β−フェニルエチルア
ミン、1,2−ジメチルイミダゾールおよび2−メチル
イミダソールを含む。
は、適当な既知触媒は第3級アミンたとえば、トリエチ
ルアミン、トリブチルアミン、トリエチレンジアミン、
N−メチルモルホリン、N−エチルモルホリン、N−コ
コ−モルホリン、N,N,N’,N’−テトラメチルエ
ジレンジアミン,1,4−ジアザビシクロ−(2,2,
2)−オクタン、N−メチル−N’−ジメチルアミノエ
チルピレラジン、N,N−ジメチルジンジルアミン、ビ
ス−(N,N−ジエチルアミノエチル)−アセテート、
N,N−ジエチルベンジルアミン、ペンタメチルジエチ
レントリアミン、N,N−ジメチルシクロヘキシルアミ
ン、N,N,N’,N’−テトラメチルー1,3−ブタ
ンジアミン、N,N−ジメチル−β−フェニルエチルア
ミン、1,2−ジメチルイミダゾールおよび2−メチル
イミダソールを含む。
【0033】有機金属化合物そしてより特定的には有機
錫化合物も触媒として使用しうる。好ましい有機錫化合
物は錫メルカプチドおよび酢酸錫(II)、オクタン酸
錫(II)、エチルヘキサン酸錫(II)、およびラウ
リン酸錫(II)のようなカルボン酸の錫(II)塩お
よびジブチル錫オキシド、ジブチル錫ジクロリド、ジブ
チル錫ジアセテート、ジブチル錫ジラウレート、ジブチ
ル錫ジマレートまたはジオクチル錫ジアセテートのよう
な錫(IV)化合物を含む。任意の上記触媒を混合物の
形で使用する事ももちろんできる。
錫化合物も触媒として使用しうる。好ましい有機錫化合
物は錫メルカプチドおよび酢酸錫(II)、オクタン酸
錫(II)、エチルヘキサン酸錫(II)、およびラウ
リン酸錫(II)のようなカルボン酸の錫(II)塩お
よびジブチル錫オキシド、ジブチル錫ジクロリド、ジブ
チル錫ジアセテート、ジブチル錫ジラウレート、ジブチ
ル錫ジマレートまたはジオクチル錫ジアセテートのよう
な錫(IV)化合物を含む。任意の上記触媒を混合物の
形で使用する事ももちろんできる。
【0034】本発明の二液性気泡質ポリウレタンエラス
トマーの製造において、各成分の当量比は、好ましくは 式中、a,b1,b2,cはそれぞれa:ウレタンプレポ
リマー、 b1:ポリオール、b2:鎖伸長剤および
c:水の当量数である。
トマーの製造において、各成分の当量比は、好ましくは 式中、a,b1,b2,cはそれぞれa:ウレタンプレポ
リマー、 b1:ポリオール、b2:鎖伸長剤および
c:水の当量数である。
【0035】の関係が成立する。 分子末端は理論上OH基になるのでアロファネート結合
やビュレット結合などのウレタン特有の架橋反応が進み
難く、又、ポリウレタンの分子量も比較的小さく 気泡質ポリウレタンエラストマーの分子末端は理論上N
CO基となるのでアロファネート結合やビュレット結合
等のウレタン特有の架橋反応が進み易いが、NCO過剰
率がこの領域になると直鎖状のポリウレタン分子量が大
きくならず強伸度バランスが劣る。
やビュレット結合などのウレタン特有の架橋反応が進み
難く、又、ポリウレタンの分子量も比較的小さく 気泡質ポリウレタンエラストマーの分子末端は理論上N
CO基となるのでアロファネート結合やビュレット結合
等のウレタン特有の架橋反応が進み易いが、NCO過剰
率がこの領域になると直鎖状のポリウレタン分子量が大
きくならず強伸度バランスが劣る。
【0036】本発明の組成物は、常法により紳士革靴、
婦人革靴、スポーツシューズ、キャンパスシューズ、婦
人ケミカルシューズ、紳士ケミカルシューズ、ヘップサ
ンダル等の底材として使用される。その際、通常のゴ
ム、皮革、1,2-ポリブタジエン系、ポリ塩化ビニル系、
ポリウレタン系靴底と併用して成形しても良い。靴底に
成形された組成物は、密度0.3〜1.0g/cm3、好
ましくは0.4〜0.7g/cm3のものである。
婦人革靴、スポーツシューズ、キャンパスシューズ、婦
人ケミカルシューズ、紳士ケミカルシューズ、ヘップサ
ンダル等の底材として使用される。その際、通常のゴ
ム、皮革、1,2-ポリブタジエン系、ポリ塩化ビニル系、
ポリウレタン系靴底と併用して成形しても良い。靴底に
成形された組成物は、密度0.3〜1.0g/cm3、好
ましくは0.4〜0.7g/cm3のものである。
【0037】
【実施例】次に、本発明を実施例、比較例等を挙げ、詳
細に説明する。その中で記載される「部」、「%」は
「重量部」、「重量%」を意味するものとする。
細に説明する。その中で記載される「部」、「%」は
「重量部」、「重量%」を意味するものとする。
【0038】[合成例1]1,4−ブタンジオールに
1,2−ブチレンオキサイドを開環重合させたポリオキ
シブチレンポリオール (No.E−1、式1のエーテル単
位含有量100%、OH価56.0、酸価0.10)に
60℃下でエチレングリコール3.6部、ジエチレング
リコール0.6部、シリコンSRX−274C 0.5
部 トリエチレンジアミン 0.8 部、蒸留水0.52
部を添加したポリオールコンパウンド(C−1)を調整
した。
1,2−ブチレンオキサイドを開環重合させたポリオキ
シブチレンポリオール (No.E−1、式1のエーテル単
位含有量100%、OH価56.0、酸価0.10)に
60℃下でエチレングリコール3.6部、ジエチレング
リコール0.6部、シリコンSRX−274C 0.5
部 トリエチレンジアミン 0.8 部、蒸留水0.52
部を添加したポリオールコンパウンド(C−1)を調整
した。
【0039】[合成例2]1,4−ブタンジオールに
1,2−ブチレンオキサイドを開環重合させたポリオキ
シブチレングリコール(OH価56.0、酸価0.1
0)80部にε-カプロラクトン20部を150℃〜2
00℃×1〜3時間付加重合させた(ラクトン20%付
加重合ポリオール(No.E−2、式1のエーテル単位含
有量80%、OH価45.6、酸価0.32)に、60
℃下でエチレングリコール4.0部、ジエチレングリコ
ール0.8部、シリコンSRX−274C 0.5部
トリエチレンジアミン 0.8 部、蒸留水0.53部を
添加したポリオールコンパウンド(C−2)を調整し
た。
1,2−ブチレンオキサイドを開環重合させたポリオキ
シブチレングリコール(OH価56.0、酸価0.1
0)80部にε-カプロラクトン20部を150℃〜2
00℃×1〜3時間付加重合させた(ラクトン20%付
加重合ポリオール(No.E−2、式1のエーテル単位含
有量80%、OH価45.6、酸価0.32)に、60
℃下でエチレングリコール4.0部、ジエチレングリコ
ール0.8部、シリコンSRX−274C 0.5部
トリエチレンジアミン 0.8 部、蒸留水0.53部を
添加したポリオールコンパウンド(C−2)を調整し
た。
【0040】[合成例3]1,4−ブタンジオールに
1,2−ブチレンオキサイドを開環重合させたポリオキ
シブチレングリコール(OH価56.0、酸価0.1
0)60部にε-カプロラクトン40部を150℃〜2
00℃×1〜3時間付加重合させた(ラクトン20%付
加重合ポリオール(No.E−3、式1のエーテル単位含
有量60%、OH価36.8、酸価0.24)に、60
℃下でエチレングリコール4.4部、ジエチレングリコ
ール0.9部、シリコンSRX−274C 0.5部
トリエチレンジアミン 0.8 部、蒸留水0.54部を
添加したポリオールコンパウンド(C−3)を調整し
た。
1,2−ブチレンオキサイドを開環重合させたポリオキ
シブチレングリコール(OH価56.0、酸価0.1
0)60部にε-カプロラクトン40部を150℃〜2
00℃×1〜3時間付加重合させた(ラクトン20%付
加重合ポリオール(No.E−3、式1のエーテル単位含
有量60%、OH価36.8、酸価0.24)に、60
℃下でエチレングリコール4.4部、ジエチレングリコ
ール0.9部、シリコンSRX−274C 0.5部
トリエチレンジアミン 0.8 部、蒸留水0.54部を
添加したポリオールコンパウンド(C−3)を調整し
た。
【0041】[合成例4]1,4−ブタンジオールに
1,2−ブチレンオキサイドとプロピレンオキサイドを
80/20重量比でランダム共重合させたポリオキシブ
チレンプロピレンポリオール (No.E−4、式1のエー
テル単位含有量80%、OH価55.6、酸価0.1
0)に、60℃下でエチレングリコール3.6部、ジエ
チレングリコール0.6部、シリコンSRX−274C
0.5部 トリエチレンジアミン 0.8 部、蒸留水
0.52部を添加したポリオールコンパウンド (C−
4)を調整した。
1,2−ブチレンオキサイドとプロピレンオキサイドを
80/20重量比でランダム共重合させたポリオキシブ
チレンプロピレンポリオール (No.E−4、式1のエー
テル単位含有量80%、OH価55.6、酸価0.1
0)に、60℃下でエチレングリコール3.6部、ジエ
チレングリコール0.6部、シリコンSRX−274C
0.5部 トリエチレンジアミン 0.8 部、蒸留水
0.52部を添加したポリオールコンパウンド (C−
4)を調整した。
【0042】[合成例5]1,2−ブタンジオールに
1,2−ブチレンオキサイドとプロピレンオキサイドと
70/30重量比でランダム共重合させたポリオキシブ
チレンプロピレングリコール(OH価56.3、酸価
0.10)70部にε-カプロラクトン30部を150
℃〜200℃×1〜3時間付加重合させたラクトン30
%付加重合ポリオール (No.E−5、式1のエーテル単
位含有量49%、OH価41.6、酸価0.33)に、
60℃下でエチレングリコール4.3部、ジエチレング
リコール0.7部、シリコンSRX−274C 0.5
部 トリエチレンジアミン 0.8部、蒸留水0.53
部を添加したポリオールコンパウンド (C−5)を調
整した。
1,2−ブチレンオキサイドとプロピレンオキサイドと
70/30重量比でランダム共重合させたポリオキシブ
チレンプロピレングリコール(OH価56.3、酸価
0.10)70部にε-カプロラクトン30部を150
℃〜200℃×1〜3時間付加重合させたラクトン30
%付加重合ポリオール (No.E−5、式1のエーテル単
位含有量49%、OH価41.6、酸価0.33)に、
60℃下でエチレングリコール4.3部、ジエチレング
リコール0.7部、シリコンSRX−274C 0.5
部 トリエチレンジアミン 0.8部、蒸留水0.53
部を添加したポリオールコンパウンド (C−5)を調
整した。
【0043】[合成例6]合成例1に示したポリオール
No.E−1(OH価56.0、酸価0.1) 40.00部、4,4’
−ジフェニルメタンジイソシアネート 48.08部、および
液状化MDI(日本ポリウレタン工業、ミリオネートM
TL)8.49部を60〜90℃×15〜180分反応させてウ
レタンプレポリマー No.P−1(NCO当量250)を
調整した。
No.E−1(OH価56.0、酸価0.1) 40.00部、4,4’
−ジフェニルメタンジイソシアネート 48.08部、および
液状化MDI(日本ポリウレタン工業、ミリオネートM
TL)8.49部を60〜90℃×15〜180分反応させてウ
レタンプレポリマー No.P−1(NCO当量250)を
調整した。
【0044】[合成例7]ポリオキシプロピレングリコ
ール(PPG2000)(OH価56.0、酸価0.1)36.84部、シ゛フ゜ロ
ヒ゜レンク゛リコール1.06部、4,4'シ゛フェニルメタンシ゛イソシアネート52.78部お
よび液状化MDI9.32部を60〜90℃×15〜180
分反応させて、ウレタンプレポリマー No.P−2(NC
O当量230)を調整した。
ール(PPG2000)(OH価56.0、酸価0.1)36.84部、シ゛フ゜ロ
ヒ゜レンク゛リコール1.06部、4,4'シ゛フェニルメタンシ゛イソシアネート52.78部お
よび液状化MDI9.32部を60〜90℃×15〜180
分反応させて、ウレタンプレポリマー No.P−2(NC
O当量230)を調整した。
【0045】[参考例8]ポリオキシテトラメチレング
リコール(OH価56.0、酸価0.2、ポリオールN
o.E−6)に、60℃下エチレングリコール3.8部、
ジエチレングリコール0.7部、シリコンSRX−27
4C0.5部 トリエチレンジアミン 0.8部、蒸留水
0.53部を添加したポリオールコンパウンド(C−
6)を調整した。
リコール(OH価56.0、酸価0.2、ポリオールN
o.E−6)に、60℃下エチレングリコール3.8部、
ジエチレングリコール0.7部、シリコンSRX−27
4C0.5部 トリエチレンジアミン 0.8部、蒸留水
0.53部を添加したポリオールコンパウンド(C−
6)を調整した。
【0046】[参考例9]ポリオキシテトラメチレング
リコール(OH価56.0、酸価0.2)90部、ε-
カプロラクトン10部を150〜200℃×1〜3時間
付加重合させた(ラクトン10%付加重合ポリオール N
o.E−7、OH価50.5、酸価0.50)後、60℃
下、エチレングリコール3.8部、ジエチレングリコー
ル0.7部、シリコンSRX−274C0.5部 トリ
エチレンジアミン 0.8部、蒸留水0.53部を添加
したポリオールコンパウンド(C−7)を調整した。
リコール(OH価56.0、酸価0.2)90部、ε-
カプロラクトン10部を150〜200℃×1〜3時間
付加重合させた(ラクトン10%付加重合ポリオール N
o.E−7、OH価50.5、酸価0.50)後、60℃
下、エチレングリコール3.8部、ジエチレングリコー
ル0.7部、シリコンSRX−274C0.5部 トリ
エチレンジアミン 0.8部、蒸留水0.53部を添加
したポリオールコンパウンド(C−7)を調整した。
【0047】[参考例10]ポリオキシエチレンプロピ
レングリコール(OH価43.1、酸価0.10、EO付加率20
%)75部、ポリオキシエチレンプロピレントリオール
(OH価36.5、酸価0.10、EO付加率20%)25部、エ
チレングリコール6.5部、ジエチレングリコール0.5部、
シリコンSRX−274C 0.5部、蒸留水0.57
部、トリエチレンジアミン0.8部を配合したポリオー
ルコンパウンド(C−8)を調整した。
レングリコール(OH価43.1、酸価0.10、EO付加率20
%)75部、ポリオキシエチレンプロピレントリオール
(OH価36.5、酸価0.10、EO付加率20%)25部、エ
チレングリコール6.5部、ジエチレングリコール0.5部、
シリコンSRX−274C 0.5部、蒸留水0.57
部、トリエチレンジアミン0.8部を配合したポリオー
ルコンパウンド(C−8)を調整した。
【0048】[参考例11]ポリカプロラクトングリコ
ール(OH価55.6、酸価0.50)100部、エチ
レングリコール3.8部、ジエチレングリコール0.7
部、シリコンSRX−274C 0.5部、トリエチレ
ンジアミン 0.5部、蒸留水0.54部を配合したポ
リオールコンパウンド(C−9)を調整した。
ール(OH価55.6、酸価0.50)100部、エチ
レングリコール3.8部、ジエチレングリコール0.7
部、シリコンSRX−274C 0.5部、トリエチレ
ンジアミン 0.5部、蒸留水0.54部を配合したポ
リオールコンパウンド(C−9)を調整した。
【0049】実施例1〜6、比較例1〜4 前記の参考例で得られたポリオールとウレタンプレポリ
マーを第1表の配合で下記成形条件で成形し、成形品を
得て、その物性を評価し、第1表、第2表に結果を示し
た。
マーを第1表の配合で下記成形条件で成形し、成形品を
得て、その物性を評価し、第1表、第2表に結果を示し
た。
【0050】本発明の二液性気泡質ポリウレタンエラス
トマーの成形条件は、以下に示す通りである。
トマーの成形条件は、以下に示す通りである。
【0051】(1)使用発泡機 自動混合注入型発泡
機、自動混合射出型発泡機、高圧・反応・射出型発泡機
(RIM)いずれでも可。
機、自動混合射出型発泡機、高圧・反応・射出型発泡機
(RIM)いずれでも可。
【0052】 (2)混合温度 ポリイソシアネート(ウレタンプレポリマー)成分 35 〜 45℃。 ポリオール成分(ポリオールコンパウンド等)成分 35 〜45℃
【0053】 (3)反応性 クリームタイム(CT) 5〜10秒 ライズタイム(RT) 30〜60秒 タックフリータイム(TFT) 30〜60秒
【0054】 (4)モールド 金型温度 40〜50℃ 脱型時間 4〜 6分 離型剤 シリコンおよびワックス
【0055】 (5)密 度 フリフォーム密度 0.30〜0.35g/cm3 成形品密度 0.60±0.02g/cm3
【0056】(6)成形品の熟成条件 常温下約1週間 上記各例で得た成形品を用い、常態物性(硬度、抗張
力、伸度、引裂強度、センポ式屈曲試験)耐水性(80
℃×95%RH恒温恒湿槽からサンプリングして、24
時間以上放置後、硬度、抗張力、伸度、およびセンポ式
屈曲試験)を測定した。その結果を第1表に併せて示
す。
力、伸度、引裂強度、センポ式屈曲試験)耐水性(80
℃×95%RH恒温恒湿槽からサンプリングして、24
時間以上放置後、硬度、抗張力、伸度、およびセンポ式
屈曲試験)を測定した。その結果を第1表に併せて示
す。
【0057】なお、各種試験法は、以下に示す通りであ
る。
る。
【0058】
【表1】
【0059】
【表2】
【0060】
【表3】
【0061】 1.常態および耐水後の物性 ○硬 度 アスカー C :SRIS 0101に準拠 (6mm厚) ○ 〃 JIS A :JIS K 6301に準拠 (6mm厚) ○抗張力 (JIS 3号タ゛ンヘ゛ル):JIS K 6301に準拠 (6mm厚) ○破断強度(JIS 3号タ゛ンヘ゛ル):JIS K 6301に準拠 (6mm厚) ○引裂強度(B型タ゛ンヘ゛ル) :JIS K 6301に準拠 (6mm厚) ○センポ式屈曲試験 (10mm厚) 角度90度、200RPM、荷重1Kg、 裏面テキソン紙の張り付け紙片(25.4×150×10tmm) 但し、常態試験は、2.0mmノッチあり 耐水後試験は、2.0mmノッチなし
【0062】
【発明の効果】本発明の靴底用二液性気泡質ポリウレタ
ンエラストマー組成物は、耐水性と耐屈曲性を兼備し
て、且つ十分な機械的強度を保持し、、更に耐摩耗性、
防黴性にも優れる事から、ジョギング用及びテニスなど
のスポーツシューズ、高級紳士革靴、安全靴等の靴底に
適したものである。 以 上
ンエラストマー組成物は、耐水性と耐屈曲性を兼備し
て、且つ十分な機械的強度を保持し、、更に耐摩耗性、
防黴性にも優れる事から、ジョギング用及びテニスなど
のスポーツシューズ、高級紳士革靴、安全靴等の靴底に
適したものである。 以 上
Claims (4)
- 【請求項1】 (A)式1で表されるエーテル単位を含
むポリオール 【化1】 −(CR1R2−CR3R4−O−)− 式1 (式中、R1〜R4は、各々水素または炭化水素で、R1
〜R4に含まれる炭素の総数は2以上である。) (B)活性水素を2個以上含有するポリオールと有機ポ
リイソシアネートとの反応によるウレタンプレポリマー
からなることを特徴とする靴底用二液性気泡質ポリウレ
タンエラストマー組成物。 - 【請求項2】 ポリオール(A)の式1のR1〜R
4が、各々水素または炭化水素で、R1〜R4に含まれる
炭素の総数が2であるエーテル単位がポリオール中に1
0重量%以上であり、かつポリウレタンエラストマー全
体の5重量%以上含有することを特徴とする請求項1記
載の組成物。 - 【請求項3】 ポリオール(A)の末端がラクトン付
加重合したポリオールで、ラクトン付加率がポリオール
中の5〜50重量%であることを特徴とする請求項1記
載の組成物。 - 【請求項4】 請求項1の組成物からなる靴底。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8204707A JPH1045864A (ja) | 1996-08-02 | 1996-08-02 | 靴底用二液性気泡質ポリウレタンエラストマー組成物及び靴底 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8204707A JPH1045864A (ja) | 1996-08-02 | 1996-08-02 | 靴底用二液性気泡質ポリウレタンエラストマー組成物及び靴底 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1045864A true JPH1045864A (ja) | 1998-02-17 |
Family
ID=16494989
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8204707A Pending JPH1045864A (ja) | 1996-08-02 | 1996-08-02 | 靴底用二液性気泡質ポリウレタンエラストマー組成物及び靴底 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1045864A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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